JP4203380B2 - カメラ機能付き携帯機器及びその撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ機能付き携帯機器に関し、更に詳しくは、適切な撮像条件で撮像を行なうことのできるブランケット撮像機能を備えた、カメラ機能付き携帯機器と、その撮像方法とに関するものである。
撮像光学系によって結像された被写体画像をCCDイメージセンサ等で撮像し、CCDイメージセンサから出力されたアナログ信号からデジタルの画像データを生成してメモリに記録するデジタルスチルカメラが普及している。銀塩フイルムを使用する写真カメラと同様、現在販売されているデジタルスチルカメラのほとんどには、ピント合わせを自動的に行なうオートフォーカス(AF)機構や、露出調整を自動的に行なう自動露出(AE)機構等が設けられている。
デジタルスチルカメラのAF機構には、コントラスト検出方式が用いられている。コントラスト検出方式とは、撮像用のCCDイメージセンサから得た画像データのコントラスト(AF評価値)に基づいて、撮像光学系をピント合わせする方式である。また、コントラスト検出方式には、コントラストを検出する位置に応じて中央AFと多点AFとがある。中央AFは、撮影範囲の中央エリアのコントラストを検出する。多点AFは、撮影範囲を多数に分割した各分割エリアのコントラストを検出し、最もコントラストの高い分割エリアのコントラストに基づいてピント合わせを行なう。また、AE機構は、画像データの輝度データからAE評価値を算出し、このAE評価値に基づいて、絞りやシャッタ速度等の露出が制御される。
また、写真カメラにおいて一般的な機能であるオートストロボ機能も、デジタルスチルカメラに組み込まれている。オートストロボ機能とは、被写体輝度に応じて自動的にストロボの発光及び消灯が切り換えられる機能である。このオートストロボ機能は、デジタルスチルカメラにおいて設定を変更することで、撮影時にストロボを必ず発光させる強制発光や、被写体輝度が低くても発光しないようにする無発光等に設定することができる。
更に、オートブランケット撮影機能も、デジタルスチルカメラに組み込まれている。オートブランケット撮影とは、1回のシャッタ操作で、同一被写体を異なる露出で連続して撮影する機能である。デジタルスチルカメラでは、撮影した画像を本体のLCDパネルですぐに再生できるという特徴を生かし、オートブランケット撮影後に複数枚の画像をLCDパネルに表示し、その中から最適な露出の画像を選択できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
同様に、写真カメラからデジタルスチルカメラに移植された機能として、セルフタイマー撮影機能がある。このセルフタイマー撮影では、シャッタ操作をしてから所定の時間が経過した後に、実際の撮影が行なわれる撮影方法である。
特開2000−125185号公報
デジタルスチルカメラを使用するユーザーの大半は、写真撮影やカメラの機能に対する知識が乏しく、撮影内容に合わせて撮影モードの切り換えが行なわれることは少ない。そのため、例えば、中央AFモードに設定されているデジタルスチルカメラで、二人の人物が並んでいるポートレート撮影を行なう時に、二人の人物の間の背景にピントが合い、主要な被写体である人物のピントがぼやけてしまうことがある。また、これとは逆に、主要な被写体の人物のみにピントが合い過ぎてしまい、背景が不明になるほどぼやけてしまうこともある。
更に、写真撮影に対する知識が乏しいユーザーは、常にストロボを発光させて撮影を行なう傾向にある。そのため、ポートレート撮影時に人物の顔が白飛びし、背景が暗く写るという撮影ミスが多く発生している。
また、ズームレンズが搭載されているデジタルスチルカメラの場合、ズーム倍率が望遠側に設定された状態で撮影されることが多い。そのため、セルフタイマー撮影では、タイマーの計時期間中に被写体が少しでも動くと、一般に画角切れと呼ばれる撮影ミスが発生し、被写体が撮影範囲から外れてしまう。
本発明は、撮影知識に乏しいユーザーであっても適切な撮影を行なうことのできるカメラ機能付き携帯機器とその撮像方法とを提供することを目的とする。
本発明のカメラ機能付き携帯機器及びその撮像方法は、所定の撮像条件が適切であるか否かを判定し、この所定の撮像条件が適切ではないと判定した場合には、所定の撮像条件で撮像が行なわれた直後に、撮像条件を変更して少なくとも1コマ以上の撮像を行なうようにしたものである。
また、中央AFモードにセットされている時に、中央AF評価値と多点AF評価値とを算出して比較し、中央エリアよりも周辺の分割エリアのほうがピント位置として適切である場合には、中央AF評価値に基づいて撮像を行なった後に、多点AF評価値に基づいて撮像を行なうようにしたものである。
更に、ストロボ装置が強制発光モードにある時に、ストロボを発光して撮像する場合の第1のシャッタ速度と、ストロボを発光させずに撮像する場合の第2のシャッタ速度とを算出し、第2のシャッタ速度が自動発光モードの規定シャッタ速度よりも速い場合には、ストロボを発光させて第1のシャッタ速度で撮像を行なった後に、第2のシャッタ速度でストロボを発光させずに撮像を行なうようにしたものである。
また、多点AFで撮像する際に、ピント位置として特定された分割エリアが画像データの中央付近の分割エリアである場合には、AE評価値から算出された絞り値で撮像を行なった後に、1段開放した絞り値で撮像を行なうようにしたものである。
更に、セルフタイマーを使用して撮像する場合には、セルフタイマーによる撮像後に、撮像光学系のズーム倍率をワイド側に1段変更して再度撮像を行なうようにしたものである。なお、ズーム倍率を変更して追加の撮像を行なうセルフタイマー撮像は、1回の撮像しか行なわない通常のセルフタイマー撮像と異なるモードとして設定する。
また、撮影済みの画像データを再生表示する表示手段を設け、この表示手段に1回の撮像操作で撮像された撮像条件の異なる複数の画像データを表示させ、取捨選択できるようにしたものである。
本発明のカメラ機能付き携帯機器は、自動的に設定された撮像条件が適切でない時には、その所定の撮像条件で撮像が行なわれた後に、撮像条件が適切になるように変更して撮像を行なうようにしたので、撮影知識に乏しく、適切なモード設定を行なえないユーザーであっても、適切な撮像を行なうことができる。
また、中央AFで撮像した後に、多点AFで検出された最適なピント位置の撮像が行なわれるので、適切なピントの画像データを得ることができる。また、中央AFで撮像した後に多点AFで撮像が行なわれない場合には、最適なピント位置で撮像を行なったという指標にもなる。
また、強制発光モードで撮像を行なっている場合でも、ストロボ発光撮像の後に、被写体の輝度に応じてストロボを発光させずに撮像を行なうようにしたので、ポートレート撮像において人物の顔が白飛びし、背景が暗く写る撮影ミスをカバーすることができる。更に、強制発光モードを多用するユーザーに対して、ストロボを発光させないほうが最適な画像を得られる場合があることを知らせることができる。
更に、所定の絞り値で撮像を行なった後に、1段開放した絞り値で撮像を行なうようにしたので、被写界深度を最適化することができ、撮像対象にのみピントが合いすぎて背景がぼやけた画像となるのを防止することができる。
また、セルフタイマー撮像後にズーム倍率をワイド側に1段変更して再度撮像を行なうようにしたので、画角切れの発生を防止することができる。
更に、複数枚の画像データを取捨選択できるようにしたので、より高画質な画像データを選択することができ、画像データの重複によってメモリカードが容量不足になることも防止することができる。
図1(A),(B)は、本発明を実施したデジタルスチルカメラ2の外観形状を示す斜視図であり、図2は、本発明を説明するうえで必要なデジタルスチルカメラ2の構成を示すブロック図である。
デジタルスチルカメラ2の前面には、左右方向でスライド自在とされた略半円形状のレンズカバー3が取り付けられている。このレンズカバー3は、デジタルスチルカメラ2が不使用時、又は再生モードにあるときに図中右方の閉じ位置にスライドされ、デジタルスチルカメラ2の前面を保護している。また、デジタルスチルカメラ2で撮像を行なう時には、レンズカバー3が図中左方の開き位置にスライドされ、レンズ鏡筒4,ストロボ発光部5,セルフタイマーランプ窓6等が外部に露呈される。
デジタルスチルカメラ2の上面には、左右方向にスライド操作される電源操作部材9と、上下方向で押圧操作されるシャッタボタン10とが設けられている。電源操作部材9の下には、電源操作部材9の操作に応じてデジタルスチルカメラ2の電源をオン/オフする電源スイッチ12が組み込まれている。
シャッタボタン10の下には、2段階押圧式のシャッタスイッチ14が組み込まれている。シャッタボタン10が軽く押圧されてシャッタスイッチ14の1段目がオンすると、オートフォーカス機構(AF機構)と自動露出機構(AE機構)とが作動して、ピント合わせと露出設定とが行なわれる。次いで、シャッタボタン10を更に深く押し込むとシャッタスイッチ14の2段目がオンし、シャッタレリーズが実施される。
撮影モードにセットされた状態でデジタルスチルカメラ2の電源がオンされると、カメラ本体内に沈胴していたレンズ鏡筒4が前方に繰り出される。レンズ鏡筒4内には、例えばズームレンズ16及びフォーカスレンズ17からなる撮影レンズ18と、絞り機構19とが組み込まれている。ズームレンズ16及びフォーカスレンズ17は、ドライバ回路を備えたズームモータ20及びフォーカスモータ21によって光軸方向に沿って移動される。ズームモータ20は、レンズ鏡筒4の沈胴及び繰り出しの動力源としても用いられる。絞り機構19は、ドライバ回路を備えたアクチュエータ22によって駆動される。
ストロボ発光部5の中には、ストロボ放電管と反射板とが組み込まれており、撮影時に被写体に向けてストロボ光を照射する。セルフタイマーランプ窓6の奥には、セルフタイマー撮影時に点滅してシャッタレリーズのタイミングを知らせるセルフタイマーランプ25が組み込まれている。デジタルスチルカメラ2の前面上部には、対物側ファインダ窓27と、ストロボ調光窓28とが設けられている。ストロボ調光窓28の中には、ストロボ発光部から照射されたストロボ光の光量を検出する調光センサが組み込まれている。
デジタルスチルカメラ2の背面には、接眼側ファインダ窓30と、モード操作部材31と、十字キー32と、スピーカーからなる音声出力部33と、表示モニタ34と、キャンセルボタン35と、メニューボタン36と、表示ボタン37とが設けられている。接眼側ファインダ窓30は、対物側ファインダ窓27に対面する位置に設けられており、両者の間にはファインダ光学系が組み込まれている。
モード操作部材31は、左右方向でスライド自在とされており、その奥にはモード操作部材31のスライド位置に応じて操作信号を出力するモードスイッチ40が組み込まれている。モード操作部材31のスライド操作によって、デジタルスチルカメラ2のモードは、動画を撮影する動画撮影モード,撮影した静止画や動画を再生表示する再生モード,静止画の撮影を行なう静止画撮影モードの間で切り換えられる。
十字キー32は、上下方向に揺動操作される上下レバー42と、この上下レバー42の横に配置された左右ボタン43,44とからなる。上下レバー42と左右ボタン43,44とは、表示モニタ34上に表示されたカーソルや選択枠を上下左右方向に移動させる際に使用される。また、上下レバー42は撮影時及び再生時のズーム操作にも用いられる。左右ボタン43,44は、再生時のコマ送り等にも使用される。上下レバー42及び左右ボタン43,44の奥には、それぞれの操作部材によってオン/オフされるレバースイッチ45及び左右スイッチ46,47が組み込まれている。
表示モニタ34は、カラーLCDパネル49からなり、撮影済みの画像データを再生表示するとともに、撮影時にはビューファインダとしても使用される。表示モニタ34の側方に配置されているメニューボタン36は、現在セットされているモードに応じた設定メニューを表示モニタ34上に呼び出す際に使用される。このメニューボタン36は、各種設定時に設定変更を実行するOKボタンとしても機能する。キャンセルボタン35は、各種設定時に設定変更を取りやめる際に使用される。表示ボタン37は、撮影モード時に表示モニタ34の表示のオン/オフを切り換えるとともに、表示モニタ34の表示設定を切り換える際に使用される。これらのキャンセルボタン35,メニューボタン36,表示ボタン37の奥には、各ボタンによってオン/オフされるキャンセルスイッチ48,メニュースイッチ50,表示スイッチ51が組み込まれている。
デジタルスチルカメラ2の側面には、メモリカード53が挿入されるメモリカードスロット54が設けられている。メモリカードスロット54の奥には、挿入されたメモリカード53に電気的に接続して、画像データの読み書きを行なう書込読出回路55が組み込まれている。メモリカードスロット54は、開閉自在な蓋部材56によって塞がれている。また、デジタルスチルカメラ2の底面には、デジタルスチルカメラ2の電源となる電池がセットされる電池収納室が設けられている。この電池収納室は、開閉自在な電池蓋57によって塞がれている。
レンズ鏡筒4の背後には、CCD固体撮像素子60が配置されている。ズームレンズ16とフォーカスレンズ17とを通った被写体画像は、CCD固体撮像素子60の受光面上に結像されて撮像される。CCD固体撮像素子60は、撮像した被写体画像を光電変換して光量に応じたアナログの撮像信号を出力する。また、CCD固体撮像素子60は、シャッタスイッチ14の操作に応じてシャッタレリーズ動作を行なう電子シャッタ機能を備えている。
CCD固体撮像素子60から出力された撮像信号は、撮像制御回路62に入力される。撮像制御回路62は、CCDドライバや、相関2重サンプリング回路(CDS),オートゲインコントローラ(AGC),ADコンバータ(ADC)等からなる、いわゆるアナログ・フロント・エンド回路であり、アナログの撮像信号をデジタルの画像データに変換する。
画像処理回路64は、撮像制御回路62から入力された画像データに輝度レベル補正やホワイトバランス補正等の画質調整と、YC処理と、固定長化処理及び圧縮処理とを施す。撮影中に表示モニタ34にスルー画表示を行なう場合には、画質調製された画像データに簡易レベルの簡易YC処理を施し、輝度データと色差データとからなる簡易YC画像データに変換する。この簡易YC画像データは、画像メモリ66を介して表示回路67に読み出され、NTSC等のコンポジット信号に変換されてLCDパネル49に入力される。
また、実際に撮影が行なわれた場合には、画像処理回路64は、画質調製が施された画像データに本格的なYC処理を施し、YC画像データを生成する。このYC画像データには、更に固定長化処理と圧縮処理とが施され、例えばjpeg形式の圧縮画像データに変換される。圧縮画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に書き込まれる。
AE評価値算出回路73は、撮影画像のスルー表示中にシャッタボタン10が半押しされてシャッタスイッチ14の1段目がオンした時に、その時点の簡易YC画像データの輝度データからAE評価値を算出する。システムコントローラ70は、予めROM70a等に記憶されているデータテーブルを参照して、AE評価値に対応する絞り値とシャッタ速度とを決定する。
AF評価値算出回路75は、図3に示すように、中央エリアAF評価値演算回路77と周辺エリアAF評価値演算回路78とからなる。オートフォーカス時には、例えば、画像データ80が縦横に25分割され、分割された各部分が分割エリアとして取り扱われる。中央エリアAF評価値演算回路77は、画像データ80の中央エリア80aの高周波成分を積算してAF評価値を算出する。周辺エリアAF評価値演算回路78は、全ての分割エリアのAF評価値を算出し、その中から最もAF評価値の高い分割エリアを確定する。
AF評価値は、システムコントローラ70に入力される。システムコントローラ70は、AF評価値からフォーカスレンズ17が合焦状態となるフォーカス位置を特定し、フォーカスモータ21を駆動制御してフォーカスレンズ17を移動させ、ピント合わせを行なう。
システムコントローラ70は、デジタルスチルカメラ2の全体を制御する。システムコントローラ70は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPUの他に、制御プログラムや各種設定データ等が記憶されたROM70aと、制御時に生じた種々のデータが記憶されるRAM70bとを備えている。
システムコントローラ70には、セルフタイマー回路83が接続されている。このセルフタイマー回路83は、セルフタイマー撮影時のシャッタスイッチ14の2段目のオン信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、システムコントローラ70は、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマーランプ25を点滅させる。セルフタイマー回路83は、計時完了後に計時完了信号をシステムコントローラ70に入力する。システムコントローラ70は、計時完了信号に基づいて、CCD固体撮像素子60にシャッタ動作を実施させる。
ストロボ装置85は、前述したストロボ放電管と、ストロボ発光回路と、調光センサとからなる。ストロボ装置85は、オートストロボモード又は強制発光モードにあるときに、シャッタレリーズに連動してストロボ放電管を発光させる。
次に上記実施形態の作用について説明する。デジタルスチルカメラ2が静止画撮影モードにあるときに、メニューボタン36が押されると、メニュースイッチ50のオン信号がシステムコントローラ70に入力される。システムコントローラ70は、内蔵するROM70aからメニュー画像を読み出して表示回路67に入力し、LCDパネル49にメニュー画像を表示させる。
図4(A)に示すように、表示モニタ34には、例えば、「AFモード」と、「ストロボモード」と、「セルフタイマー」と言うメニューが表示される。また、各メニューを選択するためのカーソルとして機能する選択枠90も表示モニタ34上に表示される。選択枠90の移動は、十字キー32の操作によって行ない、メニューの選択は選択枠90を所望する位置で停止させてメニューボタン36を押せば選択することができる。
例えば、「AFモード」が選択された場合には、図4(B)に示すように、表示モニタ34の表示が切り換えられて「中央AF」と「多点AF」というメニューが表示される。十字キー32で選択枠92を移動させて、「中央AF」に重ねると、「中央AF」メニューの下に、「中央AFブランケット撮影」というメニューが表示され、このメニューの横には「オン」,「オフ」というメニューと小さな選択枠93とが表示される。選択枠93を十字キー32で移動させて、メニューボタン36を押すことで、中央AFモードでの「中央AFブランケット撮影」機能のオン/オフを切り換えることができる。
以下、「中央AFブランケット撮影」の機能について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。「中央AFブランケット撮影」とは、中央AFで撮影をした後に、周辺の分割エリアのほうがピント位置に適している場合には、その周辺の分割エリアでピント合わせを行なって撮影を行なう機能である。デジタルスチルカメラ2を把持してレンズ鏡筒4を被写体に向けると、CCD固体撮像素子60で撮影された画像が表示モニタ34にスルー表示される。所定のタイミングでシャッタボタン10を押下すると、シャッタスイッチ14のオン信号がシステムコントローラ70に入力される。
AE評価値算出回路73は、シャッタスイッチ14の1段目がオンした時の簡易YC画像データからAE評価値を算出し、システムコントローラ70に入力する。システムコントローラ70は、AE評価値から絞り値とシャッタ速度とを確定し、絞り機構19とCCD固体撮像素子60とを制御する。
図3に示すAF評価値算出回路75の中央AF評価値演算回路77は、画像データ80の中央エリア80aのコントラストから中央AF評価値を算出し、システムコントローラ70に入力する。また、周辺エリアAF評価値演算回路78は、中央以外の分割エリアのAF評価値を算出し、その中からピント位置として最適な分割エリア、例えば、中央エリア80aの左隣の分割エリア80bを選択する。そして、その選択した分割エリア80bのAF評価値を周辺AF評価値としてシステムコントローラ70に入力する。
システムコントローラ70は、中央AF評価値からフォーカスレンズ17のフォーカス位置を特定し、フォーカスモータ21によってフォーカスレンズ17を移動させてピント合わせを行なう。その後、CCD固体撮像素子60の電子シャッタ機能を作動させる。画像データは、画質調整やYC処理,圧縮処理等を経て、書込読出回路55によりメモリカード53に記録される。
「中央AFブランケット撮影」では、システムコントローラ70は比較手段として動作し、中央AF評価値と周辺AF評価値とを比較する。中央AF評価値が周辺AF評価値よりも高い場合には、この撮像動作は終了する。しかし、周辺AF評価値が中央AF評価値よりも高い場合には、周辺AF評価値に基づいてピント合わせが行なわれ、次いで撮影が行なわれる。撮影によって生成された画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に記憶される。
デジタルスチルカメラ2のモード操作部材31を再生モードにセットすると、図4(C)に示すように、表示モニタ34には同じ構図でピント位置の異なる二つの画像95a,95bが並んで表示される。また、各画像95a,95bには、ファイル名と共に「中央AF」と「周辺AF」という文字が表示され、その識別が容易にされている。ユーザーは、二つの画像を比較して両方の画像データを残しておくこともできるし、消去することもできる。また、いずれか一方の画像データだけを選択して残し、他方を消去することもできる。
デジタルスチルカメラ2において、標準のAFモードが「中央AF」に設定されている場合には、例えば、横に並んだ二人の人物を撮影する際に、人物の間の背景にピントが合い、人物のピントがぼけてしまうことがあった。このような撮影ミスは、人物でピント合わせを行なってから構図を変えたり、「多点AF」モードに設定すれば防止することができる。しかし、写真撮影やカメラに対する知識に乏しいユーザーは、そのような撮影テクニックやカメラ操作を行なうことができない。
本発明の「中央AFブランケット撮影」機能は、従来のAF機能搭載カメラにおいて標準的な中央AFをメインとしながら、中央AFよりも多点AFのほうが撮影に適している場合には、自動的に多点AFでもう1コマの撮影を行なうようにした。これにより、撮影テクニックによってより綺麗な写真撮影が行なえることをユーザーに知らせることができ、かつユーザーの撮影ミスをカバーすることもできる。
なお、「中央AFブランケット撮影」機能をオン/オフできるようにしたが、「中央AFブランケット撮影」機能を標準設定にすることもできる。この場合には、写真撮影に関する知識の豊富なユーザーのために、「中央AFブランケット撮影」機能をオフする機能を設けておくとよい。
また、図6(A)に示すように、「AFモード」の設定において選択枠97で「多点AF」メニューを選択すると、その下には「多点AFブランケット撮影」というメニューが表示され、その横には「オン」,「オフ」メニューとともに、小さな選択枠98が表示される。この選択枠98で「オン」を選択することで、「多点AFブランケット撮影」を行なうことができる。
「多点AFブランケット撮影」機能とは、多点AFによってピント位置として選択された分割エリアが中央に存在する場合に、AE評価値に基づいた絞り値とシャッタ速度とで撮影を行なった後に、絞りを1段開放させて撮影を行なう機能である。以下、図7のフローチャートを参照して「多点AFブランケット撮影」を説明する。
前述の中央AFブランケット撮影と同様に、表示モニタ34にスルー画表示がされている状態でシャッタボタン10を押下すると、図3に示すAF評価値算出手段75によって、画像データ80の各分割エリアのAF評価値が算出される。そして、これらの分割エリアの中から最もピント位置として適切な分割エリアが選択される。本実施形態では、例えば、中央の分割エリア80aが選択されたものとする。この選択された分割エリア80aは、システムコントローラ70のRAM70bに記憶される。
次いで、AE評価値算出回路73によってAE評価値が算出され、システムコントローラ70によってAE評価値から絞り値とシャッタ速度とが決定され、絞り機構19とCCD固体撮像素子60とが制御される。また、システムコントローラ70によってピント合わせが行なわれた後に、CCD固体撮像素子60によってシャッタレリーズが行なわれる。画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に記録される。
RAM70bに記憶した分割エリアが、中央エリア80aである場合には、システムコントローラ70によって絞り機構19の絞りが1段開放され、再び撮影が行なわれる。画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に記録される。
デジタルスチルカメラ2のモード操作部材31を再生モードにセットすると、図6(B)に示すように、表示モニタ34には同じ構図で絞り値、すなわち被写界深度が異なる二つの画像99a,99bが並んで表示される。また、各画像99a,99bには、ファイル名と共に「標準絞り」と「1段開放絞り」という文字が表示され、その識別が容易にされている。ユーザーは、二つの画像を比較して両方の画像データを残しておくこともできるし、消去することもできる。また、いずれか一方の画像データだけを選択して残し、他方を消去することもできる。
「多点AF」モードでは、画像データの全ての分割エリアでのピント合わせを確実に行なうために、絞り値が高めに設定される。そのため、「多点AF」モードで画面中央に人物が配置されたポートレート撮影等を行なった場合、人物だけにピントが合いすぎて、その前後の背景がぼやけてしまうことがあった。このような撮影ミスは、絞りを1段開放する等して被写界深度を大きくすれば防止することができるが、写真撮影やカメラに対する知識に乏しいユーザーは、そのような撮影テクニックやカメラ操作を行なうことができない。
本発明の「多点AFブランケット撮影」機能は、多点AFによってピンぼけの少ない撮影を行なうとともに、ピント位置が中央エリアにある場合には、絞りを1段開放して被写界深度を大きくした撮影を自動的に行なうようにしたので、撮影テクニックによってより綺麗な写真撮影が行なえることをユーザーに知らせることができ、かつユーザーの撮影ミスをカバーすることもできる。
なお、「多点AFブランケット撮影」機能をオン/オフできるようにしたが、「多点AFブランケット撮影」機能を標準設定にすることもできる。この場合にも、写真撮影に関する知識の豊富なユーザーのために、「多点AFブランケット撮影」機能をオフする機能を設けておくとよい。
また、図4(A)に示すメニュー選択時に、「ストロボモード」を選択すると、図8(A)に示すように、表示モニター34には、「オートストロボ」,「強制発光」,「無発光」というメニューと、選択枠101とが表示される。「強制発光」にカーソルを重ねると、その下には「強制発光ブランケット撮影」というメニューが表示され、その横には、「オン」,「オフ」のメニューと小さな選択枠102とが表示される。この選択枠102で「オン」を選択することで、「強制発光ブランケット撮影」を行なうことができる。
「強制発光ブランケット撮影」機能とは、ストロボが強制発光モードにセットされている時に、被写体の輝度がストロボが不必要なほど明るい場合には、ストロボ発光して撮影を行なった後に、ストロボを発光しないで撮影を行なう機能である。以下、図9のフローチャートを参照して「強制発光ブランケット撮影」を説明する。
表示モニタ34にスルー画表示がされている状態でシャッタボタン10を押下すると、AE評価値算出回路73によってAE評価値が算出される。システムコントローラ70は、AE評価値からストロボ発光する際の絞り値及びシャッタ速度T1と、ストロボ発光しない場合の絞り値及びシャッタ速度T2とを決定する。そして、絞り値及びシャッタ速度T1に基づいて、絞り機構19とCCD固体撮像素子60とが制御される。
次いで、AF評価値算出回路75によってAF評価値が算出され、システムコントローラ70によってフォーカスレンズ17のフォーカス位置が決定される。そして、フォーカスレンズ17がフォーカスモータ21によって移動されてピント合わせが行なわれる。システムコントローラ70は、CCD固体撮像素子60にシャッタレリーズを行なわせ、ストロボ発光と共にシャッタ速度T1で撮影を行なう。画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に記録される。
ストロボ発光をして撮影を行なった後に、ストロボ発光を行なわない場合のシャッタ速度T2が、基準シャッタ速度Tと比較される。基準シャッタ速度Tとは、オートストロボモードにあるときにストロボを発光するか否かの基準となる閾値である。シャッタ速度T2が基準シャッタ速度Tよりも速い場合には、ストロボを発光させなくても被写体輝度が充分であることを表している。そのため、シャッタ速度T2が基準シャッタ速度Tよりも速い場合には、ストロボを発光させずにシャッタ速度T2で撮影が行なわれる。この撮影による画像データは、書込読出回路55によってメモリカード53に記録される。
図8(B)に示すように、デジタルスチルカメラ2のモード操作部材31を再生モードにセットすると、表示モニタ34にはストロボが発光された画像104aと、ストロボ発光されなかった画像104bとが並んで表示される。また、各画像104a,104bには、ファイル名と共に「発光有り」,「発光無し」という文字が表示され、その識別が容易にされている。ユーザーは、二つの画像を比較して両方の画像データを残しておくこともできるし、消去することもできる。また、いずれか一方の画像データだけを選択して残し、他方を消去することもできる。
従来より、写真撮影に対する知識に乏しいユーザーは、どのような撮影シーンであっても常にストロボを発光させて撮影することが多い。そのため、夕暮れ時のポートレート撮影等では、人物の露出がオーバーになって白飛びし、背景が真っ暗に写ることが多々あった。しかしながら、本発明の「強制発光ブランケット撮影」機能では、強制発光というユーザーの撮影意志を尊重しながら、ストロボを発光しない場合の撮影も同時に行なうことで、人物の露出と背景の露出とが適性な画像をユーザーに提示することができる。これにより、撮影テクニックによって綺麗な写真撮影が行なえることをユーザーに知らせることができ、かつユーザーの撮影ミスをカバーすることもできる。
この「強制発光ブランケット撮影」機能も、「中央AFブランケット撮影」及び「多点AFブランケット撮影」機能と同様に、標準設定にすることができる。また、同様に、写真撮影に関する知識の豊富なユーザーのために、「強制発光ブランケット撮影」機能をオフする機能を設けておくとよい。
また、図4(A)に示すメニュー選択時に、「セルフタイマー」を選択すると、図10(A)に示すように、表示モニター34には「通常セルフ撮影」と「画角拡大撮影」というメニューと、選択枠107とが表示される。「通常セルフ撮影」を選択すると、シャッタボタン10を操作してから一定時間後にシャッタレリーズが実施される、通常のセルフタイマー撮影が行なわれる。また、「画角拡大撮影」が選択された場合には、通常のセルフタイマー撮影を行なった直後に、ズームレンズ16を広角側に1段移動させ、この広い画角で再度撮影が行なわれる。以下、図11のフローチャートを参照して、「画角拡大撮影」機能を説明する。
セルフタイマー撮影を行なう際には、デジタルスチルカメラ2を三脚等で固定し、表示モニタ34のスルー画を参照して撮影範囲を確認する。この撮影範囲の調整は、デジタルスチルカメラ2の位置を調整したり、ズーム倍率の変更によって行なわれる。構図が決定した後にシャッタボタン10を押下すると、セルフタイマー回路83によってタイマー時間の計測が開始される。
タイマー時間の経過後、AF評価値算出回路75によってAF評価値が算出され、このAF評価値に基づいてピント合わせが行なわれる。また、AE評価値算出回路73によってAE評価値が算出され、絞り値及びシャッタ速度が設定される。そして、CCD固体撮像素子60のシャッタ機能が動作して撮影が行なわれ、画像データがメモリカード53に記録される。
セルフタイマー撮影において、「画角拡大撮影」が設定されている場合には、システムコントローラ70はズームモータ20によってズームレンズ16を移動させ、ズーム倍率を1段低くする。その後、AF評価値及びAE評価値に基づいて撮影を行ない、この画像データがメモリカード53に記録される。
なお、セルフタイマー撮影では、セルフタイマーランプ25を点滅させて撮影タイミングを知らせているが、「画角拡大撮影」では2コマの撮影が連続して行なわれるため、1コマ目の撮影後に被写体である人物等が動いてしまうと、1コマ目と2コマ目との間で構図が変わってしまう。そのため、2回目の広角撮影前に、被写体が撮影が終了したと思って動き出さないようにするため、「画角拡大撮影」では2回目の広角撮影が終了するまで、セルフタイマーランプの点滅が続けられる。
図10(B)に示すように、デジタルスチルカメラ2のモード操作部材31を再生モードにセットすると、表示モニタ34には1コマ目の画像110aと、2コマ目の画角拡大画像110bとが並んで表示される。また、各画像110a,110bには、ファイル名と共に「標準」,「広角」という文字が表示され、その識別が容易にされている。ユーザーは、二つの画像を比較して両方の画像データを残しておくこともできるし、消去することもできる。また、いずれか一方の画像データだけを選択して残し、他方を消去することもできる。
一般的に、写真撮影に対する知識が乏しいユーザーは、セルフタイマー撮影の撮影範囲の調整時に、デジタルスチルカメラ2の位置を調整することは少なく、ズーム倍率の変更によって撮影範囲を調整することが多い。これにより、撮影画角が狭くなるため、被写体の中の人物が少し動いただけでも撮影範囲から外れてしまう、画角切れが発生する。しかしながら、本発明の「画角拡大撮影」機能では、ユーザーが決定した撮影範囲を尊重しながら、1段広角の撮影を自動的に行なうことで、最適な撮影画角の画像をユーザーに提示することができる。これにより、撮影画角を広くしたほうがより綺麗な写真撮影が行なえることをユーザーに知らせることができ、かつユーザーの撮影ミスをカバーすることもできる。
なお、上記実施形態は、デジタルスチルカメラを例に説明したが、本発明は、スチル撮影機能を備えたデジタルビデオカメラや、カメラ機能を内蔵した携帯電話や電子手帳等の各種携帯機器、銀塩フイルムを使用する写真カメラにも適用することができる。また、各撮影機能の全てを一つのカメラに組み込むこともできるし、選択した特定の機能のみを組み込むことも当然可能である。
本発明を実施したデジタルスチルカメラの外観形状を示す斜視図である。 デジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。 AF評価値算出回路の構成を示すブロック図である。 中央AFブランケット撮影に関連する表示モニタの表示内容を示す説明図である。 中央AFブランケット撮影のフローチャートである。 多点AFブタンケット撮影に関連する表示モニタの表示内容を示す説明図である。 多点AFブタンケット撮影のフローチャートである。 強制発光ブランケット撮影に関連する表示モニタの表示内容を示す説明図である。 強制発光ブランケット撮影のフローチャートである。 画角拡大撮影機能に関連する表示モニタの表示内容を示す説明図である。 画角拡大撮影のフローチャートである。
符号の説明
2 デジタルスチルカメラ
4 レンズ鏡筒
10 シャッタボタン
16 ズームレンズ
17 フォーカスレンズ
19 絞り機構
31 モード操作部材
32 十字キー
34 表示モニタ
53 メモリカード
60 CCD固体撮像素子
70 システムコントローラ
73 AE評価値算出回路
75 AF評価値算出回路
77 中央エリアAF評価値演算回路
78 周辺エリアAF評価値演算回路
83 セルフタイマー回路

Claims (10)

  1. フォーカスレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの中央エリアのコントラストを表すAF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なう中央AFモードと、画像データを複数のエリアに分割した分割エリアの中からピント位置として適切な分割エリアを検出し、その分割エリアのAF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なう多点AFモードとを有するオートフォーカス手段と、これらのモードを切り換えるモード切換え手段と、これらを制御する制御手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記画像データの中央エリアの情報から中央AF評価値を算出する中央AF評価値算出手段と、中央エリア以外の分割エリアの中からピント位置として最適な分割エリアを検出し、この分割エリアの情報から多点AF評価値を算出する多点AF評価値算出手段と、中央AF評価値と多点AF評価値とを比較する比較手段とを設け、前記制御手段は、モード切換え手段が中央AFモードにセットされている時に、中央AF評価値と多点AF評価値とを算出して比較し、多点AF評価値のほうがピント位置として適切である場合には、中央AF評価値に基づいて撮像光学系をピント合わせして撮像を行ない、その直後に、多点AF評価値に基づいて撮像光学系をピント合わせして撮像を行なうことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器。
  2. 撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの輝度データからAE評価値を算出するAE評価値算出手段と、AE評価値に基づいて露出制御を行なう自動露出制御手段と、自動露出制御手段によって設定されたシャッタ速度が予め設定されている規定シャッタ速度以下の時に自動的にストロボ発光が行なわれる自動発光モードと、撮像時に常にストロボ発光が行なわれる強制発光モードとを有するストロボ装置と、自動発光モードと強制発光モードとを切り換えるモード切換え手段と、これらを制御する制御手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記ストロボを発光して撮像する場合の第1のシャッタ速度と、ストロボを発光させずに撮像する場合の第2のシャッタ速度とを算出するシャッタ速度算出手段と、第2のシャッタ速度と前記規定シャッタ速度とを比較する比較手段とを設け、前記制御手段は、ストロボ装置が強制発光モードにある時に、第2のシャッタ速度と規定シャッタ速度とを比較し、第2のシャッタ速度が規定シャッタ速度よりも速い場合には、ストロボを発光させて第1のシャッタ速度で撮像を行ない、その直後に、第2のシャッタ速度でストロボを発光させずに撮像を行なうことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器。
  3. フォーカスレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの輝度データからAE評価値を算出するAE評価値算出手段と、AE評価値に基づいて露出制御を行なう自動露出制御手段と、画像データを複数のエリアに分割した分割エリアの中からピント位置として適切な分割エリアを検出し、この分割エリアのコントラストを表すAF評価値を算出するAF評価値算出手段と、AF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なうオートフォーカス手段と、これらを制御する制御手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記ピント位置として特定された分割エリアが画像データの中央付近の分割エリアである場合に、前記制御手段は、AE評価値から算出された絞り値で撮像を行ない、その直後に、1段開放した絞り値で撮像を行なうことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器。
  4. ズームレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、シャッタボタンの操作から所定時間の経過後にシャッタレリーズを行なわせるセルフタイマーと、これらを制御する制御手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記制御手段は、セルフタイマーを使用して撮像し、その直後に、撮像光学系のズーム倍率をワイド側に1段変更させて撮像を行なうことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器。
  5. 前記ズーム倍率を変更して撮像を行なうセルフタイマー撮像は、1回の撮像しか行なわない通常のセルフタイマー撮像モードとは別のモードとして設けられていることを特徴とする請求項記載のカメラ機能付き携帯機器。
  6. 前記撮像済みの画像データを再生表示する表示手段を設け、この表示手段に1回の撮像操作で撮像された撮像条件の異なる複数の画像データを表示させ、取捨選択できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至いずれか記載のカメラ機能付き携帯機器。
  7. フォーカスレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの中央エリアの情報から中央AF評価値を算出する中央AF評価値算出手段と、画像データを複数のエリアに分割した分割エリアの中からピント位置として適切な分割エリアを検出し、その分割エリアの情報から多点AF評価値を算出する多点AF評価値算出手段と、中央AF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なう中央AFモードと、多点AF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なう多点AFモードとを有するオートフォーカス手段と、これらのモードを切り換えるモード切換え手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記モード切換え手段が中央AFモードにセットされている時に、中央AF評価値と多点AF評価値とを算出するステップと、中央AF評価値と多点AF評価値とを比較するステップと、中央AF評価値に基づいて撮像光学系をピント合わせして撮像を行なうステップと、前々ステップの比較結果が中央エリアよりも周辺の分割エリアのほうがピント位置として適切であった場合に、前ステップの撮像直後に多点AF評価値に基づいて撮像光学系をピント合わせして撮像を行なうステップとを含むことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器の撮像方法。
  8. 撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの輝度データからAE評価値を算出するAE評価値算出手段と、AE評価値に基づいて露出制御を行なう自動露出制御手段と、自動露出制御手段によって設定されたシャッタ速度が規定シャッタ速度以下の時に自動的にストロボ発光が行なわれる自動発光モードと、撮像時に常にストロボ発光が行なわれる強制発光モードとを有するストロボ装置と、自動発光モードと強制発光モードとを切り換えるモード切換え手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記モード切換え手段が強制発光モードにセットされている時に、ストロボを発光して撮像する場合の第1のシャッタ速度を算出するステップと、ストロボを発光させずに撮像する場合の第2のシャッタ速度を算出するステップと、第2のシャッタ速度と前記規定シャッタ速度とを比較するステップと、第1のシャッタ速度でストロボを発光させて撮像を行なうステップと、前々ステップの比較によって第2のシャッタ速度が規定シャッタ速度よりも速い場合には、前ステップの撮像直後に第2のシャッタ速度でストロボを発光させずに撮像を行なうステップとを含むことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器の撮像方法。
  9. フォーカスレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、画像データの輝度データからAE評価値を算出するAE評価値算出手段と、AE評価値に基づいて露出制御を行なう自動露出制御手段と、画像データを複数のエリアに分割した分割エリアの中からピント位置として適切な分割エリアを検出し、この分割エリアのコントラストを表すAF評価値を算出するAF評価値算出手段と、AF評価値に基づいて撮像光学系のピント合わせを行なうオートフォーカス手段とを備えたカメラ機能付き携帯機器において、前記AE評価値から算出された絞り値で撮像を行なうステップと、前記ピント位置として特定された分割エリアが画像データの中央付近の分割エリアである場合に、前ステップの撮像直後に絞り値を1段開放して撮像を行なうステップとを含むことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器の撮像方法。
  10. ズームレンズを含む撮像光学系と、この撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する固体撮像素子と、固体撮像素子から出力された撮像信号から画像データを生成する画像処理手段と、シャッタボタンの操作から所定時間の経過後にシャッタレリーズを行なわせるセルフタイマーとを備えたカメラ機能付き携帯機器において、
    前記セルフタイマーの計時後に撮像するステップと、前ステップの撮像直後に撮像光学系のズーム倍率をワイド側に1段変更して撮像を行なうステップとを含むことを特徴とするカメラ機能付き携帯機器の撮像方法。
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