JP4202236B2 - 空気調和機の吸気装置及び空気調和機 - Google Patents
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Description
図1は実施の形態1を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す斜視図である。図において、内部が空洞で、吸気用ホース2断面積の2倍以上の断面積を有する吹出チャンバー1に、吸気用ホース2が水平方向に接続されている。このとき吸気用ホース2の先端から空気流出方向の対面する壁までの距離は、吸気用ホース2から流出する風が壁に衝突して音が発生しない距離としている。
このように構成された吹出チャンバー1においては、吸気用ホース2からの風速を減速することができ、吹出チャンバー1の下方に備えた吸気用ホース内径面積より大きい吹出面積を有する筒状の吹出口を備えることにより風速を遅くすることができる。吹出口3は筒状であり直管部分を有しているので、吹き出す空気を案内して空気の乱れを抑えている。
また、吹出口3は筒状で直管部分を有しているので、吹き出す空気を案内して空気の乱れを抑えて、風切り音を低減している。
また、吹出口3に液体を導く下方開放のスリット4を備えたので、吹出口3で液体がはじけることなくスリット4に毛細管現象にて吸い込まれ、吹出口3で液体がはじける音が発生しないという効果がある。
図2は実施の形態2を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。上記実施の形態1では、吹出チャンバー1内は空洞であるが、本実施の形態では吹出チャンバー1内に多孔質素材24を備えている。
図3は実施の形態3を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。図において、吹出チャンバー1に吸気用ホース2が下方向から吸気用ホース2の空気流出方向に対面する壁までの距離20を長く確保できる方向に傾いて接続されていている。このとき吸気用ホース2の先端から空気流出方向の対面する壁までの距離20は、吸気用ホース2から流出する風が壁に衝突して音が発生しない距離としている。上方の吸気用ホース2先端から下方の吹出口3aに向かって吹出チャンバー1の底面に傾斜5を設けている。
図3は実施の形態4を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。図において、吹出チャンバー1に吸気用ホース2が下方向から吸気用ホース2の空気流出方向に対面する壁までの距離を長く確保できる方向に傾いて接続されていて、吹出チャンバー1の下方には吸気用ホース2の空気流出方向と90°回転させた側壁に筒状の吹出口3aが複数設けられている。筒状の吹出口3aの吹出面積の合計は、吸気用ホース内径面積より大きい。
図4は実施の形態5を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。図において、吹出チャンバー1に吸気用ホース2が下方向から吸気用ホース2の空気流出方向に対面する壁までの距離を長く確保できる方向に傾いて接続されていて、吸気用ホース2の空気流出方向に対面する吹出チャンバー1の天面の壁に開口部7を設け、そこに開閉自在のゴム製の栓8を備えている。栓8を装着した状態では、吹出チャンバー1内の壁は、平坦となるようになっている。
図5は実施の形態6を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。上記実施の形態5では、開口部7は単一のものであるが、本実施の形態では、複数の開口部9を設け、それぞれの複数の開口部9に開閉自在の栓10を備えている。
吸気用ホース2が接続されて空気が内部に流出する吹出チャンバー1を抗菌剤を練りこんだ材料を用いて構成する。
吹出チャンバー1に抗菌剤を練りこんだ材料を用いたことにより、カビの発生を抑えることができる。
上記実施の形態5、6において、吹出チャンバー1の天面の壁に開口部7または複数の開口部9を設け、開口部7または複数の開口部9に開閉自在の栓8または10を装着するものを説明したが、吹出チャンバー1の栓8または10に抗菌剤を練りこんだ材料を用いることにより、栓8または10にカビの発生を抑えることができる。
図6は実施の形態9を示す図で、空気調和機の吸気装置を示す断面図である。図において、吹出チャンバー1は差込部に面取りを備えた筒状の差込口11の先に底面12より距離を離したところに(例えば1mm離す)、ストッパー13を備えている。ストッパー13は吸気用ホース2の外周肉厚部分を押さえ、空気流出部は開放している。ストッパー13は、吸気用ホース2の先端が対面する吹出チャンバー1内の壁に近づかないようにするために設ける。
図7は実施の形態10を示す図で、室内機の断面図である。
図において、筐体16の内部に、空気と熱交換を行う熱交換器15、熱交換器15で発生するドレンを受けるドレンパン17、換気用の吸気装置18、熱交換器15の後流側に設けられた送風機21を備え、室内機の前面に前面パネル22、前面パネル22の裏側にフィルター23を備える。
Claims (10)
- 吸気用ホースと、
この吸気用ホース先端に該吸気用ホースの吸気面積より大きい断面積を有する吹出チャンバーと、
この吹出チャンバーの下部に設けられ、前記吸気用ホースの空気流出方向とは異なった方向へ前記吸気用ホース断面積より大きい吹出面積を有する筒状の吹出口と、
この吹出口の下部に設けられ、下方開放したスリットと、
を備えたこと特徴とする空気調和機の吸気装置。 - 前記吹出チャンバー内に多孔質素材を封入したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記吸気用ホース先端から、該吸気用ホース先端の下方に位置する前記吹出口に向かって前記吹出チャンバーの底面を傾斜させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記吹出口を複数設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記吸気用ホースの空気流出方向の前記吹出チャンバー壁面に開口部を設け、その開口部に開閉自在の栓を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記開口部を複数設けたことを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記吹出チャンバーを抗菌剤を練りこんだ材料で構成したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記栓を抗菌剤を練りこんだ材料で構成したことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の空気調和機の吸気装置。
- 前記吹出チャンバーの吸気用ホース先端差込口に該吸気用ホースの挿入量を規制するストッパーを前記吹出チャンバーに備え、前記吸気用ホース先端の位置を前記ストッパーと前記吸気用ホース先端差込口の前記吹出チャンバー側の端面の間としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の吸気装置。
- 室内機筐体内に熱交換器、送風機、電気品ユニットおよびドレンパンを収納した空気調和機において、
前記熱交換器の風路風上側で、前記ドレンパンの上方に吸気装置を設け、前記吸気装置を前記ドレンパン又は前記筐体又は前記電気品ユニットに固定したことを特徴とする空気調和機。
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