JP2001285194A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP2001285194A
JP2001285194A JP2000101796A JP2000101796A JP2001285194A JP 2001285194 A JP2001285194 A JP 2001285194A JP 2000101796 A JP2000101796 A JP 2000101796A JP 2000101796 A JP2000101796 A JP 2000101796A JP 2001285194 A JP2001285194 A JP 2001285194A
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noise
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Kenichi Yoshida
憲一 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理部からのノイズの発生を低下させ
るためにデータ処理部の動作クロック周波数を低下させ
る従来システムでは、高速データ処理をすると、データ
処理が間に合わず、高速データ通信ができない。 【解決手段】 制御手段9は、誤り率測定手段6からの
測定誤り率が予め設定した第1のしきい値よりも高く、
かつ、受信電界強度測定手段5からの測定電界強度が予
め設定した第2のしきい値よりも強い場合は、受信周波
数帯とノイズ周波数が一致するかどうか比較し、両周波
数が一致した場合は、送信手段3を通して基地局へ送信
電力の上昇要求を行う。基地局は無線携帯端末からの上
記の送信電力上昇要求を受信したときは、送信電力を上
昇させて、要求した無線携帯端末へ送信する。無線携帯
端末は、希望波の電力が送信電力上昇要求前よりも上昇
しているので、希望波と不要波の比率において希望波の
比率が上がリ、受信感度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
係り、特に基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局であ
る無線携帯端末がデータ処理部を有し、基地局の間で音
声又はデータで無線通信する移動通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局
である無線携帯端末と基地局の間で無線通信する移動通
信システムにおいては、無線通信回線の通信品質を良好
に維持することが重要であり、通信品質を劣化させる各
種原因に対して、それぞれの原因に対応する対策が従来
より施されている。
【0003】上記の通信品質を劣化させる原因の一つと
して、無線携帯端末の処理能力の向上の要求から、無線
携帯端末内のデータ処理を司る中央処理装置(CPU)
として高速動作するものを使用した場合、高速CPUが
発生するノイズが同じ無線携帯端末内の無線送受信部に
飛び込み、その無線送受信部の感度を劣化させてしまう
ことがある。
【0004】このような無線携帯端末自体の高速データ
処理によるノイズの発生が原因で受信感度が低下する場
合の対策としては、単位時間毎に制御信号の受信電界強
度と誤り率(符号間干渉量)の双方を測定し、両測定結
果に応じて通信品質を表示することで通信品質の劣化を
使用者に通知する方法(特開平9−135203号公
報)を適用したり、基地局との間の上り周波数、下り周
波数の一方又は両方での干渉波の混入発生を無線携帯端
末が検出して基地局へ通知し、基地局がその通知に基づ
いて、通知した無線携帯端末に対して他のタイムスロッ
ト又は通信キャリア周波数を割り当てる方法(特開平1
1-55728号公報)を適用することが考えられる。
【0005】また、無線携帯端末内のデータ処理部によ
るデータ処理の動作クロック周波数を、無線送受信処理
部による受信電界強度が小なるほど低下させることによ
り、データ処理部から発生されるノイズを低減させて受
信性能を確保する移動通信システムも従来より知られて
いる(特開平11-112442号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、特開平9−
135203号公報記載の発明を適用した場合は、受信
電界強度と誤り率を測定することにより、より正確な通
信品質を使用者に伝えることは可能であるが、通信品質
劣化の改善手段を有していないため、無線携帯端末の使
用者は受信状態の良い場所へ移動することにより対応す
るしかなかった。また、特開平11−55728号公報
記載の発明を適用した場合は、干渉波が混入した際は使
用周波数を変更するようにしているため、干渉波の混入
するある周波数帯域は使用できなくなり、周波数の利用
効率が大きく低下するという問題がある。
【0007】更に、特開平11-112442号公報記載
の従来の移動通信システムでは、ノイズの発生を低下さ
せるためにデータ処理部の動作クロック周波数を低下さ
せるようにしているため、高速データ処理をすると、デ
ータ処理が間に合わずデータを受信しきれなくなり、高
速データ通信ができないという問題がある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
無線携帯端末において端末自体の高速データ処理による
ノイズの発生が原因で受信感度が低下した際に、基地局
の送信電力を上昇させることにより、通信品質の劣化を
低減し、しかも高速データ通信も可能な移動通信システ
ムを提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、周波数の利用
効率を犠牲にすることなく、無線携帯端末自体の高速デ
ータ処理によるノイズの発生による受信感度の低下を低
減し得る移動通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局で
ある無線携帯端末がデータ処理部を有し、基地局の間で
音声又はデータの無線通信を行う移動通信システムにお
いて、無線携帯端末は、通信品質の劣化を検出する検出
手段と、データ処理部から放出されるノイズの周波数の
データを予め記憶しているノイズ周波数記憶手段と、検
出手段により通信品質の劣化が検出されたときは、現在
受信に使用している周波数帯を確認し、その受信周波数
帯とノイズ周波数記憶手段からのノイズ周波数とが一致
するかどうか比較する比較手段と、比較手段により一致
の比較結果が得られたときは、送信電力上昇要求を基地
局へ送信する送信制御手段とを有し、基地局は、送信電
力上昇要求を受信したときは、該送信電力上昇要求をし
た無線携帯端末への送信電力を上昇して送信を行う送信
電力制御手段を有する構成としたものである。
【0011】この発明では、無線携帯端末が基地局との
無線回線の通信品質の劣化を検出したときは、現在受信
に使用している周波数帯を確認し、その受信周波数帯と
自端末内のデータ処理部が放出するノイズ周波数とが一
致するかどうか比較し、一致の比較結果が得られたとき
は、データ処理部からのノイズが原因で受信感度が低下
している可能性があると判断することができる。
【0012】また、この発明では、上記の一致の比較結
果が得られたときに、送信電力上昇要求を基地局へ送信
し、基地局の送信電力を上昇させるようにしたため、無
線携帯端末で受信する希望波の電力が送信電力上昇要求
前よりも上昇し、希望波と不要波の比率において希望波
の比率を上げることができる。
【0013】また、本発明は、上記の検出手段を、受信
電界強度測定手段と、受信信号の誤り率を測定する誤り
率測定手段と、誤り率測定手段により測定した誤り率が
予め設定した第1のしきい値よりも高く、かつ、受信電
界強度測定手段により測定した電界強度が予め設定した
第2のしきい値よりも強い条件を満足するときにのみ、
通信品質劣化と判定する判定手段とより構成したことを
特徴とする。
【0014】無線携帯端末がノイズを受信しているとき
には、受信電界強度が強くなるが、それと同時に誤り率
も高くなる。そのため、本発明では、無線携帯端末に設
けた、受信電界強度測定手段により電界強度が強く、か
つ、誤り率測定手段により誤り率が高いと判定したとき
は、ノイズで受信感度が低下している通信品質劣化であ
ると判断することができる。
【0015】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、無線携帯端末は、送信電力上昇要求の送信後におい
ても、検出手段により品質劣化が検出されるときは、基
地局へ使用周波数の変更要求を送信する使用周波数変更
要求手段と、使用周波数の変更要求により使用周波数の
変更が行われた後においても、検出手段により品質劣化
が検出されるときには、データ処理部の動作周波数を低
下させる動作周波数制御手段とを更に有することを特徴
とする。
【0016】この発明では、基地局の送信電力を上昇さ
せ希望波の電力を上昇させても、通信品質の劣化が改善
されない場合は、使用周波数の変更、更にはデータ処理
部の動作周波数を低下させることにより、ノイズの発生
を低減することができる。
【0017】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、無線携帯端末は、基地局の間で無線通信している通
信内容が音声かデータかを判別する通信内容判別手段を
有し、送信制御手段は、通信内容判別手段によりデータ
通信していると判別したときは、音声通信していると判
別したときに比べて、検出手段により低いしきい値で品
質劣化を検出させ、比較手段により一致の比較結果が得
られたときに、送信電力上昇要求を基地局へ送信するこ
とを特徴とする。
【0018】この発明では、通信内容が音声の場合は再
生するのに大量のデータは必要としない上、多少の誤り
は許容されるのに対し、通信内容がデータの場合は、誤
りがある場合は再送する必要があり、通信品質は非常に
重要な要素であるので、通信内容がデータの場合には、
音声通信のときよりも僅かな通信品質劣化でも基地局に
対する送信電力上昇要求制御を行う。
【0019】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局である無線
携帯端末がデータ処理部を有し、基地局の間で音声又は
データの無線通信を行う移動通信システムにおいて、無
線携帯端末は、通信品質を測定する通信品質測定手段
と、通信品質測定手段により得られた測定結果を基地局
へ送信する送信手段とを有し、基地局は、無線携帯端末
から送信された通信品質測定結果を受信する受信手段
と、各種の無線携帯端末のデータ処理部のそれぞれから
放出されるノイズの周波数のデータを予め記憶している
各種端末ノイズデータ保持手段と、受信手段で受信され
た通信品質結果に基づき、通信品質が劣化しているかど
うか判断し、該通信品質が劣化していると判断したとき
は、現在使用している周波数帯を確認すると共に、各種
端末ノイズデータ保持手段から通信中の無線携帯端末に
対応したノイズ周波数を読み出して両者を比較し、これ
ら使用周波数帯とノイズ周波数とが一致するときにの
み、送信電力上昇制御信号を出力する送信電力上昇判断
手段と、送信電力上昇制御信号が入力されたときは、通
信中の無線携帯端末への送信電力を上昇して送信を行う
送信手段とを有する構成としたものである。
【0020】この発明では、基地局内の送信電力上昇判
断手段が無線携帯端末との無線回線の通信品質の劣化を
検出したときは、現在受信に使用している周波数帯を確
認し、その受信周波数帯と通信中の無線携帯端末内のデ
ータ処理部が放出するノイズ周波数とが一致するかどう
か比較し、一致の比較結果が得られたときは、上記デー
タ処理部からのノイズが原因で受信感度が低下している
可能性があると判断して、送信手段の送信電力を上昇さ
せるようにしたため、通信中の無線携帯端末で受信する
希望波の電力を上昇させ、希望波と不要波の比率におい
て希望波の比率を上げることができる。
【0021】また、この発明では、上記の送信電力上昇
判断手段と各種の無線携帯端末のデータ処理部のそれぞ
れから放出されるノイズの周波数のデータを予め記憶し
ている各種端末ノイズデータ保持手段を基地局内に有し
ているため、無線携帯端末内にはそのデータ処理部が放
出するノイズ周波数を記憶しておく手段を不要にでき
る。
【0022】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、無線携帯端末内の通信品質測定手段を、受信電界強
度測定手段と受信信号の誤り率を測定する誤り率測定手
段とよりなる構成とし、基地局内の送信電力上昇判断手
段を、誤り率測定手段により測定した誤り率が予め設定
した第1のしきい値よりも高く、かつ、受信電界強度測
定手段により測定した電界強度が予め設定した第2のし
きい値よりも強い通信品質測定結果を入力されたときに
のみ、通信品質劣化と判断することを特徴とする。
【0023】この発明では、無線携帯端末がノイズを受
信しているときには、受信電界強度が強くなるが、それ
と同時に誤り率も高くなるため、無線携帯端末に設け
た、受信電界強度測定手段及び誤り率測定手段により得
られた通信品質結果を基地局が受信し、送信電力上昇判
断手段が電界強度が強く、かつ、誤り率が高いと判定し
たときは、通信中の無線携帯端末が自端末内のデータ処
理部から放出するノイズで受信感度が低下していると判
断することができる。
【0024】また、本発明は、基地局を、無線携帯端末
の間で無線通信している通信内容が音声かデータかを判
別する通信内容判別手段を有し、送信電力上昇判断手段
を、通信内容判別手段によりデータ通信していると判別
したときは、音声通信していると判別したときよりも低
いしきい値で通信品質が劣化しているか否か判断し、通
信品質劣化判断時に、送信電力上昇制御信号を送信手段
へ出力することを特徴とする。
【0025】この発明では、通信内容が音声の場合は再
生するのに大量のデータは必要としない上、多少の誤り
は許容されるのに対し、通信内容がデータの場合は、誤
りがある場合は再送する必要があり、通信品質は非常に
重要な要素であるので、通信内容がデータの場合に、音
声通信のときに比べて僅かな通信品質劣化でも基地局に
おいて送信電力上昇要求制御を行う。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の各実施の形態につ
いて、図面と共に説明する。図1は本発明になる移動通
信システムの第1の実施の形態の無線携帯端末のブロッ
ク図を示す。本実施の形態の無線携帯端末は、無線部1
とデータ処理部2とから構成されている。無線部1は、
基地局(図示せず)への無線データ送信を行う送信手段
3と、前記基地局からの無線データ受信を行う受信手段
4と、無線データ受信時の電界強度を測定する受信電界
強度測定手段5と、受信データの誤り率を測定する誤り
率測定手段6とから構成される。
【0027】データ処理部2は、データ処理部2から発
生するノイズの周波数成分を事前に測定し無線部1に影
響を及ぼす周波数を記憶するノイズ周波数記憶手段7
と、データ処理を行う動作周波数を制御する動作周波数
制御手段8と、送受信データの処理を行う制御手段9
と、データ処理に必要なデータを記憶する記憶手段10
と、データ処理の結果を表示する表示手段11と、その
他端末における各種制御を行う周辺回路制御手段12と
から構成される。
【0028】次に、本実施の形態の動作について、図2
のフローチャートを併せ参照して説明する。図示しない
基地局からの送信信号は受信手段4により受信され、受
信手段4からの受信信号が受信電界強度測定手段5と誤
り率測定手段6にそれぞれ供給される(ステップ10
1)。受信電界強度測定手段5は、入力された受信信号
の電界強度を測定し(ステップ102)、誤り率測定手
段6は、入力された受信信号の誤り率を公知の方法で測
定する(ステップ103)。
【0029】データ処理部2内の制御手段9は、上記の
電界強度の測定結果と誤り率の測定結果とを入力として
受け、誤り率が予め設定した第1のしきい値よりも高
く、かつ、電界強度が予め設定した第2のしきい値より
も強いかどうか判断する(ステップ104)。少なくと
も誤り率が予め設定した第1のしきい値以下であるか、
あるいは電界強度が予め設定した第2のしきい値以下で
ある場合は、データ処理部2からのノイズの影響で受信
感度が低下したわけではないと判断し、通常の処理へと
移行する(ステップ109)。
【0030】一方、誤り率が予め設定した第1のしきい
値よりも高く、かつ、電界強度が予め設定した第2のし
きい値よりも強い場合は、受信電界強度が強いにも拘ら
ず、データ誤りが多いので、制御手段9はデータ処理部
2で発生したノイズにより無線部1の受信感度が低下し
ている可能性があると判断して、受信手段4より受信チ
ャネル(CH)の情報を取得して現在受信に使用してい
る周波数帯を確認する(ステップ105)と共に、ノイ
ズ周波数記憶手段7よりデータ処理部2が放出するノイ
ズ周波数の情報(ノイズデータ)を確認する(ステップ
106)。このノイズ周波数の情報は事前に測定された
データで、無線特性に影響を与える可能性のあるノイズ
周波数である。
【0031】制御手段9は、上記の受信周波数帯とノイ
ズ周波数が一致するかどうか比較し(ステップ10
7)、両周波数が一致しない場合は、データ処理部2か
らのノイズの影響で受信感度が低下したわけではないと
判断し、通常の処理へと移行する(ステップ109)。
一方、上記の受信周波数帯とノイズ周波数が一致した場
合は、データ処理部2からのノイズの影響で受信感度が
低下したと判断し、送信手段3を通して基地局へ送信電
力の上昇要求を行う(ステップ108)。その後、通常
の処理へと移行する(ステップ109)。
【0032】基地局は無線携帯端末からの上記の送信電
力上昇要求を受信したときは、送信電力を例えば予め設
定したゲイン分上昇させて、要求した無線携帯端末へ送
信する。無線携帯端末は、基地局から送信されて無線部
1で受信する希望波の電力が上記の送信電力上昇要求前
よりも上昇しているので、希望波と不要波の比率におい
て希望波の比率が上がり、これによりデータ処理部2か
らのノイズが無線部1に飛び込んでも受信感度を、受信
位置を移動しなくても実質的に向上させることができ
る。
【0033】また、本実施の形態では、使用周波数帯を
切り替えることなく受信感度を実質的に向上させること
ができるので、周波数利用効率を低下させることはな
く、また、データ処理部2の動作クロック周波数を低下
させるものではないので、高速データ処理に支障をもた
らすことなく、受信感度を実質的に向上できる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本実施の形態における無線携帯端末の構成は
図1のブロック図と同じである。この実施の形態では、
制御手段9が送信電力上昇要求後も誤り率測定手段6の
測定結果を監視し、基地局の送信電力を上昇させ希望波
の電力を上昇させたにもかかわらず、誤り率に十分な改
善が確認できない場合は、制御手段9は送信手段3に周
波数の変更を要求する。
【0035】これにより、送信手段3は基地局に使用周
波数の変更を要求し、通信品質を改善可能な受信チャネ
ルを探して移行する。また、前記使用周波数変更によっ
ても誤り率に十分な改善が確認されない場合は、受信手
段4は動作周波数制御手段8へ制御手段9の動作周波数
を低下させるように要求する。従って、この実施の形態
では、基地局の送信電力を上昇させ希望波の電力を上昇
させたにもかかわらず、誤り率に十分な改善が確認でき
ない場合は、従来と同様に他の周波数へ移行し、それで
も誤り率の改善が確認できない場合に、従来と同様にデ
ータ処理部2の動作周波数を低下させて、ノイズの発生
を低減する。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本実施の形態における無線携帯端末の構成は
図1のブロック図と同じである。この実施の形態では、
制御手段9は誤り率測定結果に基づき決定する通信品質
の判断基準を、通信の内容によって変える点に特徴があ
る。すなわち、この実施の形態では、通信の内容は音声
の場合とコンピュータデータなどのデータの場合が考え
られる。音声の場合は再生するのに大量のデータは必要
としないうえ、多少の誤りは許容されるので、通信品質
が多少劣化していても問題ないと判断できる。反対に、
データ転送の場合は誤りがある場合は再送する必要があ
るため、通信品質は非常に重要となる。
【0037】そこで、この実施の形態の受信手段4は、
無線データ受信時に音声かデータかを判断し、その判断
結果を制御手段9に通知する。制御手段9は受信信号が
音声信号の場合、多少の通信品質の劣化は問題ないと判
断し、基地局への送信電力の上昇要求を、誤り率が前記
第1のしきい値よりも高い第3のしきい値を越えるまで
は(誤り率が劣化するまでは)行わない。
【0038】逆に、受信信号がデータの場合は、制御手
段9は通信品質の劣化を改善するために、誤り率が前記
第1のしきい値を越えた場合、あるいは第1のしきい値
よりも低い第4のしきい値を越えたときに基地局へ送信
電力の上昇を要求する。すなわち、受信信号がデータの
場合は、音声信号のときには送信電力の上昇要求を行わ
ないような僅かな誤り率の場合でも、送信電力の上昇要
求を行う。
【0039】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図3は本発明になる移動通信システムの第4
の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一
構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図
3に示すように、この第4の実施の形態は、無線携帯端
末13と基地局17とより構成されている。
【0040】無線携帯端末13は、無線部1とデータ処
理部2とよりなる点は、上記の各実施の形態と同様であ
るが、受信電界強度測定手段5で測定された受信電界強
度測定結果と、誤り率測定手段6で測定された誤り率測
定結果とは、制御手段14ではなく、無線部1内の送信
手段15に供給される点と、ノイズ周波数記憶手段7を
有していない点が各実施の形態と異なる。
【0041】基地局17は、無線携帯端末13へデータ
を送信する送信手段18と、無線携帯端末13からのデ
ータを受信する受信手段19と、各種の無線携帯端末の
データ処理手段から放出するノイズデータを記憶する各
種端末ノイズデータ保持手段20と、送信電力の上昇を
行うかどうか判断する送信電力上昇判断手段21とから
構成されている。
【0042】次に、図3の実施の形態の動作について、
図4のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、
基地局からの送信データは、無線携帯端末13内の受信
手段4により受信された後(ステップ201)、受信電
界強度測定手段5で電界強度が測定され(ステップ20
2)、誤り率測定手段6で誤り率が測定される(ステッ
プ203)。受信電界強度測定手段5で測定された受信
電界強度測定結果と、誤り率測定手段6で測定された誤
り率測定結果とは、送信手段15に供給され、これより
基地局17に送信される(ステップ204)。
【0043】基地局17では、受信手段19が上記の2
つの測定結果を受信し(ステップ205)、送信電力上
昇判断手段21へ通知する。送信電力上昇判断手段21
は、受信した上記の電界強度の測定結果と誤り率の測定
結果とを入力として受け、誤り率が予め設定した第1の
しきい値よりも高く、かつ、電界強度が予め設定した第
2のしきい値よりも強いかどうか判断する(ステップ2
07)。少なくとも誤り率が予め設定した第1のしきい
値以下であるか、あるいは電界強度が予め設定した第2
のしきい値以下である場合は、データ処理部2からのノ
イズの影響で受信感度が低下したわけではないと判断
し、通常の処理へと移行する(ステップ212)。
【0044】一方、誤り率が予め設定した第1のしきい
値よりも高く、かつ、電界強度が予め設定した第2のし
きい値よりも強い場合は、受信電界強度が強いにも拘ら
ず、データ誤りが多いので、送信電力上昇判断手段21
は無線携帯端末13内のデータ処理部2で発生したノイ
ズにより無線部1の受信感度が低下している可能性があ
ると判断して、受信手段19より受信チャネル(CH)
の情報を取得して現在受信に使用している周波数帯を確
認する(ステップ208)と共に、各種ノイズデータ保
持手段20よりデータ処理部2が放出するノイズ周波数
の情報(ノイズデータ)を取得する(ステップ20
9)。このノイズ周波数の情報は事前に測定されたデー
タで、無線特性に影響を与える可能性のあるノイズ周波
数である。
【0045】送信電力上昇判断手段21は、上記の受信
周波数帯とノイズ周波数が一致するかどうか比較し(ス
テップ210)、両周波数が一致しない場合は、データ
処理部2からのノイズの影響で受信感度が低下したわけ
ではないと判断し、通常の処理へと移行する(ステップ
212)。一方、上記の受信周波数帯とノイズ周波数が
一致した場合は、データ処理部2からのノイズの影響で
受信感度が低下したと判断し、送信手段18の送信電力
の上昇制御を行う(ステップ211)。その後、通常の
処理へと移行する(ステップ212)。
【0046】無線携帯端末13は、基地局17から送信
されて無線部1で受信する希望波の電力が上記の送信電
力上昇要求前よりも上昇しているので、希望波と不要波
の比率において希望波の比率が上がり、これによりデー
タ処理部2からのノイズが無線部1に飛び込んでも受信
感度を、受信位置を移動しなくても実質的に向上させる
ことができる。
【0047】この第4の実施の形態では、送信電力上昇
判断手段21を基地局17の内部に持つことにより、既
存の無線携帯端末における前記送信電力制御も可能とな
る。つまり、各種の既存の無線携帯端末においてデータ
処理部2の放出するノイズ成分の測定をそれぞれ予め行
い、その測定結果のデータを端末の種類別に基地局の各
種端末ノイズデータ保持手段20に予め記憶しておく。
【0048】そして、通常運用時に基地局17内の送信
電力上昇判断手段21は受信手段19から端末情報を入
手し、その端末情報に応じて、各種端末ノイズデータ保
持手段20の記憶ノイズデータを選択する。こうするこ
とにより、ノイズ周波数記憶手段7を有していない既存
の無線携帯端末はそのまま使用可能で、基地局17にて
対応するだけで移動通信システムにおける送信電力制御
方法に対応させることが可能となる。
【0049】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。本実施の形態における基地局の構成は図3の
ブロック図の基地局17と同じである。この実施の形態
では、送信電力上昇判断手段21は誤り率測定結果に基
づき決定する通信品質の判断基準を、通信の内容によっ
て変える点に特徴がある。すなわち、この実施の形態で
は、通信の内容は音声の場合とデータの場合が考えられ
る。音声の場合は再生するのに大量のデータは必要とし
ないうえ、多少の誤りは許容されるので、通信品質が多
少劣化していても問題ないと判断できる。反対に、デー
タ転送の場合は誤りがある場合は再送する必要があるた
め、通信品質は非常に重要となる。
【0050】そこで、この実施の形態の受信手段19
は、無線データ受信時に音声かデータかを確認し、その
確認結果を送信電力上昇判断手段21に通知する。送信
電力上昇判断手段21は受信信号が音声信号の場合、多
少の通信品質の劣化は問題ないと判断し、送信電力の上
昇制御を、誤り率が前記第1のしきい値よりも高い第3
のしきい値を越えるまでは(誤り率が劣化するまでは)
行わない。逆に、受信信号がデータの場合は、送信電力
上昇判断手段21は通信品質の劣化を改善するために、
誤り率が前記第1のしきい値を越えた場合、あるいは第
1のしきい値よりも低い第4のしきい値を越えたときに
送信電力の上昇制御を行う。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の種々の効果を有するものである。 (1)無線携帯端末内で発生するノイズで受信感度を低
下させている場合に、受信位置を移動しなくても、誤り
の無いデータ受信ができる。その理由は、無線携帯端末
が基地局との無線回線の通信品質の劣化を検出したとき
は、送信電力上昇要求を基地局へ送信し、基地局の送信
電力を上昇させることにより、無線携帯端末で受信する
希望波の電力を送信電力上昇要求前よりも上昇させ、希
望波と不要波の比率において希望波の比率を上げるよう
にしたため、無線携帯端末の受信感度が上がるためであ
る。 (2)使用周波数帯を切り替えることなく受信感度を向
上させることができるので、周波数利用効率を低下させ
ることはなく、また、データ処理部の動作クロック周波
数を低下させることなく受信感度を向上できるので、高
速データ処理に支障をもたらすこともない。 (3)無線携帯端末内において、ノイズで受信感度が低
下していることを検出することができる。その理由は、
無線携帯端末がノイズを受信しているときには、受信電
界強度が強くなるが、それと同時に誤り率も高くなるた
め、無線携帯端末に設けた、受信電界強度測定手段及び
誤り率測定手段により得られた通信品質結果に基づき、
電界強度が強く、かつ、誤り率が高いことを判定するよ
うにしているためである。 (4)無線携帯端末の受信感度の低下が、自端末内のデ
ータ処理部からのノイズに起因するものであることを検
出することかできる。その理由は、無線携帯端末が基地
局との無線回線の通信品質の劣化を検出したときは、現
在受信に使用している周波数帯を確認し、その受信周波
数帯と自端末内のデータ処理部が放出するノイズ周波数
とが一致するかどうか比較するようにしているためであ
る。 (5)無線携帯端末のデータ処理部が発生するノイズの
周波数成分を確認することができる。その理由は、無線
携帯端末のデータ処理部が発生するノイズの周波数成分
の測定を事前に行い、受信特性に影響を及ぼすノイズの
周波数をノイズ周波数記憶手段に予め記憶しており、こ
のノイズ周波数と受信周波数が一致したときに通信品質
の劣化と判断するためである。 (6)ノイズ周波数記憶手段を有しない無線携帯端末に
対しても、基地局との間で誤りの無いデータ送受信がで
きる。その理由は、基地局内の送信電力上昇判断手段が
無線携帯端末との無線回線の通信品質の劣化を検出した
ときは、現在受信に使用している周波数帯を確認し、そ
の受信周波数帯と通信中の無線携帯端末内のデータ処理
部が放出するノイズ周波数とが一致するかどうか比較
し、一致の比較結果が得られたときは、送信手段の送信
電力を上昇させることにより、通信中の無線携帯端末で
受信する希望波の電力を上昇させ、希望波と不要波の比
率において希望波の比率を上げ、これにより無線携帯端
末の受信感度が上がるためである。 (7)無線携帯端末内のデータ処理部が放出するノイズ
周波数を記憶しておく手段を不要にできると共に、既存
の無線携帯端末を使用できる。その理由は、送信電力上
昇判断手段と各種の無線携帯端末のデータ処理部のそれ
ぞれから放出されるノイズの周波数のデータを予め記憶
している各種端末ノイズデータ保持手段を基地局内に有
しており、一方、既存の無線携帯端末は誤り率及び受信
電界強度を基地局へ送信する手段を有しているためであ
る。 (8)通信内容に応じて適応的に無線携帯端末の受信感
度を向上できる。その理由は、通信内容が音声かデータ
のいずれかの場合、誤りがある場合は再送する必要があ
り、通信品質は非常に重要な要素であるデータの場合
に、基地局の送信電力上昇制御を行い、通信内容が誤り
がある程度許容される音声の場合は送信電力上昇制御を
行わないか、通信品質の判定基準を通信内容がデータの
場合よりも緩やかにしているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明移動通信システムの第1の実施の形態の
無線携帯端末のブロック図図である。
【図2】図1の動作説明用フローチャートである。
【図3】本発明移動通信システムの第4の実施の形態の
ブロック図である。
【図4】図3の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】 1 無線部 2 データ処理部 3、15、18 送信手段 4、19 受信手段 5 受信電界強度測定手段 6 誤り率測定手段 7 ノイズ周波数記憶手段 8 動作周波数制御手段 9、14 制御手段 10 記憶手段 11 表示手段 12 周辺回路制御手段 13 無線携帯端末 17 基地局 20 各種端末ノイズデータ保持手段 21 送信電力上昇判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/00 H04L 27/00 A Z Fターム(参考) 5K004 AA01 BA02 BB02 5K033 AA01 DA19 DB09 DB20 EA02 EA06 5K034 AA01 EE03 EE09 FF02 HH01 HH02 TT02 5K067 AA11 AA23 BB02 DD11 DD43 DD45 DD51 EE02 EE10 FF02 GG08 HH22 HH23 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局
    である無線携帯端末がデータ処理部を有し、前記基地局
    の間で音声又はデータの無線通信を行う移動通信システ
    ムにおいて、 前記無線携帯端末は、 通信品質の劣化を検出する検出手段と、 前記データ処理部から放出されるノイズの周波数のデー
    タを予め記憶しているノイズ周波数記憶手段と、 前記検出手段により通信品質の劣化が検出されたとき
    は、現在受信に使用している周波数帯を確認し、その受
    信周波数帯と前記ノイズ周波数記憶手段からのノイズ周
    波数とが一致するかどうか比較する比較手段と、 前記比較手段により一致の比較結果が得られたときは、
    送信電力上昇要求を前記基地局へ送信する送信制御手段
    とを有し、前記基地局は、前記送信電力上昇要求を受信
    したときは、該送信電力上昇要求をした前記無線携帯端
    末への送信電力を上昇して送信を行う送信電力制御手段
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、受信電界強度測定手段
    と、受信信号の誤り率を測定する誤り率測定手段と、前
    記誤り率測定手段により測定した誤り率が予め設定した
    第1のしきい値よりも高く、かつ、前記受信電界強度測
    定手段により測定した電界強度が予め設定した第2のし
    きい値よりも強い条件を満足するときにのみ、通信品質
    劣化と判定する判定手段とよりなることを特徴とする請
    求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記無線携帯端末は、前記送信電力上昇
    要求の送信後においても、前記検出手段により品質劣化
    が検出されるときは、前記基地局へ使用周波数の変更要
    求を送信する使用周波数変更要求手段と、前記使用周波
    数の変更要求により使用周波数の変更が行われた後にお
    いても、前記検出手段により品質劣化が検出されるとき
    には、前記データ処理部の動作周波数を低下させる動作
    周波数制御手段とを更に有することを特徴とする請求項
    1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記無線携帯端末は、前記基地局の間で
    無線通信している通信内容が音声かデータかを判別する
    通信内容判別手段を有し、前記送信制御手段は、前記通
    信内容判別手段によりデータ通信していると判別したと
    きは、音声通信していると判別したときよりも低いしき
    い値で前記検出手段により品質劣化を検出させ、比較手
    段により一致の比較結果が得られたとき、送信電力上昇
    要求を前記基地局へ送信することを特徴とする請求項1
    記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 基地局の無線ゾーン内に在圏する移動局
    である無線携帯端末がデータ処理部を有し、前記基地局
    の間で音声又はデータの無線通信を行う移動通信システ
    ムにおいて、 前記無線携帯端末は、 通信品質を測定する通信品質測定手段と、 前記通信品質測定手段により得られた測定結果を前記基
    地局へ送信する送信手段とを有し、前記基地局は、 前記無線携帯端末から送信された前記通信品質測定結果
    を受信する受信手段と、 各種の前記無線携帯端末の前記データ処理部のそれぞれ
    から放出されるノイズの周波数のデータを予め記憶して
    いる各種端末ノイズデータ保持手段と、 前記受信手段で受信された前記通信品質結果に基づき、
    通信品質が劣化しているかどうか判断し、該通信品質が
    劣化していると判断したときは、現在使用している周波
    数帯を確認すると共に、前記各種端末ノイズデータ保持
    手段から通信中の前記無線携帯端末に対応したノイズ周
    波数を読み出して両者を比較し、これら使用周波数帯と
    前記ノイズ周波数とが一致するときにのみ、送信電力上
    昇制御信号を出力する送信電力上昇判断手段と、 前記送信電力上昇制御信号が入力されたときは、通信中
    の前記無線携帯端末への送信電力を上昇して送信を行う
    送信手段とを有することを特徴とする移動通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記通信品質測定手段は、受信電界強度
    測定手段と受信信号の誤り率を測定する誤り率測定手段
    とよりなり、前記送信電力上昇判断手段は、前記誤り率
    測定手段により測定した誤り率が予め設定した第1のし
    きい値よりも高く、かつ、前記受信電界強度測定手段に
    より測定した電界強度が予め設定した第2のしきい値よ
    りも強い通信品質測定結果を入力されたときにのみ、通
    信品質劣化と判断することを特徴とする請求項5記載の
    移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記基地局は、前記無線携帯端末の間で
    無線通信している通信内容が音声かデータかを判別する
    通信内容判別手段を有し、前記送信電力上昇判断手段
    は、前記通信内容判別手段によりデータ通信していると
    判別したときは、音声通信していると判別したときより
    も低いしきい値で通信品質が劣化しているか否か判断
    し、該通信品質劣化判断時に、前記送信電力上昇制御信
    号を前記送信手段へ出力することを特徴とする請求項5
    記載の移動通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049292A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Toshiba Tec Corp 無線lanシステム
JP2009060655A (ja) * 2008-10-06 2009-03-19 Toshiba Tec Corp 無線lanシステム
WO2014103387A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 株式会社 東芝 通信装置及び通信方法
JP2017151593A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 Necプラットフォームズ株式会社 通信状態制御装置及び通信状態制御方法、組み込み装置、並びにコンピュータ・プログラム

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