JP4201511B2 - (z)−2−アミノチアゾール化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は(Z)−2−アミノチアゾール化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
(Z)−2−アミノチアゾール化合物は医薬中間体として有用な化合物であり、例えば特開平5-59066号公報において、抗生物質の中間体として使用されている。
【0003】
(Z)−2−アミノチアゾール化合物の製造方法としては、例えば特許第2618119号公報において、乾燥させた(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルエステル塩酸塩の結晶をジクロロメタンに溶かした後、炭酸水素ナトリウム水溶液を作用させて(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを製造する方法が知られている。
【0004】
しかしながら、この方法を工業的に実施しようとすると炭酸水素ナトリウム水溶液を作用させている間に未反応の(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩がE体へと異性化し、得られた(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの品質が悪化するという問題があった。また、ジクロロメタンを使用するため、環境面で問題があった。さらには、原料である(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を乾燥させる際に、E体への異性化が進行するため、塩基で処理して得られる(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの品質が悪化するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意検討した結果、有機溶媒と塩基の水溶液の混合液中に、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の固体を加えることにより、よりZ/E比の高い(Z)−2−アミノチアゾール化合物を製造できることを見出した。
さらには、原料である(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩を、乾燥させることなく本発明に使用することにより、よりZ/E比の高い(Z)−2−アミノチアゾール化合物を製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、下記一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の製造工程において、析出した該酸付加塩を分離し、必要により洗浄することにより得られる該酸付加塩を乾燥することなく、別途調整した、塩基の水溶液とハロゲン化C1−C3脂肪族炭化水素を除く有機溶媒との混合液へ、添加することを特徴とする下記一般式(II)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の製造方法を提供するものである。
一般式(I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜5のアルキル基を示し、Yはハロゲン原子、−OSO3H、または−OPO(OH)2を示す。mは一般式HYで示される無機酸の価数を示し、nは1または2を示す。)
一般式(II)
(式中、R1およびR2はそれぞれ前記と同じ意味を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩において、置換基R1としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜5のアルキル基などが挙げられる。
【0008】
本発明の一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩において、置換基R2としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基などの直鎖状または分枝状の炭素数1〜5のアルキル基などが挙げられる。
【0009】
本発明の一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩において、置換基Yはハロゲン原子、−OSO3H、または−OPO(OH)2を示す。mは一般式HYで示される無機酸の価数を示し、nは1または2の整数を示す。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子などが挙げられる。
【0010】
本発明の一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の具体的な化合物としては、例えば、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−ペンチル、
【0011】
(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−ペンチルなどの塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2塩酸塩、2臭化水素酸塩、2ヨウ化水素酸塩、1/2硫酸塩、1/3リン酸塩、およびこれら2種類以上の酸付加塩の混合物などが挙げられる。
【0012】
本発明で使用される塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の炭酸水素塩、リン酸2水素ナトリウム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸2水素カリウム、リン酸水素2カリウム等のリン酸塩などが挙げられ、好ましくはアルカリ金属の炭酸塩および炭酸水素塩が挙げられる。かかる塩基は通常単独で使用されるが、2種類以上の塩基の混合物を使用することもできる。塩基としてリン酸塩を用いる場合には、市販のリン酸塩を使用してもよいし、リン酸とアルカリ金属水酸化物を適宜混合して調製してもよい。
かかる塩基の使用量は(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)に対して通常0.3〜30モル倍、好ましくは0.5〜15モル倍の範囲である。かかる塩基は通常、水溶液として用いられる。かかる水溶液中の塩基の濃度は、通常1〜50%、好ましくは3〜30%の範囲である。
【0013】
一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩と、塩基との反応は、水と有機溶媒の存在下で行われる。かかる有機溶媒としては、ハロゲン化C1−C3脂肪族炭化水素を除く溶媒が挙げられ、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、1−クロロブタン、クロロベンゼン、メチルイソブチルケトン等のケトン類などが挙げられる。好ましくは、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、メチルイソブチルケトン等のケトン類などが挙げられる。これらの溶媒はそれぞれ単独または2種類以上を混合して用いてもよい。
かかる有機溶媒の使用量は、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)に対して通常0.5〜100重量倍、好ましくは1〜50重量倍の範囲である。
【0014】
本発明の(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)と塩基の反応は、塩基の水溶液と有機溶媒を含む混合液中に、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)を供給することにより行われる。
反応温度は、通常−5〜90℃、好ましくは0〜80℃の範囲である。
供給する(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)の温度は、通常−40〜60℃、好ましくは、−20〜40℃の範囲に保つことが望ましい。
【0015】
さらに、反応混合物中には、反応に実質的に不活性な親水性の有機溶媒が含まれていてもよい。かかる親水性の有機溶媒としては、例えば1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、トリグライム等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、 N,N−ジメチルアセトアミド、 N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等のアミド類、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類などが挙げられる。
かかる親水性の有機溶媒の量は、反応混合物の分液性を阻害しない量であれば特に制限されないが、通常、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩(I)に対して2重量倍以下である。
【0016】
かかる反応後に、反応混合物を分液することにより、一般式(II)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物を含む有機層が得られる。得られた有機層を濃縮して溶媒を留去することにより、(Z)−2−アミノチアゾール化合物を単離することができる。あるいは、(Z)−2−アミノチアゾール化合物を単離することなく、溶液のままでも問題なく次の反応に使用することができる。
【0017】
かくして一般式(II)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物が得られが、かかる(Z)−2−アミノチアゾール化合物としては、例えば、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ブテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘキセン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4−メチル−2−ペンテン酸n−ペンチル、
【0018】
(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヘプテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−4,4−ジメチル−2−ペンテン酸n−ペンチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸メチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸エチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−プロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸イソプロピル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸t−ブチル、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−オクテン酸n−ペンチルなどが挙げられる。
【0019】
本発明の原料である一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば特許第2618119号公報記載の方法により製造することができる。
本発明では、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の製造工程で得られた該酸付加塩を乾燥することなく用いることができ、かかる乾燥の省略により、目的とするZ体が不要なE体に異性化することを防ぎ、よりZ/E比の高い(Z)−2−アミノチアゾール化合物(II)を製造することができる。
【0020】
(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩を乾燥させることなく使用した場合には、(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の製造工程で使用した溶媒が反応混合物中に混入するが、かかる溶媒が混入しても問題なく本発明は実施できる。かかる溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、1−クロロブタン、クロロベンゼン、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、トリグライム等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、 N,N−ジメチルアセトアミド、 N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等のアミド類、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類などが挙げられる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、高純度が要求される医薬等の中間体として有用な(Z)−2−アミノチアゾール化合物(II)を、収率および純度よく得ることができ、工業的製造方法として極めて有利である。
【0022】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0023】
製造例1
公知の方法により製造した4−ブロモ−2−プロピリデンアセト酢酸メチルを含む1−クロロブタン溶液67.7kg(純分15.9kg、67.6mol)にアセトン22.3kgを加えて−15℃に冷却した溶液を毎分0.353kg(0.375L)と、チオ尿素5.46kg(71.7mol)をN,N−ジメチルホルムアミド22.5kgに溶かした溶液を毎分0.110kg(0.108L)とを、冷化工業株式会社製VIBRO MIXER(登録商標)(内容積0.19L)内に同時に注入し、反応混合物を攪拌混合しながら、VIBRO MIXERとそれに続いて連結された配管(内容積4.61L)内を、25℃で10分間かけて通過させた。得られた反応混合物を配管出口から連続的に抜き出し、予め−10℃以下に冷却しておいた1−クロロブタン20.7kg中に注入して冷却したのち、水11.1kgを加えて−10℃で分液し、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの臭化水素酸塩を含む水溶液61.7kgを得た。
上記の水溶液61.1kgにアセトン7.9kgおよび(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩0.03kgを加え、−10〜−5℃で35%塩酸12.6kg(121mol)を10時間かけて滴下したのち、同温度で2時間保温し、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩の結晶を含む反応混合物81.5kgを得た。
かくして得られた反応混合物2.2kgを−10〜−5℃で濾過した後、−10〜−5℃に冷却したアセトン1.3kgで洗浄して、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶0.22kgを得た。
得られた結晶中の(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩の含量は84.8重量%であった。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩の含量は0.15重量%であり、E/Z比は0.17/99.83であった。また、結晶中にはアセトン10.7重量%が含まれていたが、得られた結晶は乾燥させることなく、そのまま次工程に使用した。
【0024】
実施例1
8%炭酸ナトリウム水溶液250g(180mmol)およびトルエン197gの混合物を43℃に加熱し、これに製造例1で得られた(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶53.4g(Z体182mmol、E/Z比=0.17/99.83)を5℃以下に保温したまま5回に分けて20時間かけて加えた。同温度で更に30分間攪拌したのち反応混合物を分液し、得られた有機層を46−49℃、10.7kPaで4.5時間かけて部分濃縮して(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを含むトルエン溶液138gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルが28.0重量%(収率99.8%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの含量は0.04重量%であり、E/Z比は0.15/99.85であった。
【0025】
実施例2
製造例1に準じて製造した(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶75.2g(Z体含量67.8重量%、Z体205mmol、E/Z比=0.64/99.36、アセトン含量17.8重量%)を5℃以下に保温したまま、43℃に加熱した8%炭酸ナトリウム水溶液271g(205mmol)およびトルエン213gの混合物中に0.6時間かけて加えた。同温度で更に0.9時間攪拌したのち反応混合物を分液し、得られた有機層を部分濃縮して(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを含むトルエン溶液172gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルが25.0重量%(収率99.5%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの含量は0.11重量%であり、E/Z比は0.43/99.57であった。
【0026】
参考例1
製造例1に準じて製造した(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶108g(Z体含量79.7重量%、E/Z比=0.27/99.73、アセトン含量10.7重量%)を、25℃以下、67〜27kPaで13時間かけて乾燥させ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶97.6gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩が87.7重量%(乾燥収率99.0%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩の含量は1.1重量%であり、E/Z比は1.22/98.78であった。
【0027】
実施例3
特許第2618119号公報記載の方法に準じて製造した(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶14.02g(Z体含量88.7重量%、Z体50.0mmol、E/Z比=1.44/98.56)を30℃以下に保ち、35℃に加熱した8%炭酸ナトリウム水溶液69.5g(52.5mmol)およびトルエン54.7gの混合物中に、1時間かけて加えた。反応混合物を40℃で更に15分間攪拌したのち分液し、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを含むトルエン溶液67.4gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルが15.8重量%(収率100%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの含量は0.23重量%であり、E/Z比は1.44/98.56であった。
【0028】
実施例4
35℃に加熱した30%リン酸水溶液35.9g(110mmol)、28%水酸化ナトリウム水溶液31.4g(220mmol)およびトルエン54.7gの混合物中に、特許第2618119号公報記載の方法に準じて製造した(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶14.02g(Z体含量88.7重量%、Z体50.0mmol、E/Z比=1.44/98.56)を30℃以下に保ちながら1時間かけて加えた。反応混合物を40℃で更に15分間攪拌したのち分液し、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを含むトルエン溶液67.1gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルが15.8重量%(収率99.9%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの含量は0.24重量%であり、E/Z比は1.50/98.50であった。
【0029】
比較例1
特許第2618119号公報記載の方法に準じて製造した(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチル塩酸塩を含む結晶6.22g(Z体含量88.1重量%、Z体22.0mmol、E/Z比=1.04/98.96)をトルエン22.1gに懸濁させて35〜40℃に加熱し、7%炭酸水素ナトリウム水溶液45g(37.5mmol)を2回に分けて2時間おきに10分間かけて加えた。同温度で反応混合物を分液し、得られた有機層を濃縮して(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルを含む粗生成物5.19gを得た。これを高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルが67.4重量%(収率74.8%)含まれていた。(E)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ペンテン酸メチルの含量は3.8重量%であり、E/Z比は5.34/94.66であった。
Claims (3)
- 下記一般式(I)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の酸付加塩の製造工程において、析出した該酸付加塩を分離し、必要により洗浄することにより得られる該酸付加塩を乾燥することなく、別途調製した、塩基の水溶液とハロゲン化C1−C3脂肪族炭化水素を除く有機溶媒との混合液へ、添加することを特徴とする下記一般式(II)で示される(Z)−2−アミノチアゾール化合物の製造方法。
一般式(I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜5のアルキル基を示し、Yはハロゲン原子、−OSO3H、または−OPO(OH)2を示す。mは一般式HYで示される無機酸の価数を示し、nは1または2を示す。)
一般式(II)
(式中、R1およびR2はそれぞれ前記と同じ意味を示す。) - 塩基が、アルカリ金属の炭酸塩または炭酸水素塩である請求項1に記載の製造方法。
- Yが、塩素原子もしくは臭素原子またはこれらの混合物であり、mおよびnがそれぞれ1である請求項1または2に記載の製造方法。
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