JP4212313B2 - 外装部品の製作方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外装部品の製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種機器の操作釦等の外装部品に適用される材料としては、各種の複雑な形状が要求されることから、例えば、アルミニウム、または、亜鉛ダイキャスト部品や金属の射出成形品、あるいは、合成樹脂による射出成形品、さらには、金属の旋盤加工品等が適用されていた。また、特にカメラの外装部品は、光沢のある表面に仕上げられることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記外装部品に上記ダイキャスト部品を適用した場合、部品の表面に微小の巣が生じることから表面を光沢面に仕上げることが困難であった。また、メッキが不可欠であり、必ずしもコスト上有利といえない。また、上記合成樹脂の成形品を適用した場合、メッキ仕上げが必ず必要であり、また、表面状態も満足できる光沢が得られない。さらに、上記金属の旋盤加工部品を適用した場合は、工数が掛かり過ぎ、量産部品としては不適である。
【0004】
本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、必要な表面状態を有し、製作コスト上も有利である外装部品の製作方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の外装部品の製作方法においては、回転可能な治具の上に、該回転の軸周りに、複数の棒状の引き抜き材を該軸と平行に載置し、上記治具を上記回転の軸周りに回転させ、上記棒状の引き抜き材の表面を切削して上記複数の棒状の引き抜き材の素材厚より薄い板厚を持たせた第1の板厚部を形成し、上記切削の後、上記治具を上記回転させ、上記複数の棒状の引き抜き材の長手方向の所定の位置において、所定の幅にて上記複数の棒状の引き抜き材の厚みを薄く切削して、上記第1の板厚部より薄い板厚を有した第2 の板厚部を形成し、上記治具より上記複数の棒状の引き抜き材を外して、上記第1の板厚部と第2の板厚部との境にて上記第1の板厚部と第2の板厚部を分離することを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2記載の外装部品の製作方法は、請求項1記載の外装部品の製作方法において、上記棒状の引き抜き材に上記第1の板厚部と上記第2の板厚部とが交互に形成されることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3記載の外装部品の製作方法は、請求項1記載の外装部品の製作方法において、上記棒状の引き抜き部材には、上記第1の板厚部および第2の板厚部以外の部分に治具取り付けのための板厚方向の貫通穴が加工されることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項4記載の外装部品の製作方法は、請求項3記載の外装部品の製作方法において、上記貫通穴は、さらに、メッキ処理のための支持穴として利用されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1に実施形態の外装部品製作装置である部品切削加工機によって製作される外装部品であるレリーズ釦の斜視図である。図2は、上記レリーズ釦の素材となる引き抜き材の斜視図である。
【0018】
外装部品であるレリーズ釦1は、本実施形態の部品切削加工機により図2に示すアルミニウム合金引き抜き材2を素材にして製作されるものとする。
【0019】
上記レリーズ釦1は、図1に示すようにアルミニウム合金材料2より削り出される直方体形状の小物外装部品であり、比較的大きい曲率の円弧面の曲面からなる上面1aと、長手方向の端面1cと、上記長手方向(Z方向)に直交する方向(X方向)の幅側面1bとを有している。さらに、上面1aと幅側面1bとの角部には、面取り部1dを有し、上面1aと端面1cとの角部には、面取り部1eが形成され、さらに、4角の面取り部(図示せず)が形成されている。なお、上記上面1aは、ダイヤモンドカッターにより加工された鏡面状加工面とする。また、長手方向端面1cの下方に位置する僅かな範囲の切断部1fは、後述する引き抜き材2の連結部2f(図6(C))を分離したときにできる切断部である。上記4角の面取り部は、必ずしも切削加工する必要はない。
【0020】
一方、上記レリーズ釦1が削り出される素材は、図2に示すアルミニウム合金の棒状の引き抜き材2であり、その引き抜き材2は、幅W0 を有し、幅方向(X方向)の幅側面2bと上面部2aとの角部には、面取り面2dが形成されている。この引き抜き材2の上面部2a,幅側面2b,面取り面2d等の表面は、光沢のある面である。
【0021】
次に上記レリーズ釦1を製作する本第1の実施形態の外装部品製作装置である部品切削加工機とその治具について、図3〜5を用いて説明する。
図3は、上記引き抜き材の取り付け穴加工済み状態の斜視図である。図4は、上記引き抜き材と治具との斜視図である。図5は、図4のB矢視図であって、引き抜き材を取り付けた状態の治具を示す。
【0022】
上記部品切削加工機には、複数の引き抜き材が取り付けられた治具3が回転駆動可能に装着され、上記治具3を回転駆動させながらスピンドルに装着されるカッター(エンドミル)5a(図5)、あるいは、ダイヤモンドカッター等により上記引き抜き材2を切削加工することによって各引き抜き材2から複数のレリーズ釦1が削り出される。
【0023】
上記治具3に取り付けられる引き抜き材2には、図3に示すように両端部位置と、長手方向(Z方向)の所定のピッチ位置とにY方向(板厚方向)に貫通する貫通穴である複数のビス挿通穴2gが設けられる。
【0024】
上記治具3は、図4に示すように円柱形状(円筒形状であってもよい)を有しており、その外周部には、回転駆動軸となるZ軸に沿った方向の平行な、複数の取り付け溝3aが配置されている。上記取り付け溝3aは、引き抜き材2の幅がガタ無く挿入可能な溝幅とし、その深さは、引き抜き材2の両側面2bが十分に懸かる程度の深さとする。また、取り付け溝3aには、上記引き抜き材2のビス挿通穴2gと同ピッチの複数のネジ穴3bが上記回転駆動軸方向に設けられている。
【0025】
上記部品切削加工機によりレリーズ釦1を削り出す場合、引き抜き材2を治具3の外周部の取り付け溝3aに挿入し、複数のビス4をビス挿通穴2gに挿通させてネジ穴3bに螺着し、治具3に固定する。引き抜き材2が取り付けられた治具3を上記切削加工機にチャッキングする。そのチャッキング状態で治具3をZ軸中心に回転駆動させながら、スピンドル5の先端に装着されたカッター(エンドミル)5a等をP方向に移動させながら後述するようなレリーズ釦1の削り出しが行われる(図5)。
【0026】
次に、上記部品切削加工機によるレリーズ釦1の上記削り出し動作について図6〜9を用いて説明する。
なお、図6(A)〜(C)は、それぞれ削り出し過程を示す断面図(図8のA−A断面で示す)である。図7は、引き抜き材の連結部の変形例の形状を示す拡大断面図である。図8は、引き抜き材切削加工済み状態での治具と引き抜き材の展開図である。図9は、治具から取り外した状態の切削加工済みの引き抜き材の平面図である。
【0027】
図6(A)に示すように治具外周に固着された素材の引き抜き材2は、厚みt0 の素材厚を有しており、治具3を回転させながら図6(B)に示すように引き抜き材2の上面2aをレリーズ釦1の第1の板厚部の厚みt1 となる上面1aの位置までダイヤモンドカッターにより切削する。その切削範囲は、ビス挿通穴2gまわりの未加工部である固定部2jを残して切削される。上記切削された上面1aは、Z軸を中心にした円弧面を形成し、滑らかな鏡面状態(例えば、表面アラサで0.2μ以下)となる。この面の加工は、旋盤などで加工されるのが好ましい。
【0028】
続いて、治具3を回転させながらカッター5a(エンドミル)をM1 〜M16方向(治具外周の円周方向、図8)に挿入することによって、図6(C)に示すように固定部2jの内側を切削してレリーズ釦1のZ方向両端面1cを形成する。その切削加工では、一旦、連結部2fの第2の板厚部の厚みt2 の位置まで所定の幅で切削される。この切削によりレリーズ釦となる島部が形成される。さらに、長手方向角部の面取り部1eと4角の面取り部1gの切削加工が行われる。
【0029】
続いて、連結部2fの幅W1 (図9)を残した状態で深さ方向に治具逃げ部3fまで削り込んで切削加工を終了する。なお、このとき、カッター5aは、治具3と引き抜き材2とを同時に削ってもよい。
【0030】
上記切削加工によって図8の上記切削加工終了状態の治具3と切削加工済み引き抜き材2の展開図(一部)に示ような多数のレリーズ釦1が連結したものが得られる。
【0031】
なお、上記素材厚みt0 と第1の板厚部の厚みt1 と第2の板厚部の厚みt2 との間には、
t0 >t1 >t2
の関係がある。
【0032】
また、上記逃げ部3fは、予め治具3に形成してあってもよい。また、上記連結部2fの厚みt2 は、例えば、0.1mm程度の折り曲げによる分離が可能な厚みとする。
【0033】
さらに、図7の拡大断面図に示すように連結部2fのレリーズ釦部1との接続部分に切り込み2iを入れると容易に分離できるので連結部2fの厚みt2 を0.1mmより厚くすることができる。
【0034】
上記引き抜き材2の切削加工を終了後、図9に示すようにビス4を外して加工済み引き抜き材2を治具3から取り外す。そして、レリーズ釦1と連結部2fとの境を折り曲げて分離することにより図1に示すレリーズ釦1が得られる。
【0035】
完成したレリーズ釦1の上面1aと長手方向端面1cと長手方向面取り部1e等は切削加工された面であるが、幅側面1bと幅方向面取り部1dとは、引き抜き材2の幅側面2bと幅方向面取り部2dままでの面であり、加工されていない。したがって、幅W0 は、引き抜き材2と同一である。
【0036】
上述した部品切削加工機により治具3を用いたレリーズ釦1の切削加工方法によると、一回の引き抜き材2の取り付けで多数(複数)の外観部品であるレリーズ釦1を効率よく製作することができ、製作コストの低減が実現できる。また、全数のレリーズ釦1の上面1aのダイヤモンドカッターによる鏡面加工が容易に行える。また、引き抜き材2の幅側面2bと面取り部2dをそのままの利用することにより切削加工工程を減らすことができる。
【0037】
次に、上記第1の実施形態の部品切削加工機に適用した治具と引き抜き材の変形例について図10(A),(B)を用いて説明する。
図10(A),(B)は、本変形例の治具に取り付けられ、切削加工後の引き抜き材を示す図であり、図10(A)は、正面図であり、図10(B)は、側面図である。
【0038】
本変形例の引き抜き材7には、貫通穴であるビス挿通穴7gが両端部にのみ設けられる。上記引き抜き材7が取り付けられる治具(図示せず)の引き抜き材取り付け溝上には、上記両端部のビス挿通穴7gに対応したビス用ネジ穴が設けられる。
【0039】
本変形例の引き抜き材7では、両端部のビス挿通穴7gの間には、レリーズ釦部6と連結部7fが交互に配置されることになるので前述した第1の実施形態における引き抜き材2のように各レリーズ釦形成部分の間にビス挿通穴を設けるための未加工部を必要としない。したがって、所定の長さの引き抜き材で製作されるレリーズ釦の数が多く、さらに効率よくレリーズ釦を製作することができる。また、使用するビスの数も少なく短時間で引き抜き材7が治具にセットできる。
【0040】
次に、本発明の第2の実施形態の外装部品製作装置である部品切削加工機について図11〜14を用いて説明する。
図11は、本実施形態の部品切削加工機の治具に取り付けられる引き抜き材の支持用長穴を加工した状態での斜視図である。図12は、上記治具の斜視図である。図13は、引き抜き材装着、吸引状態での治具の縦断面図である。図14は、切削加工後の状態での引き抜き材の長手方向に沿った断面を示す図である。
【0041】
本実施形態の部品切削加工機により図11に示すアルミニウム合金の棒状の引き抜き材12を素材にして外装部品である前述したレリーズ釦1(図1)が製作されるが、本実施形態の場合、空気の負圧を利用して、引き抜き材12を治具13に固着し、上記切削加工が行われる。
【0042】
上記引き抜き材12には、図11に示すように長手方向(Z方向)に沿った所定ピッチの複数のZ方向の支持用貫通穴である長穴12gが設けられる。
【0043】
上記治具13は、図12に示すように内周部13dを有する円筒形状を有しており、その外周部に回転駆動軸であるZ軸に沿った方向の平行な複数の取り付け溝13aが配置されている。上記取り付け溝13aは、引き抜き材12の幅がガタ無く挿入可能な溝幅とし、その深さは、引き抜き材2の両幅側面12bが十分に懸かる程度の深さとする。また、取り付け溝13aには、上記引き抜き材12の長穴12gが嵌入可能な同ピッチの複数の支持ピン13cが設けられている。さらに、支持ピン13cの間に内周部13dに貫通する空気吸引穴13bが設けられている。なお、上記支持ピン13cは、切削加工時に引き抜き材12が治具13の取り付け溝部13aからずれないように引き抜き材12を確実に保持するためのピンである。
【0044】
また、上記治具13が上記部品切削加工機に装着された状態では、治具13の内周部13dには、部品切削加工機の一方のチャック部18に支持される吸引手段としての吸引金具14が治具13と相対回転摺動可能に嵌合して結合する。
【0045】
上記吸引金具14には、治具13の内周に連通する空気吸引穴14aと排気管15が設けられ、さらに、Oリング溝14bに嵌め込まれるOリング17を有しており、治具13の内周部13dとの摺動嵌合部のエアーシーリングを行っている。上記排気管15は、外部の真空ポンプにパイプ16を介して接続される。
【0046】
上述した構成を有する本実施形態の部品切削加工機によりレリーズ釦1を削り出す場合、治具13を部品切削加工機に装着し、治具13の内周部13dを吸引金具14に摺動回転可能な状態で嵌合させる。その装着状態で引き抜き材12を治具13の支持ピン13cに長穴12gを嵌入させた状態で取り付け溝3aに挿入して取り付ける。
【0047】
上記取り付け状態で真空ポンプを作動させて治具13の内周部13dの空気を吸引すると、治具13の空気吸引穴13bから空気が吸い込まれる。したがって、内周部13dが負圧状態となり、引き抜き材12が治具の取り付け溝13aに吸着、固定される。その取り付け状態で治具3をZ軸中心に回転駆動させながら、スピンドル5の先端に装着されたエンドミルカッター5a等をP方向(図5)に移動させながらレリーズ釦1の削り出しを行う。
【0048】
本実施形態におけるレリーズ釦1の削り出し動作は、前記第1の実施形態の場合と同様であって、図14の縦断面図に示されるように支持ピン13cが嵌入する未加工部としての支持部12jの間の各範囲で引き抜き材12の上面12aをレリーズ釦1の上面1a位置(第1の板厚部の厚みt1 )まで治具13を回転させながら切削する。その切削には、ダイヤモンドカッターを用いるか、若しくは、旋盤にてバイトを用いる。続いて、支持部12jとレリーズ釦1の長手方向端面1cの間に部分をカッター(エンドミル)5aをP方向(図5)に移動させ、かつ、M1 〜M16の各位置(図8)にて相対移動させながら切削し、第2の板厚部である所定幅の厚みt2 の連結部12fを形成する。また、レリーズ釦1の上面1aと上記長手方向端面1cとの角部の面取り部1e等を切削加工する。さらに、連結部幅W1 (図9)を残して治具13の逃げ部13fの分だけ深く削り込む。
【0049】
上記切削加工終了後、治具13の内周部13dを大気圧に戻し、切削加工済みの引き抜き材12を治具13から取り外す。上記切削加工済みの引き抜き材12を第1実施形態の場合と同様にレリーズ釦1と連結部12fとの境を折り曲げて各レリーズ釦1を分離すると、レリーズ釦1が得られる。
【0050】
上述した本第2実施形態の部品切削加工機に治具13を適用した場合、引き抜き材12の治具13への取り付けるためのビスの締め付け作業が不要であり、加工準備を短時間に行うことができる。
【0051】
なお、上述した第1,2の実施形態、または、変形例において素材として適用した上記アルミニウム合金の引き抜き材に代えて亜鉛合金の引き抜き材を適用することも可能であるが、この場合、上記外装部品(レリーズ釦1)をメッキ仕上げする必要がある。そのメッキ処理時に上記引き抜き材に設けられたビス挿通穴2g,7g、または、長穴12gをメッキ処理用支持穴として利用できる。
【0052】
また、上述した第1,2の実施形態において、ダイヤモンドカッターによる加工を行う場合と、エンドミルによる加工を行う場合とでそれぞれ別々の切削加工機に治具3、または、13を付けかえて加工するようにしてもよい。
【0053】
また、上述した第1,2の実施形態においては、引き抜き材の加工方法を切削加工としたが、これに限らず、研削加工や各種表面仕上げ加工を含むことも可能である。
【0054】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、光沢のある表面を有し、製作コスト上も有利である量産性の高い外装部品の製作方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の外装部品製作装置である部品切削加工機によって製作されるレリーズ釦の斜視図である。
【図2】上記図1のレリーズ釦の素材となる引き抜き材の斜視図である。
【図3】上記図2の引き抜き材の取り付け穴加工済み状態の斜視図である。
【図4】上記第1の実施形態の部品切削加工機に適用される治具の斜視図である。
【図5】上記図4のB矢視図であって、図4の引き抜き材装着状態の治具を示す。
【図6】上記第1の実施形態の部品切削加工機による引き抜き材の切削過程を示す断面図であって、図6(A)は、切削前の状態を示し、図6(B)は、上面を切削した状態を示し、図6(C)は、切削終了状態を示す。
【図7】上記第1の実施形態の部品切削加工機における引き抜き材の連結部の変形例の形状を示す拡大断面図である。
【図8】上記第1の実施形態の部品切削加工機における引き抜き材加工済み状態での治具と引き抜き材との展開図である。
【図9】上記第1の実施形態の部品切削加工機の治具から取り外された加工済み引き抜き材の平面図である。
【図10】上記第1の実施形態の外装部品製作装置の変形例である治具により切削加工された引き抜き材を示す図であって、図10(A)は正面図であり、図10(B)は側面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態の外装部品製作装置である部品切削加工機に利用される治具に取り付けられる引き抜き材の支持用長穴の加工済み状態の斜視図である。
【図12】上記第2の実施形態の部品切削加工機の治具の斜視図である。
【図13】上記第2の実施形態の部品切削加工機における引き抜き材装着、吸引状態での治具の縦断面図である。
【図14】上記第2の実施形態の部品切削加工機における切削加工後の状態での引き抜き材の長手方向に沿った断面を示す図である。
【符号の説明】
1 …レリーズ釦(外装部品,第1の板厚部)
2,12
…引き抜き部材
2f,12f
…連結部(第2の板厚部)
2g…ビス挿通穴(貫通穴)
2j…固定部(未加工部)
3,13
…治具(治具)
12g…長穴(貫通穴)
12j…支持部(未加工部)
t1 …第1の板厚部
t2 …第2の板厚部
Y …幅方向
Z …長手方向
Z軸…回転軸
Claims (4)
- 回転可能な治具の上に、該回転の軸周りに、複数の棒状の引き抜き材を該軸と平行に載置し、
上記治具を上記回転の軸周りに回転させ、上記棒状の引き抜き材の表面を切削して上記複数の棒状の引き抜き材の素材厚より薄い板厚を持たせた第1の板厚部を形成し、
上記切削の後、上記治具を上記回転させ、上記複数の棒状の引き抜き材の長手方向の所定の位置において、所定の幅にて上記複数の棒状の引き抜き材の厚みを薄く切削して、上記第1の板厚部より薄い板厚を有した第2の板厚部を形成し、
上記治具より上記複数の棒状の引き抜き材を外して、上記第1の板厚部と第2の板厚部との境にて上記第1の板厚部と第2の板厚部を分離することを特徴とする外装部品の製作方法。 - 上記棒状の引き抜き材に上記第1の板厚部と上記第2の板厚部とが交互に形成されることを特徴とする請求項1記載の外装部品の製作方法。
- 上記棒状の引き抜き部材には、上記第1の板厚部および第2の板厚部以外の部分に治具取り付けのための板厚方向の貫通穴が加工されることを特徴とする請求項1記載の外装部の製作方法。
- 上記貫通穴は、さらに、メッキ処理のための支持穴として利用されることを特徴とする請求項3記載の外装部品の製作方法。
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