JP4208039B2 - 流量充填装置 - Google Patents
流量充填装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4208039B2 JP4208039B2 JP28616397A JP28616397A JP4208039B2 JP 4208039 B2 JP4208039 B2 JP 4208039B2 JP 28616397 A JP28616397 A JP 28616397A JP 28616397 A JP28616397 A JP 28616397A JP 4208039 B2 JP4208039 B2 JP 4208039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- flow rate
- pulse
- liquid
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に充填される液体の流量を電磁流量計によって計測しつつ充填を行なう流量充填装置に係り、特に、前記電磁流量計の出力したパルス数に応じて正確な流量を算出することができるように流量充填装置を調整する調整方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電磁流量計を備えた流量充填装置は、充填液を貯留するフィラタンクと、このフィラタンクから充填液通路を介して供給された液体を容器内に充填するノズルと、前記充填液通路を開閉する充填バルブと、充填液通路内に設けられ、この通路を通過して容器内に充填される液体の流量を検出し、パルスとして出力する電磁流量計と、この電磁流量計からのパルス信号に応じて充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような流量充填装置では、電磁流量計で予め設定されている一パルス当りの流量は、電磁流量計の製造メーカーで校正された値であり、この電磁流量計を充填装置に組み込んだ時には、実際の一パルス当りの流量値が前記校正値と異なる場合がある。このように製造メーカーでの校正値と、充填装置に組み込んだときの値が異なる原因は、メーカーでの校正環境と充填装置の環境とが異なるためや、メーカーで校正に使用される液と実際に充填される飲料、化粧品、トイレタリー製品などの液の液質の差などによるものである。いずれにしても、予め設定されている一パルス当りの流量が、実際の充填時における一パルス当りの流量値と異なっている場合には、充填バルブを閉じた後の充填量に誤差がでてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、電磁流量計を用いた充填装置で正確な充填を行なうことができるように調整をする流量充填装置の調整方法および装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる流量充填装置は、充填される液体を貯留するフィラタンクと、フィラタンクに接続された複数の充填液通路と、充填液通路を開閉する充填バルブと、前記充填液通路に設けられ、容器内に充填される流量に応じたパルスを出力する電磁流量計と、この電磁流量計からのパルス信号が入力され、予め設定された単位パルス当りの流量から充填量を算出して充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備えた流量充填装置において、前記フィラタンク内に充填液の液温を計測する温度計を設けるとともに、前記制御装置に、単位パルス当りの流量を設定する設定部と、この設定部によって設定された単位パルス当たりの流量を記憶する記憶部と、充填量を算出する演算部とを設け、前記温度計による温度の計測結果に基いて単位パルス当りの流量を補正するとともに、演算部において補正された流量に基いて充填量を算出し、所定の充填量になったときに充填バルブを閉じるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る流量充填装置の調整方法を実施する流量充填装置の構成を簡略化して示す図であり、容器(図示せず)内に充填される液体を貯留するフィラタンク2に、複数のノズル4がそれぞれ配管(充填液通路)6を介して接続されており、これら充填液通路6に設けられた充填バルブ8を開閉することにより、前記フィラタンク2内の液体を容器内に充填する。
【0009】
前記充填液通路6には、流量計10が設けられており、この充填液通路6内を通過する液体の流量を検出する。この充填装置では、流量計として電磁流量計10が用いられており、通過した液体の流量に応じてパルスを出力する。電磁流量計10から出力されたパルスは、制御装置12に送られてカウントされ、予め設定されて記憶部12aに記憶されている一パルス当りの流量と前記測定パルス数から、演算部12bにおいて充填流量を算出し、所定の流量になったときに、前記充填バルブ8に信号を送ってこのバルブ8を閉じて充填を終了する。なお、充填バルブ8にバルブ閉信号が送られて閉じ始めてから閉じ切るまでの間の流下量を予め算出しておき、その量だけ早めに充填バルブ8を閉じるようにすることはいうまでもない。
【0010】
前記フィラタンク2内には、タンク内の液体の温度を測定する温度計14が設けられており、測定した液温を制御装置12に送る。フィラタンク2内の充填液は、温度の変化により膨脹・収縮するので、制御装置12の記憶部12aには、充填される液体の膨脹/収縮係数が記憶されており、前記温度計14が測定した温度に応じて、前述の記憶部12aに記憶されている一パルス当りの流量値を自動補正して、充填量が変動しないようにする。
【0011】
以上の構成に係る流量充填装置の作動および調整方法について説明する。ノズル4の下方に容器が供給されると、制御装置12から充填バルブ8にバルブ開信号が送られて充填バルブ8が開放し、充填液通路6を通ってフィラタンク2から充填液が流下し、容器内に充填される。充填液通路6には電磁流量計10が設けられており、この充填液通路6を流れる液体の流量に応じてパルスを出力する。電磁流量計10が出力したパルスが制御装置12に送られてカウントされ、演算部12bで、このパルス数に前記一パルス当りの流量を掛けることにより、電磁流量計10を通過して容器内に充填された流量を算出し、所定の流量になったときに、前記充填バルブ8に信号を送ってこのバルブ8を閉じて充填を終了する。
【0012】
ここで、充填量の補正について説明する。電磁流量計10から出力される一パルス当りの流量の、制御装置12の記憶部12aに記憶されている数値と、充填時の実際の流量とに誤差が生ずる場合がある。例えば、300ccの充填を行なう場合に、一パルス当りの流量が、0.3cc/パルスに設定されており、この値が極めて正確であるとすれば、電磁流量計10から1000個のパルスが出力されたときに充填バルブ8を閉じると、充填量が300ccになるはずである。なお、ここでは、充填バルブが閉じ動作を開始してから完全に閉じるまでの間に流量計を流れる液量は無視して考えることにする。ところが、1000個のパルスが出力されたときに、充填バルブ8を閉じても実際の充填量が300ccを超え、あるいは、300ccに満たない場合がある。
【0013】
そこで、電磁流量計10を用いた流量充填装置を運転する際にテスト充填を行ない、予め設定されている電磁流量計10の一パルス当りの流量を補正する。すなわち、実際に所定容量の充填を行ない、充填容量を計測する。このときの電磁流量計10からの積算パルス数と実測した充填容量から、以下の(1)式により実際の一パルス当りの流量を算出する。
実測充填容量÷積算パルス数=一パルス当りの流量 …… (1)
テスト充填によって実際の充填時における一パルス当りの重量値を求め、この値を設定部12cに入力して、制御装置12の記憶部12aに記憶されている前記設定値を補正する。なお、充填容量の計測は容量自体を計測する他に、充填される液体の比重が1の場合には重量値として換算することができる。
【0014】
このように制御装置12に記憶されている一パルス当りの流量値を、設定部12cにより、前記実際の充填量に応じて変更し、この新たな設定値によって、制御装置12が積算パルス数に応じた流量を算出して充填バルブ8に閉信号を送り、バルブを閉じるので、正確な容量の充填を行なうことができる。
【0015】
また、前記フィラタンク2には温度計14が設けられるとともに、制御装置12の記憶部12aには、温度に応じた膨張/収縮係数が記憶されており、温度計の測定した温度が変化したときには、この膨張/収縮係数によって一パルス当りの流量を補正することにより、容器内への充填量の温度変化による変動を防止することができる。また、記憶部12aに各温度ごとの単位パルス当りの流量を記憶しておき、温度計14の測定値により適宜一パルス当りの流量を呼び出すことにより補正することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、充填される液体を貯留するフィラタンクと、フィラタンクに接続された複数の充填液通路と、充填液通路を開閉する充填バルブと、前記充填液通路に設けられ、容器内に充填される流量に応じたパルスを出力する電磁流量計と、この電磁流量計からのパルス信号が入力され、予め設定された単位パルス当りの流量から充填量を算出して充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備えた流量充填装置において、前記フィラタンク内に充填液の液温を計測する温度計を設けるとともに、前記制御装置に、単位パルス当りの流量を設定する設定部と、この設定部によって設定された単位パルス当たりの流量を記憶する記憶部と、充填量を算出する演算部とを設け、前記温度計による温度の計測結果に基いて単位パルス当りの流量を補正するとともに、演算部において補正された流量に基いて充填量を算出し、所定の充填量になったときに充填バルブを閉じるようにしたことにより、充填される液体の温度等の条件に応じて前記設定値を補正して、極めて正確な充填をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流量充填装置の調整方法を実施するための流量充填装置の調整装置の概略を説明する図である。
【符号の説明】
6 充填液通路
8 充填バルブ
10 電磁流量計
12 制御装置
14 温度計
Claims (1)
- 充填される液体を貯留するフィラタンクと、フィラタンクに接続された複数の充填液通路と、充填液通路を開閉する充填バルブと、前記充填液通路に設けられ、容器内に充填される流量に応じたパルスを出力する電磁流量計と、この電磁流量計からのパルス信号が入力され、予め設定された単位パルス当りの流量から充填量を算出して充填バルブの開閉を制御する制御装置とを備えた流量充填装置において、
前記フィラタンク内に充填液の液温を計測する温度計を設けるとともに、前記制御装置に、単位パルス当りの流量を設定する設定部と、この設定部によって設定された単位パルス当たりの流量を記憶する記憶部と、充填量を算出する演算部とを設け、前記温度計による温度の計測結果に基いて単位パルス当りの流量を補正するとともに、演算部において補正された流量に基いて充填量を算出し、所定の充填量になったときに充填バルブを閉じることを特徴とする流量充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28616397A JP4208039B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 流量充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28616397A JP4208039B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 流量充填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105989A JPH11105989A (ja) | 1999-04-20 |
JP4208039B2 true JP4208039B2 (ja) | 2009-01-14 |
Family
ID=17700762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28616397A Expired - Fee Related JP4208039B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 流量充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4208039B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020702A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 流量式充填装置 |
JP7191279B1 (ja) | 2022-04-19 | 2022-12-16 | 三菱電機株式会社 | 電動機 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3595244B2 (ja) * | 2000-06-06 | 2004-12-02 | 株式会社山武 | 充填機 |
JP3918572B2 (ja) * | 2002-02-07 | 2007-05-23 | 澁谷工業株式会社 | 流量式充填方法および流量式充填装置 |
JP3918571B2 (ja) * | 2002-02-07 | 2007-05-23 | 澁谷工業株式会社 | 流量式充填方法および流量式充填装置 |
JP4742680B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2011-08-10 | 澁谷工業株式会社 | 流量式充填装置 |
JP5970788B2 (ja) * | 2011-11-22 | 2016-08-17 | 凸版印刷株式会社 | 液体充填方法及び装置 |
CN103935943A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-07-23 | 广德县中银化工有限责任公司 | 一种用于电泳涂料的自动计量灌装机 |
US10156468B2 (en) * | 2015-10-20 | 2018-12-18 | Sharkninja Operating Llc | Dynamic calibration compensation for flow meter |
CN106275538B (zh) * | 2016-10-14 | 2018-09-21 | 山东耘威医疗科技有限公司 | 一种脚踏式试剂输注器 |
DE102017217953A1 (de) * | 2017-10-09 | 2019-04-11 | Wmf Group Gmbh | Getränkebereiter und Verfahren zur Bestimmung von durch einen Getränkebereiter ausgegebenen und/oder in diesem zur Getränkebereitung verwendeten Heißwassermengen |
JP7100752B1 (ja) * | 2021-10-22 | 2022-07-13 | 岩井ファルマテック株式会社 | 充填装置 |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP28616397A patent/JP4208039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011020702A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 流量式充填装置 |
JP7191279B1 (ja) | 2022-04-19 | 2022-12-16 | 三菱電機株式会社 | 電動機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11105989A (ja) | 1999-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4208039B2 (ja) | 流量充填装置 | |
KR100446157B1 (ko) | 압력 탱크로부터 유체를 배분하기 위한 방법 및 장치 | |
KR102303943B1 (ko) | 질량 유량 컨트롤러를 통해 유동을 모니터링하는 시스템 및 방법 | |
EP2901227B1 (en) | Method and apparatus for self verification of pressure based mass flow controllers | |
US10112816B2 (en) | Method for filling a container with a fill product using a proportional valve | |
KR100362054B1 (ko) | 뱃치 이송 설비에 대한 과다충전 보상 방법 | |
US20170299420A1 (en) | Flow rate verification unit | |
US6334471B1 (en) | Method of filling a receptacle | |
JP2006264755A (ja) | 流量計式液体充填装置 | |
US4084631A (en) | Method and device for controlling a casting machine | |
CN111247088B (zh) | 用填充产品填充容器的方法 | |
JP2021536010A (ja) | 貯蔵ホッパの再充填中のバルク材料用計量分配ユニットの重量式制御方法及び前記方法を実行する計量分配ユニット | |
US4355787A (en) | Method of controlling the nozzle damper of a metallurgical vessel | |
JP4744978B2 (ja) | 重量式充填装置 | |
US8220661B2 (en) | Apparatus for dispensing measured quantities of liquid | |
JP2660036B2 (ja) | 定量充填制御される充填方法とその装置 | |
US5957171A (en) | Pressure filling method and apparatus for liquid | |
JPH0966999A (ja) | 流体質量計量装置 | |
EP1072968A2 (en) | Method to produce devices to control the level or volume of water for domestic appliances and control devices thus obtained | |
JPS63273014A (ja) | 液体及び粉体の計量制御方法及び計量制御装置 | |
JPH01245120A (ja) | 流動可能な媒体を計量する方法及び装置 | |
JP5132810B1 (ja) | 液体充填方法および液体充填装置 | |
JPS6148845B2 (ja) | ||
JPH1129106A (ja) | 充填機 | |
JP2011051624A (ja) | 液体の定量充填方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070209 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |