JP4210276B2 - 無線lanシステム - Google Patents

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Description

本発明は、狭い通信エリア内で基地局と無線通信端末が漏洩伝送路を介して無線通信する無線LANシステムに関する。
従来、漏洩伝送路を用いた無線LANシステムにおいて、漏洩伝送路に沿ってサービスエリアやセルと呼ばれる通信エリアを構成し、漏洩伝送路を介して無線通信端末が基地局と無線でデータ通信を行うシステムが知られており、例えば、複数の基地局のそれぞれに漏洩同軸線路による空中線を設けるとともに、各基地局を移動局の移動路に沿って配置し、空中線から所定の電界強度の範囲内を通信エリアとし、通信エリア内の移動局は、同じ通信エリア内の漏洩同軸線路を介して基地局と無線通信を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−75250号公報
特許文献1のものは、漏洩同軸線路から放射される電界強度が小さいため漏洩伝送路に沿って通信エリアを構成することは可能であるが、移動局から放射される電界強度は、漏洩同軸線路から放射される電界強度に比べ大きいため、隣の通信エリア内の移動局からの電波が干渉波となる問題や自分自身の電波も隣の通信エリア内の移動局に対して干渉波となる問題があった。
そこで本発明は、異なる通信エリアにある無線通信端末との電波干渉を極力防止できる無線LANシステムを提供する。
本発明は、基地局に漏洩伝送路を接続して形成される通信エリアを複数配置し、各通信エリア内で無線通信端末が漏洩伝送路を介して基地局と無線通信を行う無線LANシステムにおいて、各通信エリアの基地局にそれぞれ無線通信のためのチャネルを、通信エリアが隣り合う基地局同士では異なるチャネルを使用するように、通信エリアが隣り合わない少なくとも2つの基地局では同じチャネルを使用するように割り当てる。無線通信端末は、各通信エリアの基地局に割り当てられたチャネルとそれぞれの通信エリア内での送信パワーを設定した記憶部を設け、基地局と無線通信する時には記憶部の設定情報に従って当該通信エリアの送信パワーで無線通信するものであり、記憶部の同じチャネルを使用する基地局に対しては、異なるチャネルを使用する基地局よりも低いレベルで、かつお互いに受信することの無いレベルの送信パワーを設定したことにある。
本発明によれば、異なる通信エリアにある無線通信端末との電波干渉を極力防止できる無線LANシステムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末が予め設定された送信パワーに従って基地局と無線通信する無線通信システムについて述べる。
図1に示すように、複数の基地局11,21,31,41,51,61にそれぞれ漏洩伝送路12,22,32,42,52,62の一端を接続し、この各漏洩伝送路の他端をそれぞれ終端器13,23,33,43,53,63に接続し、前記各漏洩伝送路12,22,32,42,52,62に沿ってサービスエリアと呼ばれる通信エリア1,2,3,4,5,6を形成している。
前記各通信エリア1,2,3,4,5,6は互いに重ならないように所定の間隔を隔てて、通信エリア1,2,3を一列に配置し、通信エリア4,5,6を通信エリア1,2,3と並行するようにして一列に配置している。そして、前記各基地局11,21,31,41,51,61にそれぞれ無線通信のためのチャネルCh1,Ch3,Ch1,Ch2,Ch4,Ch2を割り当てている。
従って、この各チャネルは各通信エリア1,2,3,4,5,6に割り当てたチャネルとなり、通信エリア1と通信エリア3は間に通信エリア2を挟んで同一のチャネルCh1が割り当てられ、通信エリア4と通信エリア6は間に通信エリア5を挟んで同一のチャネルCh2が割り当てられている。
前記各通信エリア1,2,3,4,5,6には、それぞれ漏洩伝送路12,22,32,42,52,62を介して基地局11,21,31,41,51,61と無線通信する無線通信端末14,24,34,44,54,64が存在している。
前記各無線通信端末14,24,34,44,54,64は、図2に示すように、無線信号の送受信を行う送受信アンテナ71をサーキュレータ72に接続している。前記サーキュレータ72は送受信アンテナ71で受信した受信信号を受信用増幅器73に供給している。前記増幅器73は受信信号を増幅して受信機74に供給している。前記受信機74は受信信号を復調して制御部75に供給している。
前記制御部75は受信機74とともに送信機76を制御する。前記送信機76は送信信号を変調して送信用増幅器77に供給している。前記増幅器77は送信信号を増幅して前記サーキュレータ72に供給している。前記サーキュレータ72は送信信号を前記送受信アンテナ71へ出力している。
前記各無線通信端末14,24,34,44,54,64は、制御部75に、図3に示すような、各基地局11,21,31,41,51,61のチャネル配置状況と通信エリアでの送信パワーが「強」か「弱」か、を記憶した記憶部78を設けている。すなわち、前記記憶部78には、各基地局11,21,31,41,51,61にそれぞれチャネルCh1,Ch3,Ch1,Ch2,Ch4,Ch2が割り当てられ、各通信エリア1,2,3,4,5,6では送信パワーが「弱」、「強」、「弱」、「弱」、「強」、「弱」になっていることが記憶されている。
このような構成であれば、通信エリア1の無線通信端末14は基地局11と通信を行うときには送信パワーを「弱」にして通信を行う。通信エリア2の無線通信端末24は基地局21と通信を行うときには送信パワーを「強」にして通信を行う。通信エリア3の無線通信端末34は基地局31と通信を行うときには送信パワーを「弱」にして通信を行う。
また、通信エリア4の無線通信端末44は基地局41と通信を行うときには送信パワーを「弱」にして通信を行う。通信エリア5の無線通信端末54は基地局51と通信を行うときには送信パワーを「強」にして通信を行う。通信エリア6の無線通信端末64は基地局61と通信を行うときには送信パワーを「弱」にして通信を行う。
このように、通信エリア1の無線通信端末14と通信エリア3の無線通信端末34は同じ無線チャネルCH1を使用してそれぞれ基地局11,31と無線通信するが、互いの送信パワーが「弱」になっているので、お互いに不要な電波を受信することは無い。また、通信エリア4の無線通信端末44と通信エリア6の無線通信端末64は同じ無線チャネルCH2を使用してそれぞれ基地局41,61と無線通信するが、互いの送信パワーが「弱」になっているので、お互いに不要な電波を受信することは無い。
また、通信エリア2と通信エリア5では無線チャネルがCH3とCH4になっているので、近傍で同じチャネルでの通信は行われないので、無線通信端末24、54は送信パワー「強」で基地局21、51と無線通信しても周囲に対して電場干渉を与えることはない。こうして、各通信エリア1〜6における互いの電波干渉を極力防止することができる。
また、各無線通信端末14,24,34,44,54,64は、各基地局のチャネル配置状況と通信エリアでの送信パワーが「強」か「弱」か、を記憶した記憶部78を設けているので、例えば、通信エリア1の無線通信端末14が通信エリア2に移動した場合には、無線通信エリア14は記憶部78の設定情報に応じて基地局21と送信パワー「強」で無線通信を行うようになる。また、逆に、通信エリア2の無線通信端末24が通信エリア1に移動した場合には、無線通信エリア24は記憶部78の設定情報に応じて基地局11と送信パワー「弱」で無線通信を行うようになる。こうして、無線通信端末が異なる通信エリアに移動しても互いの電波干渉を極力防止することができる。
このように、無線通信端末は、予め基地局のチャネル配置状況と、その配置状況から電波干渉の有無を記憶することで、電波干渉が発生する可能性のある基地局と通信を行う場合には送信出力を下げて通信を行う。これにより、お互いに不要な電波を受信することなく、常に基地局と通信を行うことができる。
(第2の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末が同一チャネルあるいは隣接チャネルを使用して無線通信を行う他の通信エリアの無線通信端末から送信電波を受信すると、その無線通信端末に対して直接自己の存在を知らせ送信パワーの低下を要求する信号を無線送信するとともに自己の送信パワーを低下する無線通信システムについて述べる。
図4に示すように、通信エリア1に無線通信端末15が存在し、通信エリア3に無線通信端末35が存在し、通信エリア4に無線通信端末45が存在している。
前記無線通信端末15,35,45は、図5に示すように、通信エリア1、3、4内の漏洩伝送路12、32、42を介して基地局11,31,41と無線通信する第1の無線通信部80と他の通信エリアの無線通信端末と無線通信を行うための第2の無線通信部90と、これら通信部を制御する制御部100によって構成されている。
前記第1の無線通信部80は、無線信号の送受信を行う送受信アンテナ81をサーキュレータ82に接続している。前記サーキュレータ82は送受信アンテナ81で受信した受信信号を受信用増幅器83に供給している。前記増幅器83は受信信号を増幅して受信機84に供給している。前記受信機84は受信信号を復調して前記制御部100に供給している。
前記制御部100は受信機84とともに送信機85を制御する。前記送信機85は送信信号を変調して送信用増幅器86に供給している。前記増幅器86は送信信号を増幅して前記サーキュレータ82に供給している。前記サーキュレータ82は送信信号を前記送受信アンテナ81へ出力している。
前記第2の無線通信部90は、無線信号の送受信を行う送受信アンテナ91をサーキュレータ92に接続している。前記サーキュレータ92は送受信アンテナ91で受信した受信信号を受信用増幅器93に供給している。前記増幅器93は受信信号を増幅して受信機94に供給している。前記受信機94は受信信号を復調して前記制御部100に供給している。
前記制御部100は受信機94とともに送信機95を制御する。前記送信機95は送信信号を変調して送信用増幅器96に供給している。前記増幅器96は送信信号を増幅して前記サーキュレータ92に供給している。前記サーキュレータ92は送信信号を前記送受信アンテナ91へ出力している。
通信エリア1の無線通信端末15は無線チャネルCH1にて漏洩伝送路12を介して基地局11と無線通信する。一方、通信エリア3の無線通信端末35は無線チャネルCH1にて漏洩伝送路32を介して基地局31と無線通信する。通信エリア1の無線通信端末15は図中点線の矢印A1で示すように同一無線チャネルを使用している無線通信端末35からの送信電波を受信する場合がある。この送信電波は干渉波となる。
無線通信端末35からの送信電波を受信した無線通信端末15は、制御部100で第2の無線通信部90を制御し、無線通信端末35に対して同じチャネルを使用している自分の存在を知らせる信号を送信し、相手に送信パワーの低下を要求する。また、無線通信端末15は、自己の送信電波も無線通信端末35に対しては干渉波となるため、送信パワーを低下して基地局11との通信を行う。
無線通信端末35は、無線通信端末15からの信号を第2の無線通信部90を使用して受信し、無線通信端末15からの要求に基づいて自己の送信パワーを下げて基地局31と通信を行うようになる。
このようにして、同じチャネルを使用している他の通信エリアの無線通信端末から干渉波を受信した時には自己の送信パワーを下げるとともに相手の無線通信端末に対して送信パワーの低下を要求して送信出力を下げさせているので、異なる通信エリアにある同一チャネルを使用している無線通信端末との電波干渉を極力防止できる。
また、無線通信端末15は無線チャネルCH1で基地局11と無線通信を行うが、このときに隣接チャネルを使用する他の通信エリアに存在している無線通信端末からの送信電波を干渉波として受信する場合がある。例えば、無線チャネルCH2で基地局41と無線通信する通信エリア4の無線通信端末45から図中点線の矢印B1で示すように送信電波を干渉波として受信する場合がある。
そこで、無線通信端末15は隣接するチャネルCH2の電波状況を監視し、無線通信端末45からの送信電波を受信したときには、第2の無線通信部90を使用して無線通信端末45に対して隣接チャネルCH2を使用して、隣接チャネルを使用している自分の存在を知らせる信号を送信し、相手に送信パワーの低下を要求する。また、無線通信端末15は、自己の送信電波も無線通信端末45に対しては干渉波となるため、送信パワーを下げて基地局11との通信を行う。
無線通信端末45は、無線通信端末15からの信号を第2の無線通信部90を使用して受信し、無線通信端末15からの要求に基づいて自己の送信パワーを下げて基地局41と通信を行うようになる。
このようにして、隣接チャネルを使用している他の通信エリアの無線通信端末から干渉波を受信した時には自己の送信パワーを下げるとともに相手の無線通信端末に対して送信パワーの低下を要求して送信出力を下げさせているので、異なる通信エリアにある隣接チャネルを使用している無線通信端末との電波干渉を極力防止できる。
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末が同一チャネルあるいは隣接チャネルを使用して無線通信を行う他の通信エリアの無線通信端末から送信電波を受信すると、基地局を介して該当する無線通信端末に対して自己の存在を知らせ送信パワーの低下を要求する信号を無線送信するとともに自己の送信パワーを低下する無線通信システムについて述べる。
図6に示すように、基地局制御装置101に有線LAN102を介して複数の基地局103,104,105を所定の間隔を隔てて接続している。前記各基地局103,104,105にはそれぞれ漏洩伝送路106,107,108が接続されている。なお、漏洩伝送路106,107,108の終端には終端器109,110,111が接続されている。
前記基地局103によって形成される通信エリアでは無線通信端末112が基地局103と漏洩伝送路106を介して無線チャネルCH1で無線通信し、前記基地局104によって形成される通信エリアでは無線通信端末113が基地局104と漏洩伝送路107を介して無線チャネルCH2で無線通信し、前記基地局105によって形成される通信エリアでは無線通信端末114が基地局105と漏洩伝送路108を介して無線チャネルCH1で無線通信するようになっている。前記各無線通信端末112,113,114の構成は図2と同様である。
無線通信端末112は図中点線の矢印A2で示すように同一無線チャネルを使用している無線通信端末114からの送信電波を受信する場合がある。この送信電波は干渉波となる。無線通信端末114からの送信電波を受信した無線通信端末112は、基地局103を介して基地局制御装置101に対し、同じチャネルを使用している自分の存在を知らせる信号を送信する。そして、自己の送信パワーを低下させる。
基地局制御装置101は、無線通信端末112からの信号を受け、基地局103と同じチャネルを利用している基地局105を介して無線通信端末114に無線通信端末112の存在を示す信号を送信する。無線通信端末114は、その信号を受け、別の通信エリアに同じチャネルを利用している無線通信端末がいることを理解し自己の送信パワーを下げる。
このようにして、同じチャネルを使用している他の通信エリアの無線通信端末から干渉波を受信した時には自己の送信パワーを下げるとともに相手の無線通信端末に対して送信パワーの低下を要求して送信パワーを下げさせているので、異なる通信エリアにある同一チャネルを使用している無線通信端末との電波干渉を極力防止できる。
また、無線通信端末112は無線チャネルCH1で基地局103と無線通信を行うが、このときに隣接チャネルを使用する他の通信エリアに存在している無線通信端末からの送信電波を干渉波として受信する場合がある。例えば、無線チャネルCH2で基地局104と無線通信する他の通信エリア内の無線通信端末113から図中点線の矢印B2で示すように送信電波を干渉波として受信する場合がある。
そこで、無線通信端末112は隣接するチャネルCH2の電波状況を監視し、無線通信端末113からの送信電波を受信したときには、基地局103を介して基地局制御装置101に対し、隣接チャネルを使用している自分の存在を知らせる信号を送信する。そして、自己の送信パワーを低下させる。
基地局制御装置101は、無線通信端末112からの信号を受け、基地局103に隣接したチャネルを利用している基地局104を介して無線通信端末113に無線通信端末112の存在を示す信号を送信する。無線通信端末113は、その信号を受け、別の通信エリアに隣接チャネルを利用している無線通信端末がいることを理解し自己の送信パワーを下げる。
このようにして、隣接チャネルを使用している他の通信エリアの無線通信端末から干渉波を受信した時には自己の送信パワーを下げるとともに相手の無線通信端末に対して送信パワーの低下を要求して送信出力を下げさせているので、異なる通信エリアにある隣接チャネルを使用している無線通信端末との電波干渉を極力防止できる。
(第4の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末が同一チャネルあるいは隣接チャネルを使用して無線通信を行う他の通信エリアの無線通信端末から送信電波を受信すると、基地局に対して送信パワーの増大を要求する信号を無線送信する無線通信システムについて述べる。
図7に示すように、基地局115に漏洩伝送路116を接続し、この漏洩伝送路116の終端に終端器117を接続した通信エリアにおいて、無線通信端末118は無線チャネルCH1で基地局115と漏洩伝送路116を介して無線通信を行う。このとき、同一の無線チャネル、又は隣接する無線チャネルを利用している別の無線エリアに存在する無線通信端末119からの送信電波は干渉波となる。
無線通信端末118は、図中点線の矢印A3で示すように無線通信端末119からの送信電波を受信すると、基地局115に対して送信パワーの増大を要求する信号を送信する。これにより、基地局115は送信パワーを増大させる。
こうして、以降は、無線通信端末119からの不要な電波よりも基地局115からの必要な電波のレベルが常に高くなり、無線通信端末118は基地局115と確実に通信ができるようになる。これにより、異なる通信エリアにある同一チャネルを使用している、あるいは隣接チャネルを使用している無線通信端末との電波干渉を極力防止できる。
(第5の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末が同一チャネルを使用して無線通信を行う他の通信エリアの無線通信端末から送信電波を受信すると、送信パワーを基地局と通信ができる必要最低限まで低下させる無線通信システムについて述べる。
図8に示すように、基地局121に漏洩伝送路122を接続し、この漏洩伝送路122の終端に終端器123を接続した通信エリア124と、基地局125に漏洩伝送路126を接続し、この漏洩伝送路126の終端に終端器127を接続した通信エリア128が配置されている。
そして、通信エリア124では無線通信端末129が無線チャネルCH1で基地局121と漏洩伝送路122を介して無線通信し、通信エリア128では無線通信端末130が通信エリア124と同一の無線チャネルCH1で基地局125と漏洩伝送路126を介して無線通信している。
このような環境下において、通信エリア124の無線通信端末129は、通信エリア128の無線通信端末130からの送信電波は干渉波となる。逆に、通信エリア128の無線通信端末130は、通信エリア124の無線通信端末129からの送信電波は干渉波となる。
そこで、通信エリア124の無線通信端末129は、通信エリア128の無線通信端末130からの送信電波を受信すると、自己の送信パワーを基地局121と通信できる必要最小限の送信パワーまで低下させる。また、通信エリア128の無線通信端末130も、通信エリア124の無線通信端末129からの送信電波を受信すると、自己の送信パワーを基地局125と通信できる必要最小限の送信パワーまで低下させる。
こうして、通信エリア124の無線通信端末129と通信エリア128の無線通信端末130は、互いに送信パワーを基地局と通信できる必要最小限の送信パワーまで低下させて通信を行うので、お互いの電波干渉を極力低減することができる。
(第6の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末のアンテナに電波減数カバーを備えた無線通信システムについて述べる。なお、通信エリアの構成は前述した第5の実施の形態と同様である。
図9はこの無線通信システムで使用する無線通信端末の構成を示すブロック図で、前述した図2と同様に、サーキュレータ72は送受信アンテナ71で受信した受信信号を受信用増幅器73に供給し、増幅器73は受信信号を増幅して受信機74に供給する。前記受信機74は受信信号を復調して制御部75に供給する。
前記制御部75は受信機74とともに送信機76を制御する。前記送信機76は送信信号を変調して送信用増幅器77に供給し、前記増幅器77は送信信号を増幅して前記サーキュレータ72に供給する。前記サーキュレータ72は送信信号を前記送受信アンテナ71へ出力する。そして、前記送受信アンテナ71に、送信パワーを抑えるための電波減衰カバー78を着脱自在に設けている。
このような構成においては、図10の(a)に示すように、通信エリア124の他、近くには同一無線チャネルを使用する他の通信エリアが存在しない環境下で無線通信端末131が漏洩伝送路122を介して基地局121と無線通信するときには、電波干渉が発生することがないので、このときには無線通信端末131は電波減衰カバー78を外して通信を行う。
しかし、図10の(b)に示すように、通信エリア124の近くに同一無線チャネルを使用する他の通信エリア128が存在するときには、電波干渉が発生する可能性が高いので、このときには、通信エリア124の無線通信端末131は電波減衰カバー78を送受信アンテナ71に装着して基地局121と通信を行う。また、通信エリア128の無線通信端末132も電波減衰カバー78を送受信アンテナ71に装着して基地局125と通信を行う。
こうして、通信エリア124の無線通信端末131と通信エリア128の無線通信端末132は、互いの送信パワーを電波減衰カバー78で減衰させて基地局と通信するので、互いの電波干渉を極力低減することができる。
(第7の実施の形態)
この実施の形態は、無線通信端末のアンテナに指向性を持たせた無線通信システムについて述べる。
図11に示すように、近接配置された2つのテーブル141、142の上方に、それぞれスロットSが下を向くように漏洩伝送路143、144を敷設している。
前記漏洩伝送路143は、一端を基地局145に接続し、他端を終端器146に接続している。前記漏洩伝送路144は、一端を基地局147に接続し、他端を終端器148に接続している。前記各テーブル141、142の上にはそれぞれ漏洩伝送路143、144を介して基地局145、147と無線通信する無線通信端末149、150が載置されている。
前記無線通信端末149は前記漏洩伝送路143と確実に通信を行うように上方に向いた指向性D1を持っている。また、前記無線通信端末150は前記漏洩伝送路144と確実に通信を行うように上方に向いた指向性D2を持っている。
このような構成においては、無線通信端末149からの電波は、通信を行う基地局145に接続されている漏洩伝送路143までは届くが、隣のテーブル142上で利用されている無線通信端末150までは届かない。同様に、無線通信端末150からの電波は、通信を行う基地局147に接続されている漏洩伝送路144には届くが、隣のテーブル141上で利用されている無線通信端末149までは届かない。従って、それぞれの送信電波がお互いの干渉波とはならず、各無線通信端末149、150は、それぞれの基地局145、147と確実に通信を行うことができる。
(第8の実施の形態)
この実施の形態も、無線通信端末のアンテナに指向性を持たせた無線通信システムについて述べる。
図12に示すように、2つのテーブル141、142の裏側に、それぞれスロットSが上を向くように漏洩伝送路151、152を敷設している。なお、図示はしないがこの漏洩伝送路151、152の一端には基地局が接続され、他端には終端器が接続されている。
前記各テーブル141、142の上にはそれぞれ漏洩伝送路151、152を介して基地局と無線通信する無線通信端末153、154が載置されている。前記無線通信端末153は前記漏洩伝送路151と確実に通信を行うように下方に向いた指向性D3を持っている。また、前記無線通信端末154は前記漏洩伝送路152と確実に通信を行うように上方に向いた指向性D4を持っている。
このような構成においては、無線通信端末153からの電波は、漏洩伝送路151へは届くが、隣のテーブル142上で利用されている無線通信端末154までは届かない。同様に、無線通信端末154からの電波は、漏洩伝送路152へは届くが、隣のテーブル141上で利用されている無線通信端末153までは届かない。従って、それぞれの送信電波がお互いの干渉波とはならず、各無線通信端末153、155は、それぞれの基地局と確実に通信を行うことができる。
なお、前述した第7の実施の形態における無線通信端末149、150のアンテナ及び第8の実施の形態における無線通信端末153、154のアンテナとして、例えば、複数のアンテナ素子を配列し、各アンテナの給電位相や給電振幅を変えることにより指向性を構成するアレーアンテナを使用すれば、振幅と位相を制御することで指向性を変化させることができる。
すなわち、第7の実施の形態における無線通信端末149、150として使用する場合は振幅と位相を制御することで指向性を上方へ向け、第8の実施の形態における無線通信端末153、154として使用する場合は振幅と位相を制御することで指向性を下方へ向ける。このようにすれば、1つの無線通信端末を第7の実施の形態の場合と第8の実施の形態の場合とで共用することができる。
また、アレーアンテナを使用せずに上方に指向性を持った送受信アンテナと下方に指向性を持った送受信アンテナを設け、これを切替えるようにしてもよい。すなわち、図13に示すように、無線通信端末160のサーキュレータ72に切替え器79の共通接点cを接続している。そして、前記切替え器79の一方の接点aに上方に指向性を持った送受信アンテナ80を接続し、他方の接点bに下方に指向性を持った送受信アンテナ81を接続している。
このように、2つの送受信アンテナ80、81を持った無線通信端末160を使用しても、第7の実施の形態における無線通信端末として使用する場合は切替え器79の共通接点cを接点aに接続して上方に指向性を持った送受信アンテナ80を使用し、第8の実施の形態における無線通信端末として使用する場合は切替え器79の共通接点cを接点bに接続して下方に指向性を持った送受信アンテナ81を使用する。このようにすれば、1つの無線通信端末を第7の実施の形態の場合と第8の実施の形態の場合とで共用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 同実施の形態で使用する無線通信端末の構成を示すブロック図。 同実施の形態で使用する無線通信端末の記憶部の記憶情報を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 同実施の形態で使用する無線通信端末の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の第6の実施の形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図。 同実施の形態の動作を説明するための図。 本発明の第7の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 本発明の第8の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図。 図11及び図12で使用する無線通信端末の変形例を示すブロック図。
符号の説明
1〜6…通信エリア、11,21,31,41,51,61…基地局、12,22,32,42,52,62…漏洩伝送路、14,24,34,44,54,64…無線通信端末、75…制御部、78…記憶部。

Claims (1)

  1. 基地局に漏洩伝送路を接続して形成される通信エリアを複数配置し、各通信エリア内で無線通信端末が漏洩伝送路を介して基地局と無線通信を行う無線LANシステムにおいて、
    前記各通信エリアの基地局にそれぞれ無線通信のためのチャネルを、通信エリアが隣り合う基地局同士では異なるチャネルを使用するように、通信エリアが隣り合わない少なくとも2つの基地局では同じチャネルを使用するように割り当て、
    前記無線通信端末は、前記各通信エリアの基地局毎にその基地局に割り当てられたチャネルとそれぞれの通信エリア内での送信パワーとして「強」または「弱」を設定するための記憶部を設け、基地局と無線通信する時には前記記憶部の設定情報に従って当該通信エリアの送信パワーで無線通信するものであり、前記記憶部の前記同じチャネルを使用しない基地局に対しては、その基地局と無線通信する時の送信パワーとして「強」を設定し、前記記憶部の前記同じチャネルを使用する基地局に対しては、その基地局と無線通信する時の送信パワーとして、前記同じチャネルを使用しない基地局との無線通信に対して設定された送信パワー「強」よりも低いレベルで、かつ前記同じチャネルを使用する基地局と無線通信する無線通信端末同士がお互いに不要な電波を受信することの無いレベルの送信パワーを設定したことを特徴とする無線LANシステム。
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