JP4212718B2 - 巻鉄心解体方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランス等の静止誘導電気機器に用いられている巻鉄心をリサイクルのために解体する巻鉄心解体方法、及び該解体方法を実施するために用いる解体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油入りトランスのリサイクルを行う場合には、トランスの本体をタンクから取り出した後、トランスを焼却炉に入れて絶縁物及び絶縁油を焼却し、残存したコイル導体及び鉄心を有価物として回収するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
油入りトランスのリサイクルを行うに当って、トランスを焼却すると、絶縁油から有毒ガスが発生して大気を汚染するため好ましくない。トランスを焼却することなくそのリサイクルを行うためには、先ずトランスから絶縁油を除去するための洗浄作業を行う必要がある。
【0004】
トランスに用いられている鉄心は鋼帯を積層した構造を有するため、油入りトランスに用いられていた鉄心では、その内部にまで絶縁油が浸透している。そのため、鉄心をそのまま洗浄しても鋼帯に付着した絶縁油を完全に除去することはできない。鉄心を構成する鋼帯から絶縁油を完全に除去するためには、鉄心を構成している鋼帯を1枚ずつ分離してから洗浄することが必要である。
【0005】
従って、トランスのリサイクルを行うに当っては、鉄心の解体作業を行うことが必要であるが、鉄心の解体を手作業により行うと作業者が絶縁油により汚損されるため好ましくない。特に絶縁油にPCBが含まれている場合には、鉄心の解体作業を人手により行うことができないため、PCBを含む絶縁油が用いられていた時代のポールトランスは、リサイクルが行われないまま大量に保管されているのが現状である。
【0006】
油入りトランスのリサイクルを進めるためには、鉄心に手を触れることなくその解体を行う技術を確立することが必要である。
【0007】
本発明の目的は、トランス等の静止誘導電気機器に用いられていた巻鉄心を人手を交えることなく解体する静止誘導電気機器用の巻鉄心の解体方法及び該解体方法を実施するために用いる解体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる解体方法においては、巻鉄心をターンテーブルに固定し、巻鉄心の外周に鋼帯送り出しローラを押し当てた状態で、巻鉄心と鋼帯送り出しローラとを同方向に回転させることにより巻鉄心を構成する鋼帯を該巻鉄心から分離させ、分離させた鋼帯を巻鉄心から引き離す方向に変位させることにより巻鉄心を解体する。
【0009】
鋼帯の分離を容易にするため、巻鉄心の回転方向は該巻鉄心を構成している鋼帯の巻回方向と同方向とするのが好ましい。
【0010】
上記のように、巻鉄心の外周に鋼帯送り出しローラを押し当てた状態で、巻鉄心と鋼帯送り出しローラとを同方向に回転させると、巻鉄心を構成している鋼帯のうち、鋼帯送り出しローラに接している最外周の鋼帯とその内側の鋼帯との間に互いに周方向の反対側に向かう力が働くため、鋼帯送り出しローラに接している最外周の鋼帯から順に巻鉄心から分離させられ、鉄心が解体される。
【0011】
上記の方法によれば、巻鉄心に人手を触れることなく、鉄心の解体作業を機械的に行わせることができるため、PCBを含む絶縁油が付着している巻鉄心であってもその解体作業を安全に進めることができる。
【0012】
上記の巻鉄心解体方法を実施するために用いる解体装置は、解体すべき巻鉄心を保持する保持面を有するターンテーブルと、該ターンテーブルの保持面に巻鉄心を固定する鉄心固定機構と、該ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆動機構と、ターンテーブルの回転軸と平行な軸の回りを回転するように設けられてターンテーブルに保持された巻鉄心の外周面に当接させられる鋼帯送り出しローラと、鋼帯送り出しローラを巻鉄心の外周側に付勢するローラ付勢手段と、鋼帯送り出しローラをターンテーブルと同方向に回転させるローラ駆動手段とを備えることにより構成できる。
【0013】
上記解体装置には、巻鉄心及び鋼帯送り出しローラの回転に伴って巻鉄心から分離された鋼帯を予め定められた方向に案内する分離鋼帯ガイド手段と、該分離鋼帯ガイド手段により案内された鋼帯を引取ってターンテーブル上に固定された巻鉄心から引き離す方向に送り出す鋼帯引取り装置とを更に設けることが好ましい。
【0014】
上記のように、分離鋼帯ガイド手段と鋼帯引取り装置とを設けておくと、巻鉄心から分離された鋼帯を一定の方向に送り出して巻鉄心から引き離すことができるため、鉄心の解体作業を円滑に進めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の解体方法により解体する巻鉄心が用いられているトランスの構造の一例を示した分解斜視図である。同図において、1はけい素鋼帯を巻回積層してなる巻鉄心、2,2は巻鉄心1の左右の脚部に嵌装されたコイルで、各コイル2は、一次コイル(高圧コイル)2aと二次コイル(低圧コイル)2bとからなっている。
【0016】
図1において、3及び4はそれぞれ鉄心1の上部継鉄部及び下部継鉄部を締め付ける上部継鉄締付金具及び下部継鉄締付金具、5は巻鉄心1の左右の脚部の外周とコイル2との間を通して上部継鉄締付金具3及び下部継鉄締付金具4を互いに引き寄せる方向に締め付ける鉄製のバンドである。
【0017】
また6は上部継鉄締め付け金具3に取り付けられる端子板、7は上部継鉄締め付け金具3と巻鉄心の上部継鉄部の積層面との間に挿入される絶縁板、8は下部継鉄締め付け金具4と巻鉄心の下部継鉄部の積層面との間に挿入される絶縁板、9は巻鉄心の継鉄部とコイルの端面との間に挿入される絶縁板、10及び11はそれぞれ巻鉄心の上部継鉄部の外周と上部継鉄締め付け金具3との間及び下部継鉄部の外周と下部継鉄締め付け金具4との間に挿入される絶縁板、12はコイルの外周と図示しないタンクの内面との間に挿入される絶縁板であり、絶縁板7〜12はプレスボード等からなっている。図1に示したトランスは絶縁油とともに図示しないタンクに収容される。
【0018】
本発明に係わる巻鉄心解体方法は、図1に示したようなトランスのリサイクルを図る際に巻鉄心1を解体する方法である。以下図2ないし図4を参照して本発明に係わる解体方法を実施するために用いる解体装置の構成例を、鉄心のリサイクル設備の要部の構成とともに説明する。
【0019】
図2は本発明に係わる解体装置が用いられたリサイクル設備の要部の斜視図、図3は同解体装置の要部の上面図、図4は図3のA−A線断面図である。
【0020】
図2に示したリサイクル設備では、巻鉄心1を構成している鋼帯を1枚ずつまたは複数枚ずつ分離して巻鉄心を解体した後、分離された鋼帯をチップ状に裁断して細片とし、該細片を洗浄することにより鋼帯に付着していた絶縁油を除去する。
【0021】
図2は同リサイクル設備のうち、巻鉄心1を構成している鋼帯1aを1枚ずつまたは複数枚ずつ分離して巻鉄心を解体する解体装置15と、該解体装置15から得られる鋼帯を一方向に搬送する搬送装置16と、搬送装置16により搬送された鋼帯を裁断する裁断装置17とを示している。
【0022】
図2ないし図4に示された巻鉄心解体装置15は、巻鉄心1から鋼帯1aを分離する鋼帯分離装置15Aと、該鋼帯分離装置15Aにより分離された鋼帯を図5に示すような断面くの字形の鋼帯1a´に成形して鋼帯に折り目をつける成形装置15Bとからなっている。
【0023】
図2ないし図4において20は板面を水平方向に向けた状態で配置されたターンテーブルで、ターンテーブル20はその下面の外周寄りの部分に当接させられた少なくとも3個の支持ローラ21と、その下面の中央部に取り付けられた回転軸22とにより回転自在に支持されている。支持ローラ21は図示しないフレームに支持された支柱23に取り付けられ、回転軸22は図示しないフレームに軸受を介して支持されている。ターンテーブル20の下面には大歯車24がその軸線をターンテーブル20及び回転軸22の中心軸線と一致させた状態で取り付けられている。また図示しないフレームに支持された電動機25の回転軸に取り付けられた小歯車26が大歯車24に噛み合わされ、電動機25により歯車26及び24からなる減速機構を介してターンテーブル20が回転駆動されるようになっている。この例では、電動機25と、歯車24及び26とにより、ターンテーブル駆動機構が構成されている。
【0024】
ターンテーブル20上には、図示しない拡縮機構により相互間の距離を調整し得る鉄心クランプ27,27が取り付けられている。解体すべき巻鉄心1は、その中心をターンテーブル20の中心にほぼ一致させた状態で、かつ鉄心クランプ27,27をその窓部の内側に位置させた状態でターンテーブル20上に配置する。そして、図示しない拡縮機構(鉄心クランプ27,27相互間の間隔を拡大したり縮小したりする機構)により鉄心クランプ27,27を互いに離間させる方向に変位させて巻鉄心1の脚部の内周面に当接させ、両クランプにより巻鉄心1をターンテーブル20上に固定する。鉄心クランプ27,27と両クランプを変位させる図示しない拡縮機構とにより、巻鉄心をターンテーブル上に固定する鉄心固定機構が構成されている。
【0025】
図示しないフレームにはまた、流体圧シリンダ(好ましくはエアシリンダ)28が、その軸線をターンテーブル20の径方向に一致させた状態で、かつそのピストンロッド28aをターンテーブル側に向けた状態で取り付けられていて、該シリンダ28のピストンロッド28aの先端に固定されたブラケット29に、ターンテーブル20の回転軸22と平行に伸びるローラ駆動軸30が回転自在に支持されている。ブラケット29にはまた電動機31が取り付けられ、該電動機31により直接または減速機を介してローラ駆動軸30が回転駆動されるようになっている。ローラ駆動軸30には、ターンテーブルの軸線方向に間隔をあけて配置された1対の鋼帯送り出しローラ32,32が取り付けられている。図示の例では、シリンダ28により、鋼帯送り出しローラ32,32を巻鉄心1の外周側に付勢するローラ付勢手段が構成され、電動機31と、該電動機31とローラ駆動軸30との間に必要に応じて設けられる減速機とにより、鋼帯送り出しローラ32をターンテーブル20と同方向に回転させるローラ駆動手段が構成されている。
【0026】
鋼帯送り出しローラ32,32は、シリンダ28により駆動されて、図示のようにターンテーブル上の巻鉄心1の外周面に当接する作用位置と、該巻鉄心から離れた状態になる退避位置との間をターンテーブルの径方向に沿って変位させられる。巻鉄心を解体する際には、鋼帯送り出しローラ32,32が、図示のように作用位置に配置されて、シリンダ28の付勢力によりターンテーブル上の巻鉄心1の外周に押し当てられる。
【0027】
鋼帯送り出しローラ32は、マグネットローラや、外周にスパイクが取り付けられたスパイク付きのローラからなっていて、巻鉄心の外周に押し当てられた状態で電動機31により駆動されたときに、鋼帯の表面に絶縁油が付着している場合でも鋼帯との間で殆どスリップを生じることなく、巻鉄心1の外周面に接触しつつ転動するように配慮されている。
【0028】
なお鋼帯送り出しローラとしては、外周面にローレット加工等の滑り止め加工が施されたローラを用いることもできる。
【0029】
巻鉄心1を解体する際には、巻鉄心1の外周に鋼帯送り出しローラ32を押し当てた状態で、ターンテーブル20(巻鉄心1)及び鋼帯送り出しローラ32を同方向に回転させる。図示の例では、ターンテーブル20と鋼帯送り出しローラ32とが上方から見て時計方向に回転させられる。
【0030】
巻鉄心1と鋼帯送り出しローラ32とを同方向に回転させると、鋼帯送り出しローラ32に接している巻鉄心1の最外周の鋼帯1aとその内側の鋼帯との間に互いに周方向の反対側に向かう力が働くため、鋼帯送り出しローラ32に接している最外周の鋼帯1aから順に巻鉄心1から分離させられ、鉄心1が解体される。
【0031】
なお巻鉄心としては、種々の構造のものが用いられているが、本発明はいずれの構造の巻鉄心に対しても適用することができる。図6(A)ないし(C)は種々の巻鉄心の構造を示したもので、図6(A)は鋼帯を1ターン分ずつカットして、各ターンの鋼帯1aの両端を、鉄心の継鉄部でラップ接合(重ね合わせ接合)した1ターンカット形の巻鉄心を示している。また図6(B)は、鋼帯を1ターン分ずつカットして、各ターンの鋼帯1aの両端を、バット接合(突き合わせ接合)した構造を有する1ターンカット形の巻鉄心を示している。更に図6(C)は、鋼帯1aを2ターン分ずつカットして順次積層した構造を有する2ターンカット形の巻鉄心を示している。
【0032】
なお巻鉄心をターンテーブル上に配置する際には、該巻鉄心を構成している鋼帯の巻回の仕方に応じて、巻鉄心のいずれの積層面を上に向けるかを決定する必要がある。即ち、図6(A)に示したように各鋼帯の両端がラップ接合された巻鉄心、または図6(C)に示すような2ターンカット形の巻鉄心を解体する場合には、巻鉄心を鋼帯の巻回方向と同方向に回転させる必要があるので、巻鉄心1を構成している鋼帯の巻回方向とターンテーブル20(巻鉄心)及び鋼帯送りローラ32の回転方向とを一致させるように、巻鉄心1の所定の積層面を上に向けた状態で配置する。図6(B)に示すようなバット接合された巻鉄心を解体する場合には、巻鉄心をいずれの方向に回転させても鋼帯を分離することができるので、巻鉄心の積層面の向きの如何は問わない。
【0033】
なおここで、巻鉄心の鋼帯の巻回方向とは、巻鉄心1の内周側から外周側に順次積層されている鋼帯のそれぞれの内周側の端部を各鋼帯の巻回の始端部とした場合の各鋼帯の巻回方向を意味する。図6(A)に示した巻鉄心1及び図6(C)に示した巻鉄心1では、各鋼帯が上方(紙面の手前側)から見て時計方向に巻回されている。
【0034】
鋼帯送り出しローラ32の近傍に位置させた状態で、ターンテーブル20の側方に鋼帯引取り装置35が配置されている。この鋼帯引取り装置は、図示しないフレームに固定された支持台36と、ターンテーブル20の回転軸と平行な軸を介して支持台36に支持された送給ローラ37と、図示しないフレームに固定されたシリンダ38のピストンロッドの先端に設けられたブラケットにターンテーブルの回転軸と平行な軸を介して支持された加圧ローラ39と、電動機を駆動源として送給ローラ37を回転駆動する図示しない駆動機構とからなっている。
【0035】
加圧ローラ39は、シリンダ38によりX1 方向及びX2 方向に駆動されて、送給ローラ37に当接した状態になる送給位置と、図3に示したように送給ローラ37から離反した状態になる退避位置との間を変位させられる。
【0036】
支持台36にはまた、加圧ローラ39の近傍から鋼帯送り出しローラ30付近まで延びる第1のガイド部材40と、送給ローラ37付近からターンテーブル上の巻鉄心1の外周付近まで延びる第2のガイド部材41とが取り付けられている。第1のガイド部材40及び第2のガイド部材41は板状に形成されていて、鋼帯送り出しローラ30及び巻鉄心1側に向うにしたがって相互間の間隔が大きくなるように傾斜した状態で、かつターンテーブル20には接触しない状態で設けられている。ガイド部材40及び41のそれぞれの先端部には外側に反り返った湾曲部40a及び41aが形成されていて、巻鉄心1及び鋼帯送りローラ30の回転により巻鉄心1から離反させられた鋼帯1aが、ガイド部材40及び41の間を通して送給ローラ37及び加圧ローラ39側に向って案内されるようになっている。第1及び第2のガイド部材40及び41により、巻鉄心及び鋼帯送り出しローラの回転に伴って前記巻鉄心から分離された鋼帯を予め定められた方向に案内する分離鋼帯ガイド手段が構成されている。
【0037】
図示の鋼帯引取り装置35においては、巻鉄心を解体する際に、加圧ローラ39が送給ローラ37に当接した状態にされて、送給ローラ37が図示しない駆動機構により回転駆動される。送給ローラ37及び加圧ローラ39は、巻鉄心1から分離させられてガイド部材40及び41の間を通して案内されてくる鋼帯1aを間に挟んで巻鉄心1から引き離す方向に送り出す。
【0038】
この例では、ターンテーブル20と、歯車24,26及び電動機25からなるターンテーブル駆動機構と、鉄心クランプ27,27と、電動機31及び鋼帯送り出しローラ32と、鋼帯引取り装置35と、ガイド部材40及び41とにより、鋼帯分離装置15Aが構成されている。
【0039】
鋼帯分離装置15Aの出口側(鋼帯引取り装置35の出口側)には、鋼帯成形装置15Bが配置されている。図示の鋼帯成形装置15Bは、流体圧シリンダ50により駆動されて鋼帯送り出しローラ32と同方向(X1 ,X2 方向)に変位させられる鋼帯保持テーブル51と、該鋼帯保持テーブル51に固定された第1のプレス型52と、流体圧シリンダ53により駆動されて第1のプレス型52に接近する方向(X1 方向)と該第1のプレス型52から退避する方向(X2 方向)とに変位させられる第2のプレス型54と、第1のプレス型52に設けられた窓部52a内に配置された加圧ローラ55と、第2のプレス型54に設けられた窓部54a内に配置されて加圧ローラ55に対向させられた送給ローラ56と、加圧ローラ55を送給ローラ56側に付勢するバネ57と、送給ローラ56を回転駆動する駆動源58とを備えている。図示の例では、加圧ローラ55が第1のプレス型52の長手方向に間隔をあけて2個設けられ、これら2個の加圧ローラ55,55にそれぞれ対向するように、2個の送給ローラ56,56が第2のプレス型54の長手方向に間隔をあけて設けられている。
【0040】
第1のプレス型52及び第2のプレス型54はそれぞれ断面がくの字形を呈する型面を有していて、両プレス型52,54の型面の間に鋼帯を位置させた状態で両プレス型が互いに接近する方向に変位することにより、鋼帯を図5に示すような断面くの字形の形状にプレス成形してその長手方向に沿って折り目をつける。
【0041】
鋼帯成形装置15Bの入口側には、鋼帯センサ60が配置されている。図示の鋼帯センサは、鋼帯成形装置15Bの入口側の端部位置付近で、該鋼帯成形装置15Bに供給される鋼帯の通路を間にして対向するように配置された発光器60aと受光器60bとからなっている。受光器60bは、発光器60aからの光を受信したときと受信しないときとで状態(オン状態またはオフ状態)を異にする光電スイッチからなっていて、該光電スイッチの状態により鋼帯成形装置15Bの入口に鋼帯1aが存在するか否かの情報を与える。
【0042】
上記の鋼帯成形装置15Bにおいては、巻鉄心1から鋼帯1aを分離する際に、第1のプレス型52と第2のプレス型54とが所定の間隔をあけた状態で配置され、送給ローラ56,56にそれぞれ加圧ローラ55,55が当接させられる。送給ローラ56は、鋼帯センサ60により、巻鉄心1から分離されて鋼帯引取り装置35により引取られた鋼帯1aが、第1のプレス型52及び第2のプレス型54の間に送り込まれたことが検出されたときに駆動され、鋼帯センサ60が鋼帯引取り装置35から送り出された鋼帯1aの後端部を検出した時(鋼帯が第1及び第2のプレス型52及び54の間に完全に導入された時)に停止させられる。
【0043】
搬送装置16は長手方向に沿って並べて配置された多数の搬送ローラを備えた公知のローラコンベアからなっていて、その幅方向の一端16aをシリンダ50側に位置させ、かつその長手方向を鋼帯成形装置15Bの長手方向に沿わせた状態で配置されている。この搬送装置16は、第1及び第2のプレス型52及び54により成形された鋼帯1a´を受けとって裁断装置17側に搬送する。
【0044】
前記鋼帯成形装置15Bにおいては、第1及び第2のプレス型52及び54を所定の間隔を隔てた状態で配置して各送給ローラ56と加圧ローラ55とを所定の押圧力をもって当接させた状態にしたときに、鋼帯保持テーブル51がプレス型52及び54の間の隙間の下端を塞いで鋼帯を保持し得る状態になり、鋼帯保持テーブル51がシリンダ50により第1のプレス型52とともに限界位置まで後退させられたときに、鋼帯保持テーブル51の先端部が搬送装置の幅方向の一端16a寄りの位置まで後退して、該後退保持テーブル51上の鋼帯が搬送装置16の上に落下するのを許容するように、後退保持テーブル51の幅寸法が設定されている。
【0045】
裁断装置17は、搬送装置16により搬送された鋼帯1a´を受け入れて該鋼帯にその長手方向に沿う多数の平行なスリットを入れた後、該スリットを横切る方向に鋼帯を裁断して、鋼帯をみじん切りにする。
【0046】
特に図示してないが、装置の各可動部の位置を検出する位置センサが必要箇所に設けられていて、該位置センサと前記鋼帯センサとから得られる信号とがシーケンス制御装置に入力され、該制御装置により、後述の一連の動作が行われるようにシリンダや電動機がシーケンス制御される。
【0047】
以下、上記の巻鉄心解体装置を用いて行う本発明の解体方法を、解体装置の一連の動作とともに説明する。
【0048】
巻鉄心1を解体するに当たっては、先ず解体すべき巻鉄心1を、その積層面を水平にした状態でターンテーブル20の中央に載せ、鉄心クランプ27,27により巻鉄心1をターンテーブル上に固定する。
【0049】
ターンテーブル上に巻鉄心1を固定した後、電動機25を駆動して巻鉄心1を保持したターンテーブル20を時計方向に(巻鉄心の巻回方向と同方向に)回転させ、鋼帯送り出しローラ32を同じく時計方向に回転させる。次いでシリンダ28のピストンを前進させて鋼帯送り出しローラ32を巻鉄心の外周に押し当てる。
【0050】
このとき同時にシリンダ38を駆動して加圧ローラ39を送給ローラ37に当接させる。また鋼帯成形装置15Bの第1及び第2のプレス型52及び54を所定の間隔を隔てた状態にして、両プレス型52及び54の間の隙間の下端を鋼帯保持テーブル51により塞いだ状態にするとともに、加圧ローラ55を送給ローラ56に所定の圧力をもって当接させた状態にしておく。
【0051】
上記のように、回転している巻鉄心1の外周に同方向に回転している鋼帯送り出しローラ32を押し当てると、巻鉄心の最外周に位置する鋼帯とその内側に位置する鋼帯との間に逆方向の力が働くため、最外周の1枚ないし2枚の鋼帯1aが巻鉄心から分離される。分離された鋼帯1aはガイド部材40,41の間を通して鋼帯引取り装置35の送給ローラ36と加圧ローラ39との間に供給し、分離された鋼帯1aを両ローラにより鋼帯成形装置15B側に送り出す。
【0052】
鋼帯引取り装置35から鋼帯成形装置15B側に送り出された鋼帯1aの先端を光電センサ60が検出したときに鋼帯成形装置15Bに設けられている送給ローラ56の駆動を開始し、鋼帯成形装置15B側に送り出された鋼帯1aを、送給ローラ56及び加圧ローラ55により更に送給して第1及び第2のプレス型52及び54の間に位置させる。光電センサ60により鋼帯1aの後端部が検出されたときに送給ローラ56を停止させるとともに、シリンダ38を駆動して加圧ローラ39を退避させる。
【0053】
次いでシリンダ53を駆動して第2のプレス型54を第1のプレス型52側に移動させて両プレス型の間に配置された鋼帯1aをプレス成形して塑性変形させ、長手方向に沿って折り目がつけられた形状の鋼帯1a´(図5)を得る。
【0054】
巻鉄心1から分離された鋼帯1aはカールした状態にあるが、上記のように鋼帯をプレス成形してその長手方向に沿って折り目がつけられた形状にすると、鋼帯に腰ができるため、該鋼帯をほぼ真っ直ぐな形状に保持することができる。したがって、その後の工程で鋼帯どうしが絡まったり鋼帯の姿勢が不定となったりするのを防いで、鋼帯の取り扱いを容易にすることができる。
【0055】
鋼帯のプレス成形が終了し後、シリンダ50及び53のピストンロッドを後退させて、第1のプレス型52及び第2のプレス型54を開き、加圧ローラ55を送給ローラ56から離すとともに、鋼帯保持テーブル51の先端部(第2のプレス型54側の端部)を搬送装置16のシリンダ50側の端部寄りの位置まで後退させる。このときバネ57の付勢力による加圧ローラ55の第2のプレス型54側への変位により成形された鋼帯1a´を押し出して搬送装置16の上に落下させる。
【0056】
搬送装置16は、鋼帯成形装置15Bにより成形された鋼帯1a´を裁断装置17側に搬送する。鋼帯1a´はその長手方向に沿う折り目がつけられたことにより、湾曲することなく搬送中真っ直ぐな形状を保持するため、搬送装置16による鋼帯の搬送は円滑に行われる。裁断装置17は、搬送装置16により搬送された鋼帯1a´を受け入れて該鋼帯をみじん切りにする。みじん切りにされた鋼帯は洗浄工程に送られて絶縁油が除去された後、有価物としてリサイクルに供される。
【0057】
上記の解体装置においては、巻鉄心1から鋼帯を分離する際に、絶縁油の付着により離れにくい状態で重なり合った2枚以上の鋼帯が重なったままの状態で分離する可能性がある。2枚以上の鋼帯が重なり合っていると、その後に行われる洗浄工程で絶縁油が完全に除去されないおそれがある。
【0058】
これに対し、上記のように、分離した鋼帯を裁断装置により細かく裁断するようにすると、振動を加える等の手段により重なりあった鋼帯の細片を容易に分離することができるため、絶縁油を除去するための洗浄を完全に行わせることができる。
【0059】
上記の例のように、ターンテーブル20と鋼帯送り出しローラ32とを備えた鋼帯分離装置により巻鉄心から分離した鋼帯1aを鋼帯引取り装置35により、巻鉄心から引き離す方向に移動させるようにすると、巻鉄心の解体を円滑に進めることができるが、鋼帯引取り装置35は省略してもよい。
【0060】
上記の例では、巻鉄心から分離した鋼帯を送給ローラ37と加圧ローラ39との間に挟んで巻鉄心から引き離す方向に移動させるように鋼帯引取り装置35を構成したが、鋼帯引取り装置35は巻鉄心から分離した鋼帯を巻鉄心から引き離す方向に移動させるように構成されたものであればよく、上記の例に限定されるものではない。例えば、巻鉄心から分離した鋼帯をマグネットなどの吸着手段によりに吸着して巻鉄心から引き離す方向に移動させるように鋼帯引取り装置35を構成してもよい。
【0061】
また上記の例のように、鋼帯成形装置15Bを設けておくと、鋼帯を真っすぐな状態に保持することができるため、鋼帯の取り扱いを容易にすることができるが、この鋼帯成形装置は省略してもよい。
【0062】
上記の例では、鋼帯成形装置により鋼帯を断面がくの字形を呈するように成形したが、鋼帯を真っ直ぐな状態に保つためには、その長手方向に沿う折り目を形成するように成形すればよく、例えば断面が波形を呈するように鋼帯を成形するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、巻鉄心の外周に鋼帯送り出しローラを押し当てた状態で、巻鉄心と鋼帯送り出しローラとを同方向に回転させるようにしたので、巻鉄心を構成している鋼帯のうち、鋼帯送り出しローラに接している鋼帯とその内側の鋼帯との間に互いに周方向の反対側に向かう力を生じさせて、該送り出しローラに接している鋼帯を巻鉄心から分離することができる。したがって、本発明によれば、巻鉄心に人手を触れることなく、鉄心の解体作業を機械的に行わせることができるため、PCB等の毒物を含む絶縁油が付着している巻鉄心であってもその解体作業を安全に進めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解体方法により解体する巻鉄心を備えたトランスの一例を示した分解斜視図である。
【図2】本発明に係わる解体装置を用いたリサイクル設備の要部の構成を示した斜視図である。
【図3】本発明に係わる解体装置の一実施形態の要部の構成を示した上面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3に示した解体装置から得られる鋼帯の形状を示した斜視図である。
【図6】(A)ないし(C)はそれぞれ本発明の方法により解体することができる巻鉄心の異なる例を鋼帯送り出しローラとともに示した上面図である。
【符号の説明】
1 巻鉄心
20 ターンテーブル
27 鉄心クランプ
28 流体圧シリンダ
32 鋼帯送り出しローラ
35 鋼帯引取り装置
37 送給ローラ
38 流体圧シリンダ
39 加圧ローラ

Claims (3)

  1. 鋼帯を巻回積層してなる巻鉄心を解体する方法において、
    前記巻鉄心をターンテーブルに固定して、前記巻鉄心の外周に鋼帯送り出しローラを押し当て、前記巻鉄心と鋼帯送り出しローラとを同方向に回転させることにより前記巻鉄心を構成する鋼帯を該巻鉄心から分離させ、分離させた鋼帯を巻鉄心から引き離す方向に変位させることにより巻鉄心を解体することを特徴とする巻鉄心解体方法。
  2. 鋼帯を巻回積層してなる巻鉄心を解体する巻鉄心解体装置において、
    解体すべき巻鉄心を保持する保持面を有するターンテーブルと、前記ターンテーブルの保持面に前記巻鉄心を固定する鉄心固定機構と、前記ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆動機構と、前記ターンテーブルの回転軸と平行な軸の回りを回転するように設けられて前記ターンテーブルに保持された巻鉄心の外周面に当接させられる鋼帯送り出しローラと、前記鋼帯送り出しローラを巻鉄心の外周側に付勢するローラ付勢手段と、前記鋼帯送り出しローラを前記ターンテーブルと同方向に回転させるローラ駆動手段とを具備したことを特徴とする巻鉄心解体装置。
  3. 鋼帯を巻回積層してなる巻鉄心を解体する巻鉄心解体装置において、
    解体すべき巻鉄心を保持する保持面を有するターンテーブルと、前記ターンテーブルの保持面に前記巻鉄心を固定する鉄心固定機構と、前記ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆動機構と、前記ターンテーブルの回転軸と平行な軸の回りを回転するように設けられて前記ターンテーブルに保持された巻鉄心の外周面に当接させられる鋼帯送り出しローラと、前記鋼帯送り出しローラを巻鉄心の外周側に付勢するローラ付勢手段と、前記鋼帯送り出しローラを前記ターンテーブルと同方向に回転させるローラ駆動手段と、前記巻鉄心及び鋼帯送り出しローラの回転に伴って前記巻鉄心から分離された鋼帯を予め定められた方向に案内する分離鋼帯ガイド手段と、前記分離鋼帯ガイド手段により案内された鋼帯を引取って前記ターンテーブル上に固定された巻鉄心から引き離す方向に送り出す鋼帯引取り装置とを具備したことを特徴とする巻鉄心解体装置。
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