JP4197063B2 - 廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃プラスチックから塩化水素、塩素ガス等を除去して、例えば、燃料等として使用する脱塩素燃料化工程において、生成された排ガスを洗浄処理する湿式アルカリ処理装置からの洗浄排水処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記排ガスの洗浄排水中には、非常に高い濃度のノルマルへキサン抽出成分、COD成分及びその他の混濁成分が含まれ、従来の薬品添加による前記各成分の酸化、還元及び/または凝集処理技術では、前記ノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及びその他の混濁成分の濃度を、排水の放流規制値以下にすることは極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記事情に鑑み、廃プラスチックの脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水中に含まれる高濃度で、しかも性状変動の激しいノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及びその他の混濁成分を、有効かつ連続的に除去できる処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、洗浄排水中の不飽和化合物を酸化及び飽和させてCOD成分濃度を低減させると同時に疎水性混濁成分とノルマルヘキサン抽出成分を微細気泡表面に付着浮上させて回収する曝気工程、硫酸を加えてpH値を調整した後、硫酸第一鉄を加えて残存疎水性混濁成分をミクロフロック化する工程、アルカリ添加によるpH値調整工程、高分子凝集助剤による前記ミクロフロック化された疎水性混濁成分を凝縮させる工程、凝集された前記疎水性混濁成分を沈殿分離する工程及び残存するノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及び親水性ゾルを活性炭により吸着除去する工程と、からなる廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理方法である。
【0005】
この請求項1の処理方法によれば、前記ノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及び疎水性混濁物質を有効に除去することができる。
【0006】
請求項2は、洗浄排水が供給される曝気槽及びその水面に設けられた浮上物質の回収装置、前記曝気槽から浮上物質が除去された前記洗浄排水が順次供給される硫酸及び硫酸第一鉄供給自在の反応槽、アルカリ供給自在のpH調整槽、高分子凝集助剤供給自在の凝集槽、沈殿槽、及び活性炭槽と、からなる廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置である。
【0007】
この請求項2の処理装置によれば、ノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及びその他の疎水性混濁成分を連続的に除去することができる。
【0008】
請求項3は、前記浮上物質の回収装置にエマルジョンブレ−カ−が接続され、疎水性混濁成分及びノルマルヘキサン抽出成分と洗浄排水(水分)を分離するとともに、疎水性混濁成分及びノルマルヘキサン抽出成分を除去し、水分を前記曝気槽に戻す前記請求項2に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置である。
【0009】
この請求項3の処理装置によれば、浮上物質にとして回収された疎水性混濁成分及びノルマルヘキサン抽出成分が、油分として分離されて外部に排出処理され、前記浮上物質に混じって回収された洗浄排水(水分)は、曝気槽に戻されるため、未処理の洗浄排水が外部に排出されることがない。
【0010】
請求項4は、前記曝気槽と前記反応槽間に計量槽を介在させた前記請求項2又は3に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置である。
【0011】
この請求項4の処理装置によれば、反応槽に対する洗浄排水の供給量を一定に保つことができる。したがって反応槽に対する洗浄排水の一定供給量に対して、必要とする正確な量の硫酸及び硫酸第一鉄を供給して、前記洗浄排水の酸性度制御及びミクロフロック化を、有効に行うことができる。
【0012】
請求項5は、前記沈殿槽と前記活性炭槽間に砂濾過槽を介在させた前記請求項2、3又は4に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置である。この請求項5の処理装置によれば、後に続く前記活性炭槽内の高価な活性炭の吸着性能の寿命を延長させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置のフローチャート、図2は、廃プラスチックの脱塩燃料化装置の一部を破断した平面図、図3は、図2の3−3線矢視断面図、図4は、前記廃プラスチックの脱塩素燃料化装置を含む廃プラスチックの脱塩素燃料化プラントの一例を示すフローチャートである。
【0014】
図4において、31は、廃プラスチックの溶融及び減容効率を上げるための破砕機、32は、前記破砕された廃プラスチックを定量供給機33へ搬送するスクリューコンベア、34は、前記定量供給機33で定量化された前記破砕プラスチックを、廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61の廃プラスチック投入用のホッパー66へ搬送及び投入するコンベア、69は、ギアボックス、Mは、駆動装置である。
【0015】
また、35は、内部にバーナが設けられ、前記廃プラスチック脱塩素燃料化装置61へ無酸素炭酸ガスリッチの燃焼ガスを供給する熱風発生炉、36は、前記熱風発生炉35に設けられた送風ファン、37は、熱風発生炉用燃料タンク、38は、熱風制御用ダンパーである。
【0016】
さらに、39、40、は前記脱塩素燃料化装置61で脱塩素炭化された廃プラスチックを搬出するコンベア、41は、脱塩素炭化された廃プラスチック、42は前記廃プラスチック脱塩素燃料化装置61の、後述する熱風加熱室63に接続されたガス排出管、43は、排ガス脱臭装置、44は、排ガスの湿式アルカリ処理装置、45は、排ガス洗浄中和液の苛性ソーダ収容タンク、46、46、46は、それぞれポンプ、47、48は、排気ファン、49は、デミスター、50は、バグフィルタ、51は、廃液タンクである。
【0017】
前記構成の廃プラスチックの脱塩素燃料化プラントにおいては、廃プラスチックが、前記破砕機31で細かに破砕され、前記スクリューコンベア32によって、前記定量供給機33へ搬送される。
【0018】
そして、定量化された廃プラスチックが、前記廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61に供給されて脱塩素炭化処理が施され、該脱塩素炭化処理が施された廃プラスチック41が、前記廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61から排出及び固形化されて、前記コンベア39、40によって搬出される。
【0019】
なお、後述する前記廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61の熱風加熱室63から、加熱された燃焼ガスとともに排出される熱分解により生成された塩化水素や塩素ガス等は、前記ガス排出管42から前記排ガス脱臭装置43及び前記湿式アルカリ処理装置44等に導かれ、脱臭及び中和処理等を経て大気に排出される。
【0020】
図2及び図3には、廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61の一例が示されている。同図中、62は、圧送部、63は、該圧送部62の先端を閉塞する区画壁64を介して設けられた熱風加熱室である。
【0021】
前記圧送部62は、断面眼鏡形の中空部を有するケーシング65、その上部に設けられた前記破砕された廃プラスチック投入用のホッパー66、及び投入された廃プラスチックを、前記区画壁64に向けて圧縮しつつ移送する、二本の圧縮スクリュー67、68で構成されている。
【0022】
さらに、前記二本の圧縮スクリュー67、68の回転軸67a、68aが、前記ギアボックス69内に延長支持され、該ギアボックス69内において、前記回転軸67a、68aに歯車70、71が設けられ、それぞれ噛み合わされる。
【0023】
そして前記回転軸67a、68aの一方、図示の場合、右側の回転軸68aが、前記ギアボックス69から突出させられ、減速機等を介して油圧モータや電動機等の、前記駆動装置Mと連結される。
【0024】
つぎに、前記熱風加熱室63は、箱形に構成され、前記熱風発生炉35からの前記燃焼ガスを内部に供給する供給口72、及び前記ガス排出管42が連結される排出口73が、右側面に設けられる。
【0025】
図示の実施の形態では、前記熱風加熱室63内に供給された熱風の有する熱量を、無駄にすることなく有効利用するため、前記熱風加熱炉63内に後述する穴あき管75に交差して熱風を循環させる、区画ガイド板74が、設けられている。
【0026】
すなわち、図2及び図3に示すごとく、前記熱風加熱室63内の略中央部に、連通部Sをあけて前記区画ガイド板74を設け、該区画ガイド板74で区画された一方(下流)の隔室63a及び他方(上流)の隔室63bの前記連通部Sと反対側側面に、それぞれ前記熱風の供給口72及び排出口73を設け、前記熱風発生炉35から前記供給口72に供給された熱風が、前記一方の隔室73aから前記他方の隔室73bに循環するように構成されている。なお、前記区画ガイド板74は、一枚に限らず、適数枚、交互に設けて熱風を蛇行させるように構成してもよい。
【0027】
つぎに、前記区画壁74を貫通及び前記熱風加熱室63内をほぼ水平に横断して、周囲に適数の穴76を有する適数の穴あき管75が設けられる。なお、図示の実施の形態のごとく、前記熱風加熱室63内に前記区画ガイド板74を設けた場合には、該区画ガイド板74にも、前記穴あき管75が貫通させられる。
【0028】
さらに、前記穴あき管75のそれぞれ内周面に、凹凸状のスプライン75bを施すと、内部を通過する廃プラスチックの加熱面積が増大され、加熱効率が向上させられ、熱分解が迅速且つ効率的に行われる。
【0029】
前記構成の廃プラスチックの脱塩素燃料化装置61において、廃プラスチックが、前記圧送部62の上部に設けられた前記ホッパー66から投入される。投入された前記廃プラスチックは、前記二本の圧縮スクリュー67、68の回転によって、前記区画壁64に強く押圧され、同時に擦られ、さらに摩擦熱によって溶融される。
【0030】
さらに、前記溶融とともに、前記各穴あき管75内に圧入され、前記熱風加熱室63内において、130〜360℃に加熱された前記穴あき管75内を進行させられ、それぞれの廃プラスチックの熱分解温度において熱分解が行われ、分解された塩化水素、塩素ガス等が、前記穴あき管75の前記穴76から排出させられる。
【0031】
そして前記熱分解により生成された前記塩化水素、塩素ガス等は、熱風加熱室63内に供給された燃焼ガスとともに、前記排出口73から前記脱塩素燃料化プラントの前記ガス排出管42を介して、前記排ガス脱臭装置43及び前記湿式アルカリ処理装置44等へ供給されて、清浄化されて大気に放出される。一方、前記加熱による熱分解により、塩化水素、塩素ガス等が除去された前記脱塩素炭化処理が施された廃プラスチック41は、前記穴あき管75の先端部75aから排出される。
【0032】
本発明は、前記湿式アルカリ処理装置44からの、洗浄排水の処理方法及び装置、具体的には、前記洗浄排水からノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及びその他の混濁成分を除去する方法及び装置に関する。
【0033】
以下に、図1に基づいて本発明一実施の形態の装置を説明する。図中、Aは、前記洗浄排水の供給管、1は、曝気槽である。該曝気槽1内の底部には、ブロワ2からの空気配管3が配設され、気泡により、前記洗浄排水の供給管Aから供給された洗浄排水の曝気が行われるように構成されている。
【0034】
つぎに、前記曝気槽1の水面には、ノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分等の浮上物質の回収装置4が設けられる。なお、図面実施の形態では、前記浮上物質の回収装置4を構成するポンプ5に、エマルジョンブレーカー6が連結されている。
【0035】
該エマルジョンブレーカー6は、前記回収装置4によって回収されたノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分と、水分を、分離し、分離したノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分を、配管7を介して回収槽8に導き、さらにポンプ9により外部に排出して適宜処理するとともに、分離された洗浄排水(水分)を、配管10を介して前記曝気槽1に戻す。
【0036】
図中11は、計量槽であり、前記曝気槽1から水中ポンプ12により揚水された、前記洗浄排水の所定量以上の分を、配管13を介して前記曝気槽1に循環させる。そして、前記計量槽11から一定量の洗浄排水が、配管14を通して反応槽15に供給されるように構成されている。さらに、該反応槽15には、硫酸第一鉄槽16及び硫酸槽16aから、それぞれ硫酸第一鉄及び硫酸が、供給自在に構成されている。
【0037】
さらに前記反応槽15の下流側に隣接させて、該反応槽15からの処理水が流れ込む、pH調整槽17が、設けられる。図面実施の形態では、底部を開放した堰18を介して、前記pH調整槽17が、前記反応槽15に隣接して設けられている。そして、前記pH調整槽17には、アルカリ槽19から、アルカリ、具体的には苛性ソーダが、供給自在に構成される。
【0038】
さらに、前記pH調整槽17の下流側に隣接させて、該pH調整槽17からの処理水が流れ込む、凝集槽20が設けられる。図面実施の形態では、上端を低くした堰21を介して、前記凝集槽20が、前記pH調整槽17の下流側に隣接して設けられている。そして、前記凝集槽20には、ポリマー槽22から、高分子凝集助剤が供給自在に構成される。
【0039】
前記のごとく、図面実施の形態では、前記反応槽15、前記pH調整槽17及び前記凝集槽20への処理水の流れを、ポンプを使用せずに、前記堰18及び21を設けて、液面差を利用している。したがって、ポンプが不要であり経済的であるとともに、ポンプの故障等に伴う、処理工程中断のおそれもない。
【0040】
さらに前記凝集槽20からの処理水が、配管23を介して沈殿槽24に供給される。該沈殿槽24は、漏斗状底部を有し、下端に排水ポンプ25が連結され、適時に沈殿物を排出できるように構成されている。
【0041】
なお、図面実施の形態では、前記沈殿槽24の上澄みを、直接活性炭槽30に導入することなく、好ましい実施の形態として、配管26を介して揚水槽27に導入し、さらに、揚水ポンプ28により砂濾過槽29に導入した後に、最終装置である前記活性炭槽30に導入し、排出管Bから放流される構成になっている。
【0042】
前記の装置においては、前記曝気槽1において、曝気により、洗浄排水中の不飽和有機化合物が酸化及び飽和させられて、COD成分濃度が低減させられ、水面には、ノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分が浮上させられ、該ノルマルヘキサン抽出成分が、油分として、及び疎水性混濁成分の大部分が、前記回収装置4によって回収され、前記ポンプ5を介して前記エマルジョンブレーカー6に導かれる。
【0043】
そして、ノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分と同時に回収された洗浄排水が分離され、分離されたノルマルヘキサン抽出成分及び疎水性混濁成分が、前記配管7を介して前記回収槽8に供給され、さらに、前記ポンプ9により外部に排出され、分離された洗浄排水は、前記曝気槽1に戻される。
【0044】
つぎに、前記曝気槽1の処理水が、前記水中ポンプ12によって前記計量槽11に供給され、さらに、前記配管14を介して前記反応槽15に供給される。そして該反応槽15内に、前記硫酸槽16aから適量の硫酸が供給され、pH値が、4.0〜7.0の酸性度に調整され、さらに、前記硫酸第一鉄槽16から硫酸第一鉄が加えられて、処理水中に残存する疎水性混濁成分が、ミクロフロック化される。
【0045】
つぎに、前記反応槽15の処理水が、前記堰18の下方を通って、前記pH調整槽17に流れ込む。そして該pH調整槽17内に前記アルカリ槽19から適量の苛性ソーダが供給されて、pH値が調整され、さらに、pH調整槽17の処理水が、前記堰21の上方から前記凝集槽20に流れ込む。そして該凝集槽20内に、前記ポリマー槽22から適量の高分子凝集助剤が供給され、前記ミクロフロックが凝集される。
【0046】
その後、前記凝集槽20の処理水が、前記配管23を介して前記沈殿槽24に供給され、凝集された疎水性混濁成分が沈殿分離させられる。そして前記沈殿槽24の上澄みが、前記配管26を介して、前記揚水槽27に導かれ、さらに、前記ポンプ28によって、前記砂濾過槽29に導入される。
【0047】
そして、該砂濾過槽29の砂間を通過させられた濾過水が、前記活性炭槽30に導入され、微量に残存しているノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及び親水性ゾルが吸着除去され、前記排出管Bから放流される。
【0048】
【発明の効果】
前記本発明の処理方法によれば、脱塩素燃料化工程で生成されたガスの洗浄排水中のノルマルヘキサン抽出成分、COD成分、その他の混濁成分を、有効に除去することができ、また、本発明の処理装置によれば、前記除去工程を、連続的に行うことがが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃プラスチック脱塩素炭工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置のフローチャートである。
【図2】廃プラスチックの脱塩炭化装置の一部を破断した平面図である。
【図3】図2の3−3線矢視断面図である。
【図4】図2に示した廃プラスチックの脱塩炭化装置を含む廃プラスチックの脱塩炭化処理プラントの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 曝気槽
4 回収装置
6 エマルジョンブレーカー
11 計量槽
15 反応槽
17 pH調整槽
20 凝集槽
24 沈殿槽
29 砂濾過槽
30 活性炭槽
Claims (5)
- 洗浄排水中の不飽和化合物を酸化及び飽和させてCOD成分濃度を低減させると同時に疎水性混濁成分とノルマルヘキサン抽出成分を微細気泡表面に付着浮上させて回収する曝気工程、硫酸を加えてpH値を調整した後、硫酸第一鉄を加えて残存疎水性混濁成分をミクロフロック化する工程、アルカリ添加によるpH値調整工程、高分子凝集助剤による前記ミクロフロック化された疎水性混濁成分を凝集させる工程、凝集された前記疎水性混濁成分を沈殿分離する工程、及び残存するノルマルヘキサン抽出成分、COD成分及び親水性ゾルを活性炭により吸着除去する工程と、からなることを特徴とする廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理方法。
- 洗浄排水が供給される曝気槽(1)及びその水面に設けられた浮上物質の回収装置(4)、前記曝気槽(1)から浮上物質が除去された前記洗浄排水が順次供給される硫酸及び硫酸第一鉄供給自在の反応槽(15)、アルカリ供給自在のpH調整槽(17)、高分子凝集助剤供給自在の凝集槽(20)、沈殿槽(24)、及び活性炭槽(30)と、からなることを特徴とする廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置。
- 前記浮上物質の回収装置(4)にエマルジョンブレ−カ−(6)が連結され、疎水性混濁成分及びノルマルヘキサン抽出成分と水分を分離するとともに、疎水性混濁成分及びノルマルヘキサン抽出成分を外部に排出し、水分を前記曝気槽(1)に戻す請求項2に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置。
- 前記曝気槽(1)と前記反応槽(15)間に計量槽(11)を介在させた請求項2又は3に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガスの洗浄排水処理装置。
- 前記沈殿槽(24)と前記活性炭槽(30)間に砂濾過槽(29)を介在させた請求項2、3又は4に記載の廃プラスチック脱塩素燃料化工程で生成された排ガス洗浄排水処理装置。
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