JP2019198930A - 制御装置およびロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】適確にロボットを制御することができる制御装置およびロボットシステムを提供すること。【解決手段】第1撮像部が撮像した第1画像および第2撮像部が撮像した第2画像に基づいてロボットを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第1撮像部によって第1マーカーを撮像し、撮像された前記第1画像に含まれる前記第1マーカーの前記ロボット座標系での第1位置を特定し、前記第2撮像部によって前記第1マーカーを撮像し、撮像された前記第2画像に含まれる前記第1マーカーの前記第2画像座標系での第2位置を特定し、前記ロボット座標系での前記第1位置と、前記第2画像座標系での前記第2位置とに基づいて、前記ロボット座標系と前記第2画像座標系との対応付けを行うことを特徴とする制御装置。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置およびロボットシステムに関する。
従来から、作業台上に載置された作業対象物に対して作業を行うロボットアームを有するロボットと、作業対象物を撮像可能に固定された固定カメラとを有するロボットシステムが知られている。このようなロボットシステムでは、固定カメラで撮像した画像を基にして、ロボットは実空間内において各種作業を行うことができる。そのためには、固定カメラで撮像した画像の画像座標系と、ロボットの制御の基準となるロボット座標系とのキャリブレーション(対応付け)が必要である。
キャリブレーション方法としては、従来から様々な方法が提案されている。特許文献1には、作業台上に配置されたマーカーにロボットでタッチアップしてマーカーのロボット座標系での位置情報を取得する処理と、マーカーの位置を固定カメラで検出してマーカーの画像座標系での位置情報を取得する処理とを行い、これら2つの位置情報を結びつけることで固定カメラとロボットとの間のキャリブレーションを行う方法が開示されている。
特開平8−210816号公報
しかしながら、マーカーにロボットでタッチアップするという作業は、時間がかかってしまう問題がある。
本適用例の制御装置は、第1撮像部が撮像した第1画像および第2撮像部が撮像した第2画像に基づいてロボットを制御する制御部を備え、
前記ロボットの座標系であるロボット座標系と前記第1撮像部の座標系である第1画像座標系との対応付けがされていて、前記ロボット座標系と前記第2撮像部の座標系である第2画像座標系との対応付けがされていない場合、
前記制御部は、前記第1撮像部によって第1マーカーを撮像し、撮像された前記第1画像に含まれる前記第1マーカーの前記ロボット座標系での第1位置を特定し、
前記第2撮像部によって前記第1マーカーを撮像し、撮像された前記第2画像に含まれる前記第1マーカーの前記第2画像座標系での第2位置を特定し、
前記ロボット座標系での前記第1位置と、前記第2画像座標系での前記第2位置とに基づいて、前記ロボット座標系と前記第2画像座標系との対応付けを行うことを特徴とする。
第1実施形態に係るロボットシステムを示す図である。 図1に示すロボットの概略図である。 作業部を備えるロボットを有するロボットシステムを示す図である。 ロボットシステムを示すブロック図である。 制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。 キャリブレーションの流れを示すフロー図である。 ステップS10を説明するための図である。 ステップS10を説明するための図である。 第1撮像部が撮像した第1画像を示す図である。 第2撮像部が撮像した第2画像を示す図である。 第2実施形態に係るロボットシステムを示す図である。 制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。 第1撮像部が撮像した第1画像を示す図である。 第2撮像部が撮像した第2画像を示す図である。 ロボットシステムの他の例を示すブロック図である。 ロボットシステムの他の例を示すブロック図である。
以下、本発明の制御装置およびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムを示す図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、作業部を備えるロボットを有するロボットシステムを示す図である。図4は、ロボットシステムを示すブロック図である。図5は、制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図6は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。図7は、キャリブレーションの流れを示すフロー図である。図8は、ステップS10を説明するための図である。図9は、ステップS10を説明するための図である。図10は、第1撮像部が撮像した第1画像を示す図である。図11は、第2撮像部が撮像した第2画像を示す図である。
なお、図1では、互いに直交する3軸(X軸、Y軸およびZ軸)を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言う。また、Z軸方向は「鉛直方向」と一致しており、X−Y平面に平行な方向は「水平方向」と一致している。また、Z軸の+(プラス)側を「上方」とし、Z軸の−(マイナス)側を「下方」とする。なお、図2では、力検出部120の図示を省略している。
また、本明細書において、「水平」とは、水平に対して±10°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。同様に、「鉛直」とは、鉛直に対して±10°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。また、「平行」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な平行である場合のみならず、±10°以内で傾斜している場合も含む。また、「直交」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに90°の角度で交わる場合のみならず、90°に対し±10°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「接続」とは、直接的に接続されている場合と、任意の部材を介して間接的に接続されている場合とを含む。
≪ロボットシステム≫
図1に示すロボットシステム100は、例えば、電子部品等の作業対象物91の保持、搬送および組立て等の作業で用いることができる。このロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置5を有する。また、ロボットシステム100は、撮像機能を有する第1撮像部2および第2撮像部3と、モニターを有する表示装置401と、例えばマウスやキーボード等で構成された入力装置402(操作機器)とがそれぞれ通信可能に接続されている(図4参照)。
〈ロボット〉
図1および図2に示すように、ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、基台110と、基台110に接続されたロボットアーム10とを有する。
基台110は、ロボット1を任意の設置箇所に取り付ける部分である。本実施形態では、基台110は、例えば床等の設置箇所70に設置されている。なお、基台110の設置箇所は、床等の設置箇所70に限定されず、例えば、壁、天井、移動可能な台車上等であってもよい。
図1および図2に示すように、ロボットアーム10は、アーム11(第1アーム)、アーム12(第2アーム)、アーム13(第3アーム)、アーム14(第4アーム)、アーム15(第5アーム)、アーム16(第6アーム、先端アーム)と、を有する。これらアーム11〜16は、基端側から先端側に向かってこの順に連結されている。各アーム11〜16は、隣り合うアームまたは基台110に対して回動可能になっている。ここで、図1に示すように、アーム16は、円盤状をなし、アーム15に対して回動軸O6周りに回動可能になっている。また、図2に示すように、本実施形態では、アーム16の先端面の中心を所定点P6(所定部位)という。
また、設置箇所70上には、作業面710を有する作業台71が配置されている。キャリブレーション時には、この作業台71の作業面710上には、図1に示すキャリブレーションプレート71’(校正プレート)が配置され、作業時には除去される。キャリブレーションプレート71’の上面710Aには、9つの円形のマーカー(第1マーカー)19a、19b、19c、19d、19e、19f、19g、19h、19iが格子状に形成されている。マーカー19a〜19cは、+X軸側からこの順で並んで配置され、マーカー19d〜マーカー19fは、マーカー19a〜19cの−Y軸側に+X軸側からこの順で並んで配置され、マーカー19g〜マーカー19iは、マーカー19d〜マーカー19fの−Y軸側に+X軸側からこの順で並んで配置されている。なお、マーカー19a〜マーカー19iは、図示のような円形のものに限定されず、例えば、三角形、四角形またはそれ以上の多角形や、星形等いかなる形状のものでも良い。また、色も識別可能であれば特に限定されない。
また、ロボットアーム10(具体的には、力検出部120を備えるロボットアーム10)には、例えば、作業対象物91を把持するハンド17(作業部)を取り付けることができる(図1および図3参照)。例えば、ロボットアーム10は、ネジ止め、ボルト止め等でハンド17を装着するために用いる雌ネジまたは雄ネジを有する構成、あるいは、フック、L字溝のような係合部を有する取付部(図示せず)を有する。これにより、ハンド17を適切な位置に簡単に取り付けることができる。
また、ハンド17は、図示の構成では、2つの指で把持する構成であるが、これに限定されず、2つ以上の構成のものや、吸着式のものであってもよい。また、ロボットアーム10の先端には、ハンド17以外に、工具等を装着することもできる。また、これらを適宜交換して用いることもできる。
また、図1に示すように、アーム16とハンド17との間には、力検出部120(力検出装置)がこれらに対して着脱可能に設けられている。力検出部120は、ハンド17に加わる力(モーメントを含む)を検出する。力検出部120は、例えば、6軸力覚センサーや3軸力覚センサー等で構成されている。また、力検出部120は、検出した力検出情報を制御装置5へ出力する。
図4に示すように、ロボット1は、一方のアームを他方のアーム(または基台110)に対して回動させるモーターおよび減速機等を備える駆動部130を有する。モーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。減速機としては、例えば、遊星ギア型の減速機、波動歯車装置等を用いることができる。また、ロボット1は、モーターまたは減速機の回転軸の回転角度を検出する位置センサー140(角度センサー)を有する。位置センサー140は、例えばロータリーエンコーダー等を用いることができる。また、駆動部130および位置センサー140は、例えば各アーム11〜16に設けられており、本実施形態では、ロボット1は、6つの駆動部130および6つの位置センサー140を有する。また、各駆動部130は、例えばロボット1に内蔵されたモータードライバー(図示せず)を介して制御装置5に電気的に接続されている。また、各位置センサー140も制御装置5に電気的に接続されている。
このようなロボット1には、ロボット1の基台110を基準としたベース座標系(ロボット座標系)が設定されている。ベース座標系は、水平方向に対してそれぞれ平行なX軸とY軸と、水平方向に対して直交し、かつ、鉛直上向きを正方向とするZ軸とによって定まる3次元の直交座標系である。本実施形態では、ベース座標系は、基台110の上端面の中心点を原点としている。X軸に対する並進成分を「成分X」とし、Y軸に対する並進成分を「成分Y」とし、Z軸に対する並進成分を「成分Z」とする。成分X、成分Yおよび成分Zの長さ(大きさ)の単位は「mm」である。
また、ロボット1には、アーム16の所定点P6を原点とした先端座標系が設定されている。先端座標系は、互いに直交するXa軸とYa軸とZa軸とによって定まる3次元の直交座標系である(図2参照)。Xa軸およびYa軸は、それぞれ回動軸O6に対して直交している。また、Xa軸に対する並進成分を「成分Xa」とし、Ya軸に対する並進成分を「成分Ya」とする。成分Xaおよび成分Yaの長さ(大きさ)の単位は「mm」である。また、本実施形態では、前述したベース座標系と先端座標系とのキャリブレーションは済んでおり、ベース座標系での座標から先端座標系での座標を計算から求めることができる状態である。なお、本実施形態では、前述したベース座標系を「ロボット座標系」として捉えているが、先端座標系を「ロボット座標系」として捉えてもよい。以下、ベース座標系、先端座標系を「ロボット座標系」とも言う。
〈第1撮像部〉
図1に示すように、第1撮像部2は、ロボットアーム10のアーム16に設置されており、ハンド17の先端が向いた方向を撮像する。また、第1撮像部2は、光軸O2が、アーム16の回動軸O6と平行になるよう設置されている。このため、アーム16の先端が向いている方向、すなわち、ハンド17が向いている方向を撮像することができ、図10に示すような第1画像20を撮像することができる。
第1撮像部2は、図示はしないが、例えば、複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで構成された撮像素子と、レンズを含む光学系と、を有する。第1撮像部2は、撮像対象等からの光をレンズによって撮像素子の受光面で結像させて、光を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する。なお、第1撮像部2は、撮像機能を有する構成であれば、前述の構成に限定されず他の構成であってもよい。
このような第1撮像部2には、第1画像座標系、すなわち第1撮像部2から出力される第1画像20の座標系が設定されている。(図10参照)。この第1画像座標系は、第1画像20の面内方向に対してそれぞれ平行なU軸とV軸とによって定まる2次元の直交座標系である。また、本実施形態では、U軸に対する並進成分を「成分U」とし、V軸に対する並進成分を「成分V」とする。成分Uおよび成分Vの長さ(大きさ)の単位は「ピクセル」である。なお、第1画像座標系は、撮像部3のカメラ視野に写る3次元直交座標を、レンズの光学特性(焦点距離、歪みなど)と撮像素子の画素数および大きさとを加味して非線形変換した2次元の直交座標系である。
この第1画像座標系は、前述したロボット座標系とのキャリブレーションは済んでいる。すなわち、第1撮像部2の第1画像座標系は、ロボット座標系との対応付け、すなわち、キャリブレーション(校正)が行われた状態である。このため、第1撮像部2が撮像した第1画像20における対象物(例えば、マーカー19a〜19i)の座標は、ロボット座標で表すことができる。
このような第1撮像部2は、ロボットアーム10(本実施形態では、アーム16)に設けられているため、ロボット1を駆動してロボットアーム10の位置、姿勢を調節することにより、第1撮像部2の光軸O2の向き、すなわち、撮像方向を簡単に調節することができる。
〈第2撮像部〉
図1および図2に示すように、第2撮像部3は、作業台71の鉛直方向上方に設置され固定撮像部である。また、第2撮像部3は、光軸O3が、鉛直方向に沿った状態で下向きに設置されており、作業台71を撮像できるように設置されている。このため、第2撮像部3は、図11に示すような第2画像30を撮像することができる。
第2撮像部3は、図示はしないが、例えば、複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで構成された撮像素子と、レンズを含む光学系と、を有する。この撮像部3は、撮像対象等からの光をレンズによって撮像素子の受光面で結像させて、光を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する。なお、撮像部3は、撮像機能を有する構成であれば、前述の構成に限定されず他の構成であってもよい。
このような第2撮像部3には、第2画像座標系、すなわち、第2撮像部3から出力される第2画像30の座標系が設定されている(図11参照)。この第2画像座標系は、第2画像30の面内方向に対してそれぞれ平行なU’軸とV’軸とによって定まる2次元の直交座標系である。また、本実施形態では、U軸に対する並進成分を「成分U’」とし、V軸に対する並進成分を「成分V’」とする。成分U’および成分V’の長さ(大きさ)の単位は「ピクセル」である。なお、第2画像座標系は、第2撮像部3のカメラ視野に写る3次元直交座標を、レンズの光学特性(焦点距離、歪みなど)と撮像素子の画素数および大きさとを加味して非線形変換した2次元の直交座標系である。
このような第2撮像部3は、重力が働く方向に向いて第1マーカーであるマーカー19a〜19iの撮像を行う。鉛直方向上方から撮像を行うため、キャリブレーションプレート71’および作業台71を撮像することができる。よって、キャリブレーション時の撮像と、キャリブレーション後にロボット1が行う際の撮像との双方を第2撮像部3が行うことができる。よって、撮像部が必要以上に増えるのを防止することができ、ロボットシステム100の構成をできるだけ簡素にすることができる。
〈制御装置〉
図4に示すように、制御装置5は、ロボット1の駆動を制御する機能を有し、ロボット1、第1撮像部2および第2撮像部3に対して通信可能に接続されている。なお、制御装置5と、ロボット1、第1撮像部2および第2撮像部3とは、それぞれ、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。また、制御装置5には、モニター(図示せず)を備える表示装置401と、例えばキーボード等で構成された入力装置402とが接続されている。
図4に示すように、制御装置5は、プロセッサーを備える制御部51と、メモリー等を備える記憶部52と、外部インターフェース(I/F)を備える外部入出力部53と、を含む。制御装置5の各構成要素は、種々のバスを介して相互通信可能に接続されている。
制御部51(プロセッサー)は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを備え、記憶部52(メモリー)に記憶された各種プログラム等を実行する。これにより、ロボット1の駆動の制御や各種演算および判断等の処理を実現できる。
記憶部52には、制御部51により実行可能な各種プログラム、ロボット座標系およびその座標に関するデータ、第1画像座標系およびその座標(例えば、後述する(aU,aV)等)に関するデータ、第2画像座標系およびその座標(例えば、後述する(aU’,aV’)等)に関するデータ、校正する座標変換式等が保存されている。また、記憶部52には、外部入出力部53で受け付けた各種データの保存が可能である。記憶部52は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等を含んで構成されている。なお、記憶部52は、非着脱式に限らず、着脱式の外部記憶装置(図示せず)を有する構成であってもよい。また、記憶部52は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して別の場所に設置されていてもよい。
各種プログラムとしては、ロボット1の駆動に関するロボット駆動指令、各画像座標系とロボット1の先端座標系またはロボット座標系との対応付けに関する画像座標変換指令および、先端座標系とロボット座標系との対応付けに関するロボット座標変換指令等が挙げられる。
画像座標変換指令は、第2画像座標系における座標である画像座標(U’,V’:位置)を、ロボット座標系における座標であるロボット座標(X,Y:位置)や先端座標系における座標である先端座標(Xa,Ya:位置)に変換するための座標変換式を求める指令である。この画像座標変換指令を実行することにより、第2画像座標系と、ロボット座標系および先端座標系との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。
各種データとしては、例えば、ロボット1が有する複数の位置センサー140から出力されたデータ、第1撮像部2から出力された第1画像に関するデータ、および、第2撮像部3から出力された第2画像30に関するデータ等が挙げられる。また、各種データとしては、第2撮像部3の画素数等のデータや、後述するキャリブレーションの実行時におけるロボット1の速度、加速度に関するデータ等が挙げられる。
なお、制御部51は、記憶部52に記憶されたプログラムを実行することで、U−V平面の法線周りの回転成分(画像座標系での姿勢)を、X−Y平面の法線周りの回転成分(ロボット座標系での姿勢)やXa−Ya平面の法線周りの回転成分(先端座標系での姿勢)に変換することも可能である。例えば、第2撮像部3で撮像した作業対象物91(またはマーカー190)等と、予め登録した対象の外形形状のモデル(テンプレート)とを比較して、当該モデルに対する作業対象物91の回転角度の値を取得する。これにより、画像座標系での作業対象物91の姿勢を求めることが可能である。また、第2画像座標系と、先端座標系およびロボット座標系との対応付けを基に、ロボット座標系での作業対象物91の姿勢および先端座標系での作業対象物91の姿勢を求めることができる。
外部入出力部53は、外部インターフェース(I/F)を備え、ロボット1、撮像部3、表示装置401および入力装置402の各接続のために用いられる。また、外部入出力部53は、第1撮像部2からの第1画像30に関する情報(データ)および第2撮像部3からの第2画像30に関する情報(データ)を受け付ける「受付部」として機能する。
このような制御装置5は、例えば、図5に示すようにロボット1と通信可能に接続されたコントローラー61と、コントローラー61に通信可能に接続されたコンピューター62とを含んで構成されている。なお、制御装置5は、コントローラー61で構成されていてもよい。ロボット1の駆動の制御はコントローラー61にあるプロセッサーによりメモリーにある指令(プログラムやデータ)を読みだして実行されても良いし、コンピューター62に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読みだしてコントローラー61を介して実行されても良い。
なお、制御装置5は、前述した構成に加えて、さらに他の構成が付加されていてもよい。また、記憶部52(メモリー)に保存されている各種プログラムやデータ等は、予め記憶部52に記憶されたものであってもよいし、例えばCD−ROM等の記録媒体(図示せず)に格納されており、この記録媒体から提供されたものでもよいし、ネットワーク等を介して提供されたものであってもよい。
〈表示装置および入力装置〉
図4に示す表示装置401は、モニターを備えており、各種画面等を表示する機能を有する。したがって、作業者は、表示装置401を介して、第1画像20、第2画像30およびロボット1の駆動等を確認することができる。
入力装置402は、例えばキーボード等で構成されている。したがって、作業者は、入力装置402を操作することで、制御装置5に対して各種処理等の指示を行うことができる。なお、図示はしないが、入力装置402は、例えばティーチングペンダントで構成されていてもよい。
なお、表示装置401および入力装置402の代わりに、表示装置401および入力装置402の機能を兼ね備えた表示入力装置(図示せず)を用いてもよい。表示入力装置としては、例えばタッチパネルディスプレイ等を用いることができる。また、ロボットシステム100は、表示装置401および入力装置402をそれぞれ1つ有していてもよいし、複数有していてもよい。
以上、ロボットシステム100の基本的な構成について説明した。かかるロボットシステム100は、前述したように、ロボット1と、制御装置5と、を備える。このようなロボットシステム100によれば、後述する制御装置5による制御を実行できるので、対応付けおよびその結果を用いて行うロボット1の作業対象物91に対する作業をより的確に、また迅速かつ正確に行うことができる。
≪制御方法≫
図6は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。
図6に示すように、制御装置5によるロボット1の制御方法は、キャリブレーション(ステップS10)の工程と、キャリブレーションの結果を基にしたロボット1による作業(ステップS20)の工程と、を有する。
ロボット1による作業(ステップS20)の具体的な作業内容は、ハンド17(作業部)で作業対象物91に対して作業を行う内容であれば特に限定されないが、例えば、ハンド17で載置台72に載置された作業対象物91を把持し、作業台71上に作業対象物91を搬送して載置する作業が挙げられる(図3参照)。なお、ロボット1による作業(ステップS20)の具体的な作業内容は特に限定されないため、以下では、その説明を省略し、キャリブレーション(ステップS10)について説明する。
〈キャリブレーション〉
図7は、キャリブレーションの流れを示すフロー図である。図8および図9は、それぞれ、ステップS10を説明するための図である。図10は、第1撮像部が撮像した第1画像を示す図である。図11は、第2撮像部が撮像した第2画像を示す図である。以下で説明するキャリブレーションは、ロボット座標系と第1画像座標系との対応付けがされていて、ロボット座標系と第2画像座標系との対応付けがされていない場合に行われる制御である。
ステップS10では、第2撮像部3の第2画像座標系とロボット1のロボット座標系とを対応付けることにより、ロボット座標系と第2画像座標系との校正を行う。具体的には、第2撮像部3から出力された画像のデータを基にしてロボット1に各種作業を行わせるために、第2画像座標系における座標(画像座標)をロボット座標系における座標(ロボット座標)に変換する座標変換式(座標変換行列)を求める。この座標変換式を求めて、画像座標からロボット座標を計算から求めることができる状態とすることが、第2画像座標系とロボット座標系との「対応付け(キャリブレーション)」に相当する。
本実施形態では、第1撮像部2が撮像した第1画像20と、第2撮像部3が撮像した第2画像30とに基づいてキャリブレーションを行う。
以下、図7に示すフロー図を参照しつつ、キャリブレーションについて説明する。なお、このキャリブレーションは、作業者による入力装置402を用いて行った指示に応じて、制御部51が記憶部52に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。なお、以下の制御は、図1に示すように、9つのマーカー19a〜19iが付されたキャリブレーションプレート71’が配置された状態で行われる。
まず、図8に示すように、第1撮像部2が、9つのマーカー19a〜19iを撮像可能な位置に位置するようにロボットアーム10を駆動する。そして、図10に示すような第1画像20を撮像する(ステップS101)。
なお、本実施形態では、第1撮像部2の光軸O2が、9つのマーカー19a〜19iのうちの中央のマーカー19eと重なった状態とする。これにより、より確実に1回の撮像で9つのマーカーを撮像することができ、下記制御を簡素にすることができる。
次に、図10に示す第1画像20のうち、各マーカー19a〜19iの位置(第1位置)をロボット座標系で特定し、記憶部52に記憶する(ステップS102)。本ステップでは、各マーカー19a〜19iの中心座標を特定する。
具体的には、マーカー19aの中心座標を(aU,aV)とし、マーカー19bの中心座標を(bU,bV)とし、マーカー19cの中心座標を(cU,cV)とし、マーカー19dの中心座標を(dU,dV)とし、マーカー19eの中心座標を(eU,eV)とし、マーカー19fの中心座標を(fU,fV)とし、マーカー19gの中心座標を(gU,gV)とし、マーカー19hの中心座標を(hU,hV)とし、マーカー19iの中心座標を(iU,iV)とする。
次に、第2撮像部3を駆動し、図11に示すような第2画像30を撮像する(ステップS103)。なお、このとき、第2撮像部3の視野内において、ロボットアーム10がマーカーと重なっていた場合、ロボットアーム10をマーカー19a〜19iと重ならない位置に移動させる。
次に、図11に示す第2画像30のうち、各マーカー19a〜19iの位置(第2位置)を第2画像座標系で特定し、記憶部52に記憶する(ステップS104)。本ステップでは、各マーカー19a〜19iの中心座標を特定する。
具体的には、マーカー19aの中心座標を(aU’,aV’)とし、マーカー19bの中心座標を(bU’,bV’)とし、マーカー19cの中心座標を(cU’,cV’)とし、マーカー19dの中心座標を(dU’,dV’)とし、マーカー19eの中心座標を(eU’,eV’)とし、マーカー19fの中心座標を(fU’,fV’)とし、マーカー19gの中心座標を(gU’,gV’)とし、マーカー19hの中心座標を(hU’,hV’)とし、マーカー19iの中心座標を(iU’,iV’)とする。
次に、制御部51は、第1画像20における各マーカーの中心座標と、第2画像30における各マーカーの中心座標とに基づいて、第2画像座標系をロボット座標系に変換する座標変換式を求める(ステップS105)。第1画像座標系は、ロボット座標系と対応付けられているので、第2画像座標系とロボット座標系とを対応付けることができ、キャリブレーションが完了する。
以上、キャリブレーション(ステップS10)の処理について簡単に説明した。このキャリブレーション(ステップS10)の処理で求めた座標変換式を用いれば、第2撮像部3で撮像した撮像対象の位置および姿勢をロボット座標系における位置および姿勢に変換することができる。そのため、制御部51は、第2画像30を基にして、ハンド17を目的の箇所に位置させることができる。よって、ロボット1による作業(図6:ステップS20)において、ハンド17を用いてロボット1に適切かつ正確に作業を行わせることができる。
以上、制御方法について説明した。このような制御を行う制御装置5は、第1撮像部2が第1画像20および第2撮像部3が撮像した第2画像30に基づいてロボット1を制御する制御部(プロセッサー)51とを備え、ロボット1の座標系であるロボット座標系と第1撮像部2の座標系である第1画像座標系との対応付けがされていて、ロボット座標系と第2撮像部3の座標系である第2画像座標系との対応付けがされていない場合、制御部(プロセッサー)51は、第1撮像部2によってマーカー19a〜19i(第1マーカー)を撮像し、撮像された第1画像20に含まれるマーカー19a〜19i(第1マーカー)のロボット座標系での第1位置を特定し、第2撮像部3によってマーカー19a〜19i(第1マーカー)を撮像し、撮像された第2画像30に含まれるマーカー19a〜19i(第1マーカー)の第2画像座標系での第2位置を特定し、ロボット座標系での第1位置と、第2画像座標系での第2位置とに基づいて、ロボット座標系と第2画像座標系との対応付けを行う。
このような制御装置5によれば、第1画像20と第2画像30とに基づいて、ロボット座標系と第2画像座標系とを対応付けることができ、ロボット座標系と第2画像座標系との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。よって、従来行われていたタッチアップを省略することができる。よって、迅速かつ精度よくロボット座標系と第2画像座標系との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。
なお、本実施形態では、「対応付け」の一例として、座標変換式(座標変換行列)を求める場合について説明したが、これに限定されず、例えば、各マーカーの第1位置と、各マーカーの第2位置とを対比したデータを求める方法等により「対応付け」を行ってもよい。
また、本実施形態では、図6に示すように、キャリブレーション(ステップS10)の後にロボット1による作業(ステップS20)を行ったが、ステップS20においてキャリブレーションの結果を用いるのであれば、ステップS20を単独で行ってもよい。また、キャリブレーション(ステップS10)を単独で行ってもよい。
なお、本実施形態では、第1撮像部2および第2撮像部3は、マーカー19a〜19iを一括して撮像する場合について説明したが、マーカー19a〜19iを1つずつ、または複数個ずつ撮像してもよい。
また、本実施形態では、所定部位として所定点P6を設定しているが、所定部位は、ロボットアーム10のいずれかの箇所であればよい。例えば、所定部位は、アーム15の先端中心であってもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図12は、第2実施形態に係るロボットシステムを示す図である。図13は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。図14は、第1撮像部が撮像した第1画像を示す図である。図15は、第2撮像部が撮像した第2画像を示す図である。
本実施形態は、主に、第1撮像部の設置位置とキャリブレーションプレートが異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態では、キャリブレーションプレート71’の縁部の近傍には、複数(本実施形態では、2つ)の貫通孔72A、72Bが設けられている。貫通孔72Aおよび貫通孔72Bは、キャリブレーションプレート71’の平面視で円形をなしており、+Y軸側からこの順で並んで配置されている。
この貫通孔72Aの下面710B側の開口73Aおよび貫通孔72Bの下面710B側の開口73Bは、後述するように第1マーカーとして機能する。
また、キャリブレーションプレート71’は、貫通孔72Aおよび貫通孔72Bが形成された部分が作業台71からはみ出すように配置されている。
ロボットシステム100Aでは、第1撮像部2Aは、キャリブレーションプレート71’の作業台71からはみ出した部分の下方、すなわち、−Z軸側に設けられている。また、第1撮像部2Aは、鉛直方向上方を向いており、光軸O2が鉛直方向に沿って配置されている。このため、第1撮像部2Aは、重力が働く方向と反対の方向に向いて開口73Aおよび開口73Bの撮像を行う。これにより、第1撮像部2Aは、第1撮像部2Aよりも鉛直方向上方に位置する開口73Aおよび開口73Bを撮像することができる。
また、第1撮像部2Aの撮像方向は、第2撮像部3の撮像方向と異なっている、すなわち、第1撮像部2Aおよび第2撮像部3は、反対側から互いに撮像する構成である。これにより、第1撮像部2Aおよび第2撮像部3によって、キャリブレーションプレート71’の上面および下面の双方を撮像することができる。よって、キャリブレーションプレート71’の下面710Bに形成された第1マーカーである開口73A、73Bと、上面に形成された第2マーカーであるマーカー19a〜19iとの双方を撮像することができる。
また、第2撮像部は、鉛直方向上方から第2マーカーであるマーカー19a〜19iの撮像を行う。これにより、キャリブレーションプレート71’および作業台71を撮像することができる。よって、キャリブレーション時の撮像と、キャリブレーション後にロボット1が行う際の撮像との双方を第2撮像部3が行うことができる。よって、撮像部が必要以上に増えるのを防止することができ、ロボットシステム100の構成をできるだけ簡素にすることができる。
また、第1マーカーである貫通孔72A、72Bは、キャリブレーションプレート71’(校正プレート)の下面710B(第1面)に設けられており、第2マーカーであるマーカー19a〜19iは、キャリブレーションプレート71’(校正プレート)の下面710B(第1面)とは表裏の関係にあるの上面710A(第2面)に設けられている。これにより、前述したように、第1撮像部2Aおよび第2撮像部3を、キャリブレーションプレート71’を介して反対側に配置することができる。すなわち、第1撮像部2Aをロボットアーム10に装着するのを省略することができ、ロボット1の軽量化を図ることができる。
≪制御方法≫
次に、本実施形態に係る制御装置5によるロボット1の制御方法について説明する。
図13は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。
〈キャリブレーション〉
まず、図14に示すような第1画像20を撮像する(ステップS111)。
次に、第1画像20中の開口73A、73Bの位置をロボット座標系で特定し、記憶部52に記憶する(ステップS112)。本ステップでは、開口73A、73Bの中心座標を特定する。具体的には、開口73Aの中心座標を(AU,AV)とし、開口73Bの中心座標を(BU,BV)とする。
次に、第2撮像部3を駆動し、図15に示すような第2画像30を撮像する(ステップS113)。
次に、第2画像30中のマーカー19a〜19iの位置(第2位置)を第2画像座標系で特定し、記憶部52に記憶する(ステップS114)。本ステップでは、各マーカー19a〜19iの中心座標を特定する。
具体的には、マーカー19aの中心座標を(aU’,aV’)とし、マーカー19bの中心座標を(bU’,bV’)とし、マーカー19cの中心座標を(cU’,cV’)とし、マーカー19dの中心座標を(dU’,dV’)とし、マーカー19eの中心座標を(eU’,eV’)とし、マーカー19fの中心座標を(fU’,fV’)とし、マーカー19gの中心座標を(gU’,gV’)とし、マーカー19hの中心座標を(hU’,hV’)とし、マーカー19iの中心座標を(iU’,iV’)とする。
次に、制御部51は、第1画像20における開口73A、73Bの中心座標と、第2画像30における各マーカーの中心座標とに基づいて、第2画像座標系をロボット座標系に変換する座標変換式を求める(ステップS115)。
本実施形態では、開口73A、73Bは、マーカー19a〜19iと相対的な位置関係が既知である、すなわち、X軸方向およびY軸方向のズレ量が分かっているため、開口73A、73Bの中心座標から、ロボット座標系でのマーカー19a〜19iの中心座標を算出することができる。算出したロボット座標系でのマーカー19a〜19iの中心座標と、第2画像座標系でのマーカー19a〜19iの中心座標とを対応付けることにより、キャリブレーションが完了する。
このように、制御装置5は、第1撮像部2Aが撮像した第1画像20および第2撮像部3が撮像した第2画像30に基づいてロボット1を制御するな制御部51(プロセッサー)を備え、ロボット座標系と第1画像座標系との校正がされていて、ロボット座標系と第2画像座標系との校正がされていない場合、制御部(プロセッサー)51は、第1撮像部2Aによって第1マーカーである開口73A、73Bを撮像し、撮像された第1画像20に含まれる第1マーカーである開口73A、73Bのロボット座標系での第1位置を特定し、第2撮像部3によって、開口73A、73Bに対して相対位置が特定されている第2マーカーであるマーカー19a〜19iを撮像し、撮像された第2画像30に含まれるマーカー19a〜19iの第2画像座標系での第2位置を特定し、ロボット座標系での第1位置と、第2画像座標系での第2位置とに基づいて、ロボット座標系と第2画像座標系との対応付けを行う。
このような制御装置5によれば、第1画像20と第2画像30とに基づいて、ロボット座標系と第2画像座標系とを対応付けることができ、ロボット座標系と第2画像座標系との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。よって、従来行われていたタッチアップを省略することができる。よって、迅速かつ精度よくロボット座標系と第2画像座標系との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。
また、本実施形態では第1撮像部2Aおよび第2撮像部3が固定撮像部であるため、ロボットアーム10の駆動に伴う要因を排除し、より精度の高いキャリブレーションが可能となる。
なお、本実施形態では、第1マーカーは、貫通孔の開口で構成されている場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば、凹部や着色部等であってもよい。
<ロボットシステムの他の構成例>
本発明におけるロボットシステムは、図16、図17に示す形態であってもよい。
図16、図17は、ロボットシステムの他の例を示すブロック図である。
図16には、ロボット1に直接コンピューター63が接続されたロボットシステム100Bの全体構成図を示す。ロボット1の制御はコンピューター63に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読みだして直接実行される。コンピューター63は、前述した制御装置5の機能を有する。なお、コンピューター63はロボット1に内蔵されていてもよい。
図17には、コントローラー61が内蔵されたロボット1とコンピューター66とが接続され、コンピューター66がLAN(Local Area Network)等のネットワーク65を介してクラウド64に接続されているロボットシステム100Cの全体構成図を示す。前述した制御装置5は、例えば、コントローラー61で構成することができる。ただし、ロボット1の制御はコンピューター66に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読みだして実行されても良いし、クラウド64上に存在するプロセッサーによりコンピューター66を介してメモリーにある指令を読みだして実行されても良い。したがって、制御装置5は、コントローラー61およびコンピューター66で構成されていると捉えてもよいし、コントローラー61、コンピューター66およびクラウド64で構成されていると捉えてもよい。
以上、本発明の制御装置およびロボットシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットシステムが有するロボットとして、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットを例示したが、当該ロボットは、例えば、スカラロボット等の他のロボットであってもよい。また、当該ロボットは、単腕ロボットに限定されず、例えば、双腕ロボット等の他のロボットであってもよい。また、ロボットアームが有するアームの数は、前述した実施形態では、6つであるが、1〜5つまたは7つ以上であってもよい。
1…ロボット、2…第1撮像部、3…第2撮像部、5…制御装置、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、17…ハンド、19a…マーカー、19b…マーカー、19c…マーカー、19d…マーカー、19e…マーカー、19f…マーカー、19g…マーカー、19h…マーカー、19i…マーカー、20…第1画像、30…第2画像、51…制御部、52…記憶部、53…外部入出力部、61…コントローラー、62…コンピューター、63…コンピューター、64…クラウド、65…ネットワーク、66…コンピューター、70…設置箇所、71…作業台、72…載置台、72A…貫通孔、72B…貫通孔、73A…開口、73B…開口、91…作業対象物、100…ロボットシステム、100A…ロボットシステム、100B…ロボットシステム、100C…ロボットシステム、110…基台、120…力検出部、130…駆動部、140…位置センサー、401…表示装置、402…入力装置、710…作業面、710A…上面、710B…下面、O2…光軸、O6…回動軸、P6…所定点、R1…矢印、R2…矢印

Claims (9)

  1. 第1撮像部が撮像した第1画像および第2撮像部が撮像した第2画像に基づいてロボットを制御する制御部を備え、
    前記ロボットの座標系であるロボット座標系と前記第1撮像部の座標系である第1画像座標系との対応付けがされていて、前記ロボット座標系と前記第2撮像部の座標系である第2画像座標系との対応付けがされていない場合、
    前記制御部は、前記第1撮像部によって第1マーカーを撮像し、撮像された前記第1画像に含まれる前記第1マーカーの前記ロボット座標系での第1位置を特定し、
    前記第2撮像部によって前記第1マーカーを撮像し、撮像された前記第2画像に含まれる前記第1マーカーの前記第2画像座標系での第2位置を特定し、
    前記ロボット座標系での前記第1位置と、前記第2画像座標系での前記第2位置とに基づいて、前記ロボット座標系と前記第2画像座標系との対応付けを行うことを特徴とする制御装置。
  2. 前記ロボットは、ロボットアームを有し、
    前記第1撮像部は、前記ロボットアームに設けられている請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2撮像部は、重力が働く方向に向いて前記第1マーカーの撮像を行う請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 第1撮像部が撮像した第1画像および第2撮像部が撮像した第2画像に基づいてロボットを制御する制御部を備え、
    前記ロボットの座標系であるロボット座標系と前記第1撮像部の座標系である第1画像座標系との対応付けがされていて、前記ロボット座標系と前記第2撮像部の座標系である第2画像座標系との対応付けがされていない場合、
    前記制御部は、前記第1撮像部によって第1マーカーを撮像し、撮像された前記第1画像に含まれる前記第1マーカーの前記ロボット座標系での第1位置を特定し、
    前記第2撮像部によって、前記第1マーカーに対して相対位置が特定されている第2マーカーを撮像し、撮像された前記第2画像に含まれる前記第2マーカーの前記第2画像座標系での第2位置を特定し、
    前記ロボット座標系での前記第1位置と、前記第2画像座標系での前記第2位置とに基づいて、前記ロボット座標系と前記第2画像座標系との対応付けを行うことを特徴とする制御装置。
  5. 前記第1撮像部の撮像方向は、前記第2撮像部の撮像方向と異なる請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記第1撮像部は、重力が働く方向と反対の方向に向いて前記第1マーカーの撮像を行う請求項4または5に記載の制御装置。
  7. 前記第2撮像部は、鉛直方向上方から前記第2マーカーの撮像を行う請求項4ないし6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記第1マーカーは、校正プレートの第1面に設けられており、
    前記第2マーカーは、前記校正プレートの前記第1面とは表裏の関係にある第2面に設けられている請求項4ないし7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. ロボットと、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の制御装置と、を備えることを特徴とするロボットシステム。
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