JP4206179B2 - 携帯端末のネットワークシステム - Google Patents

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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線公衆網または有線通信網と通信可能な携帯端末のネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特願平11−112494号公報には、ポケット型の携帯機とカバン携行型のPDCまたはCDMA等の移動局本体とに分離可能な携帯無線機において、携帯機と移動局本体間を微弱または小電力の無線通信を行い、移動局本体からCDMA等高速新方式の無線公衆網にアクセス可能に構成し、かつ操作部を小型軽量化することが提案されている。この携帯無線機は、カバン携行型の移動局本体が無線公衆網にアクセスするので送信回路の出力が大きく、受信回路は感度向上や誤り率低減のため複雑で回路規模は大きくなるため小型化することは困難であるが、ポケット型の携帯機は微弱または小電力無線で移動局本体と通信するだけなので送受信回路は消費電力、回路規模共に小さくバツテリーも小型となり、携帯機と移動局とを分離することにより操作部の小型軽量化も達成することができる等優れた特徴を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に示される携帯無線機は、ビル内やその陰、地下等の各種構内、家宅等の場所では無線公衆網は圏外となり通信不能となったり、あるいはやっと電波が届くところであっても、元来、電力消費が大きく使用時間の短い移動局本体は電波が途切れる度に頻繁に間欠受信動作を行うことから短時間でバッテリーが空になり使用できなくなるという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、携帯端末と無線公衆網との間のPDC,CDMA等の移動無線モードによる通信、および有線通信網に接続される無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードによる通信が可能であるとともに、無線公衆網との通信に優先して有線通信網との通信を行う携帯端末のネットワークシステムに関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
【0006】
第1の手段は、無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを備えた携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったときに、前記移動局本体における前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段が動作させるものであって、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットされた前記無線端末を通して前記有線通信網に専用的に接続される携帯機を提供する
【0007】
第2の手段は、無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを備えた携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットし、前記移動局本体に配置された前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させる移動局を提供する
【0008】
第3の手段は、無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記無線端末の移動局本体が前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させ、前記携帯機と前記無線端末との間で通信または待ち受けを行わせる一方、この待ち受けを行う前に、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットさせる無線端末を提供する
【0009】
第4の手段は、無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記移動局本体における前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させ、前記携帯機と前記無線端末との間で通信または待ち受けを行わせる一方、この待ち受けを行う前に、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットさせるネットワークシステムを提案する
【0010】
第5の手段は、第3の手段における無線端末において、該無線端末は、ワイヤレスTAであることを特徴とする。
【0011】
第6の手段は、第の手段において、前記携帯機及び前記無線端末との間の携帯通信モードにBlueTooth方式を用い、前記移動局本体と前記無線公衆網との間の移動無線モードにワイドバンドCDMAを用いることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
はじめに、本発明の第1の実施形態を図1ないし図4を用いて説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係る携帯端末のネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0019】
同図において、1は携帯機2および移動局本体3からなる携帯端末、2は移動局本体3との間で微弱または小電力無線の通信路を介して接続されるとともに、ワイヤレスTA4との間で微弱または小電力無線の通信を行う携帯機、3は無線公衆網7の公衆基地局71との間で通信を行う移動局本体、30は携帯機2と微弱または小電力無線通信を行うための送受信アンテナ、32は無線公衆網7の公衆基地局71との間でPDC(personal digital cellular;標準デジタル携帯電話方式)またはCDMA(code division multiple access;次世代の携帯電話の標準方式)の公衆無線通信を行うための送受信アンテナ、4はISDN網5やCATV網6等の有線通信網に接続され、携帯機2との間で微弱または小電力無線通信を行うための無線端末であるワイヤレスTA、5はISDN網、6はCATV網、7は無線公衆網、71は無線公衆網に含まれる無線公衆網基地局である。
【0020】
ここで、ワイヤレスTA4は、ビル内、ビルの陰、地下内、さらには家宅等の建築物内に設置され、この建築物内は、微弱または小電力無線の通信網を構成し、建築物外はISDN網5およびCATV網6等の有線通信網で構成される。
【0021】
また、携帯機2と移動局本体3から成る携帯端末1は、微弱または小電力無線の携帯通信モードとPDCまたはCDMA等の移動無線モードで通信する機能を備えており、ワイヤレスTA4と携帯機2間および携帯機2と移動局本体3間には微弱または小電力無線の携帯通信モードからなる無線通信が可能な通信網を形成し、移動局本体3と無線公衆網基地局71間にはPDCまたはCDMA等の移動無線モードからなる無線通信が可能な通信網が形成されている。
【0022】
図2および図3は、図1に示す携帯機2および移動局本体3の具体的構成を示すとともに、図2は携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う場合の通信形態を示し、図3は移動局本体3のみで無線公衆網と通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【0023】
これらの図において、20はワイヤレスTA4または移動局本体3と微弱または小電力無線通信を行うための送受信アンテナ、21は第3の無線部、22は携帯機制御部、23はバッテリー、24は着信音のリンガー、25はスピーカ、26は液晶等の表示部、27はキーパッド等の入力部、28はマイクロホン、30は携帯機2と微弱または小電力無線通信を行うための送受信アンテナ、31は第2の無線部、32は無線公衆網と無線通信を行う送受信アンテナ、33は第1の無線部、34はスイッチ、35は制御部、36はバツテリーである。
【0024】
次に、本実施形態に係る携帯端末1の動作について図1ないし図4とともに説明する。なお、図4は、図1に示す携帯端末のネットワークシステムにおいて、携帯端末1が携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う様子を示す図である。
【0025】
はじめに、携帯端末1が携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う場合は、図4に示すように、携帯端末1の携帯機2とワイヤレスTA4との間にワイヤレスTAの通信圏が形成されている。
【0026】
このような状態では、図2に示すように、送受信アンテナ20はワイヤレスTA4から到来電波を検出し、第3の無線部21はこの到来電波を復調して携帯機制御部22に出力する。携帯機制御部22は到来電波がワイヤレスTA4の圏内であるか否かを判断する。携帯機制御部22はその判断結果を第3の無線部21および送受信アンテナ20を介して移動局本体3に通知する。移動機本体3の制御部35は、送受信アンテナ30および第2の無線部31を介して前記判断結果を知り、それが前記ワイヤレスTA4の通信圏内にあることから、スイツチ34を切断する。スイッチ34の切断により、移動局本体3の消費電力のほとんどを占めている第1の無線部33の動作が停止し、移動無線モードOFFの状態となり、極めて低消費電力の携帯機2のみがワイヤレスTA4を介して通信または待ち受けを行うことなる。
【0027】
この状態で携帯端末1が通信を行う場合は、携帯機2を持ったユーザの音声はマイクロホン28に入力され携帯機制御部22でAD変換され、さらにフレーミング処理され第3の無線部21で変調されて送受信アンテナ20を介してワイヤレスTA4に送信される。ワイヤレスTA4で受信された信号は有線通信網を経由して通信相手に伝送される。通信相手からの音声データは有線通信網を経由してワイヤレスTA4から携帯機2に伝送される。携帯機2では伝送電波を送受信アンテナ20を介して受信し、第3の無線部21で復調して携帯機制御部22に送出し、携帯機制御部22でフレーミング処理、さらにはDA変換してスピーカ25から音声が出力される。
【0028】
また、着信を受ける場合は、携帯機2のみが待ち受けを行う前に、携帯機2と移動局本体3とが自動的に、または携帯機2と移動局本体3とを介してユーザが手動で、PDCまたはCDMAの公衆網の転送電話サービスを用いてPDCまたはCDMAの番号への着信を予め携帯機2の電話番号として定めておいたワイヤレスTA4のサブアドレス付電話番号に転送するようセットし、その後スイッチ34を0FFにする。この状態で、携帯端末1のPDCまたはCDMAの番号に着信があると、無線公衆網7で転送され、ワイヤレスTA4のネットワークの1端末として動作している携帯機2に着信しリンガー24を鳴動する。この鳴動により、ユーザはキーパッド等の入力部27を操作してこれに応答すれことにより、前記に説明したと同様の通信状態となる。
【0029】
また、微弱または小電力無線が無線公衆網で使用可能な番号を有し、ワイヤレスTA4が公衆基地局機能を持つ場合には、転送先としてセットする番号は公衆用の番号をそのままセットすることもできる。
【0030】
次に、携帯端末1が無線公衆網7と通信を行う場合について説明する。
【0031】
携帯端末1を持ったユーザがワイヤレスTA4の圏外に出た時は、図3に示すように、送受信アンテナ20にはワイヤレスTA4からの電波が来なくなり、携帯機制御部22は到来電波がワイヤレスTA4の圏外であることを移動局本体3に通知する。移動局本体3の制御部35は、送受信アンテナ30および第2の無線部31を介して前記判断結果を知り、ワイヤレスTA4の通信圏外にあることからスイッチ34をONする。ここで、携帯端末1がワイヤレスTA4の圏外であることを液晶等の表示部26への絵文字表示によりユーザが知り得る場合は、キーパツド等の入力部27等を操作して、手動リモコンでスイッチ34をONしてもよい。
【0032】
この状態で携帯端末1が通信を行う場合は、携帯機2を持ったユーザの音声はマイクロホン28に入力され携帯機制御部22でAD変換ないし符号化され、フレーミング処理されて第3の無線部21で変調されて送受信アンテナ20を介して移動局本体3に送信される。移動局本体3では送受信アンテナ30および第2の無線部31を介して受信され復調された音声デジタルデータは、制御部35で速度変換、フレーミング処理が施され、第1の無線部33で変調され無線公衆網7の送受信アンテナ32から送信され、無線公衆網7を経由して通信相手に伝送される。通信相手からの音声データは、無線公衆網7の送受信アンテナ32で受信され第1の無線部33で復調され、制御部35で速度変換、フレーミング処理が施され、第2の無線部31で変調されて送受信アンテナ30から携帯機2に伝送される。携帯機2では、送受信アンテナ20で受信された信号は第3の無線部21で復調されて、携帯機制御部22でフレーミング処理、復号化ないしDA変換されてスピーカ25から音声出力される。
【0033】
本実施形態では、携帯機2とワイヤレスTA4間および携帯機2と移動局本体3間に用いられる微弱または小電力無線の携帯通信モードの一例として、Blue Tooth(日米欧の5社による、パソコンや携帯電話等の無線による相互接続するための仕様の開発コード名)を用いる。
【0034】
Blue Toothは、伝送距離は数十メートルまでと短いが、送受信装置が極めて小型化でき、伝送レートは1〜2Mbpsの高速の伝送も可能となり、携帯機からワンタッチで高速インターネットにアクセスする等の応用が可能となる。この場合、外部有線網としてはCATV、無線公衆網の方式としてはワイドバンドCDMAとすれば伝送レートを高くできることから組合せとして有利である。特にワイドバンドCDMAの場合は送受信回路が複雑で消費電力も大きくなるので、Blue Toothにより携帯機を小型化することが適している。
【0035】
次に、本発明の第2の実施形態を図5および図6を用いて説明する。
【0036】
図5および図6は、図1に示す携帯端末1と異なる形態の携帯端末1の構成を示すとともに、図5は携帯端末1をワイヤレスTA4経由で通信を行う場合の通信形態を示し、図6は携帯端末1と無線公衆網と通信を行う場合の通信形態を示すブロック図である。
【0037】
これらの図において、00はワイヤレスTA4および無線公衆網との無線通信に共用される送受信アンテナ、01は混合器、02は無線公衆網用の第1の無線部、03は微弱または小電力無線用の第3の無線部、04はスイッチ、05は制御部、06はバッテリー、07はリンガー、08はスピーカ、09は液晶等の表示部、10はキーパッド等の入力部、11はマイクロホンである。
【0038】
本実施形態の携帯端末1は、第1の実施形態のものに比べて、携帯機と移動局本体とを一体化した点で相違しており、携帯端末1の小型化にはさほど寄与しないが、携帯端末1をシンプル化できる点で優れている。
【0039】
次に、本実施形態に係る携帯端末1の動作について図5および図6とともに説明する。
【0040】
はじめに、携帯端末1がワイヤレスTA4経由で通信を行う場合は、図5に示すように、送受信アンテナ00および混合器01を介して第3の無線部03は到来電波を検出し、制御部05に復調信号を出力する。制御部05は到来電波がワイヤレスTA4の圏内であるか否かを判断し、それがワイヤレスTA4の圏内であるのでスイッチ04を切断する。これにより、携帯端末1の消費電力の大半を占めている第1の無線部02が動作しなくなり、移動無線モードがOFF状態となり極めて低消費電力でワイヤレスTA4を介して通信または待ち受けを行うことができる。
【0041】
この状態で通信を行う場合は、携帯端末1を持ったユーザの音声はマイクロホン11に入力され制御部05でAD変換ないし符号化され、フレーミング処理されて第3の無線部03で変調され混合器01および送受信アンテナ00を介してワイヤレスTA4に送信される。送信された信号は有線通信網を経由して通信相手に伝送される。通信相手からの音声データは有線通信網を経由してワイヤレスTA4から携帯端末1に伝送され、携帯端末1では送受信アンテナ00および混合器01を介して受信され、第3の無線部03で復調されて制御部05でフレーミング処理、復号化、DA変換されスピーカ08から音声出力される。
【0042】
また、着信を受ける場合は、移動無線モードOFFの状態となる前に、携帯端末1が自動的に、あるいは携帯端末1を介してユーザが手動で、PDCまたはCDMAの公衆網の転送電話サービスを用いてPDCまたはCDMAの番号への着信を予めポケット型携帯機の電話番号として定めておいたワイヤレスTA4のサブアドレス付電話番号に転送するようセットした後、スイツチ04を0FFする。この状態で、携帯端末1のPDCまたはCDMAの番号に着信があると、公衆網で転送されワイヤレスTA4のネットワークの1端末として動作している端末1に着信しリンガー07が鳴動する。この鳴動により、ユーザはキーパッド等の入力部10を操作してこれに応答すれば、前記した説明と同様の通信状態となる。
【0043】
また、微弱または小電力無線が無線公衆網で使用可能な番号を有し、ワイヤレスTA4が公衆基地局機能を持つ場合には、先に説明したと同様に、転送先としてセットする番号は公衆用の番号をそのままセットすることもできる。
【0044】
次に、携帯端末1が無線公衆網と通信を行う場合について説明する。
【0045】
端末1を持ったユーザがワイヤレスTA4の圏外に出た時、図6に示すように、送受信アンテナ00にワイヤレスTA4からの電波が来なくなり、制御部05はワイヤレスTA4の圏外にあることから、スイッチ04をONする。なお、ワイヤレスTA4の圏外であることが液晶等の表示部09への絵文字表示によりユーザが知り得る場合は、キーパツド10等の入力部等を操作して、手動リモコンでスイッチ04をONしてもよい。
【0046】
この状態で通信を行う場合、携帯端末1を持ったユーザの音声はマイクロホン11に入力され制御部05でAD変換、符号化、フレーミング処理が施され第1の無線部02で変調され混合器01および送受信アンテナ00を介して無線公衆網を経由して通信相手に伝送される。通信相手からの音声データは無線公衆網を経由して携帯端末1に伝送される。携帯端末1では送受信アンテナ00および混合器01を介して受信され、第1の無線部02で復調された信号は、制御部05でフレーミング処理、復号化、DA変換されスピーカ08から音声出力される。
【0047】
本実施形態のように、携帯機と移動局本体を一体化した携帯端末1とワイヤレスTA4とでネットワークを構成する場合は、無線公衆網としてPDCが挙げられる。
【0048】
PDCは伝送レートは低いが、CDMA等と比較してやや小型化が可能であり、携帯機と移動局本体を一体化する実現性が高い。この場合、一体化には互いの周波数帯が近く回路共用化の可能性があるPHSを組み合わせるのが有利である。例えば、携帯通信モードとしてPHSを、移動無線モードとしてPDCを用いるとよい。
【0049】
【発明の効果】
発明によれば、携帯機のみにより、設置された無線端末との間で微弱または小電力無線の内部網を形成することにより構内/家庭内等無線公衆網の不感地域でも通信可能になる。また、内部無線網から有線の外部網に接続するため、無線公衆網で通信する場合に比べ通信科金が低減される。
また、携帯機が内部網の圏内にある間は移動局本体の移動無線部の電源供給をOFFすることにより不要な電力消費を防止する。携帯機による待ち受けが容易に行える。携帯機が小型化できる。携帯機を小型化できるので、小電力無線の携帯通信モードにBlueTooth方式を採用し、移動無線モードにワイドバンドCDMAを採用することができる。
設置された無線端末との間で微弱または小電力無線の内部網を形成することにより構内/家庭内等無線公衆網の不感地域でも通信可能になる。また、内部無線網から有線の外部網に接続するため、無線公衆網で通信する場合に比べ通信科金が低減される。また、携帯端末が内部網の圏内にある間は移動無線部の電源供給をOFFすることにより不要な電力消費を防止する。また、携帯機と移動局本体との一体化により、互いの周波数帯が近く回路共用化の可能性があるので、PHSとの組み合わせが可能となる。
さらに、無線端末を無線公衆網の電波が到来しにくい箇所、到来しやすい箇所に係わらず、ビル、地下構造物、家宅等の建築物に設置することにより、容易に微弱または小電力無線の内部網を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す携帯機2および移動局本体3の具体的構成を示すとともに、携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【図3】図1に示す携帯機2および移動局本体3の具体的構成を示すとともに、移動局本体3経由で携帯機2が無線公衆網と通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【図4】図1に示す携帯端末のネットワークシステムにおいて、携帯端末1が携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る携帯端末1の構成を示すとともに、携帯端末1をワイヤレスTA4経由で通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る携帯端末1の構成を示すとともに、携帯端末1と無線公衆網とが通信を行う場合の通信形態を示すブロック図である
【符号の説明】
1 携帯端末
2 携帯機
20 送受信アンテナ
21 第3の無線部
22 携帯機制御部
23 バッテリー
24 リンガー
25 スピーカ
26 表示部
27 入力部
28 マイクロホン
3 移動局本体
30,32 送受信アンテナ
31 第2の無線部
33 第1の無線部
34 スイッチ
35 制御部
36 バッテリー
4 ワイヤレスTA
5 ISDN網
6 CATV網
7 無線公衆網
00 送受信アンテナ
01 混合器
02 第1の無線部
03 第3の無線部
04 スイッチ
05 制御部
06 バッテリー
07 リンガー
08 スピーカ
09 表示部
10 入力部
11 マイクロホン

Claims (7)

  1. 無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを備えた携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったときに、前記移動局本体における前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段が動作させるものであって、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットされた前記無線端末を通して前記有線通信網に専用的に接続される携帯機。
  2. 無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを備えた携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットし、前記移動局本体に配置された前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させる移動局。
  3. 無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記無線端末の移動局本体が前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させ、前記携帯機と前記無線端末との間で通信または待ち受けを行わせる一方、この待ち受けを行う前に、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットさせる無線端末。
  4. 無線端末と、前記無線端末に接続される有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能な携帯機及びこの携帯機との間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに前記無線公衆網との間で移動無線モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末とによりネットワークシステムを構成し、前記携帯機が前記無線端末との間で所定の通信可能状態になったとき、前記移動局本体における前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を動作させ、前記携帯機と前記無線端末との間で通信または待ち受けを行わせる一方、この待ち受けを行う前に、前記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆電話番号に転送するようにセットさせるネットワークシステム。
  5. 請求項3記載の無線端末において、該無線端末は、ワイヤレスTAであることを特徴とする無線端末。
  6. 請求項4記載のネットワークシステムにおいて、前記携帯機及び前記無線端末との間の携帯通信モードにBlueTooth方式を用い、前記移動局本体と前記無線公衆網との間の移動無線モードにワイドバンドCDMAを用いることを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項4記載のネットワークシステムにおいて、前記移動局本体における無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段は、前記携帯機の表示部の表示に基づき手動操作によって動作させるものであることを特徴とするネットワークシステム。
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