JP4204603B2 - コンクリート構造体の施工方法 - Google Patents

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本発明は、マンションなどのコンクリート系構造体を施工する方法に関するものである。
マンションやビルなどの建造物には、建造物の構造上の基礎となるコンクリートの構造体100が用いられている。コンクリートの構造体100は図1、図9、図10に示されており、柱11、壁部12、梁部13及びスラブ10等が設けられている。そして、梁部13とスラブ10により床部9が形成される。
そして、コンクリートの構造体100の従来工法として、各階ごとを1つの単位として、下側から順番に、現場でコンクリートを固めながら形成する工法がある。
具体的には、空間が所定のコンクリートの形状となるように型枠を設置し、その後、型枠にコンクリートを流し込み、さらにコンクリートを養生させて型枠を取り外していく。
コンクリートは、流し込んでから徐々に強度が上昇する。したがって、所定の時間が経過するまでは養生させ、設計強度が出るまでの間は、仮設構造物である支保工によって型枠ごと荷重を支えて、自重などによってひび割れや破壊を防止している。特に、スラブ10や梁部13は、水平面に位置しているので強度が必要であり、充分な養生期間が必要であった。そして、養生後、設計強度となる時間が経過した後に、型枠と支保工を取り外している。
また、柱11、壁部12、梁部13及びスラブ10には、必要に応じて鉄筋や鉄骨が用いられ、コンクリートが形成されると鉄筋コンクリート(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)となる。具体的には、型枠を設置する前に鉄筋や鉄骨を設置して、コンクリートを流し込んで固めていく。このようなコンクリート構造体の施工方法の従来技術として、特許文献1に記載されるようなものがある。
特公平3−54757号公報
上記の、コンクリートを流し込んで打設した後、型枠と支保工を取り外すまでの養生期間は長く、通常の場合、4週間程度必要である。そして、その間は、型枠と支保工が残っている。型枠や支保工を残したままでは、設備配管工事及び仕上げ工事などができず、例えばコンクリート壁の表面処理、サッシの取り付け、ダクトの取り付け、電気配線、ユニットバスなどの搬入や設置、間仕切り壁の造作ができなかった。
したがって、上記仕上げ工事の開始が遅れるため、コンクリートの構造体100の施工期間が長期となってしまう。
最上階のコンクリートを打設してから、仕上げ工程の開始までを短縮することができれば、短縮した期間がほぼそのまま工期の短縮が可能となる。
また、特に高層マンションなどの場合には、工期の短縮のため、下の階のコンクリートの養生期間中に、上の階のコンクリートの打設を行っている。したがって、下の階の型枠や支保工を転用することができず、型枠や支保工が複数階分のセットが必要であり、多量の資材を必要としていた。
そこで、最小限の型枠や支保工を用い、施工期間の短縮が可能なコンクリート構造体の施工方法の提供を課題とする。
そして、上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、略水平な床部を上下に複数有するコンクリート構造体を、型枠を設置して支保工を型枠の下側に配置して型枠を支えて型枠内にコンクリートを流し込んで行うコンクリート構造体の施工方法において、前記支保工は一般支保工と特定支保工が用いられ、型枠内にコンクリートを流し込む前に一般支保工を設置し、コンクリートが設計強度に達する前の不完全養生状態で一般支保工を取り外して特定支保工により床部を支え、コンクリートが設計強度に達した後に特定支保工を取り外すものであり、下階で使用した一般支保工は直上階で使用するものであり、コンクリートが一定の強度に達した状態において、一般支保工を取り外す前までに、特定支保工の支持力を大きくする支持力調整作業を行い、当該支持力調整作業後に特定支保工で床部を支えている状態で一般支保工を取り外し、取り外した一般支保工を用いて直上階の型枠を支えてコンクリートを流し込み、別の特定支保工で当該直上階の床部を支えて一般支保工を取り外して施工することを特徴とするコンクリート構造体の施工方法である。
請求項1に記載の発明によれば、一般支保工と特定支保工を用いて型枠を支え、コンクリートが設計強度に達する前の不完全養生状態で一般支保工を取り外すことができ、短期間で一般支保工を取り外すことができるので、早期に次工程の作業が可能であり、また、上側のコンクリート構造体を形成する場合に一般支保工の転用が可能である。さらに、不完全養生状態で一般支保工を取り外しても、特定支保工により床部を支えているので、コンクリートの破損を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記床部の下側に用いられる型枠の下側に複数の型枠保持材を全面に配置し、前記型枠支持材は一般支保工により支えられ、一般支保工は型枠保持材を介して型枠を支えており、型枠保持材は、直上階で使用するものであることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造体の施工方法である。
請求項3に記載の発明は、コンクリート構造体のスラブには、上階と下階を貫通する貫通孔であるだめ穴が設けられ、一般支保工はだめ穴を用いて直上階に運搬するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造体の施工方法である。
請求項に記載の発明は、一般支保工を取り外す前に、特定支保工の支持力を大きくする支持力調整作業を行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、特定支保工の支持力を大きくする支持力調整作業が行われるので、特定支保工による支持が確実な状態で一般支保工を取り外すこととなり、一般支保工を取り外す際にコンクリート構造体の破損を防止できる。
なお、支持力調整作業は、特定支保工の設置後であって、一般支保工を取り外す前であればよい。また、支持力調整作業する際には、コンクリートに一定の強度が必要であるので、コンクリート打設後から、中1日程度の期間が経過後が望ましい。さらに、一般支保工の取り外しの作業の段取りの関係上、一般支保工の取り外しの作業の前日が望ましい。
また、特定支保工の設置はコンクリート打設前でも打設後でもよく、さらに、特定支保工の設置をコンクリート打設前に一般支保工と同時に行っても良い。
支持力調整作業後の特定支保工の支持力は1.96kN以上とすることができる。
この構成によれば、支持力調整作業後の特定支保工の支持力は1.96kN以上であるので、一般支保工を取り外して特定支保工だけで支える際に、確実に支えることができる。さらに、支持力調整作業後の特定支保工の支持力を5.88kN以上とすることが望ましい。
前記床部の下側に用いられる型枠の下側に複数の型枠保持材を全面に配置し、前記型枠支持材は一般支保工により支えられ、一般支保工は型枠保持材を介して型枠を支えるようにすることができる。
この構成によれば、前記床部の下側に用いられる型枠の下側に複数の型枠保持材を全面に配置し、前記型枠支持材は一般支保工により支えられて、一般支保工は型枠保持材を介して型枠を支えているので、広範囲の型枠の設置が容易となり、また、一般支保工を取り外すことにより、一般支保工に保持された根太・大引等の型枠保持材を取り外すことができる。
特定支保工は型枠に直接接触するようにすることができる。
この構成によれば、特定支保工は型枠に直接接触しているので、一般支保工を取り外すことにより全ての型枠保持材を取り外すことができる。
前記床部の下側に用いられる型枠は、所定の形状をした定形型枠と、前記定形型枠と形状が異なる異形型枠が用いられ、特定支保工は異形型枠を支えるようにすることができる。
この構成によれば、特定支保工により直接に支えている型枠は異形型枠であるので、利用価値の高い定形型枠を多く使用することができる。すなわち、不完全養生状態で一般支保工を取り外した状態では、特定支保工により支えられている型枠は取り外すことができない。しかしながら、かかる型枠は異形型枠であり、型枠を転用する場合に定形型枠を多く使用することができる。
前記特定支保工は複数の場所に配置されており、前記特定支保工の配置は、直線状の配列である、又は、直線状の配列を複数有して前記直線状の配列の全てが略平行であるようにすることができる。
この構成によれば、前記特定支保工は複数の場所に配置されており、前記特定支保工の配置は、直線状の配列である、又は、直線状の配列を複数有して前記直線状の配列の全てが略平行であるので、特定支保工を設置する場所の数を少なくしながらバランス良く支えることが可能である。
前記床部の形状は略長方形であり、特定支保工の直線状の配列は前記長方形の長辺に対して略平行であるようにすることができる。
この構成によれば、特定支保工の直線状の配列を前記長方形の長辺に対して略平行となるように配置されているので、コンクリート構造体の床部の形状として多く採用されている略長方形状の場合に、バランス良く支えることが可能である。
前記特定支保工は複数の場所に配置されており、隣接する他の特定支保工との間隔は2m以上であって5m以下とすることができる。
この構成によれば、隣接する他の特定支保工との間隔は2m以上であって5m以下であるので、特定支保工を設置する場所の数を少なくしながら効率よく支えることができる。
コンクリート構造体には梁が設けられており、前記梁は前記特定支保工によって支えられているようにすることができる。
この構成によれば、コンクリート構造体には梁が設けられており、前記梁は前記特定支保工によって支えられているので、特定支保工によって支えられる梁により、効率よく支えることができる。
前記特定支保工は、前記一般支保工よりも支持可能な荷重が大きいすることができる。
この構成によれば、前記特定支保工は、前記一般支保工よりも支持可能な荷重が大きいので、少ない特定支保工により、支持が可能となる。
一般支保工を取り外す際のコンクリートの圧縮強度は、単位平方mm当たり13N以上であることが望ましい。
本発明のコンクリート構造体の施工方法によれば、最小限の型枠や支保工を用い、施工期間の短縮が可能である。
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。図1は、本発明の施工方法により施工されるコンクリート構造体を内部から見たA−A面における側面図である。図2は、本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の内部から見たB−B面における側面図である。図3は、本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の斜視図である。図4は、本発明の施工方法で、施工されるコンクリート構造体のスラブの下側を示した斜視図である。図5は、本発明の施工方法に用いられる支保工の斜視図である。図6は、本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の上側から見た正面図である。図7は、本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の下側から見た正面図である。本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の上面図である。図8は、本発明の施工方法で、支保工の使用状況を示した模式図である。
本発明の第1の実施形態のコンクリート構造体の施工方法により施工されるコンクリート構造体は、従来技術により施工された図9,図10に示されているコンクリート構造体100と同様である。また、コンクリート構造体1はマンションなどの建築物を建設する際に最初に造られるものであり、骨格となる構造体である。
コンクリート構造体1には、スラブ10、柱11、壁部12及び梁部13が設けられ、スラブ10と梁部13により床部9となっている。また、スラブ10、柱11、壁部12及び梁部13は、鉄筋が内部に設けられて、鉄筋コンクリート造となっている。
尚、コンクリート構造体1は、通常、窓や扉となる開口が設けられるが、本明細書においては図示及び説明を省略する。
図1に示されるように、スラブ10は水平方向に配置される板状の部分である。そして、スラブ10(床部9)はコンクリート構造体1に上下に複数設けられている。上側のスラブ10は、下側のスラブ10の上側に設けられている柱11や壁部12及び梁13により支えられている。
また、図4は、コンクリート構造体1をスラブ10部分を取り除いた状態で上から見た図である。
梁部13はスラブ10の下側に設けられている。そして、スラブ10の自重及びスラブ10の上側部分から受ける力によって、スラブ10がたわむことを防止する。梁部13は必要に応じてコンクリート構造体1に設けられるものであり、スラブ10のみからなる床部9であっても良い。
柱11は上下に延びる長尺状であり、隣接する上下のスラブ10同士の間に位置している。壁部12は板状であり、上下方向に配置している。本実施形態の施工方法により施工されるコンクリート構造体1には、柱11及び壁部12が設けられて、その上側の部分の重力を支えているが、柱11のみでもよく、また、壁部12のみでもよい。
スラブ10同士の間には、内部空間16が設けられており、内部空間16内に住居等のための施設等が設置される。そして、コンクリート構造体1には、上下に複数の内部空間16が設けられている。
次に、コンクリート構造体1の施工方法について説明する。
本実施形態のコンクリート構造体1の施工方法を概略すると、下側の床部9を形成した後に上側の床部9を形成していくものである。また、その形成は、型枠27を設置して、支保工45を型枠27の下側に配置して型枠27を支え、型枠27内にコンクリートを流し込み、支保工45を取り外して行われる。さらに、支保工45は一般支保工46と特定支保工47が用いられ、型枠27内にコンクリートを流し込む前に一般支保工46を設置し、コンクリートが設計強度に達する前の不完全養生状態で一般支保工46を取り外して特定支保工47により床部9を支え、コンクリートが設計強度に達した後に特定支保工47を取り外すものである。
まず、図示しない基礎部を形成する。基礎部は、地面より下の部分に設けられ、コンクリート構造体1自体が傾いたり、倒れたりしないように支えるものである。具体的には、地盤にコンクリート杭などを埋設し、さらに前記杭をコンクリートで固めるなどして、形成されている。そして、基礎部の上面に1階床部21を形成する。基礎部及び1階床部21は、従来技術と同様に形成される。
そして、図2、図3に示されるように、1階床部21の上側に、1階部分の柱11及び壁部12と、1階部分の柱11及び壁部12の上側に位置する2階の床のスラブ10の型枠27を設置する。
型枠27は、従来技術と同様なものが用いられ、型枠27の内側の空間39を、コンクリート構造体1の形状に合わせて設置する。また、空間39の上側は開口状である。
型枠27は、スラブ用型枠30、柱用型枠31、壁用型枠32及び梁用型枠33を有している。そして、型枠27は木製の板状であり、コンクリート構造体1の形状や大きさに合わせて、適当な大きさのものが使用される。具体的には型枠27は長方形のベニヤ板に必要に応じて補強したものが用いられている。なお、かかる補強材の図示は省略している。
型枠27の設置の前にあらかじめ、空間39に、鉄筋を配して、スラブ10、柱11、壁部12及び梁部13を鉄筋コンクリート造としている。なお、必要に応じて、鉄骨を空間39に配置して鉄骨鉄筋コンクリート造としても良い。
型枠27は適宜、従来技術と同様に釘などの固定方法により固定される。また、スラブ用型枠30及び梁用型枠33は、後述するように、型枠保持材44を設置した後で設置される。
スラブ用型枠30は、図2に示されるように、支保工45によって支えられている。支保工45は、従来より使用されているものと同様であり、図5に示されるように、上下にフランジ部45bを有して長さが可変できる円筒状の部材である。支保工45は、コンクリート構造体1の構造などに応じて、適当な長さや太さのものを選定して用いる。
そして、中間部に設けられたねじ部45aを回転させることにより、支保工45は型枠27などを支持している状態で、さらに長さを長くすることができ、支保工45により支えている状態で、軸力を加えて、軸力調節することが出来る。この軸力は支持力となり、後述するように支持力を調整することができる。
スラブ用型枠30及び梁用型枠33は、型枠保持材44の上に設置される。型枠保持材44は、木製や金属製の角柱状のものが用いられる。型枠保持材44は、上下2段に配置されており、上側の型枠保持材である根太44aと、根太44aの下側に位置する大引44bが設けられている。
本実施形態においては、スラブ用型枠30と、支保工45と、型枠保持材44である根太44a及び大引44bの配置に特徴を有しており、図6,図7を用いて説明する。
図7に示されるように、根太44a及び大引44bが配置される。上下の位置関係は、支保工45の上側に大引44bが配置しており、大引44bの上側に根太44aが配置しており、さらに根太44aの上側にスラブ用型枠30が設けられている。
スラブ用型枠30はスラブ10の下側の位置で水平方向に敷き詰められている。スラブ用型枠30には、定形の板である複数の定形型枠35と、定形型枠35とは形が異なる異形型枠36を有している。
図6に示されるように、スラブ用型枠30の定形型枠35は、スラブ10の両端側から敷き詰めて設置される。そして、スラブ10の中程にできる、定形型枠35よりも幅が小さい隙間に異形型枠36が敷き詰められる。したがって、異形型枠36はスラブ10の中程に位置しており、定形型枠35に比べて小さい。なお、この異形型枠36の配置は、後述するように、特定支保工47の位置に合わせられている。
根太44aは複数設けられ、スラブ用型枠30の幅よりも短い間隔で略平行にスラブ10の全面に配置している。根太44aによって、スラブ10の全面に設けられているスラブ用型枠30を支える。そして、図7に示されるように、根太44aの下側で、根太44aの長手方向と垂直となるように大引44bが配置されている。大引44bは、根太44aと同様に複数設けられ、スラブ10の全面に配置して根太44aを支えている。
支保工45には、一般支保工46と特定支保工47とを有している。特定支保工47は一般支保工46よりも太く、より大きな荷重を支えることができる。
また、図2に示されるように、一般支保工46は、型枠保持材44の下側と1階床部21の間に設けられ、型枠保持材44を支えて、間接的にスラブ用型枠30を支えている。また、特定支保工47はスラブ用型枠30の異形型枠36と1階床部21の間に設けられ、異形型枠36aを直接支えている。
特定支保工47による支持の際、フランジ部45bの先に、ばた角などと呼ばれる木製の角材や木製の平板等を中継材として、型枠27等との間に挟んでも良く、また、1つの中継材を複数の特定支保工47によって挟んでもよい。
一般支保工46の配置は、従来技術と同様に、大引44bを支えるように多数配置され、コンクリート打設後にスラブ10の部分のコンクリートの重さを支えることができる。
また、特定支保工47の配置は、検討結果により決められる。すなわち、設計段階でコンクリート構造体1の構造の力学計算や、養生時間とコンクリート強度との関係等により、不完全養生状態で一般支保工46を取り外すまでの期間を算出し、また、特定支保工47により床の部分を支える配置を検討する。
一般支保工46を取り外すまでの養生時間は、スラブ10等の床部9について構造計算を行い、養生によって得られるコンクリート強度が、特定支保工47により床部9を支えた状態におけるコンクリートの所定強度を超えるように設定する。
また、特定支保工47は、仕上げ工程などの邪魔にならないような配置とするのが望ましく、特定支保工47により床部9を支えた状態におけるコンクリートの応力状態が、床部9の場所による差が小さくなるように、特定支保工47を配置するのが望ましい。また、梁部13が設けられている場合には、梁部13を支えるように特定支保工47を配置するのが望ましい。
本実施形態の特定支保工47の配置は、図7に示されている。
特定支保工47によって床部9を支える場合、一カ所に一本の特定支保工47により行っても良く、一カ所に複数の特定支保工47を用いても良い。本実施形態では、一カ所で2本の特定支保工47が用いられている。
特定支保工47は複数の場所に配置されており、本実施形態では3カ所に各2本ずつ設けられている。そして、特定支保工47の配置は、直線状の配列となっている。なお、特定支保工47の配置を説明の際に、一つの場所に複数の特定支保工47を用いた場合には一カ所として説明する。
本実施形態の床部9の形状は略長方形であり、前記した特定支保工47の配列の方向が、床部9の長辺に平行となっており、また、その位置は床部9の中央に位置している。
なお、特定支保工47は、隣接する他の特定支保工47との間隔は2m以上であって5m以下であるのが望ましい。かかる間隔にすることにより、少ない特定支保工47で効率よく支えることができる。さらに、床部9の任意の場所において、特定支保工47、柱11及び壁部12のいずれかまでの最短距離が1m以上であって2.5m以下となるように特定支保工47の配置を行うことが望ましい。
また、床部9の短辺の幅が10m以上の幅広の場合には、特定支保工47の配置を、直線状の配列を複数として、これらの配列の全てを略平行となるような配置とすることができる。
そして、この検討結果に従って特定支保工47を配置する。一般支保工46及び特定支保工47の配置は、図7に示されている。
また、図7に示されるように、特定支保工47は、根太44aや大引44bを介さずに、直接的に異形型枠36aを支えている。特定支保工47に支えられている異形型枠36aは、他の異形型枠36よりも小さい。そして、異形型枠36aの幅は、根太44aの設置間隔の幅に合わせて、異形型枠36aが根太44aの上に配置し、異形型枠36aが2本の根太44aの間に位置するようにしてもよい。かかる場合には、異形型枠36aをより小さくすることが可能である。
なお、本実施形態に用いられる特定支保工47は一般支保工46よりも太く、大きな荷重を支えることができるので、より少ない本数の特定支保工47で支持することができる。
また、梁用型枠33についても、スラブ用型枠30と同様に設置する。すなわち、梁用型枠33は、根太44a・大引44bを介して一般支保工46により支えられている。また、特定支保工47を用い、根太44aや大引44bを介さずに、直接的に梁用型枠33を支え、特定支保工47により支えられる梁用型枠33を異形型枠36aとしている。
上記したように、型枠27、型枠保持材44及び支保工45を設置した後、空間39の上側からコンクリートを流し込む。空間39の下側から徐々にコンクリートが充填し、2階の床のスラブ10の上側まで充填する。コンクリートの材質は、公知のものが用いられる。
このスラブ10を形成する際に、だめ穴と呼ばれる資材運搬用の貫通孔を設けるようにしてもよい。このだめ穴は、上階と下階を貫通するように設けられており、下階で使用した型枠27、型枠保持材44及び支保工45などを手渡しなどで上階に運び上げることができる。そして、上階の施工の際などにコンクリートにより、だめ穴が塞がれる。
さらに、そのままの状態で、養生させる。養生させていくと、徐々にコンクリートの強度が増す。
そして、支持力調整作業を行う。この支持力調整作業は、ある程度のコンクリート強度が必要であり、コンクリート打設後から中1日以上経過した後、すなわち、コンクリート打設した日の翌々日より後に行われる。
また、支持力調整作業は一般支保工46を取り外す前までに行われる。そして、支持力調整作業の時期は一般支保工46を取り外す直前がコンクリート強度が高いので望ましく、具体的には支持力調整作業から一般支保工46を取り外すまでの時間が24時間以内であることが望ましい。支持力調整作業は、特定支保工47のねじ部45a調整して、特定支保工47の長さを長くして支持力を大きくすることにより行われる。
この支持力調整作業はねじ部45aを調整して、特定支保工47の軸力(支持力)が所定の軸力となるように行われるが、具体的には、手動によりねじ部45aを回転させ、さらに、工具を用いて所定の回転角度だけねじ部45aを回転させて行われる。このように行うことにより、誰にでもわかりやすく操作を間違えることが無く、工事現場でほぼ均一な軸力を簡単に得ることができる。
また、支持力調整作業による調整後の特定支保工47の軸力(支持力)は、1.96kN(200kgf)以上となるように調整することが望ましい。さらには、5.88kN(600kgf)以上となるように調整することが望ましい。このような軸力となるように調整することにより、一般支保工46を取り外して特定支保工47に大きな軸力がかかる際に、より小さな変形で軸力を大きくなり、コンクリートの変形を小さくすることができる。
コンクリート打設後、所定の期間経過後に、不完全養生状態で、特定支保工47を残して、一般支保工46を全て取り外す。この期間は、上記した検討結果により予め計算によって得られた期間で、コンクリート強度は所定強度以上である。また、テストピースによるコンクリート圧縮試験により強度を確認した後に、一般支保工46を取り外す。この期間は通常、コンクリート打設後中3日程度である。
一般支保工46の取り外しの際のコンクリートの所定強度、すなわち、不完全養生状態でのコンクリート強度は、圧縮強度が単位平方mm当たり13N以上が望ましい。このような状態で行うことにより、コンクリートの破損を防ぐことができる。
このとき、根太44a及び大引44bは、一般支保工46によって支えられているので、一般支保工46を取り外すことにより取り外しが可能である。
さらに、型枠27も取り外す。スラブ用型枠30については、異形型枠36aが特定支保工47により支持されており、特定支保工47を取り外さないと異形型枠36aを取りはずことが出来ないが、異形型枠36a以外のスラブ用型枠27については、根太44aを取り外すことにより取り外しが可能である。そして、異形型枠36a以外のスラブ用型枠27を取り外す。
このようにして、根太44a、大引44b、一般支保工46及び異形型枠36a以外の型枠27を取り外すと、コンクリート構造体1の床部9は、特定支保工47により支えられる。また、型枠27は、異形型枠36aのみとなる。
従来技術では、設計強度に達するまで約4週間程度養生させて型枠27及び支保工45を取り外していたが、本実施形態では、コンクリート打設後、短期間でほとんどの型枠27及び一般支保工46を取り外すことができる。
また、特定支保工47により支持しているスラブ用型枠30は、特定支保工47を取り外すまで、取り外すことができないが、このスラブ用型枠30は異形型枠36aであり、後述するように、上階でスラブ用型枠30を再度使用する際に、定形型枠35をそのまま使用することができる。特定支保工47の取り外しは、床部9が設計強度に達した後に行われる。さらに、異形型枠36aは、定形型枠35に比べて小さく、他の異形型枠36に比べて小さいので、後述するように、仕上げ工程などの次工程の作業の際に邪魔になりにくい。
そして、2階の床スラブ10の上側に、2階部分の柱11及び壁部12と、2階部分の柱11及び壁部12の上側に位置する3階の床のスラブ10を、1階部分と同様に、型枠27を用いコンクリートを打設して形成する。
一般支保工46、型枠27及び型枠保持材44(根太44a、大引44b)は、1階部分で使用して取り外したものをそのまま直上階で用いることができるので、1セットあればよく、仮置きの場所も不要である。
このとき、スラブ10に上記しただめ穴が設けられている場合には、下階で使用した一般支保工46、型枠27及び型枠保持材44を上階に持ち上げて、上階での作業にすぐに用いることができる。
したがって、一般支保工46などについては、クレーンなどにより荷揚げを行う必要が無く、従来技術で必要であった、各階に設けられる一般支保工46用の荷揚げ用のステージは不要となる。
3階より上側も同様に、コンクリートを打設して形成し、最上階まで行う。そして、コンクリート構造体1が完成する。
図8は、コンクリート構造体1を施工する際の支保工45の使用状況を示した図である。1階部分のコンクリートを流し込んで、一般支保工46を取り外すまでは、図8(a)の状態であり、一般支保工46及び特定支保工47によりコンクリート構造体1が支えられている。そして、所定の期間の後、一般支保工46及び型枠27を外して2階部分で組み立てる。このとき、1階部分の特定支保工47をそのままとして、2階部分の特定支保工47は別のものを用いる。そして、2階部分のコンクリートを流し込む。この状態が図8(b)の状態である。
さらに、3階部分及び4階部分のコンクリート構造体1も同様にして形成し、図8(c)の状態から図8(d)の状態となる。そして、4階部分に用いる特定支保工47は、1階部分で用いた特定支保工47を用いることができる。
したがって、コンクリート構造体1の施工段階では、特定支保工47は三階分(3セット)が用いられて行われる。
なお、特定支保工47の取り外しの際には、従来技術の方法における全ての支保工45を取り外す際と同様に、コンクリート強度が設計上の強度となっているか確認した後に取り外すものである。したがって、本実施形態のコンクリート打設から特定支保工47の取り外しが可能となる期間と、従来技術の方法のコンクリート打設から支保工45の取り外しが可能となる期間はほぼ同じである。
本発明の実施形態によれば、一般支保工46及び型枠27をコンクリートを打設から短期間で取り外しができ、サイクル期間の短縮が可能であるので、仕上げ工程などの次工程の作業が可能となり、例えば、コンクリート壁の表面処理、サッシの取り付け、ダクトの取り付け、電気配線、ユニットバスなどの搬入、間仕切り壁の造作などが早期に開始でき、躯体工事と仕上げ工事の時間差の短縮により、施工期間の短縮が図ることができ、また仕上げ工程の期間を確保することができる。
1階部分で用いた特定支保工47を、4階部分で用いる際に、クレーンなどにより荷揚げを行う必要があり、各階に荷揚げ用のステージが必要となる。仕上げ工程で用いる材料の搬入に用いるステージを、仕上げ工程で用いる材料の搬入後に、用いることができるので、特定支保工47用のステージを作らなくても作業することができる。
上記したコンクリート構造体1の施工方法は、以下のような利点がある。
まず、一般支保工46、特定支保工47で支えられていない型枠27及び型枠保持材44は、コンクリートの打ち込みから短期間で取り外すことができるので、直上階の作業に使用でき、これら資材は一セットあればよい。したがって、だめ穴を用いることにより、クレーンなどによる荷揚げが不要であり、それに伴う荷揚げ用ステージが不要となり、少ない資材で作業を行うことができる。
次に、特定支保工47と、特定支保工47で支えられている型枠27以外は、早い段階で取り外すことができるので、次工程の仕上げ工程を早く着手することができる。したがって、従来技術の工法に比べて、最上階や最上階付近の階の仕上げ工程の着手及び完了を早くすることができ、全体の工期を短縮することができる。また、型枠27の早期取り外しため使用していた早強コンクリートを使用しなくとも、型枠27の早期取り外しが可能となり、コスト低減を図ることができる。
また、型枠27の取り外し後のコンクリート部分の補修や修正を行うことが必要となる問題が発生した場合、型枠を早期に取り外すことができるので早期に問題を発見することができ、工期の遅れを最小限とすることができる。
また、特定支保工47の設置は、一般支保工46と同時に設置しなくてもよく、一般支保工46の取り外しまでに行えばよい。
さらに、上記した実施形態では、スラブ用型枠30等の型枠27は、最後には取り外されるものであったが、型枠27をいわゆる「捨て型枠」としてコンクリート構造体1に取り付いた状態のままとして型枠27をコンクリート構造体1の一部とし、型枠27を取り外す工程の無いものでも適用することが出来る。
具体的には、鉄筋コンクリート板(RC板)をスラブ用型枠30として用いてコンクリートを打設し、前記スラブ用型枠30を取り外さないでそのまま残す工法や、スラブ用型枠30となる鉄板の上側にコンクリート構造体1の鉄筋を設けたものを用い、スラブ用型枠30を取り外さないでそのまま残す工法に用いることが出来る。なお、これらの工法は、「スラブ工業化工法」と呼ばれるものである。
また、コンクリート構造体1のスラブ10の構造については、従来より用いられている他の構造を採用することができ、具体的には、中空ボイド、エスレンボイド、スパンクリート、アンボンドなどがある。
中空ボイドは、スラブ10の内部にパイプを配置して、コンクリートを打設し、スラブ10の内部に空間を有する構造である。エスレンボイドは、PCa(プレキャストコンクリート)板の上に樹脂発泡体を所定の間隔に配置して、コンクリートを打設して形成するものである。なお、この樹脂発泡体をあらかじめPC板に取り付けたものを用いても良い。
スパンクリートは、中空孔をもったPC板である。PC板とは鋼線を引っ張った状態でコンクリートを硬化させてコンクリートに圧縮応力を付与させた板のことであり、コンクリートに引張応力が加わった時の強度を大きくすることができる。
アンボンドは、放物線状に配置した鋼線を鉄筋の配筋と同時に配置してコンクリートを打設して硬化させ、専用ジャッキを使って鋼線を緊張させるものである。そうすることにより、放物線状に配置された鋼線によって、コンクリート構造体にプレストレスを与え、上向きの吊り上げ力を発揮することができる。
本発明は、最小限の型枠や支保工を用い、施工期間の短縮が可能なコンクリート構造体の施工方法に用いることができる。
本発明の施工方法により施工されるコンクリート構造体を内部から見たA−A面における側面図である。 本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の内部から見たB−B面における側面図である。 本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の斜視図である。 本発明の施工方法で、施工されるコンクリート構造体のスラブの下側を示した斜視図である。 本発明の施工方法に用いられる支保工の斜視図である。 本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の上側から見た正面図である。 本発明の施工方法で、型枠を設置した状態の下側から見た正面図である。 本発明の施工方法で、支保工の使用状況を示した模式図である。 コンクリート構造体の斜視図である。 コンクリート構造体の内部を示した斜視図である。
符号の説明
1 コンクリート構造体
9 床部
10 スラブ
27 型枠
30 スラブ用型枠
35 定形型枠
36、36a 異形型枠
44 型枠保持材
45 支保工
46 一般支保工
47 特定支保工

Claims (3)

  1. 略水平な床部を上下に複数有するコンクリート構造体を、型枠を設置して支保工を型枠の下側に配置して型枠を支えて型枠内にコンクリートを流し込んで行うコンクリート構造体の施工方法において、前記支保工は一般支保工と特定支保工が用いられ、型枠内にコンクリートを流し込む前に一般支保工を設置し、コンクリートが設計強度に達する前の不完全養生状態で一般支保工を取り外して特定支保工により床部を支え、コンクリートが設計強度に達した後に特定支保工を取り外すものであり、
    下階で使用した一般支保工は直上階で使用するものであり、コンクリートが一定の強度に達した状態において、一般支保工を取り外す前までに、特定支保工の支持力を大きくする支持力調整作業を行い、当該支持力調整作業後に特定支保工で床部を支えている状態で一般支保工を取り外し、取り外した一般支保工を用いて直上階の型枠を支えてコンクリートを流し込み、別の特定支保工で当該直上階の床部を支えて一般支保工を取り外して施工することを特徴とするコンクリート構造体の施工方法。
  2. 前記床部の下側に用いられる型枠の下側に複数の型枠保持材を全面に配置し、前記型枠支持材は一般支保工により支えられ、一般支保工は型枠保持材を介して型枠を支えており、型枠保持材は、直上階で使用するものであることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造体の施工方法。
  3. コンクリート構造体のスラブには、上階と下階を貫通する貫通孔であるだめ穴が設けられ、一般支保工はだめ穴を用いて直上階に運搬するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造体の施工方法。
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