JP4209655B2 - ポリエステル系シュリンクラベル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、緩やかな熱収縮性を有し、且つ熱収縮後の印刷デザインの歪みが少ないポリエステル系シュリンクラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラスビンや、ポリエチレンテレフタレート製容器(PETボトル)等のプラスチック製容器のラベルや、封緘用キャップシールとして、熱収縮性ラベル(シュリンクラベル)が使用されている。シュリンクラベルとしては、ベースフィルムとしてのポリ塩化ビニル製熱収縮性フィルムに印刷が施されたポリ塩化ビニル系シュリンクラベルが用いられていたが、廃棄や焼却時の有害性、PETボトルのリサイクル適性などの問題から、ベースフィルムとしてのポリエチレンテレフタレートやその変性物からなるポリエステル製熱収縮性フィルムを用いたポリエステル系シュリンクラベルが用いられるようになってきている(特許文献1〜特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−115133号公報
【特許文献2】
特開2001−272915号公報
【特許文献3】
特開2002−91316号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のポリエステル系シュリンクラベルは、その熱収縮適性において、従来のポリ塩化ビニル系シュリンクラベルに比べ、緩やかな熱収縮が得られず、また、熱収縮後の印刷デザインには歪みが生じやすく、改善が望まれていた。
【0005】
なお、シュリンクラベルは、低温での熱収縮性に優れていると、耐熱性に劣る容器や、熱により劣化する内容物を含有する容器に対しても適用することが可能となる。しかし、低温収縮性が優れていると、常温での収縮(自然収縮)が生じ易くなり、これにより、寸法安定性や保管性が低下する。そのため、従来、自然収縮防止性とのバランスにより、低温収縮性の程度を考慮していたが、低温収縮性と、自然収縮防止性との相反する特性をより一層優れたレベルで両立している非ポリ塩化ビニル系のシュリンクラベルが求められている。
【0006】
従って、本発明の目的は、緩やかな熱収縮性を有し、且つ容器への装着性が優れているポリエステル系シュリンクラベルを提供することにある。
本発明の他の目的は、さらに、低温収縮性と、自然収縮防止性とがより一層優れたレベルで両立されているポリエステル系シュリンクラベルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、ポリエステル系樹脂としてポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(ポリプロピレンテレフタレート系樹脂ともいう;「PPT系樹脂」と称する場合がある)を用いた熱収縮性フィルムによるシュリンクラベルは、緩やかな収縮挙動を示すが、30℃〜40℃程度の温度で保管した際の収縮率が大きく、実用性に劣ることを見出した。そこで、さらに鋭意検討を重ねた結果、PPT系樹脂を中心層とし、ポリエチレンテレフタレート系樹脂(「PET系樹脂」と称する場合がある)を表面層としたシュリンクラベルは、PPT系樹脂の特徴である緩やかな熱収縮性を保持し、且つ自然収縮が小さく抑えられていることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0008】
すなわち、本発明は、ベースフィルムの少なくとも一方の面に印刷層が設けられたシュリンクラベルであって、前記ベースフィルムが、ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(a)を樹脂の主成分とする中心層(A)と、前記中心層(A)の両側に設けられた、ポリエチレンテレフタレート系樹脂(b)を樹脂の主成分とする表面層(B)とにより構成されており、前記ポリエチレンテレフタレート系樹脂(b)が、ジオール成分として、エチレングリコールとともに脂環式ジオールを含有しており、中心層(A)の厚みが、ベースフィルムの厚みに対して50〜90%であり、60℃の熱水に10秒間浸漬処理したときの主延伸方向における熱収縮率が3〜20%、80℃の熱水に10秒間浸漬処理したときの主延伸方向における熱収縮率が30〜80%、30℃で30日間放置したときの主延伸方向における収縮率が2%以下であり、主延伸方向が周方向になるように丸められた筒状のポリエステル系シュリンクラベルを提供する。
【0009】
表面層(B)は、ブロッキング防止剤を含有していてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一部材又は部位については同一の符号を付している場合がある。
図1の例では、シュリンクラベル1は、ベースフィルム2と、ベースフィルム2の一方の面に設けられた印刷層3とで構成されており、該ベースフィルム2は、中心層21と、該中心層21の両側に設けられた表面層(22,22)とで構成されている。中心層21は、ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(a)[PPT系樹脂(a)]を樹脂の主成分とする樹脂組成物により形成されている。一方、表面層(22,22)は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂(b)[PET系樹脂(b)]を樹脂の主成分とする樹脂組成物により形成されている。
【0011】
このように、ベースフィルム2は、PPT系樹脂(a)を樹脂の主成分とする中心層(A)21を有しているので、シュリンクラベル1は緩やかな熱収縮性を発揮でき、容器への装着性が優れている。特に、容器に装着後の印刷デザインの歪みや縦引けが抑制又は防止されており、また、縦方向に形成されているミシン目での切断性が優れており、途中切れが生じにくくなっている。
【0012】
しかも、PPT系樹脂(a)を樹脂の主成分とする中心層(A)21の両側には、PET系樹脂(b)を樹脂の主成分とする表面層(B)(22,22)が設けられているので、シュリンクラベル1の自然収縮を抑制又は防止しつつ、PPT系樹脂(a)による優れた低温収縮性を効果的に発揮させることができる。従って、シュリンクラベル1は、寸法安定性や保管性が良好であるとともに、耐熱性が低い容器や、耐熱性が低い内容物を含有する容器に対しても適用することができる。
【0013】
さらに、粘り気のあるPPT系樹脂(a)は中心層(A)21に含有されており、表面層(B)(22,22)はPET系樹脂(b)を樹脂の主成分として含有しているので、シュリンクラベル1(又はベースフィルム2)をロール状に巻回し保管してもブロッキングが生じず、保管性がより一層高められている。
【0014】
[ベースフィルム]
ベースフィルム2は、表面層(B)22、中心層(A)21、表面層(B)22がこの順で積層された3層構造(すなわち、表面層(B)22/中心層(A)21/表面層(B)22の3層構造)を有している。
【0015】
[中心層(A)]
中心層(A)21は、PPT系樹脂(a)を樹脂の主成分としている。PPT系樹脂(a)は、ジカルボン酸成分が主としてテレフタル酸から構成され、ジオール成分が主として1,3−プロパンジオールから構成されている。ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(a)は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0016】
PPT系樹脂(a)におけるジカルボン酸成分は主としてテレフタル酸からなっており、ジカルボン酸成分全体に占めるテレフタル酸の割合は、例えば、70〜100モル%(好ましくは80〜100モル%)程度である。テレフタル酸以外のジカルボン酸成分として、例えば、イソフタル酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、3,3′−スチルベンジカルボン酸、4,4′−スチルベンジカルボン酸、4,4′−ジベンジルジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12−ドデカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸;1,4−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、1,5−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸などを用いることができる。ジカルボン酸成分は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
【0017】
PPT系樹脂(a)におけるジオール成分は主として1,3−プロパンジオールからなっており、ジオール成分全体に占める1,3−プロパンジオールの割合は、例えば、70〜100モル%(好ましくは80〜100モル%)程度である。1,3−プロパンジオール以外のジオール成分として、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−2,4−ジメチル−1,3−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオールなどの脂肪族ジオール;チオジエタノール;ジエチレングリコールなどのポリアルキレングリコール;1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールなどの脂環式ジオール(脂環式炭化水素環含有ジオール)などを用いることができる。ジオール成分は単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0018】
中心層(A)21は、PPT系樹脂(a)を樹脂の主成分として含有しており、樹脂全体に占めるPPT系樹脂(a)の割合は、例えば、70モル%以上(好ましくは90〜100モル%)である。PPT系樹脂(a)とともに用いることができる樹脂としては、特に制限されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートや、これらの共重合体などの他のポリエステル系樹脂が挙げられる。
【0019】
[表面層(B)]
表面層(B)(22,22)は、前記中心層(A)21の両側に設けられており、PET系樹脂(b)を樹脂の主成分としている。該PET系樹脂(b)は、ジカルボン酸成分が主としてテレフタル酸から構成され、ジオール成分が主としてエチレングリコールから構成されており、ジカルボン酸成分又はジオール成分の少なくとも片方の成分の10〜30モル%程度が他の成分で変成されて結晶性が低くなったものが好ましい。PET系樹脂(b)は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0020】
PET系樹脂(b)におけるテレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、例えば、前記PPT系樹脂(a)におけるジカルボン酸成分として利用可能なジカルボン酸成分が挙げられる。ジカルボン酸成分は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
【0021】
PET系樹脂(b)におけるエチレングリコール以外のジオール成分としては、例えば、前記PPT系樹脂(a)におけるジオール成分として利用可能なジオール成分が挙げられる。ジオール成分は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
【0022】
PET系樹脂(b)におけるジオール成分としては、脂環式ジオールがエチレングリコールと併用されていることが好ましい。具体的には、PET系樹脂(b)としては、例えば、ジカルボン酸成分が主としてテレフタル酸からなり、ジオール成分がエチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとからなるコポリエステルを好適に用いることができる。該コポリエステルにおいて、ジカルボン酸成分全体に占めるテレフタル酸の割合は、例えば95〜100モル%であり、ジオール成分全体に占めるエチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールの総割合は、例えば80〜100モル%であることが好ましい。なお、エチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールとの比率としては、エチレングリコール/1,4−シクロヘキサンジメタノール(モル比)=70〜90/10〜30であることが好ましい。また、該コポリエステルにおけるジオール成分として、エチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールとともに、ジエチレングリコールが用いられていてもよい。
【0023】
表面層(B)(22,22)は、PET系樹脂(b)を樹脂の主成分として含有しており、樹脂全体に占めるPET系樹脂(b)の割合は、例えば、70モル%以上(好ましくは90〜100モル%)である。PET系樹脂(b)とともに用いることができる樹脂としては、特に制限されないが、ポリブチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどの他のポリエステル系樹脂が挙げられる。
【0024】
表面層(B)(22,22)にはブロッキング防止剤を配合してもよい。ブロッキング防止剤としては、例えば、シリカ(非晶質シリカ、微晶質シリカ)、アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの無機酸化物;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩;ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ガラスビーズ、タルク、クレー、マイカなどのケイ酸塩(アルミノケイ酸塩を含む)などの無機粒子;架橋ポリスチレン粒子、架橋ポリメチルメタクリレート粒子などの有機粒子などが挙げられる。前記ブロッキング防止剤の形状は、例えば球状又は不定形であり、平均粒径は、例えば0.1〜10μm程度である。ブロッキング防止剤の使用量は、例えば、表面層(B)(22,22)の構成成分全量に対して、0.05〜1.0重量%程度である。
【0025】
中心層(A)21の両側に形成されている2つの表面層(B)(22,22)は、同一のPET系樹脂(b)から形成されていてもよく、異なるPET系樹脂(b)から形成されていてもよい。
【0026】
なお、PPT系樹脂(a)やPET系樹脂(b)は、公知乃至慣用の重合法(ジカルボン酸成分とジオール成分との縮重合による重合法など)により調製することができる。
【0027】
このような3層構造を有するベースフィルム2において、その厚みとしては、機械的強度、ラベルの取扱性などを損なわない範囲で適宜選択できるが、一般的には、20〜100μm(好ましくは30〜60μm)程度である。尚、ベースフィルム2に対する中心層(A)21の厚みの割合は、50〜90%(好ましくは60〜90%)程度が望ましい。該割合が90%を越えると自然収縮が大きくなり、50%未満では低温収縮性が低下する。
【0028】
中心層(A)21の厚みは、ベースフィルムの強度及び取扱性等を損なわない範囲で適宜選択できるが、例えば、10〜60μm程度、好ましくは20〜50μm程度である。中心層(A)21の厚みが10μm未満の場合には容器への装着性や低温収縮性などが低下し、60μmを超える場合にはコストが高くなり実用的でない。
【0029】
表面層(B)(22,22)の厚みは、それぞれ、同一又は異なって、例えば、2〜15μm程度、好ましくは3〜10μm程度である。各表面層(B)(22,22)の厚みが2μm未満の場合には自然収縮防止性が低下し、15μmを超える場合には低温収縮性が低下する。
【0030】
中心層(A)21や表面層(B)(22,22)には、前記成分の他、必要に応じて、例えば、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤などの各種添加剤が含まれていてもよい。
【0031】
中心層(A)21や表面層(B)(22,22)は、それぞれ、複数の層で構成することもできる。また、中心層(A)21と各表面層(B)(22,22)との間には、緩やかな熱収縮性、低温収縮性や自然収縮防止性等の特性を損なわない範囲で他の樹脂層が設けられていてもよい。さらにまた、表面層(B)(22,22)の印刷層面には、印刷性を向上させるため、コロナ放電処理、プラズマ処理、酸処理等の慣用の表面処理が施されていてもよい。
【0032】
ベースフィルム2は、積層フィルムを製造する際に用いられる慣用の方法、例えば、共押出法などにより製造できる。例えば、中心層(A)21を形成するPPT系樹脂(a)を含む樹脂組成物と、表面層(B)(22,22)を形成するPET系樹脂(b)を含む樹脂組成物とを、Tダイを備えた合流方式がフィードブロック2種3層型の押出機を用いて溶融押出し成形し、冷却ロールにより冷却した後、延伸処理することにより得ることができる。ベースフィルム2は、中心層(A)21及び表面層(B)(22,22)が何れもポリエステル系重合体で形成されているので、接着剤を用いることなく積層が可能であるが、必要に応じて接着用の層を介在させてもよい。なお、Tダイに代えて環状ダイを用いることもできる。また、各層を形成する樹脂を含む樹脂組成物をそれぞれ溶融押出し成形して各層の単層フィルムを作製し、これを公知乃至慣用のラミネート法により積層した後、延伸処理を施すことによりベースフィルム2を得ることもできる。
【0033】
延伸は、テンター方式、チューブ方式の何れの方式で行うこともできる。延伸処理は、例えば、70〜100℃程度の温度で、幅方向(横方向;TD方向)に2.0〜7.0倍、好ましくは4.0〜6.0倍程度延伸することにより行われる。なお、必要に応じて、例えば長さ方向(縦方向;MD方向)にも、低い延伸倍率(例えば1.5倍程度以下)で延伸処理を施すことができる。本発明におけるベースフィルム2には、このように、一方向のみに延伸された一軸配向フィルム、及び主に一方向に延伸され、且つ該方向と直交する方向に若干延伸された二軸配向フィルムが含まれる。こうして得られるベースフィルム2は、横方向(主に延伸処理を施した方向)に配向性を有し、該方向に大きい熱収縮性を示す。
【0034】
図1では、印刷層3は、ベースフィルム2の片面に形成されているが、本発明では、印刷層は、ベースフィルム2の少なくとも一方の面に形成されていればよい。なお、印刷層がベースフィルムの片面のみに形成されている場合、シュリンクラベルの印刷層側の面は、被着体(容器などの被装着物)側の面(例えば、筒状に丸めた際の内面)、被着体に対して反対側の面(例えば、筒状に丸めた際の外面)のいずれであってもよい。また、ベースフィルムの被着体と反対側の面にはコーティングによりオーバーコート層を設けてもよい。
【0035】
印刷層3は、商品名やイラスト、取扱い注意事項等を表示した層であり、凸版輪転印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷等の公知の印刷法により印刷して形成することができる。印刷層3の形成に用いられる印刷インキとしては、特に限定されず、前記印刷法に応じて適宜選択できる。なお、文字やデザインなどを印刷する面は、通常、被着体(容器など)に接触する側の面である。
【0036】
印刷層3の厚みとしては、特に制限されず、例えば、0.1〜10μm(好ましくは0.5〜7μm)程度である。
【0037】
本発明のシュリンクラベル1は、ベースフィルム2の主に延伸処理を施した方向(主延伸方向)が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を溶剤や接着剤などを用いて接着した後、必要に応じて所望の長さに切断し、筒状のシュリンクラベルとして使用することができる。シュリンクラベルとしては、フルシュリンクラベル、セミフルシュリンクラベルやハーフシュリンクラベルのいずれの形態であってもよい。
【0038】
本発明のポリエステル系シュリンクラベルは、緩やかな熱収縮性を発揮できるので、容器への装着性が良好である。具体的には、皺を生じさせることなく、また、印刷デザインの歪みを低減して又は生じさせずに、しかも、縦引けを抑制又は防止して、容器にぴったりと密着させた状態で装着させることができる。なお、前記「縦引け」とは、ラベルの上下端で、一部分が上下方向に収縮し上下線が弓型又は波状になる現象のことであり、これが大きくなると外観性を損なう。
【0039】
また、本発明のポリエステル系シュリンクラベルは、優れた低温収縮性を有しており、具体的には、熱収縮率としては、60℃の熱水に10秒間浸漬処理したとき、主延伸方向(容器の周方向に対応する方向)において3%以上(例えば、3〜20%、好ましくは8〜15%)である。このように、本発明のポリエステル系シュリンクラベルは、60℃という低温であっても、熱収縮性を有している。なお、ポリエチレンテレフタレート系樹脂のみによるシュリンクラベルでは、60℃では、通常熱収縮性を有していない。また、従来のポリエステル系シュリンクラベルを容器に装着させる際の熱収縮時の温度としては、通常、70〜90℃であり、本発明のポリエステル系シュリンクラベルは、この熱収縮時の温度でも、従来のポリエステル系シュリンクラベルより優れた熱収縮性を発揮することができる。
【0040】
また、80℃の熱水に10秒間浸漬処理したとき、主延伸方向における熱収縮率としては、例えば、30〜80%、好ましくは40〜70%程度であることが望ましい。
【0041】
なお、熱収縮率は下記式により求めることができる。
熱収縮率(%)=[{(主延伸方向の元の長さ)−(主延伸方向の処理後の長さ)}/(主延伸方向の元の長さ)]×100 (1)
【0042】
前記熱収縮率は、中心層(A)や表面層(B)の樹脂成分の種類やその構成比率、延伸条件(延伸温度、延伸倍率等)、ヒートセット条件(温度、時間等)などを適宜選択することにより調整することができる。
【0043】
さらにまた、本発明のポリエステル系シュリンクラベルは、優れた自然収縮防止性を有しており、具体的には、30℃で30日間放置したときに、主延伸方向(容器の周方向に対応する方向)における収縮率(自然収縮率)は、2%以下(好ましくは1.8%以下)である。なお、通常、シュリンクラベルの自然収縮率は2%以下であれば実用上問題はなく、3%を超すと実用上の使用が困難であると言われている。
【0044】
前記シュリンクラベルは、例えば、前記筒状に形成されたシュリンクラベルを自動ラベル装着装置に供給し、必要な長さに切断した後、通常内容物を充填した容器に、容器本体側面を略全面的に又は部分的に覆うように連続的に被嵌し、加熱により熱収縮させて装着することにより、容器に装着して利用することができる。容器に被嵌したシュリンクラベルの熱収縮は公知の何れの方法により行ってもよく、均等に温度を伝えラベルの仕上がりをよくするという理由から、例えばトンネル内の温度が70〜95℃程度のスチームトンネルを通過させることにより熱収縮させるのが好ましいが、80〜200℃の熱風ヒーターを用いても良好な仕上がりが得られる。
【0045】
容器としては、ガラス製容器(例えば、各種ビンなど)、プラスチック製容器(例えば、いわゆる「ペットボトル」など)など種々の容器を用いることができる。もちろん、容器に充填する内容物は特に制限されない。
【0046】
【発明の効果】
本発明のポリエステル系シュリンクラベルによれば、緩やかな熱収縮性を有し、且つ容器への装着性が優れている。また、低温収縮性と、自然収縮防止性とがより一層優れたレベルで両立されている。
【0047】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
(ポリエチレンテレフタレート系樹脂の調製例1)
ポリエチレンテレフタレート系樹脂として、ジカルボン酸成分として、ジカルボン酸成分全量に対してテレフタル酸:77モル%、イソフタル酸:18モル%、およびアジピン酸:5モル%を用い、ジオール成分として、ジオール成分全量に対してエチレングリコール:92モル%、ブチレングリコール(1,4−ブタンジオール):5モル%、およびジエチレングリコール:3モル%を用いて重合を行って、極限粘度:0.76のポリエチレンテレフタレート系樹脂(「ポリエステルA」と称する場合がある)を調製した。
【0048】
(ポリエチレンテレフタレート系樹脂の調製例2)
ポリエチレンテレフタレート系樹脂として、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸のみを用い、ジオール成分として、ジオール成分全量に対してエチレングリコール:68モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール:26モル%、ジエチレングリコール:6モル%を用いて重合を行って、ポリエチレンテレフタレート系樹脂(「ポリエステルB」と称する場合がある)を調製した。
【0049】
(ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂の調製例1)
ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂として、テレフタル酸のみをジカルボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールのみをジオール成分として、さらに触媒としてテトラブチルチタネートを用いて重合を行って、極限粘度:0.84のポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(「ポリエステルC」と称する場合がある)を調製した。
【0050】
(実施例1)
ポリエステルAに球状シリカ微粒子(平均粒径:2μm)を、ポリエステルA:1重量当たり900ppm添加して、ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物(「シリカ含有ポリエステルA」と称する場合がある)を調製した。
シリカ含有ポリエステルAと、ポリエステルCとを、2台の二軸スクリュー・ベント押出機からなる共押出しシート製造装置に供給して、3層構成[シリカ含有ポリエステルA/ポリエステルC/シリカ含有ポリエステルA]を有するシート(「ポリエステルACAシート」と称する場合がある)を作製した。該ポリエステルACAシートは、図1のベースフィルム2と同様の層構成を有している。
【0051】
なお、前記共押出しシート製造装置の二軸押出し機は、強力なベント機構を備えており、そのため、ポリエステル原料を乾燥せずに供給しても、押出過程でポリエステル原料中の水分を除去することができる。従って、該二軸押出し機を用いる製造方法では、溶融押出に伴うポリマーの加水分解は極めて少ないと思われる。
【0052】
ポリエステルACAシートを、60〜80℃で、長手方向に1.1倍延伸して冷却した後、テンター式幅方向延伸機へ送り込んで、70〜90℃で、幅方向に3.8倍延伸し、延伸と同温度で、3秒間緊張熱処理を行い、次いで、幅方向に全幅の3%の弛緩を与えて熱処理を行い、該緊張状態で均一冷却を行い、さらに、端部(いわゆる「耳部分」)を除去しつつ、厚さ約50μm(表面層の厚さ各5μm、中心層の厚さ40μm)のフィルムを作製し、巻き取った。この巻き取りロールを、30℃の雰囲気中に24時間保持して、歪み除去処理を行った後、スリットして、1000mm幅のフィルム原反(「フィルム原反A」と称する場合がある)を作製した。
【0053】
前記フィルム原反Aを、グラビア印刷機にかけて、片面に10色のデザインを印刷し、スリット、端面同士の接着処理を順次行って、リング状のポリエステル系シュリンクラベルを作製した。なお、リング状(筒状)のポリエステル系シュリンクラベルのリング内側が印刷面となっている。
【0054】
(実施例2)
ポリエステルBに球状シリカ微粒子(平均粒径:2μm)を、ポリエステルB:1重量当たり900ppm添加して、実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物(「シリカ含有ポリエステルB」と称する場合がある)を調製した。
【0055】
シリカ含有ポリエステルAに代えて、シリカ含有ポリエステルBを用いたこと以外は実施例1と同様にして、3層構成[シリカ含有ポリエステルB/ポリエステルC/シリカ含有ポリエステルB]を有するシート(「ポリエステルBCBシート」と称する場合がある)を作製した。
【0056】
ポリエステルACAシートに代えて、ポリエステルBCBシートを用いたこと以外は実施例1と同様にして、厚さ約50μm(表面層の厚さ各5μm、中心層の厚さ40μm)のフィルム原反(「フィルム原反B」と称する場合がある)を作製し、さらに、該フィルム原反Bを用いたこと以外は実施例1と同様にして、リング状のポリエステル系シュリンクラベルを作製した。
【0057】
(比較例1)
ポリエステルAに球状シリカ微粒子(平均粒径:2μm)を、ポリエステルA:1重量当たり900ppm添加して、実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレート系樹脂組成物(「シリカ含有ポリエステルA」と称する場合がある)を調製した。このシリカ含有ポリエステルAを、二軸スクリュー・ベント押出機に供給して、シリカ含有ポリエステルAによる単層構成のシート(「ポリエステルAシート」と称する場合がある)を作製した。なお、前記二軸スクリュー・ベント押出機は実施例1の押出機と同様に強力なベント機構を備えている。
【0058】
ポリエステルACAシートに代えて、ポリエステルAシートを用いたこと以外は実施例1と同様にして、厚さ約50μmのフィルム原反(「フィルム原反C」と称する場合がある)を作製し、さらに、該フィルム原反Cを用いたこと以外は実施例1と同様にして、リング状のポリエステル系シュリンクラベルを作製した。
【0059】
(比較例2)
ポリエステルCに球状シリカ微粒子(平均粒径:2μm)を、ポリエステルC:1重量当たり1200ppm添加して、ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂組成物(「シリカ含有ポリエステルC」と称する場合がある)を調製した。このシリカ含有ポリエステルCを、二軸スクリュー・ベント押出機に供給して、シリカ含有ポリエステルCによる単層構成のシート(「ポリエステルCシート」と称する場合がある)を作製した。なお、前記二軸スクリュー・ベント押出機は実施例1の押出機と同様に強力なベント機構を備えている。
【0060】
ポリエステルACAシートに代えて、ポリエステルCシートを用いたこと以外は実施例1と同様にして、厚さ約50μmのフィルム原反(「フィルム原反D」と称する場合がある)を作製し、さらに、該フィルム原反Dを用いたこと以外は実施例1と同様にして、リング状のポリエステル系シュリンクラベルを作製した。
【0061】
(比較例3)
ポリエステルA:20重量部と、ポリエステルC:80重量部とを混合して、ポリエチレンテレフタレート系樹脂とポリトリメチレンテレフタレート系樹脂との混合物(「ポリエステルACmix」と称する場合がある)を調製した。このポリエステルACmixに球状シリカ微粒子(平均粒径:2μm)を、ポリエステルACmix:1重量当たり900ppm添加して、ポリエステルACmixによる組成物(「シリカ含有ポリエステルACmix」と称する場合がある)を調製した。このシリカ含有ポリエステルACmixを、二軸スクリュー・ベント押出機に供給して、シリカ含有ポリエステルACmixによる単層構成のシート(「ポリエステルACmixシート」と称する場合がある)を作製した。なお、前記二軸スクリュー・ベント押出機は実施例1の押出機と同様に強力なベント機構を備えている。
【0062】
ポリエステルACAシートに代えて、ポリエステルACmixシートを用いたこと以外は実施例1と同様にして、厚さ約50μmのフィルム原反(「フィルム原反E」と称する場合がある)を作製し、さらに、該フィルム原反Eを用いたこと以外は実施例1と同様にして、リング状のポリエステル系シュリンクラベルを作製した。
【0063】
(熱収縮率の評価)
実施例および比較例で得られたフィルム原反(フィルム原反A〜E)について、60℃、70℃、80℃の各温度の温水中に10秒間浸した後、フィルム原反の幅方向(TD方向)の長さを測定し、熱収縮率(%)を下記式により求めた。なお、測定結果は表1の「フィルム原反の熱収縮率(%)」の欄に示した。
熱収縮率A(%)=[{(方向Xの元の長さ)−(方向Xの浸漬後の長さ)}/(方向Xの元の長さ)]×100
【0064】
(シュリンクラベルの装着状態の評価)
実施例および比較例で得られたポリエステル系シュリンクラベルを、2Lの角型ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート製容器)の外周面に装着し、熱風式シュリンクオーブン内を約3秒間通過させてシュリンク(熱収縮)させて、その際のポリエステル系シュリンクラベルの装着状態(仕上がり状態)を、下記の評価基準により評価した。評価結果は表1の「仕上がり状態」の欄に示した。
評価基準
優:しわ、歪み、縦引け等がほとんどなく、装着状態は極めて良好である。
良:しわ、歪み、縦引け等がいくらかあるが、装着状態は問題がないレベルである。
可:しわ、歪み、縦引け等がかなりあり、特に悪いものを選別除去することで、実用に耐えうることが可能である。
不可:しわ、歪み、縦引け等が極めて多く、実用に耐えないレベルである。
【0065】
(自然収縮率の評価)
また、実施例および比較例で得られたポリエステル系シュリンクラベル(収縮前のポリエステル系シュリンクラベル)を、30℃の雰囲気中に30日間、自由状態で放置し、放置後の収縮率(ポリエステル系シュリンクラベルの主収縮方向における収縮率)を測定した。測定結果は表1の「自然収縮率(%)」の欄に示した。
【0066】
なお、この収縮率は、ポリエステル系シュリンクラベルを室温等での保管中にどの程度収縮するかを示すものであり、自然収縮率とも言われている。この収縮率の値としては、当然ながら低い方がよく、通常、2%以下であれば実用上問題がなく、3%を超すと実用上使用しにくいと言われている。
【0067】
【表1】
【0068】
表1より、実施例に係るフィルム原反の熱収縮率(%)は、60℃という低温であっても、熱収縮性を有しており、また、保管中の自然収縮が少ない。さらにまた、仕上がり状態が良好である。従って、実施例に係るポリエステル系シュリンクラベルは、低温収縮性と、自然収縮防止性とのバランスが良好であり、しかも、容器に装着した際の装着状態も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエステル系シュリンクラベルの一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シュリンクラベル
2 ベースフィルム
21 ベースフィルム2の中心層
22 ベースフィルム2の表面層
3 印刷層
Claims (2)
- ベースフィルムの少なくとも一方の面に印刷層が設けられたシュリンクラベルであって、前記ベースフィルムが、ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(a)を樹脂の主成分とする中心層(A)と、前記中心層(A)の両側に設けられた、ポリエチレンテレフタレート系樹脂(b)を樹脂の主成分とする表面層(B)とにより構成されており、前記ポリエチレンテレフタレート系樹脂(b)が、ジオール成分として、エチレングリコールとともに脂環式ジオールを含有しており、中心層(A)の厚みが、ベースフィルムの厚みに対して50〜90%であり、60℃の熱水に10秒間浸漬処理したときの主延伸方向における熱収縮率が3〜20%、80℃の熱水に10秒間浸漬処理したときの主延伸方向における熱収縮率が30〜80%、30℃で30日間放置したときの主延伸方向における収縮率が2%以下であり、主延伸方向が周方向になるように丸められた筒状のポリエステル系シュリンクラベル。
- 表面層(B)が、ブロッキング防止剤を含有している請求項1記載のポリエステル系シュリンクラベル。
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