JP4213562B2 - スクリューグロメット - Google Patents

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    • F16B5/0258Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread using resiliently deformable sleeves, grommets or inserts

Description

本発明は、例えば、自動車のバンパー・プロテクター等の外装材を車体パネルに固定する場合のように、2枚のパネル材同士を固定するスクリューグロメットに関するものである。
従来のこの種スクリューグロメットは、具体的には図示しないが、合成樹脂の一体成形品で、中央に開口を有する矩形状の拡大フランジ部と、該拡大フランジ部の下面から垂下して内側に上記開口から続く捩込孔を有する矩形状の胴部とから成り、該胴部の周面の内、一の対向する周面を薄肉壁となし、他の対向する周面を厚肉壁となして、各薄肉壁の外面にパネルの取付孔の孔縁に係止する係止爪を形成すると共に、各薄肉壁の裏側長手方向に凸状のリブ壁を一定の間隔をおいて立設する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際に、このスクリューグロメットを用いて、上記外装材を車体パネルに固定する場合には、まず、車体パネル側に穿設されている取付孔内に胴部を挿入すると、該胴部の薄肉壁が内側に撓んで取付孔を通過して、その後、係止爪を取付孔の孔縁に係止するので、これにより、スクリューグロメットが車体パネル側に仮止めされる。そこで、外装材側に穿設されている通孔と拡大フランジ部の開口とを一致させながら、ネジ部材を通孔から開口を経て捩込孔内に捩じ込むと、胴部の厚肉壁が外方に拡径すると同時に、薄肉壁もリブ壁に押圧されて外方に拡径するので、これにより、外装材が車体パネル側に固定されることとなる。
又、別のスクリューグロメットも、やはり、合成樹脂の一体成形品で、中央に開口を有する矩形状の拡大フランジ部と、該拡大フランジ部の下面から垂下して内側に上記開口から続く捩込孔を有する矩形状の胴部とから成るものであるが、今度は、胴部の対向する周面に凹所を形成して、該各凹所内に拡大フランジ部の下面と凹所の両側縁に連設されて外方に突出する係止片を設ける構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
そして、実際に、このスクリューグロメットを用いて、外装材を車体パネルに固定する場合には、同様に、車体パネル側に穿設されている取付孔内に胴部を挿入すると、該胴部の係止片が凹所内に退避させられながら取付孔を通過して、その後、係止片の肩を取付孔の孔縁に係止するので、これにより、スクリューグロメットが車体パネル側に仮止めされる。そこで、外装材側に穿設されている通孔と拡大フランジ部の開口とを一致させながら、ネジ部材を通孔から開口を経て捩込孔内に捩じ込むと、胴部の各周面が外方に拡径するので、これにより、外装材が車体パネル側に固定されることとなる。
実開昭63−56309号公報 実公平4−16012号公報
従って、従来のスクリューグロメットにあっては、いずれも、胴部を車体パネルの取付孔に挿入する時には、その係止爪又は係止片を内側に撓ませて或いは退避させて挿入できるので、挿入作業が良好となる利点を有することとなるが、反面、ネジ部材を捩込孔内に捩じ込む時には、特に、その初めでは、胴部の各周面が十分に外方に拡径していないので、ネジ部材の捩じ込み作業と連動して、スクリューグロメット自体が車体パネルの取付孔の孔縁と接触・離脱を繰り返すために、胴部の角隅が切削されて、スクリューグロメットが一緒に共回りする恐れが十分にあった。この為、スクリューグロメットが共回りして空転すると、その後の捩じ込みができなくなるケースも、多々見受けられた。
本発明は、斯かる従来のスクリューグロメットが抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、中央に開口を有する拡大フランジ部と、該拡大フランジ部の下面から垂下して内側に上記開口から続く捩込孔を有する胴部とから成るスクリューグロメットにおいて、胴部は、その周面に形成される薄肉壁と、上記捩込孔を画成して当該薄肉壁を内側から押圧する弾性壁と、該弾性壁と薄肉壁間に存在する空所とを有し、上記薄肉壁の外面に、パネルの取付孔の内周面に圧接する面とパネルの取付孔の孔縁に係止する面とを備える突起を設け、該突起のパネルの取付孔の内周面に圧接する面は、ネジ部材を捩じ込む方向から見て、ネジ部材の捩じり方向に対して下り傾斜していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、弾性壁は、ネジ部材のネジ谷底に接する突条を備えることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、弾性壁が備える突条の最も捩込孔内に突出する部位は、ネジ部材を捩じ込む方向から見て、薄肉壁の突起が備える取付孔の内周面に圧接する面の最も外方に突出する部位よりも低い位置寄りに配設されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3を前提として、弾性壁の上面は拡大フランジ部の上面よりも窪んでいることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4を前提として、弾性壁は、長手方向に延びるヒンジ壁部を介して胴部に連設されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5を前提として、捩込孔は、1ヶ所のヒンジ壁部で胴部に連設された四つの弾性壁で画成されて、該各弾性壁で薄肉壁を介して4個の突起を押圧することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5を前提として、胴部は、ネジ部材の捩じ込み方向を案内する案内壁を有し、捩込孔は、2ヶ所のヒンジ壁部で胴部に連設された二つの弾性壁と上記二つの案内壁とで画成されることを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっては、ネジ部材が胴部の捩込孔内に捩じ込まれていくと、胴部と一緒に、突起もネジ部材の捩じり方向に回転しようとするが、この時には、捩込孔を画成する弾性壁が空所側に膨出して、対応する薄肉壁を内側から外方に押圧するので、これにより、薄肉壁の外面に設けられている突起に備えられたパネルの取付孔の内周面に圧接する面がパネルの取付孔の内周面に押し付けられる。すると、当該パネルの取付孔の内周面に圧接する面は捩じり方向に対して下り傾斜しているので、このパネルの取付孔の内周面に圧接する面の最も突出する部位がパネルの取付孔の内周面に強く圧接してその共回りを阻止する結果、従来の如く、ネジ部材の捩じ込みにより、スクリューグロメット自体が車体パネルの取付孔内で空転することを確実に防止できる。
請求項2記載の発明にあっては、ネジ部材が胴部の捩込孔内に捩じ込まれると、ネジ部材の捩じ込みにより、捩込孔の突条がタッピングされることとなるが、ネジ部材のネジ谷底と接する部分はタッピングされずに螺旋状のままに残り、ネジ部材のネジ谷底と当接し続けて、弾性壁を外側に膨出させることとなるので、これにより、各弾性壁は対応する薄肉壁を内側から確実に押圧できる。請求項3記載の発明にあっては、薄肉壁の突起に備えられた取付孔の内周面に圧接する面が、その傾斜形状のまま、取付孔の内周面に徐々に圧接することとなる。
請求項4記載の発明にあっては、捩込孔を画成する弾性壁の上面が拡大フランジ部の上面よりも窪んでいるので、ネジ部材を捩込孔内に捩じ込んだ時に、弾性壁の上面側が上方に持ち上がって、外装材等と干渉することを有効に防止できる。請求項5記載の発明にあっては、弾性壁がヒンジ壁部を介して変形できるので、薄肉壁を介して突起をパネルの取付孔の内周面に均一に押し付けることが可能となる。
請求項6記載の発明にあっては、捩込孔が1ヶ所のヒンジ壁部を介して胴部に連設されている四つの弾性壁で画成されているので、各弾性壁の大きな変形量が得られる結果、対応する突起を強固にパネルの取付孔の内周面に押し付けることが可能となる。請求項7記載の発明にあっては、捩込孔が2ヶ所のヒンジ壁部を介して胴部に連設されている二つの弾性壁と二つの案内壁で画成されているので、各弾性壁の大きな変形量は得られないが、対応する突起を確実にパネルの取付孔の内周面に押し付けることが可能となる。
本発明は、中央に開口を有する拡大フランジ部と、該拡大フランジ部の下面から垂下して内側に上記開口から続く捩込孔を有する胴部とから成るスクリューグロメットを前提として、弾性壁で内側から押圧される薄肉壁の外面に、ネジ部材の捩じ込み方向に対して下り傾斜してパネルの取付孔の内周面に圧接する突起を設けることにより、ネジ部材の捩じ込み時に、この突起の圧接作用で、スクリューグロメットの共回りを有効に防止せんとするものである。
以下、本発明を図示する各好適な実施例に基づいて詳述すれば、第一実施例に係るスクリューグロメットは、従来のものと同様に、合成樹脂の一体成形品で、図1に示す如く、中央に開口2を有する矩形状の拡大フランジ部1と、該拡大フランジ部1の下面から垂下して内側に上記開口2から続く捩込孔4を有する矩形状の胴部3とから成るものであるが、特徴とするところは、以下の構成を採用した点にある。
即ち、第一実施例にあっては、図2乃至図5にも示す如く、矩形状の胴部3に対しては、その4周面の内、一の対向する周面の中央部に短寸の薄肉壁5を逆U字状スリット6を介して撓み可能に形成し、他の対向する周面を直に捩込孔4の一部を画成する案内壁たる厚肉壁7となす一方、上記各薄肉壁5と対向する内側に捩込孔4の残りの一部を画成して当該各薄肉壁5を内側から押圧する弾性壁8を形成して、該各弾性壁8の外側と対応する薄肉壁5の内側間に薄肉壁5の撓みを許容する空所9を個々に存在させると共に、各薄肉壁5の外面に複数段からなる突起10を一体に突設する構成となっている。尚、上記の空所9は、成形上、上方の拡大フランジ部1側には開口せずに、下方の胴部3側で開口しているものである。
上記各薄肉壁5の外面に突設される突起10は、後述する車体パネルP2の取付孔H2の内周面に圧接する垂直面10aと、車体パネルP2の取付孔H2の孔縁に係止する水平面10bとを備え、車体パネルP2の板厚に応じて、その複数段が選択的に対応するものであるが、特に、各垂直面10aは、ネジ部材を捩込孔4内に捩じ込む場合に、その捩じ込み方向に対して下り傾斜して車体パネルP2の取付孔H2の内周面に圧接できる形態が積極的に付与されている。
ここで、突起10の垂直面10aが捩じ込み方向に下り傾斜していると言う表現について説明すると、図5・図7に示す如く、胴部3の横断面形状は矩形であり、薄肉壁5はその矩形の一辺を構成する。スクリューグロメットを取付孔H2内に挿入する際には、スクリューグロメットの薄肉壁5が四角孔である取付孔H2の一辺と平行な状態で行う。取付孔H2の中心に対して上下に位置している薄肉壁5の外面から突出している突起10の垂直面10aは、薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して右下がりに傾斜している。通常は、ネジ部材Sは右ネジであり、捩じ込み方向が右回り(時計方向)となるので、突起10の垂直面10aは、捩じ込み方向に対して下り傾斜していることとなる。ネジ部材Sが左ネジである場合には、捩じ込み方向が左回り(反時計方向)となるので、捩じ込み方向に下り傾斜している突起10の垂直面10aは、薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して左下がりに傾斜していることを意味している。又、図5・図7に示す如く、ネジ部材Sを捩じ込む方向から見た突起10の両端は、捩込孔4の中心を挟んで対向する両側に延びている。
又、上記捩込孔4は、開口2側にネジ部材Sの捩じ込みを案内する円錐面11を形成すると共に、その内部に対向する弾性壁8の内面長手方向に湾曲形状をもって連続して形成された一対の突条12を突出させて、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込んだ場合には、当該各突条12がタッピングされても、ネジ部材Sのネジ谷底と接する部分はタッピングされずに残り、ネジ部材Sのネジ谷底と当接し続けて、弾性壁8で上記薄肉壁5を内側から押圧できる構成となっている。
更に、斯かる捩込孔4からは、厚肉壁7方向に向かって延長するL字状を呈する一対のスリット13と、V字状を呈する一対のスリット14とをそれぞれ対向して開設して、該各スリット13・14と空所9の対応する部位の長手方向に弾性壁8の変形を促がす2ヶ所のヒンジ壁部15を存在させて、該2ヶ所のヒンジ壁部15を介して、弾性壁8を胴部3に連設する構成となっている。
依って、第一実施例に係るスクリューグロメットを用いて、自動車のバンパー・プロテクター等の外装材P1を車体パネルP2に固定する場合には、まず、スクリューグロメットの胴部3を車体パネルP2に予め穿設されている取付孔H2内に挿入して、拡大フランジ部1と各突起10の対応する水平面10bとの挾持作用を得て、スクリューグロメット自体を車体パネルP2側に仮止めした後、開口2と通孔H1を一致させながら、拡大フランジ部1上に外装材P1を載置して、外装材P1の通孔H1から拡大フランジ部1の開口2を経て、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込めば、これにより、図6に示す如く、外装材P1が車体パネルP2側に固定されることとなる。
これを詳しく説明すると、まず、車体パネルP2の取付孔H2内に胴部3を挿入する時には、従来のものと同様に、少なくとも、外面に突起10を突設した各薄肉壁5は、裏側の空所9を利用して、内側に容易に撓んで取付孔H2を通過することが可能となるので、それ程、大きな力を要しなくとも、スムーズに挿入することができる。
又、円錐面11と案内壁たる厚肉壁7の案内を得て、ネジ部材Sが胴部3の捩込孔4内に捩じ込まれると、ネジ部材Sの捩じ込みにより、捩込孔4の一部を画成する厚肉壁7と捩込孔4内の突条12とが同時にタッピングされることとなるが、突条12のネジ部材Sのネジ谷底と接する部分はタッピングされずに螺旋状のままに残り、ネジ部材Sのネジ谷底と当接し続けて、弾性壁8を外側に膨出させることとなるので、これにより、各弾性壁8は、両側の2ヶ所に存するヒンジ壁部15の助けを借りて、図7に示す如く、空所9側に確実に膨出変形して、対応する薄肉壁5を内側から押圧する。従って、これにより、薄肉壁5の外面に形成されている突起10の垂直面10aが、その傾斜形状のまま、取付孔H2の内周面に徐々に圧接することとなる。
そして、ネジ部材Sが更に捩じ込まれていくと、胴部3と一緒に、突起10もネジ部材Sの捩じ込み方向に回転しようとするが、当該突起10の取付孔H2の内周面に圧接する垂直面10aは、既述した如く、捩じ込み方向に対して下り傾斜しているので、この垂直面10aの最も突出する部位が取付孔H2の内周面に強く圧接することにより、突起10が捩じ込み方向と逆方向に若干回転して、スクリューグロメットの共回りを防止する結果、従来の如く、ネジ部材Sの捩じ込みにより、スクリューグロメット自体が車体パネルP2の取付孔H2内で空転することを確実に防止できることとなる。
即ち、ネジ部材Sを胴部3の捩込孔4に捩じ込んでいくと、ネジ部材Sが捩込孔4に食い込んでタッピングするため、胴部3にはネジ部材Sと一体となって捩じ込み方向に回転しようとする回転力が発生する。胴部3の薄肉壁5から突設する突起10の垂直面10aが、四角孔である取付孔H2の一辺の内周面に押圧されて、この回転力に抵抗している。この状態では、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングして、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まり、外装材P1を挾持押圧することができる。しかし、その回転力が取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回ると、スクリューグロメットがネジ部材Sと一緒に回転する現象、所謂共回りが発生する。共回りが発生すると、ネジ部材Sを捩じ込んでも捩込孔4をタッピングしないため、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まらないので、外装材P1を挾持押圧することができなくなる。ここで、上記の回転力は、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングする際に発生する抵抗力によるものであり、ネジ部材Sと捩込孔4との間に発生する摩擦力であって、ネジ部材Sの捩込力ともいえるので、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングするにつれて、ネジ部材Sと捩込孔4との接触面積が増えて摩擦力が増大し、回転力即ち捩込力も増大する。又、ネジ部材Sの捩じ込みにより、薄肉壁5が取付孔H2の内周面に押圧されるため、その反力もネジ部材Sと捩込孔4との摩擦を増大させる。従って、捩込力は、ネジ部材Sの捩じ込み深さや捩じ込み状態などにより変化し、その最大値が取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回ることにより共回りが発生する。
既述したように、右ネジのネジ部材Sに適用するスクリューグロメットの突起10の垂直面10aは、取付孔H2の上下に位置する薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して右下がりに傾斜しているので、突起10の左端部は、ネジ部材Sを捩じ込む方向から見て、捩じ込み中心の左側に位置することとなる。従って、ネジ部材Sを捩込孔4に捩じ込むと、突起10の左端部が取付孔H2の一辺の内周面に押圧され、この押圧力に対する反力が捩じ込み中心から左側に離れている押圧点で発生するので、スクリューグロメットには、捩じ込み中心を中心とする反時計方向のモーメントが働き、このモーメントがスクリューグロメットを捩じ込み方向と逆方向に若干回転させて捩込力に対する反力となる。この反力が捩込力に加担して、ネジ部材Sの捩じ込みを促進させるため、反力の分だけ、捩込力が小さくても、ネジ部材Sで捩込孔4をタッピングすることができる。従って、捩込力の最大値を低く抑制できるので、ネジ部材Sが胴部3を回転させる回転力を小さくすることができる。小さくなった回転力は、取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回らなくなり、共回りが発生しないので、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングして、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まり、外装材P1を挾持押圧することができる。又、突起10の垂直面10aを右下がりとした構成、つまり、突起10の左端部を薄肉壁5から突出させた構成であるので、捩じ込み中心から押圧点までの距離が長くなるため、捩じ込みによって発生する反時計方向のモーメントが大きくなって、反力も大きくなる。従って、捩じ込みによって、胴部3に発生する回転力を更に小さくすることができるので、共回りの発生が更に抑制され、ネジ部材Sが捩込孔4と一体となって空転することなく捩込孔4をタッピングするので、外装材P1を挾持押圧することができる。
これを実施結果で説明すると、第一実施例のように、下り傾斜する突起10を有するスクリューグロメットと、下り傾斜しない直線状の突起を有するスクリューグロメットとの締付トルク(N・m)を数回に亘り測定したところ、前者では平均締付トルクが0.184(N・m)あり、後者では平均締付トルクが0.156(N・m)であったので、0.184−0.156=0.028分、共回りを防止する上では、前者のもの、即ち、第一実施例に係るスクリューグロメットの方が優れていることが判明した。
尚、第一実施例にあっても、ネジ部材Sを捩込孔4内に完全に捩じ込むと、一の対向する薄肉壁5が弾性壁8の押圧作用を受けて外方に拡径すると同時に、他の対向する厚肉壁7も外方に拡径することとなるので、外装材P1が車体パネルP2側に強固に固定されることは言うまでもない。
次に、第二実施例に係るスクリューグロメットを説明すると、該第二実施例のものも、基本的には、図8に示す如く、中央に開口2を有する矩形状の拡大フランジ部1と、該拡大フランジ部1の下面から垂下して内側に上記開口2から続く捩込孔4を有する矩形状の胴部3とから成るものであるが、第一実施例と異なるところは、以下の構成を採用した点にある。
即ち、第二実施例にあっては、図9乃至図11にも示す如く、矩形状の胴部3に対しては、その4周面の中央部に薄肉壁5を長手方向に連続して形成する一方、該各薄肉壁5と対向する内側に捩込孔4を画成して当該各薄肉壁5を内側から押圧する弾性壁8を個々に形成して、該各弾性壁8の外側と薄肉壁5の内側間に各薄肉壁5の撓みを許容する空所9を存在させると共に、各薄肉壁5の外面に複数段からなる突起10を一体に突設する構成となしている。尚、ここの空所9は、今度は、上方の拡大フランジ部1側で開口して、下方の胴部3側では開口していない。
薄肉壁5の外面に形成される突起10は、第一実施例と同様に、車体パネルP2の取付孔H2の内周面に圧接する垂直面10aと、車体パネルP2の取付孔H2に孔縁に係止する水平面10bとを備え、車体パネルP2の板厚に応じて、その複数段が選択的に対応するものであるが、各垂直面10aは、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込む場合に、その捩じ込み方向に対して下り傾斜して車体パネルP2の取付孔H2の内周面に圧接できる形態となっている。
ここで、突起10の垂直面10aが捩じ込み方向に下り傾斜していると言う表現について重ねて説明すると、図11・図13に示す如く、胴部3の横断面形状は矩形であり、薄肉壁5はその矩形の一辺を構成する。スクリューグロメットを取付孔H2内に挿入する際には、スクリューグロメットの薄肉壁5が四角孔である取付孔H2の一辺と平行な状態で行う。取付孔H2の中心に対して上下・左右に位置している薄肉壁5の外面から突出している突起10の垂直面10aは、薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して右下がりに傾斜している。通常は、ネジ部材Sは右ネジであり、捩じ込み方向が右回り(時計方向)となるので、突起10の垂直面10aは、捩じ込み方向に対して下り傾斜していることとなる。ネジ部材Sが左ネジである場合には、捩じ込み方向が左回り(反時計方向)となるので、捩じ込み方向に下り傾斜している突起10の垂直面10aは、薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して左下がりに傾斜していることを意味している。又、図11・図13に示す如く、ネジ部材Sを捩じ込む方向から見た突起10の両端は、捩込孔4の中心を挟んで対向する両側に延びている。
又、捩込孔4は、その開口2側にネジ部材Sの捩じ込みを案内する円錐面11を形成すると共に、上記した各空所9と連通する4本の直線状のスリット16を等間隔をおいて開設する一方、捩込孔4の各隣接するスリット16間に位置する弾性壁8の内面に、湾曲状を呈して突出する突条12を長手方向に連続して形成し、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込んだ場合には、当該突条12がタッピングされても、ネジ部材Sのネジ谷底と接する部分はタッピングされずに残り、ネジ部材Sのネジ谷底と当接し続けて、弾性壁8で上記薄肉壁5を内側から押圧できる構成となっている。従って、第二実施例の下では、各弾性壁8は、隣接する空所9間に位置する部分をヒンジ壁部15として、1ヶ所で外方に膨出変形することとなるので、第一実施例と比較すると、弾性壁8の大きな変形量が得られることとなる。
更に、この捩込孔4を画成する各弾性壁8の上面8aは、上記拡大フランジ部1の上面1aよりも窪ませて、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込んだ時に、各弾性壁8の上面8a側が不用意に上方に持ち上がって、外装材P1と干渉することを有効に防止する構成となっている。
依って、第二実施例に係るスクリューグロメットを用いて、自動車の外装材P1を車体パネルP2に固定する場合にも、まず、スクリューグロメットの胴部3を車体パネルP2の取付孔H2内に挿入して、拡大フランジ部1と各突起10の対応する水平面10bとの挾持作用を得て、スクリューグロメット自体を車体パネルP2側に仮止めした後、開口2と通孔H1を一致させながら、拡大フランジ部1上に外装材P1を載置して、外装材P1の通孔H1から拡大フランジ部1の開口2を経て、ネジ部材Sを捩込孔4内に捩じ込めば、これにより、図12に示す如く、外装材P1が車体パネルP2側に固定されることとなる。
同様に、これを詳しく説明すると、車体パネルP2の取付孔H2内に胴部3を挿入する時には、やはり、外面に突起10を突設した各周面の薄肉壁5は、裏側の空所9を利用して、内側に容易に撓んで取付孔H2を通過することが可能となるので、同様に、それ程、大きな力を要しなくとも、スムーズに挿入することができる。
又、円錐面11の案内を得て、ネジ部材Sが胴部3の捩込孔4内に捩じ込まれると、ネジ部材Sの捩じ込みにより、弾性壁8の内面に形成されている4個の突条12がタッピングされることとなるが、ネジ部材Sのネジ谷底と接する部分はタッピングされずに螺旋状のままに残り、ネジ部材Sのネジ谷底と当接し続けて、弾性壁8を外側に膨出させることとなるので、これにより、各弾性壁8は、片側に存する1ヶ所のヒンジ壁部15の助けを借りて、図13に示す如く、空所9側に大きく膨出変形して、対応する薄肉壁5を内側から押圧する。従って、これにより、薄肉壁5の外面に形成されている各突起10の垂直面10aが取付孔H2の内周面に徐々に圧接することとなる。
そして、ネジ部材Sが更に捩じ込まれていくと、胴部3と一緒に、突起10もネジ部材Sの捩じ込み方向に回転しようとするが、当該突起10の取付孔H2の内周面に圧接する垂直面10aは、同様に、捩じ込み方向に対して下り傾斜しているので、この垂直面10aの最も突出する部位が取付孔H2の内周面に強く圧接することにより、突起10が捩じ込み方向と逆方向に若干回転して、スクリューグロメットの共回りを防止する結果、従来の如く、ネジ部材Sの捩じ込みにより、スクリューグロメット自体が車体パネルP2の取付孔H2内で空転することを確実に防止できることとなる。
即ち、ネジ部材Sを胴部3の捩込孔4に捩じ込んでいくと、ネジ部材Sが捩込孔4に食い込んでタッピングするため、胴部3にはネジ部材Sと一体となって捩じ込み方向に回転しようとする回転力が発生する。胴部3の薄肉壁5から突設する突起10の垂直面10aが、四角孔である取付孔H2の一辺の内周面に押圧されて、この回転力に抵抗している。この状態では、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングして、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まり、外装材P1を挾持押圧することができる。しかし、その回転力が取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回ると、スクリューグロメットがネジ部材Sと一緒に回転する現象、所謂共回りが発生する。共回りが発生すると、ネジ部材Sを捩じ込んでも捩込孔4をタッピングしないため、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まらないので、外装材P1を挾持押圧することができなくなる。ここで、上記の回転力は、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングする際に発生する抵抗力によるものであり、ネジ部材Sと捩込孔4との間に発生する摩擦力であって、ネジ部材Sの捩込力ともいえるので、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングするにつれて、ネジ部材Sと捩込孔4との接触面積が増えて摩擦力が増大し、回転力即ち捩込力も増大する。又、ネジ部材Sの捩じ込みにより、薄肉壁5が取付孔H2の内周面に押圧されるため、その反力もネジ部材Sと捩込孔4との摩擦を増大させる。従って、捩込力は、ネジ部材Sの捩じ込み深さや捩じ込み状態などにより変化し、その最大値が取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回ることにより共回りが発生する。
既述したように、右ネジのネジ部材Sに適用するスクリューグロメットの突起10の垂直面10aは、取付孔H2の上下に位置する薄肉壁5と平行する取付孔H2の一辺に対して右下がりに傾斜しているので、突起10の左端部は、ネジ部材Sを捩じ込む方向から見て、捩じ込み中心の左側に位置することとなる。従って、ネジ部材Sを捩込孔4に捩じ込むと、突起10の左端部が取付孔H2の一辺の内周面に押圧され、この押圧力に対する反力が捩じ込み中心から左側に離れている押圧点で発生するので、スクリューグロメットには、捩じ込み中心を中心とする反時計方向のモーメントが働き、このモーメントがスクリューグロメットを捩じ込み方向と逆方向に若干回転させて捩込力に対する反力となる。この反力が捩込力に加担して、ネジ部材Sの捩じ込みを促進させるため、反力の分だけ、捩込力が小さくても、ネジ部材Sで捩込孔4をタッピングすることができる。従って、捩込力の最大値を低く抑制できるので、ネジ部材Sが胴部3を回転させる回転力を小さくすることができる。小さくなった回転力は、取付孔H2の内周面に押圧されている突起10の抵抗力を上回らなくなり、共回りが発生しないので、ネジ部材Sが捩込孔4をタッピングして、ネジ部材Sの頭部と胴部3との間の距離が縮まり、外装材P1を挾持押圧することができる。又、突起10の垂直面10aを右下がりとした構成、つまり、突起10の左端部を薄肉壁5から突出させた構成であるので、捩じ込み中心から押圧点までの距離が長くなるため、捩じ込みによって発生する反時計方向のモーメントが大きくなって、反力も大きくなる。従って、捩じ込みによって、胴部3に発生する回転力を更に小さくすることができるので、共回りの発生が更に抑制され、ネジ部材Sが捩込孔4と一体となって空転することなく捩込孔4をタッピングするので、外装材P1を挾持押圧することができる。
尚、第二実施例にあっても、ネジ部材Sを捩込孔4に完全に捩じ込むと、各薄肉壁5が、隣接する周面を伴って、弾性壁8の押圧で外方に拡径することとなるので、外装材P1が車体パネルP2側に強固に固定されることは言うまでもない。
以上説明したように、実施例の構成によって、捩込力に対する反力が得られるので、その反力が捩込力に比較して相当小さくても、反力により捩込力の最大値を低く抑制することができるため、従来のスクリューグロメットに比較して、共回りが発生する頻度を減少させることが可能となる。
本発明に係るスクリューグロメットは、特に、自動車のバンパー・プロテクターの如き外装材P1を車体パネルP2に固定する手段として応用すれば、自動車外装材を確実に車体パネルP2側に固定することが可能となるので、頗る好都合となる。
本発明の第一実施例に係るスクリューグロメットを示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 第一実施例に係るスクリューグロメットの平面図である。 図1のC−C線断面図である。 第一実施例に係るスクリューグロメットにおいて、外装材を車体パネルに固定した状態を示す断面図である。 第一実施例に係るスクリューグロメットにおいて、突起の垂直面が車体パネルの取付孔の内周面に圧接する状態を示す説明図である。 本発明の第二実施例に係るスクリューグロメットを示す斜視図である。 図8のD−D線断面図である。 第二実施例に係るスクリューグロメットの平面図である。 図8のE−E線断面図である。 第二実施例に係るスクリューグロメットにおいて、外装材を車体パネルに固定した状態を示す断面図である。 第二実施例に係るスクリューグロメットにおいて、突起の垂直面が車体パネルの取付孔の内周面に圧接する状態を示す説明図である。
符号の説明
1 拡大フランジ部
1a 拡大フランジ部の上面
2 開口
3 胴部
4 捩込孔
5 薄肉壁
6 スリット
7 厚肉壁(案内壁)
8 弾性壁
8a 弾性壁の上面
9 空所
10 突起
10a 突起の垂直面
10b 突起の水平面
11 円錐面
12 突条
13 スリット
14 スリット
15 ヒンジ壁部
16 スリット
P1 外装材
H1 通孔
P2 車体パネル(パネル)
H2 取付孔
S ネジ部材

Claims (7)

  1. 中央に開口を有する拡大フランジ部と、該拡大フランジ部の下面から垂下して内側に上記開口から続く捩込孔を有する胴部とから成るスクリューグロメットにおいて、胴部は、その周面に形成される薄肉壁と、上記捩込孔を画成して当該薄肉壁を内側から押圧する弾性壁と、該弾性壁と薄肉壁間に存在する空所とを有し、上記薄肉壁の外面に、パネルの取付孔の内周面に圧接する面とパネルの取付孔の孔縁に係止する面とを備える突起を設け、該突起のパネルの取付孔の内周面に圧接する面は、ネジ部材を捩じ込む方向から見て、ネジ部材の捩じり方向に対して下り傾斜していることを特徴とするスクリューグロメット。
  2. 弾性壁は、ネジ部材のネジ谷底に接する突条を備えることを特徴とする請求項1記載のスクリューグロメット。
  3. 弾性壁が備える突条の最も捩込孔内に突出する部位は、ネジ部材を捩じ込む方向から見て、薄肉壁の突起が備える取付孔の内周面に圧接する面の最も外方に突出する部位よりも低い位置寄りに配設されていることを特徴とする請求項2記載のスクリューグロメット。
  4. 弾性壁の上面は拡大フランジ部の上面よりも窪んでいることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスクリューグロメット。
  5. 弾性壁は、長手方向に延びるヒンジ壁部を介して胴部に連設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスクリューグロメット。
  6. 捩込孔は、1ヶ所のヒンジ壁部で胴部に連設された四つの弾性壁で画成されて、該各弾性壁で薄肉壁を介して4個の突起を押圧することを特徴とする請求項5記載のスクリューグロメット。
  7. 胴部は、ネジ部材の捩じ込み方向を案内する案内壁を有し、捩込孔は、2ヶ所のヒンジ壁部で胴部に連設された二つの弾性壁と上記二つの案内壁とで画成されることを特徴とする請求項5記載のスクリューグロメット。
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