JP4206412B2 - 色校正方法および装置並びに色校正プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
この場合、印刷機による印刷物と、校正印刷機による校正刷りの色再現域を近似させて、視覚的に同じになるようにする、カラーマッチング処理は重要である。
例えば、印刷工程においては、滅色法の三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクに加えて、ブラック(Bk)インクが一般に使用されている。このBkインクの使用は、印刷紙面上で多用される墨文字を単色インクで表現することによるインクの節約という経済的効果だけでなく、高濃度部における濃度域や色再現域の増加による品質向上効果をももたらしている。
BkはCMYが均等に混ざり合った色であると考えるならば、min(CMY)の値、すなわち、CMYのうちの最小値をBk に置き換えて3色で表現することができる。これは、Bkへの置き換え値を最大限にとる方法で、フルブラック法と呼ばれる。図5に示された例では、C=72%、M=94%、Y=43%の3色の中で最小値であるYの値をBkに置き換え、かつCおよびMからその値を引いた値に置き換えられる。この場合、43%×2の量のインクが節約されたことになる。
インクの色のCMYBkは、相対的な色である。印刷機による印刷物のCMYBkとカラープリンタによる校正刷りのCMYBk は異なる色であり、また、同じ印刷物のCMYBkであってもメーカーによって微妙に異なった色となる。したがって、このままでは単純には色を比較することはできない。さらに、モニターおよびカラープリンタの間における色の比較を考えると、モニターはRGBの3色で表現されており、そもそも両者の色空間が相違することになる。
このため、実際の表現手段に依存しない絶対的な色空間を想定し、比較する表現物を絶対色空間に置き直して比較する方法が考えられた。これは、デバイス・インディペンデント・カラーと呼ばれる。
ここでカラーマッチングされた色空間は、Lab空間であるから、これを再度それぞれの相対的な色空間に変換することによって、実際の変換値が求められる。図7は、この手順を印刷物および校正刷りの間のカラーマッチングに適用した例を示している。
また、印刷工程において、カラープリンタを使用してオフセット印刷やグラビア印刷の色校正を行う場合、校正刷りを行うカラープリンタで使用可能な用紙と、本刷りを行う印刷機で使用可能な用紙(以下、「本紙」という)とは、ほとんどの場合一致していない。特に、インクジェットプリンタや昇華熱転写型プリンタ等では専用の用紙を使用する必要があるため、本紙と同一の用紙を使用することは事実上不可能である。
そして、印刷する用紙が異なると、校正刷りを印刷物に近似させることがより困難となる。
印刷の階調表現は、主として面積階調であるから、基本的には、インクと紙色は視覚的には混ざり合って映る。すなわち、視覚的にはインクの色に紙色が影響を及ぼしている。この影響は、特に、インクの面積率が低いハイライト部において強く現れ、それだけ視覚的な紙色の影響は高くなる。
また、本発明の課題は、校正刷りにおいて印刷物上のブラックインクの表現特性を再現することにある。
(2)Bk 100 に対する追加値α 100 を、
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によって求めるステップと、
(3)前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0とするステップと、
(4)n=99から1までについて、以下の(4-1)〜(4-4)のステップを繰り返すステップと、を順次実行することによって修正することを特徴とする色校正法が提供される。
(4-1)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求めるステップ
(4-2)Bk n に対する追加値α n を
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、によって求めるステップ
(4-3)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求めるステップ
(4-4)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引くステップ
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、によって求め、前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0とするブラック100%部画像データ修正部と、(2-2)n=99から1までについて、(i)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求める手順と、(ii)Bk n に対する追加値α n を、
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、によって求める手順と、(iii)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求める手順と、(iv)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引く手順を繰り返す99%以下ブラック部画像データ修正部と、を有することを特徴とする色校正装置が提供される。
校正印刷機による校正刷りと印刷機による印刷物とのカラーマッチングの結果得られた減法混色色空間の全体にわたる校正印刷用画像データのうち、印刷物上におけるブラック単色の階調の各段階を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データを、
(1)前記印刷物上のブラックインクの面積率100%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C 100 ,M 100 ,Y 100 ,Bk 100 )から、min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )を求め、Bk 100 の指定値Pを決定する手順と、
(2)Bk 100 に対する追加値α 100 を
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によって求める手順と、
(3)前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0と設定する手順と、
(4)n=99から1までについて、以下の(4-1)〜(4-4)の手順を繰り返す手順と、を順次実行することによって修正させることを特徴とする色校正プログラムを記録した記録媒体が提供される。
(4-1)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求める手順
(4-2)Bk n に対する追加値α n を
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、によって求める手順
(4-3)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求める手順
(4-4)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引く手順
α=(1−Cp/255)×(1−Mp/255)×(1−Yp/255)
×(1−Bkp/255)
によって求められる(図1、ステップ(4)参照)。
なお、参照データの色値が百分率で表されるときは、αは、
α=(1−Cp/100)×(1−Mp/100)×(1−Yp/100)
×(1−Bkp/100)
によって求められる。
Ci'=Ci+Ca×α、Mi'=Mi+Ma×α、Yi'=Yi+Ya×α、
Bki'=Bki+Bka×α
によって求められ(図1、ステップ(5)参照)、この変更値が参照データの色値と置き換えられることによって(図1、ステップ(6)参照)、ルックアップテーブルが修正される(図1、ステップ(7)参照)。
D=max(|xi−0|,|yi−0|,|zi−0|,|wi−0|)
ここで、max(a,b,c)は、a、b、cの値のうちの最大値を取り出すことを意味する、によって規定される。
Cieff=Ca×(255×D)/255
Mieff=Ma×(255×D)/255
Yieff=Ya×(255×D)/255
Bkieff=Bka×(255×D)/255
となる。ただし、各値は8ビットのデータであるものとする。なお、各値が百分率で表されている場合には、参照データIに対する影響値は、
Cieff=Ca×(100×D)/100
Mieff=Ma×(100×D)/100
Yieff=Ya×(100×D)/100
Bkieff=Bka×(100×D)/100
となる。
この場合にも、紙色影響率をリニアにとったときは、光学的ドットゲイン値が考慮されなくなるが、これも適当な曲線特性を付加した影響率の導出を行うことにより十分に目的を達成することができる。
作成された校正刷りは、本紙の紙色を的確に再現したものとなっている。
α100=min(C100,M100,Y100)
×(P−Bk100)/min(C100, M100,Y100)、
ただし、1≦P≦100とする、
によってBk100に対する追加値α100が求められる(図2、ステップ(23)参照)。そして、追加値α100がBk100に加えられるとともに、C100=M100=Y100=0とされる(図2、ステップ(24)参照)。
(a)印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(Cn,Mn,Yn,Bkn)から、min(Cn,Mn,Yn)が求められ(図2、ステップ(27)参照)、
(b)αn=(min(Cn,Mn,Yn)−(100−n)
×(P−Bk100)/min(C100,M100,Y100)、
ただし、1≦P≦100とする、
によってBknに対する追加値αnが求められて、これがBkn に加えられ(図2、ステップ(28)参照)、
(c)βn=αn×((P−Bk100)/C100)、
γn=αn×((P−Bk100)/M100)、
δn=αn×((P−Bk100)/Y100)、
ただし、1≦P≦100とする、
によってCn、MnおよびYnのそれぞれに対する削減値βn、γnおよびδnが求められ、これらがCn、MnおよびYnから差し引かれる(図2、ステップ(29)参照)。
得られた校正刷りにおいては、印刷物上の墨文字等の表現で多用されるブラックインクの面積率100%部が再現される等々、印刷物上のブラックインクの表現特性が的確に再現される。さらには、校正刷りにおいて、ブラックインクを可能な限り多く使用することによってC、M、Yのインクの使用量を減らすことができるので、校正刷りのコストの低減が図られる。
α=(1−Cp/(2N−1))×(1−Mp/(2N−1))
×(1−Yp/(2N−1))×(1−Bkp/(2N−1))
によって求めるが、ルックアップテーブルにおける任意の参照データPの色値が(Cp,Mp,Yp,Bkp)で、それぞれ百分率データであるとするときには、紙面露出面積率αを、
α=(1−Cp/100)×(1−Mp/100)
×(1−Yp /100)×(1−Bkp/100)
によって求める紙面露出面積率演算部45と、
紙面露出面積率が100%の位置に本紙の紙色値(Ca,Ma,Ya,Bka)を付加したときの、ルックアップテーブルにおける任意の参照データIの色値(Ci,Mi,Yi,Bki)の変更値(Ci',Mi',Yi',Bki')を、
Ci'=Ci+Ca×α、Mi'=Mi+Ma×α、Yi'=Yi+Ya×α、
Bki'=Bki+Bka×α
によって求め、この変更値を参照データの色値に置き換える色変更値演算部46と、を有している。
α100=min(C100,M100,Y100)
×(P−Bk100)/min(C100,M100,Y100)、
ただし、1≦P≦100とする、
によってBk100に対する追加値α100を求め、追加値α100をBk100に加えるとともに、C100=M100=Y100=0とするブラック100%部画像データ修正部52と、
n=99から1までについて、印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(Cn,Mn,Yn,Bkn)から、min(Cn,Mn,Yn)を求め、
αn=(min(Cn,Mn,Yn)−(100−n))
×(P−Bk100)/min(C100,M100,Y100)、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、
によってBknに対する追加値αnを求めて、これをBknに加えるとともに
βn=αn×((P−Bk100)/C100)、
γn=αn×((P−Bk100)/M100)、
δn=αn×((P−Bk100)/Y100)、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、
によってCn、MnおよびYnのそれぞれに対する削減値βn、γnおよびδnを求めて、これらをCn、MnおよびYnから差し引く手順を繰り返す99%以下ブラック部画像データ修正部53と、を有している。
Claims (3)
- 校正印刷機による校正刷りにおいて印刷機による印刷物の色再現性を向上させるための色校正法であって、校正刷りと印刷物とのカラーマッチングの結果得られた減法混色色空間の全体にわたる校正印刷用画像データのうち、印刷物上におけるブラック単色の階調の各段階を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データを、
(1)前記印刷物上のブラックインクの面積率100%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C 100 ,M 100 ,Y 100 ,Bk 100 )から、min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )を求め、Bk 100 の指定値Pを決定するステップと、
(2)Bk 100 に対する追加値α 100 を、
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によって求めるステップと、
(3)前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0とするステップと、
(4)n=99から1までについて、以下の(4-1)〜(4-4)のステップを繰り返すステップと、を順次実行することによって修正することを特徴とする色校正法。
(4-1)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求めるステップ
(4-2)Bk n に対する追加値α n を
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、によって求めるステップ
(4-3)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求めるステップ
(4-4)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引くステップ - コンピュータを利用して校正印刷機による校正刷りにおいて印刷機による印刷物の色再現性を向上させるための色校正装置であって、
(1)校正印刷機による校正刷りと印刷機による印刷物とのカラーマッチングの結果得られた、減法混色色空間の全体にわたる校正印刷用画像データの入力を受ける画像データ入力部と、
(2)前記画像データ入力部に入力された画像データのうち、印刷物上におけるブラック単色の階調の各段階を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データを、印刷物上のブラックインクの面積率100%部は校正刷り上においてもブラックインクだけで表現されるが、印刷物上のブラックインクの面積率100%部以外は、校正刷り上において下色除去操作を用いて表現されるように修正し、修正した画像データを出力する画像データ修正部と、を有し、
前記画像データ修正部は、
(2-1)前記印刷物上のブラックインクの面積率100%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C 100 ,M 100 ,Y 100 ,Bk 100 )から、min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )を求め、Bk 100 の指定値Pを決定し、
Bk 100 に対する追加値α 100 を
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によって求め、
前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0とするブラック100%部画像データ修正部と、
(2-2)n=99から1までについて、
(i)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求める手順と、
(ii)Bk n に対する追加値α n を、
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、
によって求める手順と、
(iii)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求める手順と、
(iv)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引く手順を繰り返す99%以下ブラック部画像データ修正部と、を有することを特徴とする色校正装置。 - コンピュータによって校正印刷機による校正刷りにおいて印刷機による印刷物の色再現性を向上させるための色校正プログラムを記録した記録媒体であって、前記色校正プログラムは、コンピュータに対し、
校正印刷機による校正刷りと印刷機による印刷物とのカラーマッチングの結果得られた減法混色色空間の全体にわたる校正印刷用画像データのうち、印刷物上におけるブラック単色の階調の各段階を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データを、
(1)前記印刷物上のブラックインクの面積率100%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C 100 ,M 100 ,Y 100 ,Bk 100 )から、min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )を求め、Bk 100 の指定値Pを決定する手順と、
(2)Bk 100 に対する追加値α 100 を
α 100 =min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、
によって求める手順と、
(3)前記追加値α 100 をBk 100 に加えるとともに、C 100 =M 100 =Y 100 =0と設定する手順と、
(4)n=99から1までについて、以下の(4-1)〜(4-4)の手順を繰り返す手順と、を順次実行することによって修正させることを特徴とする色校正プログラムを記録した記録媒体。
(4-1)前記印刷物上のブラックインクの面積率n%部を校正刷り上で表現する校正印刷用画像データの色値(C n ,M n ,Y n ,Bk n )から、min(C n ,M n ,Y n )を求める手順
(4-2)Bk n に対する追加値α n を
α n =(min(C n ,M n ,Y n )−(100−n))
×(P−Bk 100 )/min(C 100 ,M 100 ,Y 100 )、
ただし、1≦P≦100とする、によって求める手順
(4-3)前記追加値α n をBk n に加えるとともに、
β n =α n ×((P−Bk 100 )/C 100 )、
γ n =α n ×((P−Bk 100 )/M 100 )、
δ n =α n ×((P−Bk 100 )/Y 100 )、
ただし、1≦P≦100、C 100 =M 100 =Y 100 =0とする、
によってC n 、M n およびY n のそれぞれに対する削減値β n 、γ n およびδ n を求める手順
(4-4)前記削減値β n 、γ n およびδ n をC n 、M n およびY n から差し引く手順
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