JP2001103549A - 携帯端末のネットワークシステム - Google Patents

携帯端末のネットワークシステム

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JP2001103549A JP27479099A JP27479099A JP2001103549A JP 2001103549 A JP2001103549 A JP 2001103549A JP 27479099 A JP27479099 A JP 27479099A JP 27479099 A JP27479099 A JP 27479099A JP 2001103549 A JP2001103549 A JP 2001103549A
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末と無線公衆網との間のPDC,CD
MA等の移動無線モードによる通信、および有線通信網
に接続される無線端末との間で微弱または小電力無線の
携帯通信モードによる通信が可能であるとともに、無線
公衆網との通信に優先して有線通信網との通信を行う携
帯端末のネットワークシステムを提供すること。 【解決手段】 携帯端末のネットワークシステムとし
て、無線端末4に接続されるISDN,CATV等の有
線通信網5,6と、無線公衆網7と、前記無線端末との
間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能
な携帯機2、およびこの携帯機との間で微弱または小電
力無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに、前
記無線公衆網との間でPDCまたはCDMA等の移動無
線モードで通信可能な移動局本体3とを有する携帯端末
1とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線公衆網または
有線通信網と通信可能な携帯端末のネットワークシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】特願平11−112494号公報には、
ポケット型の携帯機とカバン携行型のPDCまたはCD
MA等の移動局本体とに分離可能な携帯無線機におい
て、携帯機と移動局本体間を微弱または小電力の無線通
信を行い、移動局本体からCDMA等高速新方式の無線
公衆網にアクセス可能に構成し、かつ操作部を小型軽量
化することが提案されている。この携帯無線機は、カバ
ン携行型の移動局本体が無線公衆網にアクセスするので
送信回路の出力が大きく、受信回路は感度向上や誤り率
低減のため複雑で回路規模は大きくなるため小型化する
ことは困難であるが、ポケット型の携帯機は微弱または
小電力無線で移動局本体と通信するだけなので送受信回
路は消費電力、回路規模共に小さくバツテリーも小型と
なり、携帯機と移動局とを分離することにより操作部の
小型軽量化も達成することができる等優れた特徴を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
される携帯無線機は、ビル内やその陰、地下等の各種構
内、家宅等の場所では無線公衆網は圏外となり通信不能
となったり、あるいはやっと電波が届くところであって
も、元来、電力消費が大きく使用時間の短い移動局本体
は電波が途切れる度に頻繁に間欠受信動作を行うことか
ら短時間でバッテリーが空になり使用できなくなるとい
う問題があった。
【0004】本発明の目的は、携帯端末と無線公衆網と
の間のPDC,CDMA等の移動無線モードによる通
信、および有線通信網に接続される無線端末との間で微
弱または小電力無線の携帯通信モードによる通信が可能
であるとともに、無線公衆網との通信に優先して有線通
信網との通信を行う携帯端末のネットワークシステムに
関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0006】第1の手段は、携帯端末のネットワークシ
ステムとして、無線端末に接続されるISDN,CAT
V等の有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との
間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能
な携帯機、およびこの携帯機との間で微弱または小電力
無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに、前記
無線公衆網との間でPDCまたはCDMA等の移動無線
モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末とか
らなることを特徴とする。
【0007】第2の手段は、第1の手段において、前記
携帯機と前記無線端末との間が所定の通信可能状態にあ
る時に、前記移動局本体における前記無線公衆網との通
信を行う回路部の電源を切断する手段を有したことを特
徴とする。
【0008】第3の手段は、第2の手段において、前記
手段は、前記無線端末から前記携帯機に電波が到来した
か否かを判断する手段と、前記到来した電波が所定の通
信可能状態にある電波であると判断された時に前記回路
部の電源を切断する手段であることを特徴とする。
【0009】第4の手段は、第2の手段または第3の手
段のいずれか1つの手段において、前記移動局本体にお
ける前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断
する時、前記携帯機と前記無線端末との間で通信または
待ち受けを行わせる一方、この待ち受けを行う前に、前
記無線公衆網の転送電話サービスを用いて当該無線公衆
網への番号の着信を、予め前記携帯機の電話番号として
定めておいた前記無線端末のサブアドレス付き電話番号
または公衆用電話番号に転送するようにセットさせるこ
とを特徴とする。
【0010】第5の手段は、第1の手段ないし第4の手
段のいずれか1つの手段において、前記携帯機はポケッ
ト型に構成され、前記移動局本体はカバン携行型に構成
されることを特徴とする。
【0011】第6の手段は、第1の手段ないし第5の手
段のいずれか1つの手段において、前記小電力無線の携
帯通信モードにBlueTooth方式を用い、前記移
動無線モードにワイドバンドCDMAを用いることを特
徴とする。
【0012】第7の手段は、携帯端末のネットワークシ
ステムとして、無線端末に接続されるISDN,CAT
V等の有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との
間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能
であるとともに、前記無線公衆網との間でPDCまたは
CDMA等の移動無線モードで通信可能な携帯端末と、
からなることを特徴とする。
【0013】第8の手段は、第7の手段において、前記
携帯端末と前記無線端末との間が所定の通信可能状態に
ある時に、前記無線公衆網との通信を行う回路部の電源
を切断する手段を有したことを特徴とする。
【0014】第9の手段は、第8の手段において、前記
手段は、前記無線端末から前記携帯端末に電波が到来し
たか否かを判断する手段と、前記到来した電波が所定の
通信可能状態にある電波であると判断された時に前記回
路部の電源を切断する手段であることを特徴とする携帯
端末のネットワークシステム。
【0015】第10の手段として、第7の手段ないし第
9の手段のいずれか1つの手段において、前記携帯端末
は、前記携帯通信モードとしてPHSを、前記移動無線
モードとしてPDCを用いることを特徴とする。
【0016】第11の手段として、第1の手段ないし第
10の手段のいずれか1つの手段において、前記無線端
末は、ビル,地下構造物,家宅等の建築物内に配置され
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1ないし図4を用いて説明する。
【0018】図1は、本実施形態に係る携帯端末のネッ
トワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0019】同図において、1は携帯機2および移動局
本体3からなる携帯端末、2は移動局本体3との間で微
弱または小電力無線の通信路を介して接続されるととも
に、ワイヤレスTA4との間で微弱または小電力無線の
通信を行う携帯機、3は無線公衆網7の公衆基地局71
との間で通信を行う移動局本体、30は携帯機2と微弱
または小電力無線通信を行うための送受信アンテナ、3
2は無線公衆網7の公衆基地局71との間でPDC(p
ersonal digital cellular;
標準デジタル携帯電話方式)またはCDMA(code
division multiple acces
s;次世代の携帯電話の標準方式)の公衆無線通信を行
うための送受信アンテナ、4はISDN網5やCATV
網6等の有線通信網に接続され、携帯機2との間で微弱
または小電力無線通信を行うための無線端末であるワイ
ヤレスTA、5はISDN網、6はCATV網、7は無
線公衆網、71は無線公衆網に含まれる無線公衆網基地
局である。
【0020】ここで、ワイヤレスTA4は、ビル内、ビ
ルの陰、地下内、さらには家宅等の建築物内に設置さ
れ、この建築物内は、微弱または小電力無線の通信網を
構成し、建築物外はISDN網5およびCATV網6等
の有線通信網で構成される。
【0021】また、携帯機2と移動局本体3から成る携
帯端末1は、微弱または小電力無線の携帯通信モードと
PDCまたはCDMA等の移動無線モードで通信する機
能を備えており、ワイヤレスTA4と携帯機2間および
携帯機2と移動局本体3間には微弱または小電力無線の
携帯通信モードからなる無線通信が可能な通信網を形成
し、移動局本体3と無線公衆網基地局71間にはPDC
またはCDMA等の移動無線モードからなる無線通信が
可能な通信網が形成されている。
【0022】図2および図3は、図1に示す携帯機2お
よび移動局本体3の具体的構成を示すとともに、図2は
携帯機2のみでワイヤレスTA4経由で通信を行う場合
の通信形態を示し、図3は移動局本体3のみで無線公衆
網と通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【0023】これらの図において、20はワイヤレスT
A4または移動局本体3と微弱または小電力無線通信を
行うための送受信アンテナ、21は第3の無線部、22
は携帯機制御部、23はバッテリー、24は着信音のリ
ンガー、25はスピーカ、26は液晶等の表示部、27
はキーパッド等の入力部、28はマイクロホン、30は
携帯機2と微弱または小電力無線通信を行うための送受
信アンテナ、31は第2の無線部、32は無線公衆網と
無線通信を行う送受信アンテナ、33は第1の無線部、
34はスイッチ、35は制御部、36はバツテリーであ
る。
【0024】次に、本実施形態に係る携帯端末1の動作
について図1ないし図4とともに説明する。なお、図4
は、図1に示す携帯端末のネットワークシステムにおい
て、携帯端末1が携帯機2のみでワイヤレスTA4経由
で通信を行う様子を示す図である。
【0025】はじめに、携帯端末1が携帯機2のみでワ
イヤレスTA4経由で通信を行う場合は、図4に示すよ
うに、携帯端末1の携帯機2とワイヤレスTA4との間
にワイヤレスTAの通信圏が形成されている。
【0026】このような状態では、図2に示すように、
送受信アンテナ20はワイヤレスTA4から到来電波を
検出し、第3の無線部21はこの到来電波を復調して携
帯機制御部22に出力する。携帯機制御部22は到来電
波がワイヤレスTA4の圏内であるか否かを判断する。
携帯機制御部22はその判断結果を第3の無線部21お
よび送受信アンテナ20を介して移動局本体3に通知す
る。移動機本体3の制御部35は、送受信アンテナ30
および第2の無線部31を介して前記判断結果を知り、
それが前記ワイヤレスTA4の通信圏内にあることか
ら、スイツチ34を切断する。スイッチ34の切断によ
り、移動局本体3の消費電力のほとんどを占めている第
1の無線部33の動作が停止し、移動無線モードOFF
の状態となり、極めて低消費電力の携帯機2のみがワイ
ヤレスTA4を介して通信または待ち受けを行うことな
る。
【0027】この状態で携帯端末1が通信を行う場合
は、携帯機2を持ったユーザの音声はマイクロホン28
に入力され携帯機制御部22でAD変換され、さらにフ
レーミング処理され第3の無線部21で変調されて送受
信アンテナ20を介してワイヤレスTA4に送信され
る。ワイヤレスTA4で受信された信号は有線通信網を
経由して通信相手に伝送される。通信相手からの音声デ
ータは有線通信網を経由してワイヤレスTA4から携帯
機2に伝送される。携帯機2では伝送電波を送受信アン
テナ20を介して受信し、第3の無線部21で復調して
携帯機制御部22に送出し、携帯機制御部22でフレー
ミング処理、さらにはDA変換してスピーカ25から音
声が出力される。
【0028】また、着信を受ける場合は、携帯機2のみ
が待ち受けを行う前に、携帯機2と移動局本体3とが自
動的に、または携帯機2と移動局本体3とを介してユー
ザが手動で、PDCまたはCDMAの公衆網の転送電話
サービスを用いてPDCまたはCDMAの番号への着信
を予め携帯機2の電話番号として定めておいたワイヤレ
スTA4のサブアドレス付電話番号に転送するようセッ
トし、その後スイッチ34を0FFにする。この状態
で、携帯端末1のPDCまたはCDMAの番号に着信が
あると、無線公衆網7で転送され、ワイヤレスTA4の
ネットワークの1端末として動作している携帯機2に着
信しリンガー24を鳴動する。この鳴動により、ユーザ
はキーパッド等の入力部27を操作してこれに応答すれ
ことにより、前記に説明したと同様の通信状態となる。
【0029】また、微弱または小電力無線が無線公衆網
で使用可能な番号を有し、ワイヤレスTA4が公衆基地
局機能を持つ場合には、転送先としてセットする番号は
公衆用の番号をそのままセットすることもできる。
【0030】次に、携帯端末1が無線公衆網7と通信を
行う場合について説明する。
【0031】携帯端末1を持ったユーザがワイヤレスT
A4の圏外に出た時は、図3に示すように、送受信アン
テナ20にはワイヤレスTA4からの電波が来なくな
り、携帯機制御部22は到来電波がワイヤレスTA4の
圏外であることを移動局本体3に通知する。移動局本体
3の制御部35は、送受信アンテナ30および第2の無
線部31を介して前記判断結果を知り、ワイヤレスTA
4の通信圏外にあることからスイッチ34をONする。
ここで、携帯端末1がワイヤレスTA4の圏外であるこ
とを液晶等の表示部26への絵文字表示によりユーザが
知り得る場合は、キーパツド等の入力部27等を操作し
て、手動リモコンでスイッチ34をONしてもよい。
【0032】この状態で携帯端末1が通信を行う場合
は、携帯機2を持ったユーザの音声はマイクロホン28
に入力され携帯機制御部22でAD変換ないし符号化さ
れ、フレーミング処理されて第3の無線部21で変調さ
れて送受信アンテナ20を介して移動局本体3に送信さ
れる。移動局本体3では送受信アンテナ30および第2
の無線部31を介して受信され復調された音声デジタル
データは、制御部35で速度変換、フレーミング処理が
施され、第1の無線部33で変調され無線公衆網7の送
受信アンテナ32から送信され、無線公衆網7を経由し
て通信相手に伝送される。通信相手からの音声データ
は、無線公衆網7の送受信アンテナ32で受信され第1
の無線部33で復調され、制御部35で速度変換、フレ
ーミング処理が施され、第2の無線部31で変調されて
送受信アンテナ30から携帯機2に伝送される。携帯機
2では、送受信アンテナ20で受信された信号は第3の
無線部21で復調されて、携帯機制御部22でフレーミ
ング処理、復号化ないしDA変換されてスピーカ25か
ら音声出力される。
【0033】本実施形態では、携帯機2とワイヤレスT
A4間および携帯機2と移動局本体3間に用いられる微
弱または小電力無線の携帯通信モードの一例として、B
lue Tooth(日米欧の5社による、パソコンや
携帯電話等の無線による相互接続するための仕様の開発
コード名)を用いる。
【0034】Blue Toothは、伝送距離は数十
メートルまでと短いが、送受信装置が極めて小型化で
き、伝送レートは1〜2Mbpsの高速の伝送も可能と
なり、携帯機からワンタッチで高速インターネットにア
クセスする等の応用が可能となる。この場合、外部有線
網としてはCATV、無線公衆網の方式としてはワイド
バンドCDMAとすれば伝送レートを高くできることか
ら組合せとして有利である。特にワイドバンドCDMA
の場合は送受信回路が複雑で消費電力も大きくなるの
で、Blue Toothにより携帯機を小型化するこ
とが適している。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態を図5およ
び図6を用いて説明する。
【0036】図5および図6は、図1に示す携帯端末1
と異なる形態の携帯端末1の構成を示すとともに、図5
は携帯端末1をワイヤレスTA4経由で通信を行う場合
の通信形態を示し、図6は携帯端末1と無線公衆網と通
信を行う場合の通信形態を示すブロック図である。
【0037】これらの図において、00はワイヤレスT
A4および無線公衆網との無線通信に共用される送受信
アンテナ、01は混合器、02は無線公衆網用の第1の
無線部、03は微弱または小電力無線用の第3の無線
部、04はスイッチ、05は制御部、06はバッテリ
ー、07はリンガー、08はスピーカ、09は液晶等の
表示部、10はキーパッド等の入力部、11はマイクロ
ホンである。
【0038】本実施形態の携帯端末1は、第1の実施形
態のものに比べて、携帯機と移動局本体とを一体化した
点で相違しており、携帯端末1の小型化にはさほど寄与
しないが、携帯端末1をシンプル化できる点で優れてい
る。
【0039】次に、本実施形態に係る携帯端末1の動作
について図5および図6とともに説明する。
【0040】はじめに、携帯端末1がワイヤレスTA4
経由で通信を行う場合は、図5に示すように、送受信ア
ンテナ00および混合器01を介して第3の無線部03
は到来電波を検出し、制御部05に復調信号を出力す
る。制御部05は到来電波がワイヤレスTA4の圏内で
あるか否かを判断し、それがワイヤレスTA4の圏内で
あるのでスイッチ04を切断する。これにより、携帯端
末1の消費電力の大半を占めている第1の無線部02が
動作しなくなり、移動無線モードがOFF状態となり極
めて低消費電力でワイヤレスTA4を介して通信または
待ち受けを行うことができる。
【0041】この状態で通信を行う場合は、携帯端末1
を持ったユーザの音声はマイクロホン11に入力され制
御部05でAD変換ないし符号化され、フレーミング処
理されて第3の無線部03で変調され混合器01および
送受信アンテナ00を介してワイヤレスTA4に送信さ
れる。送信された信号は有線通信網を経由して通信相手
に伝送される。通信相手からの音声データは有線通信網
を経由してワイヤレスTA4から携帯端末1に伝送さ
れ、携帯端末1では送受信アンテナ00および混合器0
1を介して受信され、第3の無線部03で復調されて制
御部05でフレーミング処理、復号化、DA変換されス
ピーカ08から音声出力される。
【0042】また、着信を受ける場合は、移動無線モー
ドOFFの状態となる前に、携帯端末1が自動的に、あ
るいは携帯端末1を介してユーザが手動で、PDCまた
はCDMAの公衆網の転送電話サービスを用いてPDC
またはCDMAの番号への着信を予めポケット型携帯機
の電話番号として定めておいたワイヤレスTA4のサブ
アドレス付電話番号に転送するようセットした後、スイ
ツチ04を0FFする。この状態で、携帯端末1のPD
CまたはCDMAの番号に着信があると、公衆網で転送
されワイヤレスTA4のネットワークの1端末として動
作している端末1に着信しリンガー07が鳴動する。こ
の鳴動により、ユーザはキーパッド等の入力部10を操
作してこれに応答すれば、前記した説明と同様の通信状
態となる。
【0043】また、微弱または小電力無線が無線公衆網
で使用可能な番号を有し、ワイヤレスTA4が公衆基地
局機能を持つ場合には、先に説明したと同様に、転送先
としてセットする番号は公衆用の番号をそのままセット
することもできる。
【0044】次に、携帯端末1が無線公衆網と通信を行
う場合について説明する。
【0045】端末1を持ったユーザがワイヤレスTA4
の圏外に出た時、図6に示すように、送受信アンテナ0
0にワイヤレスTA4からの電波が来なくなり、制御部
05はワイヤレスTA4の圏外にあることから、スイッ
チ04をONする。なお、ワイヤレスTA4の圏外であ
ることが液晶等の表示部09への絵文字表示によりユー
ザが知り得る場合は、キーパツド10等の入力部等を操
作して、手動リモコンでスイッチ04をONしてもよ
い。
【0046】この状態で通信を行う場合、携帯端末1を
持ったユーザの音声はマイクロホン11に入力され制御
部05でAD変換、符号化、フレーミング処理が施され
第1の無線部02で変調され混合器01および送受信ア
ンテナ00を介して無線公衆網を経由して通信相手に伝
送される。通信相手からの音声データは無線公衆網を経
由して携帯端末1に伝送される。携帯端末1では送受信
アンテナ00および混合器01を介して受信され、第1
の無線部02で復調された信号は、制御部05でフレー
ミング処理、復号化、DA変換されスピーカ08から音
声出力される。
【0047】本実施形態のように、携帯機と移動局本体
を一体化した携帯端末1とワイヤレスTA4とでネット
ワークを構成する場合は、無線公衆網としてPDCが挙
げられる。
【0048】PDCは伝送レートは低いが、CDMA等
と比較してやや小型化が可能であり、携帯機と移動局本
体を一体化する実現性が高い。この場合、一体化には互
いの周波数帯が近く回路共用化の可能性があるPHSを
組み合わせるのが有利である。例えば、携帯通信モード
としてPHSを、移動無線モードとしてPDCを用いる
とよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、携帯機のみに
より、設置された無線端末との間で微弱または小電力無
線の内部網を形成することにより構内/家庭内等無線公
衆網の不感地域でも通信可能になる。また、内部無線網
から有線の外部網に接続するため、無線公衆網で通信す
る場合に比べ通信科金が低減される。
【0050】さらに、請求項2ないし請求項3の発明に
よれば、携帯機が内部網の圏内にある間は移動局本体の
移動無線部の電源供給をOFFすることにより不要な電
力消費を防止する。
【0051】さらに、請求項4の発明によれば、携帯機
による待ち受けが容易に行える。
【0052】さらに、請求項5の発明によれば、携帯機
が小型化できる。
【0053】さらに、請求項6の発明によれば、携帯機
を小型化できるので、小電力無線の携帯通信モードにB
lueTooth方式を採用し、移動無線モードにワイ
ドバンドCDMAを採用することができる。
【0054】請求項7の発明によれば、設置された無線
端末との間で微弱または小電力無線の内部網を形成する
ことにより構内/家庭内等無線公衆網の不感地域でも通
信可能になる。また、内部無線網から有線の外部網に接
続するため、無線公衆網で通信する場合に比べ通信科金
が低減される。
【0055】さらに、請求項8ないし請求項9の発明に
よれば、携帯端末が内部網の圏内にある間は移動無線部
の電源供給をOFFすることにより不要な電力消費を防
止する。
【0056】さらに、請求項10の発明によれば、携帯
機と移動局本体との一体化により、互いの周波数帯が近
く回路共用化の可能性があるので、PHSとの組み合わ
せが可能となる。
【0057】さらに、請求項11の発明によれば、無線
端末を無線公衆網の電波が到来しにくい箇所、到来しや
すい箇所に係わらず、ビル、地下構造物、家宅等の建築
物に設置することにより、容易に微弱または小電力無線
の内部網を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のネッ
トワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す携帯機2および移動局本体3の具体
的構成を示すとともに、携帯機2のみでワイヤレスTA
4経由で通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【図3】図1に示す携帯機2および移動局本体3の具体
的構成を示すとともに、移動局本体3経由で携帯機2が
無線公衆網と通信を行う場合の通信形態を示す図であ
る。
【図4】図1に示す携帯端末のネットワークシステムに
おいて、携帯端末1が携帯機2のみでワイヤレスTA4
経由で通信を行う様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る携帯端末1の構
成を示すとともに、携帯端末1をワイヤレスTA4経由
で通信を行う場合の通信形態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る携帯端末1の構
成を示すとともに、携帯端末1と無線公衆網とが通信を
行う場合の通信形態を示すブロック図である
【符号の説明】
1 携帯端末 2 携帯機 20 送受信アンテナ 21 第3の無線部 22 携帯機制御部 23 バッテリー 24 リンガー 25 スピーカ 26 表示部 27 入力部 28 マイクロホン 3 移動局本体 30,32 送受信アンテナ 31 第2の無線部 33 第1の無線部 34 スイッチ 35 制御部 36 バッテリー 4 ワイヤレスTA 5 ISDN網 6 CATV網 7 無線公衆網 00 送受信アンテナ 01 混合器 02 第1の無線部 03 第3の無線部 04 スイッチ 05 制御部 06 バッテリー 07 リンガー 08 スピーカ 09 表示部 10 入力部 11 マイクロホン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末に接続されるISDN,CAT
    V等の有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との
    間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能
    な携帯機、およびこの携帯機との間で微弱または小電力
    無線の携帯通信モードで通信可能であるとともに、前記
    無線公衆網との間でPDCまたはCDMA等の移動無線
    モードで通信可能な移動局本体とを有する携帯端末と、
    からなることを特徴とする携帯端末のネットワークシス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記携帯機と前記無
    線端末との間が所定の通信可能状態にある時に、前記移
    動局本体における前記無線公衆網との通信を行う回路部
    の電源を切断する手段を有したことを特徴とする携帯端
    末のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記手段は、前記無
    線端末から前記携帯機に電波が到来したか否かを判断す
    る手段と、前記到来した電波が所定の通信可能状態にあ
    る電波であると判断された時に前記回路部の電源を切断
    する手段であることを特徴とする携帯端末のネットワー
    クシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3のいずれか1つ
    の請求項において、前記移動局本体における前記無線公
    衆網との通信を行う回路部の電源を切断する時、前記携
    帯機と前記無線端末との間で通信または待ち受けを行わ
    せる一方、この待ち受けを行う前に、前記無線公衆網の
    転送電話サービスを用いて当該無線公衆網への番号の着
    信を、予め前記携帯機の電話番号として定めておいた前
    記無線端末のサブアドレス付き電話番号または公衆用電
    話番号に転送するようにセットさせることを特徴とする
    携帯端末のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1つ
    の請求項において、前記携帯機はポケット型に構成さ
    れ、前記移動局本体はカバン携行型に構成されることを
    特徴とする携帯端末のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1つ
    の請求項において、前記小電力無線の携帯通信モードに
    BlueTooth方式を用い、前記移動無線モードに
    ワイドバンドCDMAを用いることを特徴とする携帯端
    末のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 無線端末に接続されるISDN,CAT
    V等の有線通信網と、無線公衆網と、前記無線端末との
    間で微弱または小電力無線の携帯通信モードで通信可能
    であるとともに、前記無線公衆網との間でPDCまたは
    CDMA等の移動無線モードで通信可能な携帯端末と、
    からなることを特徴とする携帯端末のネットワークシス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記携帯端末と前記
    無線端末の間が所定の通信可能状態にある時に、前記無
    線公衆網との通信を行う回路部の電源を切断する手段を
    有したことを特徴とする携帯端末のネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記手段は、前記無
    線端末から前記携帯端末に電波が到来したか否かを判断
    する手段と、前記到来した電波が所定の通信可能状態に
    ある電波であると判断された時に前記回路部の電源を切
    断する手段であることを特徴とする携帯端末のネットワ
    ークシステム。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれか1
    つの請求項において、前記携帯端末は、前記携帯通信モ
    ードとしてPHSを、前記移動無線モードとしてPDC
    を用いることを特徴とする携帯端末のネットワークシス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1つの請求項において、前記無線端末は、ビル,地下構
    造物,家宅等の建築物内に配置されることを特徴とする
    携帯端末のネットワークシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344376A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Toshiba Corp 携帯通信機
JP2008022190A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Toa Corp ワイヤレスマイクロホンシステム
JP2010287934A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Fujitsu Ltd 通信制御方法、通信制御装置、通信制御プログラム、および端末装置
WO2011158512A1 (ja) * 2010-06-18 2011-12-22 パナソニック株式会社 通信端末装置及び通信方法

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