JP4209729B2 - 椅子のヘッドレスト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子のヘッドレスト装置、特に、背凭れの上部より起立する枕支持杆の上端部に、ヘッドレストを上下方向に首振り可能として取り付ける取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、背凭れの上部より起立する枕支持杆の上端部に、ヘッドレストを左右方向を向く軸をもって枢着し、かつこの軸回りに、ばね等によりヘッドレストの上下方向の回動に抵抗力を付与する手段を設けたものが一般的である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−314268号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の装置では、抵抗力付与手段の構造が複雑であるとともに、軸着作業が繁雑であり、組み付けに時間がかかる等の問題がある。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ヘッドレストを簡単かつ迅速に枕支持杆に取り付けることができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかもヘッドレストを安定して支持しうるようにした椅子のヘッドレスト装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1)背凭れの上部から起立する枕支持杆の上端部前面に、前方に向かって突出する側面視凸型円弧状の枕受け面を設けるとともに、ヘッドレストにおける後部シェルの後面にも、前記枕受け面とほぼ同一曲率の側面視凹型円弧状の嵌合面を設け、この後部シェルに有頭軸の軸部が挿通しうる上下方向を向く長孔を設け、前記有頭軸の軸部を、前記枕受け面と同一曲率中心を有する後面を備えるとともに、前後方向に弾性変形可能で、前記長孔より幅の広い板ばね材を貫通させ、かつ前記長孔に挿通させて、前記枕受け面に止着することにより、前記後部シェルの嵌合面を前記枕受け面に上下方向に摺動可能として嵌合し、さらに、前記板ばね材における前記後部シェルの前面に対向する後面に、複数の凹部を上下方向に適宜の間隔で設け、また前記後部シェルの前面を、前記板ばね材後面と曲率中心を同一とするとともに、この後部シェル前面の前記凹部に対向する箇所に、この凹部と係合する凸部を設け、前記板ばね材の凹部を前記後部シェルの凸部に圧接させることにより、ヘッドレストを、前記枕受け面に沿って上下方向に首振り可能として、前記枕支持杆の上端部前面に装着する。
【0007】
(2)上記(1)項において、板ばね材の後面を、上下方向に連続する波形面とする。
【0008】
(3)上記(1)または(2)項において、後部シェル前面における凸部を、この後部シェル前面に設けた孔に一部が嵌合し、かつ前記板ばね材の凹部に摺接しながら回転するころとする。
【0009】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、有頭軸を、板ばね材と長孔を貫通して、枕受け面に止着されるボルトとする。
【0010】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、板ばね材の有頭軸で押さえ付けられる部分と、凹部が設けられた部分との間に、狭隘部を設ける。
【0011】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、枕支持杆の上端部を左右方向に二股状に分岐し、各分岐部の上端部に枕受け面と有頭軸とを設け、かつそれに対応して、ヘッドレストにおける後部シェルに長孔を、またこの後部シェルの後面に嵌合面を、それぞれ左右に1対ずつ設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図11は、本発明の一実施形態を備える椅子を示す。
【0013】
図1〜図3に示すように、この椅子は、脚(1)によって支持された支基(2)に、座(3)と背凭れ(4)とが互いに連動して後傾し得るようにして装着されている。
【0014】
背凭れ(4)は、前方を向く水平部(6a)(6a)の前端部が支基(2)に左右方向を向く軸(5)をもって枢着された側面視L字状をなす左右1対の背凭れ支持杆(6)(6)と、この背凭れ支持杆(6)(6)における水平部(6a)(6a)の後端から起立する起立部(6b)(6b)の上端同士を連結する左右方向を向く上部フレーム(7)と、両背凭れ支持杆(6)(6)における起立部の上部と下部との4個所に取り付けられ、着座者の背を直接受けるネット材よりなる背当部材(8)とからなっている。
【0015】
なお、背凭れ(4)を、背凭れ支持杆(6)(6)と上部フレーム(7)とが、厚肉の背当部材(8)内に一体的に埋設されたものとしてもよい。
【0016】
この実施形態では、背凭れ(4)における上部フレーム(7)に、ヘッドレスト装置(9)が取り付けられている。
ヘッドレスト装置(9)は、下端部が上部フレーム(7)に左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着され、かつ長手方向に伸縮可能としたほぼ上下方向を向く枕支持杆(10)の上端部に、ヘッドレスト(11)を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着したものよりなっている。
【0017】
図4〜図8に示すように、枕支持杆(10)は、下端部が上部フレーム(7)に枢着され、ほぼ上方を向くとともに、前面(側面)に縦長方形の開口(12)が設けられた平面視ほぼ三角形状の支持筒(13)と、この支持筒(13)内に上方より摺動自在に嵌合され、かつ上端部にヘッドレスト支持部(14)が形成されるとともに、上記開口(12)に対向する面に、被係合部である左右方向を向く複数の凹溝(15)が上下多段状に設けられた昇降杆(16)と、上記開口(12)を閉塞するように支持筒(13)の前面に着脱自在に設けられ、かつ昇降杆(16)の複数の凹溝(15)に選択的に弾性係合することにより、昇降杆(16)を所望の高さに保持しうる弾性変形可能な係合部である左右方向を向く丸棒状の突条(17)を有する閉塞部材(18)とを備えている。
【0018】
支持筒(13)の下端部は、左右方向に逆V字状の二股状をなして分岐し、両分岐部(19)(19)の下端部には、左右方向を向く筒部(20)(20)がそれぞれ設けられている。
【0019】
各筒部(20)は、上部フレーム(7)に止めねじ(21)をもって固着された左右1対の支持部材(支持部)(22)(22)の内側面に、左右方向を向く軸(23)をもって枢着されている。
【0020】
図4に示すように、この軸(23)は、拡径鍔部(24)の両側に、雄ねじ部(25)(26)を有し、かつ長い方の雄ねじ部(26)の基部の外周面にスパナ掛け用の1対の平削面(27)が形成された鍔付ボルトにより形成されている。
【0021】
一方の雄ねじ部(25)は、支持部材(22)を貫通して、その先端部に螺合する袋ナット(28)を締付けることにより、支持部材(22)に、他方の雄ねじ部(26)が互いに内方を向くようにして、固着されている。
【0022】
他方の雄ねじ部(26)には、左右の筒部(20)の内面における中間部に設けられた内向き鍔部(29)の中央孔(30)が挿通されるとともに、拡径鍔部(24)と内向き鍔部(29)との間、及び内向き鍔部(29)と、雄ねじ部(26)に螺合した締め付け手段をなす袋ナット(31)との間に、弾性体である1個または複数個の皿ばね(32)と1個または複数個の摩擦板(33)とからなる抵抗力付与手段(34)をそれぞれ介在させて、袋ナット(31)を締め付けることにより、支持筒(13)の軸(23)まわりの回動に所要の抵抗力を付与しうるようになっている。この抵抗力は、袋ナット(31)の締め付け量を調節することにより、調節することができる。
【0023】
なお、図4に示す例では、筒部(20)の内向き鍔部(29)より外側の抵抗力付与手段(34)は、1個の皿ばね(32)と3個の摩擦板(33)とからなるものとし、また、内向き鍔部(29)より内側の抵抗力付与手段(34)は、2個の皿ばね(32)と2個の摩擦板(33)とからなるものとしてある。
【0024】
各支持部材(22)の内側面における偏心部には、軸(23)と平行に突出する側面視円弧状の凸部(35)が一体的に形成されており、それに対向する筒部(20)の外端面には、円周方向の長さを凸部(35)の同方向の長さより大とした円弧状の凹部(36)が設けられ、凹部(36)に凸部(35)を嵌合することにより、支持筒(13)における軸(23)まわりの回動角度を、所要の範囲に規制しうるようにしてある。
【0025】
なお、凸部(35)を筒部(20)側に設け、かつ凹部(36)を支持部材(22)側に設けてもよい。
【0026】
図5〜図8に示すように、支持筒(13)の横断面形状は、後部中央に、前方に向かって90°の挾角をもって平面視V字状に拡開する頂角部を配設した直角二等辺三角形状とし、それに対向する昇降杆(16)の後面を、支持筒(13)の後部の前面にほぼ補形をなす形状とすることにより、昇降杆(16)が支持筒(13)内を、ねじれが生じることなく、常に円滑に上下動しうるようにしてある。
【0027】
支持筒(13)における後部中央の前面には、下端から上端よりやや下方の位置まで至る上下方向を向く溝条(37)が設けられており、それに対応する昇降杆(16)の下端後部には、常時は上記溝条(37)内に嵌合し、昇降杆(16)を予め定めた位置まで上昇させたとき、溝条(37)の上端に係合して、昇降杆(16)のそれ以上の上昇を阻止するようにした外向きの係合爪(38)が設けられている。
【0028】
この係合爪(38)を、昇降杆(16)の内方に向けて弾性変形可能なように、昇降杆(16)と一体的に形成することにより、これを内方に弾性変形させて、昇降杆(16)を支持筒(13)から上方に抜き出したり、または逆に差し込んだりすることができる。
【0029】
昇降杆(16)を支持筒(13)から抜き出すには、開口(12)から閉塞部材(18)を外し、開口(12)に指を挿入して、溝条(37)の上端に係合している係合爪を、内方に弾性撓曲させて、容易に係合を解除させればよい。
【0030】
閉塞部材(18)は、縦長の方形板状をなし、その下端部を、支持筒(13)の前面における開口(12)の下縁部の内側に挿入し、かつ上端部に設けたボス部(39)を、支持筒(13)の前面における開口(12)の上部に突設した突軸(40)に嵌合し、かつ突軸(40)の前端に止着した止めねじ(41)の頭部(41a)で、ボス部(39)を突軸(40)から抜け止めし、さらに、中位部の両側より後方に向けて延設した左右1対の外向き係止爪(42)を、支持筒(13)における開口(12)の中位部両側面に設けた係合溝(43)に嵌合係止することにより、支持筒(13)の前面に、開口(12)を閉塞するようにして取り付けられている。
【0031】
閉塞部材(18)の中央部には、上下方向を向く互いに平行な2条のスリット(44)(44)が設けられ、両スリット(44)(44)間に可撓片(45)が形成されている。
【0032】
可撓片(45)の上端部には、薄肉とした易撓曲片(46)が設けられ、その直下の可撓片(45)の上部後面に、上述の横向き丸棒状の突条(17)が後方に向かって突出するようにして設けられている。
【0033】
この可撓片(45)が前方に弾性撓曲することにより、突条(17)が、昇降杆(16)の複数の凹溝(15)に選択的に弾性係合して、昇降杆(16)を段階的な所望の高さに保持することができるのである。
【0034】
図5及び図9〜図11に示すように、昇降杆(16)の上端部は、左右方向に開きかつ前方を向く二股V字状に形成し、各分岐部(47)の前端には、短寸の横向き軸部(48)と、その前面中央に突設した有頭軸(49)とからなるヘッドレスト支持部(14)がそれぞれ形成されている。横向き軸部(48)の前面は、前方に向かって突出する側面視凸形円弧状の枕受け面(48a)をなしている。
【0035】
ヘッドレスト(11)は、ほぼ倒立二等辺三角形状の後部シェル(50)の前面に、クッション材(51)と表装材(52)とを前面に張着したほぼ同形の前部シェル(53)を、着脱自在に取り付けたものよりなり、後部シェル(50)の後面には、枕受け面(48a)とほぼ同一曲率の側面視凹型円弧状の左右1対の嵌合面(54)(54)が形成されている。また、後部シェル(50)におけるこの嵌合面(54)と表裏をなす前面は、嵌合面(54)と曲率中心を同じくする円弧面(50a)としてある。円弧面(50a)には、有頭軸(49)の軸部(49a)が挿通しうるようにした、上下方向を向く左右1対の長孔(55)が設けられている。左右の長孔(55)(55)間の間隔は、左右の有頭軸(49)(49)間の間隔と同一である。
【0036】
図12〜図16に示すように、有頭軸(49)は、軸部(49a)と拡径頭部(49b)とからなるボルトで、軸部(49a)は枕受け面(48a)の法線の方向を向いている。有頭軸(49)は、全体として正面視ほぼ矩形で、枕受け面(48a)と曲率中心を同じくする曲面状の板ばね材(56)と、長孔(55)とを貫通して、枕受け面(48a)の中心部に挿入されたナット(57)に止着されている。
【0037】
板ばね材(56)は、後部シェル(50)に設けた長孔(55)より横幅が広いため、有頭軸(49)を止着すると、板ばね材(56)を介して、後部シェル(50)の嵌合面(54)は、枕受け面(48a)に一定の圧力で当接する。この後、前部シェル(53)を後部シェル(50)に取付けて、ヘッドレスト(11)の組み立てが完成する。
【0038】
板ばね材(56)は、有頭軸(49)の拡径頭部(49b)に押さえ付けられる取付部(56a)と狭隘部(56b)、ならびに回動調節部(56c)からなり、回動調整部(56c)の後面は、左右に延びる凹条(56d)と凸条(56e)が上下方向に交互に連続する側面視波形面となっている。回動調節部(56c)はそれ自身が弾性を有するが、取付部(56a)との間に狭隘部(56b)を設けたことにより、より前後方向に弾性変形しやすくなっている。
【0039】
後部シェル(50)における回動調節部(56c)に対応する箇所には、ころ受け孔(50b)が設けられ、このころ受け孔(50b)には円柱状のころ(58)が、その一部が埋設されるようにして装着されている。なお、ころ受け孔(50b)に嵌るころ(58)は、対向する凹条(56d)に嵌合しうる円柱形状の突起で代替することもできる。また、回動調節部(56c)ところ(58)は、取付部(56a)の両側に設けることもできる。
【0040】
有頭軸(49)を枕受け面(48a)に止着すると、取付部(56a)が枕受け面(48a)側に押さえ付けられることにより、回動調節部(56c)がころ(58)に圧接する。この際、ころ(58)は、回動調節部(56c)の波形面に摺接しながら適宜回転することにより、凹条(56d)がころ(58)と落ち着きよく圧接するように、回動調節部(56c)を誘導する。
【0041】
また、ヘッドレスト(11)を横向き軸部(48)を中心として上下方向に回動させると、後部シェル(50)は長孔(55)の上下の範囲内で有頭軸(49)に対して相対的に移動する。すなわち、後部シェル(50)に嵌め込まれたころ(58)が、上下に隣接する凹条(56d)に一段ずつ歩進的に弾性係合し、ヘッドレスト(11)の回動操作に節度感のある抵抗力を付与することができる。このとき、板ばね材(56)の狭隘部(56b)は、ころ(58)が回動調節部(56c)の凸条(56e)を前方に押圧しながら乗り越える際、回動調節部(56c)が前方に弾性的に変形しやすいようにする機能を果たす。なお、板ばね材(56)の取付部(56a)は、狭隘部(56b)および回動調節部(56c)とは別の部材とすることもできる。
【0042】
この実施形態によると、解除レバー等を操作することなく、枕支持杆(10)を前後方向に起倒させたり、ヘッドレスト(11)を枕支持杆(10)に対して回動させたりして、ヘッドレスト(11)の位置と向きとを、着座者の体型や着座姿勢に応じて、適時に簡単に最適な状態にすることができる。また、ヘッドレスト(11)の取り付けも、有頭軸(49)を二股に分かれた昇降杆(16)の上端部に一本ずつ締結するだけで、簡単に行うことができる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、ヘッドレストの後部シェルに設けた上下方向に延びる長孔とこの長孔より幅広の板ばね材を貫通させて、有頭軸を枕支持杆の上端部前面に設けた側面視凸型円弧状の枕受け面に止着することによって、後部シェルの側面視凹型円弧状の嵌合面を、同形状の枕受け面に嵌合し、かつ板ばね材の後面に上下方向に適宜の間隔で設けた複数の凹部の中の1つを、この凹部に対応する後部シェルの側面視凸型円弧状の前面に設けた凸部に圧接させることにより、ヘッドレストの装着をきわめて簡単に行なうことができるとともに、ヘッドレスト回動の際の抵抗力付与手段を簡単に形成することができる。
また、ヘッドレストを、わずかの外力により、妄りに上下に回動しないように、安定して支持することができる
【0044】
また、請求項1〜4記載の発明によると、ヘッドレストの回動操作に節度感を持たせることができるとともに、ヘッドレストを複数の位置で安定して支持することができる。
【0045】
請求項5記載の発明によると、係合片の弾性変形の程度が増し、より円滑にヘッドレストを回動させることができる。
【0046】
請求項6記載の発明によると、ヘッドレストを、左右2個所で、より安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える椅子の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、平面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う横断平面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大縦断側面図である。
【図6】図5VI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う縦断正面図である。
【図9】図5のIX−IX線に沿う横断平面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う縦断正面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う縦断側面図である。
【図12】係合片を後部シェルに圧接させて取付ける様子を示す、要部の分解斜視図である。
【図13】後部シェルに圧接させて取付けられた係合片を示す、要部の斜視図である。
【図14】後部シェルに圧接させて取付けられた係合片を示す正面図である。
【図15】図14のXV−XV線に沿う断面図である。
【図16】図14のXVI−XVI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
(1)脚
(2)支基
(3)座
(4)背凭れ
(5)軸
(6)支持杆
(6a)水平部
(6b)起立部
(7)上部フレーム
(8)背当部材
(9)ヘッドレスト装置
(10)枕支持杆
(11)ヘッドレスト
(12)開口
(13)支持筒
(14)ヘッドレスト支持部
(15)凹溝(被係合部)
(16)昇降杆
(17)突条(係合部)
(18)閉塞部材
(19)分岐部
(20)筒部
(21)止めねじ
(22)支持部材(支持部)
(23)軸
(24)拡径鍔部
(25)(26)雄ねじ部
(27)平削面
(28)袋ナット
(29)内向き鍔部
(30)中央孔
(31)袋ナット(締め付け手段)
(32)皿ばね
(33)摩擦板
(34)抵抗力付与手段
(35)凸部
(36)凹部
(37)溝条
(38)係合爪
(39)ボス部
(40)突軸
(41)止めねじ
(41a)頭部
(42)外向き係止爪
(43)係合溝
(44)スリット
(45)可撓片
(46)易撓曲片
(47)分岐部
(48)横向き軸部
(48a)枕受け面
(49)有頭軸
(49a)軸部
(49b)拡径頭部
(50)後部シェル
(50a)円弧面
(50b)ころ受け孔
(51)クッション材
(52)表装材
(53)前部シェル
(54)嵌合面
(55)長孔
(56)板ばね材
(56a)取付部
(56b)狭隘部
(56c)回動調節部
(56d)凹条
(56e)凸条
(57)ナット
(58)ころ

Claims (6)

  1. 背凭れの上部から起立する枕支持杆の上端部前面に、前方に向かって突出する側面視凸型円弧状の枕受け面を設けるとともに、ヘッドレストにおける後部シェルの後面にも、前記枕受け面とほぼ同一曲率の側面視凹型円弧状の嵌合面を設け、この後部シェルに有頭軸の軸部が挿通しうる上下方向を向く長孔を設け、前記有頭軸の軸部を、前記枕受け面と同一曲率中心を有する後面を備えるとともに、前後方向に弾性変形可能で、前記長孔より幅の広い板ばね材を貫通させ、かつ前記長孔に挿通させて、前記枕受け面に止着することにより、前記後部シェルの嵌合面を前記枕受け面に上下方向に摺動可能として嵌合し、さらに、前記板ばね材における前記後部シェルの前面に対向する後面に、複数の凹部を上下方向に適宜の間隔で設け、また前記後部シェルの前面を、前記板ばね材後面と曲率中心を同一とするとともに、この後部シェル前面の前記凹部に対向する箇所に、この凹部と係合する凸部を設け、前記板ばね材の凹部を前記後部シェルの凸部に圧接させることにより、ヘッドレストを、前記枕受け面に沿って上下方向に首振り可能として、前記枕支持杆の上端部前面に装着したことを特徴とする椅子のヘッドレスト装置。
  2. 板ばね材の後面を、上下方向に連続する波形面とした請求項1記載の椅子のヘッドレスト装置。
  3. 後部シェル前面における凸部を、この後部シェル前面に設けた孔に一部が嵌合し、かつ前記板ばね材の凹部に摺接しながら回転するころとした請求項1または2に記載の椅子のヘッドレスト装置。
  4. 有頭軸を、板ばね材と長孔を貫通して、枕受け面に止着されるボルトとした請求項1〜3のいずれかに記載の椅子のヘッドレスト装置。
  5. 板ばね材の有頭軸で押さえ付けられる部分と、凹部が設けられた部分との間に、狭隘部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の椅子のヘッドレスト装置。
  6. 枕支持杆の上端部を左右方向に二股状に分岐し、各分岐部の上端部に枕受け面と有頭軸とを設け、かつそれに対応して、ヘッドレストにおける後部シェルに長孔を、またこの後部シェルの後面に嵌合面を、それぞれ左右に1対ずつ設けた請求項1〜5のいずれかに記載の椅子のヘッドレスト装置。
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