JP4209700B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式のプリンタや複写機などの画像形成装置に使用される現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真方式の画像形成装置に用いられる2成分方式の現像装置の一例を図7,図8を用いて説明する。図7は従来の現像装置の概略斜視図、図8は図7のVIII−VIII線での矢視断面図である。
【0003】
潜像担持体6(図7では図示を省略)に近接もしくは接触するように現像剤担持体1を配置する。現像剤担持体1は、内部に設けられた複数の磁極からなる固定磁石1bと、その外周に矢印A方向に回転する現像ロール1aとを備える。現像ロール1aの外周面上にトナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤2が供給され、規制ブレード5により一定厚みに規制された現像ロール1aの表面に付着した現像剤が現像ロール1aの回転により現像領域30に搬送される。
【0004】
現像領域30では、現像ロール1aに印加されたバイアス電圧により生じた現像電界により、帯電したトナーが潜像担持体6に移動して、潜像担持体6に形成された静電潜像が現像される。
【0005】
現像されたトナーにより生じる電界は現像電界をうち消すので、潜像担持体6に付着したトナー量が増加しその電界が現像電界と釣り合うと、その時点で現像が終了する。従って、帯電量の高いトナーはトナーにより生じる電界が大きいので、現像に必要なトナー量が少なく、画像濃度が低くなる。逆に帯電量の低いトナーはトナーにより生じる電界が小さいので、現像に必要なトナー量が多く、画像濃度が高くなる。
【0006】
現像剤のトナー帯電量は攪拌時間に応じて増加し、一定の攪拌時間で一定の帯電量に飽和する。トナー濃度が低い現像剤では、飽和したトナー帯電量が高いので、画像濃度が薄くなり、逆にトナー濃度が高い現像剤では、トナー帯電量が低いので、画像上にトナー汚れやトナーの飛散が生じやすい。従って現像装置内で現像剤の攪拌の不足や不均一があると、トナー濃度むらや帯電むらが生じ、画像濃度むらや画像濃度変動が生じるという問題があった。
【0007】
この問題を解決するために、図7,図8に示すように、現像剤2の攪拌部材として、仕切板8を挟んで一対の攪拌スクリュー3,4を設け、攪拌スクリュー3,4の回転により、互いに回転軸方向に逆向きである矢印B、Cの方向に現像剤2を攪拌搬送する現像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。回転軸の両端部には仕切板8を切り欠いて現像剤2の受け渡し領域14が設けられ、現像剤2が一方の攪拌スクリューから他方の攪拌スクリューへ移動し、両攪拌スクリュー3,4に沿って現像剤2が循環する経路が形成される。循環経路内で現像剤2が搬送される際に攪拌され且つ帯電されるので、攪拌スクリュー3から現像ロール1aに供給された現像剤2によって画像濃度が一定かつ均一な画像が得られるとされている。また現像により消費されたトナーと同量のトナーが新たに循環経路内に供給され、循環経路内の現像剤と攪拌され、現像剤が常に一定のトナー濃度、帯電量に維持されるので、安定した画像を得ることができるとされている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−239970号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、装置全体が小型化・薄型化された画像形成装置や、複数の現像装置を備えるカラープリンター等においては、現像装置の占有できるスペースが小さいので、現像装置の大きさが小さくなり、現像装置に入れることができる現像剤の量が少なくなって、そのため現像剤が短期間で劣化し、現像装置の中の現像剤あるいは現像装置自体を頻繁に交換する必要があるという問題があった。
【0010】
現像装置の寿命を長くするため、現像装置から常に一定割合の現像剤を排出し、それに見合った現像剤を新たに現像装置へ供給するトリクル(trickle)と呼ばれる方法が知られている。しかしながら、この方法では、使用可能な現像剤も排出され、排出された現像剤は廃棄されるので効率が悪く、必要な現像剤の量が増してコストアップになるという問題があった。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑み、小型・低コストでかつ現像剤の寿命が長く、しかも濃度むらや濃度変動がない均一で安定した画像を得ることのできる現像装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の現像装置は、潜像担持体上の静電潜像を現像する現像領域へ現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像剤を搬送し前記現像剤担持体に供給するための第1の循環経路と、前記現像剤を搬送する第2の循環経路とを有する。
前記第1の循環経路は、第1の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第1搬送路と、第2の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第1及び第2搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、前記第1及び第2の攪拌スクリューは、等しい回転数で回転して現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成される。
前記第2の循環経路は、第3の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第3搬送路と、第4の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第4搬送路と、前記第3及び第4搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第3及び第4搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、前記第3及び第4の攪拌スクリューは、前記第1及び第2の攪拌スクリューよりも小さく且つ互いに等しい回転数で回転し、現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成される。
さらに、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間には仕切板が設けられ、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間の前記仕切板の中央部は切り欠かれて混合領域が形成され、前記混合領域を通じて前記第1の循環経路の現像剤と前記第2の循環経路の現像剤とが混合されて、互いに一方の循環経路の現像剤の一部が他方の循環経路へ移動されるように構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の現像装置は、現像剤を搬送し現像剤担持体に供給するための第1の循環経路と、現像剤を搬送する第2の循環経路とを有する。
前記第1の循環経路は、第1の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第1搬送路と、第2の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第1及び第2搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、前記第1及び第2の攪拌スクリューは、等しい回転数で回転して現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成される。
前記第2の循環経路は、第3の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第3搬送路と、第4の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第4搬送路と、前記第3及び第4搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第3及び第4搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、前記第3及び第4の攪拌スクリューは、前記第1及び第2の攪拌スクリューよりも小さく且つ互いに等しい回転数で回転し、現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成される。
さらに、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間には仕切板が設けられ、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間の前記仕切板の中央部は切り欠かれて混合領域が形成され、前記混合領域を通じて前記第1の循環経路の現像剤と前記第2の循環経路の現像剤とが混合されて、互いに一方の循環経路の現像剤の一部が他方の循環経路へ移動されるように構成される。
【0014】
これにより、現像剤の攪拌搬送が安定し、画像濃度が均一且つ安定した画像が得られる
【0018】
また、上記の本発明の現像装置において、前記第1の循環経路の現像剤搬送量が、前記第2の循環経路の現像剤搬送量よりも多いことが好ましい。ここで現像剤搬送量は単位時間に搬送される現像剤の重量で定義される。この好ましい構成によれば、第1の循環経路と第2の循環経路との間での現像剤の入れ替わり量を少なくすることができるので、第1の循環経路の現像剤のトナー濃度の変動を抑えることができる。また、第2の循環経路の現像剤を攪拌し搬送するための駆動エネルギーを抑えることができる。
【0021】
以下、本発明を実施の形態を示しながらより具体的に説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1にかかる現像装置の概略斜視図である。また図2は図1に示した現像装置のII−II線での矢視断面図である。
【0023】
現像剤担持体1は、内部に順に汲み上げ磁極N3、搬送磁極S2、現像磁極N1、搬送磁極S1、剥離磁極N2の5極の磁極を配置した固定磁石1bと、この外側にて矢印A方向に回転する現像ロール1aとを備え、現像ロール1aの回転によって現像剤2を担持搬送する。剥離磁極N2から一定の距離を離して、剥離磁極N2と同じ極性の汲み上げ磁極N3が配置されている。剥離磁極N2と汲み上げ磁極N3は同極で、この間の現像ロール1a表面には磁界が形成されていない。現像ロール1aは外径がφ12で、表面に数μmの凹凸を付けたアルミスリーブからなり、内部の固定磁石1bの磁力は現像磁極N1が95mTその他の磁極は60mTである。
【0024】
現像剤2は磁性キャリアとトナーとが一定の比率で混合されてなり、磁性キャリアは表面に樹脂コートがなされたフェライト粒子でその平均粒径は35μm、トナーはポリエステル樹脂等からなる粒子でその平均粒径は7μmである。
【0025】
現像剤担持体1上の現像剤2の層厚み規制をする規制部材として、規制ブレード5が現像剤担持体1との間に0.3mmの隙間を保持して、現像ロール1aの回転方向(矢印A)に対し、攪拌部材の下流側に配置されている。規制ブレード5は厚み2mmのアルミニウムからなる。
【0026】
現像剤の攪拌部材として、現像ケース7内に、外径12mm、ピッチ15mmのスクリューを有する2本の攪拌スクリュー3,4が、現像剤担持体1と平行に配置されている。両攪拌スクリュー3,4の間には現像剤2を仕切る、現像ケース7と一体に構成された仕切板8が設けられている。攪拌スクリュー3,4が、図示しない駆動部により等しい回転数で回転して現像剤2を回転軸方向に互いに逆向きに矢印B,Cの方向に攪拌搬送する。攪拌スクリュー3、4の両端部に対応する部分では仕切板8が切り欠かれて受け渡し領域14が形成されている。この受け渡し領域14を介して両攪拌スクリュー3,4の間で現像剤2の受け渡しが可能である。この結果、仕切板8と現像剤担持体1との間に、攪拌スクリュー3が現像剤2を矢印B方向に攪拌搬送する第1搬送路21が形成され、仕切板8と仕切板10との間に、攪拌スクリュー4が現像剤2を矢印C方向に攪拌搬送する第2搬送路22が形成される。そして、第1搬送路21と第2搬送路22とは、その各両端部が受け渡し領域14で接続されることにより、現像剤2を矢印B,C方向に攪拌しながら循環させる第1の循環経路11を形成する。
【0027】
さらに、攪拌スクリュー4と平行に、現像ケース7と一体に構成された仕切板10を隔てて攪拌コイル9が設けられている。攪拌コイル9は回転して攪拌スクリュー4による搬送方向Cと逆である矢印D方向に現像剤2を搬送する。攪拌コイル9と攪拌スクリュー4との間の仕切板10も両端部が切り欠かれて受け渡し領域15が形成されている。この受け渡し領域15を介して攪拌スクリュー4と攪拌コイル9との間で現像剤2の受け渡しが可能である。この結果、仕切板10と現像ケース7の内壁との間に、攪拌コイル9が現像剤2を矢印D方向に攪拌搬送する第3搬送路23が形成される。そして、第2搬送路22と第3搬送路23とは、その各両端部が受け渡し領域15で接続されることにより、現像剤2を矢印C,D方向に攪拌しながら循環させる第2の循環経路12を形成する。
【0028】
攪拌コイル9は外径が12mm、線径が1.2mm、ピッチが15mmの螺旋状のコイルを有し、図示しない駆動部により、攪拌スクリュー4の1/20の回転数(rpm)で回転する。
【0029】
本実施の形態では、第1の循環経路11と第2の循環経路12とは、攪拌スクリュー4が配置された第2搬送路22にて共通している。トナーは図示しないトナー供給手段により第1の循環経路11に供給される。
【0030】
第1の循環経路11で攪拌搬送された現像剤2は、現像剤担持体1の汲み上げ磁極N3の磁力により攪拌スクリュー3から現像剤担持体1へ供給される。現像剤担持体1に供給された現像剤2は現像ロール1aの回転により矢印A方向に搬送され、規制ブレード5により層厚が規制された後、現像領域30に搬送される。現像領域30では、現像ロール1aに印加されたバイアス電圧により生じた現像電界によりトナーが潜像担持体6(図1では図示を省略)に移動して、潜像担持体6に形成された静電潜像が現像される。その後、現像剤は剥離磁極N2で現像剤担持体1から攪拌スクリュー3へ移動し、第1の循環経路11において現像に使用されなかった現像剤と混合され攪拌搬送される。
【0031】
また現像領域30で現像のために消費されたトナーに見合う量のトナーが図示しないトナー濃度検知手段とトナー供給手段により新たに第1の循環経路11に供給され、現像剤と混合攪拌されるので、現像剤2のトナー濃度および帯電量が一定に維持される。
【0032】
このようにして現像剤2が攪拌スクリュー3から現像剤担持体1に次々に供給され、現像が終わった現像剤は再度攪拌搬送されるので、常に一定の濃度でかつ一定に帯電した現像剤2が現像領域30に供給され、安定した画像が得られる。
【0033】
また第2の循環経路12においても現像剤2が攪拌搬送され、攪拌スクリュー4を有する共通の第2搬送路22において、第1の循環経路11の現像剤と第2の循環経路12の現像剤とが混合される。そして第1の循環経路11の現像剤の一部が第2の循環経路12に移動し、逆に第2の循環経路12の現像剤の一部が第1の循環経路11へ移動し、現像剤の交換がなされる。
【0034】
従って、第1の循環経路11の一部と第2の循環経路12の一部とを共通にすることにより、第1の循環経路11の現像剤のみならず第2循環経路12の現像剤も現像に使用されるので、使用できる現像剤の量が増し現像剤の寿命が長くなる。
【0035】
また、現像剤搬送経路を循環構成にし、現像剤を現像剤担持体1に供給する第1の循環経路11に加えて、これとの間で現像剤が交互に入れ替わる第2の循環経路12を設けたので、従来のトリクル方式のように使用可能な現像剤を廃棄する必要がなく、現像剤を長期間にわたって有効に使用することが可能になる。
【0036】
第2の循環経路12を構成する第3搬送路23の搬送部材として螺旋状のコイル9を用い、かつその回転数が遅いので、第2の循環経路12の現像剤搬送量は第1の循環経路11の現像剤搬送量よりきわめて少なく、一定時間に第1の循環経路11から第2の循環経路12へ移動する現像剤の量はわずかである。従って第1の循環経路11に供給された新たなトナーのうち第2の循環経路12に移る量は微小であり、供給された大部分のトナーが第1の循環経路11内で攪拌され帯電されて、現像ロール1aへ供給される。従って第2の循環経路12による第1の循環経路11の現像剤の攪拌や帯電への影響は微小である。また攪拌コイル9の駆動トルクもきわめて小さくて済む。
【0037】
また攪拌コイル9を攪拌スクリュー4の横に略平行に配置したので、現像装置の高さを高くする必要がなく、現像装置の横方向の寸法が拡大するのみである。一般に、画像形成装置内において現像装置の横方向にはスペースの確保が比較的容易であるので、本実施の形態の現像装置が画像形成装置全体の構成や大きさに与える影響はきわめて少ない。
【0038】
上記の実施の形態では、新たなトナーは第1の循環経路11に供給されるが、本発明はこれに限られず、第2の循環経路12(第3搬送路23)に供給してもよい。第1の循環経路11に供給する場合、第1搬送路21に供給してもよく、あるいは第1の循環経路11と第2の循環経路12とに共通の第2搬送路22に供給してもよい。また第2の循環経路12の現像剤の攪拌搬送は、上記の実施の形態のように常時行っても良いが、断続的に行っても良い。
【0039】
また第1の循環経路11の現像剤と第2の循環経路12の現像剤とは、そのトナー濃度つまりトナーとキャリアの比率は同一であってもよいし、異なっていてもよい。異なるときは、第1の循環経路11の現像剤のトナー濃度の変動を小さくするために、第1の循環経路11の現像剤搬送量は第2の循環経路12の現像剤搬送量よりも多いことが望ましい。
【0040】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2にかかる現像装置の概略斜視図である。図3において、実施の形態1を示す図1,図2と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
【0041】
本実施の形態2は、第2の循環経路12を構成する第3搬送路において実施の形態1と異なる。
【0042】
実施の形態1では、攪拌コイル9を有する第3搬送路23を、共通の第2搬送路22の横に沿うように平行に現像ケース7内に設けたが、本実施の形態2では図3に示すように第3搬送路33を第2搬送路22から分離している。本実施の形態の第3搬送路33は、柔軟性を有する中空チューブからなり、その内部に屈曲変形が可能な攪拌コイル(図示せず)が内蔵されている。第3搬送路33の両端の開口は第2搬送路22の両端に接続されている。第3搬送路33内の攪拌コイルが図示しない駆動装置により回転駆動されることにより、現像剤2を矢印D方向に攪拌搬送する。
【0043】
本実施の形態2によっても、実施の形態1と同様に、現像剤2を矢印C,D方向に攪拌しながら循環させる第2の循環経路12が形成される。第1の循環経路11と第2の循環経路12とは、攪拌スクリュー4が配置された第2搬送路22にて共通している。この結果、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0044】
更に、第3搬送路33を、柔軟性を有するチューブを用いたため、現像装置の横方向寸法の拡大を防止でき、画像形成装置内の空きスペース内に第3搬送路33を収めることができるので、第3搬送路33のためのスペースの確保が容易になり、画像形成装置が大型化するのを防止できる。
【0045】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3にかかる現像装置の概略斜視図である。図4において、実施の形態2を示す図3と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
【0046】
本実施の形態3では、第2の循環経路12を構成する第3搬送路33の途中に現像剤収納容器13が設けられている点で実施の形態2と異なる。現像剤収納容器13に収納された現像剤は、トナーの消費量に応じて徐々に第3搬送路33に供給される。
【0047】
本実施の形態によれば、第3搬送路33に現像剤収納容器13を設けたことにより、現像剤の量が更に増すので現像剤の寿命が更に向上する。
【0048】
本実施の形態において、現像剤収納容器13を第3搬送路33から取り外して交換可能にしても良く、これにより現像剤の交換をききわめて容易に行うことができる。
【0049】
また、本実施の形態では、現像剤収納容器13を実施の形態2に示した現像装置に設けた例を示したが、実施の形態1に示した現像装置に設けても良い。
【0050】
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4にかかる現像装置の概略斜視図である。図5において、実施の形態2を示す図3と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
【0051】
本実施の形態4は、第3搬送路33を構成する中空チューブの両端の開口を第2搬送路22の途中の位置に上下に対向するように設けた点で実施の形態2と異なる。
【0052】
本実施の形態4においては、第1の循環経路11は、実施の形態1〜3と同様に、第1搬送路21と第2搬送路22と、これらをその各両端部で接続する受け渡し領域14とで構成され、現像剤2を矢印B,C方向に攪拌しながら循環させる。一方、本実施の形態4の第2の循環経路12は、実施の形態2と異なり、第3搬送路33によって構成され、現像剤2を矢印D方向に攪拌しながら循環させる。即ち、第2搬送路22は第2の循環経路12を構成しない。そして、第1の循環経路11と第2の循環経路12とは、第3搬送路33を構成する中空チューブの両端の開口が対向した部分で交差している。この交差点にて、実施の形態1〜3と同様に、第1の循環経路11の現像剤と第2の循環経路12の現像剤とが混合される。即ち、第1の循環経路11の現像剤の一部が第2の循環経路12に移動し、逆に第2の循環経路12の現像剤の一部が第1の循環経路11へ移動し、現像剤の交換がなされる。その結果、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、第3搬送路33を柔軟性を有する中空チューブで構成したことにより実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0053】
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5にかかる現像装置の概略斜視図である。図6において、実施の形態1を示す図1,図2と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してそれらについての説明を省略する。
【0054】
本実施の形態5は以下の点で実施の形態1と異なる。第1の相違点は、第2の循環経路12の構成である。第2の相違点は、第1の循環経路11の一部と第2の循環経路12の一部とが、実施の形態1では共通していたのに対して、本実施の形態5では接触している点である。
【0055】
第1の循環経路11は、実施の形態1と同様に、第1搬送路21と第2搬送路22と、これらをその各両端部で接続する受け渡し領域14とで構成され、現像剤2を矢印B,C方向に攪拌しながら循環させる。
【0056】
一方、第2の循環経路12は、第3搬送路25と第4搬送路26と、これらをその各両端部で接続する受け渡し領域45とで構成され、現像剤2を矢印E,F方向に攪拌しながら循環させる。第3搬送路25は第2搬送路22と仕切板40を挟んで隣り合っている。第3,第4搬送路25,26には、それぞれ攪拌スクリュー43,44が、現像剤担持体1と平行に配置されている。攪拌スクリュー43,44の仕様は、それぞれ攪拌スクリュー3,4と同様である。両攪拌スクリュー43,44の間には現像剤2を仕切る、現像ケース7と一体に構成された仕切板48が設けられている。攪拌スクリュー43,44が、図示しない駆動部により等しい回転数で回転して現像剤2を回転軸方向に互いに逆向きに矢印E,Fの方向に攪拌搬送する。攪拌スクリュー43,44の両端部に対応する部分では仕切板48が切り欠かれて受け渡し領域45が形成されている。この受け渡し領域45を介して両攪拌スクリュー43,44の間で現像剤2の受け渡しが可能である。この結果、仕切板40と仕切板48との間に、攪拌スクリュー43が現像剤2を矢印E方向に攪拌搬送する第3搬送路25が形成され、仕切板48と現像ケース7の内壁との間に、攪拌スクリュー44が現像剤2を矢印F方向に攪拌搬送する第4搬送路26が形成される。攪拌スクリュー43,44は等しい回転数で回転するが、その回転数は攪拌スクリュー3,4より小さい。したがって、第2の循環経路12の現像剤搬送量は第1の循環経路11の現像剤搬送量より少ない。
【0057】
第2搬送路22と第3搬送路25との間の仕切板40の中央部は切り欠かれて混合領域41が形成されている。この混合領域41を通じて第1の循環経路11の現像剤と第2の循環経路12の現像剤とが混合される。即ち、混合領域41にて、第1の循環経路11の現像剤の一部が第2の循環経路12に移動し、逆に第2の循環経路12の現像剤の一部が第1の循環経路11へ移動し、現像剤の交換がなされる。これにより、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0058】
図6では、第1の循環経路11と第2の循環経路12との接触領域(混合領域41)での、第1の循環経路11及び第2の循環経路12のそれぞれの現像剤の搬送方向は互いに逆方向としたが、同一方向であっても良い。一般に逆方向の方が、それぞれの現像剤の混合量は増大する。
【0059】
また、仕切板40における混合領域41の形成位置は、図6のようにその長手方向の中央部に限定されず、いずれか一方の端部であっても良い。また、仕切板40に複数箇所の混合領域を形成しても良い。
【0060】
また、攪拌スクリュー43,44を、実施の形態1に示したような攪拌コイルに置き換えても良い。
【0061】
上記の実施の形態1〜5では、現像剤担持体1に現像剤2を供給するための第1の循環経路11と、第1の循環経路11と現像剤2を相互に交換できるように設けられた第2の循環経路12とを備えた現像装置を示したが、本発明の現像装置に設けることが可能な現像剤2の循環経路の数は2に限定されず、3以上であっても良い。例えば、第2の循環経路12と現像剤2を相互に交換できるように設けられた第3の循環経路を更に設けてもよい。更に、この第3の循環経路と現像剤2を相互に交換できるように設けられた第4の循環経路を設けてもよい。このように、現像剤担持体1に現像剤2を供給する第1の循環経路11に連鎖的に接続される循環経路の数が増大するほど、現像剤の総量を増やすことができ、現像剤の劣化を抑えながら、現像剤の長寿命化が実現できるという本発明の効果が一層増大する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の現像装置によれば、現像剤の攪拌搬送が安定し、画像濃度が均一且つ安定した画像が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる現像装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかる現像装置の、図1のII−II線での矢視断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2にかかる現像装置の概略斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態3にかかる現像装置の概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態4にかかる現像装置の概略斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態5にかかる現像装置の概略斜視図である。
【図7】従来の現像装置の概略斜視図である。
【図8】従来の現像装置の、図7のVIII−VIII線での矢視断面図である。
【符号の説明】
1 現像剤担持体
2 現像剤
3 攪拌スクリュー
4 攪拌スクリュー
5 規制ブレード
6 潜像担持体
7 現像ケース
8 仕切板
9 攪拌コイル
10 仕切板
11 第1の循環経路
12 第2の循環経路
13 現像剤収納容器
14 第1の循環経路の現像剤受け渡し領域
15 第2の循環経路の現像剤受け渡し領域
21 第1搬送路
22 第2搬送路
23,33 第3搬送路
25 第3搬送路
26 第4搬送路
30 現像領域
40 仕切板
41 混合領域
43 攪拌スクリュー
44 攪拌スクリュー
45 第2の循環経路の現像剤受け渡し領域
48 仕切板

Claims (2)

  1. 潜像担持体上の静電潜像を現像する現像領域へ現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤を搬送し前記現像剤担持体に供給するための第1の循環経路と、
    前記現像剤を搬送する第2の循環経路とを有し、
    前記第1の循環経路は、第1の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第1搬送路と、第2の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第1及び第2搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、
    前記第1及び第2の攪拌スクリューは、等しい回転数で回転して現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成され
    前記第2の循環経路は、第3の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第3搬送路と、第4の攪拌スクリューが回転可能に設けられる第4搬送路と、前記第3及び第4搬送路の間に設けられる仕切板と、前記仕切板の両端部が切り欠かれて形成された、前記第3及び第4搬送路をその各両端部で接続する受け渡し領域とを備え、
    前記第3及び第4の攪拌スクリューは、前記第1及び第2の攪拌スクリューよりも小さく且つ互いに等しい回転数で回転し、現像剤を回転軸方向に互いに逆向きに攪拌搬送するように構成され、
    さらに、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間には仕切板が設けられ、前記第2搬送路と前記第3搬送路との間の前記仕切板の中央部は切り欠かれて混合領域が形成され、前記混合領域を通じて前記第1の循環経路の現像剤と前記第2の循環経路の現像剤とが混合されて、互いに一方の循環経路の現像剤の一部が他方の循環経路へ移動されるように構成されたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1の循環経路の現像剤搬送量(単位時間に搬送される現像剤の重量)が、前記第2の循環経路の現像剤搬送量よりも多い請求項1に記載の現像装置。
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