JP4206679B2 - 分電盤用機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子を有して分電盤内に配設される避雷器などの分電盤用機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の分電盤用機器として、図16(例えば特開平10−257617号)に示すものが存在する。
【0003】
このものは避雷器110であって、サージ吸収素子やヒューズ、並びに発光素子を配設した上面開口のボディ110aと、発光素子LED1、LED2を露見させる通孔110cを有してボディ110aの上面に取着される下面開口のカバー110bとを有したものである。125〜127は入力端子、128は接地線、131〜134は導電バーから突出する分岐接続部が挿通される収納部であり、入力端子125〜127に臨む分岐接続部が入力端子に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものにあっては、ボディにカバーを取着する際、発光素子を通孔に入れながら行う必要があり、ボディにカバーを取着し難いという問題があった。
【0005】
そこで、本出願人にあっては、器体を幅方向で二分割して部品を横嵌め式に配設するボディおよびカバーを用いて、ボディおよびカバー間の突合せ面に発光素子を露見させる通孔を形成することを検討したが、その突合せ面を通して発光素子の光がもれてしまって、発光素子の光が見にくいという問題がある。
【0006】
また、この突合せ面からゴミや挨が内部に入り易く、もって内部の部品に影響を及ぼし易いという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、ボディにカバーを取着し易く、かつ、発光素子の光が見易くてゴミや挨が内部に侵入しにくい分電盤用機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の分電盤用機器は、器体を幅方向で二分割して部品を横嵌め式に配設するボディおよびカバーと、このボディおよびカバー間に配設されて前記器体の上面に形成された通孔に臨む発光素子を有するプリント基板とを備えた分電盤用機器において、前記ボディはその上面に、前記通孔を有して前記カバー側に突出した表示部を形成し、前記プリント基板は前記発光素子が前記通孔に臨むように前記ボディに装入され、
前記カバーは、前記表示部よりも下段に形成されて前記表示部の内面が重なる受部を設け、前記カバーを前記ボディに取着する際に前記発光素子が通ることができる切欠きを前記受部に形成したものである。
【0009】
請求項1記載の分電盤用機器によれば、発光素子の通孔の部分を分割しないので、発光素子の光が分割された位置でもれる恐れがなく、もって発光素子の光を十分に視認させることができる。また、カバーの受部が表示部よりも下段形成されて表示部の内面が重なるので、ボディとカバーとの突合せ面からゴミや挨が内部に入りにくくなる。
【0010】
請求項2記載の分電盤用機器は、請求項1において、前記器体の幅方向の中央位置よりも前記ボディ側を分割位置とし、前記ボディの前記表示部を前記中央位置よりも前記カバー側に突出し、前記通孔を前記器体の幅方向で中央位置に形成したものである。
【0011】
請求項2記載の分電盤用機器によれば、請求項1と同様な効果のほか、発光素子が器体の幅方向で中央位置に位置することとなり、見栄えが良くなる。
【0012】
請求項3記載の分電盤用機器は、請求項2において、前記発光素子をボディおよびカバーの分割線と平行に複数個並設したものである。
【0013】
請求項3記載の分電盤用機器によれば、複数の発光素子をボディ及びカバー間方向で中心位置に配設することができ、請求項2記載の効果に加え、この分電盤用機器を横並びに並設したときに、どの分電盤用機器のものであるのか判別し易くなる。
【0014】
請求項4記載の分電盤用機器は、請求項1、請求項2または請求項3において、前記表示部及び前記受部間に凹凸嵌合部を設けたものである。
【0015】
請求項4記載の分電盤用機器によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、ボディおよびカバーを組立てるときに、上面側を凹凸嵌合部で止めることができ、組立作業が容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1から図9により説明する。すなわち、この分電盤用避雷器は、ボディ1、カバー2、プリント基板3、4を有する。
【0017】
ボディ1およびカバー2は、器体60を幅方向で二分割形成して部品を横嵌め式に配設するものである。したがって、ボディ1とカバー2を組合わせることにより器体60が構成される。例えば底部においてボディ1側にねじ孔5を形成し、カバー2側にねじ挿通孔6を形成し、ねじ11により連結するとともに、上部において凹凸嵌合部65、例えばボディ1側に2つの引掛孔7を形成し、カバー2に引掛孔7に係止する係止爪8を設けている。引掛孔7はカバー2側に突出する表示部26に形成し、カバー2は表示部26よりも下段に形成されて表示部26の内面が重なって係合する受部である舌部63を形成し、これに係止爪8を形成している。舌部63はカバー2の上面に凹設することにより段設し、かつ係止爪8の間に切欠き部64を形成している。なお、カバー2にねじ孔を形成し、ボディ1にねじ挿通孔を形成してもよく、また表示部26および舌部63間に設けた凹凸嵌合部65はボディ1に係止爪を形成し、カバー2に引掛孔を形成してもよい。
【0018】
この器体60の一端側に入力端子22〜24が配設される。実施の形態において、入力端子22〜24は分電盤の導電バー(図示せず)に差し込むための受刃により形成し、ボディ1に形成した端子装着部30〜32に装着され、端子装着部30〜32に連通するようにボディ1およびカバー2に上記導電バーに差し込むための溝33を形成している。
【0019】
プリント基板3は、入力端子22〜24に各々接続されるヒューズ12〜14を倒した状態で配設するとともに各ヒューズ12〜14に直列接続されるサージ吸収素子15〜19を実装している。入力端子22〜24はリード線52〜54によりヒューズ12〜14に接続している。25はアース線である。またプリント基板3のヒューズ12、13間に切溝40を形成し、器体60のボディ1に、切溝40に沿って挿通され、ヒューズ12、13の少なくとも入力側を隔離する隔壁43を設けている。入力端子22〜24およびヒューズ12〜14は、図9に示すように単相三線式配線路における2つの電圧極L1、L2と1 つの中性極Nとに接続される各々3つからなり、中性極Nの入力端子24に接続されるヒューズ13を他のヒューズ12、14に対し中央に配設している。
【0020】
また器体60のボディ1の上面に、プリント基板3の端面が嵌合する嵌合溝38を形成している。実施の形態では、ボディ1の上部の下面に2つの突条部37と突条部37に交差するように上部を貫通した嵌合溝38を形成し、プリント基板3の上部の絶縁を考慮して延出した延出片3bを嵌合溝38に差し込み係止して位置決めしている。ボディ1に収納されるプリント基板3の周縁部を支持するため、ボディ1の内壁面にリブ等により形成した突条35を所定の間隔をおいて形成し、奥壁にプリント基板3の位置決め部36を突起により設けている。
【0021】
プリント基板3、4は、ボディ1およびカバー2からなる器体60の幅方向に実装面3a、4aが位置する方向として配設される。すなわち、2つのプリント基板3、4は、互いの電子部品実装面3a、4aがボディ1およびカバー2間の方向となる向きとしてボディ1およびカバー2の分割位置すなわち開口縁1a、2aからボディ1側とカバー2側とに別々に配設している。この場合、各プリント基板3、4を、電子機器実装面3a、4aを対向する形で配設し、各プリント基板3、4は互いに導電性のピン10で電気的に接続され、同時に両プリント基板3、4をピン10で機械的にも連結し、ピン10の長さの設定により各プリント基板3、4を開口縁1a、2aから十分に距離を隔てるようにしている。また、プリント基板3には寝かせた状態で配設されるヒューズ12〜14と立たせた状態で配設されるサージ吸収素子15〜19などの電子部品が実装され、プリント基板4には発光ダイオードなどの発光素子20、21などが実装され、プリント基板4は、プリント基板3のヒューズ12〜14に対して対向位置となり、かつサージ吸収素子15〜19に対して非対向位置となるように、プリント基板3に対向配設されている。
【0022】
二分割された器体60のうちのカバー2側すなわちプリント基板4側に、プリント基板4に当接する移動防止片50を設けている。すなわち、プリント基板4がプリント基板3とピン10により連結された状態で、プリント基板3をボディ1に上記のように挿入し位置決めし、つぎにボディ1にカバー2を被せ、カバー2の内面に突設した移動防止片50によりプリント基板4が押えられる。
【0023】
またプリント基板4の発光素子20、21は、ボディ1およびカバー2間に配設されて器体60の上面に形成された通孔28に臨み、発光素子20、21の光を器体60外に出す。この場合、ボディ1の上面よりカバー2側に突出した表示部26に通孔28を有し、表示部26よりも下段に形成され表示部26の内面が係合するカバー2の舌部63に通孔28を回避するための切欠き64を形成している。実施の形態の通孔28は器体60の幅方向で中央位置に形成している。また発光素子20、21をボディ1およびカバー2の開口縁1a、2aからなる分割線と平行で引掛孔7の間に複数個並設している。なお通孔28を塞ぐ透明のシールを貼付することができる。そして、プリント基板3をボディ1に挿入する時に発光素子20、21の端部を通孔28に挿入させる。
【0024】
これにより、発光素子20、21の通孔28の部分を分割しないので、発光素子20、21の光が分割された位置でもれる恐れがなく、もって発光素子20、21の光を十分に視認させることができる。また、カバー2の舌部63が表示部26よりも下段に形成されて表示部26の内面が係合するので、ボディ1とカバー2との突合せ面からゴミや挨が内部に入りにくくなる。すなわち実施の形態において、この部分は分電盤蓋体の窓孔から外部に露見される部分であり、通常使用状態においては、この部分からゴミや挨が進入するので、この部分でのゴミや挨対策が重要である。
【0025】
ボディ1およびカバー2の上面には分電盤の導電バーに装着した状態で抜止めするための係止爪43を設け、カバー2の側面に分電盤に設けた引掛爪(後述)に引っ掛ける被引掛部44を形成している。
【0026】
図9は避雷器の回路図である。プリント基板3は電源回路を有する強電回路部46(図9参照、ただし弱電回路部47を除く)を有し、プリント基板4は制御回路を有する弱電回路部47を有する。プリント基板3に設けられる素子として、L1、L2は入力端子22、23、Nは入力端子24、F1、F3はヒューズ12、14、F2はヒューズ13、Eはアース線、ZNR1〜ZNR5はサージ吸収素子15〜19、GAはギャップである。プリント基板4に設けられる素子として、LED1、LED2は発光素子20、21、R1、R2は抵抗、D1、D2はダイオードである。
【0027】
入力端子L1、L2、Nを通して導電バーにヒューズF1〜F3とサージ吸収素子ZNR3〜ZNR5とギャップGAが直列に接続され、入力端子L1、L2が接続される電圧極と入力端子Nが接続される中性極との間でヒューズF1〜F3間に図のようにサージ吸収素子ZNR1、ZNR2と発光素子LED1、LED2とを接続している。雷サージが侵入していない通常の状態では、ヒューズF2→発光素子LED1、LED2→ヒューズF1、F3の順路で発光素子LED1、LED2が通電されて点灯する。雷サージが侵入すると、ヒューズF1(F2、F3)→サージ吸収素子ZNR3(ZNR4、ZNR5)→ギャップGAという順路で放電される。すなわち、各極間のサージをサージ吸収素子ZNR1、ZNR2で吸収し、ギャップGAによる放電をサージ吸収素子ZNR3〜ZNR5で停止するようにしている。
【0028】
図10から図15は、上記した受刃を有するプラグイン方式の分電盤用避雷器99を内部に配設した分電盤を示す。分電盤は、主幹ブレーカ70と、この主幹ブレーカ70に接続されて前後三段方向(分電盤取付状態)に配設した導電バー72〜74と、この導電バー72〜74の幅方向両側に配設されて導電バー72〜74の延出方向に等間隔でもって前方向へ突出する引掛爪76を有した取付台77と、この取付台77の隣合う2つの引掛爪76間に配設されて3本の導電バー72〜74のうちの2本を差込接続するものであって、2つの引掛爪76のうちの1つに引掛けられる被引掛部78を底面から一側面にかけて形成したプラグイン式の分岐ブレーカ71とを備えている。
【0029】
分電盤用避雷器99は、主幹ブレーカ70からプラグイン式の各分岐ブレーカ71に電力を供給する前後方向三段に配設した導電バー72〜74に接続されるものである。そして器体60は、分岐ブレーカ71の幅寸法の整数倍の幅寸法を有し、3つの受刃からなる入力端子22〜24は器体60内の一端面側に前後方向三段に配設されて各導電バー72〜74に差込接続される。実施の形態では分岐ブレーカ71の幅寸法の2倍の幅寸法に設定している。これにより、分電盤取付状態で前後三段に配設された導電バー72〜74に差込接続されたプラグイン式の分岐ブレーカ71のいずれかを外し、その外した位置にそのまま分電盤用避雷器99を設置して導電バー72〜74に差込接続することができ、分電盤内への組込み作業が容易となる。この点従来例のものは、導電バーから突出する各分岐接続部に端子ねじにより接続される3つの端子125〜127を収納部131、132、134内に収納して、分岐ブレーカに隣り合う形で配設されている。
【0030】
器体60は上記したように、各入力端子(受刃)22〜24を横嵌め式に配設する端子装着部(受刃収納部)30〜32を有したボディ1と、このボディ1の開口面に取着されるカバー2とにより二分割形成されている。これにより、受刃を横嵌め式に配設することができ、受刃を配設する作業が容易となる。また、受刃をボディ1側に収まる大きさにすることができ、受刃の材料取りが良くなる。
【0031】
また器体60には、取付台77の1 つの引掛爪76およびこれを挟む2つの引掛爪76のうちの隣合う2つの引掛爪76に対応する逃げ凹所80が底面から一側面にかけて形成されるともにこの逃げ凹所80に対応する2 つの引掛爪76のうちの少なくとも一方に引掛けられる被引掛部44が形成されている。
【0032】
これにより、各分岐ブレーカ71を挟む形の2 つの引掛爪76を逃げ凹所80で吸収し残りの1つの引掛爪77との間で分電盤用避雷器99を配設することができる。したがって、引掛爪76に引掛けられた分岐ブレーカ71を2つ外してそのまま分電盤用避雷器99を取り付けることができ、分電盤用避雷器99が幅方向でずれるのを防止できる。
【0033】
また逃げ凹所80および被引掛部44を、カバー2にのみ形成している。これにより、ボディ1側の底面を凹ませる必要がなく、もってボディ1側のスペースを有効利用することができる。特に、受刃や他の部品を組込むためのスペースをボディ側に設けることが容易となる。
【0034】
図示の分電盤について、さらに詳述する。図10および図11において、82は、内器を収納する箱体である。壁面取付状態における上部に電線挿通用のノックアウト部83を形成している。箱体82の開口部は蓋体84により閉じられる。蓋体84には主幹ブレーカ70や分岐ブレーカ71等の操作部を露出する穴を形成している。85はブレーカ表示部、86はリミッタ部である。箱体82内において、87はリミッタ取付部であり、主幹ブレーカ70の分岐ブレーカ71と反対側に設けている。88は接続バーまたは導体であり、主幹ブレーカ70の出力端子と導電バー72〜74を接続する。なお、箱体82にはアース端子(図示せず)が設けられる。
【0035】
図12において、89は金属製の基板であり、その両側下面に一対のフレーム90がねじにより取付けられ、フレーム90の一端に主幹ブレーカ取付台91がねじにより連結されている。フレーム90および取付台91が箱体82の底部にねじ等により取付けられる。フレーム90の中央凹部には合成樹脂製の基台92が取付けられる。基板89は中央仕切り部94を有し、中央仕切り部94の両端に支柱部95を有し、中央仕切り部94に対向して基台92の両側寄りに複数の位置決め部96を立設している。導電バー72、74は中央仕切り部94と位置決め部96の間に係止される。導電バー72、74はそれぞれ中央仕切り部94側の側縁に沿って分岐ブレーカ設置数分の一対の分岐接続部72a、74aを設けている。それぞれ一対の分岐接続部72a、74aは分岐ブレーカ71および避雷器99の入力端子の高さに合うように高さが異なり、かつ方向が互いに逆向きになっている。導電バー72、74の両端が基台92に設けたナット98にねじ97により螺合される。導電バー73は一対の支柱95間に載置され、支柱95の上端部に装着したナット151にねじ150により取付けられる。一対の取付台77は基台92上の導電バー72、74および基板89上に配置され、それぞれ係止爪93により基板89に形成した引掛孔152に引掛けられて取付けられる。154は各分岐ブレーカ71の位置決め片であり、例えば突片により形成している。156は分岐ブレーカ71や避雷器99の上面に形成した係止爪43に引っ掛かり、分岐ブレーカ71や避雷器99が引掛爪76から外れるのを防止する弾性係止片である。これは図15に示すように本体156aの下面に設けた突起156cを導電バー73に形成した複数の孔73aに圧入して取付け、本体156aの両側に分岐ブレーカ71や避雷器99の一対の係止爪43に引っ掛かるT形の引掛部156bを分岐ブレーカ数形成し、引掛部156bの脚部を本体156aの中間部に弾性支持し、引掛部156bを引掛け方向に付勢している。
【0036】
図13および図14において、引掛爪76に分岐ブレーカ71および避雷器99の被引掛部44に引掛けて取付ける。このとき、避雷器99は分岐ブレーカ71の2倍の幅を有し、上記のように逃げ凹所80により側面開口側の引掛爪76を避けている。
【0037】
図15において、分岐ブレーカ71および避雷器99は溝33で導電バー72〜74に差込まれ、入力端子である受刃に接続されるとともに係止爪43が弾性係止部156aを乗り越えて引っ掛かり、かつ被引掛部44が1つのが引掛爪76に引っ掛かり、取付台77に取付けられる。157は位置決め片154を逃げる凹所である。一方分岐ブレーカ71および避雷器99を取付台77から外すときは、弾性係止片156を治具等により係止爪43から外すことにより行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の分電盤用機器によれば、発光素子の通孔の部分を分割しないので、発光素子の光が分割された位置でもれる恐れがなく、もって発光素子の光を十分に視認させることができる。また、カバーの受部が表示部よりも下段形成されて表示部の内面が重なるので、ボディとカバーとの突合せ面からゴミや挨が内部に入りにくくなる。
【0039】
請求項2記載の分電盤用機器によれば、請求項1と同様な効果のほか、発光素子が器体の幅方向で中央位置に位置することとなり、見栄えが良くなる。
【0040】
請求項3記載の分電盤用機器によれば、複数の発光素子をボディ及びカバー間方向で中心位置に配設することができ、請求項2記載の効果に加え、この分電盤用機器を横並びに並設したときに、どの分電盤用機器のものであるのか判別し易くなる。
【0041】
請求項4記載の分電盤用機器によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、ボディおよびカバーを組立てるときに、上面側を凹凸嵌合部で止めることができ、組立作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図2】組み立て状態の外観斜視図である。
【図3】その平面図である。
【図4】プリント基板の接続前の斜視図である。
【図5】一方のプリント基板をボディに装着した状態の側面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】図5で他方のプリント基板が取付けられた状態の側面図である。
【図9】回路図である。
【図10】分電盤の正面図である。
【図11】蓋体を外した状態の分電盤の正面図である。
【図12】内器部分の分解斜視図である。
【図13】避雷器の取付け前の状態の斜視図である。
【図14】避雷器の裏面側からみた斜視図である。
【図15】避雷器の取付状態の部分断面図である。
【図16】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ボディ
1a 開口縁
2 カバー
2a 開口縁
7 引掛孔
8 係止爪
20 発光素子
21 発光素子
26 表示部
28 通孔
60 器体
63 舌部
65 凹凸嵌合部
Claims (4)
- 器体を幅方向で二分割して部品を横嵌め式に配設するボディおよびカバーと、このボディおよびカバー間に配設されて前記器体の上面に形成された通孔に臨む発光素子を有するプリント基板とを備えた分電盤用機器において、前記ボディはその上面に、前記通孔を有して前記カバー側に突出した表示部を形成し、前記プリント基板は前記発光素子が前記通孔に臨むように前記ボディに装入され、
前記カバーは、前記表示部よりも下段に形成されて前記表示部の内面が重なる受部を設け、前記カバーを前記ボディに取着する際に前記発光素子が通ることができる切欠きを前記受部に形成した分電盤用機器。 - 前記器体の幅方向の中央位置よりも前記ボディ側を分割位置とし、前記ボディの前記表示部を前記中央位置よりも前記カバー側に突出し、前記通孔を前記器体の幅方向で中央位置に形成した請求項1記載の分電盤用機器。
- 前記発光素子を前記ボディおよび前記カバーの分割線と平行に複数個並設した請求項2の分電盤用機器。
- 前記表示部及び前記受部間に凹凸嵌合部を設けた請求項1、請求項2または請求項3記載の分電盤用機器。
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