JP2019195885A - 制御装置およびロボットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にキャリブレーションを行うことができる制御装置およびロボットシステムを提供すること。【解決手段】撮像部からの撮像画像および力検出部からの力検出情報に基づいて、ロボットを制御する制御装置であって、ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられたマーカー形成部を有するロボットを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記力検出情報に基づいて、前記マーカー形成部によって基準面にマーカーを形成させ、前記ロボットの座標系において前記マーカーを形成させたときの前記ロボットアームの所定部位の位置と、前記撮像部の座標系において前記マーカーを含む前記撮像画像における前記マーカーの位置と、に基づいて、前記ロボットの座標系と前記撮像部の座標系との対応付けを行う、ことを特徴とする制御装置。【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置およびロボットシステムに関する。
従来から、作業台上に載置された作業対象物に対して作業を行うロボットアームを有するロボットと、作業対象物を撮像可能に固定された固定カメラと、を有するロボットシステムが知られている。このようなロボットシステムでは、固定カメラで撮像した画像を基にして、実空間内においてロボットに各種作業を行わせることができる。ただし、そのためには、固定カメラで撮像した画像の画像座標系と、ロボットの制御の基準となるロボット座標系とのキャリブレーション(対応付け)が必要である。
キャリブレーション方法としては、従来から様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、作業台上に配置されたキャリブレーション治具が有するマーカー(基準点)にロボットでタッチアップすることによりマーカーのロボット座標系での位置情報を取得する処理と、キャリブレーション治具が有するマーカー(参照点)の位置を固定カメラで検出してマーカーの画像座標系での位置情報を取得する処理と、を行い、これら2つの位置情報を結びつけることで固定カメラとロボットとの間のキャリブレーションを行う方法が開示されている。
しかしながら、キャリブレーションする度に、作業者がキャリブレーション治具を作業台に設置しなければならず、手間がかかるという課題がある。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、以下により実現することが可能である。
本適用例の制御装置は、撮像部からの撮像画像および力検出部からの力検出情報に基づいて、ロボットを制御する制御装置であって、
ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられたマーカー形成部を有するロボットを制御する制御部
を備え、
前記制御部は、
前記力検出情報に基づいて、前記マーカー形成部によって基準面にマーカーを形成させ、
前記ロボットの座標系において前記マーカーを形成させたときの前記ロボットアームの所定部位の位置と、前記撮像部の座標系において前記マーカーを含む前記撮像画像における前記マーカーの位置と、に基づいて、前記ロボットの座標系と前記撮像部の座標系との対応付けを行う。
ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられたマーカー形成部を有するロボットを制御する制御部
を備え、
前記制御部は、
前記力検出情報に基づいて、前記マーカー形成部によって基準面にマーカーを形成させ、
前記ロボットの座標系において前記マーカーを形成させたときの前記ロボットアームの所定部位の位置と、前記撮像部の座標系において前記マーカーを含む前記撮像画像における前記マーカーの位置と、に基づいて、前記ロボットの座標系と前記撮像部の座標系との対応付けを行う。
以下、本発明の制御装置およびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムを示す図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、作業部を備えるロボットを有するロボットシステムを示す図である。図4は、図1ないし図3に示すロボットシステムを示すブロック図である。図5は、制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。なお、図1では、互いに直交する3軸(X軸、Y軸およびZ軸)を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言う。また、Z軸方向は「鉛直方向」と一致しており、X−Y平面に平行な方向は「水平方向」と一致している。また、Z軸の+(プラス)側を「上方」とし、Z軸の−(マイナス)側を「下方」とする。なお、図2および後述する図9においても力検出部120の図示を省略している。
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムを示す図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、作業部を備えるロボットを有するロボットシステムを示す図である。図4は、図1ないし図3に示すロボットシステムを示すブロック図である。図5は、制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。なお、図1では、互いに直交する3軸(X軸、Y軸およびZ軸)を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言う。また、Z軸方向は「鉛直方向」と一致しており、X−Y平面に平行な方向は「水平方向」と一致している。また、Z軸の+(プラス)側を「上方」とし、Z軸の−(マイナス)側を「下方」とする。なお、図2および後述する図9においても力検出部120の図示を省略している。
また、本明細書において、「水平」とは、水平に対して±10°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。同様に、「鉛直」とは、鉛直に対して±10°以下の範囲内で傾斜している場合も含む。また、「平行」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な平行である場合のみならず、±10°以内で傾斜している場合も含む。また、「直交」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに90°の角度で交わる場合のみならず、90°に対し±10°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「接続」とは、直接的に接続されている場合と、任意の部材を介して間接的に接続されている場合とを含む。
≪ロボットシステム≫
図1に示すロボットシステム100は、例えば、電子部品等の作業対象物91の保持、搬送および組立て等の作業で用いることができる。このロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置5と、ロボット1に設けられた力検出部120と、を有する。また、ロボットシステム100には、図4に示すように、撮像機能を有する撮像部3と、モニターを有する表示装置401と、例えばマウスやキーボード等で構成された入力装置402(操作機器)と、がそれぞれ通信可能に接続されている。
図1に示すロボットシステム100は、例えば、電子部品等の作業対象物91の保持、搬送および組立て等の作業で用いることができる。このロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置5と、ロボット1に設けられた力検出部120と、を有する。また、ロボットシステム100には、図4に示すように、撮像機能を有する撮像部3と、モニターを有する表示装置401と、例えばマウスやキーボード等で構成された入力装置402(操作機器)と、がそれぞれ通信可能に接続されている。
〈ロボット〉
図1および図2に示すように、ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、基台110と、基台110に接続されたロボットアーム10と、を有する。
図1および図2に示すように、ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、基台110と、基台110に接続されたロボットアーム10と、を有する。
基台110は、ロボット1を任意の設置箇所に取り付ける部分である。本実施形態では、基台110は、例えば床等の設置箇所70に設置されている。なお、基台110の設置箇所は、床等の設置箇所70に限定されず、例えば、壁、天井、移動可能な台車上等であってもよい。
図1および図2に示すように、ロボットアーム10は、アーム11(第1アーム)、アーム12(第2アーム)、アーム13(第3アーム)、アーム14(第4アーム)、アーム15(第5アーム)、およびアーム16(第6アーム、先端アーム)を有する。これらアーム11〜16は、基端側から先端側に向かってこの順に連結されている。各アーム11〜16は、隣り合うアームまたは基台110に対して回動可能になっている。例えば、アーム16は、図1に示すように円盤状をなし、アーム15に対して回動軸O6周りに回動可能になっている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、アーム16の先端面の中心を所定点P6(所定部位)という。
このようなロボットアーム10の先端には、図1に示すように、後述する力検出部120を介して、スタンプ19(マーカー形成部)が着脱可能に取り付けられている。スタンプ19は、作業台71の作業面710(基準面)にマーカー190を形成するマーカー形成部である(図9参照)。マーカー190は、文字や図形等のマークで構成された目印である。本実施形態では、スタンプ19は、先端面に円形のマークが彫刻された部品である。このようなスタンプ19は、先端面にインク等の着色剤が付与された後、作業面710に押圧されることにより、その円形の印影をマーカー190として作業面710に残すことができる。また、作業台71は、例えば作業対象物91を載置可能な台であり、作業台71(特に作業面710)は、マーカー190を形成可能な材料、例えば、紙、木材、樹脂または金属等を含んで構成されている。
なお、本実施形態では、スタンプ19の先端中心をツールセンターポイントP9という。また、本実施形態では、ツールセンターポイントP9および前述した所定点P6が、それぞれ前述した回動軸O6上に位置している。
また、ロボットアーム10には、スタンプ19に代えて、作業対象物91を把持するハンド17(作業部)を取り付けることができる(図3参照)。すなわち、ロボットアーム10は、スタンプ19とハンド17とを相互に交換して設けることが可能なように構成されている。かかる構成としては、例えば、ネジ止め、ボルト止め等でスタンプ19またはハンド17を装着可能な雌ネジまたは雄ネジを有する構成、あるいは、フック、L字溝のような係合部を有する構成等が挙げられる。これらの構成により、スタンプ19またはハンド17を適切な位置に簡単に取り付けることができ、また、これらの相互の交換が容易である。また、ハンド17は、例えば、金属材料を含んで構成されている。
なお、本実施形態では、ハンド17の先端中心(2つの指の間の中心)をツールセンターポイントP7という。また、本実施形態では、ツールセンターポイントP7および前述した所定点P6が、それぞれ前述した回動軸O6上に位置している。
図4に示すように、ロボット1は、一方のアームを他方のアーム(または基台110)に対して回動させるモーターおよび減速機等を備える駆動部130を有する。モーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。減速機としては、例えば、遊星ギア型の減速機、波動歯車装置等を用いることができる。また、ロボット1は、モーターまたは減速機の回転軸の回転角度を検出する位置センサー140(角度センサー)を有する。位置センサー140は、例えばロータリーエンコーダー等を用いることができる。また、駆動部130および位置センサー140は、例えば各アーム11〜16に設けられており、本実施形態では、ロボット1は、6つの駆動部130および6つの位置センサー140を有する。また、各駆動部130は、例えばロボット1に内蔵されたモータードライバー(図示せず)を介して制御装置5に電気的に接続されている。また、各位置センサー140も制御装置5に電気的に接続されている。
このようなロボット1には、ロボット1の基台110を基準としたベース座標系(ロボットの座標系)が設定されている。ベース座標系は、水平方向に対してそれぞれ平行で互いに直交するX軸およびY軸と、水平方向に対して直交し鉛直上向きを正方向とするZ軸と、によって定まる3次元の直交座標系である。本実施形態に係るベース座標系では、基台110の上端面の中心点を原点としている。X軸に対する並進成分を「成分X」とし、Y軸に対する並進成分を「成分Y」とし、Z軸に対する並進成分を「成分Z」とする。成分X、成分Yおよび成分Zの長さ(大きさ)の単位は「mm」である。
また、ロボット1には、前述したアーム16の所定点P6を原点とした先端座標系が設定されている。先端座標系は、互いに直交するXa軸とYa軸とZa軸とによって定まる3次元の直交座標系である(図2参照)。Xa軸およびYa軸は、それぞれ回動軸O6に対して直交している。また、Xa軸に対する並進成分を「成分Xa」とし、Ya軸に対する並進成分を「成分Ya」とする。成分Xaおよび成分Yaの長さ(大きさ)の単位は「mm」である。また、本実施形態では、前述したベース座標系と先端座標系とのキャリブレーションは済んでおり、ベース座標系での座標から先端座標系での座標を計算から求めることができる状態である。なお、本実施形態では、前述したベース座標系を「ロボットの座標系」として捉えているが、先端座標系を「ロボットの座標系」として捉えてもよい。また、以下の説明では、このようなロボットの座標系を指して「ロボット座標系」ともいう。
以上、ロボット1の構成について簡単に説明した。なお、本実施形態では、前述したように、「作業部」がハンド17である場合を例に説明したが、「作業部」は、作業面710に対してマーカー190を形成する作業以外の何らかの作業を行うものであれば、特に限定されず、いかなるものであってもよい。具体的には、「作業部」は、例えば吸着機構を備えた機器(図示せず)や、ネジ止め等を行う機器等であってもよい。
〈撮像部〉
図1および図2に示すように、撮像部3は、設置箇所70の鉛直上方に位置し、作業台71の作業面710を撮像できるように設置されている。なお、本実施形態では、作業面710がX−Y平面である。
図1および図2に示すように、撮像部3は、設置箇所70の鉛直上方に位置し、作業台71の作業面710を撮像できるように設置されている。なお、本実施形態では、作業面710がX−Y平面である。
撮像部3は、図示はしないが、例えば、複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで構成された撮像素子と、レンズを含む光学系と、を有する。この撮像部3は、撮像対象等からの光をレンズによって撮像素子の受光面で結像させ、光を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する。なお、撮像部3は、撮像機能を有する構成であれば、前述の構成に限定されず他の構成であってもよい。
このような撮像部3には、撮像部3から出力される撮像画像30に基づく画像座標系(撮像部の座標系)が設定されている(図12参照)。この画像座標系は、撮像画像30の面内方向に対してそれぞれ平行なU軸とV軸とによって定まる2次元の直交座標系である。また、本実施形態では、U軸に対する並進成分を「成分U」とし、V軸に対する並進成分を「成分V」とする。成分Uおよび成分Vの長さ(大きさ)の単位は「ピクセル」である。なお、画像座標系は、撮像部3のカメラ視野に写る3次元直交座標を、レンズの光学特性(焦点距離、歪みなど)と撮像素子の画素数および大きさとを加味して非線形変換した2次元の直交座標系である。
〈力検出部〉
図1および図3に示す力検出部120は、ロボット1に設けられている。これにより、スタンプ19やハンド17に付与された力(モーメントを含む)を検出することができる。例えば、スタンプ19やハンド17が作業面710に接触したとき、スタンプ19やハンド17が作業面710から受ける力を検出することができる。このため、例えばスタンプ19が作業面710を適度な力で押圧しているか否かを把握することができる。
図1および図3に示す力検出部120は、ロボット1に設けられている。これにより、スタンプ19やハンド17に付与された力(モーメントを含む)を検出することができる。例えば、スタンプ19やハンド17が作業面710に接触したとき、スタンプ19やハンド17が作業面710から受ける力を検出することができる。このため、例えばスタンプ19が作業面710を適度な力で押圧しているか否かを把握することができる。
また、図1および図3では、ロボットアーム10とスタンプ19またはハンド17との間に力検出部120が介挿されている。このため、スタンプ19やハンド17に付与された力をより精度よく検出することができる。
このような力検出部120としては、6軸力覚センサーや3軸力覚センサーのような力覚センサーが好ましく用いられる。力覚センサーでは、力を精度よく検出することができる。また、力の大きさおよび向きを検出することもできるので、例えば、スタンプ19やハンド17が作業台71に対してどのような姿勢で接触しているのかを、精度よく把握することが可能になる。
なお、力検出部120としては、この他に、例えば、駆動部130が備えるモーターの過電流を検知し、間接的に力を検出する電流検出器、スタンプ19やハンド17に物体等が接触したことを検出する接触センサー等が用いられてもよい。
力検出部120は、検出した力を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する(図4参照)。
〈制御装置〉
図4に示すように、制御装置5は、ロボット1の駆動を制御する機能を有し、ロボット1および撮像部3に対して通信可能に接続されている。なお、制御装置5と、ロボット1および撮像部3との間は、それぞれ、有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。また、制御装置5には、モニター(図示せず)を備える表示装置401と、例えばキーボード等で構成された入力装置402とが接続されている。
図4に示すように、制御装置5は、ロボット1の駆動を制御する機能を有し、ロボット1および撮像部3に対して通信可能に接続されている。なお、制御装置5と、ロボット1および撮像部3との間は、それぞれ、有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。また、制御装置5には、モニター(図示せず)を備える表示装置401と、例えばキーボード等で構成された入力装置402とが接続されている。
図4に示すように、制御装置5は、プロセッサーを備える制御部51と、メモリー等を備える記憶部52と、外部インターフェース(I/F)を備える外部入出力部53と、を含む。制御装置5の各構成要素は、種々のバスを介して相互通信可能に接続されている。
制御部51(プロセッサー)は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを備え、記憶部52(メモリー)に記憶された各種プログラム等を実行する。これにより、ロボット1の駆動の制御や各種演算および判断等の処理を実現できる。
記憶部52には、制御部51により実行可能な各種プログラムが保存されている。また、記憶部52には、外部入出力部53で受け付けた各種データの保存が可能である。記憶部52は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等を含んで構成されている。なお、記憶部52は、非着脱式に限らず、着脱式の外部記憶装置(図示せず)を有する構成であってもよい。
各種プログラムとしては、ロボット1の駆動に関するロボット駆動指令、画像座標系とロボット座標系(本実施形態ではベース座標系)との対応付けに関する画像座標変換指令、および、先端座標系とベース座標系との対応付けに関するロボット座標変換指令等が挙げられる。
画像座標変換指令は、画像座標系における座標である画像座標(U,V:位置)を、ロボット座標系における座標であるロボット座標(X,Y:位置)や先端座標系における座標である先端座標(Xa,Ya:位置)に変換するための座標変換式を求める指令である。この画像座標変換指令を実行することにより、画像座標系とロボット座標系(または先端座標系)との対応付け(キャリブレーション)を行うことができる。
各種データとしては、例えば、ロボット1が有する複数の位置センサー140から出力されたデータ、および、撮像部3から出力された撮像画像30に関するデータ等が挙げられる。また、各種データとしては、撮像部3の画素数等のデータや、後述するキャリブレーションの実行時におけるロボット1の速度、加速度(より具体的には、例えばスタンプ19の移動速度、移動加速度)に関するデータ等が挙げられる。
なお、制御部51は、記憶部52に記憶されたプログラムを実行することで、U−V平面の法線周りの回転成分(画像座標系での姿勢)を、X−Y平面の法線周りの回転成分(ロボット座標系での姿勢)やXa−Ya平面の法線周りの回転成分(先端座標系での姿勢)に変換することも可能である。例えば、撮像画像30で撮像した作業対象物91(またはマーカー190)等と、予め登録した対象の外形形状のモデル(テンプレート)とを比較して、当該モデルに対する作業対象物91の回転角度の値を取得する。これにより、画像座標系での作業対象物91の姿勢を求めることが可能である。また、画像座標系とロボット座標系(または先端座標系)との対応付けを基に、ロボット座標系での作業対象物91の姿勢(または先端座標系での作業対象物91の姿勢)を求めることができる。
外部入出力部53は、外部インターフェース(I/F)を備え、ロボット1、撮像部3、表示装置401および入力装置402の各接続のために用いられる。また、外部入出力部53は、撮像部3からの撮像画像30に関する画像情報(データ)を受け付ける「受付部」として機能する。さらに、外部入出力部53は、力検出部120からの力検出情報(データ)を受け付ける「受付部」として機能する。そして、制御部51は、力検出部120からの力検出情報に基づいて、例えばスタンプ19(マーカー形成部)と作業台71(マーカー被形成物)との接触を検出する。
このような制御装置5は、例えば、図5に示すようにロボット1と通信可能に接続されたコントローラー61と、コントローラー61に通信可能に接続されたコンピューター62とを含んで構成されている。なお、制御装置5は、コントローラー61で構成されていてもよい。ロボット1の駆動の制御は、コントローラー61にあるプロセッサーによりメモリーにある指令(プログラムやデータ)を読み出して実行されてもよいし、コンピューター62に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出してコントローラー61を介して実行されてもよい。
なお、制御装置5は、前述した構成に加えて、さらに他の構成が付加されていてもよい。また、記憶部52(メモリー)に保存されている各種プログラムやデータ等は、予め記憶部52に記憶されたものであってもよいし、記憶部52に代えて例えばCD−ROM等の記録媒体(図示せず)に格納されており、この記録媒体から提供されたものでもよいし、ネットワーク等を介して提供されたものであってもよい。
〈表示装置および入力装置〉
図4に示す表示装置401は、モニターを備えており、各種画面等を表示する機能を有する。したがって、作業者は、表示装置401を介して撮像部3から出力された撮像画像30およびロボット1の駆動状態等を確認することができる。
図4に示す表示装置401は、モニターを備えており、各種画面等を表示する機能を有する。したがって、作業者は、表示装置401を介して撮像部3から出力された撮像画像30およびロボット1の駆動状態等を確認することができる。
入力装置402は、例えばキーボード等を備えている。したがって、作業者は、入力装置402を操作することで、制御装置5に対して各種処理等の指示を行うことができる。なお、図示はしないが、入力装置402は、例えばティーチングペンダント等を備えていてもよい。
また、表示装置401および入力装置402の代わりに、表示装置401および入力装置402の機能を兼ね備えた表示入力装置(図示せず)を用いてもよい。表示入力装置としては、例えばタッチパネルディスプレイ等を用いることができる。また、ロボットシステム100は、表示装置401および入力装置402をそれぞれ1つ有していてもよいし、複数有していてもよい。
以上、ロボットシステム100の基本的な構成について簡単に説明した。かかるロボットシステム100は、前述したように、制御装置5と、制御装置5により制御されるロボット1と、力検出部120と、を有する。そして、制御装置5は後述する制御を実行する。
このようなロボットシステム100によれば、後述する制御装置5による制御を実行できるので、キャリブレーションを容易にかつ精度よく行うことができる。また、そのキャリブレーション結果を用いて行うロボット1の作業対象物91に対する作業をより的確に、また迅速かつ正確に行うことができる。
≪制御方法≫
図6は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。
図6は、制御装置によるロボットの制御方法を示すフロー図である。
図6に示すように、制御装置5によるロボット1の制御方法は、キャリブレーション(ステップS10)の工程と、キャリブレーションの結果を基にしたロボット1による作業(ステップS20)の工程と、を有する。
ロボット1による作業(ステップS20)の具体的な作業内容は、ハンド17(作業部)で作業対象物91に対して作業を行う内容であれば特に限定されないが、例えば、ハンド17で載置台72に載置された作業対象物91を把持し、作業台71上に作業対象物91を搬送して載置する作業が挙げられる(図3参照)。なお、ロボット1による作業(ステップS20)の具体的な作業内容は特に限定されないため、以下では、その説明を省略し、キャリブレーション(ステップS10)について説明する。
〈キャリブレーション〉
図7は、キャリブレーションの流れを示すフロー図である。図8は、マーカー形成の流れを示すフロー図である。図9および図10は、それぞれ、ステップS11を説明するための図である。図11は、ステップS13を説明するための図である。図12は、ステップS14での撮像画像を示す図である。
図7は、キャリブレーションの流れを示すフロー図である。図8は、マーカー形成の流れを示すフロー図である。図9および図10は、それぞれ、ステップS11を説明するための図である。図11は、ステップS13を説明するための図である。図12は、ステップS14での撮像画像を示す図である。
キャリブレーション(ステップS10)では、撮像部3の画像座標系とロボット1のロボット座標系とのキャリブレーション(対応付け)を行う。具体的には、撮像部3から出力された撮像画像30のデータを基にしてロボット1に各種作業を行わせるために、画像座標系における座標(画像座標)をロボット座標系における座標(ロボット座標)に変換する座標変換式(座標変換行列)を求める。つまり、この座標変換式を求めて、画像座標からロボット座標を算出し得る状態にすることが、画像座標系とロボット座標系との「対応付け」に相当する。
本実施形態では、図1に示すスタンプ19を用いてキャリブレーションを行う。なお、スタンプ19は、マーカー190を形成するための部品であり、作業対象物91を保持する機能を有さない。また、本実施形態では、前述したように、ツールセンターポイントP9および所定点P6がそれぞれ回動軸O6上に位置しており、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置の設定(X軸、Y軸およびZ軸のツール設定)、すなわち所定点P6とツールセンターポイントP9との対応付けが済んでおり、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の座標を計算から求めることができる状態にある。
以下、図7に示すフロー図を参照しつつ、キャリブレーションについて説明する。なお、このキャリブレーションは、作業者による入力装置402を用いて行った指示に応じて、制御部51が記憶部52に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。
まず、制御部51は、図9に示すようにスタンプ19を撮像部3の視野内すなわち撮像領域S3内に位置させ、図10に示すように作業台71の作業面710に、例えば円形のマーカー190を形成する(ステップS11)。
以下、図8に示すフロー図を参照しつつ、ステップS11についてさらに詳述する。
図8に示すように、マーカー190の形成は、スタンプ19を作業面710に接触させる(ステップS111)工程と、力検出部120に加わる力を検出する(ステップS112)工程と、検出した力が閾値に達したか否かを判断する(ステップS113)工程と、検出した力が閾値に達していない場合、スタンプ19が作業面710を押圧する力を増加させる(ステップS114)工程と、検出した力が閾値に達している場合、スタンプ19を作業面710から離す(ステップS115)工程と、を有する。以下、各工程について順次説明する。
図8に示すように、マーカー190の形成は、スタンプ19を作業面710に接触させる(ステップS111)工程と、力検出部120に加わる力を検出する(ステップS112)工程と、検出した力が閾値に達したか否かを判断する(ステップS113)工程と、検出した力が閾値に達していない場合、スタンプ19が作業面710を押圧する力を増加させる(ステップS114)工程と、検出した力が閾値に達している場合、スタンプ19を作業面710から離す(ステップS115)工程と、を有する。以下、各工程について順次説明する。
まず、ロボットアーム10を駆動させて、図9に示すようにスタンプ19を撮像部3の視野内すなわち撮像領域S3内に位置させる。そして、作業台71の作業面710にスタンプ19を接触させる(ステップS111)。ロボットアーム10の駆動は、例えばジョグ動作により行う。ジョグ動作とは、例えばティーチングペンダント等の入力装置402を用いた作業者による誘導の指示に基づくロボット1の動作である。
次に、力検出部120により、スタンプ19が作業面710から受ける力(反力)を検出する(ステップS112)。
次に、制御部51は、記憶部52に記憶されている、力に関する閾値を読み出す。この閾値は、例えばマーカー190が良好に形成されるために必要な押圧力(荷重)の下限値とされる。なお、この閾値は、マーカー190の大きさ等によって異なるが、一例として10N程度とされる。
続いて、制御部51は、検出した力と読み出した閾値とを比較し、検出した力が閾値に達したか否かを判断する(ステップS113)。
そして、検出した力が閾値に達していない場合(ステップS113のNo)、スタンプ19が作業面710を押圧する力を増加させる(ステップS114)。具体的には、ロボットアーム10の駆動部130の動作を制御し、例えばスタンプ19と作業面710との距離をより縮めるようにロボットアーム10を駆動する。その後、制御フローを再びステップS112に戻す。そして、検出した力が閾値に達するまで、ステップS112、ステップS113およびステップS114を繰り返す。
なお、ステップS114では、検出した力と閾値との差分を算出し、その差分以上の押圧力を増加させるようにしてもよい。
一方、検出した力が閾値に達している場合(ステップS113のYes)、スタンプ19が作業面710に対して必要な力で押圧していることになる。このため、作業面710には良好なマーカー190が形成されることになる。なお、良好なマーカー190とは、例えばマーカー190を撮像部3で撮像して得られた撮像画像30において、マーカー190を十分に視認し得る程度に鮮明なマーカー190のことをいう。このようにしてマーカー190を形成した後、スタンプ19を作業面710から離す(ステップS115)。
なお、閾値には、上述したように押圧力の下限値のみが設定されていてもよいが、下限値に加えて上限値が設定されていてもよい。この場合、閾値は、下限値と上限値との間の範囲となる。したがって、ステップS113において検出した力が閾値の下限値に達していない(閾値から外れている)場合、ステップS114では、上記と同様、スタンプ19が作業面710を押圧する力を増加させる。一方、ステップS113において検出した力が閾値の上限値を上回っていた(閾値から外れている)場合、ステップS114では、スタンプ19が作業面710を押圧する力を減少させる。このようにすれば、スタンプ19が作業面710に対して必要かつ十分な力で押圧していることになる。このため、作業面には、より良好なマーカー190が形成されることになる。
以上のようにして、制御部51は、力検出部120からの力検出情報に基づいて、スタンプ19を移動させ、作業面710に良好なマーカー190を形成する。
次に、制御部51は、スタンプ19でマーカー190を形成しているときの所定点P6のロボット座標を記憶部52に記憶する(ステップS12)。
次に、制御部51は、前述したステップS12を行った回数が所定回数に達したか否かを判断する(ステップS13)。そして、所定回数に達していない場合(ステップS13のNo)、制御フローを前述したステップS11に戻す。そして、ステップS12を行った回数が所定回数に達するまで、ステップS11、S12を繰り返す。本実施形態では所定回数を9回とする。したがって、本実施形態では、制御部51は、ロボット座標を9つ取得したと判断するまでステップS11、S12を繰り返す。
ここで、制御部51は、各回におけるステップS11において、マーカー190が作業面710のうち撮像領域S3内に位置するようにスタンプ19を移動させる。また、制御部51は、各回において異なる位置にマーカー190が形成されるようにスタンプ19を移動させる。特に、図11に示すように、制御部51は、複数のマーカー190が格子状に配置されるようにスタンプ19を移動させることが好ましい。したがって、制御部51は、例えば、1回目のステップS11において、図11中の左上の位置(第1位置P10)にマーカー190を形成し、2回目のステップS11において、図11中の左側中央の位置(第2位置P20)にマーカー190を形成する。
なお、このように複数のマーカー190を形成する場合も、制御部51は、図8に示すフロー図に基づき、スタンプ19の移動を制御する。これにより、スタンプ19が作業面710を必要な力で押圧し、複数のマーカー190をそれぞれ良好に形成することができる。特に、複数のマーカー190を撮像部3で撮像したとき、マーカー190間で視認性の均一化を図ることができる。その結果、キャリブレーションの精度をより高めることができるとともに、キャリブレーションに要する時間を短縮することができる。
また、制御部51は、1回目および2回目のそれぞれにおいて記憶部52にロボット座標を記憶する。このようにして、制御部51は、ステップS11、S12を9回繰り返し、9つの所定点P6のロボット座標を記憶部52に記憶する。
一方、ステップS12を行った回数が所定回数(本実施形態では9回)に達した場合(ステップS13のYes)、制御部51は、9つのマーカー190を一括して撮像部3に撮像させ、各マーカー190の画像座標を記憶部52に記憶する(ステップS14)。このときの撮像画像30を図12に示す。
次に、制御部51は、9つの所定点P6のロボット座標と、9つのマーカー190の画像座標と、に基づいて、画像座標をロボット座標に変換する座標変換式を求める(ステップS15)。これにより、画像座標系とロボット座標系とのキャリブレーション、すなわち対応付けが完了する。
以上、キャリブレーション(ステップS10)の処理について簡単に説明した。このキャリブレーション(ステップS10)の処理で求めた座標変換式を用いれば、撮像部3で撮像した撮像対象の位置および姿勢をロボット座標系における位置および姿勢に変換することができる。さらには、前述したように、ロボット座標系(ベース座標系)と先端座標系との対応付けは済んでいる状態なので、撮像部3で撮像した撮像対象の位置および姿勢を先端座標系における位置および姿勢に変換することができる。そのため、制御部51は、撮像画像30を基にしてスタンプ19を目的の箇所に位置させることができる。さらには、スタンプ19をハンド17に交換したら、制御部51は、撮像画像30を基にしてハンド17を目的の箇所に位置させることができる。それゆえ、キャリブレーション(ステップS10)における結果であるロボット座標系と画像座標系との座標変換式を用いることで、ロボット1による作業(図6:ステップS20)において、ハンド17を用いてロボット1に適切に作業を行わせることができる。
なお、本実施形態では、図3に示すように、ハンド17のツールセンターポイントP7が回動軸O6上にあるが、ツールセンターポイントP7が回動軸O6上にない場合には、ハンド17に交換した後に、所定点P6に対するツールセンターポイントP7の位置の設定(ツール設定)を行うことが好ましい。これにより、キャリブレーションの結果を基にして、ロボット1による作業を迅速かつより正確に行うことができる。
以上、制御方法について説明した。前述したように、本実施形態に係る制御装置5は、撮像部3からの撮像画像30および力検出部120からの力検出情報に基づいて、ロボット1を制御する制御装置であって、ロボットアーム10およびロボットアーム10に設けられたスタンプ19(マーカー形成部)を有するロボット1を制御可能(駆動に関する指令を実行可能)な制御部51(プロセッサー)を備える(図1〜図4参照)。そして、制御部51は、力検出部120からの力検出情報に基づいて、スタンプ19によって作業面710にマーカー190を形成させ、マーカー190を形成させたときのロボットアーム10の所定点P6のロボット座標(ロボットの座標系における位置)と、マーカー190を含む撮像画像30におけるマーカー190の、画像座標(撮像部の座標系における位置)と、に基づいて、ロボットの座標系と撮像部の座標系とのキャリブレーション(校正)を行う。
このような制御装置5によれば、作業面710にスタンプ19を押圧する際、スタンプ19を適度な力で押圧することができる。このため、良好なマーカー190を形成することができる。かかるマーカー190は、撮像部3で撮像されたときの視認性が高いため、キャリブレーションを精度よく行うことができる。また、キャリブレーションに要する時間を短縮することができる。
また、従来のように、キャリブレーションの度に治具を設置するといった手間がかからないため、キャリブレーションを容易に行うことができるという利点もある。
また、マーカー190を形成する数は、1つであってもよいが、複数のマーカー190を形成し、それを一括して撮像した撮像画像30を基にして各マーカー190の画像座標を取得した場合、マーカー190を形成するごとに撮像画像30を取得する場合に比べて、キャリブレーションをさらに迅速に行うことができる。また、作業対象物91を用いたキャリブレーションの結果(座標変換式)を基にして、ロボット1に実施の各種作業を行わせることができるため、作業対象物91に対する作業をロボット1により的確に行なわせることができる。また、キャリブレーション時にはハンド17が邪魔になり、作業時にはマーキング装置が邪魔になるということなく、よって、キャリブレーションおよび作業を迅速かつ的確に行うことができる。
また、任意の箇所に形成したマーカー190を用いたキャリブレーションが可能であるため、従来のようにタッチアップする処理を行う必要がない。そのため、キャリブレーションをより迅速に行うことができる。
また、ロボットアーム10に対してハンド17およびスタンプ19を相互に装着可能になっている場合、ハンド17に代えてスタンプ19を装着した状態のロボット1を用いたキャリブレーション(対応付け)を行うことができる。このため、ハンド17およびスタンプ19の双方を装着した状態のロボット1を用いたキャリブレーションを行う場合に比べ、ロボットアーム10の先端の重量を大幅に軽量化することができる。そのため、ロボットアーム10の振動等を従来よりも低減することができ、キャリブレーションの高精度化を図ることができる。
なお、本実施形態に係るロボット1は、スタンプ19とハンド17を相互に交換可能に構成されているが、これに限定されず、スタンプ19とハンド17の双方を備えていてもよい。かかるロボットは、ロボットアーム10に対してハンド17およびスタンプ19の双方が装着され、これらを相互に交換する必要がないため、交換作業に要する手間や時間を削減し得るという点で有用である。
また、本実施形態では、所定部位として所定点P6を設定しているが、所定部位は、ロボットアーム10のいずれかの箇所であればよい。例えば、所定部位は、アーム15の先端中心であってもよい。
また、前述したように、制御部51は、スタンプ19(マーカー形成部)を作業面710に接触させることでマーカー190を形成する。これにより、作業面710にマーカー190を簡単に形成することができる。
特に、本実施形態では、前述したようにマーカー形成部は、マーカー190を付するスタンプ19である。そして、制御部51は、スタンプ19を作業台71に接触させることでマーカー190を形成するようロボット1の駆動を制御する。これにより、作業面710に対してマーカー190を特に簡単に形成することができる。また、スタンプ19はシンプルで軽量な構成であるため、ロボットアーム10の振動をより低減させることができる。そのため、スタンプ19を用いることで、キャリブレーションの精度をより高めることができる。
なお、本実施形態に係るロボットアーム10は、前述したようにアーム11〜16(複数のアーム)を有しており、アーム11〜16が基端側から先端側に向かってこの順に連結されている。そして、スタンプ19(マーカー形成部)は、アーム11〜16のうち最も先端のアーム16に設けられている。これにより、スタンプ19は、自由度の高い移動が可能になる。したがって、作業面710に対してスタンプ19をより正確に押圧することができる。具体的には、例えば、スタンプ19の押圧面と作業面710とが平行になるように、スタンプ19の姿勢を制御しながら押圧することができる。
また、本実施形態では、マーカー被形成物として、例えば、紙、木材、樹脂または金属等を含んで構成された作業台71を用いているが、マーカー被形成物は、マーカー形成部がマーカーを形成できるものであれば如何なるものであってもよい。
また、本実施形態では、マーカー形成部としてスタンプ19を用いているが、マーカー形成部は、マーカー被形成物に対してマーカーを形成可能なものであれば如何なるものであってもよい。
また、前述したように、ロボットアーム10の先端部、すなわち最も先端に位置するアーム16には、スタンプ19が設けられている。そして、制御部51は、ロボットアーム10の先端部に設けられているスタンプ19(マーカー形成部)によりマーカー190を形成するようロボット1の駆動を制御する。これにより、スタンプ19を目的とする箇所に移動させることが容易であり、よって、キャリブレーションをより迅速かつ適切に行うことができる。
なお、スタンプ19(マーカー形成部)は、例えば、アーム15やアーム14に設けられていてもよい。また、本実施形態では、ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであるが、制御装置5によって制御される「ロボット」は、スカラロボット(図示せず)であってもよい。スカラロボットを用いた場合、図示はしないが、マーカー形成部は、スカラロボットが有するアームに設けられたシャフト(作動軸)に設けられてもよいし、シャフトが設けられたアームに設けられていてもよい。具体例としては、図示はしないが、スカラロボットが、基台と、基台に接続された第1アーム(アーム)と、第1アームに接続された第2アーム(アーム)と、第2アームに設けられたシャフト(作動軸)とを備える場合、マーカー形成部は、シャフトに設けられていてもよいし、第2アームに設けられていてもよい。
また、前述したように、撮像部3は、作業台71の作業面710を撮像可能に設置されている。そして、外部入出力部53は、作業対象物91が配置されている作業台71を撮像可能に設けられた撮像部3と通信可能である。これにより、作業台71に形成されたマーカー190を撮像でき、その撮像画像30を用いてキャリブレーションを的確に行うことができる。さらに、ロボット1による作業対象物91に対する作業を行うときにも、撮像画像30を用いてロボット1に作業を適切に行わせることができる。
なお、本実施形態では、図6に示すように、キャリブレーション(ステップS10)の後にロボット1による作業(ステップS20)を行ったが、ステップS20においてキャリブレーションの結果を用いるのであれば、ステップS20を単独で行ってもよい。また、キャリブレーション(ステップS10)を単独で行ってもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
次に、第2実施形態について説明する。
図13は、第2実施形態に係るロボットシステムを示す概略図である。図14は、図13に示すロボットシステムを示すブロック図である。図15は、マーカー形成の流れを示すフロー図である。図16および図17は、ステップS11を説明するための図である。図18は、ステップS14での撮像画像を示す図である。なお、図13では、一部の構成の図示を省略している。
前述した第1実施形態では、ロボット1に力検出部120が設けられているのに対し、本実施形態では、作業面710上に力検出部120が設けられている。また、第1実施形態では、マーカー形成部がスタンプ19であり、マーカー被形成物が作業台71であるのに対し、本実施形態では、マーカー形成部がハンド17であり、マーカー被形成物が感圧紙81である。そして、これらが主に異なる以外、本実施形態は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図13〜図18において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図13に示すロボットシステム100Aでは、前述したように、マーカー形成部としてハンド17を用い、マーカー被形成物として作業面710上に設けられた感圧紙81を用いる。すなわち、本実施形態に係るハンド17は、作業対象物91に対する作業を行う作業部であり、かつマーカー形成部でもある。これにより、ハンド17を交換することなく、作業対象物91に対する作業と、マーカー190の形成と、を行うことができる。このため、ロボットシステム100Aの構成の簡略化、および、ロボット1の軽量化を図ることができる。
なお、マーカー形成部はハンド17に限定されず、感圧紙81を押圧し得るものであれば、いかなるものであってもよい。
また、感圧紙81は、力を受けた部分が発色し得る紙である。このような感圧紙81としては、いかなるものであってもよく、厚さは特に限定されない。
なお、感圧紙81は、力を受けた部分が変色し、視覚上、力を受けていない部分との区別が可能になる任意の部材で代替可能である。かかる部材としては、例えば、物体の接触を検知するセンサーを備え、接触部分が変色するように構成されたタッチパネルディスプレイや、磁性粉を敷き詰めたシート状の部材(リライタブル表示シート)等が挙げられる。なお、後者の場合、ハンド17の一部が磁化されているか、またはハンド17が磁石を備えていることが好ましい。
また、図13に示すロボットシステム100Aでは、前述したように、力検出部120が作業面710上に設けられている。これにより、ハンド17から作業面710に付与された力を検出することができる。例えば、ハンド17が感圧紙81および力検出部120を介して作業面710に接触したとき、作業面710がハンド17から受ける力を検出することができる。また、力検出部120をロボット1に設ける必要がないため、ロボット1の軽量化を図ることができる。
このような力検出部120としては、例えばシート型荷重センサー、シート型圧力センサー等が挙げられる。
また、力検出部120は、検出した力を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する(図14参照)。
≪制御方法≫
次に、本実施形態に係る制御装置5によるロボット1の制御方法について、図7および図15を参照しつつ説明する。
次に、本実施形態に係る制御装置5によるロボット1の制御方法について、図7および図15を参照しつつ説明する。
まず、ステップS11において、制御部51は、図16に示すようにハンド17を撮像領域S3内に位置させ、作業台71側に向かって感圧紙81をハンド17で押圧する。これにより、図17に示すように、感圧紙81に、例えば四角形のマーカー190を形成する(ステップS11)。
以下、図15に示すフロー図を参照しつつ、図7に示すステップS11についてさらに詳述する。
図15に示すように、マーカー190の形成は、ハンド17を感圧紙81に接触させる(ステップS111A)工程と、力検出部120に加わる力を検出する(ステップS112)工程と、検出した力が閾値に達したか否かを判断する(ステップS113)工程と、検出した力が閾値に達していない場合、ハンド17が感圧紙81を押圧する力を増加させる(ステップS114)工程と、検出した力が閾値に達している場合、ハンド17を感圧紙81から離す(ステップS115A)工程と、を有する。
以上のようなステップS11によれば、制御部51は、力検出部120からの力検出情報に基づいて、ハンド17を移動させ、感圧紙81に良好なマーカー190を形成する。
以降、ステップS14(図7参照)では、前記第1実施形態と同様、ステップS12を行った回数が所定回数(本実施形態では9回)に達したら、制御部51は、9つのマーカー190を一括して撮像部3に撮像させ、各マーカー190の画像座標を記憶部52に記憶する。このときの撮像画像30を図18に示す。なお、マーカー190の数は、特に限定されないが、好ましくは3以上とされる。
このような制御装置5によれば、ハンド17を備えたロボット1と感圧紙81とを用いたキャリブレーションの実行が可能であるため、ロボットアーム10の振動等を従来よりも低減することができる。そのため、キャリブレーションの高精度化を図ることができる。また、スタンプ19とハンド17との交換が不要であるため、キャリブレーションをより迅速に行うことができる。
特に、本実施形態では、前述したようにマーカー被形成物は、感圧紙81で構成されている。そして、制御部51は、感圧紙81で構成されたマーカー被形成物に対してハンド17(マーカー形成部)を接触させることでマーカー190を形成するようロボット1の駆動を制御する。これにより、作業部でもあるハンド17を用いてマーカー190を容易に形成することができる。
なお、本実施形態では、マーカー被形成物として感圧紙81を用いているが、マーカー被形成物は、マーカー形成部とともにマーカーを形成可能なものであれば如何なるものであってもよい。例えば、マーカー被形成物は、磁石粉を含むものであってもよい。この場合には、マーカー形成部は、磁性を有する物体、例えば金属材料を含んで構成された作業部等であればよい。また、マーカー被形成物は、加えられた圧力に応じて色が変化する構成のシート等であってもよい。
また、前述した第1実施形態における「マーカー被形成物」が作業台71ではなく、感圧紙81を備える作業台71であってもよい。すなわち、スタンプ19で感圧紙81にマーカー190を形成してもよい。
以上説明した本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
次に、第3実施形態について説明する。
図19は、第3実施形態に係るロボットシステムを示す概略図である。図20は、図19に示すロボットシステムを示すブロック図である。図21は、マーカー形成の流れを示すフロー図である。なお、図19では、一部の構成の図示を省略している。
前述した第1実施形態では、ロボットシステム100が力検出部120を有しているのに対し、本実施形態では、ロボットシステム100Bが距離検出部150を有している。すなわち、ロボットシステム100Bは、ロボット1と、ロボット1の駆動を制御する制御装置5と、ロボット1に設けられた距離検出部150と、を有する。また、距離検出部150は、作業面710とマーカー形成部(本実施形態ではスタンプ19)との距離を検出する。そして、これらが主に異なる以外、本実施形態は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図19〜図21において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
〈距離検出部〉
図19に示す距離検出部150は、ロボット1に設けられている。これにより、作業面710とスタンプ19との距離を検出することができる。このため、例えばスタンプ19が作業面710を適度な力で押圧しているか否かを把握することができる。
図19に示す距離検出部150は、ロボット1に設けられている。これにより、作業面710とスタンプ19との距離を検出することができる。このため、例えばスタンプ19が作業面710を適度な力で押圧しているか否かを把握することができる。
このような距離検出部150としては、超音波センサーが好ましく用いられる。超音波センサーは、超音波を利用した測距センサーであって、比較的小型でかつ軽量である。このため、距離検出部150として超音波センサーを用いることにより、ロボットアーム10の振動をより低減させることができる。そのため、キャリブレーションの精度をより高めることができる。
なお、距離検出部150としては、この他に、例えば、レーザーセンサー、静電容量式測距センサー等が挙げられる。このうち、レーザーセンサーは、レーザーを利用した測距センサーである。
距離検出部150は、検出した距離を電気信号に変換し、その電気信号を制御装置5へと出力する(図20参照)。
なお、距離検出部150は、作業面710とスタンプ19との距離を直接検出してもよいが、例えば作業面710以外の部位とスタンプ19との距離を検出した後、所定の演算を経て間接的に求めるようにしてもよく、作業面710とスタンプ19以外の部位との距離を検出した後、所定の演算を経て間接的に求めるようにしてもよい。
≪制御方法≫
次に、本実施形態に係る制御装置5によるロボット1の制御方法について、図7および図21を参照しつつ説明する。
次に、本実施形態に係る制御装置5によるロボット1の制御方法について、図7および図21を参照しつつ説明する。
まず、制御部51は、スタンプ19を撮像部3の視野内すなわち撮像領域S3内に位置させ、作業台71の作業面710にマーカー190を形成する(図7のステップS11)。
以下、図21に示すフロー図を参照しつつ、図7のステップS11についてさらに詳述する。
図21に示すように、マーカー190の形成は、スタンプ19を作業面710に接触させる(ステップS111)工程と、距離検出部150により作業面710とスタンプ19との距離を検出する(ステップS112B)工程と、検出した距離が閾値に達したか否かを判断する(ステップS113B)工程と、検出した距離が閾値に達していない場合、スタンプ19を作業面710に近づける(ステップS114B)工程と、検出した距離が閾値に達している場合、スタンプ19を作業面710から離す(ステップS115)工程と、を有する。
ステップS113Bにおいて、制御部51は、記憶部52に記憶されている、距離に関する閾値を読み出す。この閾値は、例えばマーカー190が良好に形成されるために必要な押圧力に対応する、スタンプ19と作業面710との距離の上限値とされる。したがって、検出した距離が、閾値よりも短ければ、スタンプ19が作業面710を必要な力で押圧していることになる。
続いて、制御部51は、検出した距離と読み出した閾値とを比較し、検出した距離が閾値に達した(閾値よりも短い)か否かを判断する。
そして、検出した距離が閾値に達していない場合(ステップS113BのNo)、スタンプ19を作業面710に近づける(ステップS114B)。その後、制御フローを再びステップS112Bに戻す。そして、検出した距離が閾値に達するまで、ステップS112B、ステップS113BおよびステップS114Bを繰り返す。
なお、ステップS114Bでは、検出した距離と閾値との差分を算出し、その差分以上の距離を縮めるようにしてもよい。
一方、検出した距離が閾値に達している場合(ステップS113BのYes)、スタンプ19が作業面710を必要な力で押圧していることになる。このため、作業面710には良好なマーカー190が形成されることになる。このようにしてマーカー190を形成した後、スタンプ19を作業面710から離す(ステップS115)。
以上のようなステップS11によれば、制御部51は、距離検出部150からの距離検出情報に基づいて、スタンプ19を移動させ、作業面710に良好なマーカー190を形成する。
このように本実施形態に係る制御装置5は、撮像部3からの撮像画像30および距離検出部150からの距離検出情報に基づいて、ロボット1を制御する制御装置であって、ロボットアーム10およびロボットアーム10に設けられたスタンプ19(マーカー形成部)を有するロボット1を制御可能(駆動に関する指令を実行可能)な制御部51(プロセッサー)を備える(図1〜図4参照)。そして、制御部51は、距離検出部150からの距離検出情報に基づいて、スタンプ19によって作業面710にマーカー190を形成させ、マーカー190を形成させたときのロボットアーム10の所定点P6のロボット座標(ロボットの座標系における位置)と、マーカー190を含む撮像画像30におけるマーカー190の、画像座標(撮像部の座標系における位置)と、に基づいて、ロボットの座標系と撮像部の座標系とのキャリブレーション(対応付け)を行う。
このような制御装置5によれば、作業面710にスタンプ19を押圧する際、スタンプ19を適度な力で押圧することができる。このため、良好なマーカー190を形成することができる。かかるマーカー190は、撮像部3で撮像されたときの視認性が高いため、キャリブレーションを精度よく行うことができる。また、キャリブレーションに要する時間を短縮することができる。
また、従来のように、キャリブレーションの度に治具を設置するといった手間がかからないため、キャリブレーションを容易に行うことができるという利点もある。
以上説明した本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
次に、第4実施形態について説明する。
図22は、第4実施形態に係るロボットシステムを示す概略図である。図23は、図22に示すロボットシステムを示すブロック図である。なお、図22では、一部の構成の図示を省略している。
前述した第3実施形態では、ロボット1に距離検出部150が設けられているのに対し、本実施形態では、作業面710上に距離検出部150が設けられている。そして、これらが主に異なる以外、本実施形態は、前述した第3実施形態と同様である。なお、以下の説明では、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図22および図23において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図22に示すロボットシステム100Cでは、前述したように、距離検出部150が作業面710上に設けられている。これにより、スタンプ19と作業面710との距離を検出することができる。このため、例えばスタンプ19が作業面710を適度な力で押圧しているか否かを把握することができる。また、距離検出部150をロボット1に設ける必要がないため、ロボット1の軽量化を図ることができる。
以上説明した本実施形態においても、第3実施形態と同様の効果を発揮することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
次に、第5実施形態について説明する。
図24は、第5実施形態におけるキャリブレーションの流れを示すフロー図である。図25および図26は、それぞれ、ステップS21を説明するための図である。図27は、ステップS22を説明するための図である。図28は、ステップS14での撮像画像を示す図である。図29は、ステップS14での撮像画像の他の例を示す図である。
本実施形態では、主に、ロボット座標系と画像座標系との相対関係を求めて、ステップS11〜S15を自動で行うこと以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
以下、図24に示すフロー図を参照しつつ、本実施形態におけるキャリブレーションについて説明する。
まず、制御部51は、前述したステップS11を行う前に、ロボット座標系と画像座標系との相対関係を求める(ステップS21)。
具体的には、まず、制御部51は、撮像部3の視野内において、図25に示すように作業面710の互いに異なる箇所に3つのマーカー190を形成した後に、図26に示すように撮像画像30を取得して、3つのマーカー190におけるロボット座標および画像座標を取得する。次いで、制御部51は、取得した3つのロボット座標および3つの画像座標に基づいて、下記式(1)中の係数a、b、c、dを求める。これにより、ロボット座標と画像座標との間の座標変換式を求めることができ、画像座標系での変位(移動量)を、ロボット座標系(ベース座標系)での変位量さらには先端座標系での変位(移動量)に変換することができる。
なお、式(1)におけるΔX、ΔYは、画像座標系での2箇所間の変位(移動量)を示し、ΔU、ΔVは、ロボット座標系での2箇所間の変位(移動量)を示す。
例えば、所定点P6がマーカー190a(基準点)の形成時の地点から矢印R1方向に移動してマーカー190bの形成時の地点に移動する移動量が、X方向に10mm、Y方向に0mmであり、所定点P6がマーカー190aの形成時の地点から矢印R2方向に移動してマーカー190cの形成時の地点に移動する移動量が、X方向に0mm、Y方向に10mmであるとする(図25参照)。また、マーカー190aの画像座標が(U0,V0)であり、マーカー190bの画像座標が(U1,V1)であり、マーカー190cの画像座標が(U2,V2)であるとする。この場合、以下のようにして係数a、b、c、dを求めることができる。
このように、3つの異なる箇所にマーカー190を形成しつつ所定点P6を移動させて得られた3つのロボット座標および3つの画像座標を基にして、上記式(1)に示す座標変換式(アフィン変換式)を用いることで、ロボット座標系と画像座標系との相対関係を簡単にかつ適切に求めることができる。この相対関係とは、ロボット座標系での移動量から画像座標系での移動量を計算により求めることができる関係をいう。
次に、図27に示すように、撮像画像30における9つの教示点301を設定する(ステップS22)。本実施形態では、格子状に配列された9つの教示点301を設定する。具体的には、制御部51は、図27に示すように撮像画像30のサーチウィンドウ300を9分割してその分割された各領域の中心を教示点301として設定する。
また、ステップS22では、制御部51は、9つの教示点301を設定した後、マーカー190a(基準点)から各教示点301(教示点301a〜301i)への画像座標系での移動量(ΔU,ΔV)を求める。
例えば、制御部51は、マーカー190a(基準点)から各教示点301への画像座標系での移動量(ΔU,ΔV)を下記に示すように求めることができる。なお、下記の各画像座標系での移動量(ΔU,ΔV)は、上から順に、教示点301a、301b、301c、301d、301e、301f、301g、301h、301iに対応する。また、下記では、マーカー190a(基準点)の座標を(Xref,Yref)で示し、サーチウィンドウ300のU軸方向の長さを「Width」で示し、サーチウィンドウ300のV軸方向の長さを「Height」で示し、原点Oからサーチウィンドウ300までのU軸方向の距離を「Left」で示し、原点Oからサーチウィンドウ300までのV軸方向の距離を「Top」で示す。
また、ステップS22では、制御部51は、ステップS21で求めた座標変換式と画像座標系での移動量(ΔU,ΔV)とを基にして、ロボット座標系での所定点P6の相対的な移動量(ΔX,ΔY)を求める。これにより、ジョグ動作によらずステップS11〜S15を自動で行うことができる。なお、ステップS14において、9つのマーカー190を撮像した撮像画像30を図28に示す。図28では、ステップS21で形成した3つのマーカー190を破線で示し、ステップS11で形成した9つのマーカー190を実線で示す。
ここで、制御部51は、図28の破線で示すように3つのマーカー190を形成した後(ステップS21)、図28の実線で示すように9つのマーカー190を形成する(ステップS11)が、例えば、図29に示すように各マーカー190を形成してもよい。具体的には、制御部51は、図29の破線で示すように3つのマーカー190を形成した後に(ステップS21)、図29の実線で示すように9つのマーカー190を形成してもよい(ステップS11)。すなわち、制御部51は、ステップS11において、ステップS21で形成した3つのマーカー190とは異なる位置に(重ならないように)、9つのマーカー190を形成する。これにより、各マーカー190が重ならないため、作業者の視認性を高めることができる。
また、制御部51は、ステップS21で形成するマーカー190およびステップS11で形成するマーカー190の各色や、形状を異なる形態にしてもよい。このような方法によっても、作業者の視認性を高めることができる。
以上、本実施形態におけるキャリブレーションについて説明した。前述したように、制御部51は、複数のマーカー190を形成したときのロボット座標系における複数のロボット座標(座標)と、複数のマーカー190の画像座標系における複数の画像座標(座標)とに基づいて、ロボット座標系と画像座標系との相対関係を求めた後、その相対関係を基にして対応付けを行う。
これにより、キャリブレーションの精度をより高くすることができる。また、前述したように、相対関係を求めることで、ロボット座標系での移動量から画像座標系での移動量を計算により求めることができるため、ステップS11において9つの教示点301(複数の箇所)に所定点P6をジョグ動作によらず自動的に移動させることができる。そのため、キャリブレーションにおける作業者の作業を簡易に行うことができる。
さらには、制御部51は、相対関係を求める際に用いるロボット座標系におけるロボット座標(座標)の数よりも多くの数のロボット座標系におけるロボット座標(座標)と、相対関係を求める際に用いる画像座標系における画像座標(座標)の数よりも多くの数の画像座標系における画像座標(座標)と、を用いて対応付けを行う。本実施形態では、ステップS21において3つのロボット座標および3つの画像座標を用いており、ステップS15における座標変換式を求めるときに9つのロボット座標および9つの画像座標を用いている。
これにより、相対関係を求める処理を行わない場合に比べて、9つの箇所(教示点301)にほぼ均等な間隔でマーカー190を形成できるため、キャリブレーションの精度をさらに高くすることができる。
なお、本実施形態では、教示点301は9つであったが、教示点301の数は任意であり、少なくとも3つ以上であればよい。ただし、教示点301の数が多い程、キャリブレーションの精度が向上する。また、教示点301の数は、ステップS21の座標変換式を求める際に用いたロボット座標の数(本実施形態では3つ)以上であることが好ましい。また、本実施形態では、これら教示点301は、格子状に配列されているが、これらの配列は格子状に限定されない。
また、本実施形態では、前述した第1実施形態と同様に、ツールセンターポイントP9と所定点P6とが回動軸O6上にあり、ツールセンターポイントP9のロボット座標(X,Y)と所定点P6のロボット座標(X,Y)とが一致している場合を例に説明した。つまり、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置の設定(X軸、Y軸およびZ軸のツール設定)、すなわち所定点P6とツールセンターポイントP9との対応付けが、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置姿勢(座標)を計算から求めることができる状態である場合を例に説明した。これに対し、ツールセンターポイントP9のロボット座標(X,Y)と所定点P6のロボット座標(X,Y)とが一致していない場合には、ステップS11の前でステップS22の後に、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置の設定(X座標およびY座標ツール設定)を行うことが好ましい。これにより、これらが一致していない場合でもキャリブレーションの精度を高めることができる。
なお、ツール設定の方法は特に限定されないが、例えば、撮像画像30の画像中央にマーカー190(ツールセンターポイントP9)を位置させつつ、所定点P6を互いに異なる2箇所に移動させる方法が挙げられる。この方法では、移動前後の所定点P6のロボット座標および画像座標と、ツールセンターポイントP9を中心とした所定点P6の回転角度θと、マーカー190の画像座標系での座標とを基にして、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置を求める。このような方法によれば、ツール設定を簡単かつ精度良く行うことができる。また、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置が設計値や実測値により求められる場合には、その設計値や実測値を、所定点P6に対するツールセンターポイントP9の位置として用いてもよい。
以上説明した本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<ロボットシステムの他の構成例>
本発明におけるロボットシステムは、図30および図31に示す形態であってもよい。
図30および図31は、それぞれロボットシステムの他の例を示すブロック図である。
本発明におけるロボットシステムは、図30および図31に示す形態であってもよい。
図30および図31は、それぞれロボットシステムの他の例を示すブロック図である。
図30には、ロボット1に直接コンピューター63が接続されたロボットシステム100Dの全体構成図を示す。ロボット1の制御はコンピューター63に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出して直接実行される。コンピューター63は、前述した制御装置5の機能を有する。なお、コンピューター63はロボット1に内蔵されていてもよい。
図31には、コントローラー61が内蔵されたロボット1とコンピューター66とが接続され、コンピューター66がLAN(Local Area Network)等のネットワーク65を介してクラウド64に接続されているロボットシステム100Eの全体構成図を示す。前述した制御装置5は、例えば、コントローラー61で構成することができる。ただし、ロボット1の制御はコンピューター66に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出して実行されてもよいし、クラウド64上に存在するプロセッサーによりコンピューター66を介してメモリーにある指令を読み出して実行されてもよい。したがって、制御装置5は、コントローラー61およびコンピューター66で構成されていると捉えてもよいし、コントローラー61、コンピューター66およびクラウド64で構成されていると捉えてもよい。
以上、本発明の制御装置およびロボットシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットシステムが有するロボットとして、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットを例示したが、当該ロボットは、例えば、スカラロボット等の他のロボットであってもよい。また、当該ロボットは、単腕ロボットに限定されず、例えば、双腕ロボット等の他のロボットであってもよい。また、ロボットアームが有するアームの数は、前述した実施形態では、6つであるが、1〜5つまたは7つ以上であってもよい。
1…ロボット、3…撮像部、5…制御装置、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、17…ハンド、19…スタンプ、30…撮像画像、51…制御部、52…記憶部、53…外部入出力部、61…コントローラー、62…コンピューター、63…コンピューター、64…クラウド、65…ネットワーク、66…コンピューター、70…設置箇所、71…作業台、72…載置台、81…感圧紙、91…作業対象物、100…ロボットシステム、100A…ロボットシステム、100B…ロボットシステム、100C…ロボットシステム、100D…ロボットシステム、100E…ロボットシステム、110…基台、120…力検出部、130…駆動部、140…位置センサー、150…距離検出部、190…マーカー、190a…マーカー、190b…マーカー、190c…マーカー、300…サーチウィンドウ、301…教示点、301a…教示点、301b…教示点、301c…教示点、301d…教示点、301e…教示点、301f…教示点、301g…教示点、301h…教示点、301i…教示点、401…表示装置、402…入力装置、710…作業面、O…原点、O6…回動軸、P10…第1位置、P20…第2位置、P6…所定点、P7…ツールセンターポイント、P9…ツールセンターポイント、R1…矢印、R2…矢印、S10…ステップ、S11…ステップ、S111…ステップ、S111A…ステップ、S112…ステップ、S112B…ステップ、S113…ステップ、S113B…ステップ、S114…ステップ、S114B…ステップ、S115…ステップ、S115A…ステップ、S12…ステップ、S13…ステップ、S14…ステップ、S15…ステップ、S20…ステップ、S21…ステップ、S22…ステップ、S3…撮像領域、U…成分、V…成分、X…成分、Xa…成分、Y…成分、Ya…成分、Z…成分
Claims (11)
- 撮像部からの撮像画像および力検出部からの力検出情報に基づいて、ロボットを制御する制御装置であって、
ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられたマーカー形成部を有するロボットを制御する制御部
を備え、
前記制御部は、
前記力検出情報に基づいて、前記マーカー形成部によって基準面にマーカーを形成させ、
前記ロボットの座標系において前記マーカーを形成させたときの前記ロボットアームの所定部位の位置と、前記撮像部の座標系において前記マーカーを含む前記撮像画像における前記マーカーの位置と、に基づいて、前記ロボットの座標系と前記撮像部の座標系との対応付けを行う、
ことを特徴とする制御装置。 - 前記力検出部は、前記ロボットに設けられている請求項1に記載の制御装置。
- 前記力検出部は、前記基準面に設けられている請求項1に記載の制御装置。
- 前記力検出部は、力覚センサーである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 撮像部からの撮像画像および距離検出部からの距離検出情報に基づいて、ロボットを制御する制御装置であって、
ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられたマーカー形成部を有するロボットを制御する制御部
を備え、
前記制御部は、
基準面と前記マーカー形成部との距離に関する前記距離検出情報に基づいて、前記マーカー形成部によって前記基準面にマーカーを形成させ、
前記ロボットの座標系において前記マーカーを形成させたときの前記ロボットアームの所定部位の位置と、前記撮像部の座標系において前記マーカーを含む前記撮像画像における前記マーカーの位置と、に基づいて、前記ロボットの座標系と前記撮像部の座標系との対応付けを行う、
ことを特徴とする制御装置。 - 前記距離検出部は、前記ロボットに設けられている請求項5に記載の制御装置。
- 前記距離検出部は、前記基準面に設けられている請求項5に記載の制御装置。
- 前記距離検出部は、超音波センサーである請求項5ないし7のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記マーカー形成部は、前記マーカーを付するスタンプである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記マーカー形成部は、作業対象物に対する作業を行う作業部である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の制御装置。
- 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の制御装置と、
前記制御装置により制御される前記ロボットと、
を有することを特徴とするロボットシステム。
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