JP4203689B2 - 誤結線防止具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、解結線作業における誤結線を防止する誤結線防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば原子力発電所などでは、多数の配線が端子台にまとめて接続されるようになされているが、これの解線を行ってから結線をし直す場合に、従来では、解結線作業毎に配線箇所、配線番号および端子台番号を別途の図面で確認しながら行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法では、配線が隣接して多数あることから、誤結線が起きるという問題があった。
【0004】
この発明の目的は、簡単でかつ確実に解結線作業における誤結線を防止する誤結線防止具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明による誤結線防止具は、配線を接続すべき端子台の端子番号が記載されておりかつ配線の端部に取り付けられる配線側表示札と、接続される配線の番号が記載されておりかつ端子台の配線接続部に取り付けられる台側表示札とよりなり、台側表示札に、端子台の配線接続部にねじ止められるU字状端子部が設けられて、このU字状端子部の基端部分におねじ部が設けられており、配線側表示札に、このおねじ部にねじ合わされるめねじ部が設けられて、これらのおねじ部とめねじ部とのねじ合わせにより、配線側表示札と台側表示札とが着脱自在に結合されているものである。
【0006】
この誤結線防止具を用いて解結線を行うには、結線されている配線を解線する前に、配線を接続し直すべき端子台の端子番号が記載されている配線側表示札を配線の端部に取り付けるとともに、接続し直される配線の番号が記載されている台側表示札を端子台の配線接続部に取り付けておき、解線理由がなくなれば、配線の端部を配線側表示札の記載に従って端子台に接続し直せばよい。これにより、配線箇所、配線番号および端子台番号を別途の図面で確認することなく、確実に誤結線を防止することができる。
【0007】
配線側表示札と台側表示札とが着脱自在に結合されていることにより、台側表示札と配線側表示札とがばらばらになることなく保管できるとともに、解結線終了後に、互いに結合された台側表示札と配線側表示札とを配線の端部に取り付けておくことにより、次回の解結線作業を簡単に行うことができる。
【0008】
台側表示札に、端子台の配線接続部にねじ止められるU字状端子部が設けられていることにより、端子台の配線接続部に台側表示札を容易に取付け・取外しすることができる。
【0009】
台側表示札のU字状端子部の基端部分に、おねじ部が設けられており、配線側表示札に、このおねじ部にねじ合わされるめねじ部が設けられていることにより、配線側表示札と台側表示札とを簡単に着脱自在に結合することができる。
【0010】
配線側表示札は、配線の端子部が挿入可能な筒状に形成されていることが好ましい。また、台側表示札も配線の端子部が挿入可能な筒状に形成されていることが好ましい。また、台側表示札には、接続される配線の番号を記載するための配線番号表示部だけでなく、解線理由を記載するための解線理由表示部が設けられていることが好ましい。
【0011】
この誤結線防止具を使用した誤結線防止方法は、結線されている配線を解線する際に、配線を接続し直すべき端子台の端子番号が記載されている配線側表示札を配線の端部に取り付けるとともに、接続し直される配線の番号が記載されている台側表示札を端子台の配線接続部に取り付けておくことを特徴とするものである。
【0012】
解線理由がなくなった後には、配線の端部から配線側表示札を取り外し、配線の端部は、この札に記載された端子台の番号に基づいて端子台に取り付けられる。この際、台側表示札は、配線の番号と照らし合わされ、一致していることが確認されてから取り外される。これにより、誤結線を防止することができる。取り外された台側表示札と配線側表示札とは配線の端部に取り付けておくことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下の説明において、左右は図の左右をいうものとする。
【0014】
図6は、この発明の誤結線防止具が使用される配線接続部の一部を示している。同図において、(1)は、多数の配線(2A)(2B)…を接続するための端子台であり、これには、所定の端子番号61,62…を有する多数の配線接続部(1a)(1b)が設けられている。各配線(2A)(2B)には、プラスねじ(3)がねじ込まれている環状の端子部(4)が設けられている。
【0015】
この発明の誤結線防止具は、図1に示す配線側表示札(11)と、図2に示す台側表示札(12)とよりなる。
【0016】
配線側表示札(11)および台側表示札(12)は、透明の塩化ビニルなどの絶縁体で形成されている。
【0017】
配線側表示札(11)は、配線(2B)の端部に取り付けられるもので、環状端子部(4)を挿入可能なように円筒状とされている。配線側表示札(11)の左端部の内周には、めねじ部(13)が設けられ、配線側表示札(11)の右端部には、固縛用ひも(16)をくくりつけるための径方向貫通孔(14)が設けられている。配線側表示札(11)の外周には、端子台端子番号記載用ラベル(15)が貼り付けられており、このラベル(15)には、配線(2B)を接続すべき端子台(1)の配線接続部(1b)の端子番号(例えばAUX−1端子62など)が記載されている。
【0018】
台側表示札(12)は、端子台(1)の配線接続部(1b)に取り付けられるもので、断面が長方形の角筒状であり、その右端部には、U字状の端子部(18)が設けられている。U字状端子部(18)の基端部分には、おねじ部(17)が設けられている。台側表示札(12)の外周面には、幅狭のラベル(19)と幅広のラベル(20)とが貼り付けられている。幅狭のラベル(19)には、接続される配線(2B)の番号(例えばSW01B1など)が記載され、幅広のラベル(20)には、解線理由が記載されている。解線理由には、例えばD/G(ディーゼル発電機)機能検査とか制御盤定期点検工事のためとかの検査目的や工事目的等が記載される。台側表示札(12)の内周には、配線(2B)の環状端子部(4)を挿入することができる絶縁体製の扁平状筒体(21)が嵌め入れられて接着剤で固定されている。この筒体(21)としては、配線(2A)(2B)の環状端子部(4)をビニールテープでテーピング養生する代用品として市販されているRSキャップをそのまま使用することができる。
【0019】
上記の誤結線防止具は、解結線作業の解線時において、例えば図3に示すように使用される。同図において、符号2Bで示された配線が解線され、配線側表示札(11)の左端部に、配線(2B)の環状端子部(4)が挿入され、さらに、配線側表示札(11)の貫通孔(14)に一端部がくくりつけられた固縛用ひも(16)の他端部が配線(2B)にくくりつけられている。また、台側表示札(12)のU字状端子部(18)が端子台(1)の対応する配線接続部(1b)にプラスねじ(3)で取り付けられている。解線理由がなくなると、配線(2B)の端部から配線側表示札(11)を取り外し、配線(2B)の端部は、この札(11)に記載された端子台(1)の番号に基づいて端子台(1)に取り付けられる。この際、台側表示札(12)は、配線(2B)の番号と照らし合わされて一致していることが確認されてから取り外される。こうして、誤結線が確実に防止される。
【0020】
また、上記の誤結線防止具は、解結線作業の解線時において、図4に示すように使用されてもよい。同図において、符号2Bで示された配線が解線され、台側表示札(12)の扁平状筒体(21)に、配線(2B)の環状端子部(4)が挿入され、配線(2B)の環状端子部(4)が挿入されたままで台側表示札(12)のU字状端子部(18)が端子台(1)の対応する配線接続部(1b)にプラスねじ(3)で取り付けられている。配線側表示札(11)の貫通孔(14)に一端部がくくりつけられた固縛用ひも(16)の他端部は、配線(2B)の端部にくくりつけられている。この場合の結線作業は図3の場合と同様に行えばよい。
【0021】
また、上記の誤結線防止具は、結線作業終了後において、図5に示すように使用されることが好ましい。同図において、台側表示札(12)のおねじ部(17)に配線側表示札(11)のめねじ部(13)がねじ合わされ、配線側表示札(11)の固縛用ひも(16)の他端部が、端子台(1)の配線接続部(1b)に正しく取り付けらた後の配線(2B)にくくりつけられている。このようにすると、次回の解結線作業時には、配線側表示札(11)から台側表示札(12)を外して、これらを図3または図4に示すように使用することが可能となり、次回以降の解結線作業時の手間を大幅に低減することができる。なお、最初に結線を行うときに、図5に示すように、この誤結線防止具を取り付けておいてももちろんよく、こうしておくことにより、緊急に解結線を行う必要が生じても即座に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による誤結線防止具を構成する配線側表示札を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
【図2】 この発明による誤結線防止具を構成する台側表示札を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のc−c線に沿う断面図である。
【図3】 この発明による誤結線防止具の使用方法の第1実施形態を示す平面図である。
【図4】 同第2実施形態を示す平面図である。
【図5】 この発明による誤結線防止具の好ましい使用方法の一例を示す平面図である。
【図6】 この発明の誤結線防止具が使用される配線接続部の一部を示す平面図である。
【符号の説明】
(1) 端子台
(1a)(1b) 配線接続部
(2A)(2B) 配線
(11) 配線側表示札
(12) 台側表示札
(13) めねじ部
(17) おねじ部
(18) U字状端子部
Claims (1)
- 配線(2B)を接続すべき端子台(1)の端子番号が記載されておりかつ配線(2B)の端部に取り付けられる配線側表示札(11)と、接続される配線(2B)の番号が記載されておりかつ端子台(1)の配線接続部(1b)に取り付けられる台側表示札(12)とよりなり、台側表示札 (12) に、端子台 (1) の配線接続部 (1b) にねじ止められるU字状端子部 (18) が設けられて、このU字状端子部 (18) の基端部分におねじ部 (17) が設けられており、配線側表示札 (11) に、このおねじ部 (17) にねじ合わされるめねじ部 (13) が設けられて、これらのおねじ部 (17) とめねじ部 (13) とのねじ合わせにより、配線側表示札 (11) と台側表示札 (12) とが着脱自在に結合されている誤結線防止具。
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1999
- 1999-06-18 JP JP17236299A patent/JP4203689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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