JP4198141B2 - 屋上の断熱工法 - Google Patents
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Description
このような、屋上の断熱構造としては、軽量であること、長期にわたって劣化しないこと、また、雨や雪に対する防水処理、あるいは、防水工事が容易に実施できること等が要求される。そして、勿論、価格が安いことが要求される。
また、建物全体の断熱を向上すべくパラペットをふくめて屋上の断熱をおこなうことも、本発明の目的である。
建物本体の屋上基礎部材の上に配設される第1断熱層と、第1断熱層の上に積層される第2断熱層を含み、
第1断熱層がEPSで形成され、
第2断熱層は上面に加熱溶融したアスファルトを塗布可能な耐熱性を有する材料で形成される、ことを特徴とする屋上外断熱構造が提供される。
請求項2の発明では第2断熱層は硬質ウレタン材から成る。
請求項3の発明では第2断熱層の上にアスファルトを加熱溶融して形成される防水層が積層され、請求項4の発明では第2断熱層の上に、アスファルトシートを積層し、その上にアスファルトを加熱溶融して形成される防水層が積層される。
請求項5の発明では、EPSで形成される第1断熱層内の湿気を大気中に放出させるための透湿装置を有する。請求項6の発明では、透湿装置が、第1筒部と、第1筒部の上部に螺合されて上方に延伸する第2筒部と、第1筒部の外周に取り付けられるフランジ部と、フランジ部の下側において第1筒部に取り付けられて下方に延伸する複数の脚部と、第2筒部の頂部の上方に隙間を介して覆う傘部と、を含み、
第1筒部が、EPSで形成される第1断熱層に上面から所定の深さ侵入するように形成され、該第1断熱層に侵入する部分には複数の孔が形成されており、
脚部が第2断熱層と第1断熱層を通って屋上基礎部材の上面に達するように形成され、
フランジ部が第2断熱層の上にあるように形成されている。
該パラペットを、パラペットの内側垂直面から上面を通り外側垂直面に到るまで連続して被うパラペット断熱材を備え、
パラペット断熱材の内側の下端部が、屋上の平面部を覆うように設けられている断熱材と接合され、
パラペット断熱材は外側の下端部が、建物の側壁を外側から断熱するように側壁の外側に付設されている側壁外断熱部材と接合されているようにすれば、パラペット部分も断熱がおこなわれるので建物全体の断熱性が向上する。
その場合に、パラペット断熱材の上端部の外側面が、側壁外断熱部材の外側面よりも外側に張り出すように形成すれば、降雨時に壁面を伝って水が流れるのが防止されて壁面の染み汚れの発生を防止することができる。
さらに、パラペット断熱材の頂面が内側に向けて傾斜させれば、寒冷地での氷柱の発生を防止することができる。
また、パラペット断熱材の外側を防水材で被ったり、または、パラペットとパラペット断熱材の間に防水材を介装することも好ましい。
好ましくは、パラペット断熱材が複数の部分に分割したものを接合して形成されている。
図1において、10は建物本体の、例えば、コンクリート製の屋上基礎部材である。この屋上基礎部材10の上に、接着剤5を介してEPS材で形成された第1断熱層11が積層されている。第1断熱層11の上には接着剤5を介して硬質ウレタン材で形成される第2断熱層12が積層されている。第1断熱層11の厚さは約30〜150mmとされ、第2断熱層12の厚さは第1断熱層2の略半分の約15〜75mmとされている。
硬質ウレタンは耐熱性が高いので上記のように直接その上にアスファルトを加熱溶融することも可能ではあるが、加熱温度が高いので不均一になりやすい。
透湿装置40は円筒形の第1筒部41と円筒形の第2筒部42を有する。第1筒部41の上部の内側と、第2筒部42の下部の外側にはねじが切って相互に螺合している。第1筒部41の外周にはドーナツ型円板状のフランジ部43が取り付けられており、フランジ部43の下側において下方に延伸する複数の脚部44が取り付けられている。さらに、第2筒部42の頂部からは複数の腕45が延伸し、腕45により傘部46が、第2筒部42の頂部を隙間を介して覆うように、支持されている。
図4において20は建物本体の垂直壁部材であり、垂直壁部材20の上にパラペット30が垂直壁部材20と同じ材料で延長して形成されている。パラペット30の周囲には、パラペット30の内側垂直面から上側面を通り外側垂直面に達するパラペット断熱材31が接着剤5により付設されている。このパラペット断熱材31はEPSで形成されている。
また、現場の状況に応じて内側のパラペット断熱材31を点線Bで示すように分割してもよい。
11 第1断熱層(EPS)
12 第2断熱層(硬質ウレタン)
13 防水層(アスファルト)
13’ アスファルトシート
20 垂直壁部材
21 垂直壁断熱材(EPS)
30 パラペット
31 パラペット断熱材(EPS)
31a (パラペット断熱材の)頂面
31b (パラペット断熱材の)側面
32 防水層
33 防水層
40 透湿装置
41 第1筒部
41a 穴
42 第2筒部
43 フランジ部
44 脚
45 腕
Claims (6)
- 建物の屋上を外側から断熱する屋上外断熱構造であって、
建物本体の屋上基礎部材の上に配設される第1断熱層と、第1断熱層の上に積層される第2断熱層を含み、
第1断熱層がEPSで形成され、
第2断熱層は上面に加熱溶融したアスファルトを塗布可能な耐熱性を有する材料で形成される、
ことを特徴とする屋上外断熱構造。 - 第2断熱層は硬質ウレタン材から成る、ことを特徴とする請求項1に記載の屋上外断熱構造。
- 第2断熱層の上にアスファルトを加熱溶融して形成される防水層が積層される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の屋上外断熱構造。
- 第2断熱層の上に、アスファルトシートを積層し、その上にアスファルトを加熱溶融して形成される防水層が積層される、ことを特徴とする請求項3に記載の屋上外断熱構造。
- EPSで形成される第1断熱層内の湿気を大気中に放出させるための透湿装置を有する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の屋上外断熱構造。
- 透湿装置が、第1筒部と、第1筒部の上部に螺合されて上方に延伸する第2筒部と、第1筒部の外周に取り付けられるフランジ部と、フランジ部の下側において第1筒部に取り付けられて下方に延伸する複数の脚部と、第2筒部の頂部の上方に隙間を介して覆う傘部と、を含み、
第1筒部が、EPSで形成される第1断熱層に上面から所定の深さ侵入するように形成され、該第1断熱層に侵入する部分には複数の孔が形成されており、
脚部が第2断熱層と第1断熱層を通って屋上基礎部材の上面に達するように形成され、
フランジ部が第2断熱層の上にあるように形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の屋上外断熱構造。
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