JP4207356B2 - 燃料噴霧式燃焼バーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
燃料噴霧式燃焼バーナに関し、燃焼に伴い発生する燃焼音を低下させた燃料噴霧式燃焼バーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人による特開平7−103416号公報における燃焼バーナ101は、図7に示すように、円筒の一方を底板102により閉塞して、燃焼室103を有する燃焼円筒104を形成し、燃焼円筒104の底板102に空気導入口105を設けて送風装置106を連絡し、さらに空気導入口105に燃料を噴霧する噴射ノズル107と点火装置115を配設してある。また中央に開口部108を有するリング状の加熱平板109を、噴射ノズル107前方の燃焼円筒104の開放端114に内接して固定すると共に、燃焼円筒104の開放端114に、加熱平板109の開口部108の直径より大きく燃焼円筒104の直径より小さい径からなり支持体111によって燃焼円筒104に固定した抵抗板110を設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術は、構造の簡略化によって燃焼バーナ製造に係るコストの低廉化を目的として開発されたものであり、当初の目的は達成された構造を有している。
【0004】
しかしながら、バーナの燃焼量を変えた場合に、実稼働時に問題になる程のことではないにしろ、燃焼範囲の全領域に亘って一律に安定した燃焼を確保することが難しく、多少でも燃焼が安定しない場合も騒音が大きくなることが新たな課題となった。特に多流量域において燃焼が安定しない場合には、燃焼によって形成される炎は長くなり、これによって燃焼をバーナ(燃焼円筒)内に納めるために、バーナの延長が長くなる傾向にあった。
【0005】
よって、燃焼音を更に低減した燃焼バーナを要望する声が存在し、本発明においては、上記従来の技術におけるコスト重視の構造を維持しながら、更に燃焼量を変化させても燃焼が安定する構造として燃焼音を低減し、バーナの延長をコンパクトにした燃料噴霧式燃焼バーナの提供を技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
円筒の一方を底板により閉塞して燃焼室に形成した燃焼円筒と、燃焼円筒の前記底板に開設した空気導入口と、空気導入口に連絡した送風装置と、前記空気導入口に望ませて燃焼円筒内のその中心線に沿って燃料を噴霧する噴射ノズルと、空気導入口の噴霧ノズルに望ませて噴射ノズルが噴射する燃料に点火する点火装置と、噴射ノズルの前方で且つ燃焼円筒内を仕切る形で複数配置され中央に開口部を有するリング状にした加熱板と、燃焼円筒開放端で燃焼円筒内に加熱板と対向的に配置され前記加熱板の開口部直径より大きく燃焼円筒直径より小さい径からなる抵抗板と、を備える燃料噴霧式燃焼バーナにより前記課題を解決するための手段とした。
【0007】
噴射ノズルの前方で且つ燃焼円筒内を仕切る形で配置され中央に開口部を有するリング状にした加熱板を複数備えるので、燃料の小中流量域における燃焼では噴射ノズルに近い側の加熱板によって噴射ノズルから噴射される燃料のガス化が行われて燃焼が安定し、燃料の多流量域における燃焼では噴射ノズルから遠い側の加熱板によって噴射ノズルから噴射される燃料のガス化が行われて燃焼が安定する。燃料の中流量域における燃焼を更に安定させるためには、更に小流量域用加熱板と多流量域用加熱板の間に中流量域用加熱板を設けるとよい。
【0008】
上記の構成における加熱板を、噴射ノズルの前方で且つ燃焼円筒内を仕切る形で複数配置され中央に開口部を有するリング状にするとともに燃焼円筒と接する部分に隙間を備えるように形成すると、加熱板の開口部を通過した燃焼熱や、抵抗板付近や加熱板付近で燃焼する高温燃焼ガスは、抵抗板の抵抗により加熱板の燃焼円筒と接する部分の隙間を通過して燃焼室内へ再循環する再循環流を発生する。これによって高温の燃焼熱が隙間を通して燃焼室の空気導入口付近に循環して、微細な噴射燃料のガス化が容易となる。
【0009】
加熱板を2枚の加熱板から構成し、2枚の加熱板を所定間隔をおいて並列した。つまり、最低限の加熱板によってバーナを構成するために、二つの加熱板を小中流量域用加熱板と大流量域用加熱板として配置し、すべての流量域に作用するよう配置するものである。小中流量域における燃焼には一つの加熱板で噴霧燃料の加熱に対応させて、多流量域における燃焼には別の加熱板を設けることで、全流量域に亘って安定した燃焼が確保できることを燃焼試験によって得た。全流量域に亘って安定した燃焼が確保されたので、不安定な燃焼による騒音の発生が低減された。
【0010】
これに加えて、二つの加熱板それぞれには、その中央の開口部に燃焼円筒と同心的に抵抗板方向に延びるフランジを備えているので加熱板の補強となるだけでなく、小中流量域の燃焼においては、噴射ノズルから噴射される噴射燃料やその燃焼炎は、小中流量域用加熱板によって加熱され燃焼するとともに、小中流量域用加熱板の開口部フランジによって収縮されたのち放出され拡散されるので、小中流量域用加熱板と多流量域用加熱板とに囲まれた空間における旋回流が発生し攪拌が促進されることで燃焼が向上するとともに、多流量域用加熱板の加熱も促進される。さらに多流量域用加熱板のフランジによってもこの開口部を通過す噴射燃料やその燃焼炎は、多流量域用加熱板を通過したときに拡散するので、それらの攪拌が十分に行われ燃焼が促進される。
【0011】
多流量域の燃焼においては、上記小中流量域の燃焼作用に加えて、噴射燃料は多流量域用加熱板によって加熱されて燃焼し、その燃焼炎は多流量域用加熱板の開口部フランジによって収縮されたのち放出され抵抗板によって拡散されるとともに、抵抗板の支持体の傾斜によって旋回流となり、多流量域の燃焼であっても炎長の短い燃焼炎となる。
【0012】
抵抗板は該抵抗板から周囲に放射状に延びる支持体によって前記燃焼円筒に固定し、前記支持体は、燃焼火炎が旋回流を発生するように傾斜しているので、燃焼炎は旋回流となり、抵抗板の燃焼炎噴射先で形成される燃焼炎は、支持体を傾斜しないものに比べ短いものとなる。したがって燃焼円筒の全長を短く形成できて、燃焼バーナをコンパクトにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第1の実施例を図1乃至図2により説明する。図1は本発明による燃料噴霧式燃焼バーナ1の側断面図であり、図2は抵抗板の平面図である。
【0014】
円筒2の一方を底板3により閉塞して燃焼室4に形成すると共に前記底板3には空気導入口5を開設して燃焼円筒6としてある。前記空気導入口5に、燃焼円筒6内のその中心線に沿って燃料を噴霧する噴射ノズル7を備えた燃料噴射装置8を望ませてあり、更に空気導入口5の噴霧ノズル7に望ませて噴射ノズルが噴射する燃料に点火する点火電極9を備えた点火装置10を設けてある。
【0015】
燃料噴射装置8は任意の機枠11内に収納され、燃料噴射装置8を機枠11内に固定する支持板12によって固定されている。機枠11は、支持板12に設けられた開口部13と、機枠11の前記空気導入口5と異なる側に設けられた開口部14とを備え、開口部14には、開口部13,14を介して前記空気導入口5に連絡したモータ15によって駆動される送風装置16が設けられている。
【0016】
燃料噴射装置8は、前記噴射ノズル7と噴射ノズル7に燃料を供給する電磁ポンプ17と図示しない燃料タンクに連絡し電磁ポンプ17に燃料路を接続した燃料パイプ18とを備え、電磁ポンプ17と点火装置10及び送風装置16は制御装置19に電気的に接続され制御装置19によって制御される。なお噴射ノズル7に燃料噴射量を調節する開閉弁(図示せず)を別に設け、電磁ポンプ17の作動を一定として噴射ノズル7の開閉弁の開度を調節して燃料噴射量を制御することもある。
【0017】
噴射ノズル7の燃料噴射方向前方で且つ燃焼円筒6内を仕切る形で複数配置され、中央に開口部20を有するリング状にした加熱板21、22が二つ併設され、加熱板21,22は燃焼円筒6内に固着することで固定されている。燃焼円筒6の開放端23で燃焼円筒6内に加熱板22と対向的に配置され前記加熱板22の開口部20直径より大きく燃焼円筒6の直径より小さい径からなる抵抗板24を設けてある。
【0018】
抵抗板24を図2に示し、加熱板22の開口部20の直径より大きく燃焼円筒6の直径より小さい径からなる抵抗板24の円周に放射状に支持部27を形成してあり、支持部27を燃焼円筒6内に固着することで抵抗板24は固定されている。
【0019】
燃焼円筒6の外周には、燃焼円筒6と同心円状に所定の隙間25をおいて、燃焼円筒6と開放端23を包囲する外筒26が設けられ、その開放端23側には加熱風を放出する放出口28が開設してある。
【0020】
本発明に係る燃焼試験は、燃焼円筒6の直径D1と加熱板21,22の開口部20の直径D3との比率を、0.4≦D3/D1≦0.6の範囲とし、燃焼円筒6の直径D1と抵抗板24の直径D2とを、0.5≦D2/D1<1とするとともにD3<D2として実施した。加熱板21の位置は、燃焼円筒6の開放端23から内側の加熱板21までの距離L1と燃焼円筒6の直径D1との比率で、0.2≦L1/D1≦0.4とした。噴射ノズル7から加熱板20までの距離は、加熱板20を噴射ノズル7に近づけすぎると燃焼しなくなるので、燃焼可能な距離まで加熱板20をはなして配置した。
【0021】
以上の構成における作用を説明する。送風装置16によって送風を開始し、噴射ノズル7から噴霧を開始する。これにより、発生した微細油滴に点火装置10の点火電極9のアークによって点火し黄炎燃焼させる。この初期燃焼による燃焼熱や未燃焼物は、送風装置16の送風によって噴射ノズル7の噴射方向前方に圧送される。このように圧送される燃焼熱と未燃焼物のうち、加熱板21,22の開口部20を通過したものは抵抗板24に当たり、抵抗板24は燃焼熱によって加熱されるとともに、未燃焼物は燃焼熱と加熱された抵抗板24によって加熱されガス化して燃焼する。
【0022】
抵抗板24による抵抗は、燃焼熱の一部を加熱板21,22に衝突させ、抵抗板24から燃焼円筒6の内周へと循環する循環流Aと、加熱板21から燃焼円筒6の内周に沿って燃焼室4内を循環する循環流Bを生じる。それぞれの循環流A,Bによって加熱板21,22は熱せられる。さらに加熱板21,22の開口部20によって燃焼熱及び未燃焼物は一旦絞り込まれて開放されるので、それぞれの開口部20の出口では、特に燃焼熱は拡散する状態となり、循環流が発生し易い状態が生まれ、加熱板21と加熱板22の間においても燃焼熱の一部による循環流が生じている。これにより加熱板21,22は両側から加熱されるので、開口部を通過する未燃焼油滴の加熱が行われる。
【0023】
小流量域(最大流量の1〜30%)においては、未燃焼油滴は加熱板21による燃焼室4内の温度上昇あるいは循環流Bによってガス化するとともに高温ガスとなって燃焼する。また中流量域(最大流量の31〜60%)においては、未燃焼油滴は燃焼室4内の温度上昇あるいは循環流B及び加熱板21によってガス化するとともに高温ガスとなって、加熱板22と抵抗板24との間において安定して燃焼する。多流量域(最大流量の61〜100%)においては、未燃焼油滴は循環流Bあるいは加熱板21,22によってガス化するとともに高温ガスとなって加熱板22と抵抗板24との間において安定して燃焼する。
【0024】
循環流Bの発生は、噴射ノズル7付近の空気導入口5からの導入空気を希薄にして燃焼を困難にするが、これに伴ってノズル付近の保炎面は自然と噴射方向の前方へ移動することになる。この移動は加熱板21を更に加熱することになり、加熱板21付近のガスはさらに加熱され、高温のガス流となって開口部20を通過し抵抗板24の内側の外周負圧部で青火燃焼することになる。このことは、加熱板21,22の開口部20を高温とし、多流量域における未燃焼油滴のガス化を促進することになる。
【0025】
加熱板21,22の2枚を併設した場合について説明したが、中流量域の燃焼を更に安定させるためには加熱板3枚を併設するとよい。これを図3により説明する。前記燃焼円筒6の内部には、小流量域において未燃油滴や低温ガスを加熱する加熱板30、加熱板30と共に中流量域において未燃油滴や低温ガスを加熱する加熱板31、多流量域において加熱板30,31と共に未燃油滴や低温ガスを加熱する加熱板32を順に配置する。小流量域においては主として加熱板30と加熱板30による循環流Bを含めた加熱作用によってガス化して燃焼させ、また、中流量域においては、加熱板30と加熱板30による循環流Bを含めた加熱作用と加熱板31の加熱作用によってガス化し、加熱板31あるいは加熱板32と抵抗板24との間で燃焼させる。さらに、多流量域においては、加熱板30と加熱板30による循環流Bを含めた加熱作用と加熱板31及び加熱板32の加熱作用によってガス化し、加熱板32と抵抗板24との間で燃焼させる。
【0026】
各加熱板30,31,32とその開口部20及び抵抗板24全体は、前述の開口部20を通過する高温ガス流と、加熱板間における循環流によって加熱されるので、開口部20を通過する未燃焼油滴や低温ガス化燃料は3つの加熱板30,31,32とそれぞれの開口部20によって加熱されながら通過し、小流量域においては前述のとおりであるが、中流領域と多流量域においては、通過中に燃焼点に達して抵抗板24と加熱板32間において安定して燃焼する。
【0027】
図4乃至図6において第2の実施例を説明する。ここでは第1の実施例と重複する部分については同符号で示し、異なる構成部分について説明する。まず、図5に示す加熱板41,43は、周囲に放射状に突辺46を形成してあり、突辺46と燃焼円筒6との固着により加熱板41,43は燃焼円筒6に固定されている。したがって加熱板41,43と燃焼円筒6との間には隙間42,44が形成されている。
【0028】
また図6に示す抵抗板45は、その周囲に放射状に支持体47を形成(もしくは固着)してあり、支持体47と燃焼円筒6との固着により抵抗板45は燃焼円筒6に固定されている。更に抵抗板45の支持体47は燃焼火炎が旋回流を発生するよう同方向に傾斜して形成してある。傾斜角度は例えば抵抗板45に対して30度〜60度の範囲としてある。
【0029】
上記の構成のように加熱板41、43形成すると、加熱板41,43開口部20を通過した燃焼熱や、抵抗板45付近や加熱板43付近で燃焼する高温燃焼ガスは、抵抗板45の抵抗により加熱板41,43と燃焼円筒6との間に設けられた隙間42,44を通過して、加熱板41,43間と燃焼室内4へ再循環する再循環流Cを発生する。これによって高温の燃焼熱が隙間42,44を通して燃焼室の空気導入口5付近に循環して、微細な噴射燃料のガス化が促進される。このガス化は第1の実施例に増して促進され、空気導入口5付近の空気をいよいよ希薄とし、保炎面はさらに噴射ノズル7の燃料噴射方向前方に移動して、加熱板41,43及び抵抗板45をさらに高温にすることになり、燃焼円筒6内を高温にして未燃焼油滴のガス化及び未燃ガスの高温化を促進することで完全に燃焼させる。
【0030】
前記抵抗板45は該抵抗板45から周囲に放射状に延びる支持体47によって前記燃焼円筒6に固定し、前記支持体47は、燃焼火炎が旋回流を発生するように傾斜しているので、燃焼炎は旋回流となり、抵抗板45の燃焼炎噴射先で形成される燃焼炎は、支持体47を傾斜しないものに比べ短いものとなる。したがって燃焼円筒の全長を短く形成できて、燃焼バーナをコンパクトにできる。
【0031】
これに加えて、二つの加熱板41,43それぞれには、その中央の開口部20に燃焼円筒6と同心的に抵抗板45方向に延びるフランジ50を備えているので加熱板41,43の補強となるだけでなく、噴射ノズル7から噴射される噴射燃料やその燃焼炎は、加熱板41,43によって加熱され燃焼するとともに、加熱板41,43の開口部フランジ50によって収縮されたのち放出され拡散される作用が増大するので、加熱板41と加熱板43とに囲まれた空間における旋回流が発生し攪拌が促進されることで燃焼が向上するとともに、加熱板43の加熱も促進される。さらに加熱板43のフランジ50によってもこの開口部20を通過す噴射燃料やその燃焼炎は、加熱板43を通過したときに拡散するので、それらの攪拌が十分に行われ燃焼が促進される。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、小中流量域から多流量域に亘って安定した燃焼となるので、不安定な燃焼による騒音は低減される。試験では多流量域で5.8db(A)、小流量域で2.6db(A)低減された。
【0033】
またこれを実現するための構成部品も、従来の構成部品である加熱板を少なくとも1枚追加することでよく、同じ部品であることから、部品の追加によるコストへの反映は少ない。
【0034】
抵抗板に燃焼炎が旋回するよう傾斜板を設けたので、燃焼炎が短くなり外筒の長さを短くできて、試験では開放端24から前方への炎長を従来比較で70%短くすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1の実施例を示す燃料噴射式燃焼バーナの側断面図である。
【図2】 第1の実施例に使用される抵抗板の平面図である。
【図3】 第1の実施例に加熱板を追加した場合の燃料噴射式燃焼バーナの実施例図である。
【図4】 本発明による第2の実施例を示す燃料噴射式燃焼バーナの側断面図である。
【図5】 第2の実施例に使用される加熱板の平面図である。
【図6】 第2の実施例に使用される抵抗板の平面図である。
【図7】 従来の燃料噴射式燃焼バーナの側断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴霧式燃焼バーナ
2 円筒
3 底板
4 燃焼室
5 空気導入口
6 燃焼円筒
7 噴射ノズル
8 燃料噴射装置
9 点火電極
10 点火装置
11 機枠
12 支持板
13 開口部
14 開口部
15 モータ
16 送風装置
17 電磁ポンプ
18 燃料パイプ
19 制御装置
20 開口部
21 加熱板
22 加熱板
23 開放端
24 抵抗板
25 隙間
26 外筒
27 支持部
28 放出口
30 小流量域用加熱板
31 中流量域用加熱板
32 多流量域用加熱板
41 加熱板
42 隙間
43 加熱板
44 隙間
45 抵抗板
46 突辺
47 支持体
50 フランジ
101 燃焼バーナ
102 底板
103 燃焼室
104 燃焼円筒
105 空気導入口
106 送風装置
107 噴射ノズル
108 開口部
109 加熱平板
110 抵抗板
111 支持体
114 開放端
115 点火装置

Claims (2)

  1. 円筒の一方を底板により閉塞して燃焼室に形成した燃焼円筒と、
    燃焼円筒の前記底板に開設した空気導入口と、
    空気導入口に連絡した送風装置と、
    前記空気導入口に望ませて燃焼円筒内のその中心線に沿って燃料を噴霧する噴射ノズルと、
    空気導入口の噴霧ノズルに望ませて噴射ノズルが噴射する燃料に点火する点火装置と、
    噴射ノズルの前方の燃焼円筒内を噴射方向側に向かって複数に仕切るように配設され、中央に開口部を設けてリング状にするとともに前記開口部の縁部に噴射方向側に延びるフランジを形成し、前記燃焼円筒と接する部分には隙間を備えてなる複数の加熱板と、
    燃焼円筒開放端で燃焼円筒内に加熱板と対向的に配置され前記加熱板の開口部直径より大きく燃焼円筒直径より小さい径からなる抵抗板と、
    を備えることを特徴とする燃料噴霧式燃焼バーナ。
  2. 前記抵抗板は該抵抗板から周囲に放射状に延びる支持体によって前記燃焼円筒に固定し、前記支持体は、燃焼火炎が旋回流を発生するように傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴霧式燃焼バーナ。
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