JP4201393B2 - 内視鏡の配管分岐部 - Google Patents

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/22Arrangements of medical sensors with cables or leads; Connectors or couplings specifically adapted for medical sensors
    • A61B2562/225Connectors or couplings
    • A61B2562/226Connectors or couplings comprising means for identifying the connector, e.g. to prevent incorrect connection to socket

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  • Endoscopes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、処置具挿通チャンネルが吸引チャンネルとして兼用される内視鏡の配管分岐部に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の処置具挿通チャンネルと吸引チャンネルは、共に相当な太さが必要なため、別々に設けると挿入部が非常に太くなって患者に大きな苦痛を与えることになり、又兼用しても大きな不便は生じないことから、ほとんどの内視鏡において兼用されている。
【0003】
そこで、一般には、処置具挿通チャンネルの基端が接続されるチャンネル接続管と吸引管が接続される吸引接続管とが分岐して設けられた分岐ユニットが、内視鏡操作部内に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
多種少量生産品である内視鏡は、多数の機種において同じ操作部を共用しているが、処置具挿通チャンネルは内視鏡のスペックに合わせて各種の径のものが用いられるので、分岐ユニットは、それに接続される処置具挿通チャンネルの径に適合するチャンネル接続管が設けられたものを選択して使用しなければならない。
【0005】
しかし、僅かに径が相違するだけのチャンネル接続管は一見しただけではほとんど区別することができないため、組み立て時に部品を誤って選択してしまい、後日になって水漏れ事故等を起こす可能性があった。
【0006】
そこで本発明は、処置具挿通チャンネルが吸引チャンネルとして兼用される内視鏡において、処置具挿通チャンネルの径に合わない不適切なチャンネル接続管を誤って選択する組み立てミスを防止することができる内視鏡の配管分岐部を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の配管分岐部は、処置具挿通チャンネルの基端が接続されるチャンネル接続管と吸引管が接続される吸引接続管とが分岐して設けられた分岐ユニットを構成する部品に、その分岐ユニットに接続されるべき処置具挿通チャンネルの径に対応して相違する識別マークを付したことを特徴とする。
【0008】
なお、上記分岐ユニットを構成する部品のうち、接続される処置具挿通チャンネルの径によって相違する部品の各々に上記識別マークが付されているとよく、上記識別マークのうち少なくとも一つは、上記分岐ユニットがユニット状態に組み立てられた状態において目視できる位置にあるとよい。
【0009】
また、上記識別マークのうち少なくとも一つは、上記分岐ユニットが取り付けられるべき部材に取り付けられた状態において目視できる位置にあるとよい。
なお、上記識別マークは、処置具挿通チャンネルの径に対応して形状、個数又は色が相違するものであってもよく、上記識別マークは、処置具挿通チャンネルの径を表示する数字又は記号であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は内視鏡を示しており、先端部分に対物光学系等を内蔵した挿入部2の基端が操作部1に連結されている。
【0011】
処置具を挿通させるための処置具挿通チャンネル3は、四フッ化エチレン樹脂製チューブ等で形成されて、挿入部2内に全長にわたって挿通配置されており、その先端は挿入部2の先端において開口している。
【0012】
処置具挿通チャンネル3の基端側は、操作部1の下端部付近に突出して取り付けられた処置具挿入口金4に連通接続されている。4aは、処置具が差し込まれる処置具挿入口である。
【0013】
操作部1には、処置具挿通チャンネル3を通じて吸引動作を行うための吸引操作弁6等が設けられており、吸引操作弁6に接続された吸引チューブ5が、操作部1内の処置具挿入口金4の奥の位置で、処置具挿通チャンネル3の基端部に分岐接続されている。
【0014】
図3は、処置具挿通チャンネル3の基端部と吸引チューブ5との分岐接続部を示している。11は、処置具挿通チャンネル3の基端部と吸引チューブ5とを分岐接続するために、操作部1の下端部内に配置された金属製の分岐本体である。
【0015】
分岐本体11には、処置具挿入口4aから差し込まれた処置具が通過する真っ直ぐな貫通孔11aと、その中間部分に側方からT字状に連通する分岐孔11bとが形成されている。
【0016】
そして、貫通孔11aの一端側の開口部には、処置具挿通チャンネル3の基端を接続固着するためのチャンネル接続管13がチャンネル繋ぎパイプ12を介して接続固着され、分岐孔11bの開口端部には、吸引チューブ5を接続固着するためのチューブ繋ぎパイプ14が接続固着されている。
【0017】
そして、チャンネル接続管13は処置具挿通チャンネル3の基端に差し込まれて、緊縛及び接着によって両者が固着され、チューブ繋ぎパイプ14は吸引チューブ5に差し込まれて、緊縛及び接着によって両者が固着されている。
【0018】
分岐本体11は、操作部1の壁部に斜め上方に向けて貫通形成された孔16を臨む位置に配置されている。なお、分岐本体11は孔16内に入り込まない形状寸法に形成されている。
【0019】
孔16には、円筒状の処置具通過口金20が外側から嵌挿されており、その外側(孔16の外端側)に処置具挿入口金4が押さえナット21で操作部1に押圧固定されている。
【0020】
処置具通過口金20の軸線位置には処置具通過孔24が真っ直ぐに貫通形成されており、処置具挿入口金4の処置具挿入口4aから差し込まれた処置具は、処置具通過口金20と分岐本体11とに真っ直ぐに連通するように形成された孔24,11aを通って、処置具挿通チャンネル3内に導かれる。
【0021】
処置具通過口金20は奥側の端部で分岐本体11と螺合しており、孔16内に外側から差し込んで分岐本体11と螺合させることにより奥へ引き込まれ、口元側に突設されたフランジ部20aが孔16に形成された段部に当接する状態になって操作部1に固定される。22、26及び28はシール用のOリングである。
【0022】
このように構成された処置具挿通チャンネル3の基端部と吸引チューブ5との分岐接続部において、チャンネル接続管13が接続されたチャンネル繋ぎパイプ12とチューブ繋ぎパイプ14とが予め分岐本体11に接続固着されて分岐ユニット10が形成されている。
【0023】
分岐ユニット10としては、図4に示されるように、例えば内径が1.8mmの処置具挿通チャンネル3が接続されるのに適した分岐ユニット10Aと、内径が1.2mmの処置具挿通チャンネル3が接続されるのに適した分岐ユニット10Bとが、組み立て時に内視鏡の機種によって選択使用される。
【0024】
二種類の分岐ユニット10A,10Bでは、チャンネル接続管13(13A,13B)の径、チャンネル繋ぎパイプ12(12A,12B)の径、及び分岐本体11(11A,11B)の孔径が相違するが、図4に示されるように外観的には両ユニット10A,10Bは非常に見分けにくい。
【0025】
そこで、図1に示されるように、二種類の分岐ユニット10A,10B間で相違する各部品(13A,13B,12A,12B,11A,11B)に、外見的にはっきりと相違する識別マーク40(40A,40B)が付されている。
【0026】
すなわち、この実施の形態においては、1.8mm用の分岐ユニット10Aを構成するための部品には外面に二本の平行溝40Aが形成され、1.2mm用の分岐ユニット10Bを構成するための部品には外面に一本の溝40Bが形成されている。
【0027】
したがって、分岐ユニット10を組み立てる際には、二種類の分岐ユニット10A,10B間で相違する各部品(13A,13B,12A,12B,11A,11B)を、溝40A,40Bの本数で区別して、誤りなく選択使用することができる。
【0028】
処置具挿通チャンネル3は、組立時に、操作部1と挿入部2とが連結されてから分岐ユニット10のチャンネル接続管13に対して接続される。そこでチャンネル接続管13の部分は、図3に示されるように、操作部1に対して着脱容易なカバー1aの内側に配置されている。
【0029】
したがって、図5に示されるように、分岐ユニット10が操作部1内に組み付けられた後でも、カバー1aが取り付けられていなければ、チャンネル接続管13に付された識別マーク40は操作部1の外部から直接目視することができ、どのサイズの処置具挿通チャンネル3と接続されるべきものかを容易に確認することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば識別マーク40として処置具挿通チャンネル3の径に対応して形状又は色を相違させたマークを用いてもよく、図6に示されるように、識別マーク40が、処置具挿通チャンネル3の径を表示する数字又は記号等であってもよい。
【0031】
また分岐ユニット10は、処置具挿通チャンネルの径によって3種類以上になっても、識別マーク40で識別可能であれば何種類になってもさしつかえない。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、チャンネル接続管と吸引接続管とが分岐する分岐ユニットを構成する部品に、その分岐ユニットに接続されるべき処置具挿通チャンネルの径に対応して相違する識別マークを付したことにより、処置具挿通チャンネルの径に合わない不適切なチャンネル接続管を誤って選択する組み立てミスを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の分岐ユニットの側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の分岐接続部の側面断面図である。
【図4】分岐ユニットの側面図である。
【図5】分岐ユニットが操作部内に組み付けられた状態の外観図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の分岐ユニットの側面図である。
【符号の説明】
1 操作部
3 処置具挿通チャンネル
5 吸引チューブ
10(10A,10B) 分岐ユニット
11(11A,11B) 分岐本体
12(12A,12B) チャンネル繋ぎパイプ
13(13A,10B) チャンネル接続管
14 チューブ繋ぎパイプ
40(40A,40B) 識別マーク

Claims (9)

  1. 処置具挿通チャンネルの基端が接続されるチャンネル接続管と吸引管が接続される吸引接続管とが分岐して設けられた分岐ユニットを構成する部品に、その分岐ユニットに接続されるべき処置具挿通チャンネルの径に対応して相違する識別マークされた内視鏡の配管分岐部であって、上記操作部に取り付けられた外装カバーで囲まれた領域に上記識別マークが配置されていることを特徴とする内視鏡の配管分岐部。
  2. 上記分岐ユニットを構成する部品のうち、接続される処置具挿通チャンネルの径によって相違する部品の各々に上記識別マークが付されている請求項1記載の内視鏡の配管分岐部。
  3. 上記識別マークのうち少なくとも一つは、上記分岐ユニットがユニット状態に組み立てられた状態において目視できる位置にある請求項2記載の内視鏡の配管分岐部。
  4. 上記識別マークのうち少なくとも一つは、上記分岐ユニットが取り付けられるべき部材に取り付けられた状態において目視できる位置にある請求項1、2又は3記載の内視鏡の配管分岐部。
  5. 上記識別マークは、処置具挿通チャンネルの径に対応して形状、個数又は色が相違するものである請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の配管分岐部。
  6. 上記識別マークは、処置具挿通チャンネルの径を表示する数字又は記号である請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の配管分岐部。
  7. 上記外装カバーが上記操作部に対し着脱自在に設けられている請求項1ないし6のいずれかの項に記載の内視鏡の配管分岐部。
  8. 上記分岐ユニットを構成する部材のうち上記チャンネル接続管に必ず上記識別マークが付されている請求項1ないし7のいずれかの項に記載の内視鏡の配管分岐部。
  9. 上記識別マークが、上記チャンネル接続管の外周に周方向に直接形成された溝である請求項8記載の内視鏡の配管分岐部。
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