JP4208901B2 - 情報処理装置、画像処理装置、それらの装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ可読の記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、それらの装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ可読の記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータ等の情報処理装置と、該情報処理装置の制御方法と、複合機等の画像記録装置と、該画像記録装置の制御方法と、プログラム、及びコンピュータ可読の記憶媒体に関する。
文書管理又はセキュリティを向上させるため、物理用紙に特定のパターン(符号)で情報を埋め込む技術(地紋画像、二次元バーコード画像、電子透かし画像などが含まれる)が知られている。
特許文献1は、このうち地紋画像について開示している。詳細には、地紋画像データをホストコンピュータのプリンタドライバで生成する。同じく、ホストコンピュータのアプリケーションで原稿データなどを生成する。そして、この原稿データと地紋画像データとをプリンタに送信し、プリンタにおいてこれらの画像を合成し、印刷出力することが開示されている。
ところで、特許文献1に開示されているように、地紋画像は潜像画像と背景画像とから構成されている。
ここで、シート上の潜像画像の反射濃度と、上記シート上の背景画像の反射濃度とは略同一である。しかし、上記シートが複写された際に得られる複写物上では、潜像画像の反射濃度は、背景画像の反射濃度よりも濃くなる。このような関係にある2つの画像を夫々、潜像画像と背景画像という。背景画像は多数の小ドット(42um×42um程度)から構成され、潜像画像は少数の大ドット(126um×126um程度)から構成されている。
複写機には、各複写機特有の再現能力がある。どんな複写機であっても、シート上でのドットは小さければ小さいほど、そのシートを複写した際に得られる複写物上で、ドットは再現されにくくなってしまう。
そのため、地紋画像の存在するシートを複写機で複写すると、小ドットから構成される背景画像は再現されにくい(消失しやすい)。一方、大ドットから構成される潜像画像は再現されやすい。そのため、シート上で潜像画像と背景画像の反射濃度が略同一であっても、複写物上では、潜像画像の反射濃度は、背景画像の反射濃度よりも濃くなる。
地紋画像は、このような現象をうまく利用している。住民票の写しなどを官公庁で入手し、当該入手した住民票の写しから複写物を作成すると、その複写物上では「無効」などの文字列が視認可能となる。これは、住民票の写しには、地紋画像が存在しているからである。
ここで、潜像画像をシート上に形成するためのデータを潜像画像データという。そして、潜像画像上の大ドットをシート上に形成するためのデータを潜像画像パターンデータという。図16(A)は、黒地紋画像の場合の潜像画像パターンデータを示す。
この図で、黒の画素は、(R,G,B)=(0,0,0)又は(C,M,Y,K)=(0,0,0,255)の画素値を持つ画素を示している。一方、白の画素は、(R,G,B)=(255,255,255)又は(C、M,Y,K)=(0,0,0,0)の画素値を持つ画素を示している。
また、背景画像をシート上に形成するためのデータを背景画像データという。そして、背景画像上の小ドットをシート上に形成するためのデータを背景画像パターンデータという。図16(B)は、黒地紋の場合の背景画像パターンデータを示す。図16(A)と同じく、黒の画素は、(R,G,B)=(0,0,0)又は(C,M,Y,K)=(0,0,0,255)の画素値を持つ画素を示している。一方、白の画素は、(R,G,B)=(255,255,255)又は(C、M,Y,K)=(0,0,0,0)の画素値を持つ画素を示している。
なお、地紋画像データには、黒地紋画像データ、シアン地紋画像データ、マゼンタ地紋画像データが存在しているが、どの色の地紋画像データであれ、この地紋画像データ内の画素値はその色で二値となっている。
例えば、シアン地紋画像データの各画素は、シアン画素と、白画素からなる。シアン画素は(R,G,B)=(0,255,255)又は(C,M,Y,K)=(255,0,0,0)である。白画素は、(R,G,B)=(255,255,255)又は(C,M,Y,K)=(255,0,0,0)である。このように、ドットをどこに打ち、どこに打たないかを示す(即ち、中間調の色の情報を持たない)データを、二値画像データと本発明では称する。このシアン地紋画像データは、シアンの二値画像データである。先程の黒地紋画像データは、黒の二値画像データである。
また、従来から存在する1次元のバーコードを拡張した2次元コードと称される技術も存在している。2次元コードとは、縦、横の2方向に情報を持つコードである。規格化された2次元コードとしては、QRCode(登録商標)(特許文献2参照)などが存在しており、現在一般的に用いられている。地紋画像データと同様に、こうした2次元コードデータと原稿データとをホストコンピュータのアプリケーションで生成した上で複合機に送信し、複合機においてこれらのデータを合成し、印刷出力する技術も知られている。
この2次元コードデータも、黒と白の二値画像データである。
このような地紋画像データ、二次元コードデータ、バーコードデータ、電子透かしデータを総称して、情報埋込のための二値画像データと定義する。
さらに、ここで、本明細書において使用している文言の定義を以下に示す。
印刷ジョブデータ:タグデータと印刷データとからなる。
印刷データ:どのようなビットマップデータを生成すべきかを示すデータである。この印刷データは、ページ記述言語(PDL)で記述されているデータである。
原稿データ:アプリケーションが作成するデータであり、例えば、WORD(商標)のデータやEXCEL(商標)のデータを含む。ただし、情報埋込のための二値画像データは、この原稿データには含まない。
タグデータ:印刷データに付加される付加的な情報である。タグデータに含まれる情報の例を挙げる。印刷データを2in1で印刷しなさい。印刷データの送信を行いなさい。印刷データを格納しなさい。印刷データには情報埋込のための二値画像データが含まれていますよ。このように、印刷データ以外の「複合機に対する命令」のデータをタグデータと称する。
画像:シート、ディスプレイ上に存在する絵である。
画像データ:画像をシート又はディスプレイ上に表現するためのデータの総称である。画像データとしては、例えば、ビットマップデータがふくまれる。なお、「画像データ」の概念の中で、特定のデータを定義する場合は、「画像データ」の前に、その特定のデータに相当する文言を付加している。その例を以下に列挙する。
二値画像データ:画像データに含まれる各画素が0と255で示される場合(画素値のレンジが256の場合)に、その画像データは二値画像データと呼ばれる。
地紋画像データ:地紋画像をシート上に形成するためのビットマップデータである。
バーコードデータ:バーコードをシート上に形成するためのビットマップデータである。
二次元コードデータ:二次元コードをシート上に形成するためのビットマップデータである。
電子透かしデータ:電子透かしをシート上に形成するためのビットマップデータである。
ところで、現在の複合機は、印刷ジョブデータを受信すると、その中から印刷データを取出し、当該取出された印刷データをいったんビットマップの画像データに変換した上で、これを非可逆圧縮する構成となっている。このように、非可逆圧縮することで、前記ビットマップの画像データに対するメモリ割当量を削減している。これにより、メモリに余裕ができ、他の処理(複写処理、記憶処理、データ送受信処理)のためのメモリ割当量が確保されることになる。
つまり、現在の複合機は、画像データを非可逆圧縮することにより各画像データに対するメモリ割当量を削減し、これにより、メモリに余裕を持たせている。そして、プリント処理と、他の処理とを同時並行して行っている。
このようにメモリに余裕ができることで実現できることは、実は同時並行処理だけではない。例えば、非常のページ数の多い画像データを含む印刷ジョブデータを複合機が受信した時に、複合機のメモリに余裕があるため、どんどん印刷ジョブデータから不可逆圧縮後の画像データを生成してメモリに格納することができる。このようにどんどん処理を進められることにより、スループットを向上させている。
以上のように、複合機における非可逆圧縮処理は、直接的には画像データのデータサイズを削減することを目的としている。そして、間接的には複数の処理の同時並行処理や、各処理の高速化を目的としている。
特開2001−197297号公報 特開2002−002916号公報
なお、JPEG圧縮は、高周波成分を中心に飛ばす圧縮である。JPEG圧縮の圧縮率が高ければ高いほど、高周波成分の飛ばし量は増加する。そのため、孤立ドット(濃度値が255である小領域)が多数含まれている二値画像データに対してJPEG圧縮を行うと、高周波成分が飛び画像がなまってしまうことになる。なお、ここで小領域とは、例えば、1×1画素(600DPIで42um×42um程度)や2×2画素や3×3画素のように少ない画素数を含む領域のことを意味している。
このようなJPEG圧縮(非可逆圧縮)が、二値画像データに対して行われると、二値画像データが著しく劣化し、情報が消失してしまう。そして、情報埋込のための二値画像データが劣化すると、情報が欠落してしまう。もちろん、非常に低い圧縮率のJPEG圧縮(非可逆圧縮)を行えば、二値画像データはそれほど劣化しないが、今度は、JPEG圧縮(非可逆圧縮)後のデータのサイズが非常に大きくなってしまう。これは、二値画像データには、多くの高周波成分が含まれているからである。
このことを、潜像パターンデータと背景パターンデータとを用いて以下で説明する。
図16(A)は、図15(A)に示す潜像パターンデータが、非可逆圧縮され、伸張された時になまってしまった様子を示す。
図16(B)は、図15(B)に示す背景パターンデータが、非可逆圧縮され、伸張された時になまってしまった様子を示す。
図12(A)は、図16(A)に示す「なまった」潜像パターンデータが、二値化されることで得られる不完全な潜像パターンデータの一例である。この図からわかるように、本来、大ドットをシート上に形成するためのデータが、中ドットと小ドットをシート上に形成するためのデータに変換されてしまっている。
図12(B)は、図16(B)に示す「なまった」背景パターンデータが、二値化されることで得られる不完全な背景パターンデータの一例である。この図からわかるように、本来、小ドットをシート上に形成するためのデータが、中ドットと小ドットをシート上に形成するためのデータに変換されてしまっている。
このように、潜像パターンデータにも背景パターンデータにも中ドットと小ドットが含まれてしまうと、これらのパターンデータにより生成される地紋画像データは、もはや地紋画像データではない。地紋画像データが印刷出力されてできたシートを、複写しても、その複写物上に「無効」などの文字列が現れることがなくなってしまう。
なお、以上地紋画像データを例に説明したように、二値画像データに対して非可逆圧縮が行われると、ドットの位置がずれてしまうことになる。そして、ドットの位置がずれてしまうと、情報を埋込むための二値画像データに情報が埋め込めなくなってしまう。具体的には、地紋画像データの場合には、複写物で文字列が視認可能に現れなくなる。電子透かしデータやバーコード、二次元コードの場合には、コード読取り機や透かし読取り機が情報を読取れなくなってしまう。
本発明は、上記問題点を解決する。
第1の目的は、原稿データと合成して印刷されるべき地紋画像データの印刷が正常になされるように、非可逆圧縮を画像データに対して行う画像処理装置へ指示する情報処理装置及び情報処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
第2の目的は、通常の画像データに対しては非可逆圧縮を行って複数の処理の同時並行処理や各処理の高速化を実現しつつ、地紋画像データ(又は、地紋画像データと原稿データとの合成画像データ)に対しては情報の劣化を防止することが可能な画像処理装置及び画像処理装置の制御法方法を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、印刷データに、地紋画像データが含まれているか判定する判定手段と、前記判定手段で地紋画像データが含まれるか判定された印刷データにより作成された画像データに対して、前記判定手段における判定結果に基づいて、第1の圧縮処理を行うか、前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を行うか決定し、当該決定された圧縮処理を行う処理手段とを備え、
前記第2の圧縮処理は、前記第1の圧縮処理より画像劣化の少ない圧縮処理であり、
前記処理手段は、
前記判定手段により印刷データに、地紋画像データが含まれていないと判定された場合に、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第1の圧縮処理を行い、
前記判定手段により印刷データに、地紋画像データが含まれていると判定された場合に、前記地紋画像データの占める領域情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第2の圧縮処理を行うか、印刷処理を中止するかを決定し、
前記第2の圧縮処理を行うと決定された場合に、前記第2の圧縮処理を前記印刷データにより作成された画像データに対して行うことを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、上記の画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置であって、原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、付加情報を生成する付加情報生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成された印刷データに前記付加情報生成手段で生成された付加情報を付加して送信する送信手段とを備え、
前記付加情報生成手段は、
前記地紋画像データに、部分地紋画像データと全面地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す付加情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、原稿データと合成して印刷されるべき地紋画像データの印刷が正常になされるように、非可逆圧縮を画像データに対して行う画像処理装置へ指示する情報処理装置及び情報処理装置の制御方法を提供することができる。
また本発明によれば、通常の画像データに対しては非可逆圧縮を行って複数の処理の同時並行処理や各処理の高速化を実現しつつ、地紋画像データ(又は、地紋画像データと原稿データとの合成画像データ)に対しては情報の劣化を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。これは、コンピュータと複合機とからなるシステムの例であるが、本発明はこの例に限定されるものではない。
なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、本発明を適用できる。さらに、LAN(local area network)、WAN(wide area network)等のネットワークを介して接続され、処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できる。
(印刷システムの構成)
ホストコンピュータ3000は、次の構成を有する。即ち、CPU1と、RAM2と、ROM(read only memory)3と、キーボードコントローラ(KBC)5と、CRTコントローラ(CRTC)6と、ディスクコントローラ(DKC)7と、複合機コントローラ(PRTC)8とを有する。そして、これらの構成が、システムバス4を介して、相互に接続してある。
CPU1は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された原稿処理プログラム等に基づいて、次のような制御を実行する。即ち、CPU1は、後述される本発明の各実施形態に係わる処理を含む、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した原稿の生成と、生成された原稿の印刷処理との実行を制御する。このCPU1がシステムバス4に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、オペレーティングシステム(以下「OS」という。)等が記憶されている。また、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には、原稿を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶されている。さらに、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には原稿を生成する際に使用する各種データが記憶されている。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、地紋の表示を含む、CRTディスプレイ(CRT)10による表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)7は、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。外部メモリ11は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、複合機制御コマンド生成プログラム(以下「複合機ドライバ」という。)等を記憶する。複合機コントローラ(PRTC)8は、双方向性インタフェース21を介して複合機1500に接続されて、複合機1500との通信制御処理を実行する。なお、インタフェースを「I/F」と略すことがある。
なお、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて、予め登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウィンドウを開き、複合機の設定や、印刷モードの選択を含む複合機ドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができる。
複合機1500は、CPU12と、RAM19と、ROM13と、入力部18と、印刷I/F16と、操作部1501と、メモリコントローラ(MC)20とが、システムバス15を介して、相互に接続してある。
複合機1500は、CPU12によって制御される。即ち、CPU12は、ROM13に記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいて複合機1500全体を統括的に制御する。また、CPU12は、複合機1500全体を統括的に制御してシステムバス15に接続される印刷部(複合機エンジン)17に印刷出力情報としての画像信号を出力する。
ROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等が記憶される。また、ROM13のフォント用ROMには上記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。また、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がない複合機の場合には、コンピュータ上で利用される情報等が記憶される。
CPU12は入力部18を介してコンピュータとの通信処理が可能となっている。これにより、複合機1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMである。また、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
また、複合機1500は図示しないNVRAMを有し、操作部1501からの複合機モード設定情報を記憶するようにしてもよい。
印刷部17は本実施形態では電子写真方式のエンジンとしている。したがって、地紋画像データを含む画像データはトナーのドットによって最終的に紙などの媒体上に記録される。なお、本発明に係る印刷の方式はこのような電子写真方式に限られないことは勿論である。例えば、インクジェット方式など、ドットを形成して印刷を行ういずれの方式の印刷装置にも、本発明を適用することができる。
図2は、図1のホストコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、複合機ドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在する。そして、これらは、OSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされて実行されるプログラムモジュールである。
また、アプリケーション201および複合機ドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行される。このアプリケーション201から複合機1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、複合機などの印刷装置ごとに用意された複合機ドライバ203を外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力を複合機ドライバ203に設定する。また、グラフィックエンジン202はアプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数をDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、複合機ドライバ203へ出力する。複合機ドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、複合機が認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換された複合機制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経て、インタフェース21経由で、複合機1500へ、印刷データとして出力される仕組みとなっている。
印刷プログラムを含む印刷関連モジュールがホストコンピュータ300上のRAM2にロードされ実行可能となった状態のメモリマップを、図3に示す。図3において、301は印刷用のアプリケーション、302は空きメモリ、303は印刷関連データ、304は印刷関連プログラム、305はOS、306はBIOSである。本実施形態における印刷制御プログラムは、印刷関連プログラム304の一部として存在している。
ここで、本実施形態における、情報埋込のための二値画像データを含む印刷ジョブデータの生成から送信までの手順を説明する。以下では、情報埋込のための二値画像として地紋画像を例にとって説明する。まず、アプリケーションが原稿データを作成する。作成された原稿データに対して印刷がユーザから指示されると、複合機ドライバが起動し、UI上に複合機ドライバ画面が表示する。ユーザは、この複合機ドライバ画面を用いて、印刷を行わせたい複合機を選択したり、印刷設定を選択したりすることができるようになっている。また、地紋印刷を選択したり電子透かし印刷を選択したり2次元コード印刷を選択したりすることも可能になっている。
なお、地紋画像印刷とは、地紋画像データと原稿データとを合成して印刷する機能である。また、電子透かし印刷とは、電子透かしデータと原稿データとを合成して印刷する機能である。また、2次元コード印刷とは、2次元コードデータと原稿データとを合成して印刷する機能である。
ユーザにより、印刷設定等の指示や地紋画像印刷の選択がプリンタドライバ画面を用いて確定されると、複合機ドライバは、以下の処理を実行する。
まず、複合機ドライバは、地紋画像データを生成する。複合機ドライバは、生成した地紋画像データと、アプリケーションからOSを介して受け取った原稿データとから印刷データを生成する。さらに、複合機ドライバは、印刷データにタグデータを付加し(関連付け)て、印刷ジョブデータを生成する。複合機ドライバは、生成された印刷ジョブデータを送信するようにOSに依頼する。結果として、ホストコンピュータは、印刷ジョブデータを複合機に送信する。
図4は、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データ401のホストコンピュータ3000から複合機1500への送出時において、「情報埋込のための二値画像データを含む印刷データである」ことを示すタグ402がこの印刷データ401に付加される様子を示す。
複合機1500は、上述のようにして作成された印刷ジョブデータを受信すると、次の処理を実行する。まず、複合機1500は、受信した印刷ジョブデータをタグデータと印刷データとに分離する。さらに、複合機1500は、タグデータに基づいて、後述する合成画像データに対して行うべき画像処理の設定(低圧縮率など)を行う。また、複合機1500は、印刷データを解釈して中間データを生成する。中間データには、地紋画像中間データと、原稿中間データとが含まれる。さらに複合機1500は、地紋画像中間データから地紋画像データ(ビットマップデータ)と、原稿中間データから原稿画像データ(ビットマップデータ)とを生成する。生成した二つの画像データを合成して、合成画像データ(ビットマップデータ)を生成する。そして、合成画像データに対して、低圧縮率の圧縮処理を行い、圧縮後の合成画像データを格納する。さらに、格納された圧縮後の合成画像データを伸張し、新たな合成画像データ(ビットマップデータ)を生成する。
図5は、複合機1500による受信時における処理の様子を示したものである。ホストコンピュータ300から情報埋込のための二値画像データを含む印刷データ401およびタグデータ402からなる印刷ジョブデータを受信した複合機1500は、受信内容の解析、設定、制御を実行する(511)。なお、上述したように、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データ401の中では、原稿データと情報埋込のための二値画像データとは未だ合成されていない状態である。
受信内容の解析、設定、制御においては、タグデータ402を解析し、画像処理の設定を行う。この設定は、情報埋込のための二値画像データと原稿データとを含む印刷データに対する阻害要因・対応設定(512)をテーブル上から参照し、各画像処理の設定を変更する。
以下、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データに対する悪影響を及ぼす可能性のある複合機側の各種画像処理(以後、悪影響を及ぼす可能性のある複合機側の画像処理を阻害要因と称する)の例を挙げる。まず、圧縮処理(513)の場合、阻害要因は非可逆圧縮(非可逆圧縮)である。また、色処理(514)の場合、阻害要因は階調優先処理である。この階調優先処理とは、写真(イメージ)画像に適したカラーマッチング処理を行うものである。イメージに適したカラーマッチング処理では、色味を優先させたマッチング処理を行うことが一般的である。色味を優先させたマッチング処理を行うと、画像に滑らかさが生まれるが、彩度が低下する場合がある。情報埋込のための二値画像データに対して階調優先処理を行うと、この処理後の情報埋込のための二値画像データの一部は元の情報埋込のための二値画像データとは異なってしまう。このため、印刷後の印刷物の画像上の画像情報埋込のための二値画像にボケや彩度の低下が生じてしまい、情報埋込のための二値画像を正確に再現することができないことがある。なお、電子化処理(515)の阻害要因は電子化処理の実行である。
対して、これらの阻害要因による情報埋込のための二値画像データへの悪影響を抑制するため、印刷ジョブデータ内に、情報埋込のための二値画像データを含むことを示すタグデータ402が存在する場合には、上記処理の設定を以下のように変更する。まず、圧縮処理(513)の場合は可逆圧縮(可逆圧縮)とする。また、色処理(514)の場合、対応する設定は鮮やかさ優先処理である。鮮やかさ優先処理とは、画像データのコントラストを高くするようなカラーマッチング処理を指すものである。また、電子化処理(515)の場合は、電子化処理の実行不可の設定となる。
なお、上述したもの以外の阻害要因としては、リソースやプロセス関連項目があげられ、例えば搭載メモリ量、プロセスの並行動作数、用紙搬送制御などが該当する。
図6は、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データ601をホストコンピュータ3000から複合機1500へ送出する場合に、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データであることを示すタグデータ602の内容を示す。このタグデータ602は、印刷データ601に付加される。タグデータ602は、情報埋込のための二値画像データの機能情報を示すDEFAULT/ON/OFF/AUTOと、情報埋込のための二値画像データの種類情報とを少なくとも含んでいる。
情報埋込のための二値画像データの機能情報を示すDEFAULT/ON/OFF/AUTOは、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データに対する、制御内容を複合機に対して指示するコマンドである。DEFAULTコマンドは複合機のデフォルト設定を利用するように指示するコマンドである。また、ONコマンドは情報埋込のための二値画像データに最適な処理を施すための指示を行うコマンドである。つまり、コマンドがONの場合は、例えば、複合機の圧縮処理を非可逆圧縮から可逆圧縮に変更するといった意味を有する。なお、OFFコマンドはONコマンドの逆の意味であり、最適な処理を施さない旨の指示コマンドとなる。また、AUTOコマンドは、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データに対して複合機側の判断により、適宜制御を変更する旨の指示を行うコマンドである。これらの情報を有するタグデータには、図6中の602のような表記がされている。また、602の下位には、上記の各種情報は604や605で示す書式で記載される。もちろん、602も604も605もタグデータである。
また、タグデータは、ホストコンピュータ3000の暗号化部(606)で暗号化され、複合機1500側の復号化部(607)で復号化される。
次に、図7を参照して、図6で示したタグデータの内容を設定するためのインタフェースを説明する。このインタフェースは、ホストコンピュータ3000のCRT10上のユーザインタフェースの例である。[情報埋込のための二値画像付き原稿]ダイアログ700は、機能情報の制御メニューである[最適制御]メニュー701と、情報埋込のための二値画像である符号および特定パターンの種類情報の指定メニューである[種類]メニュー703とを持つ。[最適制御]メニュー701には、選択可能ないくつかのコマンド[DEFAULT/ON/OFF/AUTO]があり、その一部を、図7の702で示すフィールドに示す。[パターンタイプ]メニュー703には、情報埋込のための二値画像データに関する種類情報([2D Code]など)が列挙されている。このダイアログ700における設定は、[OK]ボタン705を押すと確定し、このダイアログ700はクローズされる。
図8は設定対象範囲の説明図である。情報埋込のための二値画像データを含む印刷データのホストコンピュータ3000から複合機1500への送出時において、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データであることを示すタグデータが印刷データに付加される。
図9は制御プログラムの一例を示すフローチャートである。これは、複合機1500がホストコンピュータ3000から送信される印刷ジョブデータを受信した場合の複合機1500の動作時のフローに該当する。
ステップS900では、ホストコンピュータ3000からの印刷データの入力があると、ジョブ処理が開始され、ステップS901からステップS940のループ処理に入る。ステップS910では、ホストコンピュータ3000から送信された印刷ジョブデータの読み込みにおいて、印刷データとタグデータとを分離し、タグデータにおける設定の解析を行う。このタグデータにおける設定の解析はタグ950クラスのプロパティ952とメソッド951を経由し、タグ953を操作することで行われる。続いて、ステップS912では、タグ設定情報の取得を行い、ステップS913で、取得したタグ設定情報から、情報埋込のための二値画像データの有無を判断する。ステップS913で、情報埋込のための二値画像データがないと判断した場合には、ステップS927で、通常の印刷処理を実行する。具体的には、ページ記述言語で記述された印刷データを解釈して中間データを作成した後、当該中間データをラスタライズすることによって、ビットマップデータを生成する。さらに、生成したビットマップデータを通常の圧縮テーブルで不可逆圧縮し、不可逆圧縮後のデータをメモリに格納する。そして、メモリから不可逆圧縮後のデータを読み出し、伸張した上で、色変換、二値化を行いシート上に印刷出力する。
他方、ステップS913で、タグデータによって情報埋込のための二値画像データがあると判断した場合には、ステップS920で、各印刷機能の前設定を行う。この前設定は図9のプリント921で示した処理ルーチンであり、プリント921はプリントクラス960として記載したものと同じものである。プリントクラス960は各機能966、圧縮機能963、色処理機能964、原稿の電子化機能965を含んでおり、プロパティ962とメソッド961を経由し、複合機の各種機能設定が操作される。各機能966は、圧縮機能963、色処理機能964、原稿の電子化機能965以外の任意の機能を示すものである。もちろん、阻害要因を有する機能として、圧縮機能963、色処理機能964、原稿の電子化機能965以外の機能がある場合は、そうした機能に対してもタグデータに基づいて操作が行われる。
ステップS922では、ステップS910の解析から得られたタグデータの内容に基づいて、制御対象の有効範囲を設定する。これは図8で示したジョブ802や原稿803などで示した有効範囲に関するものである。次に、ステップS923にて、各機能の阻害要因と対応設定を取得する。これらは上述した阻害要因と、その阻害状態を回避するための対応設定に相当するものである。本実施形態では、タグデータから機能情報を取得し、機能情報が情報埋込のための二値画像データの阻害要因を回避するよう指示する設定となっていた場合、複合機に予め格納しておいた、対応設定を読み出し、各機能を対応設定に変更する処理を行う。もちろん、タグデータに対応設定までを格納しておき、タグデータを解析して得られた対応設定で各機能の設定を変更するものであってもよい。なお、この対応設定はステップS924で行われる。ステップS924では、複合機に設定されている各機能の現状設定のうち、情報埋込のための二値画像データに悪影響を及ぼす可能性のある設定項目を退避(キャンセル)する。その後、ステップS925で、各機能を対応設定に変更する。
続いて、ステップS922で設定した対象範囲でループ処理926に入る。ループ926内では、印刷中制御(S927)が、ステップS925で行われた対応設定で処理される。ステップS929で、対象範囲の処理を終了する。
ステップS930で、印刷各機能の後設定を行い、印刷ジョブのプリント処理をプリントクラス931で実行する。プリントクラス931にて印刷ジョブのプリントが終了した後、ステップS932ではステップS924で退避した各機能の設定を元に戻す処理を行う(復帰させる)。
これら一連の処理を、ジョブループステップS940まで行い、ステップS941で、ジョブを終了する。
以上のように、ホストコンピュータ内のプリンタドライバが情報埋込のための二値画像データに関する各種設定を行い、合成・印刷出力は複合機が行う。ここで、ホストコンピュータと複合機が別体であるものとして、本実施形の説明を行った。
しかしながら、このホストコンピュータと複合機とは別体でなく、一体型であってもよい。図10における1050は、この一体型の装置における操作部を表した図である。1010は、情報埋込のための二値画像データに関する各種設定をユーザが行うための領域である。
この1010を用いた各種設定により、情報埋込のための二値画像データが付加された原稿が1020のように生成される。そして、生成後に、原稿と二値画像データとに分離された上で、阻害要因・対応設定(512)を加味した画像処理が行われる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態との比較でいえば、複合機1500における圧縮処理(513)の場合の阻害要因の排除手段が異なる。他の構成は第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態では、情報埋込のための二値画像データへの悪影響を抑制するため、非可逆圧縮(非可逆圧縮)を可逆圧縮(可逆圧縮)に設定変更した。
本実施形態では、非可逆圧縮(非可逆圧縮)から、より圧縮率の低い(より画質劣化の少ない)非可逆圧縮に変更する。
図11を参照して、複合機1500による受信時における処理を説明する。情報埋込のための二値画像データと原稿データとを含む印刷データ401に加え、タグデータ402を含む印刷ジョブデータを受信した複合機1500において、次の処理を行う。即ち、受信内容の解析、設定、制御を実行して(511)、タグデータ402を解析し、各機能の設定処理をおこなう。この設定処理は、各機能の持つ情報埋込のための二値画像データを含む印刷データに対する阻害要因・対応設定(512)をテーブル上から参照し、各機能の設定を変更するものである。
なお、高圧縮率の非可逆圧縮(1121)および低圧縮率の非可逆圧縮(1120)は、タグデータ402の内容に応じ、圧縮テーブルを切り替えることにより実現される。なお、以降、高圧縮率の非可逆圧縮を高圧縮、高圧縮処理といい、低圧縮率の非可逆圧縮を低圧縮、低圧縮処理と表現することもある。タグデータ402の内容に応じて、圧縮テーブルを切り替える方法の例は次の通りである。
タグデータ402内に「情報埋込のための二値画像データ」が含まれていない場合は、高圧縮率の非可逆圧縮(1121)用いる。また、タグデータ402内に「情報埋込のための二値画像データ」付加されている場合は、低圧縮率の非可逆圧縮(1120)を用いる。そして、高圧縮率の非可逆圧縮においては、圧縮テーブルA(1131)を用いて、低圧縮率の非可逆圧縮においては、圧縮テーブルC(1133)を用いる。
以上のように、本システムは、タグデータを参照し印刷対象にあわせ非可逆圧縮内において高圧縮と低圧縮を適切に切り替えることができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較すると、複合機のメモリ搭載量や、地紋画像の色を、受信内容の解析、設定、制御(511)の中の判定要因に組み入れている。図13と図14を用いて本実施の形態を説明する。説明の便宜のために、情報埋込のための二値画像として地紋画像をとりあげる。
地紋画像データには、「Color(カラー)」と「Mono(黒)」、「全面(Whole)」と「部分(Partial)」の2×2=4種類の地紋画像データがある。つまり、全面カラー地紋画像データと部分カラー地紋画像データと、全面黒地紋画像データと部分黒地紋画像データとがある。
ここで、(1)が最もデータサイズが大きく、(3)が最もデータサイズが小さい。
(1)全面カラー地紋画像データ
(2)部分カラー地紋画像データ、全面黒地紋画像データ
(3)部分黒地紋画像データ
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、「カラー」と「黒」、「全面」と「部分」の情報を全く考慮することなく制御を行ったが、本実施の形態では、これらの情報を考慮して制御を行う。
次に図13の説明を行う。
フローチャートの説明前に、その前提を簡単に説明する。まず、複合機が拡張メモリを有する場合には、メモリに余裕がるため、(1)〜(3)の全ての地紋画像データに対する印刷出力を行う。なお、印刷出力時には、低圧縮率のテーブルを用いた非可逆圧縮処理を経由することになる。
また、複合機が標準メモリしか有さない場合には、メモリに余裕が無いため、データサイズの小さい(3)に対する印刷出力を行う。なお、印刷出力時には、同じく低圧縮率のテーブルを用いた非可逆圧縮処理を経由することになる。一方、(1)(2)に対する印刷出力は行わない。これは、(1)や(2)のデータサイズがあまりにも大きく、複合機のメモリを圧迫しすぎるからである。
なお、複合機のメモリ量に関係なく、原稿データの印刷のみの場合には、高圧縮率のテーブルを用いた非可逆圧縮処理を経由することになる。
情報埋込のための二値画像データと原稿データとを含む印刷データ401に加え、さらにタグデータ402を含む印刷ジョブデータを受信した複合機1500においては、まず、受信内容の解析、設定、制御を実行する(1311)。即ち、タグデータ402を解析し、各機能の設定処理をおこなう。この設定処理は、情報埋込のための二値画像データを含む印刷データに対する阻害要因・対応設定(1312)をテーブルから参照し、各画像処理の設定を変更するものである。なお、このタグデータ402の内容1303には、地紋画像が占める領域を示すRegion情報がある。このRegion情報には、No(地紋画像無し)、Partial(部分地紋画像)、Whole(全面地紋画像)の値が存在する。また地紋画像の色を示すColor情報があり、MONO、Color(シアン、マゼンタ)の値がとれる。
図14のフローチャートを用い複合機1500におけるCPUの拡張処理を説明する。まず、受信した印刷ジョブデータから印刷データに、地紋画像データがあるかどうかタグデータに基づいて判定する(ステップ1401)。
地紋画像データが付加されていないと判定されれば、通常の印刷を実行する。通常の印刷では、印刷データに含まれる原稿データをビットマップデータに変換する。そして、当該変換されたビットマップデータに対して高圧縮率の非可逆圧縮を加えた上でメモリに格納する。そして、メモリに格納されたデータを伸張し、通常のカラー変換テーブルを用いて色変換を行った上でシート上に印刷出力する。
地紋画像データが付加されていると判定されればステップ1403に移行し、拡張メモリの有無を確認する。拡張メモリがあれば、ステップ1420に移行する。そして、メモリ拡張時のセットアップを行い(ステップ1420)、低圧縮テーブルを設定する(ステップ1421)。さらに、地紋画像データの色に合わせた色変換を行うべく、地紋画像データの色に合わせたカラー変換テーブルを設定する(ステップ1422)。
つまり、メモリ容量が大きくて余裕がある場合には、低圧縮率で非可逆圧縮できるように設定する。
なお、本実施の形態では、標準メモリの容量が1GBなのに対して、拡張メモリの容量は0.5GBとなっている。従って、拡張メモリがあれば、全体のメモリ容量は、1.5Gとなる。
拡張メモリがなければ、ステップ1404に移行し、地紋画像データが原稿データの全面を占めるか一部を占めるかを判定する。
地紋画像データが原稿データの全面を占める場合には、もともとデータ量が非常に大きい。そのため、低圧縮率で非可逆圧縮しても、データサイズがそれほど小さくならないため、たとえ低圧縮率であってもメモリを圧迫することになってしまう。そのため、ステップ1406に移行し、ジョブをキャンセルする。そのキャンセルしたという情報は、複写機のパネル又は/及びホストコンピュータのディスプレイ上に表示することになる。
地紋画像データが原稿データの一部を占める場合には、ステップ1405に移行し、地紋画像データがカラーであるか黒であるかを判定する。
カラーである場合には、もともとデータ量が非常に大きい。そのため、低圧縮率で非可逆圧縮しても、データサイズがそれほど小さくならないため、たとえ低圧縮率であってもメモリを圧迫することになってしまう。そのため、ステップ1406に移行し、ジョブをキャンセルする。そのキャンセルしたという情報は、複写機のパネル又は/及びホストコンピュータのディスプレイ上に表示する(ステップ1407)。
黒である場合には、ステップ1410に移行し、メモリ標準時のセットアップを行い、低圧縮テーブルを設定する(ステップ1411)。さらに、地紋画像データの色に合わせた色変換を行うべく、地紋画像データの色に合わせたカラー変換テーブルを設定する(ステップ1412)。
以上のようにして、圧縮テーブルが設定されると、後は以下の処理が行われる。まず、地紋画像データと原稿データとを32画素×32画素単位で合成し、合成画像データを設定された圧縮テーブルで非可逆圧縮する。そして、どんどん、その32画素×32画素単位の非可逆圧縮後の合成画像データをメモリに格納していく。ページ全面の非可逆圧縮後の合成画像データがメモリに格納されると、シートの搬送を給紙部から開始する。シートの搬送が一定位置まで来ると、メモリからの非可逆圧縮後の合成画像データを32画素×32画素単位で読み出し始める。そして、読み出した合成画像データに対する伸張処理を行い、さらに、設定されたカラー変換テーブルを用いて色変換し、シート上に印刷出力する。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態は、結合予定の複数の原稿データに対して夫々異なる地紋画像データが合成されるように設定された時に、どのように複数の原稿データと複数の地紋画像データとを結合して印刷データを生成し、どのようなタグデータを生成するかについて説明を行う。
通常、複数の地紋画像データが存在する場合には、夫々の地紋画像データに関する情報を記述したタグデータを複数生成すれば何の問題も無いように思われる。
しかしながら、このように原稿データごとに地紋画像データに関する情報を記述してしまうと、ある原稿データは印刷され、他の原稿データの印刷はキャンセルされるという問題が起きてしまう。例えば、白黒部分地紋画像データと合成されるべき原稿データは合成画像データとして印刷され、カラー全面地紋画像データと合成される原稿データの印刷はキャンセルされてしまうという問題が起きてしまう。
一方で、複数の原稿データをセットにして印刷したいが故に、複数の原稿データを結合して印刷するように指示したユーザにとっては、これは非常に不快である。
そこで、本実施の形態では、複数の原稿データを結合する際には、たとえ夫々の原稿データに合成されるべき地紋画像データが異なっていたとしても、タグデータには1種類の情報しか含ませない。
具体的に、原稿データ1に対しては地紋画像データ1(全面カラー地紋画像データ)が合成される予定になっており、かつ、原稿データ2に対しては地紋画像データ2(部分黒地紋画像データ)が合成される予定になっている場合を想定してみよう。さらに、原稿データ1と原稿データ2との結合が指示されている場合を想定してみよう。
このような場合には、原稿データ1、2と地紋画像データ1、2とを含む印刷データを生成し、全面地紋画像データという情報を含むタグデータを生成する。
その結果、印刷データの印刷は全てキャンセルされ、どれかの原稿データだけ印刷されてしまうことを防ぐことができる。
なお、タグデータを生成するときのルールは、以下のようになる。>の左側が、優先度が高いことを示す。
(1)カラー>黒
(2)全面>部分>無し
このルールによって、例えば、カラー地紋画像データと黒地紋画像データとが存在する場合には、カラー地紋画像データという情報を含むタグデータが生成されることになる。 なお、本実施形態では、夫々異なる地紋画像データが合成される予定の複数の原稿データを結合する時のタグデータの生成ルールの説明を行った。しかしながら、本発明は、このルールが適用されるのは、結合の時に限られない。例えば、夫々異なる地紋画像データが合成される予定の複数のページを有する一つの原稿データに対して付加するタグデータについても、同じルールでタグデータが生成されることになる。
(その他)
なお、本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、複合機など)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(複写機、複合機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また本発明の目的は、各実施形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。この書き込み後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図1のホストコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図である。 図1のホストコンピュータ3000におけるメモリマップ図である。 図1のホストコンピュータ3000からの送出時の概要図である。 図1の複合機1500への受信時の概要図である。 タグ602の内容の一例を示す図である。 ユーザインタフェースの一例を示す図である。 設定対象範囲の例を示す図である。 図1のROM3のプログラムROMに格納される制御プログラムの一例を示すフローチャートである。 コピー機能への適用例を示す図である。 非可逆圧縮で圧縮率の高低を切り替えるときの概要図である。 (A)は潜像パターンデータを示す図、(B)は背景パターンデータを示す図である。 タグの内容の一例と複合機制御の概要図である。 複合機制御のフローチャートである。 (A)は不可逆圧縮、伸張、二値化後の潜像パターンデータを示す図、(B)は不可逆圧縮、伸張、二値化後の背景パターンデータを示す図である。 (A)は不可逆圧縮、伸張後の潜像パターンデータを示す図、(B)は不可逆圧縮、伸張後の背景パターンデータを示す図である。)
符号の説明
1、12 CPU
3、13 ROM
2、19 RAM
1500 プリンタ
3000 コンピュータ


Claims (14)

  1. 印刷データに、地紋画像データが含まれているか判定する判定手段と、
    前記判定手段で地紋画像データが含まれるか判定された印刷データにより作成された画像データに対して、前記判定手段における判定結果に基づいて、第1の圧縮処理を行うか、前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を行うか決定し、当該決定された圧縮処理を行う処理手段と
    を備え、
    前記第2の圧縮処理は、前記第1の圧縮処理より画像劣化の少ない圧縮処理であり、
    前記処理手段は、
    前記判定手段により印刷データに、地紋画像データが含まれていないと判定された場合に、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第1の圧縮処理を行い、
    前記判定手段により印刷データに、地紋画像データが含まれていると判定された場合に、前記地紋画像データの占める領域情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第2の圧縮処理を行うか、印刷処理を中止するかを決定し、
    前記第2の圧縮処理を行うと決定された場合に、前記第2の圧縮処理を前記印刷データにより作成された画像データに対して行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 印刷データ中の地紋画像データの占める領域情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段を備える画像処理装置であって、
    前記決定手段は、
    地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、
    地紋画像データの占める領域情報が部分であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 印刷データ中の地紋画像データの占める領域情報と、画像処理装置内の拡張メモリの有無とに基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段を備える画像処理装置であって、
    前記決定手段は、
    拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、
    拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの占める領域情報が部分であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定し、
    拡張メモリが有る場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置であって、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    付加情報を生成する付加情報生成手段と、
    前記印刷データ生成手段で生成された印刷データに前記付加情報生成手段で生成された付加情報を付加して送信する送信手段と
    を備え、
    前記付加情報生成手段は、
    前記地紋画像データに、部分地紋画像データと全面地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置。
  5. 印刷データ中の地紋画像データの色を示す付加情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段であって、地紋画像データの色を示す付加情報がカラーであることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、地紋画像データの色を示す付加情報が白黒であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定する決定手段を備える画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置において、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データに地紋画像データが含まれていることを示す付加情報を生成する付加情報生成手段と、
    前記印刷データ生成手段で生成された印刷データに前記付加情報生成手段で生成された付加情報を付加して送信する送信手段と
    を備え、
    前記付加情報生成手段は、
    前記地紋画像データに、カラー地紋画像データと白黒地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの色を示す情報がカラーであることを示す前記付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置。
  6. 印刷データ中の地紋画像データの色を示す付加情報と、画像処理装置内の拡張メモリの有無とに基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段であって、拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの色を示す付加情報がカラーであることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの色を示す付加情報が白黒であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定し、拡張メモリが有る場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定する決定手段を備える画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置において、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データに地紋画像データが含まれていることを示す付加情報を生成する付加情報生成手段と、
    前記印刷データ生成手段で生成された印刷データに前記付加情報生成手段で生成された付加情報を付加して送信する送信手段と
    を備え、
    前記付加情報生成手段は、
    前記地紋画像データに、カラー地紋画像データと白黒地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの色を示す情報がカラーであることを示す前記付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置。
  7. 印刷データに、地紋画像データが含まれているか判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで地紋画像データが含まれるか判定された印刷データにより作成された画像データに対して、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、第1の圧縮処理を行うか、前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を行うか決定し、当該決定された圧縮処理を行う処理ステップと
    を含み、
    前記第2の圧縮処理は、前記第1の圧縮処理より画像劣化の少ない圧縮処理であり、
    前記処理ステップは、
    前記判定ステップにより印刷データに、地紋画像データが含まれていないと判定された場合に、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第1の圧縮処理を行い、
    前記判定ステップにより印刷データに、地紋画像データが含まれていると判定された場合に、前記地紋画像データの占める領域情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して前記第2の圧縮処理を行うか、印刷処理を中止するかを決定し、
    前記第2の圧縮処理を行うと決定された場合に、前記第2の圧縮処理を前記印刷データにより作成された画像データに対して行うことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 印刷データ中の地紋画像データの占める領域情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定ステップを含む画像処理装置の制御方法であって、
    前記決定ステップは、
    地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、
    地紋画像データの占める領域情報が部分であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 印刷データ中の地紋画像データの占める領域情報と、画像処理装置内の拡張メモリの有無とに基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定ステップを含む画像処理装置の制御方法であって、
    前記決定ステップは、
    拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、
    拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの占める領域情報が部分であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定し、
    拡張メモリが有る場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  10. 請求項7乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置の制御方法であって、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    付加情報を生成する付加情報生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップで生成された印刷データに前記付加情報生成ステップで生成された付加情報を付加して送信する送信ステップと
    を含み、
    前記付加情報生成ステップは、
    前記地紋画像データに、部分地紋画像データと全面地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの占める領域情報が全面であることを示す付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 印刷データ中の地紋画像データの色を示す付加情報に基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段であって、地紋画像データの色を示す付加情報がカラーであることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、地紋画像データの色を示す付加情報が白黒であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定する決定手段を備える画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置の制御方法において、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    前記印刷データに地紋画像データが含まれていることを示す付加情報を生成する付加情報生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップで生成された印刷データに前記付加情報生成ステップで生成された付加情報を付加して送信する送信ステップと
    を含み、
    前記付加情報生成ステップは、
    前記地紋画像データに、カラー地紋画像データと白黒地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの色を示す情報がカラーであることを示す前記付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 印刷データ中の地紋画像データの色を示す付加情報と、画像処理装置内の拡張メモリの有無とに基づいて、前記印刷データにより作成された画像データに対して印刷処理を実行するか、印刷処理を中止するかを決定する決定手段であって、拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの色を示す付加情報がカラーであることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を中止すると決定し、拡張メモリが無い場合であって地紋画像データの色を示す付加情報が白黒であることを示す情報である場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定し、拡張メモリが有る場合には、前記印刷データにより作成された画像データの印刷処理を実行すると決定する決定手段を備える画像処理装置に印刷データを送信する情報処理装置の制御方法において、
    原稿データと、当該原稿データと合成されるべき地紋画像データとを含む印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    前記印刷データに地紋画像データが含まれていることを示す付加情報を生成する付加情報生成ステップと、
    前記印刷データ生成ステップで生成された印刷データに前記付加情報生成ステップで生成された付加情報を付加して送信する送信ステップと
    を含み、
    前記付加情報生成ステップは、
    前記地紋画像データに、カラー地紋画像データと白黒地紋画像データとが含まれる場合に、前記地紋画像データの色を示す情報がカラーであることを示す前記付加情報を生成することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. コンピュータに、請求項7乃至12の何れか1項に記載の方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. コンピュータに、請求項7乃至12の何れか1項に記載の方法を実行させるプログラム。
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