JP4212198B2 - 哺乳瓶消毒器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、哺乳瓶の消毒に用いる哺乳瓶消毒器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、哺乳瓶等を消毒する際には、煮沸消毒が行われていた。しかしながら、煮沸消毒では、湯を沸かすことが必要となるため、最近では、電子レンジを用いて、水蒸気の熱により消毒する蒸気消毒がしばしば行われている。
【0003】
そこで、このような蒸気消毒が簡単にできる哺乳瓶が実開平4−136230号公報に提案されている。このものは、図11および図12に示すように、乳首97と、この乳首97が着脱自在に装着される乳首装着穴99を有するねじキャップ98と、上記乳首97を覆うように上記ねじキャップ98に着脱自在に装着されるフード91と、上記ねじキャップ98がその口部96に着脱自在に螺着する哺乳瓶本体95と、蒸気開放孔83を有し上記ねじキャップ98の乳首装着穴99に着脱自在に装着される消毒用蓋84とを備えた哺乳瓶である。
【0004】
そして、蒸気消毒する際には、まず、哺乳瓶本体95からねじキャップ98を取り外し、このねじキャップ98から乳首97を取り外す。ついで、上記乳首97やピンセット92等とともに少量の水Wを哺乳瓶本体95内に入れる。つぎに、哺乳瓶本体95にねじキャップ98を螺着し、ねじキャップ98の乳首装着穴99に消毒用蓋84を装着したのち、電子レンジにかけ加熱する。このようにして、哺乳瓶を蒸気消毒する。消毒後は、ねじキャップ98を取り外し、哺乳瓶本体95内から、まず、ピンセット92を取り出し、ついで、このピンセット92を用いて乳首97等を取り出す。
【0005】
上記のようにして電子レンジにかけると、哺乳瓶本体95内に入れた水Wが水蒸気になり、この水蒸気の熱により、哺乳瓶本体95の内面,乳首97,ピンセット92等が蒸気消毒される。そして、上記水蒸気は、消毒用蓋84の蒸気開放孔83を通り、哺乳瓶本体95外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、乳首97やピンセット92等を哺乳瓶本体95内に入れて消毒するため、消毒後にこれらを取り出すことが困難となる。また、ねじキャップ98の内面のねじ部は、哺乳瓶本体95の口部96と螺合しており、ねじキャップ98の乳首装着穴99には、消毒用蓋84が装着されている。これらのため、上記ねじ部および乳首装着穴99は、水蒸気に触れない。また、水蒸気は、哺乳瓶本体95内で発生するため、ねじキャップ98の外面も、水蒸気に触れない。したがって、ねじキャップ98は、水蒸気により消毒されない。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、簡単に哺乳瓶本体の内面,乳首,ねじキャップを消毒することができるとともに、消毒後に消毒した乳首,ねじキャップを簡単に取り出すことができる哺乳瓶消毒器の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の哺乳瓶消毒器は、容器部とこの容器部に係脱自在に係合する蓋部とからなる器体と、哺乳瓶の乳首装着用のねじキャップを載置するために上記器体内に設けられた載置部とを備え、上記器体に、哺乳瓶本体の口部を着脱自在に取り付ける開口部が形成されているとともに、蒸気開放孔が形成されているという構成をとる。
【0009】
すなわち、本発明の哺乳瓶消毒器は、容器部とこの容器部に係脱自在に係合する蓋部とからなる器体と、哺乳瓶の乳首装着用のねじキャップを載置するために上記器体内に設けられた載置部とを備え、上記器体に、哺乳瓶本体の口部を着脱自在に取り付ける開口部が形成されているとともに、蒸気開放孔が形成されている。このため、消毒は、まず、器体を蓋部と容器部とに分け、ついで、ねじキャップを乳首が装着された状態で哺乳瓶本体から取り外して載置部に載置するとともに、容器部内に少量の水を入れ、つぎに、哺乳瓶本体の口部を蓋部の開口部に取り付け、その状態で容器部に蓋部を係合させたのち、電子レンジにかけ加熱することにより行うことができる。そして、消毒後は、器体を蓋部と容器部とに分け、乳首付きねじキャップを載置部から取り、蓋部の開口部から哺乳瓶本体の口部を取り外す。したがって、上記哺乳瓶消毒器では、消毒前には、乳首が装着されたねじキャップを簡単に器体内の載置部に載置することができ、消毒後には、それを簡単に器体内の載置部から取ることができる。また、上記載置部は、上記器体内に設けられているため、ねじキャップを消毒することができる。さらに、上記容器部には、台部が設けられているため、哺乳瓶本体の口部を蓋部の開口部に取り付けた状態で容器部に蓋部を係合させても、哺乳瓶消毒器を安定させることができる。なお、本発明において、「蒸気開放孔」とは、単なる孔だけてなく、弁が設けられた孔も含む意味である。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0011】
図1および図2は、本発明の哺乳瓶消毒器の第1の実施の形態を示している。この実施の形態において、消毒する哺乳瓶は、哺乳瓶本体15と、この哺乳瓶本体15の口部16に着脱自在に螺着し乳首17が装着されたねじキャップ18とからなっている。そして、その哺乳瓶を消毒する哺乳瓶消毒器は、蒸気開放孔3が形成され哺乳瓶本体15の口部16を着脱自在に螺着する器体1と、乳首17が装着されたねじキャップ18を載置するために上記器体1内に設けられた載置台(載置部)2とを備えている。
【0012】
上記器体1は、哺乳瓶本体15の口部16を着脱自在に螺着する円筒状の開口部7が形成された蓋部4と、この蓋部4に係脱自在に係合する容器部5と、この容器部5に一体的に設けられた台部6とからなっている。
【0013】
さらに詳しく説明すると、上記蓋部4は、底面のない略円錐台状をしており、その側壁に上記開口部7が斜め上向きに形成され、その頂面に吊り下げ用穴8aが形成された吊り下げ部8が設けられているとともに、上記蒸気開放孔3が形成されている。また、蓋部4の底部の外周面には、後述する容器部5の条溝11と係合するための突条9が周設され、その上部にフランジ部10が突設されている。さらに、上記円筒状の開口部7の内周面は、哺乳瓶本体15の口部16を螺着するために螺刻されている。
【0014】
また、上記容器部5は、有底円筒状をしており、その上部開口の内周面には、上記蓋部4の突条9と係合する条溝11が周設されている。
【0015】
また、上記台部6は、一方向に水平に長く二股状に形成されている。
【0016】
また、上記載置台2は、図3に示すように、板体2aが放射状に4方向へ延びた形状をしており、水平断面が十字状になり、側面視が段部2bを有する山形になっている。そして、その段部2bの上面には、図1に示すように、上記乳首17の下端面が当接するようになっている。また、上記載置台2は、上記容器部5上に一体的に設けられている。
【0017】
そして、蒸気消毒する際には、まず、器体1を蓋部4と容器部5とに分ける。ついで、ねじキャップ18を乳首17が装着された状態で哺乳瓶本体15から取り外し、その乳首17付きねじキャップ18を載置台2に載置するとともに、容器部5内に少量の水Wを入れる。つぎに、哺乳瓶本体15の口部16を蓋部4の開口部7に螺着し、その状態で容器部5に蓋部4を係合させたのち、電子レンジにかけ加熱する。このとき、哺乳瓶本体15の位置する方向と台部6の位置する方向とが一致するように、蓋部4と容器部5とを相対的に回して調整する。このようにして、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18を蒸気消毒する。消毒後は、器体1を蓋部4と容器部5とに分け、乳首17付きねじキャップ18を載置台2から取り、蓋部4の開口部7から哺乳瓶本体15の口部16を取り外す。
【0018】
上記のようにして電子レンジにかけ加熱すると、容器部5内に入れた水Wが水蒸気になり、この水蒸気が哺乳瓶本体15内および哺乳瓶消毒器内に充満する。そして、その水蒸気の熱により、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18が蒸気消毒される。特に、乳首17およびねじキャップ18の内面には、載置台2の十字状部分と乳首17およびねじキャップ18の内面との間の空間を通って、水蒸気が供給される。そして、上記水蒸気は、器体1の蒸気開放孔3を通り、哺乳瓶本体15内および哺乳瓶消毒器内からなる空間の外に排出される。
【0019】
このように、上記第1の実施の形態によれば、器体1が哺乳瓶本体15の口部16に着脱自在に螺着され、器体1の蓋部4と容器部5とが係脱自在であり、乳首17が装着されたねじキャップ18を載置する載置台2が器体1内に備えられている。このため、消毒前には、乳首17が装着されたねじキャップ18を簡単に器体1内の載置台2に載置することができ、消毒後には、それを簡単に器体1内の載置台2から取ることができる。
【0020】
特に、上記載置台2は、水平断面が十字状になっているため、水蒸気は、その十字状部分と乳首17およびねじキャップ18の内面との間の空間を通って、その乳首17およびねじキャップ18の内面に供給される。したがって、ねじキャップ18の外面だけでなく内面をも消毒することができる。
【0021】
また、消毒する際には、哺乳瓶本体15の位置する方向と台部6の位置する方向とが一致しているため、哺乳瓶本体15の口部16を蓋部4の開口部7に取り付けた状態で容器部5に蓋部4を係合させても、哺乳瓶消毒器を水平に安定させることができる。さらに、哺乳瓶本体15の口部16を螺着する開口部7が斜め上向きに形成されているため、軽い水蒸気は、哺乳瓶本体15の底部(奥)まで供給されやすくなり、底部の消毒が充分に行われる。
【0022】
そして、蓋部4には、吊り下げ部8が設けられているため、器体1および載置台2を使用後や洗浄後等に吊るして乾燥させることができる。
【0023】
図4および図5は、本発明の哺乳瓶消毒器の第2の実施の形態を示している。この実施の形態では、器体21は、蓋部24と容器部25とが開閉自在にヒンジ28により結合しており、蒸気開放孔23が容器部25に形成されている。それ以外の部分は、形状は異なるものの、上記第1の実施の形態と同様であり、同様な部分には同じ符号を付している。
【0024】
すなわち、上記蓋部24は、水平板部24aと、この水平板部24aの後端縁に一体的に形成された傾斜板部24bとを備え、この傾斜板部24bに上記第1の実施の形態と同様の開口部7が斜め上向きに形成されている。さらに、蓋部24の左右側縁には、フランジ30が下方に形成されている。また、上記ヒンジ28は、蓋部24の前端部(水平板部24aのうち、傾斜板部24bの反対側)の両側部に形成され、後述する容器部25の左右側壁面の内側に位置している。さらに、蓋部24の下端部(傾斜板部24bのうち、水平板部24aの反対側)31には、後述する容器部25の支受部32に係合自在に係合する係止爪(図示せず)が設けられている。
【0025】
また、上記容器部25は、上記蓋部24に対応する上壁面と後部側壁面の上部とがない箱状をしており、その後部側壁面の後方には、上記蓋部24の係止爪が係合自在に係合する支受部32が形成されており、左右側壁面の内側には、ヒンジ28の回転中心に対応する位置に回転軸29が形成されている。また、容器部25の前部側壁面の上部には、蒸気開放孔23が形成されている。
【0026】
また、台部26は、上記容器部25に一体的に設けられ、上記哺乳瓶本体15の口部16を螺着する開口部7が位置する方向(後方)に水平に長く形成されている。
【0027】
そして、蒸気消毒する際には、まず、器体21の蓋部24を開ける。ついで、ねじキャップ18を乳首17が装着された状態で哺乳瓶本体15から取り外し、その乳首17付きねじキャップ18を載置台2に載置するとともに、容器部25内に少量の水Wを入れる。つぎに、哺乳瓶本体15の口部16を蓋部24の開口部7に螺着し、その状態で容器部25を蓋部24で蓋したのち、電子レンジにかけ加熱する。このようにして、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18を蒸気消毒する。消毒後は、器体21の蓋部24を開け、乳首17付きねじキャップ18を載置台2から取り、蓋部24の開口部7から哺乳瓶本体15の口部16を取り外す。
【0028】
そして、上記第1の実施の形態と同様な作用・効果を奏する。
【0029】
図6は、本発明の哺乳瓶消毒器の第3の実施の形態を示している。この実施の形態では、器体41は、蓋部44と、この蓋部44に係脱自在に係合する容器部45とからなり、上記蓋部44と容器部45との係合により哺乳瓶本体15の口部16を着脱自在に螺着する円筒状の開口部47が形成される。それ以外の部分は、形状は異なるものの、上記第1の実施の形態と同様であり、同様な部分には同じ符号を付している。
【0030】
さらに詳しく説明すると、上記蓋部44は、ドーム状をしており、その後部に開口面を下方にした半円筒状部47aが形成されている。この半円筒状部47aは、蓋部44と容器部45とが係合した際に、後述する容器部45の半円筒状部47bと合致し、上記開口部47を形成するものである。そして、上記半円筒状部47aの内周面は、哺乳瓶本体15の口部16を螺着するために螺刻されている。さらに、蓋部44の下端開口縁には、後述する容器部45の突条51に係合する係合部49が周設されており、蓋部44の頂面には、蒸気開放孔43が形成されている。
【0031】
また、上記容器部45は、有底円筒状をしており、その後部に開口面を上方にした半円筒状部47bが形成されている。この半円筒状部47bは、蓋部44と容器部45とが係合した際に、上記蓋部44の半円筒状部47aと合致し、上記開口部47を形成するものである。そして、上記半円筒状部47bの内周面は、哺乳瓶本体15の口部16を螺着するために螺刻されている。さらに、容器部45の上部開口の外周部には、上記蓋部44の係合部49に係合する突条51が周設されている。
【0032】
そして、蒸気消毒する際には、まず、器体41を蓋部44と容器部45とに分ける。ついで、ねじキャップ18を乳首17が装着された状態で哺乳瓶本体15から取り外し、その乳首17付きねじキャップ18を載置台2に載置するとともに、容器部45内に少量の水Wを入れる。つぎに、容器部45と蓋部44とを係合させ、形成された器体41の開口部47に哺乳瓶本体15の口部16を螺着したのち、電子レンジにかけ加熱する。このとき、哺乳瓶消毒器および哺乳瓶本体15は、図6のように、傾いた状態となる。このようにして、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18を蒸気消毒する。消毒後は、器体41を蓋部44と容器部45とに分け、器体41の開口部47から哺乳瓶本体15の口部16を取り外し、乳首17付きねじキャップ18を載置台2から取る。
【0033】
そして、上記第1の実施の形態と同様な作用・効果を奏する。
【0034】
図7〜図9は、本発明の哺乳瓶消毒器の第4の実施の形態を示している。この実施の形態では、器体61は、哺乳瓶本体15の口部16を着脱自在に螺着する円筒状の開口部67が形成されている容器部65と、この容器部65に係脱自在に係合する蓋部64とからなっている。それ以外の部分は、形状は異なるものの、上記第1の実施の形態と同様であり、同様な部分には同じ符号を付している。
【0035】
さらに詳しく説明すると、上記容器部65は、段部66が形成された有底筒状をしており、その段部66よりも下側の側壁(胴部)に、哺乳瓶本体15の口部16を着脱自在に螺着する上記円筒状の開口部67が形成されている。そして、開口部67の内周面は、上記螺着が可能となるように螺刻されている。また、上記容器部65の高さ方向に垂直な断面の形状は、上記段部66よりも上側では円形であり、それよりも下側では略長方形となっている。そして、上記円形の内径は、上記ねじキャップ18の外径よりも大きくなっており、上記略長方形の縦の長さは、ねじキャップ18の外径および乳首17付きねじキャップ18の高さよりも短く、その横の長さは、ねじキャップ18の外径よりも長くなっている。このため、乳首17付きねじキャップ18は、上記段部66よりも下側の空間に落ちないようになっているとともに、上記段部66に乳首17付きねじキャップ18が載置されても、段部66よりも下側の空間と上側の空間とが連通するように、連通部68が形成されるようになっている。また、上記容器部65の上部開口の外周面には、後述する蓋部64の係合部69に係合する突条71が周設されている。
【0036】
また、上記蓋部64は、ドーム状をしており、その頂面には、蒸気開放孔63が形成され、下端開口縁には、上記容器部65の突条71に係合する係合部69が周設されている。
【0037】
そして、蒸気消毒する際には、まず、ねじキャップ18を乳首17が装着された状態で哺乳瓶本体15から取り外し、哺乳瓶本体15の口部16を哺乳瓶消毒器の容器部65の開口部67に螺着する。ついで、哺乳瓶消毒器を蓋部64と容器部65とに分け、容器部65の底部に少量の水Wを入れたのち、乳首17付きねじキャップ18を上向きにして段部66に載置する。つぎに、容器部65に蓋部64を係合させたのち、電子レンジにかけ加熱する。このとき、哺乳瓶消毒器および哺乳瓶本体15は、図7のように、傾いた状態となる。このようにして、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18を蒸気消毒する。消毒後は、哺乳瓶消毒器を蓋部64と容器部65とに分け、乳首17付きねじキャップ18を段部66から取り、容器部65の開口部67から哺乳瓶本体15の口部16を取り外す。
【0038】
上記のようにして電子レンジにかけ加熱すると、容器部65の底部に入れた水Wが水蒸気になり、この水蒸気が哺乳瓶本体15内および哺乳瓶消毒器内に充満する。そして、その水蒸気の熱により、哺乳瓶本体15の内面,乳首17,ねじキャップ18が蒸気消毒される。特に、乳首17およびねじキャップ18の内面には、段部66よりも下側の空間から直接水蒸気が供給され、その外面には、段部66よりも下側の空間から上記連通部68を通って水蒸気が供給される。そして、上記水蒸気は、蓋部64の蒸気開放孔63を通り、哺乳瓶本体15内および哺乳瓶消毒器内からなる空間の外に排出される。
【0039】
そして、上記第1の実施の形態と同様な作用・効果を奏する。
【0040】
図10は、本発明の哺乳瓶消毒器の第5の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記第4の実施の形態における段部66(図7参照)に代えて、上記第1の実施の形態における載置台2が容器部75の底部に一体的に形成されている。それ以外の部分は、形状は異なるものの、上記第4の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
【0041】
そして、蒸気消毒する際には、乳首17付きねじキャップ18を載置台2に載置する以外は、上記第4の実施の形態と同様である。また、上記第4の実施の形態と同様な作用・効果を奏する。
【0042】
なお、上記器体1,21,41,61や載置台2等の材質は、電子レンジの熱に対して耐え、有害物質を出したり、変形したり等しないものであれば、特に限定するものではない。
【0043】
また、上記各実施の形態では、哺乳瓶本体15の口部16を器体1,21,41,61の開口部7,47,67に螺着したが、これに限定されるものではなく、哺乳瓶本体15の口部16を器体1,21,41,61の開口部7,47,67に嵌入したり、係止したり等してもよい。このような場合には、それらが可能となるように、開口部7,47,67の内周面をテーパー状にしたり、開口部7,47,67の内周面に係止条を形成したり等する。
【0044】
また、上記各実施の形態では、載置台2を板体2aが放射状に4方向へ延びた形状のものとしたが、これに限定されるものではなく、載置台2に乳首17付きねじキャップ18を載置した際に、水蒸気が通る空間が形成されればよい。すなわち、載置台2を、板体2aが放射状に均等に3方向へ延びた形状のもの、角錐の各側面を内側に湾曲させたもの等としてもよい。
【0045】
また、上記第3〜第5の実施の形態では、水蒸気となる少量の水Wを容器部45,65,75内に入れたが、哺乳瓶本体15内に入れてもよい。
【0046】
また、上記第3〜第5の実施の形態においても、第1および第2の実施の形態と同様に、開口部47,67を斜め上向きに形成し、容器部45,65,75に図1および図4に示すような台部6,26を設けてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の哺乳瓶消毒器によれば、容器部とこの容器部に係脱自在に係合する蓋部とからなる器体と、哺乳瓶の乳首装着用のねじキャップを載置するために上記器体内に設けられた載置部とを備え、上記器体に、哺乳瓶本体の口部を着脱自在に取り付ける開口部が形成されているとともに、蒸気開放孔が形成されている。このため、消毒は、まず、器体を蓋部と容器部とに分け、ついで、ねじキャップを乳首が装着された状態で哺乳瓶本体から取り外して載置部に載置するとともに、容器部内に少量の水を入れ、つぎに、哺乳瓶本体の口部を蓋部の開口部に取り付け、その状態で容器部に蓋部を係合させたのち、電子レンジにかけ加熱することにより行うことができる。そして、消毒後は、器体を蓋部と容器部とに分け、乳首付きねじキャップを載置部から取り、蓋部の開口部から哺乳瓶本体の口部を取り外す。したがって、上記第1の哺乳瓶消毒器では、消毒前には、乳首が装着されたねじキャップを簡単に器体内の載置部に載置することができ、消毒後には、それを簡単に器体内の載置部から取ることができる。また、上記載置部は、上記器体内に設けられているため、ねじキャップを消毒することができる。さらに、上記容器部には、台部が設けられているため、哺乳瓶本体の口部を蓋部の開口部に取り付けた状態で容器部に蓋部を係合させても、哺乳瓶消毒器を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の哺乳瓶消毒器に哺乳瓶本体を螺着させた状態を示す説明図である。
【図2】上記哺乳瓶消毒器を示す平面図である。
【図3】上記哺乳瓶消毒器の載置台を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の哺乳瓶消毒器に哺乳瓶本体を螺着させた状態を示す説明図である。
【図5】上記哺乳瓶消毒器を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の哺乳瓶消毒器に哺乳瓶本体を螺着させた状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の哺乳瓶消毒器に哺乳瓶本体を螺着させた状態を示す説明図である。
【図8】上記哺乳瓶消毒器を矢視A方向から見た図である。
【図9】上記哺乳瓶消毒器を矢視B方向から見た図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の哺乳瓶消毒器に哺乳瓶本体を螺着させた状態を示す説明図である。
【図11】従来の哺乳瓶を示す説明図である。
【図12】従来の哺乳瓶を示す説明図である。
【符号の説明】
1 器体
2 載置台
3 蒸気開放孔
4 蓋部
5 容器部
6 台部
7 開口部
15 哺乳瓶本体
16 口部
17 乳首
18 ねじキャップ
Claims (7)
- 容器部とこの容器部に係脱自在に係合する蓋部とからなる器体と、哺乳瓶の乳首装着用のねじキャップを載置するために上記器体内に設けられた載置部とを備え、上記器体に、哺乳瓶本体の口部を着脱自在に取り付ける開口部が形成されているとともに、蒸気開放孔が形成されていることを特徴とする哺乳瓶消毒器。
- 上記開口部が蓋部に形成されている請求項1記載の哺乳瓶消毒器。
- 上記蓋部および容器部の端部にそれぞれ半筒状部が形成され、上記蓋部および容器部の係合時に両半筒状部が合致して筒状の開口部を形成し、この筒状の開口部に哺乳瓶本体の口部が着脱自在に取り付けられる請求項1記載の哺乳瓶消毒器。
- 上記載置部が容器部の内部で段部に形成され、上記開口部が容器部の胴部に形成されている請求項1記載の哺乳瓶消毒器。
- 上記開口部が上記段部よりも下側に位置決めされている請求項4記載の哺乳瓶消毒器。
- 上記蓋部と容器部とが開閉自在にヒンジにより結合している請求項1〜5のいずれか一項に記載の哺乳瓶消毒器。
- 上記開口部を斜め上方に向けるように器体を固定する台部が上記容器部に設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の哺乳瓶消毒器。
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1999
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