JP4210363B2

JP4210363B2 - シフト装置カバーアレンジメント

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Publication number: JP4210363B2
Application number: JP10111398A
Authority: JP
Inventors: ダブリユウルーシアンロバート
Original assignee: グランドヘイブンスタンプドプロダクツアディビジョンオブジェイエスジェイコーポレイション
Priority date: 1997-04-28
Filing date: 1998-04-13
Publication date: 2009-01-14
Anticipated expiration: 2018-04-13
Also published as: EP0875699B1; US5848855A; JPH11151945A; EP0875699A1; DE69815432T2; DE69815432D1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み立てのばらつきに関わらずシフト装置又はコンソール上にしっかり組み付けることができるカバーアレンジメントであり、且つシフト装置に接近して修理するためのカバーアレンジメントの分解／取外しを、保持強度に悪影響を与えることなく繰り返し得るように構成されたシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両は、一般的に変速機シフト装置の頂部の視覚的に魅力的でない領域を覆う、カバー、表縁（ベズル）、ブーツ等を含むカバーアレンジメントを備えている。典型的には、カバーアレンジメントはシフト装置上のシフトレバーポストの回りに延在しており、シフトレバーの上端部とハンドル部のみが外から見えるようになっている。また、カバーはシフト装置のギヤ位置を示すためのシフトレバーインジケータを含んでいる。シフターに接近して修理する必要がある時、シフト装置の底部を目視すること（視覚的なアクセス）をシフト装置カバーアレンジメントが阻止するだけでなく、物理的なアクセスも妨害／阻止する問題がある。例えば、カバーパネルを取り外す一つの理由は、最近の車両のシフト装置装置では頻繁に使用されている駐車ロックシステム又はブレーキ−イグニション−変速機−シフト−インターロック（ＢＩＴＳＩ）システムにアクセスすることである。殆どのカバーアレンジメントは、少なくとも一度は取り外すことができるものの、分解及び再組み付けを何度も行うと摩耗したりゆるくなってしまうことが頻繁に起こる。特に、ネジを受け入れるボスが重合体でできているカバーアレンジメントの場合にこのような問題が生じる。何故なら、設置を多くの回数行うとネジのネジ山がすり減ってしまうからである。スナップ取付け式のカバーシステムも同様であり、スナップ取付けシステムのバネ式クリップが損傷を受けたり、紛失したり、又は変形したりする。バネ式クリップがバネ鋼製である場合には、クリップがカタカタと音を出したり、うなり音を出したりする。特に、ネジ式及びバネクリップ式の何れ形式の取付けシステムも、組付中に操作を必要とするだけでなく組付中に紛失したり変形したりする余分な部品を使用しており、システムのコストを増大させ、望ましくない。
【０００３】
もう一つの問題は組付のばらつきである。車両内にはシフト装置、コンソール、及びその他のブラケットが設置されるため、各部品の寸法公差により、シフト装置の頂部とシフト装置を収容するコンソールの頂部との間の垂直方向の組付けのばらつきが非常に大きくなる。カバーアレンジメントは、シフトレバーポストと、このシフトレバーポストを受け入れるためのコンソール内の開口部との間の空間を跨ぎ且つ覆う必要があるため、上記のばらつきは問題となる。多くのカバーアレンジメントは、ゆがみや誤組み付けが外見上分からないようにして垂直方向の大きな組み付けばらつきに対応できない。共スナップ（snap together）アレンジメント等の他のカバーアレンジメントは、垂直方向の組み付けばらつきが大き過ぎるとそれらの保持システムが悪影響を受けるという問題も有している。例えば、コンソールの上面がシフト装置に対して高過ぎる場合には、共スナップ固定システムは全く係合せず、カバーは緩んだままとなる。逆に、コンソールの上面がシフト装置に対して低過ぎる場合には、共スナップ固定システムはカバーを確実に保持するものの、カバーが緩く保持され、ガタガタしたり、横方向にスライドして位置ずれを起こす。カバーシステムが組み付けのばらつきにある程度適応できるようになっている場合でも、それらの保持強度は、それらの係合深さに依存して大幅に変化し、ある組み立てにおいては保持力が不足し、他の組み立てでは保持力が強過ぎることになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、特定のカバー保持システムは垂直方向の組み付けのばらつきにある程度適応できるが、公知のカバー保持システムは、予想される垂直方向の組み付けのばらつきの全てに対して一定の保持力を提供できない。さらに、スナップ取付け式のカバーシステムは、簡単に分解できなかったり、分解時に破損したりして、再使用できない場合が多い。
したがって、上記の問題を解決する装置が強く望まれている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の様相では、車両用変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントが提供され、このカバーアレンジメントは、変速機シフト装置を全体的に覆うと共に、変速機シフト装置上のシフトレバーの動きを許容する下側カバー部材を備えている。この下側カバー部材は、カバーによって視覚上覆われる領域を有しているとともに、この視覚上覆われる領域に第１コネクタを有している。上側カバーは、下側カバーの前記視覚上覆われる領域を嵌まり合うようにして覆うように構成され、第１コネクタと係合するように配置された第２のコネクタを有する。第１及び第２のコネクタの一方は複数の開口を有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定されている。第１及び第２のコネクタの他方は、開口内に延びる形状の突起を有する。各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっている。各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、各突起の対応する開口への係合深さに関わらず、所望の係合力を発生できる。したがって、係合深さが一定でなくても、保持力を懸念することなく、下側カバー部材上に上側カバーを設置できる。
【０００６】
また、本発明の他の様相では、変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントが、カバーによって視覚上覆われる領域とこの視覚上覆われる領域内の第１コネクタとを有する下側カバー部材を備えている。取外し可能な上側カバーは、下側カバーの前記視覚上覆われる領域を嵌まり合うようにして覆うように構成され、第１コネクタと離脱可能に係合するように配置された第２のコネクタを有する。第１及び第２のコネクタの一方は複数の開口を有し、各開口は縁部材によって画定されている。そして、この縁部材は、傾斜した入口表面、傾斜した出口表面、及び傾斜した入口及び出口表面の間で横方向に延在する歯部を有する。第１及び第２のコネクタの他方は、開口内に延びる形状の突起を有おり、各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有している。各突起とこれと対応する歯部は、各突起が対応する歯部に対して所定の一定圧で、且つ所望の選択された深さで係合し、また離脱できるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、許容範囲を越えた摩耗やカバーの損傷の発生を心配することなく、下側カバー部材に対しての上側カバーの取外し及び再設置を繰り返すことができる。
【０００７】
本発明の他の様相では、車両用シフト装置を覆う方法が提供され、この方法は、カバーによって視覚上覆われる領域とこの視覚上覆われる領域に配置された第１コネクタとを有する下側カバー部材を提供すること、及び前記視覚上覆われる領域を覆う形状の上側カバーを提供することを含む。この上側カバーは、第１コネクタと係合するように配置された第２のコネクタを有する。第１及び第２のコネクタは、変化する深さで離脱可能に係合するように構成され、且つ係合深さに関わらず一定の保持力で係合するように構成されている。即ち、第１及び第２のコネクタの一方は複数の開口を有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定されている。第１及び第２のコネクタの他方は、開口内に延びる形状の突起を有する。各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっている。各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されている。従って、本方法は、上側カバーが提供される時には分っていない望ましい深さで上側カバーを組み付けることができ、それにより上側カバーが下側カバー部材上に既知の保持力で保持されるようにすることができる。
【０００８】
本発明の更に他の様相では、車両用変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントが提供され、このカバーアレンジメントは、変速機シフト装置に取付けるために構成された下側カバー部材と、下側カバー部材の上面に嵌まり合うようにして係合し、下側部材を審美的に覆う上側カバーとを含む。上側ガバーと下側カバーは上側及び下側のコネクタを有し、この上側及び下側コネクタは、両コネクタ間の係合深さに関わらず、一定の係合力で嵌め合い的に係合するように構成されている。即ち、上側及び下側コネクタの一方のものが突起を有し、上側及び下側コネクタの他方のものが前記突起を受け入れるための開口を有するフランジを有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定され、各突起は、各開口内に延びる形状を有し、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっており、各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明のカバーアレンジメント２０（図１）は、組み付けのばらつきにより、コンソール１６の上面の垂直高さとシフト装置１５の垂直高さとの間の関係が一定でない場合であっても、車両用の変速機シフト装置１５を覆えるようになっている。このカバーアレンジメント２０は下側カバー部材２１と上側カバー２２とを含んでいる。下側カバー２１は、コンソール１６の垂直開口１８のほぼ中心に位置するシフト装置１５のベース１５’にスナップ取付けできるようになっている。シフトレバーポスト１７は開口１８を通って上方に延び、車両の運転者がシフトレバーハンドル１７’を握り、シフトレバーポスト１７を操作できる位置まで達している。上側カバー２２は、下側カバー２１に離脱可能に取付けられ、下側カバー部材２１の魅力的でない領域を審美的に覆い、且つ以下に述べるようにコンソールの垂直開口１８を閉止するように構成されている。組み付け深さを車両毎に変化させる要因となる組み付けのばらつきに関わらず、上側カバー２２のコネクタは、約１／２インチの広い範囲に亘って、所定の力で下側カバー部材２１のコネクタと係合する。これにより、上側カバー２２は、コンソール１６の高さとシフト装置１５の高さの垂直方向のばらつきに適応できる。
【００１０】
下側カバー部材２１（図７）は直方形の中央プレート３２を含む。プレート３２のほぼ中央には、シフトレバーポスト１７を受け入れるためにスロット３４が形成されている。フランジ３５（図８）がスロット３４の回りに延在しており、スロットに深さを持たせてスロットを通しての視覚的アクセスを制限すると共に、プレート３２の強度を増している。閉止フラップ３５’又はスライド可能なテープをスロット３４内に設け、スロット３４を介してのシフト装置２０内への視覚的なアクセスを更に阻止することもできる。プレート３２には一連の開口３６（図７）がスロット３４に隣接して一列に配設されている。シフトレバー位置インジケータ（不図示）が開口３６の下側に位置決めされ、駐車、バック、ニュートラル、ドライブ等のギヤ位置を種々の開口３６を通して示すために符号／マークが付けられている。
【００１１】
下側カバー部材２１（図７）はＬ字型の断面（図８）を有する周囲受け部２３を有しており、この周囲受け部２３は、中央プレート３２の回りに外側を向くリセス２４を形成している。周囲受け部２３は一体的に形成された複数の開口２５を含み、各開口２５は一方の側に歯部２６を有し、他方の側に圧力タブ２７を有している。複数の下方に延在する取付けフランジ３３（図７）が、周囲受け部２３のほぼ４隅に設けられている。スリーブ形状の周囲フランジ又はスカート２３’は受け部２３を中央プレート３２に連結する。取付けフランジ３３は位置決めピン３８（図９（ａ）、（ｂ））、設置位置合わせフランジ又はガイド３９、及びフック付きファスナータブ４０を備えている。これらの特徴部分３３及び３８〜４０は、シフト装置１５のベース１５’上の対応する構造物と嵌合的に且つスナップ係合的に係合するように構成されている。取付けフランジ３３は、留め金具を使用することなく、迅速に且つ正確に下側カバー部材２１をシフト装置ベース１５’に取り付け得るようにしている。コンソール１６が車両に取り付けられる時、下側カバー部材２１のプレート３２を受け入れるための開口を形成するコンソール１６の縁部リップ１９’（図４と図５）がリセス２４内に位置決めされる。
【００１２】
下側カバー部材２１の開口２５（図７）の各々は、全体として長方形であることが好ましい。しかし、異なる形状を使用することもできる。歯部２６は、約４５°で傾斜する、傾斜入口表面４２及び傾斜出口表面４３とを含んでいる。圧力タブ２７は、約１０°〜３０°の角度で開口２５の下側の空間内に延びる指部を形成している。圧力タブ２７の先端４４は、突起２８の滑らかな表面３０と摺動可能に係合するようになっている。開口、即ちＢＩＴＳＩ解除部材／ボタン４５がフランジ２３（図７）上に設けられており、修理等のために、駐車ロックメカニズム、又はブレーキ−イグニション−変速機−シフト−インターロック（ＢＩＴＳＩ）装置へのアクセスを提供する。なお、この開放部材４５は上側カバー２２によって視覚的に覆われている。
【００１３】
上側カバー２２（図１０）は、全体として長方形のリング形状に形成されたフランジ４７であって（図１０）、Ｌ字形の断面を有するフランジ４７（図１３）を含んでいる。このフランジ４７（図１０）は、丸みをつけた角部を含み、スカートフランジ２３’に隣接する下側カバー部材２１のリセス２４内に嵌まり、下側カバー部材２１の周囲を審美的に覆うようになっている。上側カバー２２は、サンドイッチ状に下側カバー部材２１と嵌まり合い、上側カバー２２の一部がリップ１９の上面１９’と係合するように構成されている。開口２５とリセス２４の回りの不規則な表面は乱雑な外観を有するため、顧客及び車両のインテリアデザインの分野の人の多くはこれを視覚的に魅力的でない領域であると考える。したがって、カバー２１と２２のアレンジメントは、上側カバー２２がコンソール１６の上面１９と下側カバー２１と当接係合して形を整えると共に、コンソール１６の開口１８を審美的に閉止するように設計されている。
【００１４】
上側カバー２２（図２）は、開口２５内へ延在する形状の一体成形の複数の突起２８を含む。各突起２８（図１２）は、対応する開口２５の歯部２６と係合するために一方の側に鋸歯形状の係合表面２９を有すると共に、対応する開口２５の圧力タブ２７と摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面３０を有している。係合表面２９と摺動表面３０は実質的に平行であり、それらの離間距離は、圧力タブ２７の先端４４とこれと対応する歯部２６との間に形成された水平空間より僅かに大きくなるように選ばれている。即ち、各々の突起２８、圧力タブ２７及び歯部２６は、それぞれの圧力タブ２７が対応する突起２８を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部２６に係合させるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、各突起２８の対応する開口２５への係合深さに関わらず、所望の係合力を発生できる。また、上側カバー２２は、保持強度、係合深さ又は摩耗を心配することなく、下側カバー部材２１上に設置及び再設置することができる。何故なら、傾斜した入口及び出口表面４２及び４３が、大きな摩耗や部品の損傷を伴うことのない係合解除／開放を可能にするためである。必要に応じて、粘性材料を歯部２６と突起部２８の表面に使用して所望の摺動摩擦係合を提供することも可能である。しかし、重合体材料自体で十分であると考えられる。セミロック型の結合を提供するために歯部２６と突起２８の傾斜表面と形状を変更することも可能であるが、図１４（浅い係合）及び図１５（深い係合）に示すように、比較的鋭く尖った歯部２６と対応する鋸歯形状の係合表面２９が優れた保持力を提供するものと考えられる。
【００１５】
特に、本発明によるカバーアレンジメントは、車両の種々の異なるシフト装置、コンソルー及び構造物に用いることができる。また、図示の実施例では、上側カバー２２のコネクタが突起２８であり、下側カバー部材２１のコネクタが、一方の側に歯部２６を有し他方の側に圧力タブ２７を有する開口部２５のパターンによって形成されているが、圧力タブは、例えば、それを突起２８の先端の逆に延びるフランジにすることによって、突起２８の一部とすることができる。
【００１６】
上記の記載において、本明細書に開示された概念から逸脱することなく本発明に対して変更を加え得ることは当業者にとって容易に理解されるであろう。そのような変更は、特許請求の範囲の文言によって含まれないことが明示されていない限り、特許請求の範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を採用するシフト装置のためのカバーアレンジメントを示す斜視図であり、コンソールが破線で示されている。
【図２】下側カバー部材から上側カバーを分解した状態を示す分解図である。
【図３】図１に示すシフト装置アレンジメントの平面図である。
【図４】図１に示すシフト装置アレンジメントの側面図である。
【図５】図１に示すシフト装置アレンジメントの端面図である。
【図６】図１に示す下側カバーの斜視図である。
【図７】図６に示す下側カバーの平面図である。
【図８】図７におけるＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図９】（ａ）は図６に示す下側カバーの左側（運転者側）及び後端からみた図であり、
（ｂ）は図６に示す下側カバーの左側（運転者側）及び後端からみた図である。
【図１０】図１に示す上側カバーの平面図である。
【図１１】図１に示す上側カバーの側面図である。
【図１２】図１に示す上側カバーの端面図である。
【図１３】図１０におけるＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図１４】図３におけるＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿う拡大断面図で、上側カバーの係合深さが浅い状態を示す。
【図１５】図１４と同一の拡大断面図であるが、上側カバーの係合深さが比較的深い状態を示す。
【符号の説明】
２１下側カバー部材
２２上側カバー
２５開口
２６歯部
２７圧力タブ
２８突起

Claims

車両用変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントであって、
変速機シフト装置を全体的に覆うと共に、変速機シフト装置上のシフトレバーの動きを許容して車両に取り付けられるように適合された下側カバー部材であって、カバーによって視覚上覆われる領域とこの視覚上覆われる領域内の第１のコネクタとを有している下側カバー部材と、
前記視覚上覆われる領域を覆うカバーであって、前記視覚上覆われる領域を嵌まり合うようにして覆うように構成され、第１コネクタと係合するように配置された第２のコネクタを有する上側カバーとを有し、
第１及び第２のコネクタの一方のものは複数の開口を有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定され、第１及び第２のコネクタの他方のものは開口内に延びる形状の複数の突起を有し、各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっており、各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、各突起の対応する開口への係合深さに関わらず、所望の係合力を発生でき、下側カバー部材上に上側カバーを設置できるようにしたカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、突起が上側カバーの一部として一体的に成形されているカバーアレンジメント。
請求項２に記載のカバーアレンジメントにおいて、歯部が下側カバー部材の一部として一体的に成形されているカバーアレンジメント。
請求項３に記載のカバーアレンジメントにおいて、圧力タブが下側カバー部材の一部として一体的に成形されているカバーアレンジメント。
請求項４に記載のカバーアレンジメントにおいて、係合表面と摺動表面が全体として平行であるカバーアレンジメント。
請求項５に記載のカバーアレンジメントにおいて、係合表面が、ラックを形成する複数の歯を含むカバーアレンジメント。
請求項６に記載のカバーアレンジメントにおいて、上側カバーが前記突起の内の少なくとも２個を含み、下側カバー部材上への上側カバーの誤組み付けを阻止するように突起が配置されているカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、上側カバーが、コンソールの頂面内の開口の縁部と係合してこれを覆うように適合されたリング形状のフランジを含むカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材が周囲リセスを形成し、上側カバーがリング形状で周囲リセスに嵌合するように適合されているカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、第１及び第２のコネクタの一方のものの上に追加の突起を有し、前記の突起とこの追加の突起が下側カバー部材上への上側カバーの誤組み付けを阻止するように配置されているカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材がシフト装置の下部へアクセスするためのアクセス用開口を画定し、上側カバーがこのアクセス用開口を覆うカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材がスナップ係合によって車両に取り付けられるように構成されているカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材がシフトレバーポストを受け入れる細長のスロットを含み、またシフトレバー位置インジケータを目視可能にするための第２の開口をさらに含むカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、各突起が上側カバーと均質な材料で一体成形されているカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、各歯部は、傾斜した入口表面とこの入口表面と反対側の傾斜した出口表面とを備え、上側カバーの下側カバー部材上への組み付けを容易にするとともに、下側カバー部材上における上側カバーの深さ調整を容易にするようにしたカバーアレンジメント。
請求項１に記載のカバーアレンジメントにおいて、第１及び第２のコネクタは少なくとも１／４インチの距離に亘って均一の保持力を提供するように構成されているカバーアレンジメント。
請求項１６に記載のカバーアレンジメントにおいて、深さ調整距離は少なくとも１／２インチであるカバーアレンジメント。
車両用の変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントであって、
変速機シフト装置を全体的に覆うと共に、変速機シフト装置上のシフトレバーの制限された動きを許容して車両に取り付けられるように適合された下側カバー部材であって、カバーによって視覚上覆われる領域とこの視覚上覆われる領域内の第１コネクタとを有する下側カバー部材と、
前記視覚上覆われる領域を覆うカバーであって、前記視覚上覆われる領域を嵌まり合うようにして覆うように構成され、第１コネクタと離脱可能に係合するように配置された第２のコネクタを有する取外し可能な上側カバーとを備え、
第１及び第２のコネクタの一方のものは複数の開口を有し、各開口は、傾斜した入口表面、傾斜した出口表面、及び傾斜した入口及び出口表面の間で横方向に延在する歯部を有する縁部材によって画定され、第１及び第２のコネクタの他方のものは、開口内に延びる形状の突起を有しており、各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有しており、各突起とこれと対応する歯部は、各突起が対応する歯部に対して所定の一定圧で、且つ所望の選択された深さで係合し、また離脱できるように関係づけられ且つ構成されており、下側カバー部材に対しての上側カバーの取外し及び再設置を繰り返すことができるようにしたカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、傾斜入口表面と傾斜出口表面は、約４５°の反対向きの角度を画定しているカバーアレンジメント。
請求項１９に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材は、車両の構成部品にスナップ取り付けされるように構成されているカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、第１及び第２のコネクタは、各開口の中に角度を持って延びる圧力タブを有し、この圧力タブは、各開口内に延在する対応する突起を押圧して一定の力を提供するカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、係合表面は、ラックを形成する複数の歯を含むカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、上側カバーがリング形状で、下側カバー部材が、上側カバーを受け入れる周囲リセスを有するカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、下側カバー部材がアクセス開口と駐車ロック解除メカニズムの内の一つを有し、上側カバーが、アクセス開口と駐車ロック解除メカニズムの内の前記一つを覆うように構成されているカバーアレンジメント。
請求項１８に記載のカバーアレンジメントにおいて、第１及び第２のコネクタは、一定の力を維持しながら少なくとも１／４インチの距離だけ調整できる調整可能な係合を提供するように構成されているカバーアレンジメント。
車両用シフト装置を覆う方法であって、
カバーによって視覚上覆われる領域とこの視覚上覆われる領域に配置された第１コネクタとを有する下側カバー部材を提供し、
前記視覚上覆われる領域を覆うカバーであって、前記視覚上覆われる領域を覆う形状の上側カバーを提供し、この上側カバーは、第１コネクタと係合するように配置された第２のコネクタを有し、
第１及び第２のコネクタは、変化する深さで離脱可能に係合するように構成され、且つ係合深さに関わらず一定の保持力で係合するように構成されており、第１及び第２のコネクタの一方のものは複数の開口を有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定され、第１及び第２のコネクタの他方のものは開口内に延びる形状の複数の突起を有し、各突起は、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっており、各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、上側カバーを下側カバー部材上へ所定の保持力で保持し、且つ調整した係合深さに位置決めして、上側カバーを下側カバー部材上へ所望の係合深さで組み付けることを含む方法。
請求項２６に記載の方法において、保持力に大きな影響を与えることなく、下側カバーに対する上側カバーの取外し／再設置を少なくとも約２０回行うステップを含む方法。
請求項２７に記載の方法において、第１及び第２のコネクタは、それぞれ上側カバー及び下側カバー部材と均質な材料で一体成形されている方法。
請求項２６に記載の方法において、下側カバー部材を車両の構成部品にスナップ取付けするステップを含む方法。
車両用変速機シフト装置を覆うカバーアレンジメントであって、
車両用シフト装置に取付けるために構成された下側カバー部材と、
下側カバー部材の上面に嵌まり合うようにして係合し、下側部材を視覚上覆う上側カバーとを含み、
上側ガバーと下側カバーは上側及び下側の複数のコネクタを有し、上側及び下側コネクタの一方のものが突起を有し、上側及び下側コネクタの他方のものが前記突起を受け入れるための開口を有するフランジを有し、各開口は、一方の側に歯部を有し他方の側に圧力タブを有する縁部材によって画定され、各突起は、各開口内に延びる形状を有し、対応する開口の歯部と係合するために一方の側に係合表面を有し、対応する開口の圧力タブと摺動可能に当接するために他方の側に摺動表面を有し、係合表面と摺動表面は実質的に平行になっており、各々の突起、圧力タブ及び歯部は、それぞれの圧力タブが対応する突起を押圧して、所定の一定圧で対応の歯部に係合させるように関係づけられ且つ構成されており、これにより、上側及び下側コネクタは、両コネクタ間の係合深さに関わらず、一定の係合力で嵌め合い的に係合するように構成されているカバーアレンジメント。