JP4209994B2 - 遮断器のリフター装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出型回路遮断器の遮断器本体を引出枠から取り外すために使用されるリフター装置の安全性を確保する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遮断器のリフター装置が特開平9−200914号公報に開示されており、その全体図が遮断器を収納した配電盤1とともに図3に示されている。
【0003】
図3において、配電盤1には遮断器の引出枠2が取り付けられ、遮断器本体3は車輪4を備えており引出枠2に備えられた引出枠レール5上を移動自在である。リフター装置は、リフター枠6にリフターレール7とリフターレール7の昇降装置8を備えたものである。遮断器本体3を引出枠から取出すときは、リフターレール7の先端を引出枠レール5の先端に突き合わせて両レールが連続的なレールを構成するようにリフターレール7を移動・調整をする。
【0004】
一方、引出枠レール5の先端には、リフター装置を使用しない状態で遮断器本体3が引出枠レール5から脱落しないように遮断器ストッパ9が備えられている。図4に示されているようにこの遮断器ストッパ9は、軸10によって回転自在に保持され、例えば鎖線で示される状態に回転させてから自由状態にすると自重により反時計方向に回転しストッパピン11によってその回転が停止し垂直に立った状態となる。この状態で遮断器本体3が不意に移動しても車輪4が遮断器ストッパ9によってその移動が阻止され遮断器本体3が脱落することはない。この遮断器ストッパ9は、遮断器本体3をリフター装置に移動させるとき、図5に示されるように時計方向に回転させてリフターレール7に備えられた連結板12に端部を係合させて遮断器本体3の移動を可能にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来のリフター装置は、引出枠レール5と連結板12の重なり合う部分に双方を貫通する孔5aと孔12aが形成されており、両方の孔に挿通する連結ロッド13を取り付けることによって遮断器本体の移動中に両レールが分離しないようにしているが、この連結ロッド13の取付作業を忘れると遮断器本体が落下して破損するという問題が有った。
【0006】
したがって、本発明の課題は、連結ロッドを挿通しなければ遮断器本体の移動をできないようにして安全性を確保できる遮断器のリフター装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、請求項1の発明は、引出枠に備えられた引出枠レールの端部と突き合わせることによって連続的なレールを形成するリフターレールを備え引出枠に収納された遮断器本体を取り外すリフター装置であって、両レールが突き合わされた状態を保持する連結部材と、自由状態において遮断器本体の取外し方向への移動を阻止し自由状態から回転した状態において遮断器本体の移動を可能にし、回転した状態は両レールの突合せ保持状態にある連結部材によって維持されうる遮断器ストッパと、を備えることとしている。
さらに、この発明は、両レールが突き合わされた状態で両レールには重なり合う部分が設けられ、連結部材は重なり合う部分を貫通する孔に挿通することによって両レールを連結するとともに鉤状のフックが設けられ、遮断器ストッパにはフックの鉤部と係合自在のフック受けを備えることとしている。
【0008】
このような構成により、連結部材が両レールが分離しないように保持した状態でなければ遮断器ストッパを遮断器本体が移動できる状態に維持できないようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1及び図2に示される実施例において説明する。なお、前述の従来の遮断器のリフター装置と実質的に同一の部分はその詳細説明及び図示を省略し、図示する場合は同一の符号を付すこととする。
【0011】
引出枠レール5の先端部には、軸14によって回転自在に保持されるとともにねじりばね15によって反時計方向に付勢された遮断器ストッパ16とその回転を制限するストッパピン11が備えられている。
【0012】
リフターレール7には連結板17と段曲げ板18が取り付けられており、リフターレール7と引出枠レール5とが突き合わされた状態を保持するための連結ロッド19には、先端が鉤状に形成されたフック20が備えられている。
【0013】
このように構成された本実施例のリフター装置を利用して遮断器本体を取り外すときは、両レールをつき合わせて連結ロッド19を連結板17と引出枠レール5の重なり合う部分に形成されたそれぞれの孔17aと孔5aに挿通するように取り付ける。このように取り付けることによって突合せ状態が維持される。次に、遮断器ストッパ16を図2の鎖線で示される状態よりさらに時計方向に回転させた状態を保持しながら、フック20の直線部が連結板17と段曲げ板18とによって形成される隙間に入り込むように反時計方向に回転させる。そして、フック20の鉤部と遮断器ストッパ16に取り付けられたフック受け21とが係合可能な位置になったとき遮断器ストッパ16を自由状態にすると反時計方向に回転して双方が係合した図2の鎖線で示される状態となる。この状態で遮断器ストッパ16は水平状態が維持され遮断器本体3の移動は自由であり、段曲げ板18によって連結ロッド19が抜けて脱落しないように考慮されている。なお、遮断器ストッパ16はねじりばね15によって付勢されているが自重によって反時計方向に回転するものであってもよい。
【0014】
上記に、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまでも例示であって、本発明の範囲は上記の発明の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した形態で実施され、連結部材で両レールが分離しないように連結しないかぎり遮断器ストッパを遮断器本体が移動できる状態に保持できないため、遮断器本体が落下することがなく安全に取外し作業ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遮断器のリフター装置の実施例のリフターレールが引出枠レールと突き合わされていない状態の要部を示す斜視図である。
【図2】図1の両レールが突き合わされ遮断器本体の移動が可能な状態における要部を示す側面図である。
【図3】従来の遮断器のリフター装置の全体を示す側面図である。
【図4】図3のリフターレールが引出枠レールと突き合わされていない状態の要部を示す側面図である。
【図5】図3の両レールが突き合わされ遮断器本体の移動が可能な状態における要部を示す側面図である。
【符号の説明】
2 引出枠
3 遮断器本体
5 引出枠レール
7 リフターレール
11 ストッパーピン
15 ねじりばね
16 遮断器ストッパ
17 連結板
18 段曲げ板
19 連結ロッド
20 フック
21 フック受け
Claims (1)
- 引出枠に備えられた引出枠レールの端部と突き合わせることによって連続的なレールを形成するリフターレールを備え前記引出枠に収納された遮断器本体を取り外すリフター装置であって、
前記両レールが突き合わされた状態を保持する連結部材と、
自由状態において前記遮断器本体の取外し方向への移動を阻止し前記自由状態から回転した状態において前記遮断器本体の移動を可能にし、前記回転した状態は前記両レールの突合せ保持状態にある前記連結部材によって維持されうる遮断器ストッパと、
を備えたことを特徴とし、
さらに、前記両レールが突き合わされた状態で前記両レールには重なり合う部分が設けられ、
前記連結部材は前記重なり合う部分を貫通する孔に挿通することによって前記両レールを連結するとともに鉤状のフックが設けられ、
前記遮断器ストッパには前記フックの鉤部と係合自在のフック受けが備えられている、遮断器のリフター装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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1999
- 1999-03-26 JP JP08269999A patent/JP4209994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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