JPH1169176A - 色再現方法 - Google Patents

色再現方法

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JPH1169176A
JPH1169176A JP9217498A JP21749897A JPH1169176A JP H1169176 A JPH1169176 A JP H1169176A JP 9217498 A JP9217498 A JP 9217498A JP 21749897 A JP21749897 A JP 21749897A JP H1169176 A JPH1169176 A JP H1169176A
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博哲 洪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタ等で色域を拡げて正確度が高く、か
つ、高画質な画像に色再現する。 【解決手段】テレビ画像信号RCRT,GCRT,BCRT を、3
次元LUT1によりC’, M’, Y’に色変換した後、
演算器2により予め決定された3変数を用いた振り分け
関数により ,6原色C,M,Y,R,G,Bに振り分
け、該6色の色材でプリントを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ画像信号な
ど目標色の色分解された画像信号に基づいて、少なくと
も色の3原色に異なる色の原色を加えた4以上の原色を
用いて、前記目標色をプリント等に再現する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷や、感熱転写、インクジェット、電
子写真等によってフルカラープリントする場合、カラー
プリントの出力色としては、基本的にはシアン(C) ,
マゼンタ(M) ,イエロー(Y) ,ブラック(K) の4
色が使われることが多く、再現可能な色域をより拡大す
ることが試みられている。
【0003】例えば、特開昭4−358473号(先行
技術1) に示されるものは、色分解画像信号をC, M,
Y, Kの基本4色の組合せに変換し、該組合せにより色
再現を行っている。また、特開平6−237351号
(先行技術2) に示されるものは、C, M,Y, Kの基
本4色の色材により再現不可能な場合は、基本4色以外
の予め定めた特色の色材との配合比を求め、その配合比
に応じた色材を用いることにより、基本4色の色材によ
り再現不可能な色を再現して、色域を更に拡大するよう
にしている。
【0004】また、特開昭6−209416号に示され
るものは、特色を表現する色材を用いる領域を指示手段
によって指示している。また、「4色プリンタの測色的
色調整」洪 博哲,日本写真学会誌 1993年発行、
56巻2号、112〜122頁(先行技術3) 及び「Po
-Chieh Hung,ASmooth Calibration Techniqe Utilizing
the Entire Color Gamut of CMYK Printers,Journal o
f Electronic Imaging,3(4),415〜424(1994) 」(先行
技術4)には、4色プリンタにおいて、測色値に基づい
て色調整を行う技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術では、それぞれ以下のような課題を有していた。
先行技術1では、C, M, Y, Kの基本4色で目標色を
再現しているため、色域が制限され、C, M, Y, Kで
再現可能な範囲外の目標色の再現が不正確となる。
【0006】また、先行技術2, 3では、再現不可能な
領域のみ特色を組み合わせるため、再現可能な領域と不
可能な領域との境界で不連続点ができてしまい、画質が
損なわれる。さらに、先行技術4, 5も、C, M, Y,
Kの基本4色のプリンタのみを対象としており、色の原
色は3色までしか考慮されていない。また、これらの考
え方は、使用する全ての色の組合せの色を実際に作成
し、測色するものであるが、これをm色出力プリンタに
適用すると、出力色数mの増加に従い級数的に組合せが
増え、実現が難しくなるという問題があった。例えば、
各色5段階に分けて色票を作成する場合、m=4, 5,
6, 7, ・・・に対し、その組合せ数が、54 =625,
5 =3125, 6 =15625, 7 =78125,・・・と急
激に増えていく。
【0007】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、4以上の色の原色を用いて目標色を
再現することにより、広い色域を利用して正確度を高め
た色再現方法を提供することを目的とする。また、測色
点数を減らし、効率的に測色できるようにすることを目
的とする。また、色域内に非滑点(不連続点) が発生せ
ず、良好な画質が確保できるようにすることを目的とす
る。
【0008】また、演算を高速に行え、再現時間を短縮
できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、目標色の色分解画像信号に基づいて、少なく
とも色の3原色に異なる色の原色を加えた4以上の原色
を用いて前記目標色を再現する色再現方法であって、前
記全ての原色を3つの変数を用いた関数式で定義し、前
記目標色を示す前記3変数の組み合わせを求め、該3変
数の組み合わせにより決定された色票を測色し、前記測
色値に基づいて、前記目標色を再現することを特徴とす
る。
【0010】請求項1に係る発明によると、4以上の原
色を用いて目標色を再現することにより、広い色域を利
用して正確度を高めた色再現を行えると共に、再現に用
いる色数より少ない3変数の組み合わせにより決定され
た色票を測色すれば済むため、測定点数を減らして、効
率的な測色が行える。
【0011】また、請求項2に係る発明は、前記(目標
色の再現に用いられる) 色の3原色が、シアン(C) ,
マゼンタ(M) ,イエロー(Y) であることを特徴とす
る。請求項2に係る発明によると、プリンタ等で従来用
いられている3原色C,M,Yを用いるため、従来のプ
リンタの拡張、またはオプションとして利用することが
でき、操作性が良くなる。
【0012】また、請求項3に係る発明は、付加する原
色は、レッド(R) ,グリーン(G) ,ブルー(B) の
中の少なくとも1つであることを特徴とする。請求項3
に係る発明によると、C,M,Yを用いた減色法では、
R,G,Bの色域が狭くなりがちなので、付加する原色
で効率的に色域を拡張とすることができる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、目標色を再
現する色として前記4以上の原色の他に、ブラック
(K) が組み合わされていることを特徴とする。請求項
4に係る発明によると、色域をより拡大できると共に、
ブラックを3原色を混合して得る場合に比較して目標色
の再現に使用する色材の量を節約することができる。
【0014】また、請求項5に係る発明は、前記3変数
は、目標色の変化に対し連続的に変化する滑らかな関数
により決定されていることを特徴とする。また、プリン
タの特性が変動した場合にも非滑点が発生しない。請求
項5に係る発明によると、滑らかな関数に設定されてい
ることにより、グラデーションに非滑点が発生せず、高
画質に色再現を行える。
【0015】また、請求項6に係る発明は、目標色の色
分解信号を直接又は変換された他の同数の色分解信号を
入力して再現する各色の信号を出力するルックアップテ
ーブルからの出力値により、又は該出力値を補間演算し
た値により目標色を再現することを特徴とする。請求項
6に係る発明によると、実際に色再現機器を用いて色再
現を行う場合に、ルックアップテーブルを用いることに
より、演算時間を短縮でき、また、ルックアップテーブ
ルからの出力値を補間演算することにより、極め細かく
色再現を行って高画質画像を得ることができる。また、
回路構成がコンパクトになり、コストを削減することが
できる。
【0016】また、請求項7に係る発明は、目標色を再
現する各色の出力値を、1つのアキュームレータにより
同時に演算することを特徴とする。請求項7に係る発明
によると、出力色数が多いので、各色を一つ一つ計算す
る場合に比較し、汎用のCPUを用いた場合でも高速に
計算することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。第1の実施の形態では、目標色の色
分解画像信号としてテレビ画像信号RCRT,GCRT ,BC
RT を、2種類の色の3原色C, M, YとR,G,Bの
計6色の色材を用いて再現(プリント) するプリンタの
例を示す。
【0018】図1は、本実施の形態のシステム構成を示
す。テレビ画像信号RCRT ,GCRT,BCRT を3次元L
UT(ルックアップテーブル) 1により、3原色C’,
M’, Y’に変換する。このLUTについては後述する
ように、従来用いられている手法で作成すればよい。変
換された3原色C’, M’, Y’について、予め決定さ
れた3変数を用いた振り分け関数を用いた演算器2によ
り、2種類の色の3原色C, M, YとR,G,Bとの6
個の原色に振り分けて計6色の色材信号を出力する。
【0019】前記3変数を用いた振り分け関数として、
例えば以下のような関数を用いる。ここで、fjは関
数、aiは3変数を示し、Ajはj色の出力値である。
また、3変数が0〜1の範囲とし、Ajabcは、j色出力
時に変数aa,ab,ac が1又は0の時の予め決められた
色を示している。 Aj=Aj000(1−a1)・(1−a2)・(1−a3)+A
j001(1−a1)・(1−a2)・a3+Aj010(1−a1)
・a2 ・(1−a3)+Aj011(1−a1)・a2 ・a3+
Aj100 a1 ・(1−a2)・(1−a3)+Aj101 a1
・(1−a2)・a3+Aj110 a1 ・a2 ・(1−a3)
+Aj111 a1 ・a2 ・a3 また、6原色(C, M, Y, R,G,B) を想定したプ
ログラム(Cによる)の例を以下に示す。
【0020】 hifi col cube(col old,col new) double *col old ; double *col new ; { long int i1,i2,i3,i4 ; double col data[2][2][2][N COL6]={ /*C , M , Y , R ,G ,B */ /*C , M , Y */ 0., 0., 0., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 0 */ 1., 0., 0., 0., 0., 0., /*1 , 0 , 0 */ 0., 1., 0., 0., 0., 0., /*0 , 1 , 0 */ 0., 0., 0., 0., 0., 1., /*1 , 1 , 0 */ 0., 0., 1., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 1 */ 0., 0., 0., 0., 1., 0., /*1 , 0 , 1 */ 0., 0., 0., 1., 0., 0., /*0 , 1 , 1 */ 1., 1., 1., 0., 0., 0.}; /*1 , 1 , 1 */ for(i1 =0 ;i1<N COL6;i1++) { col new[i1] = col data[0][0][0][i1] *(1-col old[0])*(1-col old[1])*(1-col old[2]) +col data[0][0][1][i1] *(col old[0])*(1-col old[1])*(1-col old[2]) +col data[0][1][0][i1] *(1-col old[0])*(col old[1])*(1-col old[2]) +col data[0][1][1][i1] *(col old[0])*(col old[1])*(1-col old[2]) +col data[1][0][0][i1] *(1-col old[0])*(1-col old[1])*(col old[2]) +col data[1][1][0][i1] *(1-col old[0])*(col old[1])*(col old[2]) +col data[1][1][1][i1] *(col old[0])*(col old[1])*(col old[2]); } } また、変形例として、6原色(C, M, Y, R,G,
B) で、黒に対し、R,G,Bを割り振るもののプログ
ラムの一部を以下に示す。
【0021】 double col data[2][2][2][N COL6]={ /*C , M , Y , R ,G ,B */ /*C , M , Y */ 0., 0., 0., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 0 */ 1., 0., 0., 0., 0., 0., /*1 , 0 , 0 */ 0., 1., 0., 0., 0., 0., /*0 , 1 , 0 */ 0., 0., 0., 0., 0., 1., /*1 , 1 , 0 */ 0., 0., 1., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 1 */ 0., 0., 0., 0., 1., 0., /*1 , 0 , 1 */ 0., 0., 0., 1., 0., 0., /*0 , 1 , 1 */ 0., 0., 0., 1., 1., 1.}; /*1 , 1 , 1 */ また、別の実施の形態として、より少ない原色数例えば
4原色(C, M, Y,R) を用いて色再現を行う場合
は、同じ計算ルーチンが使用でき、プログラムの一部を
示すと以下の通りである。
【0022】 double col data[2][2][2][N COL6]={ /*C , M , Y , R ,G ,B */ /*C , M , Y */ 0., 0., 0., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 0 */ 1., 0., 0., 0., 0., 0., /*1 , 0 , 0 */ 0., 1., 0., 0., 0., 0., /*0 , 1 , 0 */ 1., 1., 0., 0., 0., 0., /*1 , 1 , 0 */ 0., 0., 1., 0., 0., 0., /*0 , 0 , 1 */ 1., 0., 1., 0., 0., 0., /*1 , 0 , 1 */ 0., 0., 0., 1., 0., 0., /*0 , 1 , 1 */ 1., 1., 1., 0., 0., 0.}; /*1 , 1 , 1 */ この他にも計算する手法がある。上の例は、立方体補間
に相当するが、例えば三角錐補間(後述の文献参照)
や、多項式による関数なども可能である。但し、三角錐
補間では、グレー付近で非滑点が発生する。
【0023】また、上記の例のように使用する色を選択
的に用いることもできる。すなわち、プリンタに接続す
るヘッドやインクシートに連動して、テーブルを切り換
えたり、インクの残量により自動的に使用するインク種
類を切り換えたりする。このようにすれば、インクジェ
ットプリンタの場合には、オプションで多色印刷がヘッ
ドカートリッジの接続により自動的に利用でき、また、
インクが無くなった場合には、自動的に(または手動的
に切り換えて) プリントを続行することができる。
【0024】以上のように、4以上の原色を、3変数の
組合せにより決定できるため、該組合せにより決定され
る色票の測色点数は、3以下の原色を用いる場合と同様
で済む。即ち、第1の実施の形態の場合、図1におい
て、R,G,BをC’, M’,Y’に変換する3次元の
LUTを作成する際に、前記3つの変数a1,a2,a
3をそれぞれ段階的に変化させて得られる6原色C,
M,Y,R,G,Bの組み合わせにより作成される色票
を測色し、該測色値に基づいてLUTを作成すれば以
下、具体的なLUTの作成方法について説明する。
【0025】テレビ画像信号RCRT ,GCRT ,BCRT で
表される目標色は、次式により3刺激値X, Y, Zに変
換される。
【0026】
【数1】
【0027】更に、次式のように、3刺激値X, Y, Z
の関数としてL*, a*, b*表色系に変換される。 L*=f1(X, Y, Z) a*=f2(X, Y, Z) b*=f3(X, Y, Z} 一方、色再現機器としてのプリンタにおいても、前記
C’, M’, Y’で表される色が次式のように3刺激値
X’, Y’, Z’に変換される。
【0028】 X’=fx(C’, M’, Y’) Y’=fy(C’, M’, Y’) Z’=fz(C’, M’, Y’) なお、この関係式をC’, M’, Y’で表される色を変
数a1 〜a3 を段階的に変えて6原色C, M, Y, R,
G,Bを用いて作成した色票を測色することにより設定
する。更に、前記3刺激値X’, Y’, Z’が次式によ
り表色系L*’, a*’, b*’に変換される。
【0029】 L*’=f1(X’, Y’, Z’) a*’=f2(X’, Y’, Z’) b*’=f3(X’, Y’, Z’} 上記の関係に基づき、与えられたL*’,a*’,b
*’で表される色からC’, M’, Y’を逆算すること
ができる(P.Hung, "Colorimetric calibrationin elec
tronic imaging devices using a look up-table mode
l and int-erpolations, ”J.Electron. imaging2(1),5
3-61(1993).参照) 。
【0030】そして、前記表色系L*, a*, b*と表
色系L*’, a*’, b*’とで表した値が一致する条
件によって、テレビ画像信号RCRT ,GCRT ,BCRT を
C’,M’,Y’に変換することができ、複数のサンプ
ル点のデータ値を演算してRCRT ,GCRT ,BCRT −
C’,M’,Y’変換LUTを作成することができる。
このようにすれば、測色点数は、6原色C,M,Y,
R,G,Bの組み合わせについては、該色数6より少な
い3変数の段階数による組合せ数でよいため、各変数に
つき5段階で変化させたとしても53 =125 通りで済
む。
【0031】また、前記3変数は、目標色の変化に対し
連続的に変化する滑らかな関数として設定されているの
で、画像の色範囲に応じて色材が選択的に用いられるこ
とがなく、階調の飛びが発生しないので、高画質な画像
に再現することができる。また、該LUTから得られた
データを、下記(a) 〜(d) の手法を用いて補間演算
することにより、LUTのデータ点をそれほど多くしな
くとも、十分高精度に変換値を求めることができる。
【0032】(a) 英国特許1369702(197
4) (b) K.Kanamori, H.Kotera, O.Yamada, H.Motomur
a, R.Ikawa, T.Fumoto, Journal of Electoronic
Imaging,2(3),213(1993). (c) 特開昭56−14237号 (d) 特開昭53−123201号 以上示した第1の実施の形態では、4以上の原色例えば
6原色C, M, Y, R,G,Bを用いて色再現(プリン
ト) する構成としたが、これらの色の原色にKの色材を
加えて色再現する構成とすれば、更に色域が拡がり、よ
り正確度の高い色に再現することができる。図2は、テ
レビ画像信号RCRT ,GCRT ,BCRT を6原色C, M,
Y, R,G,BにKを加えて計7色の色材を用いて色再
現(プリント) するプリンタのシステム構成を示す。
【0033】図において、LUT11は、テレビ画像信号
RCRT ,GCRT ,BCRT を3原色C’, M’, Y’とK
とに変換する。演算器12は、変換された3原色C’,
M’,Y’について、第1の実施の形態と同様、予め決
定された3変数を用いた振り分け関数を用いて2種類の
色の3原色C, M, YとR,G,Bとの6個の原色に振
り分けて計6色の色材信号を出力する。Kについては、
前記LUT11で求められた値をそのままK色材信号とし
て出力する。
【0034】ここで、LUT11の作成について、3原色
C’, M’, Y’にKを組み合わせても、後述するMaxi
mam Black 、Minimum Black 及びSmoothest Blackの方
法を採用し、かつ、Kの値が大きくなるにつれて色域の
増大率が減少することを利用すれば、十分測定点数を小
さい値に設定することができ、膨大なデータ点を測定す
る必要が無くなる。
【0035】また、3変数による制御が可能であるの
で、この3変数及びブラックを用いることで、測色的に
色調整を行う前記先行技術4, 5に示す手法を用いるこ
とができる。ここで、測色的にという意味は、三刺激値
及びそれから派生されて計算されるL*a*b*, L*
u*v*またはより複雑な色の見えモデル(Hunt,Nayat
ani,RLAB,LLAB など) などの色空間で色合わせが行われ
ることをいう。
【0036】ここから先は、前記先行技術4,5と同じ
方法を用いればよい。階調性を考えると、先行技術5の
文献のKの量を目標色の変化に対するK量の変化が滑ら
かになるように平均化処理するSmoothest Black の方法
を用いるのが最もよい。また、インク量を節約するに
は、Kの量を最大とするように処理するMaximam Blac
k、(疑似階調化などで2値化された画像の) ざらつき
感を低減するには、Kの量を最小とするように処理する
Minimum Black を用いるのがよい。
【0037】また、後段の3変数からなる振り分け関数
を用いて出力値を演算する手法としては、上記の計算式
により、または、同様に上記4つの手法(a) 〜(d)
のいずれかを用いることもできる。以上示した実施の形
態では、2段階に分けて演算するものを示したが、最も
効率的な方法としては、第3の実施の形態として図3に
示すように上記のすべての手法を組合せて、テレビ画像
信号のR,G,Bからプリントの出力色例えばC,M,
Y, R,G,Bの6原色あるいはこれにKを加えた7色
の出力値に変換する1つのLUT21を作成し、該LUT
21から得られた出力値データそれを上記いずれかの手法
を用いて補間演算することができる。このLUT21の作
成の際には、3変数を段階的に変化させたときのC,
M,Y, R,G,Bの組合せ、あるいはこれにKとを組
合せることにより決定される色票を測色し、該測色値に
基づいてLUTを作成すればよい。この場合も、測色点
数は、出力色数より少ない3変数の段階数による組合せ
数でよいため、前記の各実施の形態と同様少ない測色点
数で済む。
【0038】また、前記補間演算の際に、上記(d) の
方法などで、補間演算の重み係数の総和が少ない場合、
出力信号が8ビット程度であれば、アキュームレータの
上位下位に割り振ることで、同時に補間演算を行うこと
が望ましい(特願平6−006140号参照) 。このよ
うにすれば、出力色数が多いので、各色を一つ一つ計算
する場合に比較し、汎用のCPUを用いた場合でも高速
に計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すシステム構成
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すシステム構成
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すシステム構成
図。
【符号の説明】
1 3次元LUT 2 演算器 11 LUT 12 演算器 21 LUT

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標色の色分解画像信号に基づいて、少な
    くとも色の3原色に異なる色の原色を加えた4以上の原
    色を用いて前記目標色を再現する色再現方法であって、 前記全ての原色を3つの変数を用いた関数式で定義し、 前記目標色を示す前記3変数の組み合わせを求め、 該3変数の組み合わせにより決定された色票を測色し、 前記測色値に基づいて、前記目標色を再現することを特
    徴とする色再現方法。
  2. 【請求項2】前記色の3原色は、シアン(C) ,マゼン
    タ(M) ,イエロー(Y) であることを特徴とする請求
    項1に記載の色再現方法。
  3. 【請求項3】付加する原色は、レッド(R) ,グリーン
    (G) ,ブルー(B) の中の少なくとも1つであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色再現方
    法。
  4. 【請求項4】目標色を再現する色として前記4以上の原
    色の他に、ブラック(K) が組み合わされていることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の
    色再現方法。
  5. 【請求項5】前記3変数は、目標色の変化に対し連続的
    に変化する滑らかな関数により決定されていることを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の色
    再現方法。
  6. 【請求項6】目標色の色分解信号を直接又は変換された
    他の同数の色分解信号を入力して再現する各色の信号を
    出力するルックアップテーブルからの出力値により、又
    は該出力値を補間演算した値により目標色を再現するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記
    載の色再現方法。
  7. 【請求項7】目標色を再現する各色の出力値を、1つの
    アキュームレータにより同時に演算することを特徴とす
    る請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の色再現方
    法。
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Cited By (5)

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