JP4204946B2 - 有機廃液処理方法 - Google Patents
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Description
即ち、本発明は、有機廃液と、その有機廃液の発酵用微生物を含む調整材とを混合して発酵させることにより、有機廃液中の有機物を減少または消滅させる、有機廃液処理方法であって、
前記有機廃液と調整材を撹拌して発酵混合材を得る第1工程と、
前記発酵混合材からその発酵熱を利用して水分を蒸発させる第2工程と、
前記第2工程後の発酵済みの混合材を前記第1工程の調整材として供給する第3工程とを有し、
前記第1工程では、前記第2工程で蒸発した水分に相当する量の有機廃液を繰り返し供給することで、発酵の継続と水分の蒸発を継続させることを特徴とする。
(第1の実施形態)
・ 焼酎粕を自然界に存在する微生物で発酵させるので、焼酎粕と調整材を混合した後は特別な処理は必要なく、安定した運転が行える。
・ 焼酎粕と調整材を処理機の回転羽根で粉砕・撹拌することで、発酵に適した環境(含水率一定、通気性が適度に確保される)を作り出すことができる。
・ 発酵過程で固まりが発生しても、混合処理機3を通すことで、固まりを粉砕し、発酵を促進できる。
・ 第2工程で蒸発した水分に相当する量の有機廃液を繰り返し供給して、発酵の継続と水分の蒸発を継続させることで、発酵を常に活発な状態に保つことができ、これにより水分の蒸発を効率よく継続でき、しかも、安定した運転を可能にし、処理後の残量を少なくし、消費エネルギーも少なくすることができる。
・ 第3工程において、第2工程後の発酵済みの混合材を第1工程の調整材として繰り返し供給することで、原則として処理ごとには残さが発生しない処理方法とすることができる。
・ 残さが発生しないため、廃棄物の処理費用が発生しない。
・ 繰り返し使用した調整材は、高品質な堆肥として使用できる。
・ 発酵熱を利用して水分を蒸発させることで、人工的な熱の供給を削減または不要とすることができる。
・ 運転費及び環境負荷を削減できる。
(10)自然通気を利用する給気手段(通気用水平管としての有孔管)および通気兼用の排気手段(開口壁)を採用したことで、発酵に必要な酸素の供給を原則として自然通気で行い、補助的な場合を除き、送風機による通気を不要にできる。これによって、運転費を削減できる。
(11)通気兼用の排気手段(開口壁)によって水分の蒸発を促進できる。
図4は、有機廃液処理装置の第2の実施形態を示す全体構成図であり、同図において、図1と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
を調整材と混合処理してから発酵処理糟4へ供給した後には、混合処理機3を経由させずに発酵処理機4へ直接焼酎粕を供給する態様となる。
図5は、有機廃液処理装置の第3の実施形態を示す全体構成図であり、発酵処理槽を縦型連結とした連続処理方式の例を示している。
・ 撹拌後の発酵混合材(処理物)を、発酵処理槽100の第1処理槽101に投入する(納める)。
・ 第1処理槽101内の温度が所定の温度(約60℃以上)になったら、第2処理槽102へ処理物を送る。第1処理槽101では、第1実施形態の場合とほぼ同様に、約1日後には槽内温度が所定の温度まで上昇する。
・ 第2処理槽102内の処理物の重量を測定し、水蒸気として放出された分の重量を求める。
・ この重量に相当する焼酎粕を、各有孔管4a〜4dを備える通気手段6、及び排気通路8c、9c、開口8d、8e、9dを備える通気兼用排気手段7を介して配管14により第2処理槽102へ供給する。ここで、壁状配管200を装備してある場合は、これを利用して焼酎粕を供給する。
・ 同様にして第3処理槽103へ焼酎粕を供給する。
・ 第3処理槽103内での処理終了後に、その処理物を垂直ベルトコンベア43により再度調整材ホッパ2に送り込み、そこで水蒸気として放出された分の重量を求める。
・ この重量に相当する焼酎粕と処理物を、搬送手段13及びベルトコンベア21で連続的に定量供給し、混合処理機3で連続的に処理する。
・ 以下、同様の処理を繰り返し行う。
11 配管
12 ポンプ
13 搬送手段
2 調整材ホッパ
3 混合処理機
31 投入口
32 排出口
4 発酵処理槽
41 受け入れ口
42 排出口
4a 第1有孔管
4b 第2有孔管
4d 第3有孔管
5 処理槽本体
50 感想装置
6 通気手段
7 通気兼用の排気手段
8 内槽
8a、9a 内筒
8b、9b 外筒
8c、9c 排気通路
8d、8e、9d 開口
9 外槽
10 断熱材
100 発酵処理槽
101 第1処理槽
102 第2処理槽
103 第3処理槽
Claims (4)
- 有機廃液処理装置によって、有機廃液と、その有機廃液の発酵用微生物を含む調整材とを混合して発酵させることにより、有機廃液中の有機物を減少または消滅させる、有機廃液処理方法であって、
前記有機廃液処理装置は、
前記有機廃液と調整材を撹拌して発酵混合材を得るための混合処理機と、
前記混合処理機により得られた発酵混合材を貯留し、その発酵熱を利用して発酵混合材から水分を蒸発させる発酵処理槽と、
前記発酵処理槽で得られた発酵混合材を前記混合処理機に搬送する搬送装置と、
内部に前記発酵混合材を収容する処理槽本体と、
前記処理槽本体内に配置され、その処理槽本体内の発酵混合材に外気を供給する通気手段と、
前記処理槽本体に設けられ、その処理槽本体内の水分を外部に導く通気兼用の排気手段と、を備え、
前記通気手段は、前記処理槽本体内を水平方向に延びる水平部が上下に多段に配置された有孔管を含み、該有孔管の一端が外気に開放されており、
前記有機廃液処理方法は、
前記混合処理機によって、前記有機廃液と調整材を撹拌して発酵混合材を得る第1工程と、
前記発酵処理槽によって、前記発酵混合材からその発酵熱を利用して水分を蒸発させる第2工程と、
前記搬送装置によって、前記第2工程後の発酵済みの混合材を前記第1工程の調整材として供給する第3工程とを有し、
前記第1工程では、前記第2工程で蒸発した水分に相当する量の有機廃液を繰り返し供給することで、発酵の継続と水分の蒸発を継続させ、
前記第2工程における発酵混合材を、一端が外気に解放されている前記有孔管からの自然通気により発酵させて、その発酵混合材から水分の一部を蒸発させることを特徴とする有機廃液処理方法。 - 前記第3工程では、前記第2工程後の発酵混合材を前記第1工程の調整材として繰り返し供給することを特徴とする、請求項1記載の有機廃液処理方法。
- 前記第2工程では、上下に多段に配置した発酵処理槽を用い、下段の処理槽の発酵熱により、それよりも上段の処理槽を加熱することを特徴とする、請求項1又は2記載の有機廃液処理方法。
- 前記有機廃液が焼酎粕であり、前記第1工程において最初に使用する調整材が木質材料等の固形分を含む堆肥である、請求項1から3の何れか一項に記載の有機廃液処理方法。
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