JP4211548B2 - アルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法 - Google Patents

アルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法 Download PDF

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本発明は、アルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法に関する。尚、本明細書において、単にアルミニウムと記載した際にはアルミニウム合金を含み、単に連続鋳造と記載した際には半連続鋳造も含んでいる。
アルミニウムの圧延材や押出材は、ほぼ直方体のスラブを圧延加工するか、あるいは円柱形のビレットを押出加工することにより成形されている。上記スラブは、一般には、図9に示すような連続鋳造装置50を用いた竪型半連続鋳造法(DC鋳造)により、鋳造されている。
連続鋳造装置50は、スラブを竪型半連続鋳造するもので、図9に示すように、一対の長辺鋳型52とその両端付近に位置する一対の短辺鋳型55とに囲まれ且つこれらの下方にて昇降可能に位置する下型56に包囲されたキャビティCにアルミニウム合金の溶湯mが注下される。
そして、上記キャビティCに注下された溶湯mを、上記長辺・短辺鋳型52,55と、上記キャビティCの後方に位置する中空部54から斜め下向きで且つ上記キャビティC向きに噴射される図9中の矢印で示す冷却水と、により冷却することで、周囲から徐々に凝固して直方体形状となるスラブMを半連続鋳造している。尚、前記ビレットを半連続鋳造する際には、円柱形のキャビティを内側に有し且つ内部に供給された冷却水を係るキャビティの下方にほぼ円錐形状に噴射できるリング形の連続鋳造鋳型が用いられている。
しかし、上記スラブMやビレットなどの鋳造材は、長辺・短辺鋳型52,55などの下方に下型56と共に下降した際、図10に示すように、周囲の凝固部分が内部の溶湯mにより再溶解され、係る位置から溶湯mが外側に漏れL出る、というトラブルを生じることがある。上記漏れLは、特に鋳造初期に生じ易い。
上記溶湯mの漏れLが生じると、品質の良いスラブMやビレットが得られないだけでなく、漏れた溶湯mが下型56の下降を妨げ、長辺・短辺鋳型52,55などを含む連続鋳造装置50を損傷する場合があった。
しかしながら、溶湯mの漏れLは、これまで目視で観察していたが、見付けることが難しく、多量の漏れLが発生した後で気が付く場合が多かった。
本発明は、以上に説明した背景技術における問題点を解決し、スラブなどのアルミニウムの鋳造材を連続鋳造する際に溶湯の漏れを正確且つ確実に検出できるアルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記課題を解決するため、発明者らの鋭意研究および調査の結果、アルミニウムの鋳造材を連続鋳造する際に漏れ出た溶湯が連続鋳造用鋳型の下方に位置する水槽に着水する際に発する着水音を検出対象とする、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明のアルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法(請求項1)は、鋳型の内側のキャビティにアルミニウムの溶湯を注下し且つ係る鋳型の下方に下型と共に下降する鋳造材を連続鋳造するに際し、上記鋳型の下方に位置し且つ上記下型が進入する水槽に上記鋳造材から漏れ出た溶湯が着水した際の周波数が3〜6kHzの音を集音マイクロホンで検出する、ことを特徴とする。
これによれば、連続鋳造されるアルミニウムの鋳造材から溶湯が外部に漏れ出たことを、係る漏れ出た溶湯が水槽に着水する際の着水音のうち、周波数が3〜6kHzの着水音を検出することにより、正確且つ確実に検出することが可能となる。しかも、上記溶湯の着水音は、係る溶湯が水槽の表面付近で急激に水冷された際に必ず発せられる音であり、周囲のノイズとの区別も容易である。従って、鋳造材の品質上および溶湯の歩留まりを、高めることが可能となる。
尚、前記鋳型には、スラブを連続鋳造するための一対の長辺鋳型および一対の短辺鋳型からなる幅可変鋳型のほか、ビレットを連続鋳造するための円形断面のキャビティを内設するリング形状などの鋳型も含まれる
また、前記鋳造材には、アルミニウムからなるスラブやビレットなどが含まれる
更に、前記周波数の範囲は、発明者らの調査により得られたものであり、係る周波数の範囲を外れると、溶湯の漏れは統計的にはほぼ皆無となる。
尚、本発明には、内側のキャビティにアルミニウムの溶湯が注下される鋳型と、係る鋳型の下方に位置し且つ係る鋳型から垂下する鋳造材が下型と共に進入する水槽と、係る水槽の水中または水面付近に配置した集音マイクロホンと、係る集音マイクロホンで集音された音の周波数を測定する周波数測定手段と、係る周波数測定手段で測定された音の周波数が3〜6kHzの範囲内にあるときに、上記鋳造材から溶湯が漏れたことを知らせる警報手段と、を含む、アルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出装置が用いられる
これによる場合、連続鋳造されるアルミニウムの鋳造材から溶湯が外部に漏れ出た溶湯が水槽に着水する際の着水音のうち、周波数が3〜6kHzの音を、集音マイクロホンにより検出できるため、係る溶湯の漏れを正確且つ確実に検出することが可能となる。しかも、前記周波数測定手段によって集音された着水音が溶湯の漏れ出しによることが判明した際には、係る異常事態を警報手段により直ちに表示できる。従って、溶湯の漏れが発生した早期の段階で連続鋳造装置を停止することにより、品質上の問題がある鋳造材を確実に低減可能となる
特に、集音マイクロホンが水槽の水中に配置された形態では、上記鋳型付近のノイズが入らないため、一層精度良く着水音を検出することが可能となる。
尚、前記周波数測定手段には、例えば、前記周波数3〜6kHzの周波数帯域が記録されたROMなどの記憶部と、上記集音マイクロホンで変換された着水音の電気信号の周波数を計測し且つ上記周波数帯域との比較するCPUと、を含むパーソナルコンピュータが用いられる
また、係るコンピュータと上記集音マイクロホンとの間には、着水音から変換された電気信号を増幅するアンプを配置しても良い
更に、前記警報手段には、例えば、スピーカ、回転警告灯、あるいはディスプレイなどが含まれる。
以下において、本発明の実施に最適な形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明の溶湯漏れ検出方法が適用される幅可変鋳型(鋳型)1aを示す平面図である。係る幅可変鋳型1aは、アルミニウムまたはアルミニウム合金を直方体形状のスラブに竪型半連続鋳造するものであり、図1に示すように、互いにほぼ平行な一対の長辺鋳型2と、係る長辺鋳型2,2の両端部付近で直角に配置される一対の短辺鋳型10と、を備えている。一対ずつの長辺・短辺鋳型2,10に囲まれ、且つこれらの下端部間に上端が進入し且つ昇降可能な下型3との間には、直方体形状のキャビティCが形成される。
長辺鋳型2は、図1に示すように、アルミニウム合金からなる板状の鋳型本体4と、係る鋳型本体4の後方(背面)に取り付けた給水ジャケット5と、を備える。一対の鋳型本体4,4は、図1における垂直方向の中間で対称に位置する緩くカーブした部分が図示しない機構により、その厚み方向に沿って弾性変形可能とされている。上記給水ジャケット5には、途中に図示しない開閉弁を有する複数の給水管9が連通している。
また、短辺鋳型10は、図1および図2に示すように、アルミニウム合金からなる断面ほぼ箱形の鋳型本体12と、その長手両端に対称に固定した一対の密着片11と、を備え、図1中の矢印で示すように、図示しない機構により互いに接近・離間可能とされている。各密着片11は、その鋭角部分が長辺鋳型2,2の鋳型本体4における端部4a,4aの内側面に密着可能とされている。尚、図2は、図1中のX−X線に沿った矢視における断面図である。
更に、図2に示すように、短辺鋳型10は、その鋳型本体12に断面ほぼ長方形の中空部14を当該本体12の長手方向に沿って内蔵し、且つ係る中空部14におけるキャビティC側の下隅には、斜め下向きで且つスリット状の噴射口15が鋳型本体12の長手方向に沿って形成されている。
また、図2に示すように、上記中空部14には、鋳型本体12の後方に接続され且つ途中に開閉弁(図示せず)を有する給水管16が連通している。
図3に示すように、長辺鋳型2の給水ジャケット5は、鋳型本体4の背面に固定され、係る給水ジャケット5の背面に複数の給水管9が接続されている。係る給水管9は、鋳型本体4の背面と給水ジャケット5とに囲まれた中空部6に冷却水を給水可能としている。尚、給水ジャケット5および給水管9は、鋳型本体4の前記弾性変形に追従可能とされている。尚、図3は、図1中のY−Y線に沿った矢視における断面図である。
また、中空部6は、図3に示すように、鋳型本体4の下部と給水ジャケット5の下部との間の斜めの隙間を介して、冷却水Wを噴射するスリット状の噴射口8と連通している。このため、図3中の矢印で示すように、中空部6に供給された冷却水Wは、噴射口8から斜め下向きに水膜状に噴射される。
図3中の一点鎖線の矢印で示すように、長辺・短辺鋳型2,10に囲まれ且つ下型3に底支えされたキャビティCに、アルミニウムの溶湯mを順次注下する。係る溶湯mは、上記鋳型2,10および下型3に接触する周囲から冷却されてほぼ直方体の外形状を有するスラブMに凝固し始め、且つ下型3と共に徐々に降下する。係るスラブ(鋳造材)Mが長辺・短辺鋳型2,10よりも下方に降下した際に、図3に示すように、係る鋳型2,10の噴射口8,15から冷却水Wがその周囲に噴射される。
上記溶湯mの連続した注下で形成され始め、上記鋳型2,10および下型3による冷却と、上記冷却水Wの噴射による冷却とを受けることで、図4に示すように、垂直方向に堆積した凝固組織からなる直方体形状のスラブMとなる。係るスラブMは、下型3と共に降下し、床面FLに設けたピットP内の水槽20中に順次浸漬される。尚、下型3は、水槽20の底面に立設した油圧シリンダ19のピストンロッド18にて昇降とされている。また、ピットPおよび水槽20は、図4に示すように、スラブMの水平断面よりも大きな寸法とされている。
ところで、図4中の二点鎖線の矢印で示すように、スラブMにおける周囲の凝固部分が内部の溶湯mにより再溶解され、係る位置から溶湯mが外側に漏れLる事態を生じることがある。係る漏れLがある程度に生じたスラブMは、圧延用のスラブ製品として使用できなくなる。
このため、溶湯漏れ検出装置1では、溶湯mの漏れLを直ちに検出するため、スラブMから漏れ出た溶湯mが水槽20の水面に着水した着水音を、係る水槽20の水中に配置した集音マイクロホン22にて集音可能としている。尚、集音マイクロホン22は、上記水槽20の水面の直上付近に配置しても良い。
図4中の左方の矢印で示すように、集音マイクロホン22において集音された溶湯mの着水音から変換された電気信号は、導線を通じてアンプ23から、パーソナルコンピュータ(周波数測定手段)24に送られる。係るアンプ23は、上記着水音から変換された電流などの電気信号を増幅する。
また、上記コンピュータ24は、前記着水音から変換された信号の周波数が周波数3〜6kHzの範囲内にあるか否かを判別するもので、係る3〜6kHzの周波数帯域が記録されたROMなどの記憶部(図示せず)と、上記信号の周波数を計測し且つ上記周波数帯域との比較するCPU(図示せず)と、を含んでいる。
そして、前記コンピュータ24において、前記着水音に基づく電気信号の周波数が3〜6kHzの周波数の範囲内にある際には、前記スラブMから溶湯mの漏れLが生じたと判定され、係る判定結果は、図4の左上に示すように、回転警告灯26やスピーカ28などの警報手段によって、作業者に知らされる。尚、鋳造工場によっては、3〜4kHzの周波数の音を発する装置を使用していることがあるが、そのような場合、3〜6kHzの周波数帯域で判定すると、誤検出が多くなるため、4超〜6kHzの周波数を検出するようにすることが望ましい。
この場合、溶湯mの漏れLが極く軽微な場合を除き、前記幅可変鋳型1aのキャビティCへの溶湯mの注湯作業を直ちに停止する。その結果、品質上の問題があるスラブMの連続鋳造作業を可及的に早い段階で停止できる。このため、スラブMの品質および溶湯mの歩留まりの向上を図ることが可能となる。
因みに、以上のような溶湯漏れ検出装置1を用いて、約20トンのアルミニウム合金(JIS:A1018)の連続鋳造を100回行った。そのうち3回の鋳造において、周波数が3〜6kHzの音を検出した。係る音を検出した時点で、鋳造を中止して、鋳造されたスラブ(鋳造材)Mの外観を検査したところ、3件全てについて溶湯漏れの跡が確認された。一方、上記周波数の音が検出されなかった鋳造により得られたスラブ(鋳塊)Mの外観を検査したが、何れについても溶湯漏れは確認されなかった。
尚、前記警報手段には、例えば液晶またはプラズマディスプレイや多数の発光ダイオードを用いたLEDディスプレイを用いても良く、更に、これらと上記回転警告灯26やスピーカ28とを併用して警告するようにしても良い。
図5は、複数の前記幅可変鋳型(鋳型)1aを平列に有する溶湯漏れ検出装置1において、各幅可変鋳型1aにて鋳造されたスラブMが下型3と共に水槽20中に降下している状態を示す。各スラブMの先端面に個別に接触している複数の下型3は、図5に示すように、平面視が長方形の水槽20よりもやや小さなベース17上に固定され、係るベース17は、水槽20の底面中央から立設する前記油圧シリンダ19のピストンロッド18により昇降可能とされている。複数の上記鋳型1aで連続鋳造された複数のスラブMの何れかからでも、前記同様の溶湯mの漏れLが生じ得る。このため、図5に示すように、水槽20中の4個のスラブMの周囲にほぼ等間隔で6個の集音マイクロホン22を配置し、これらを、前記と同様にアンプ23を介して前記コンピュータ24などに接続する。
その結果、何れかの集音マイクロホン22で溶湯mの漏れLによる前記着水音が集音された際には、前記同様に、前記コンピュータ24で3〜6kHzの周波数であるか否かが判別され、該当する際には、集音したマイクロホン22に最も近接したスラブMで漏れLが生じたことを、前記スピーカ28などの警報手段で知らしめられる。
尚、図6に示すように、鋳造されつつある水槽20中の4個のスラブMの中央で且つその中間付近に2個の集音マイクロホン22を配置しても、何れかのスラブMにおける溶湯mの漏れLによる着水音を、集音することが可能である。
図7は、複数のビレット(鋳造材)を連続鋳造する連続鋳造鋳型(鋳型)41の平面図で、図8は図7中のZ−Z線に沿った断面を含み且つ本発明に用いられる連続鋳造における溶湯漏れ検出装置40を示す垂直断面図である。
連続鋳造鋳型41は、図7,8に示すように、平面視が細長い長方形のテーブル41aと、円筒形を呈し且つキャビティCを内設する複数の鋳型44とを備えている。複数の鋳型44は、1列にして係るテーブル41aに配置され、上端のフランジ45がテーブル41aの上方に位置している。各鋳型44のキャビティCの周囲には、テーブル41aの中空部42が包囲し、この中空部42に供給される冷却水は、各キャビティCの下端とテーブル41aの底面との間にて斜め下向きに開口する円錐形で且つスリット状の噴射口43から、ほぼ円錐形の水膜として噴射される。
また、図8に示すように、連続鋳造鋳型41の下方は、各キャビティCに下側から進入する複数の下型46を有するベース47と、係るベース47を昇降させる図示しない油圧シリンダのピストンロッド48とを、ピットP内に納めた水槽45が位置している。係る水槽45におけるピットP付近の水中には、複数個の集音マイクロホン22が配置され、これらは、前記同様に、アンプ23を介して前記コンピュータ24などに接続されている。
連続鋳造鋳型41の各キャビティCに、上方からアルミニウムの溶湯mを個別に注下し且つ連続して注ぐと、各キャビティC内に溜まった溶湯mは、当該鋳型41および噴射口43から噴射される図示しない冷却水により冷却され、周囲から徐々に凝固し始めて円柱形のビレット(鋳造材)Mになる。
そして、図8に示すように、各キャビティCから縦長の円柱形を呈する複数のビレットMが下型46と共に個別に降下し、その先端から水槽45中に順次浸漬される。係る段階や前記鋳造初期の段階において、何れかの集音マイクロホン22で溶湯mの漏れLによる前記着水音が集音された際には、前記同様に、前記コンピュータ24で3〜6kHzの周波数であるか否かが判別される。そして、該当する際には、集音したマイクロホン22に最も接近したビレットMで漏れLが生じたことを、前記スピーカ28などの警報手段で知らしめられる。この結果、ビレットMの品質および溶湯mの歩留まりを高めることに寄与し得る。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、集音マイクロホン22とアンプ23やコンピュータ24との間は、ワイヤレスによって導通しても良く、この場合、前記水槽20,45の周囲にLANを配置し且つ活用しても良い。
また、鋳造材である前記スラブMにおける4つの側面の付近における水中に、4個の集音マイクロホン22を個別に配置しても良い。
更に、複数の前記スラブMまたはビレットMを連続鋳造する際に、これらに対して専用の集音マイクロホン22を個別に配置しても良い。
尚、前記溶湯漏れ検出装置1,40に用いる周波数測定手段は、前記コンピュータ24に限らず、これと同等の記憶機能、演算機能、および出力機能を有するコントローラなどの制御手段を用いても良い。
本発明の溶湯漏れ検出方法が適用される溶湯漏れ検出装置を含む幅可変鋳型を示す平面図。 図1中のX−X線に沿った矢視における断面図。 図1中のY−Y線に沿った矢視における断面図。 上記溶湯漏れ検出装置を示す概略側面図。 上記溶湯漏れ検出装置の応用形態を示す概略平面図。 上記溶湯漏れ検出装置の別の応用形態を示す概略平面図。 異なる形態の溶湯漏れ検出装置を含む連続鋳造鋳型示す平面図。 図7中のZ−Z線に沿った矢視の断面図を含む上記溶湯漏れ検出装置を示す概略側面図。 従来のスラブの半連続鋳造方法を示す概略図。 上記半連続鋳造方法の使用状態を示す概略図。
符号の説明
1,40……溶湯漏れ検出装置
1a…………幅可変鋳型(鋳型)
3,46……下型
20,45…水槽
22…………集音マイクロホン
24…………コンピュータ(周波数測定手段)
26…………回転警告灯(警報手段)
28…………スピーカ(警報手段)
41…………連続鋳造鋳型(鋳型)
C……………キャビティ
m……………溶湯
M……………スラブ/ビレット(鋳造材)

Claims (1)

  1. 鋳型の内側のキャビティにアルミニウムの溶湯を注下し且つ係る鋳型の下方に下型と共に下降する鋳造材を連続鋳造するに際し、
    上記鋳型の下方に位置し且つ上記下型が進入する水槽に上記鋳造材から漏れ出た溶湯が着水した際の周波数が3〜6kHzの音を集音マイクロホンで検出する、
    ことを特徴とするアルミニウムの連続鋳造における溶湯漏れ検出方法。
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