JP4213516B2 - 発泡成形品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂を含有する発泡成形品に関する。
【0002】
【背景技術】
従来から、スチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂は、押出形成性や、射出成形性、寸法精度、耐衝撃性に優れ、さらに安価でもあるため、家電OA、食品包装材等の様々な用途に使用されている。中でも複雑な製品形状における寸法精度が要求される家電OAの分野においては、不可欠な材料となっている。
ところで、近年、製品の軽量化、断熱性の付与等が求められている。そのため、スチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂も発泡成形されることが多くなっている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−24436号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂のみに炭酸ガス、窒素ガス等を混入させて射出発泡成形した場合には、スワールマーク(渦巻き模様)や、シルバーストリーク(銀色の筋状の模様)等の外観不良が生じやすい。これらの外観不良を防止し、非発泡成形品と同等の外観を維持するには、軽量化率を低下させなければならないという問題がある。
また、本発明者は、以前、樹脂のガラス転移点±20℃の範囲に設定された金型に前記樹脂を導入することにより、外観良好な発泡成形品を得る製造方法を提案した。この製造方法は大変優れた方法であるが、この方法においても、樹脂等の組成によっては、軽量化率を高くすると、スワールマークや、シルバーストリーク等の外観不良が生じる可能性があり、十分ではない。
【0005】
本発明の目的は、軽量化率を高めても外観が良好である発泡成形品を提供することである。
【0006】
そのため、本発明は以下の構成を採用して前記目的を達成しようとするものである。
具体的には、本発明の発泡成形品は、(A)スチレン系樹脂及びゴム変性スチレン系樹脂のうち少なくとも何れか一方を99.9〜30wt%、(B)難燃材0.1〜70wt%含有する組成物に超臨界状ガスを浸透させた後、前記組成物が接する表面の温度が前記(A)成分のガラス転移点±20℃に保持された金型に、前記超臨界状ガスを浸透させた組成物を導入することにより得られることを特徴とする。
【0007】
ここで、組成物は、スチレン系樹脂又はゴム変性スチレン系樹脂の一方のみを含有するものであってもよく、双方を含有するものであってもよい。
スチレン系樹脂としては、1種類以上のスチレン系芳香族ビニル化合物の重合体、1種類以上のスチレン系芳香族ビニル化合物と1種類以上の他の芳香族ビニル単量体、ゴム状重合体との共重合体、前記重合体や共重合体の水素化重合体、これらの化合物があげられる。
【0008】
使用されるスチレン系芳香族ビニル化合物は、溶液重合、塊状重合、懸濁重合、塊状−懸濁重合等の重合方法により得られるものであり、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、tert−ブチルスチレン、フェニルスチレン、ビニルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、フルオロスチレン、クロロメチルスチレン、メトキシスチレン、エトキシスチレン等があげられる。これらのうち、特に好ましい芳香族ビニル化合物としては、スチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−フルオロスチレンがあげられる。
【0009】
また、他の芳香族ビニル単量体としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルシアン化合物、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、オクタデシルアクリレート、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート等のアクリル酸エステル、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロへキシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート等のメタクリル酸エステル、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(p−ブロモフェニル)マレイミド等のマレイミド化合物等があげられる。
【0010】
また、ゴム状重合体としては、例えば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン等のジエン系ゴム、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−αオレフィン−ポリエン共重合体、ポリアクリル酸エステル等の非ジエン系ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、水素化スチレン−ブタジエンブロック共重合体、エチレン−プロピレンエラストマー、スチレン−グラフト−エチレン−プロピレンエラストマー、エチレン系アイオノマー樹脂、水素化スチレン−イソプレン共重合体等があげられる。
【0011】
ゴム変性スチレン系樹脂は、スチレン系樹脂の耐衝撃性を向上させるために、前述したスチレン系樹脂中にゴム状弾性体を分散粒子として含有したものである。
ゴム弾性体としては、例えば、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ネオプレン、ポリスルフィドゴム、チオコールゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBR)、水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SEB、SEBC)、スチレン−ブタジエンースチレンブロック共重合体(SBS)、水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIR)、水素添加スチレン−イソプレンブロック共重合体(SEP)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、水素添加スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、エチレンプロピレンゴム(EPM)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、ブタジエン−アクリロニトリル−スチレン−コアシェルゴム(ABS)、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(MBS)、メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−スチレン−コアシェルゴム(MAS)、アルキルアクリレート−ブタジエン−アクリロニトリル−コアシェルゴム(AABS)、ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(SBR)、メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−シロキサン等のシロキサン含有コアシェルゴム、以上のようなゴムを変性したゴム等があげられる。このうち、特にSBR、SEB、SBS、SEBS、SIR、SEP、SIS、SEPS、コアシェルゴム、EPM、EPDM、これらを変性したゴムが特に好ましい。これらのゴム状弾性体は、一種類のみ使用してもよく、二種類以上使用してもよく、また配合量は任意である。
【0012】
以上のようなスチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂の分子量には特に制限はないが、一般に重量平均分子量が10000以上、好ましくは50000以上である。ここで、重量平均分子量が10000未満のものについては、得られる発泡成形品の熱的性質、機械的性質が低下する可能性がある。また、分子量分布については、特に制限はなく、様々なものを使用することができる。
【0013】
充填材は、繊維状、粒状、粉状のいずれであってもよい。繊維状の充填材としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ウィスカー等があげられる。繊維状の充填材の形状としてはクロス状、マット状、集束切断状、短繊維、フィラメント状等があげられる。
一方、粒状、粉状の充填材としては、例えば、タルク、カーボンブラック、グラファイト、二酸化チタン、シリカ、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、オキシサルフェート、酸化スズ、アルミナ、カオリン、炭化ケイ素、金属粉末、ガラスパウダー、ガラスフレーク、ガラスビーズ等があげられる。また、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化ジルコニウム、ハイドロタルサイト、酸化スズ水和物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム等も使用することが可能である。なお、これらの充填材は一種類のみで使用してもよく、二種類以上使用してもよい。
【0014】
また、充填材は、臭化ポリスチレンをはじめとする臭素化ポリマー、臭素化ジフェニルアルカン、臭素化ジフェニルエーテル等の臭素化芳香族化合物、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリプロピルホスフェート、トリヘキシルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジメチルエチルホスフェート、エチルジプロピルホスフェート等のリン酸エステルや、これらのリン酸エステルを各種置換基で置換したリン酸エステル等の公知のリン系難燃剤から任意に選択することもできる。さらに、三酸化アンチモンをはじめとしたアンチモン化合物、その他難燃助剤として公知のものから任意に選択することができる。
さらに、充填材としてドリップ防止剤を使用することもできる。ドリップ防止剤としては、ポリテトラフルオロエチレン等の公知のものから任意に選択して用いることができる。
以上のような充填材を一種類のみ使用してもよく、二種類以上使用してもよい。
なお、これらの充填材のなかでも、難燃剤を用いることが特に好ましい。
【0015】
また、組成物は、上述したスチレン系樹脂、ゴム変性スチレン系樹脂、充填材のほかに、他の成分を含有していてもよい。例えば、他の成分として、核剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、熱可塑性樹脂、染料、顔料、帯電防止剤等を添加してもよい。組成物は、これらを一種類含有していてもよく、二種類以上含有していてもよい。
可塑剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリアミドオリゴマー、エチレンビスステアリン酸アマイド、フタル酸エステル、ポリスチレンオリゴマー、ポリエチレンワックス、ミネラルオイル、シリコーンオイル等を任意に選択することが可能である。
離型剤としては、例えば、ポリエチレンワックス、シリコーンオイル、長鎖カルボン酸、長鎖カルボン酸金属塩等を任意に選択することができる。
【0016】
酸化防止剤としては、例えば、リン系、フェノール系、硫黄系のものを使用することができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、直鎖状高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ポリブテン、1,2−ポリブタジエン、環状ポリオレフィン、ポリ−4−メチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド6、ポリアミド6,6等のポリアミド系樹脂、ポリアリーレンスルフィド樹脂等を使用することができる。
【0017】
さらに、超臨界状ガスは、組成物に溶け込むことができ、かつ不活性であればよいが、安全性、コスト等の面から二酸化炭素や窒素またはこれらの混合ガスが好ましい。また、超臨界状ガスを組成物に浸透させる方法としては、気体、液体あるいは超臨界状態の不活性ガスをプランジャーポンプ等で注入し、超臨界状態のガスとして溶融混練するなどの方法がある。
【0018】
(A)成分を99.9wt%よりも多くし、(B)成分を0.1wt%未満として、軽量化率を高くした場合には、スワールマーク(渦巻き模様)や、シルバーストリーク等の外観不良が生じる可能性が高くなる。また、(A)成分を30wt%未満とし、(B)成分を70wt%よりも多くした場合には、強度が低下し、金型から離型する際に離型割れを生じる等、成形性が悪化する虞がある。
これに対し、本発明では、(A)成分を99.9〜30wt%、(B)成分を0.1〜70wt%含有しているので、発泡成形品の軽量化率を向上させても、外観不良が生じにくくなり、また、成形性もよくなる。
また、充填材は、難燃材である。これによれば、発泡成形品に難燃性を付与することができ、難燃性が要求される部品、例えば、自動車部品等に特に適したものとすることができる。
【0019】
本発明では、前記組成物は、200〜300℃で前記金型に導入されることが好ましく、なかでも220〜280℃で金型に導入されることが好ましい。
組成物を300℃よりも高い温度にすると(A)成分の劣化等が起こる可能性がある。また、200℃未満では、組成物の流動性が低下して、成形が困難となる可能がある。本発明では、組成物の温度を200〜300℃としたので、このような問題の発生を防止できる。
【0020】
この際、本発明では、前記発泡成形品は、式(2)で与えられる軽量化率Rが7〜80%以上であることが好ましい。
【0021】
【数2】
R={1−(W1/W2)}×100・・・(2)
W1:発泡成形品の重量
W2:発泡成形品と同一材料、同一組成、同一寸法の非発泡成形品の重量
【0022】
軽量化率が7%未満の場合には、軽量化のメリットが得られず、また、80%よりも高くなると外観が悪化することがある。本発明では、軽量化率Rは7〜80%であるため、十分な軽量化を図ることができるとともに、外観も良好なものとすることができる。
【0023】
また、模様が形成されていない表面の光沢が15%以上であることが好ましい。
この光沢はJIS K 7105に準拠して測定されるものである。光沢が15%以上であれば、非発泡成形品と同等の光沢であるといえる。
【0024】
また、発泡成形品は、スチレン系樹脂を含有しており、このスチレン系樹脂はポリスチレンであることが好ましい。
スチレン系樹脂をポリスチレンとすることで、発泡成形品を安価なものとすることができる。
なお、以上のような発泡成形品は、自動車部品用、電気器具用、一般機器用等の様々な用途に使用することが可能である。自動車部品用としては、ラジエターグリル、グリル、マーク、バックパネル、ドアミラー、ホイールキャップ、エアスポイラー、二輪車カウル等の外装部品があげられる。また、インスツルメントパネル、メーターフード、ピラー、グローブボックス、コンソールボックス、スピーカーボックス、リッド等の内装部品があげられる。
【0025】
電気器具用としては、AV機器用のハウジング、シャーシ、カセットケース、CDマガジン、リモコンケース等があげられる。また、電気冷蔵庫用の内張り、トレイ、アーム、ドアキャップ、レール等があげられる。さらに、電気掃除機用のハウジング、把手、パイプ、吸入口等、エアコン用のハウジング、ファン、リモコンケース等があげられる。その他、扇風機、換気扇、洗濯機、照明器具用部品、バッテリーケース等があげられる。
一般機器用としては、プリンターや複写機のハウジング、シャーシ、光学箱、リボンカセット、カートリッジ、トレイ等があげられる。また、パソコンやワープロのハウジング、フレキシブルディスクシェル、キーボード、カートリッジ等があげられる。電話機や通信機のハウジング、受話器、メカシャーシ等があげられる。
【0026】
その他の用途としては、ミシン、レジスター、タイプライター、計算機、光学機器、楽器等があげられる。さらには、リモコンカー、ブロック等の玩具、パチンコ台部品、サーフボード、ヘルメット等のレジャー・スポーツ用品にも用いられる。また、便座、便蓋、タンク、シャワー等の衛生用品、弁当箱、各種容器、ポット等の家庭用品、建材、住宅部品、家具、文房具にも使用される。さらに、パイプ、トレイ、フィルム、シート、繊維としても用いられる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の発泡成形品を製造するための射出成形機1が示されている。
この射出成形機1は、組成物から所定形状の発泡成形品である射出成形品を製造する機械であり、射出成形機本体11と、金型12と、超臨界状ガス導入装置13とを備える。
組成物は、スチレン系樹脂((A)成分)を99.9〜30wt%、充填材((B)成分)を0.1〜70wt%、好ましくは、スチレン系樹脂を99.5〜40wt%、充填材を0.5〜60wt%、特に好ましくは、スチレン系樹脂を99〜70wt%、充填材を1〜30wt%含有する。スチレン系樹脂としては、例えば、ポリスチレン等があげられ、充填材としては、例えば、ガラス繊維、タルク、カーボンブラック、難燃剤等があげられるが、なかでも難燃剤が好ましい。
なお、この組成物は、核剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、熱可塑性樹脂、染料、顔料、帯電防止剤等の添加剤を含有していてもよい。この場合、添加剤の配合割合は、組成物100重量部に対して20重量部以下、特に好ましくは、10重量部以下である。20重量部よりも多くなると発泡成形品の強度が低下する可能性がある。
【0029】
射出成形機本体11は、投入される組成物を可塑化して金型12に射出するものであり、ヒータ111Aを有するシリンダ111と、このシリンダ111内に配置されるスクリュウ112と、シリンダ111内に組成物を投入するホッパ113と、スクリュウ112を回転させる油圧装置114と、シリンダ111及び金型12をつなぐノズル115とを備えている。
ホッパ113から投入され、シリンダ111のヒータ111Aにより加熱された組成物は、スクリュウ112により可塑化され、ノズル115側へと移動し、ノズル115を介して金型12内へ高圧で射出される。
【0030】
金型12は、ノズル115に取り付けられる固定金型12Aと、この固定金型12Aに対して進退可能な可動金型12Bとを備えており、可動金型12Bの進退には型締装置(図示略)が利用されている。
固定金型12Aと可動金型12Bとの間には所定形状の隙間121が形成されている。射出成形機本体11から射出された組成物は隙間121に充填され、隙間121の形状に成形される。
この金型12の固定金型12Aと可動金型12Bの隙間121を形成する面には耐熱効果を発揮する断熱材が貼り付けられており、金型12は、断熱金型となっている。
なお、金型12としては、例えば、特開平07-164500、特開平10−193421等に示されているようなものがある。
【0031】
超臨界状ガス導入装置13は、窒素ガスが充填されているガスボンベ131と、ガスボンベ131からの窒素ガスを臨界圧力まで昇圧する昇圧機132と、臨界圧力まで昇圧された窒素ガス(超臨界状ガス)のシリンダ111内への導入量を制御する制御ポンプ134とを備える。
【0032】
次に、この射出成形機1を用いた発泡成形品の製造方法について説明する。
まず、スチレン系樹脂及び充填材をリボンブレンダ−、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機を用いて溶融混練することで、組成物を得る。この溶融混練時のスチレン系樹脂の温度は、180〜300℃であることが好ましい。特に好ましくは、200〜280℃、さらに好ましくは220〜260℃である。180℃よりも低い場合には、溶融混練自体が困難となる。また、300℃よりも高くなるとスチレン系樹脂の劣化による変色や、耐衝撃性の低下を引き起こすこととなる。
【0033】
次に、予めシリンダ111を予熱し、金型12の表面温度をスチレン系樹脂のガラス転移点±20℃の範囲に保っておく。ホッパ113を介して前記組成物をシリンダ111内に投入する。
シリンダ111内での組成物の温度は200〜300℃であることが好ましく、なかでも220〜280℃であることが好ましい。
ガスボンベ131を開き、窒素ガスを昇圧機132で臨界圧力以上(好ましくは15MPa、さらに好ましくは20MPa以上)、臨界温度以上に昇圧、昇温する。制御ポンプ134を開き、窒素ガス(超臨界状ガス)をシリンダ111内に導入し、組成物が可塑化している部位に浸透させる(浸透工程)。超臨界状ガスは、スチレン系樹脂100重量部に対し、0.1〜20重量部浸透される。
【0034】
次に、スクリュウ112により、シリンダ111内の200〜300℃に保たれた組成物を移動させ、その表面温度がガラス転移点±20℃の範囲に保たれた金型12内の隙間121に導入する(導入工程)。
この際、組成物の金型12内への導入が終了するまで、超臨界状ガスを超臨界状態に維持するため、型締を加えたり、カウンタープレッシャーをかけておいたりしてもよい(臨界状態維持工程)。
【0035】
金型12に接する組成物の表面にスキン層が形成され、その内部が溶融状態である間に、金型12の可動金型12Bを後退させ、脱ガスを行う(圧力低下工程)。金型12の表面温度は、少なくとも可動金型を後退させるまで、ガラス転移点±20℃の範囲に保っておく必要がある。
さらに、冷却、固化し、所定の冷却時間が経過したら、金型12を開き、成形品を取り出す。このようにして得られた発泡成形品の模様が形成されていない表面の光沢度は15%以上となる。また、以下の式(3)で示される発泡成形品の軽量化率は7%以上となる。
【0036】
【数3】
R={1−(W1/W2)}×100・・・(3)
W1:発泡成形品の重量
W2:発泡成形品と同一材料、同一組成、同一寸法の非発泡成形品の重量
【0037】
従って、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(A)成分を99.9wt%よりも多くし、(B)成分を0.1wt%未満として、軽量化率を高くした場合には、スワールマーク(渦巻き模様)や、シルバーストリーク等の外観不良が生じる可能性が高くなる。また、(A)成分を30wt%未満とし、(B)成分を70wt%よりも多くした場合には、強度が低下し、金型から離型する際に離型割れを生じる等、成形性が悪化する虞がある。
これに対し、本実施形態では、(A)成分を99.9〜30wt%、(B)成分を0.1〜70wt%含有しているので、発泡成形品の軽量化率を向上させても、外観不良が生じにくくなり、また、成形性もよくなる。
【0038】
さらに、金型12の表面温度をガラス転移点±20℃の範囲に保ったので、組成物が金型12に導入された後、素早くスキン層が形成されるため、超臨界状ガスが組成物と金型12の表面との間に滞留することを防止できる。従って、高光沢でシルバーストリーク等の外観不良が生じにくくなる。
【0039】
シリンダ111内での組成物を300℃よりも高い温度にすると(A)成分の劣化等が起こる可能性がある。また、200℃未満では、組成物の流動性が低下して、成形が困難となる可能がある。本実施形態では、組成物の温度を200〜300℃としたので、このような問題の発生を防止できる。
【0040】
軽量化率が7%未満の場合には、軽量化のメリットが得られず、また、80%よりも高くなると外観が悪化することがある。本発明では、軽量化率Rは7〜80%であるため、十分な軽量化を図ることができるとともに、外観も良好なものとすることができる。
【0041】
発泡成形品の光沢が15%以上であるため、非発泡成形品と同等の光沢であるといえる。
また、(B)成分の充填材として難燃剤を使用したので、発泡成形品に難燃性を付与することができ、難燃性が要求される部品、例えば、自動車部品等に特に適したものとすることができる。
【0042】
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、金型12を固定金型に対して進退可能な可動金型を備えているものとし、この可動金型を後退させることで金型12内の圧力を低下させていたが、本願発明はこれに限られない。
後退させる機能を有していない金型にガスを導入する装置を設けることにより、金型内の圧力を低減させてもよい。この場合、予め金型に10〜200kg/cm2のガスを注入しておき、組成物を注入した後にガスを抜くことで金型内の圧力を低減する。ただし、ガスを導入する装置を金型に取り付けなければならず、装置が大型化してしまうという問題がある。これに対し、前記実施形態のように金型12内の可動金型12Bを後退させることで金型12内の圧力を低減させるものとすれば、装置の大型化を防止することができる。
【0043】
また、金型内の圧力は金型の型締め圧をゆるめる方法によって低減させてもよい。
さらに、金型12内の圧力は低下させなくてもよい。ノズル115から金型12内に射出された時点で組成物にかかる圧力が急激に下がるため、金型12内の圧力を低下させなくても発泡させることが可能だからである。
金型12は表面に断熱材を貼り付けた断熱金型としたが、これに限らず、金型自体を耐熱性に優れた断熱材で形成して断熱金型としてもよい。さらに、金型12は断熱金型としたが、断熱性能を有しない通常の金型にヒータと冷却ユニットとを設け、頻繁にそれぞれのオン・オフを繰り返すことにより調整してもよい。ただし、このようにすると温度調節に手間がかかる。これに対し、断熱金型とすれば金型の表面を所定温度に保つことが容易となる。
【0044】
さらに、前記実施形態では、組成物は、スチレン系樹脂を含有するとしたが、ゴム変性スチレン系樹脂を含有するものとしてもよく、またこれらの双方を含有するものとしてもよい。ゴム変性スチレン系樹脂を含有するものとすれば、発泡成形品の耐衝撃性を向上させることができる。
また、シリンダ111内の組成物の温度は、200〜300℃としたが、この範囲外の温度であってもよい。
さらに、充填材は、難燃剤に限らず、例えば、ガラス繊維、タルク等の他の充填材を使用してもよい。
【0045】
【実施例】
以下、実施例及び比較例をあげて本発明をより具体的に説明する。
各実施例、比較例では以下の射出成形機本体、金型、組成物、製造方法を採用した。
[1]射出成形機本体
JSW製MuCell成形機J180ELIII
[2]金型
断熱金型
【0046】
[3]組成物
(1)(A)成分
ポリスチレン(GPPS):出光石油化学社製 HH3101
ハイインパクトポリスチレン(HIPS):出光石油化学社製 HT52
水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS):シェル社製 クレイトンG1651
なお、SEBSは、スチレン系樹脂として単独で使用することも可能であるし、GPPSやHIPSに分散させてゴム変性スチレン系樹脂とすることも可能である。
【0047】
(2)(B)成分
充填材1(難燃材):臭素化ビスフェノールA型エポキシ重合体(大日本インキ化学工業社製 プラサ−ムEC−14)80wt%、平均粒径0.5μmの三酸化アンチモン(日本精鉱社製 ATOX−S)20wt%
充填材2(難燃材):デカブロモジフェニルエタン(エチルコーポレーション社製 SAYTEX8010)80wt%、平均粒径0.5μmの三酸化アンチモン(日本精鉱社製 ATOX−S)20wt%
充填材3(難燃材):縮合型リン酸エステル(大八化学社製 PX−200)この化学式を下記に示す。
【0048】
【化1】
【0049】
充填材4(難燃材):縮合型リン酸エステル(大八化学社製 CR−733S)この化学式を下記に示す。
【0050】
【化2】
【0051】
充填材5(難燃材):縮合型リン酸エステル(大八化学社製 CR−741)この化学式を下記に示す。
【0052】
【化3】
【0053】
充填材6(難燃材):リン酸エステル単量体(トリフェニルホスフェート)(大八化学社製 TPP)
【0054】
[4]製造方法
前記実施形態で説明した製造方法に基づいて発泡成形品の製造を行った。組成物をドライブレンドした後、東芝機械(株)製の2軸押出機TEM35にて溶融混練を行いペレット化した組成物を得た。この溶融混練時の(A)成分の温度は230℃であった。得られたペレットを70℃の乾燥機で12時間乾燥した。これをシリンダ内に投入した。シリンダ内での組成物の温度は260℃である。昇圧機で常温、20MPaに昇圧された窒素ガス((A)成分100重量部に対し0.5重量部)をシリンダ内に吹き込んだ。吹き込まれた窒素ガスはすぐに昇温し、超臨界状ガスとなり、組成物に浸透した。さらに、これを表面温度60℃(ガラス転移点±20℃)の断熱金型に射出速度100mm/secで射出した。得られた発泡成形品は縦250mm×横180mm×高さ10mm、厚み1.8mmのトレイである。
[5]評価方法
(1)軽量化率
超臨界状ガス無添加で射出成形した同一材料、同一形状、同一寸法の非発泡成形品を製造し、下記の式から軽量化率を求めた。
軽量化率が7%以上のものを○、軽量化率が7%未満のものを×とした。
【0055】
【数4】
R={1−(W1/W2)}×100・・・(4)
W1:発泡成形品の重量
W2:発泡成形品と同一材料、同一組成、同一寸法の非発泡成形品の重量
【0056】
(2)成形性
離型割れを起こしたものを×、離型割れを起こさなかったものを○として成形性を判断した。
(3)光沢
JIS K 7105に準拠して測定した。光沢が15%以上のものを○、15%未満のものを×とした。
(4)外観
スワールマーク、シルバーストリークの両方がないものを○、何れか一方があるものを×とした。
【0057】
[実施例1〜6及び比較例1〜5]
表1に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。また結果も表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
[実施例7〜12及び比較例6〜16]
表2に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。実施例1〜6、比較例1〜5ではGPPSを使用していたが、本実施例及び比較例ではHIPSを使用している。また、比較例11〜16では非断熱の金型を使用しており、金型の表面温度は60℃よりも低下していた。
結果も表2に示した。
【0060】
【表2】
【0061】
[実施例13〜18及び比較例17〜21]
表3に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。前記実施例1〜6、前記比較例1〜5では充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材2を使用している。結果も表3に示す。
【0062】
【表3】
【0063】
[実施例19〜24及び比較例22〜26]
表4に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。実施例7〜12及び比較例6〜10では、充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材2を使用している。結果も表4に示す。
【0064】
【表4】
【0065】
[実施例25〜30及び比較例27〜31]
表5に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。前記実施例7〜12、前記比較例6〜10では充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材3を使用している。結果も表5に示す。
【0066】
【表5】
【0067】
[実施例31〜36及び比較例32〜36]
表6に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。実施例7〜12及び比較例6〜10では、充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材4を使用している。結果も表6に示す。
【0068】
【表6】
【0069】
[実施例37〜42及び比較例37〜41]
表7に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。前記実施例7〜12、前記比較例6〜10では充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材5を使用している。結果も表7に示す。
【0070】
【表7】
【0071】
[実施例43〜48及び比較例42〜46]
表8に示すような組成で発泡成形品の製造を行った。前記実施例7〜12、前記比較例6〜10では充填材1を使用していたが、本実施例及び比較例では充填材6を使用している。結果も表8に示す。
【0072】
【表8】
【0073】
[結論]
比較例1〜3、6〜8、17〜19、22〜24、27〜29、32〜34、37〜39、42〜44に示されているように、充填材を添加しなかった場合には、軽量化率が1%と大変低いものとなった。また、比較例4,5,9,10,20,21,25,26,30,31,35,36,40,41,45,46に示されるように(A)成分を20wt%、(B)成分を80wt%とした場合には、離型割れが生じ成形性が悪いものとなった。
さらに、比較例11〜16に示されるように、金型の表面温度を60℃以下とした場合には、光沢が悪く、外観も不良であった。
これに対し、各実施例では、軽量化率はすべて7%以上、成形性、光沢、外観も良好であった。これにより本発明の効果を確認することができた。
【0074】
【発明の効果】
このような本発明によれば、軽量化率を高めても外観が良好である発泡成形品を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる発泡成形品を製造するための射出成形機を示す図である。
【符号の説明】
1 射出成形機
3 充填材
11 射出成形機本体
12B 可動金型
12A 固定金型
12 金型
13 超臨界状ガス導入装置
111 シリンダ
111A ヒータ
112 スクリュウ
113 ホッパ
114 油圧装置
115 ノズル
121 隙間
131 ガスボンベ
132 昇圧機
134 制御ポンプ
Claims (5)
- (A)スチレン系樹脂及びゴム変性スチレン系樹脂のうち少なくとも何れか一方を99.9〜30wt%、(B)難燃材0.1〜70wt%含有する組成物に超臨界状ガスを浸透させた後、
前記組成物が接する表面の温度が前記(A)成分のガラス転移点±20℃に保持された金型に、前記超臨界状ガスを浸透させた組成物を導入することにより得られる
ことを特徴とする発泡成形品。 - 請求項1に記載の発泡成形品において、
前記組成物は、200〜300℃で前記金型に導入される
ことを特徴とする発泡成形品。 - 請求項1または2に記載の発泡成形品において
式(1)で与えられる軽量化率Rが7〜80%であることを特徴とする発泡成形品。
(数1)
R={1−(W1/W2)}×100・・・(1)
W1:発泡成形品の重量
W2:発泡成形品と同一材料、同一組成、同一寸法の非発泡成形品の重量 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の発泡成形品において、
模様が形成されていない表面の光沢が15%以上である
ことを特徴とする発泡成形品。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の発泡成形品において、
スチレン系樹脂を含有しており、
このスチレン系樹脂はポリスチレンである
ことを特徴とする発泡成形品。
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