JP4212783B2 - ロボット座標校正システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多関節ロボットなどのロボットにカメラなどの撮像手段を付設し、この撮像手段による撮像画像を用いてロボットを制御するロボットシステムにおいて、前記撮像手段による視覚座標とロボット座標との変換に係わるロボット座標校正システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラなどの撮像手段でロボットの先端を撮像した撮像画像をモニタに表示し、このモニタ表示画面を見ながら、オペレータがロボットあるいはワークの位置、姿勢を制御したり或いはティーチングを行うロボットシステムが知られている。
【0003】
この種のロボットシステムでは、撮像手段による視覚座標とロボット座標とを対応づける必要がある。
【0004】
そこで、特開平7−117403号公報においては、物体の回転の前後で物体上の複数の視覚座標を求め、求められた複数組の視覚座標の間で変換の不動点としての視覚座標を算出し、回転中心のロボット座標と不動点の視覚座標を同一の点としてロボット座標と視覚座標の対応付けを行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術では、物体を回転させるときの回転中心を求めることはできるが、物体を実際に把持している位置自体(以下把持点あるいは把持位置という)を正確に求めることができない。すなわち、この従来技術では、把持点自体の座標を校正しているのではないので、把持点の座標を求めるためには、求めた回転中心に対し、設計値より与えられる回転中心から把持点までのオフセット分を加算して把持点座標を推測しなくてはならない。
【0006】
上記オフセットが設計値どおりに与えられているときには問題がないが、実際は、各部品の取り付け誤差、各部品の加工ばらつきなどにより、前記オフセットには誤差が含まれる。したがって、従来技術の場合、このオフセット誤差を解消するためには、作業員がいちいち加工の度に、回転中心から把持点までのオフセットを計測しなくてはならず、煩雑であり、作業効率が低下する。
【0007】
特に、物体を回転させる回転中心と把持点との間に大きな位置の違い(オフセット)がある場合、あるいはワークを把持するハンドがアタッチメントとして交換可能な場合には、上記誤差が大きくなり、ロボット先端の位置決め精度が低下する。昨今は、非常に微少なサイズのワークを把持する作業を行うロボットも開発されており、このようなロボットの場合、ごく僅かな位置決め精度の低下が、ワークの把持ミスなどの原因となる。
【0008】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、簡単な構成によって把持点の座標を正確に取得できるようにして、ロボットの位置決め精度を向上させることが可能なロボット座標校正システムを得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明にかかるロボット座標校正システムは、複数の軸を有しその先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置で物体を把持するロボットと、撮像手段とを備え、ロボットに把持された校正用物体を前記撮像手段によって撮像し、その撮像画像に基づいてロボット座標と視覚座標との校正を行うロボット座標校正システムにおいて、前記把持位置に取り付けられ、校正用物体を把持してかつ前記把持位置を中心に回転可能な把持ツールと、前記撮像画像に基づいて前記校正用物体上に設定した単一の所定の計測点の視覚座標を計測するとともに、前記把持ツールを回転させることにより前記校正用物体を2以上の複数の異なる回転角度をもって回転させたときの、これら複数の回転角度での前記計測点の視覚座標を計測する手段と、前記回転前の計測点の視覚座標および回転後の複数の回転角度での複数の視覚座標に基づいて前記撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における前記把持位置を求める手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置に校正用物体を把持しかつ回転可能な把持ツールを設ける。そして、把持ツール上に設定した単一の計測点を複数の異なる回転位置で計測する。すなわち、撮像画像に基づいて把持物体上に設定した単一の所定の計測点の視覚座標を計測し、ロボット座標の既知の点を中心に把持物体を2以上の複数の異なる回転角度をもって回転させ、これら複数の回転角度での計測点の視覚座標を計測し、回転前の計測点の視覚座標および回転後の複数の回転角度での複数の視覚座標に基づいて撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における前記把持位置を求める。
【0011】
つぎの発明にかかるロボット座標校正システムは、複数の軸を有しその先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置で物体を把持するロボットと、撮像手段とを備え、ロボットに把持された校正用物体を前記撮像手段によって撮像し、その撮像画像に基づいてロボット座標と視覚座標との校正を行うロボット座標校正システムにおいて、前記把持位置に取り付けられ、校正用物体を把持してかつ前記把持位置を中心に回転可能な把持ツールと、前記撮像画像に基づいて前記把持物体上に設定した複数の所定の計測点の視覚座標を計測するとともに、前記把持ツールを回転させることにより前記把持物体を回転させたときのこれら複数の計測点の視覚座標を計測する手段と、前記回転前の複数の計測点の視覚座標および回転後の複数の計測点の視覚座標に基づいて前記撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における前記把持位置を求める手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置に校正用物体を把持しかつ回転可能な把持ツールを設ける。そして、把持ツール上に設定した複数の計測点の回転前後の位置を計測する。すなわち、撮像画像に基づいて把持物体上に設定した複数の所定の計測点の視覚座標を計測するとともに、把持ツールを回転させることにより把持物体を回転させたときのこれら複数の計測点の視覚座標を計測し、回転前の複数の計測点の視覚座標および回転後の複数の計測点の視覚座標に基づいて撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における把持位置を求める。
【0013】
次の発明においては、上記発明において、前記把持ツールは、前記ロボットの先端に固定されるツール本体部と、この本体部に対し回転可能に配設されて前記物体を把持する把持回転部とを備え、さらに前記把持回転部の回転を禁止させるためのストッパ部材を着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、着脱自在なストッパによって把持ツールの回転を禁止できるようにしており、これにより通常作業時には把持ツールが自由回転しないように構成できるため、この把持ツールを用いて通常のワークの移載作業等が可能となる。
【0015】
次の発明においては、上記発明において、前記把持ツールは、前記ロボットの先端に固定されるツール本体部と、この本体部に対し回転可能に配設されて前記校正用物体を把持する把持回転部とを備え、さらに前記把持回転部を複数の異なる角度位置で仮止めする仮止め部材を設けたことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、把持ツールを特定の角度において仮固定可能な構造としたので、回転角度を計算する必要がなくなり、これにより回転不動点算出の際の計算が容易となり、計算処理を簡易化することができる。
【0017】
次の発明においては、上記発明において、前記把持ツールは、前記ロボットの先端に固定される第1ツール本体部と、この第1ツール本体部に固定されて物体を把持可能な把持部とを有する第1把持ツールと、この第1把持ツールの把持部によって着脱自在に把持される第2ツール本体部と、この第2ツール本体部に対し回転可能に配設されて前記校正用物体を把持する把持回転部とを有する第2把持ツールとを備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、第1把持ツールに対し、第2把持ツールを着脱自在としたので、把持位置校正作業時にのみ第2把持ツールを取り付ければ良く、通常のロボット作業の時は第2把持ツールを取り外せばよい。
【0019】
次の発明においては、上記発明において、前記把持ツールは、前記ロボットの先端に固定される第1ツール本体部と、このツール本体部に固定されて物体を把持可能な把持部とを有する第1把持ツールと、この第1把持ツールの把持部によって把持される第2ツール本体部と、この第2ツール本体部に対し回転可能に配設され、前記校正用物体を一体的に形成した回転体とを有する第2ツールとを備えることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、第1把持ツールに対し、第2ツールを着脱自在としたので、把持位置校正作業時にのみ第2ツールを取り付ければ良く、通常のロボット作業の時は第2ツールを取り外せばよい。さらに、校正用物体を第2ツール本体部に一体的に構成したので、校正用物体の位置、姿勢ずれがなくなり、高精度の校正をなし得る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるロボット座標校正システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
実施の形態1.
図1は本発明にかかるロボット座標校正システムの概念的構成を示すものである。このロボットシステムは、ロボット10、撮像手段としてのカメラ18、画像認識部60,ロボットコントローラ70およびディスプレイ50を有して構成される。
【0023】
ロボット10は、この場合、2軸構成の垂直多関節ロボットであり、第1軸1と第2軸2の間に垂直および水平方向に延在する略コ字状の第1アームA1を備え、第2軸2の先端軸3を手先回転軸としている。この先端軸3には、各種のハンドをアタッチメントとして取り付け可能であるが、この場合は、先端軸3から水平方向に所定のオフセット量dだけ離間したハンド軸6を取り付けている。このオフセット量dは設計値より概略量は推測する事ができるものの、実際には取り付け誤差、接続部材の加工誤差等によりその正確な値は未知である。ハンド軸6には、校正用物体5を把持するための把持ツール4が取り付けられている。
【0024】
図2は、把持ツール4の構造を示すものである。この把持ツール4は、ロボット10のハンド軸6に取り付けられるツール本体部11と、この本体部11に対し任意の回転角度に回転可能に配設される把持回転部12と、この把持回転部12に固定される吸着パッド13とを備えている。吸着パッド13は、座標校正の際に用いる校正用物体5(以下ワークという)を吸着して校正用物体5を支持する。この把持ツール4においては、オペレータが把持回転部12を手動で回転させることで、図3に示すように、ワーク5を複数の異なる回転角度に回転させることができる。この場合、ワーク5は図3に示すように、薄板の正方形形状であるとする。
【0025】
このような把持ツール4を設けたので、座標校正のために校正用物体5を回転させるときには、その回転中心軸は、校正用物体5を把持している把持点(把持位置)Kに一致することになる。
【0026】
図1において、カメラ18は、例えばCCDカメラであり、把持ツール4に支持されたワーク5を撮像できるように、その位置あるいは角度が設定されている。カメラ18で撮像された画像データは画像認識部60へ入力される。画像認識部60は、カメラ18からの画像データを画像認識して、ワーク5上の計測点の視覚座標を特定するなどの処理を実行する。カメラ18の撮像画像はディスプレイ50上に表示されている。
【0027】
ロボットコントローラ70は、ロボットの位置、姿勢を制御するものであり、画像認識部60からの認識結果に基づいて、カメラ18による視覚座標と予め設定されているロボット座標との校正(キャリブレーション)を実行する。
【0028】
実施の形態1においては、ワーク5上に単一の計測点Pq(図3)を設定し、この計測点Pqの回転前の位置と、この単一の計測点Pqに関する回転後の複数の位置とを計測し、これらの計測点の位置から回転不動点の位置を算出している。
【0029】
以下、その手順を、図4に示す概念図および図5に示すフローチャートに従って説明する。図4に示すように、回転不動点P0の座標を(X0,Y0)とし、計測点Pqの座標を(Xqi,Yqi)(i=1,2,3)とする。計測点Pqはこの場合、正方形状のワーク5の角部とする。
【0030】
まず、ワーク5における単一の計測点Pqを含むようにカメラ18で撮像する。画像認識部60はこの撮像データを画像認識することで、回転前の計測点Pqの視覚座標Pq1(Xq1,Yq1)を求める(ステップ100)。
【0031】
つぎに、オペレータが把持ツール4を回転させることにより、ワーク5を把持点K(図1参照)を中心に任意の角度θ1だけ回転させる(ステップ110)。そして、この回転後の計測点Pqを含むようにカメラ18で撮像する。画像認識部60はこの撮像データを画像認識することで、回転後の計測点Pqの視覚座標Pq2(Xq2,Yq2)を求める(ステップ120)。
【0032】
さらに、オペレータが把持ツール4を回転させることにより、ワーク5を把持点K(図1参照)を中心にさらに任意の角度(θ2−θ1)だけ回転させる(ステップ130)。そして、この回転後の計測点Pqを含むようにカメラ18で撮像する。画像認識部60はこの撮像データを画像認識することで、回転後の計測点Pqの視覚座標Pq3(Xq3,Yq3)を求める(ステップ140)。
【0033】
つぎに、回転前後の位置Pq1とPq2、Pq1とPq3との間には、下式のような座標変換関係が成立する。なお、これらの座標変換では並進成分はなく、回転成分のみであるとして、2次元の座標変換で表している。
【0034】
【数1】
Figure 0004212783
【0035】
【数2】
Figure 0004212783
【0036】
ロボットコントローラ70では、3つの既知の視覚座標Pq1(Xq1,Yq1)、Pq2(Xq2,Yq2)およびPq3(Xq3,Yq3)と上式とを用いて回転不動点P0、すなわち把持点Kの視覚座標を(X0,Y0)、回転角度θ1およびθ2を求める(ステップ150)。
【0037】
さらに、このようにして求めた回転不動点の視覚座標P0(X0,Y0)をロボット座標と視覚座標との変換関係Rを用いて、次式に示すように、ロボット座標におけるP′0(X′0,Y′0)に変換する。
P′0=RP0
このようにして、把持点Kのロボット座標における位置P′0を求めることができ、さらには前記オフセット量dを求めることができる。
【0038】
なお、通常、先端軸3はロボットの手先回転軸に設定し、ロボットの動作制御点とするためその正確な位置は既知である。したがって、把持点Kのロボット座標における位置、あるいは上記オフセット量dが正確に求めることができれば、把持点K自体の正確な制御が可能となり、ロボットの位置決め精度が向上する。
【0039】
また、この実施の形態1では、ワーク5上に単一の計測点Pqを設定し、この計測点Pqの回転前の位置Pq1(Xq1,Yq1)と、この単一の計測点Pqに関する回転後の複数の位置Pq2(Xq2,Yq2)、Pq3(Xq3,Yq3)とを計測し、これらの計測点の位置から回転不動点の位置を算出するようにしているので、実施の形態2で説明する複数の計測点を用いる手法に比べ、カメラ18による撮像所要エリアを小さくすることができる。極端なことを言えば、回転前後の単一の計測点が撮像できていればよく、ワーク全体を撮像する必要もなくなる。このため、この実施の形態1においては、計測点自体の撮像エリア全体に対する割合が大きくなり、計測点の画像品質が向上し、その後行われる画像認識精度、さらにはキャリブレーション精度も向上する。また、同様の理由で、校正用物体5のサイズを小さく構成できるため、ロボット先端での把持が容易となる。
【0040】
実施の形態2.
次に図6を参照してこの発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、図6に示すように、校正用物体5上に複数(この場合2つ)の計測点P1、P2を設定し、カメラ18によってこれら複数の計測点P1、P2の回転前の位置P11(X11,Y11)、P21(X21,Y21)と、回転後の位置P12(X12,Y12)、P22(X22,Y22)とを計測し、これらの位置と回転角度θを用いて、回転不動点P0(X0,Y0)を算出するようにしている。
【0041】
すなわち、回転前後の2つの計測点P1、P2には以下の座標変換関係が成立する。なお、この場合も、これらの座標変換では並進成分はなく、回転成分のみであるとして、2次元の座標変換で表している。
【0042】
【数3】
Figure 0004212783
【0043】
ロボットコントローラ70では、4つの既知の視覚座標P11(X11,Y11)、P21(X21,Y21)、P12(X12,Y12)、P22(X22,Y22)と、上式とを用いて回転不動点P0、すなわち把持点Kの視覚座標を(X0,Y0)と回転角度θとを求める。
【0044】
さらに、このようにして求めた回転不動点の視覚座標P0(X0,Y0)をロボット座標と視覚座標との変換関係Rを用いて、実施の形態1と同様にてロボット座標におけるP′0(X′0,Y′0)に変換する。このようにして、把持点Kのロボット座標における位置P′0を求めることができ、さらには前記オフセット量dを求めることができる。
【0045】
このようにこの実施の形態2では、把持点Kのロボット座標における位置、あるいは上記オフセット量dが正確に求めることができるので、把持点K自体の正確な制御が可能となり、ロボットの位置決め精度が向上する。
【0046】
実施の形態3.
つぎに図7を参照してこの発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態3においては、把持ツール4に把持回転部12の回転を禁止させるためのストッパ部材14を着脱自在に設けるようにしている。すなわち、ツール本体部11および把持回転部12にストッパ部材14を挿入するための凹部15を設け、この凹部15にストッパ部材14を挿入できるようにしており、ストッパ部材14は把持回転部12の回止めとなる。
【0047】
このようにこの実施の形態3においては、把持ツール4の把持回転部12が自由回転することがないので、この把持ツール4を用いて通常のワークの移載作業等が可能となる。
【0048】
実施の形態4.
つぎに図8を参照してこの発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態4においては、把持ツール4に、把持回転部12を複数の異なる角度位置で仮止めする仮止め部材としての複数のボールスプリング16を設けるようにしている。ボールスプリング16、把持回転部12に形成された複数の孔17に配設固定され、またツール本体部11には付勢されたボールスプリング16を仮止めするための複数の凹部が形成されている。
【0049】
このようにこの実施の形態4においては、特定の複数の角度位置において把持回転部12を仮固定が可能な構造としたので、先の実施の形態1の回転角度θ1、θ2あるいは実施の形態2の回転角度θを、既知の角度とすることができ、ロボットコントローラ70のメモリに予め登録しておくことができる。したがって、回転角度θ1、θ2、θを計算する必要がなくなり、これにより回転不動点算出の際の計算が容易となり、計算処理を簡易化することができる。
【0050】
実施の形態5.
つぎに図9を参照してこの発明の実施の形態5について説明する。この実施の形態5においては、ロボット10のハンド軸6に取り付ける把持ツール4を2つのツール(第1把持ツール20および第2把持ツール30)で構成し、第1把持ツール20に対し第2把持ツール30を着脱自在としている。
【0051】
第1把持ツール20は、ロボットのハンド軸6に固定される第1ツール本体部21と、この第1ツール本体部21に固定されて任意のワークあるいは第2把持ツール30を把持可能な把持部22とを有している。この場合、把持部22は吸着パッドで構成されている。
【0052】
第2把持ツール30は、第1把持ツール20の把持部22によって把持される第2ツール本体部31と、この第2ツール本体部31に対し任意の回転角度に回転可能に配設される把持回転部32と、この把持回転部32に固定される吸着パッド33とを備えている。吸着パッド33は、座標校正の際に用いる校正用物体5を吸着して校正用物体5を支持する。
【0053】
このようにこの実施の形態5においては、通常はワークを把持するための第1把持ツール20に対し校正用物体を把持するための第2把持ツール30を把持されるようにしたので、把持位置校正作業時にのみ第2把持ツール30を取り付ければ良いので、校正作業から通常のロボット作業への移行を速やかになし得る。また、第1把持ツール20は既存のものを使用することができるため、コストが低下する。また、第1把持ツール20を通常の構造とすることができ、構造の単純化が図れる。
【0054】
実施の形態6.
つぎに図10を参照してこの発明の実施の形態6について説明する。この実施の形態6においては、先の実施の形態5における第2把持ツール30の吸着パッド33を、校正用物体40に置換するようにしている。校正用物体40は、第2ツール本体部31に対し回転可能に配設される把持回転部32に固定される。すなわち、把持回転部32と校正用物体40とは一体的に構成されており、これら把持回転部32と校正用物体40とは、第2ツール本体部31に対する回転体として機能する。
【0055】
このようにこの実施の形態6においては、通常はワークを把持するための第1把持ツール20に対し校正用物体40を一体的に構成した第2ツール30'を把持されるようにしたので、把持位置校正作業時にのみ第2ツール30'を取り付ければ良いので、校正作業から通常のロボット作業への移行を速やかになし得る。また、第1把持ツール20は既存のものを使用することができるため、コストが低下する。また、第1把持ツール20を通常の構造とすることができ、構造の単純化が図れる。さらに、校正用物体40を把持回転部32に一体的に構成したので、校正用物体40の位置、姿勢ずれがなくなり、高精度の校正をなし得る。
【0056】
なお、上記実施の形態では、把持ツール4は、オペレータによって手動で回転するようにしたが、把持ツール回転用のモータを設け、ロボットコントローラ70の制御によって把持ツール4を回転させるようにしてもよい。
【0057】
また、上記実施の形態1では、画像を撮像する毎に、計測点Pqの視覚座標を求めるようにしているが、回転前、回転後の各画像をメモリに記憶しておき、全ての撮像が終了した後に、画像認識、視覚座標の算出を行うようにしてもよい。
【0058】
また、上記実施の形態では、計測点をワーク5の角部に設定したが、ユニークな点であれば他の任意の位置に設定しても良いし、さらには計測点用のマークをワークに刻設あるいは貼設するようにしてもよい。
【0059】
また、上記実施の形態1では、2つの異なる回転角度位置にワークを回転させるようにしたが、3つ以上の異なる回転角度位置にワークを回転させてもよい。
【0060】
また、上記実施の形態では、2軸構成の垂直多関節ロボットを用いるようにしたが、他の任意の構成あるいは軸数のロボットに本発明を適用するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、所定の把持位置を回転中心として校正用物体を回転させる把持ツールを設け、校正用物体を複数の異なる角度に回転させたときの校正用物体上の単一の計測点に対応する複数の視覚座標に基づいて回転不動点の視覚座標を算出し、さらにロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における把持位置を求めるようにしているので、ロボット座標における把持位置を正確に算出することができ、これによりロボットの位置決め精度が向上する。したがって、ロボットの先端軸と実際にワークを把持する位置に大きなオフセットがあった場合、あるいはワークが非常に微少な場合であっても、ワークを掴み損なうことなく確実に把持でき、作業効率が向上する。また、この発明では、校正用物体を複数の異なる角度に回転させたときの校正用物体上の単一の計測点に対応する複数の視覚座標に基づいて回転不動点の視覚座標を算出し、この算出結果に基づいてロボット座標と視覚座標との校正を行うようにしているので、撮像所要エリアを従来よりも小さくすることができ、したがって計測位置を求める際の画像計測精度を向上することができ、これによりキャリブレーション精度を向上させることができる。また、校正用物体を小さく構成できるため、ロボット先端での把持が容易となる。
【0062】
つぎの発明では、所定の把持位置を回転中心として校正用物体を回転させる把持ツールを設け、回転前後での校正用物体上の複数計測点の視覚座標を基に回転不動点の視覚座標を算出し、ロボット座標と視覚座標の変換関係を用いることにより前記把持位置のロボット座標における位置を算出するようにしたので、ロボット座標における把持位置を正確に算出することができ、これによりロボットの位置決め精度が向上する。したがって、ロボットの先端軸と実際にワークを把持する位置に大きなオフセットがあった場合、あるいはワークが非常に微少な場合であっても、ワークを掴み損なうことなく確実に把持でき、作業効率が向上する。
【0063】
つぎの発明によれば、着脱自在なストッパによって把持ツールの回転を禁止できるようにしているので、通常作業時には把持ツールが自由回転しないように構成できるため、この把持ツールを用いて通常のワークの移載作業等が可能となる。
【0064】
つぎの発明によれば、把持ツールを特定の角度において仮固定可能な構造としたので、これらの角度を予め設定登録しておくようにすれば、回転角度を計算する必要がなくなり、これにより回転不動点算出の際の計算が容易となり、計算処理を簡易化することができる。
【0065】
つぎの発明によれば、第1把持ツールに対し、校正作業用の第2把持ツールを着脱自在としたので、把持位置校正作業時にのみ第2把持ツールを取り付ければ良く、通常のロボット作業の時は第2把持ツールを取り外せばよくなり、校正作業から通常のロボット作業への移行を速やかになし得る。また、第1把持ツールは既存のものを使用することができるため、コストが低下する。
【0066】
つぎの発明によれば、第1把持ツールに対し、校正作業用の第2ツールを着脱自在としたので、把持位置校正作業時にのみ第2ツールを取り付ければ良くなり、校正作業から通常のロボット作業への移行を速やかになし得る。また、第1把持ツールは既存のものを使用することができるため、コストが低下する。さらに、校正用物体を第2ツール本体部に一体的に構成したので、校正用物体の位置、姿勢ずれがなくなり、高精度の校正をなし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるロボット座標構成システムの実施の形態1の構成を示す概念図である。
【図2】 ロボットに取り付けられる把持ツールの一例を示す断面図である。
【図3】 校正用物体の回転前後の姿勢を示す図である。
【図4】 実施の形態1による校正用物体の回転前後の姿勢を示す図である。
【図5】 実施の形態1による座標校正の手順を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態2による校正用物体の回転前後の姿勢を示す図である。
【図7】 実施の形態3に用いられる把持ツールの一例を示す断面図である。
【図8】 実施の形態4に用いられる把持ツールの一例を示す断面図である。
【図9】 実施の形態5に用いられる把持ツールの一例を示す断面図である。
【図10】 実施の形態6に用いられる把持ツールの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1軸、2 第2軸、3 先端軸、4 把持ツール、5 校正用物体、6ハンド軸、10 ロボット、11 ツール本体部、12 把持回転部、13 吸着パッド、14 ストッパ部材、15 凹部、16 ボールスプリング、17孔、18 カメラ、20 第1把持ツール、21 第1ツール本体部、22 把持部、30 第2把持ツール、30' 第2ツール、31 第2ツール本体部、32 把持回転部、33 吸着パッド、40 校正用物体、50 ディスプレイ、60 画像認識部、70 ロボットコントローラ、d オフセット量、K 把持位置(把持点)。

Claims (3)

  1. 複数の軸を有しその先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置で物体を把持するロボットと、撮像手段とを備え、ロボットに把持された校正用物体を前記撮像手段によって撮像し、その撮像画像に基づいてロボット座標と視覚座標との校正を行うロボット座標校正システムにおいて、
    前記把持位置に取り付けられ、校正用物体を把持してかつ前記把持位置を中心に回転可能な把持ツールと、
    前記撮像画像に基づいて前記校正用物体上に設定した単一の所定の計測点の視覚座標を計測するとともに、前記把持ツールを回転させることにより前記校正用物体を2以上の複数の異なる回転角度をもって回転させたときの、これら複数の回転角度での前記計測点の視覚座標を計測する手段と、
    前記回転前の計測点の視覚座標、および回転後の複数の回転角度での複数の視覚座標に基づいて前記撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における前記把持位置を求める手段と、
    を備え、
    前記把持ツールは、
    前記ロボットの先端に固定される第1ツール本体部と、この第1ツール本体部に固定されて物体を把持可能な把持部とを有する第1把持ツールと、
    この第1把持ツールの把持部によって把持される第2ツール本体部と、この第2ツール本体部に対し回転可能に配設され、前記校正用物体を一体的に形成した回転体とを有する第2ツールと、
    を備えることを特徴とするロボット座標校正システム。
  2. 複数の軸を有しその先端軸から所定のオフセット量だけ離れた把持位置で物体を把持するロボットと、撮像手段とを備え、ロボットに把持された校正用物体を前記撮像手段によって撮像し、その撮像画像に基づいてロボット座標と視覚座標との校正を行うロボット座標校正システム において、
    前記把持位置に取り付けられ、校正用物体を把持してかつ前記把持位置を中心に回転可能な把持ツールと、
    前記撮像画像に基づいて前記把持物体上に設定した複数の所定の計測点の視覚座標を計測するとともに、前記把持ツールを回転させることにより前記把持物体を回転させたときのこれら複数の計測点の視覚座標を計測する手段と、
    前記回転前の複数の計測点の視覚座標および回転後の複数の計測点の視覚座標に基づいて前記撮像画像中の回転不動点の視覚座標を算出し、さらにこの回転不動点の視覚座標およびロボット座標と視覚座標との変換関係を用いてロボット座標における前記把持位置を求める手段と、
    を備え、
    前記把持ツールは、
    前記ロボットの先端に固定される第1ツール本体部と、この第1ツール本体部に固定されて物体を把持可能な把持部とを有する第1把持ツールと、
    この第1把持ツールの把持部によって把持される第2ツール本体部と、この第2ツール本体部に対し回転可能に配設され、前記校正用物体を一体的に形成した回転体とを有する第2ツールと、
    を備えることを特徴とするロボット座標校正システム。
  3. 前記第2ツール本体部は、前記第1把持ツールの把持部により着脱自在に把持されることを特徴とする請求項1または2に記載のロボット座標校正システム。
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