JP4207462B2 - 顔料分散体及びこれを含むラジカル重合性印刷インキ組成物 - Google Patents

顔料分散体及びこれを含むラジカル重合性印刷インキ組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙やプラスチックシートなどの基材にスクリーン印刷、フレキソ印刷、平版印刷等の印刷方法により印刷し、紫外線または電子線を照射して硬化乾燥する印刷インキに関する。
さらに該インキの構成要素として利用される顔料分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】
顔料から印刷インキを製造する方法としては水分を40〜70質量%を含んだウエットケーキ顔料を用いる方法と乾燥顔料を用いる方法とが一般的である。ウエットケーキ顔料を用いる場合はフラッシング法により得られる顔料分散体を利用する。フラッシング法は、顔料が一般に親油性であることを利用して、ウエットケーキ顔料を印刷インキワニス(一般に親油性)、溶剤、添加剤などと混合して顔料の分散媒である水相をワニス相に置換することにより印刷インキワニス中に顔料が分散された顔料分散体を得る方法であり、乾燥顔料から印刷インキを製造する方法に比べて、インキ化工程のエネルギー消費量が少なく、かつ顔料が容易に微分散される。このため、フラッシング法により得られる顔料分散体は透明性と着色力に優れており、ヒートセット輪転印刷や枚葉印刷に用いられる多くの平版インキに利用されている。
【0003】
一方、紫外線または電子線を照射して硬化乾燥するラジカル重合性印刷インキは、フラッシング法ではなく乾燥顔料を用いて製造されるのが一般的である。この場合、乾燥顔料をラジカル重合性ワニス、ラジカル重合性モノマー、添加剤などと混合した後、ビーズミル、3本ロールなどを用いて分散させる。ラジカル重合性印刷インキを製造する際にフラッシング法を用いない理由は、これらのインキがラジカル重合性の多官能アクリレートモノマーを必須の成分として含有するからである。フラッシング法では置換後の水相を分離除去した後、高温に保持しながら減圧下で残存する水分を取り除く工程が必要であるが、多官能アクリレートモノマーを含有するラジカル重合性ワニスを用いてフラッシングした場合には、この減圧高温下に長時間保持される工程中に重合反応を起こし品質劣化を招き易いという問題がある。さらに、多官能アクリレートモノマーを含有する反応性ワニスは一般に通常フラッシング法に用いられるワニスに比べて極性が高いため、フラッシング時に水相とワニス相との置換がスムーズに進み難いという問題もある。
【0004】
従って、乾燥顔料を用いて製造されている紫外線または電子線硬化性印刷インキは、フラッシング法により製造される通常の平版インキに比べて、分散している顔料の粒子径が大きいために、透明性、着色力、光沢が劣る傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、フラッシング法に用いた場合に、水相とワニス相の置換がスムーズに進行し、かつ重合による品質劣化が起こらないラジカル重合性ワニスを開発し、該ワニス中に顔料が微分散された顔料分散体を提供することを課題とする。
【0006】
また、得られた顔料分散体を用いることにより、透明性、着色力、光沢に優れた、紫外線または電子線を照射して硬化乾燥するラジカル重合性印刷インキを提供することをも課題とする。
【0007】
尚、本明細書では、紫外線または電子線を照射して硬化乾燥するラジカル重合性印刷インキを、それぞれ、紫外線硬化性インキはUVインキと、電子線硬化性インキはEBインキと表し、両者を総称する場合は、UV/EBインキと表す。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明において、UV/EBインキに必須なラジカル重合性ワニスを、その親油性が良好となるように調整することにより、ウエットケーキ顔料を用いたフラッシング法において、安定で効率的なフラッシングを可能としている。その結果、ラジカル重合性ワニス中に微分散された顔料分散体を得ることができ、この顔料分散体を用いることにより、透明性、着色力、光沢に優れた、UV/EBインキを得ることができる。
【0009】
特に、n−ヘキサントレランス値が4以上となるように調整された反応性ワニスを用いた場合、フラッシング法による顔料分散体の製造がスムーズに行われる。
このような親油性ワニスで、かつ充分なラジカル重合性を有するものを得るには、n−ヘキサンと相溶する多官能性の紫外線硬化性モノマーに、これと相溶する樹脂を混合、溶解し、均一な粘調液体を得ればよい。
【0010】
上記の手段により得られたワニスは親油性が高く、フラッシング時に水相とワニス相との置換がスムーズに進むため、フラッシング法による顔料分散体の製造に適する。
【0011】
さらに、本発明の顔料分散体は一般の油性インキ用フラッシュカラーベースと同様な顔料分散性を保持しながら、多官能のラジカル重合性モノマーを構成要素として含有するためUV/EBインキ用の着色剤として好適に用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
(1)
本発明においては、親油性が良好なラジカル重合性ワニス中にウエットケーキ顔料をフラッシング法によって分散させることとしている。その結果、ラジカル重合性ワニス中に顔料は微分散され、この顔料分散体を用いることにより、透明性、着色力、光沢に優れた、UV/EBインキを得ることができる。
【0013】
(2)
本発明に用いられるラジカル重合性ワニスは、多官能性のラジカル重合性モノマーに、これと相溶する樹脂を混合、溶解することで均一な粘調液体を得ればよい。特に、n−ヘキサントレランス値が4以上に調整されたワニスを使用してフラッシングした場合、ワニス相と水相の置換が良好で、比較的短時間にワニス相に顔料が取り込まれる。
【0014】
ここで、n−ヘキサントレランス値とはワニスの親油性を評価する指標で、具体的には実施例に記載の方法で計測する。この数値が大きいほど、そのワニスは親油性が高くなる。
【0015】
(3)
本発明で用いられるラジカル重合性モノマーは、ポリオキシアルキレンブロックを有し、かつ1分子中にラジカル重合性の不飽和二重結合を2個以上有する多官能(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、特にn−ヘキサンと相溶するものが好適に用いられる。
【0016】
そのようなラジカル重合性モノマーとしては、例えば、多価アルコール類、アミン類等の活性水素を有する化合物にアルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポリオールと(メタ)アクリル酸とをエステル反応させて得られるポリオキシアルキレンポリオールポリアクリレートが上げられる。
【0017】
その際使用される多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールまたは、ソルビトールが上げられる。
【0018】
アミンとしては、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミンが上げられる。
【0019】
前記アルキレンオキサイドとしてはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、トリメチレンオキサイド(オキセタン)、テトラメチレンオキサイド(テトラヒドロフラン)が上げられる。これらのアルキレンオキサイドは単独又は混合して用いられるが、n−ヘキサンとの相溶性を良好ならしめるには、アルキレンオキサイドの酸素原子数に対する炭素原子数の比率が3以上となるようにすることが好ましい。
【0020】
ポリオキシアルキレンポリオールポリアクリレートの好ましい数平均分子量は300〜1500であり、より好ましくは400〜800である。分子量が小さ過ぎる場合は、モノマーの揮発性、皮膚刺激性、印刷機を構成するゴム材料への浸透性、等が大きくなるため、得られる顔料分散体の使用用途が限られる。また、分子量が大き過ぎる場合は、モノマーアクリロイル基当量が大きくなり、得られる顔料分散体やこれを用いたUV/EBインキで充分な硬化性が得られない。
【0021】
ポリオキシアルキレンポリオールポリアクリレートの官能度は3〜6が好ましい。官能度が高いほど、1分子当たりに導入されるアクリロイル基が多くなり、インキの架橋形成能が高く、かつ、モノマー分子中のアクリロイル基比率が高くなり得られるワニスの親油性が低下する。このため、フラッシング時に重合反応を起こしたり、フラッシングに時間がかかりすぎる。官能度が低すぎる場合は、得られる顔料分散体のラジカル重合性が乏しい。
【0022】
従って、本発明で用いられる紫外線硬化性モノマーとして、最も好ましいものは、例えば、トリメチロールプロパン1モル当たりにプロピレンオキサイドを平均で3〜9モル付加して得られるポリオキシプロピレントリメチロールプロパントリアクリレートである。
【0023】
本発明に使用される樹脂としては、前記紫外線硬化性モノマーに溶解する印刷インキ用樹脂であれば、特別な制限無く用いられる。そのような樹脂としては、例えば、親油性ポリエステル樹脂、石油樹脂などが好適に使用できる。
【0024】
(4)
前記親油性ポリエステル樹脂として、一塩基酸と、多塩基酸と、多価アルコールとを用いて得られるポリエステル樹脂を用いる場合は、該樹脂を合成する際の原料中に占める脂肪族一塩基酸および又は脂環式一塩基酸の割合が15〜80質量%の範囲、より好ましくは、20〜65質量%なる範囲であるポリエステル樹脂が好適に使用できる。
【0025】
すなわち、脂肪族一塩基酸および又は脂環式一塩基酸の使用割合が15質量%未満となる場合には、得られるポリエステル樹脂の親油性が低く、ワニス化した場合のn−ヘキサントレランス値が低くなり、フラッシング適性が劣る。
【0026】
また、脂肪族一塩基酸および又は脂環式一塩基酸の使用割合が80質量%を超えて用いられる場合には、得られるポリエステル樹脂の軟化点が低くなり、これを含有するUV/EBインキの硬化性が低下するので好ましくない。
【0027】
また、前記ポリエステル樹脂としては、2,000〜50,000の範囲内の重量平均分子量が適当であり、より好ましくは、5,000〜45,000の範囲内の重量平均分子量を有するものが適当である。
すなわち、重量平均分子量が2,000未満の場合、顔料分散性が悪くフラッシング時の水相とワニス相の置換が遅く、フラッシングの効率が悪い。一方、ポリエステル樹脂の分子量が大きいほど、得られる顔料分散体を用いたUV/EBインキの硬化性や印刷適性が向上するが、50,000を超える場合には、適切なワニス粘度とするために必要なモノマー量が増えることとなり、フラッシング時の重合反応を起こしやすくなるので好ましくない。
【0028】
前記一塩基酸としては、例えば、ロジン、水添ロジン等の脂環式一塩基酸;ラウリン酸、ステアリン酸、植物油由来の脂肪酸等の脂肪族一塩基酸;安息香酸、p-tert-ブチル安息香酸等の芳香族一塩基酸などが上げられる。
【0029】
また、前記多塩基酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、(無水)フタル酸、(無水)トリメリット酸、(無水)ピロメリット酸、2,6−ナプタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸またはヘキサヒドロ(無水)フタル酸などであるが、これらの酸類は、単独使用でも2種以上の併用でも良いことは、勿論である。
【0030】
他方、前記した多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコールまたはトリプロピレングリコールなどであり、さらには重量平均分子量が200〜4,000なる範囲のテトラメチレングリコール、あるいは1,4−シクロヘキサンジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドないしはプロピレンオキサイド付加物、水添ビスフェノールAのエチレンオキサイドないしはプロピレンオキサイド付加物、1,4−シクロヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールまたは、ソルビトールなどである。これらの多価アルコール類は、単独使用でも2種以上の併用でも良いことは,勿論である。
【0031】
ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂製造後に前記ラジカル重合性モノマーで希釈し、粘調なワニスとしてフラッシングに用いる。モノマー希釈量は、取り扱いに適したワニス粘度になる範囲であれば特に制限はないが、ポリエステル樹脂に対し20〜200質量%の範囲で使用するのが好ましい。
【0032】
前記ポリエステル樹脂は、さらに、ラジカル重合性を向上させる目的で、イソシアネート化合物で変性することが出来る。イソシアネート化合物として代表的なものには、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートもしくはキシレンジイソシアネートの如き芳香族ジイイソシアネート;テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルヘキサンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネート;またはイソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4(ないしは2,6)−ジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)もしくは1,3−ジ(イソシアネートメチル)シクロヘキサンの如き脂環式ジイソシアネート類やあるいは、これらの各ジイソシアネート類と多価アルコールとのアダクト体、水などとのビュレット体、さらには、上掲された各種ジイソシアネート類同士の共重合体等のポリイソシアネート化合物類等のいずれも使用することが出来る。
【0033】
イソシアネート化合物の使用量としては、当該ポリエステル樹脂中の水酸基(OH)とイソシアネート化合物中のイソシアネート基(NCO)との比が、OH/NCO=1/0.05〜1/0.9なる範囲が好ましく、より好ましくは1/0.1〜1/0.7なる範囲である。
1/0.05より大きいと効果がなく、1/0.9より小さいと粘度が高くなりすぎ不適当である。
【0034】
(5)
前記石油樹脂としては、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂を上げることができる。これらいずれの樹脂にても効果を得られるが、樹脂の軟化点が80℃以上であることが、得られる顔料分散体及びUV/EBインキの硬化性を保持する上で重要である。さらに、軟化点120℃以上がより好ましく、さらに好ましくは140〜170℃の石油樹脂が、硬化後のインキ皮膜強度を高めるために有効である。
【0035】
上記ワニスと顔料ウェットケーキを用いてフラッシングする際には通常のフラッシング法が利用できる。また、ワニスの硬化性や粘性を調整するため、一般のラジカル重合性インキに用いられるラジカル重合性モノマーや樹脂を適宜添加しても良い。ただし、n−ヘキサンに相溶しない紫外線硬化性モノマー及びプレポリマーの添加量は、それらの総含有量がフラッシングに使用するワニス中の30質量%以下であることが好ましい。30質量%を越えて添加されたワニスでは、親油性が損なわれ、フラッシング適性が低下する。
上記のn−ヘキサンに相溶しない紫外線硬化性モノマーとしては、例えば、ポリオキシエチレントリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート等が上げられる。
また、n−ヘキサンに相溶しない紫外線硬化性プレポリマーとしては、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート等が上げられる。
【0036】
本発明の顔料分散体を含有するUV/EBインキにおける、その他のインキ構成成分としては、従来のUV/EBインキに用いられる材料を適宜用いることが出来る。その例を以下に示す。
イ)UVインキにおける光重合開始剤及び増感剤、
ロ)色相を調整するための有機顔料、無機顔料、
ハ)無機体質顔料等の粘度調整剤あるいは増量剤、
ニ)ハイドロキノン等インキの経時安定性性を付与する為の重合抑制剤、
ホ)インキの印刷適性を調整するための界面活性剤、
ヘ)ワックス等、硬化皮膜の表面物性を調整する助剤。
【0037】
【実施例】
更に実施例および比較例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。例中の部及び%は質量基準である。本明細書において、n−ヘキサントレランス値とは、ビーカーにワニス2gとトルエン2gをはかりとり、ワニスのトルエン溶液を調整したのち、この溶液をn−ヘキサンで滴定し、この溶液が白濁するのに要したn−ヘキサンの滴定量(ml)を表す。
【0038】
まず、参考データとして、各種紫外線硬化性モノマーを1対1(質量比)でn−ヘキサンと混合した場合の相溶性を表1に示した。
表1:各紫外線モノマーとn−ヘキサンとの相溶性
【0039】
【表1】
Figure 0004207462
【0040】
表1の番号の説明:
1:フォトマー4149(サンノプコ社製)、2:アロニックスM310(東亜合成社製)、3:アロニックスM320(東亞合成社製)、4:OTA480(ダイセル・ユーシービー社製)、5:アロニックスM408(東亜合成社製)、6:アロニックスM402(東亜合成社製)。
【0041】
1.[インキ用樹脂ワニスの製造]
1−1.インキ用樹脂ワニス1(比較例)の製造
従来型の、一般的な板紙印刷用紫外線硬化性インキに使用する樹脂ワニスの製造方法を以下に示す。
ネオペンチルグリコール20部、ペンタエリスリトール240部、アジピン酸25部、イソフタル酸225部、安息香酸490部を不活性ガスの存在下で210℃で6時間加熱して、固形分酸価が9.5で、かつ、重量平均分子量が18000なるポリエステル樹脂を得た。
次いで、このポリエステル40部とアロニックスM402(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、東亜合成社製)30部とアロニックスM408(ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、東亜合成社製)30部を140℃で2時間加熱溶融させ、さらにトルエンジイソシアネート1.0部を加え、80℃で3時間反応することで比較例1のインキに用いる樹脂ワニス1を得た。
このワニス1のn−ヘキサントレランスは1.3であった。
【0042】
1−2.インキ用樹脂ワニス2の製造
ネオペンチルグリコールの20部、ペンタエリスリトールの200部、アジピン酸25部、イソフタル酸180部、ヤシ油脂肪酸350部、安息香酸225部を不活性ガスの存在下で、210℃で8時間加熱し て、固形分酸価が9.1で、かつ、重量平均分子量が13000なるポリエステル樹脂を得た。このポリエステル65部をアロニックスM320(プロピレンオキシド(平均6モル)付加トリメチロールプロパントリアクリレート、東亜合成社製)35部に混入し100℃で2時間加熱溶解させ、本発明の紫外線硬化性インキに用いる樹脂ワニス2を得た。このワニス2のn−ヘキサントレランスは12.1であった。
【0043】
1−3.インキ用樹脂ワニス3の製造
ネオペンチルグリコール20部、ペンタエリスリトール190部、アジピン酸25部、イソフタル酸165部、ヤシ油脂肪酸450部、安息香酸150部を不活性ガスの存在下で、210℃で8時間加熱して、固形分酸価が9.8で、かつ、重量平均分子量が12000なるポリエステル樹脂を得た。
次いで、このポリエステル35部とネオポリマー140(石油樹脂、日本石油化学社製)35部を180℃で1時間加熱溶融させ、その後30部のアロニックスM320(東亜合成社製)に混入し100℃で2時間加熱溶解させ、さらにトルエンジイソシアネート0.6部を加え、80℃で3時間反応することで本発明の紫外線硬化性インキに用いる樹脂ワニス3を得た。
このワニス3のn−ヘキサントレランスは30.0であった。
【0044】
2.[顔料分散体(フラッシュベース)の製造]
まずフラッシュベースの製造に使用するフラッシュワニス1〜3を製造した。
これは上記インキ用樹脂ワニス1〜3の83部にアロニックスM320(プロピレンオキシド(平均6モル)付加トリメチロールプロパントリアクリレート、東亜合成社製)の17部と重合抑制剤(安定剤)であるQ1301(和光純薬社製)の0.2部をミキサーで混合撹拌することで製造した。
表2:各フラッシュワニス配合
【0045】
【表2】
Figure 0004207462
【0046】
2−1.フラッシュベース(黄)の製造
黄顔料のウェットケーキ(GKH−EX、大日本インキ化学工業社製)687.8部(含顔料196.7部)及びフラッシュワニス1〜3の365.1部を仕込み、ニーダーを使用して温度70℃でフラッシングを行った。
【0047】
水が排出し始めた時間と、水相が徐々に透明に近づきフラッシングが完了した時間を記録した後、70℃、0.092MPaで1時間の減圧加熱脱水を実施した。減圧加熱脱水の際、熱重合によるゲル化の発生の有無をチェックした。
ゲル化の発生しなかった場合のみ、室温まで冷却後、138.2部のフラッシュワニスとアロニックスM320(プロピレンオキシド(平均6モル)付加トリメチロールプロパントリアクリレート、東亜合成社製)28.5部を添加してフラッシュベース(黄)を得た。
表3:各ワニスのフラッシング適性(黄)
【0048】
【表3】
Figure 0004207462
【0049】
2−2.フラッシュベース(紅)の製造
紅顔料のウェットケーキ(カーミン6B−399、大日本インキ化学工業社製)636.2部(含顔料168.6部)及びフラッシュワニス1〜3の253.2部を仕込み、ニーダー上で温度110℃でフラッシングを行った。
【0050】
水が排出し始めた時間と、水相が徐々に透明に近づきフラッシングが完了した時間を記録した後、130℃、0.092MPaで1時間の減圧加熱脱水を実施した。減圧加熱脱水の際、熱重合によるゲル化の発生の有無をチェックした。
ゲル化の発生しなかった場合のみ、室温まで冷却後、178.2部のフラッシュワニスを添加してフラッシュベース(紅)を得た。
表4:各ワニスのフラッシング適性(紅)
【0051】
【表4】
Figure 0004207462
【0052】
フラッシュワニス2は、黄ではフラッシング可能であったが、紅の場合、フラッシング温度が110℃と高く、さらにフラッシュワニス3に比べて顔料の水相→ワニス相への置換がスムーズに進行しない為に、より長いフラッシング時間が必要となり、130℃の減圧加熱の際に、結果としてゲル化が発生した。
【0053】
従ってフラッシュワニス2でも一般的な顔料を用いてフラッシュベースを製造することは可能であり、問題は無い。しかし前記の紅顔料のように親油性があまり高くなく、フラッシングが難しい顔料を用いる場合は、n−ヘキサントレランスのより高いフラッシュワニス3を使用することがより望ましい。
【0054】
一般的な顔料ではn−ヘキサントレランスは4以上であればフラッシングを行えるが、親水性が高いなどフラッシングの難しい顔料ではn−ヘキサントレランスは15以上が好ましく、より好ましくは20以上であるのが良い。
【0055】
3.[フラッシュベースを用いたインキの製造]
・実施例インキの製造
さらに、原料を表5に示す配合で混合し、ロールミルを使用して練肉分散し、インキを製造した。フラッシュワニス3によるフラッシュベース(黄・紅)を使用したインキを実施例とする。
・比較例インキの製造
ドライ顔料を用いたインキを比較例とする。乾燥粉末の黄・紅顔料を用いる他は、実施例と同様に、ロールミルを使用して練肉分散し、インキを製造した。原料配合を表に示す。
表5:実施例及び比較例のインキ配合
【0056】
【表5】
Figure 0004207462
【0057】
表5の説明:
顔料:シムラーファーストイエロー4320(大日本インキ化学工業社製)、カーミン6B971(大日精化社製)、ネオライトSA300(白石工業社製)、ハイフィラー#12(松村産業社製)。
ワックス:ルーバックス2191(日本精蝋社製)。
光重合開始剤:イルガキュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、ナルキュアーCS(双幅化学社製)、カヤキュアーDETX−S(日本化薬社製)。
光重合性モノマー:アロニックスM408(大日本インキ化学工業社製)、アロニックスM320(東亞合成社製)。
重合抑制剤: Q1301(和光純薬社製)。
【0058】
4.[得られたインキの特性評価]
プロセス2色のインキ(黄・紅)を用いて、紫外線照射装置(160W、メタルハライドランプ3灯)を装備したローランド社製R702枚葉印刷機にてOKトップコート(57.5kg/A全、王子製紙社製)を毎時8000枚の速度で3000枚印刷を行った後、各種特性、すなわち、▲1▼印刷物光沢、▲2▼水量ダイヤル値幅、▲3▼ブランケット残り、の比較試験を行った。
【0059】
また簡易展色機(RIテスター、豊栄精工社製)を用いて、▲4▼透明度、▲5▼着色力、の比較試験を行った。結果を表6に示した。
表6 各インキの特性比較結果
【0060】
【表6】
Figure 0004207462
【0061】
▲1▼村上色彩研究所製60°-60°反射光沢計にて印刷物光沢を評価した。数値の高い程、光沢に優れる。数値は反射率(%)を表す。
▲2▼オフセット印刷機において、供給する水量が多すぎるとインキの過乳化に伴う濃度低下や水棒へのインキ溜まり等のトラブルが発生する。逆に水量が少なすぎると印刷物に汚れが発生する為、水量ダイヤル幅の広いインキほど印刷し易い。1〜10段階で評価した。
10・・・水幅が広い、1・・・水幅が狭い。
▲3▼は指触にてブランケット画線部上のインキ残りを評価した。顔料粒子が粗いインキはブランケットに残りやすい。1〜10段階で評価した。
10・・・残りが少ない、1・・・残りが多い。
▲4▼評価インキを黒色紙上に展色し、透明度を目視により判定した。インキを重ね刷りするプロセス印刷において、透明度の高いインキのほうが下地インキの発色が良好である為、印刷物が鮮明になる。1〜10段階で評価した。
10・・・透明度が高い、1・・・透明度が低い。
▲5▼評価インキ0.2部と白インキ2.0部(酸化チタン)を混ぜ合わせ淡色インキを作製した。これら淡色インキを白色の紙上に展色し、着色力を目視により判定した。1〜10段階で評価した。
10・・・着色力が高い、1・・・着色力が劣る。
また評価インキの顔料含有量を示した。実施例は比較例より顔料濃度が低い為、顔料濃度を同等にした条件では着色力は比較例より優れるものと予測される。
【0062】
【発明の効果】
本発明によって、フラッシング法を用いてラジカル重合性ワニス中に顔料が微分散された顔料分散体を得ることができる。また、得られた顔料分散体を用いることにより、透明性、着色力、光沢に優れた、紫外線または電子線を照射して硬化乾燥するラジカル重合性印刷インキを得ることができる。

Claims (3)

  1. ラジカル重合性モノマーと樹脂とを含有し、n−ヘキサントレランス値が4以上となるように調整されたラジカル重合性ワニスにフラッシング法により顔料を分散させた顔料分散体であって、
    ラジカル重合性モノマーがポリオキシアルキレンブロックを有する多官能(メタ)アクリル酸エステルでn−ヘキサンと相溶するラジカル重合性モノマーであり、樹脂が一塩基酸と多塩基酸と多価アルコールとを用いて得られるポリエステル樹脂であり、該樹脂を合成する際の原料中に占める脂肪族一塩基酸および又は脂環式一塩基酸の割合が15〜80質量%の範囲である樹脂であることを特徴とする顔料分散体。
  2. 樹脂が、前記したポリエステル樹脂及び石油樹脂である請求項に記載の顔料分散体。
  3. 請求項1又は2に記載の顔料分散体を含有するラジカル重合性印刷インキ組成物。
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