JP4212567B2 - 受信装置および復調方法 - Google Patents

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Description

この発明は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)システムで用いられる受信装置および復調方法に関する。
複数の送信装置から同一時間および同一周波数で送信された送信信号を、複数のアンテナを持つ受信装置により受信するMIMO(Multi-Input Multi-Output)システムがある。このシステムにおいて、各送信装置からそれぞれ送信された信号を受信信号から分離する方法として、空間フィルタリングや逐次判定復号法という受信方式が知られている(例えば、非特許文献1)。
MIMOシステムでは、複数の送信装置において、それぞれ送信系列が誤り訂正符号化された後に送信され、一方、受信装置では、上記送信装置の数と同数、またはそれよりも多いアンテナ数で送信信号を受信し、各アンテナによって受信された信号にそれぞれ挿入されているパイロット信号に基づいてアンテナごとに伝搬路Hの推定を行う。
このようにして推定された伝搬路Hは、例えば送信装置が2つであり、また受信アンテナが2つである場合には、2×2の行列で表される。上記空間フィルタリングは、このようにして求めた伝搬路Hの逆行列を受信信号に乗算することにより、各送信された信号を求め、そして誤り訂正復号を行うことにより、送信系列を得る方法である。
また上記逐次判定復号法は、更に、空間フィルタリングにより得られた一方の信号に対し伝搬路行列を乗算し、レプリカ信号を作成した後、そのレプリカ信号を空間フィルタリング以前の受信信号へフィードバックし、受信信号からレプリカ信号を減算することによって、他方の復調特性を向上させるというものである。
しかしながら、伝搬路間の相関が高い場合、空間フィルタリングによって信号を高精度に分離できないことがある。この場合、逐次判定復号法を用いてレプリカ信号のフィードバックを行ったとしても、受信特性が向上しない。
これに対して従来は、各送信装置の送信信号に異なるパタンのインタリーバを適用し、空間的な相関性に起因する特性劣化を低減させていた(例えば、特許文献1および非特許文献2)。しかし、このようなインターリーブの採用は、大きなメモリを持つ必要があるため、送信装置および受信装置の構成を複雑にし、装置の小型化や低消費電力化の妨げになるという問題があった。
特開2003−32226公報 P.W. Wolniansky, G.J. Foschini, G.D. Golden, R.A. Valenzuela, "V-BLAST: An Architecture for Realizing Very High Data Rates Over the Rich-scattering Wireless Channel" invited paper, Proc. ISSSE-98, Pisa, Italy, Sept. 29, 1998 村上他「MIMOシステムにおける信号点削除を用いた反復復号のインタリーブ適用に関する検討」信学技報 RCS2004-8
従来のMIMOシステムでは、伝搬路間の相関が高い場合に対応するために、インターリーブを採用して受信特性を向上させるようにしているが、このようなインターリーブの採用は、大きなメモリを持つ必要があるため、送信装置および受信装置の構成を複雑にし、装置の小型化や低消費電力化の妨げになるという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、インターリーブを用いずに空間的な相関性に起因する特性劣化を防ぎ、小型で低消費電力化を実現する受信装置および復調方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、第1データ系列と第2データ系列がそれぞれLDPC符号によって符号化されて、それぞれ異なるアンテナを通じて送信されるMIMOシステムで用いられる受信装置において、異なるアンテナを通じて受信した複数の受信信号について、それぞれ伝搬路を推定する伝搬路推定手段と、この伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、受信信号を第1データ系列の信号と第2データ系列の信号に分離する空間フィルタリング手段と、この空間フィルタリング手段で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第1復号手段と、この第1復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第1判定手段と、この第1判定手段が求めた第1データ系列と第2データ系列と、伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するレプリカ信号生成手段と、受信信号よりレプリカ信号生成手段が生成したレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力手段と、この軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号手段と、この第2復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第2判定手段とを具備して構成するようにした。
この発明によれば、インターリーブを用いずに空間的な相関性に起因する特性劣化を防ぎ、小型で低消費電力化を実現する受信装置および復調方法を提供できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、この発明の主旨を簡明にするために、2×2MIMO(送信側のアンテナ数が2本、受信側のアンテナ数が2本のMIMO)を例に上げて説明するが、受信側のアンテナ数が送信側のアンテナ数と同じかそれ以上であれば、本発明はアンテナ数(2×2MIMO)によらず実施できる。
また送信装置は、送信系列毎にLDPC(低密度パリティ検査/Low Density Parity Check)符号化を行った後、ストリーム毎に同じまたは異なる変調を行い、異なるアンテナまたは異なる送信ビーム形成し空間多重して送信する。このとき、MIMO通信により多重される送信信号の単位をストリームと呼ぶ。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るMIMO受信装置の構成を示すブロック図である。同図を用いて各ブロックを具体的に説明する。図1において、アンテナ101,102は、それぞれ異なる伝搬路を通って到来した信号を空間から受信する。なお、アンテナ101,102がそれぞれ受信する信号は、異なる2つの送信信号(ストリームa,b)が空間多重された信号である。
伝搬路推定部111は、アンテナ101にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。同様に、伝搬路推定部112は、アンテナ102にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。なお、伝搬路行列Hは受信アンテナ数の行数と、送信アンテナ数の列数で定義される行列で、各送信アンテナからそれぞれの受信アンテナへの伝搬路応答ベクトルにより構成される。
空間フィルタリング部121は、伝搬路推定部111,112でそれぞれ求められた伝搬路行列Hを用いて、アンテナ101,102がそれぞれ受信した受信信号を、空間多重される前の送信信号に分離する。
LDPC復号部131,132は、行基本変形を行い相異なる形に変形された検査行列(以下、変形検査行列と称する)P_a,P_bをそれぞれ持ち、各変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、各ストリームa,bの尤度比を求める。
このために、まずLDPC復号部131,132は、仮判定処理を実施し、その後、本判定処理を実行する。仮判定処理においてLDPC復号部131,132は、それぞれ対応する変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、ストリームa,bの尤度比を求める。
その後の本判定処理においてLDPC復号部131は、変形検査行列P_aを用いて、後述する軟判定値出力部151,152で求められる受信尤度値をLDPC復号し、ストリームaの尤度比を求める。
同様に、本判定処理においてLDPC復号部132は、変形検査行列P_bを用いて、後述する軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値をLDPC復号し、ストリームbの尤度比を求める。なお、上記LDPC復号部131,132で求められる尤度比は、例えば0.3や0.7といった軟値である。
判定部161は、LDPC復号部131で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームaを構成する情報系列を得る。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、判定部162は、LDPC復号部132で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームbを構成する情報系列を得る。なお、上記判定部161,162で求められる情報系列は、0や1といった硬値である。
レプリカ生成部141は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1を生成する。
また、レプリカ生成部142は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2を生成する。
同様に、レプリカ生成部143は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1を生成する。
また、レプリカ生成部144は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2を生成する。
軟判定値出力部151は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号b1を減じて残留信号Rb1を得て、この残留信号Rb1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部152は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号b2を減じて残留信号Rb2を得て、この残留信号Rb2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
同様に、軟判定値出力部153は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号a1を減じて残留信号Ra1を得て、この残留信号Ra1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部154は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号a2を減じて残留信号Ra2を得て、この残留信号Ra2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
次に、上記構成のMIMO受信装置の動作について説明する。
アンテナ101,102で受信された信号は、それぞれ対応する伝搬路推定部111,112に入力され、ここで、受信信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路行列Hが推定される。
このようにして推定された伝搬路行列Hは、空間フィルタリング部121にて、アンテナ101,102が受信した受信信号からそれぞれストリームa,bを分離するのに用いられる。この時のMIMO分離アルゴリズムとしては、ZF(Zero Forcing)法や、MMSE(Minimum Mean Square Error)法等が用いられる。
空間フィルタリング部121にて分離された各ストリームa,bは、LDPC復号部131,132の仮判定処理により、それぞれの変形基本行列P_a,P_bが用いられてLDPC復号処理が行われる。
この仮判定処理によるLDPC復号処理により各ストリームa,bの尤度比が導出される。LDPC復号部131,132にて求められた各ストリームa,bの尤度比は、判定部161,162において、各ストリームa,bの情報系列の仮判定に用いられる。
続いて、レプリカ信号を、送信ストリーム数×受信アンテナ数の数分だけ生成するために、この例では4つのレプリカ生成部141〜144が用いられ、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1、およびアンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2が求められる。
次に、アンテナ101,102が受信した受信信号から上記レプリカ信号a1,a2,b1,b2をそれぞれ除去して、残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2を得る。そしてこれらの残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2と、伝搬路推定部111,112で得られる伝搬路行列Hとに基づいて、軟判定値出力部151,152,153,154により受信尤度値が得られる。
このようにして、受信尤度値が求められると、LDPC復号部131,132が本判定処理を実施する。すなわち、LDPC復号部131においては、変形検査行列P_aが用いられて、軟判定値出力部151,152で求められた受信尤度値がLDPC復号され、ストリームaの尤度比が求められる。同様に、LDPC復号部132の本判定処理では、変形検査行列P_bが用いられて、軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値がLDPC復号され、ストリームbの尤度比が求められる。
そして、LDPC復号部131の本判定処理によって求められたストリームaの尤度比は、判定部161によりバイナリ判定され、ストリームaを構成する情報系列が得られる。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、LDPC復号部132の本判定処理によって求められたストリームbの尤度比は、判定部162によりバイナリ判定され、ストリームbを構成する情報系列が得られる。
なお、LDPC復号部131,132は、それぞれ対応するストリームのパリティをチェックして誤りが無くなったか否かを判定し、誤りが無くなった場合には、その旨を判定部161,162に通知して、情報系列を後段のデータ処理部に出力させる。
このようにストリームa,bが多重された受信信号から、レプリカ信号を除去して得られる残留信号をLDPC復号することによって、空間フィルタリング部121による空間フィルタリングで分離し復調するよりも、ダイバーシティゲインを得ることができ、復調特性が向上する。
以上のように、上記構成のMIMO受信装置では、復号初期においてLDPC復号部131,132がまず仮判定処理を実施し、これによって得られた受信信号の仮判定結果を用いて、レプリカ生成部141〜144がレプリカ信号を生成する。そして、このレプリカ信号を受信信号から除去して得られる残留信号と、受信信号とを用いて、軟判定値出力部151〜154が受信尤度値を求める。その後、LDPC復号部131,132が本判定処理を実施し、上記受信尤度値をLDPC復号して各ストリームa,bの尤度比を求めて、これを判定部161,162でバイナリ判定し、各ストリームa,bの情報系列を得るようにしている。
したがって、上記構成のMIMO受信装置によれば、仮判定処理によって得られた復号結果に基づくレプリカ信号を軟判定値出力部151〜154にフィードバックして本判定処理を実行するようにしているので、良好な受信特性を得ることができる。
なお、レプリカ信号を生成するフィードバック処理は、任意の回数だけ繰り返すようにしてもよい。LDPC符号は、パリティ部分をチェックすることによって、復号結果に誤りがあるかどうかの判定をすることができる。このため、LDPC復号部131,132が各ストリームのパリティをチェックし、復号結果に誤りが無い状態になるまで、上記フィードバック処理を繰り返し行うようにしてもよい。
この場合、LDPC復号部131,132が各ストリームのパリティをチェックして誤りが無くなったか否かを判定し、誤りが存在する場合には、判定部161,162を制御してその出力をフィードバックさせてレプリカ信号を生成させ、一方、誤りが無くなった場合には、判定部161,162の出力を後段のデータ処理部に出力するようにすることで、フィードバック処理が実現できる。
また上記構成のMIMO受信装置では、LDPC復号部131,132におけるLDPC復号では、検査行列に行基本変形された相異なる検査行列を用いるようにしているので、ストリームa,b間の空間的な相関を低減することができる。このため、上記構成のMIMO受信装置によれば、伝搬路に相関があり、従来のフィードバック処理の繰り返しによって特性が向上しない場合においても、良好な特性を得ることができる。なお、LDPC復号部131,132が復号時に用いる変形検査行列P_a,P_bは、フィードバック処理の繰り返し毎に、対応する変形検査行列をP_b,P_aのように交換したり、あるいは異なる変形検査行列P_c,P_dのように変更してもよい。
ここで、行基本変形されたLDPC検査行列について説明する。LDPC符号で用いられる検査行列を図2に示し、これに対応する2部グラフを図3に示す。図2に示す検査行列の行ベクトルは、図3の2部グラフの変数ノード(上側のノード)に対応し、列ベクトルが検査ノード(下側のノード)に対応する。LDPC符号では、この2部グラフの構成が特性に大きく影響する。
図2の検査行列に対して行ベクトルに演算処理を行なったものを考える。図4は、図2の検査行列の1行目を2行目と4行目に加算した場合の検査行列の構成を示すものであり、図5は、これに対応する2部グラフを示している。
ここで、図3の2部グラフと図5の2部グラフを比較すると、両者は構成が異なっているが、それぞれの検査行列の行列式は同じものである。この場合、図2の検査行列から得られた生成行列によって符号化された符号化系列は、図2の検査行列によっても、図4の検査行列によっても復号することが可能である。
しかし、これら二つの検査行列で復号された符号系列の誤り率特性は異なる。これは、復号処理の際に利用する尤度情報のやりとりを行うビット同士が変化することに起因する。当該第1の実施形態では、この特徴を利用し、ストリーム毎に行基本変形を施した相異なる検査行列を用いることによって、ストリーム間の空間的な相関を低減することを可能としている。
次に、この発明の第2の実施形態に係るMIMO受信装置について説明する。図6はその構成を示すブロック図である。同図を用いて各ブロックを具体的に説明する。図6において、アンテナ101,102は、それぞれ異なる伝搬路を通って到来した信号を空間から受信する。なお、アンテナ101,102がそれぞれ受信する信号は、異なる2つの送信信号(ストリームa,b)が空間多重された信号である。
伝搬路推定部111は、アンテナ101にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。同様に、伝搬路推定部112は、アンテナ102にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。なお、伝搬路行列Hは受信アンテナ数の行数と、送信アンテナ数の列数で定義される行列で、各送信アンテナからそれぞれの受信アンテナへの伝搬路応答ベクトルにより構成される。
空間フィルタリング部121は、伝搬路推定部111,112でそれぞれ求められた伝搬路行列Hを用いて、アンテナ101,102がそれぞれ受信した受信信号を、空間多重される前の送信信号に分離する。
LDPC復号部131,132は、行基本変形を行い相異なる形に変形された検査行列(以下、変形検査行列と称する)P_a,P_bをそれぞれ持ち、各変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、各ストリームa,bの尤度比を求める。
このために、まずLDPC復号部131,132は、仮判定処理を実施し、その後、本判定処理を実行する。仮判定処理においてLDPC復号部131,132は、それぞれ対応する変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、ストリームa,bの尤度比を求める。
その後の本判定処理においてLDPC復号部131は、変形検査行列P_aを用いて、後述する軟判定値出力部151,152で求められる受信尤度値をLDPC復号し、ストリームaの尤度比を求める。
同様に、本判定処理においてLDPC復号部132は、変形検査行列P_bを用いて、後述する軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値をLDPC復号し、ストリームbの尤度比を求める。なお、上記LDPC復号部131,132で求められる尤度比は、例えば0.3や0.7といった軟値である。
判定部161は、LDPC復号部131で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームaを構成する情報系列を得る。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、判定部162は、LDPC復号部132で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームbを構成する情報系列を得る。なお、上記判定部161,162で求められる情報系列は、0や1といった硬値である。
ソフトレプリカ生成部241は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、LDPC復号部132より得られるストリームbの尤度比とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームbのソフトレプリカ信号Sb1を生成する。
また、ソフトレプリカ生成部242は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、LDPC復号部132より得られるストリームbの尤度比とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームbのソフトレプリカ信号Sb2を生成する。
同様に、ソフトレプリカ生成部243は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、LDPC復号部131より得られるストリームaの尤度比とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームaのソフトレプリカ信号Sa1を生成する。
また、ソフトレプリカ生成部244は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、LDPC復号部131より得られるストリームaの尤度比とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームaのソフトレプリカ信号Sa2を生成する。
軟判定値出力部151は、アンテナ101で受信された信号から上記ソフトレプリカ信号Sb1を減じて残留信号Rb1を得て、この残留信号Rb1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部152は、アンテナ102で受信された信号から上記ソフトレプリカ信号Sb2を減じて残留信号Rb2を得て、この残留信号Rb2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
同様に、軟判定値出力部153は、アンテナ101で受信された信号から上記ソフトレプリカ信号Sa1を減じて残留信号Ra1を得て、この残留信号Ra1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部154は、アンテナ102で受信された信号から上記ソフトレプリカ信号Sa2を減じて残留信号Ra2を得て、この残留信号Ra2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
次に、上記構成のMIMO受信装置の動作について説明する。
アンテナ101,102で受信された信号は、それぞれ対応する伝搬路推定部111,112に入力され、ここで、受信信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路行列Hが推定される。
このようにして推定された伝搬路行列Hは、空間フィルタリング部121にて、アンテナ101,102が受信した受信信号からそれぞれストリームa,bを分離するのに用いられる。この時のMIMO分離アルゴリズムとしては、ZF法や、MMSE法等が用いられる。
空間フィルタリング部121にて分離された各ストリームa,bは、LDPC復号部131,132の仮判定処理により、それぞれの変形基本行列P_a,P_bが用いられてLDPC復号処理が行われる。
この仮判定処理によるLDPC復号処理により各ストリームa,bの尤度比が導出される。LDPC復号部131,132にて求められた各ストリームa,bの尤度比は、ソフトレプリカ生成部241〜244において、各ソフトレプリカ信号Sa1,a2,b1,b2の生成に用いられる。
ソフトレプリカ信号を、送信ストリーム数×受信アンテナ数の数分だけ生成するために、この例では4つのソフトレプリカ生成部241〜244が用いられ、アンテナ101で受信されたストリームbのソフトレプリカ信号Sb1、アンテナ102で受信されたストリームbのソフトレプリカ信号Sb2、アンテナ101で受信されたストリームaのソフトレプリカ信号Sa1、およびアンテナ102で受信されたストリームaのソフトレプリカ信号Sa2が求められる。
次に、アンテナ101,102が受信した受信信号から上記ソフトレプリカ信号Sa1,a2,b1,b2をそれぞれ除去して、残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2を得る。そしてこれらの残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2と、伝搬路推定部111,112で得られる伝搬路行列Hとに基づいて、軟判定値出力部151,152,153,154により受信尤度値が得られる。
このようにして、受信尤度値が求められると、LDPC復号部131,132が本判定処理を実施する。すなわち、LDPC復号部131においては、変形検査行列P_aが用いられて、軟判定値出力部151,152で求められた受信尤度値がLDPC復号され、ストリームaの尤度比が求められる。同様に、LDPC復号部132の本判定処理では、変形検査行列P_bが用いられて、軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値がLDPC復号され、ストリームbの尤度比が求められる。
そして、LDPC復号部131の本判定処理によって求められたストリームaの尤度比は、判定部161によりバイナリ判定され、ストリームaを構成する情報系列が得られる。同様にして、LDPC復号部132の本判定処理によって求められたストリームbの尤度比は、判定部162により具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。バイナリ判定され、ストリームbを構成する情報系列が得られる。
なお、LDPC復号部131,132は、それぞれ対応するストリームのパリティをチェックして誤りが無くなったか否かを判定し、誤りが無くなった場合には、その旨を判定部161,162に通知して、情報系列を後段のデータ処理部に出力させる。
このようにストリームa,bが多重された受信信号から、ソフトレプリカ信号を除去して得られる残留信号をLDPC復号することによって、空間フィルタリング部121による空間フィルタリングで分離し復調するよりも、ダイバーシティゲインを得ることができ、復調特性が向上する。
以上のように、上記構成のMIMO受信装置では、復号初期においてLDPC復号部131,132がまず仮判定処理を実施し、これによって得られた受信信号の仮判定結果を用いて、ソフトレプリカ生成部241〜244がソフトレプリカ信号を生成する。そして、このソフトレプリカ信号を受信信号から除去して得られる残留信号と、受信信号とを用いて、軟判定値出力部151〜154が受信尤度値を求める。その後、LDPC復号部131,132が本判定処理を実施し、上記受信尤度値をLDPC復号して各ストリームa,bの尤度比を求めて、これを判定部161,162でバイナリ判定し、各ストリームa,bの情報系列を得るようにしている。
したがって、上記構成のMIMO受信装置によれば、仮判定処理によって得られた復号結果に基づくソフトレプリカ信号を軟判定値出力部151〜154にフィードバックして本判定処理を実行するようにしているので、良好な受信特性を得ることができる。
さらに、上記構成のMIMO受信装置では、尤度比より得られる軟値によるソフトレプリカ信号を用いることで、誤判定による干渉生成を防ぐことができ、第1の実施形態のMIMO受信装置よりも、さらに良好な特性を得ることができる。
なお、本実施の形態では仮判定処理以降のフィードバックを任意の回数だけ繰り返すようにしてもよい。LDPC符号は、パリティ部分をチェックすることによって、復号結果に誤りがあるかどうかの判定をすることができる。このため、全てのストリームのパリティをチェックし、復号結果に誤りが無い状態になるまで、上記フィードバックを繰り返し行うようにしてもよい。この場合、全てのストリームのパリティをチェックするパリティ検査手段、復号結果に誤りが無くなったか否かを判定する判定手段、フィードバックを繰り返し実行するために、MIMO受信装置の各部を制御する制御手段を設けることで実現できる。
また上記構成のMIMO受信装置では、LDPC復号部131,132におけるLDPC復号では、検査行列に行基本変形された相異なる検査行列を用いるようにしているので、ストリームa,b間の空間的な相関を低減することができる。このため、上記構成のMIMO受信装置によれば、伝搬路に相関があり、従来のフィードバック処理の繰り返しによって特性が向上しない場合においても、良好な特性を得ることができる。なお、LDPC復号部131,132が復号時に用いる変形検査行列P_a,P_bは、フィードバック処理の繰り返し毎に、対応する変形検査行列をP_b,P_aのように交換したり、あるいは異なる変形検査行列P_c,P_dのように変更してもよい。
次に、この発明の第3の実施形態に係るMIMO受信装置について説明する。図7はその構成を示すブロック図である。同図を用いて各ブロックを具体的に説明する。図7において、アンテナ101,102は、それぞれ異なる伝搬路を通って到来した信号を空間から受信する。なお、アンテナ101,102がそれぞれ受信する信号は、異なる2つの送信信号(ストリームa,b)が空間多重された信号である。
伝搬路推定部111は、アンテナ101にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。同様に、伝搬路推定部112は、アンテナ102にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。なお、伝搬路行列Hは受信アンテナ数の行数と、送信アンテナ数の列数で定義される行列で、各送信アンテナからそれぞれの受信アンテナへの伝搬路応答ベクトルにより構成される。
空間フィルタリング部121は、伝搬路推定部111,112でそれぞれ求められた伝搬路行列Hを用いて、アンテナ101,102がそれぞれ受信した受信信号を、空間多重される前の送信信号に分離する。
RSSI測定部371は、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号の一方のRSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定する。同様に、RSSI測定部372は、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号の他方のRSSIを測定する。
閾値判定部381は、RSSI測定部371で測定したRSSI値と、予め設定された閾値とを比較し、上記RSSI値に応じて後段のLDPC復号部331におけるLDPC復号の反復処理回数C1を決定する。具体的には、RSSI値が大きいほど、反復処理回数C1を少なくし、一方、RSSI値が小さいほど、反復処理回数C1を多くする。
同様に、閾値判定部382は、RSSI測定部372で測定したRSSI値と、予め設定された閾値とを比較し、上記RSSI値に応じて後段のLDPC復号部332におけるLDPC復号の反復処理回数C2を決定する。具体的には、RSSI値が大きいほど、反復処理回数C2を少なくし、一方、RSSI値が小さいほど、反復処理回数C2を多くする。
LDPC復号部331,332は、行基本変形を行い相異なる形に変形された検査行列(以下、変形検査行列と称する)P_a,P_bをそれぞれ持ち、各変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、各ストリームa,bの尤度比を求める。
このために、まずLDPC復号部331,332は、仮判定処理を実施し、その後、本判定処理を実行する。仮判定処理においてLDPC復号部331,332は、それぞれ対応する変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号を反復処理回数C1だけ繰り返してLDPC復号し、ストリームa,bの尤度比を求める。
その後の本判定処理においてLDPC復号部331は、変形検査行列P_aを用いて、後述する軟判定値出力部151,152で求められる受信尤度値を、反復処理回数C1だけ繰り返してLDPC復号し、ストリームaの尤度比を求める。
同様に、本判定処理においてLDPC復号部332は、変形検査行列P_bを用いて、後述する軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値を、反復処理回数C2だけ繰り返してLDPC復号し、ストリームbの尤度比を求める。なお、上記LDPC復号部331,332で求められる尤度比は、例えば0.3や0.7といった軟値である。
判定部161は、LDPC復号部331で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームaを構成する情報系列を得る。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、判定部162は、LDPC復号部332で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームbを構成する情報系列を得る。なお、上記判定部161,162で求められる情報系列は、0や1といった硬値である。
レプリカ生成部141は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1を生成する。
また、レプリカ生成部142は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2を生成する。
同様に、レプリカ生成部143は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1を生成する。
また、レプリカ生成部144は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2を生成する。
軟判定値出力部151は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号b1を減じて残留信号Rb1を得て、この残留信号Rb1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部152は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号b2を減じて残留信号Rb2を得て、この残留信号Rb2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
同様に、軟判定値出力部153は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号a1を減じて残留信号Ra1を得て、この残留信号Ra1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部154は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号a2を減じて残留信号Ra2を得て、この残留信号Ra2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
次に、上記構成のMIMO受信装置の動作について説明する。
アンテナ101,102で受信された信号は、それぞれ対応する伝搬路推定部111,112に入力され、ここで、受信信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路行列Hが推定される。
このようにして推定された伝搬路行列Hは、空間フィルタリング部121にて、アンテナ101,102が受信した受信信号からそれぞれストリームa,bを分離するのに用いられる。この時のMIMO分離アルゴリズムとしては、ZF法や、MMSE法等が用いられる。
空間フィルタリング部121にて分離された各ストリームa,bは、RSSI測定部371,372にて、それぞれRSSIが測定される。この測定結果に基づき、閾値判定部381,382により反復処理回数C1,C2が決定される。
一方、LDPC復号部331,332では、仮判定処理が実施され、空間フィルタリング部121にて分離された各ストリームa,bに対して、それぞれの変形基本行列P_a,P_bが用いられてLDPC復号処理が行われる。
この仮判定処理によるLDPC復号処理により各ストリームa,bの尤度比が導出される。LDPC復号部331,332にて求められた各ストリームa,bの尤度比は、判定部161,162において、各ストリームa,bの情報系列の仮判定に用いられる。
続いて、レプリカ信号を、送信ストリーム数×受信アンテナ数の数分だけ生成するために、この例では4つのレプリカ生成部141〜144が用いられ、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1、およびアンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2が求められる。
次に、アンテナ101,102が受信した受信信号から上記レプリカ信号a1,a2,b1,b2をそれぞれ除去して、残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2を得る。そしてこれらの残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2と、伝搬路推定部111,112で得られる伝搬路行列Hとに基づいて、軟判定値出力部151,152,153,154により受信尤度値が得られる。
このようにして、受信尤度値が求められると、LDPC復号部331,332が本判定処理を、それぞれ反復処理回数C1,C2だけ繰り返し実施する。すなわち、LDPC復号部331においては、変形検査行列P_aが用いられて、軟判定値出力部151,152で求められた受信尤度値が、反復処理回数C1だけ繰り返しLDPC復号され、ストリームaの尤度比が求められる。同様に、LDPC復号部332の本判定処理では、変形検査行列P_bが用いられて、軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値が、反復処理回数C2だけ繰り返しLDPC復号され、ストリームbの尤度比が求められる。
そして、LDPC復号部331の本判定処理によって求められたストリームaの尤度比は、判定部161によりバイナリ判定され、ストリームaを構成する情報系列が得られる。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、LDPC復号部332の本判定処理によって求められたストリームbの尤度比は、判定部162によりバイナリ判定され、ストリームbを構成する情報系列が得られる。
なお、LDPC復号部331,332は、それぞれ対応するストリームのパリティをチェックして誤りが無くなったか否かを判定し、誤りが無くなった場合には、その旨を判定部161,162に通知して、情報系列を後段のデータ処理部に出力させる。
このようにストリームa,bが多重された受信信号から、レプリカ信号を除去して得られる残留信号をLDPC復号することによって、空間フィルタリング部121による空間フィルタリングで分離し復調するよりも、ダイバーシティゲインを得ることができ、復調特性が向上する。
以上のように、上記構成のMIMO受信装置では、復号初期においてLDPC復号部331,332がまず仮判定処理を実施し、これによって得られた受信信号の仮判定結果を用いて、レプリカ生成部141〜144がレプリカ信号を生成する。そして、このレプリカ信号を受信信号から除去して得られる残留信号と、受信信号とを用いて、軟判定値出力部151〜154が受信尤度値を求める。その後、LDPC復号部331,332が本判定処理を実施して、上記受信尤度値をRSSI値に応じた回数だけLDPC復号を繰り返して各ストリームa,bの尤度比を求めて、これを判定部161,162でバイナリ判定し、各ストリームa,bの情報系列を得るようにしている。
したがって、上記構成のMIMO受信装置によれば、仮判定処理によって得られた復号結果に基づくレプリカ信号を軟判定値出力部151〜154にフィードバックして本判定処理を実行するようにしているので、良好な受信特性を得ることができる。
また上記構成のMIMO受信装置では、RSSI値、つまりSNR(Signal Noise to Ratio)に応じてLDPC復号処理の反復回数を変化させるようにしているので、SNRによらず一定の品質の復号結果を得ることが可能となる。
具体的にはストリームのRSSIが場合には、LDPC復号処理の反復回数を多くすることにより復号特性を向上し、RSSIが大きい場合には反復回数を少なくして、復号処理の短縮化をはかる。このように、上記構成のMIMO受信装置によれば、SNRの状態にかかわらず受信特性を一定にしたまま、効率的な復号処理を実現することができる。
また上記構成のMIMO受信装置では、LDPC復号部331,332におけるLDPC復号では、検査行列に行基本変形された相異なる検査行列を用いるようにしているので、ストリームa,b間の空間的な相関を低減することができる。このため、上記構成のMIMO受信装置によれば、伝搬路に相関があり、従来のフィードバック処理の繰り返しによって特性が向上しない場合においても、良好な特性を得ることができる。なお、LDPC復号部331,332が復号時に用いる変形検査行列P_a,P_bは、フィードバック処理の繰り返し毎に、対応する変形検査行列をP_b,P_aのように交換したり、あるいは異なる変形検査行列P_c,P_dのように変更してもよい。
なお、上記実施の形態では、判定部161,162の判定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するようにしたが、第2の実施形態のように、LDPC復号部331,332の復号結果からソフトレプリカ信号を生成するようにしてもよい。
次に、この発明の第4の実施形態に係るMIMO受信装置について説明する。図8はその構成を示すブロック図である。同図を用いて各ブロックを具体的に説明する。図8において、アンテナ101,102は、それぞれ異なる伝搬路を通って到来した信号を空間から受信する。なお、アンテナ101,102がそれぞれ受信する信号は、異なる2つの送信信号(ストリームa,b)が空間多重された信号である。
伝搬路推定部111は、アンテナ101にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。同様に、伝搬路推定部112は、アンテナ102にて受信した信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路を推定し、伝搬路行列Hを作成する。なお、伝搬路行列Hは受信アンテナ数の行数と、送信アンテナ数の列数で定義される行列で、各送信アンテナからそれぞれの受信アンテナへの伝搬路応答ベクトルにより構成される。
空間フィルタリング部121は、伝搬路推定部111,112でそれぞれ求められた伝搬路行列Hを用いて、アンテナ101,102がそれぞれ受信した受信信号を、空間多重される前の送信信号に分離する。
LDPC復号部431,432は、行基本変形を行い相異なる形に変形された検査行列(以下、変形検査行列と称する)P_a,P_bをそれぞれ持ち、各変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、各ストリームa,bの尤度比を求める。
このために、まずLDPC復号部431,432は、仮判定処理を実施し、その後、本判定処理を実行する。仮判定処理においてLDPC復号部431,432は、それぞれ対応する変形検査行列P_a,P_bを用いて、空間フィルタリング部121にて得られる分離された信号をLDPC復号し、ストリームa,bの尤度比を求める。
その後の本判定処理においてLDPC復号部431は、変形検査行列P_aを用いて、後述する軟判定値出力部151,152で求められる受信尤度値を、後述する尤度比更新量観測部471の指示に従って繰り返しLDPC復号を実施し、ストリームaの尤度比を求める。
同様に、本判定処理においてLDPC復号部432は、変形検査行列P_bを用いて、後述する軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値を、後述する尤度比更新量観測部472の指示に従って繰り返しLDPC復号を実施し、ストリームbの尤度比を求める。なお、上記LDPC復号部431,432で求められる尤度比は、例えば0.3や0.7といった軟値である。
尤度比更新量観測部471は、LDPC復号部431のLDPC復号の繰り返し処理で順次得られる尤度比を比較し、尤度比の更新量に応じて、LDPC復号部431のLDPC復号処理を制御する。具体的には、一回の復号処理で更新される尤度比の更新量が大きい場合、復号処理を継続させる。これにより、誤りが大きく訂正されるため、復号処理によって大きなゲインが得られる。逆に上記更新量が小さい場合には、復号処理によって得られるゲインは飽和状態であると判断できるため、復号処理を停止させ、レプリカ信号除去によってゲインを得る。
尤度比更新量観測部472も、尤度比更新量観測部471と同様に、LDPC復号部432のLDPC復号の繰り返し処理で順次得られる尤度比を比較し、尤度比の更新量に応じて、LDPC復号部432のLDPC復号処理を制御する。
判定部161は、LDPC復号部431で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームaを構成する情報系列を得る。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、判定部162は、LDPC復号部432で得られた尤度比をバイナリ判定し、ストリームbを構成する情報系列を得る。なお、上記判定部161,162で求められる情報系列は、0や1といった硬値である。
レプリカ生成部141は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1を生成する。
また、レプリカ生成部142は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部162より得られるストリームbの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2を生成する。
同様に、レプリカ生成部143は、伝搬路推定部111で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1を生成する。
また、レプリカ生成部144は、伝搬路推定部112で推定された伝搬路情報と、判定部161より得られるストリームaの情報系列とに基づいて、アンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2を生成する。
軟判定値出力部151は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号b1を減じて残留信号Rb1を得て、この残留信号Rb1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部152は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号b2を減じて残留信号Rb2を得て、この残留信号Rb2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
同様に、軟判定値出力部153は、アンテナ101で受信された信号から上記レプリカ信号a1を減じて残留信号Ra1を得て、この残留信号Ra1と伝搬路推定部111で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
また、軟判定値出力部154は、アンテナ102で受信された信号から上記レプリカ信号a2を減じて残留信号Ra2を得て、この残留信号Ra2と伝搬路推定部112で得られる伝搬路行列Hに基づいて、受信尤度値を求める。
次に、上記構成のMIMO受信装置の動作について説明する。
アンテナ101,102で受信された信号は、それぞれ対応する伝搬路推定部111,112に入力され、ここで、受信信号に含まれる既知信号等を用いて伝搬路行列Hが推定される。
このようにして推定された伝搬路行列Hは、空間フィルタリング部121にて、アンテナ101,102が受信した受信信号からそれぞれストリームa,bを分離するのに用いられる。この時のMIMO分離アルゴリズムとしては、ZF法や、MMSE法等が用いられる。
空間フィルタリング部121にて分離された各ストリームa,bは、LDPC復号部431,432の仮判定処理により、それぞれの変形基本行列P_a,P_bが用いられてLDPC復号処理が行われる。
この仮判定処理によるLDPC復号処理により各ストリームa,bの尤度比が導出される。LDPC復号部431,432にて求められた各ストリームa,bの尤度比は、判定部161,162において、各ストリームa,bの情報系列の仮判定に用いられる。
続いて、レプリカ信号を、送信ストリーム数×受信アンテナ数の数分だけ生成するために、この例では4つのレプリカ生成部141〜144が用いられ、アンテナ101で受信されたストリームbのレプリカ信号b1、アンテナ102で受信されたストリームbのレプリカ信号b2、アンテナ101で受信されたストリームaのレプリカ信号a1、およびアンテナ102で受信されたストリームaのレプリカ信号a2が求められる。
次に、アンテナ101,102が受信した受信信号から上記レプリカ信号a1,a2,b1,b2をそれぞれ除去して、残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2を得る。そしてこれらの残留信号Ra1,Ra2,Rb1,Ra2と、伝搬路推定部111,112で得られる伝搬路行列Hとに基づいて、軟判定値出力部151,152,153,154により受信尤度値が得られる。
このようにして、受信尤度値が求められると、LDPC復号部431,432が本判定処理を実施する。すなわち、LDPC復号部431においては、変形検査行列P_aが用いられて、軟判定値出力部151,152で求められた受信尤度値がLDPC復号され、ストリームaの尤度比が求められる。このLDPC復号は、尤度比更新量観測部471から停止指示があるまで繰り返し実行される。
同様に、LDPC復号部432の本判定処理では、変形検査行列P_bが用いられて、軟判定値出力部153,154で求められる受信尤度値がLDPC復号され、ストリームbの尤度比が求められる。このLDPC復号は、尤度比更新量観測部472から停止指示があるまで繰り返し実行される。
尤度比更新量観測部471は、LDPC復号部431のLDPC復号の繰り返し処理で順次得られる尤度比を比較し、尤度比の更新量が閾値以下となった場合に、LDPC復号部431に対してLDPC復号処理を停止する指示を与える。
同様に、尤度比更新量観測部472は、LDPC復号部432のLDPC復号の繰り返し処理で順次得られる尤度比を比較し、尤度比の更新量が閾値以下となった場合に、LDPC復号部432に対してLDPC復号処理を停止する指示を与える。
そして、LDPC復号部431の本判定処理によって求められたストリームaの尤度比は、判定部161によりバイナリ判定され、ストリームaを構成する情報系列が得られる。具体的には尤度比が対数で定義された対数尤度比の場合、尤度比が正の値の際には1を、負の値の場合には0と判定する。同様にして、LDPC復号部432の本判定処理によって求められたストリームbの尤度比は、判定部162によりバイナリ判定され、ストリームbを構成する情報系列が得られる。
なお、LDPC復号部431,432は、それぞれ対応するストリームのパリティをチェックして誤りが無くなったか否かを判定し、誤りが無くなった場合には、その旨を判定部161,162に通知して、情報系列を後段のデータ処理部に出力させる。
このようにストリームa,bが多重された受信信号から、レプリカ信号を除去して得られる残留信号をLDPC復号することによって、空間フィルタリング部121による空間フィルタリングで分離し復調するよりも、ダイバーシティゲインを得ることができ、復調特性が向上する。
以上のように、上記構成のMIMO受信装置では、復号初期においてLDPC復号部431,432がまず仮判定処理を実施し、これによって得られた受信信号の仮判定結果を用いて、レプリカ生成部141〜144がレプリカ信号を生成する。そして、このレプリカ信号を受信信号から除去して得られる残留信号と、受信信号とを用いて、軟判定値出力部151〜154が受信尤度値を求める。その後、LDPC復号部431,432が本判定処理を実施し、LDPC復号により得られる尤度比の更新量が閾値以下になるまで、上記受信尤度値を繰り返しLDPC復号して各ストリームa,bの尤度比を求めて、これを判定部161,162でバイナリ判定し、各ストリームa,bの情報系列を得るようにしている。
したがって、上記構成のMIMO受信装置によれば、仮判定処理によって得られた復号結果に基づくレプリカ信号を軟判定値出力部151〜154にフィードバックして本判定処理を実行するようにしているので、良好な受信特性を得ることができる。
また上記構成のMIMO受信装置では、LDPC復号により得られる尤度比の更新量が閾値以下になるまで、上記受信尤度値を繰り返しLDPC復号するようにしているので、復号によるゲインを効率よく得ることができる。そのため、復号時の余分な反復処理を削減でき、また反復処理を停止したLDPC復号部431,432を用いて次のストリームの復号処理を行うことにより、受信処理の高速化をはかることができる。
また上記構成のMIMO受信装置では、LDPC復号部431,432におけるLDPC復号では、検査行列に行基本変形された相異なる検査行列を用いるようにしているので、ストリームa,b間の空間的な相関を低減することができる。このため、上記構成のMIMO受信装置によれば、伝搬路に相関があり、従来のフィードバック処理の繰り返しによって特性が向上しない場合においても、良好な特性を得ることができる。なお、LDPC復号部431,432が復号時に用いる変形検査行列P_a,P_bは、フィードバック処理の繰り返し毎に、対応する変形検査行列をP_b,P_aのように交換したり、あるいは異なる変形検査行列P_c,P_dのように変更してもよい。
なお、上記実施の形態では、判定部161,162の判定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するようにしたが、第2の実施形態のように、LDPC復号部431,432の復号結果からソフトレプリカ信号を生成するようにしてもよい。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記実施の形態では、通信路符号化としてLDPC符号を用いているが、LDPC符号のように符号化のための生成行列によらず、検査行列を変化させることによって異なる復号特性を得られるような通信路符号であれば、他の符号化方法にも適用が可能である。また、MIMOシステムだけではなく、複数のユーザの信号が符号により多重されて受信するCDMAシステムにおける干渉キャンセラ技術に対しても、適用可能である。 その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
この発明に係わるMIMO受信装置の第1の実施形態の構成を示す回路ブロック図。 図1に示したMIMO受信装置のLDPC復号部で用いられる検査行列の一例を示す図。 図2に示した検査行列に対応する2部グラフを示す図。 図2に示した検査行列を行基本変形した変形検査行列の一例を示す図。 図4に示した検査行列に対応する2部グラフを示す図。 この発明に係わるMIMO受信装置の第2の実施形態の構成を示す回路ブロック図。 この発明に係わるMIMO受信装置の第3の実施形態の構成を示す回路ブロック図。 この発明に係わるMIMO受信装置の第4の実施形態の構成を示す回路ブロック図。
符号の説明
101,102…アンテナ、111,112…伝搬路推定部、121…空間フィルタリング部、131,132…LDPC復号部、141,142,143,144…レプリカ生成部、151,152,153,154…軟判定値出力部、161,162…判定部、241,242,243,244…ソフトレプリカ生成部、331,332…LDPC復号部、371,372…RSSI測定部、381,382…閾値判定部、431,432…LDPC復号部、471,472…尤度比更新量観測部。

Claims (16)

  1. 第1データ系列と第2データ系列がそれぞれLDPC符号によって符号化されて、それぞれ異なるアンテナを通じて送信されるMIMOシステムで用いられる受信装置において、
    異なるアンテナを通じて受信した複数の受信信号について、それぞれ伝搬路を推定する伝搬路推定手段と、
    この伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、受信信号を第1データ系列の信号と第2データ系列の信号に分離する空間フィルタリング手段と、
    この空間フィルタリング手段で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第1復号手段と、
    この第1復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第1判定手段と、
    この第1判定手段が求めた第1データ系列と第2データ系列と、前記伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するレプリカ信号生成手段と、
    前記受信信号より前記レプリカ信号生成手段が生成したレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力手段と、
    この軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号手段と、
    この第2復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第2判定手段とを具備することを特徴とする受信装置。
  2. 第1データ系列と第2データ系列がそれぞれLDPC符号によって符号化されて、それぞれ異なるアンテナを通じて送信されるMIMOシステムで用いられる受信装置において、
    異なるアンテナを通じて受信した複数の受信信号について、それぞれ伝搬路を推定する伝搬路推定手段と、
    この伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、受信信号を第1データ系列の信号と第2データ系列の信号に分離する空間フィルタリング手段と、
    この空間フィルタリング手段で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第1復号手段と、
    この第1復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比と、前記伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、ソフトレプリカ信号を生成するソフトレプリカ信号生成手段と、
    前記受信信号より前記ソフトレプリカ信号生成手段が生成したソフトレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力手段と、
    この軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号手段と、
    この第2復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める判定手段とを具備することを特徴とする受信装置。
  3. 前記第2復号手段は、軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号する復号処理を、繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  4. さらに、前記空間フィルタリング手段で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号の各RSSIを測定する測定手段を備え、
    前記第2復号手段は、前記復号処理を、前記測定手段が測定したRSSIに応じた回数だけ実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. さらに、前記第2復号手段で繰り返し実施される復号処理で順次得られる尤度比を比較して、その更新量を求める検出手段を備え、
    前記第2復号手段は、前記検出手段が検出した更新量に応じて前記復号処理を繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  6. さらに、前記第2復号手段で繰り返し実施される復号処理で順次得られる尤度比を比較して、その更新量を求める検出手段を備え、
    前記第2復号手段は、前記復号処理を、前記検出手段が検出した更新量が予め設定した閾値未満になるまで繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  7. 反復復号処理として、前記レプリカ信号生成手段が、前記第2判定手段が求めた第1データ系列と第2データ系列と、前記伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、レプリカ信号を生成し、前記軟判定出力手段が前記受信信号より前記レプリカ信号生成手段が生成したレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求め、前記第2復号手段が前記軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求め、前記第2判定手段は、前記第2復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求め、
    前記反復復号処理を繰り返し、この繰り返し毎に、前記第2復号手段は、前回の反復復号処理と異なる形に行基本変形された検査行列を用いてLDPC復号することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  8. 反復復号処理として、前記ソフトレプリカ信号生成手段が、前記第2復号手段が求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比と、前記伝搬路推定手段の推定結果に基づいて、ソフトレプリカ信号を生成し、前記軟判定出力手段が前記受信信号より前記ソフトレプリカ信号生成手段が生成したソフトレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求め、前記第2復号手段が前記軟判定出力手段が求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求め、
    前記反復復号処理を繰り返し、この繰り返し毎に、前記第2復号手段は、前回の反復復号処理と異なる形に行基本変形された検査行列を用いてLDPC復号することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  9. 第1データ系列と第2データ系列がそれぞれLDPC符号によって符号化されて、それぞれ異なるアンテナを通じて送信されるMIMOシステムで用いられる復調方法において、
    異なるアンテナを通じて受信した複数の受信信号について、それぞれ伝搬路を推定する伝搬路推定工程と、
    この伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、受信信号を第1データ系列の信号と第2データ系列の信号に分離する空間フィルタリング工程と、
    この空間フィルタリング工程で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第1復号工程と、
    この第1復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第1判定工程と、
    この第1判定工程で求めた第1データ系列と第2データ系列と、前記伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するレプリカ信号生成工程と、
    前記受信信号より前記レプリカ信号生成工程で生成したレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力工程と、
    この軟判定出力工程で求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号工程と、
    この第2復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第2判定工程とを具備することを特徴とする復調方法。
  10. 第1データ系列と第2データ系列がそれぞれLDPC符号によって符号化されて、それぞれ異なるアンテナを通じて送信されるMIMOシステムで用いられる復調方法において、
    異なるアンテナを通じて受信した複数の受信信号について、それぞれ伝搬路を推定する伝搬路推定工程と、
    この伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、受信信号を第1データ系列の信号と第2データ系列の信号に分離する空間フィルタリング工程と、
    この空間フィルタリング工程で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第1復号工程と、
    この第1復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比と、前記伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、ソフトレプリカ信号を生成するソフトレプリカ信号生成工程と、
    前記受信信号より前記ソフトレプリカ信号生成工程で生成したソフトレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力工程と、
    この軟判定出力工程で求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号工程と、
    この第2復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める判定工程とを具備することを特徴とする復調方法。
  11. 前記第2復号工程は、軟判定出力工程で求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号する復号処理を、繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の復調方法。
  12. さらに、前記空間フィルタリング工程で分離された第1データ系列の信号と第2データ系列の信号の各RSSIを測定する測定工程を備え、
    前記第2復号工程は、前記復号処理を、前記測定工程で測定したRSSIに応じた回数だけ実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項11に記載の復調方法。
  13. さらに、前記第2復号工程で繰り返し実施される復号処理で順次得られる尤度比を比較して、その更新量を求める検出工程を備え、
    前記第2復号工程は、前記検出工程で検出した更新量に応じて前記復号処理を繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項11に記載の復調方法。
  14. さらに、前記第2復号工程で繰り返し実施される復号処理で順次得られる尤度比を比較して、その更新量を求める検出工程を備え、
    前記第2復号工程は、前記復号処理を、前記検出工程で検出した更新量が予め設定した閾値未満になるまで繰り返し実施して、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求めることを特徴とする請求項11に記載の復調方法。
  15. 反復復号処理として、前記第2判定工程で求めた第1データ系列と第2データ系列と、前記伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、レプリカ信号を生成するレプリカ信号生成工程と、前記受信信号より前記レプリカ信号生成工程で生成したレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力工程と、この軟判定出力工程で求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号工程と、この第2復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比に基づいて、第1データ系列と第2データ系列とをそれぞれ求める第2判定工程とを繰り返し、
    前記反復復号処理を繰り返す毎に、前記第2復号工程で、前回の反復復号処理と異なる形に行基本変形された検査行列を用いてLDPC復号することを特徴とする請求項9に記載の復調方法。
  16. 反復復号処理として、前記第2復号工程で求めた第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比と、前記伝搬路推定工程の推定結果に基づいて、ソフトレプリカ信号を生成するソフトレプリカ信号生成工程と、前記受信信号より前記ソフトレプリカ信号生成工程で生成したソフトレプリカ信号を除去した残留信号に基づいて、第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を求める軟判定出力工程と、この軟判定出力工程で求めた第1データ系列と第2データ系列の各受信尤度値を、行基本変形を行って相異なる形に変形された検査行列をそれぞれ用いてLDPC復号し、第1データ系列の尤度比と第2データ系列の尤度比を求める第2復号工程とを繰り返し、
    前記反復復号処理を繰り返す毎に、前記第2復号工程で、前回の反復復号処理と異なる形に行基本変形された検査行列を用いてLDPC復号することを特徴とする請求項10に記載の復調方法。
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