JP4196068B2 - 電力線通信方式用インターフェース装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器を電力線通信方式に対応させるための汎用の電力線通信方式用インターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、照明器具、空調設備及び電子錠装置等の電気をエネルギー源として稼動する機器と監視制御装置とを専用の通信線で通信可能に接続することによって、監視制御装置から機器を遠隔で監視及び制御する遠隔監視制御システムがある(例えば特許文献1参照)。そして、近年、機器に電力を供給するための電力線(電灯線)が建物内に既に配線されており、機器は必ずコンセント等を介してこの電力線に接続されることから、この電力線を伝送媒体に用いた電力線通信方式が開発され、実用段階に入りつつある。
【0003】
図18は、従来の電力線通信方式を利用した遠隔監視制御システムの構成を示す図である。図18において、電力線通信方式利用遠隔監視制御システム500は、電力線通信方式に対応した、電気をエネルギー源として稼動する装置である電力線通信方式対応機器501(501−A、501−B、501−C、・・・)と、各電力線通信方式対応機器501を監視及び制御するゲートウェイ装置11と、監視結果や制御状態の表示及び操作の入力を行うパネル10と、各電力線通信方式対応機器501に電力を供給すると共に、各電力線通信方式対応機器501及びゲートウェイ装置11間における通信信号の伝送媒体となる電力線14とを備えて構成される。ゲートウェイ装置11は、電力線通信方式による通信信号を所定の電力線通信方式対応機器501との間で送受信することによって電力線通信方式対応機器501の稼動状態を収集して稼動状態をパネル10に表示する。また、ゲートウェイ装置11は、パネル10から入力された操作指示に基づく操作指示の通信信号を必要に応じてプロトコル変換を行いながら操作指示対象の電力線通信方式対応機器501へ送信することによって、電力線通信方式対応機器501を操作指示通りの稼動状態となるように制御する。
【0004】
このような電力線通信方式を利用した遠隔監視制御システムに機器が対応するためには、電力線通信方式に対応したインターフェースを機器に備える必要があり、さらに、監視制御するためには、機器の種類に応じたプロパティ(属性)に関する情報も機器に備える必要がある。
【0005】
ここで、電力線通信方式を利用した遠隔監視制御システムに対応するインターフェースを機器が備えている場合には、機器をコンセントに接続するだけでこのような遠隔制御システムに組み込むことが可能である。しかしながら、機器がこのようなインターフェースを備えていない場合には、遠隔制御システムに組み込むことができない。そのため、電力線通信方式を利用した遠隔監視制御システムに対応していない機器をこのシステムに組み込むためのインターフェース装置が必要となる。
【0006】
例えば、特許文献2に記載のインターフェースユニットは、機器と接続を行うためのHA端子と、HA端子を介して送受信される機器を監視制御するための制御信号を信号処理する信号処理部と、電力線のコンセントに差し込むための差込接続部と、差込接続部を介して送受信される電力線通信方式の通信信号を信号処理する電力線信号処理部と、信号処理部及び電力線信号処理部を制御する制御部と、差込接続部を介して供給される電力を信号処理部、電力線信号処理部及び制御部に供給する電源部とを備えて構成され、JEM1427規格に対応した機器を電力線通信方式に対応させる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−109671号公報(図1等)
【特許文献2】
特開2002−164823号公報(図1等)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のインターフェースやインターフェースユニットでは、上述のように機器の種類に応じたプロパティの情報を記憶部に記憶させておく必要がある。そのため、従来のインターフェースやインターフェースユニットは、機器の種類に対応する固有な装置であり、汎用性に欠けるという問題があった。そして、汎用性に欠ける結果、機器の種類毎に応じて、製造企業は、インターフェースやインターフェースユニットを製造する必要があり、ユーザは、インターフェースユニットを購入する必要があった。
【0009】
また、機器がインターフェースユニットを介して電力線通信方式利用遠隔監視制御システムに接続される場合には、電力線通信方式の通信信号に対する信号処理がインターフェースユニットによって行われるため、監視制御装置は、機器がインターフェースユニットに接続されていない場合でも機器が接続されていると誤認する可能性があった。そのため、システムに存在しない機器に対して通信信号を送信する可能性があり、監視制御装置に無駄な負荷を掛けたり、無駄なトラフィックを生じさせたりする問題があった。さらに、機器のメンテナンス(保守作業)中等においては、機器を物理的にシステムから切り離すことなく、一時的に通信上切り離す(オフラインにする)必要もあった。
【0010】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みて為された発明であり、機器を電力線通信方式に対応させるための汎用の電力線通信方式用インターフェース装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に係る電力線通信方式用インターフェース装置は、機器との間で通信信号を送受信する機器通信処理部と、電力線との間で通信信号を送受信する電力線通信処理部と、プロパティ情報に仮想的な符号が予め設定された電力線通信方式のためのプロパティを記憶するプロパティ情報記憶部と、前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関する情報を前記仮想的な符号と対応付けた管理テーブルを作成する制御部と、前記作成した管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部とを備える。このような電力線通信方式用インターフェース装置では、プロパティのプロパティ情報に仮想的な符号を予め設定しているので、電力線通信方式の通信に対応することができる。さらに、プロパティのプロパティ情報が仮想的な符号であるためプロパティ情報が特定の意味を持っていないから、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。そして、管理テーブルを持っているので、仮想的な符号を電力線通信方式用インターフェース装置に接続された機器に合わせて後付けで意味付けを行うことができ、電力線通信方式用インターフェース装置を接続された機器に固有な電力線通信方式用インターフェース装置とすることができる。
【0012】
そして、請求項2では、請求項1に記載の電力線通信方式用インターフェース装置において、前記接続された機器に関する情報は、該機器の機能に関する情報と該機能の状態に関する情報である。このような電力線通信方式用インターフェース装置では、機器の機能に関する情報と該機能の状態に関する情報とを取り扱うことができるので、機器を遠隔で監視制御する遠隔監視制御システムに利用することができる。
【0013】
また、請求項3に係る電力線通信方式用インターフェース装置は、機器との間で通信信号を送受信する機器通信処理部と、電力線との間で通信信号を送受信する電力線通信処理部と、初期状態ではプロパティ情報に仮想的な符号が予め設定され、電力線通信方式のためのプロパティを記憶するプロパティ情報記憶部と、前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替える制御部とを備える。このような電力線通信方式用インターフェース装置では、制御部が接続された機器のプロパティに関する情報でプロパティを直接書き替えるので、電力線通信方式の通信に対応しつつ、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。このため、電力線通信方式用インターフェース装置を接続された機器に固有な電力線通信方式用インターフェース装置とすることができる。
【0014】
そして、請求項4では、請求項3に記載の電力線通信方式用インターフェースにおいて、前記プロパティは、該電力線通信方式用インターフェース装置の基本情報を格納する基本プロパティ及び前記仮想的な符号のプロパティ情報を格納する仮想プロパティとを備え、前記制御部は、前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想プロパティの前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替える。このような電力線通信方式用インターフェース装置は、制御部が接続された機器のプロパティに関する情報で仮想プロパティを直接書き替えるので、インターフェース装置の個性を残しつつ、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。
【0015】
さらに、請求項5では、請求項3又は請求項4に記載の電力線通信方式用インターフェース装置において、前記接続された機器に関するプロパティ情報での前記プロパティへの書き替えは、前記制御部が、前記接続された機器から送信された該機器に関するプロパティ情報を含む通信信号を、前記機器通信処理部を用いて受信し、該受信した通信信号から該機器に関するプロパティ情報を取り出して、該取り出した該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替える。このような電力線通信方式用インターフェース装置は、接続された機器に応じた固有なインターフェースとなる。
【0016】
また、請求項では、請求項3又は請求項4に記載の電力線通信方式用インターフェース装置において、前記接続された機器に関するプロパティ情報は、機器に関するプロパティ情報を登録したデータベースを備える管理サーバから取得する。このような電力線通信方式用インターフェース装置は、プロパティに登録すべき接続された機器のプロパティに関する情報をデータベースに蓄積するので、機器のプロパティに関する情報を一括集中管理することができる。
【0017】
さらに、請求項では、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の電力線通信方式用インターフェース装置において、前記制御部は、前記機器通信処理部を介して機器の接続を確認するための通信信号を送信した後に、一定時間内に該通信信号に対する応答がなかった場合には、前記電力線通信処理部を介しての通信を停止する。このような電力線通信方式用インターフェース装置は、通信を停止するので、電力線通信方式用インターフェース装置から機器が離脱された場合に電力線に接続される他の装置から通信信号を受信したとしても返信することがない。このため、他の装置は、確実に機器の離脱を認識することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。まず、本実施形態の構成について説明する。
【0019】
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムの構成を示す図である。図2は、第1の実施形態におけるインターフェースユニットの構成を示す図である。図3は、第1の実施形態におけるインターフェースユニットのプロパティを示す図である。図4は、第1の実施形態における管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。図4(A)は初期状態におけるプロパティ情報管理テーブルを示す図であり、図4(B)は起動後におけるプロパティ情報管理テーブルを示す図であり、図4(C)は、機器情報管理テーブルを示す図である。
【0020】
図1において、電力線通信方式利用遠隔監視制御システム100は、パネル10と、ゲートウェイ装置11と、インターフェースユニット12(12−A、12−B、・・・)と、機器13(13−A、13−B、・・・)と、電力線通信方式対応機器501(501−C、・・・)と、電力線14とを備えて構成される。
【0021】
機器13は、電気をエネルギー源として稼動する装置であり、例えば、照明器具及び空調装置等のオフィス環境や住戸環境を調整する装置、煙センサ、温度センサ及び湿度センサ等のセンサ、電子錠装置等の住戸設備、テレビジョン、ビデオテープレコーダ、DVDレコーダ及び洗濯機等の家電製品、コンピュータ等の情報処理装置、電話機及びファクシミリ装置等の通信機器、そして、脈拍計、体温計、血中酸素濃度計及び心電図計等の医療機器等である。そして、機器13には、機器13の種別に応じた機能を実現する機能部と、機器13の基本情報及び機器13の機器情報等の情報を格納する記憶部と、インターフェースユニット12との間で通信信号を送受信する通信処理部と、インターフェースユニット12から受信した通信信号の内容に応じた記憶部の情報を取り出して通信処理部を介してインターフェースユニット12に返信すると共に機能部を制御する機器制御部とを備えて構成される。機器13の基本情報は、機器13の機器名、製造メーカ名及び製造番号等の情報であり、機器情報は、機器13が備える機能の機能名及び当該機能の状態を示す状態値等の情報である。例えば、機器13が電子錠装置である場合には、機器情報の機能名は、「開閉状態」及び「ピッキング状態」であり、機器情報の状態値は、「開閉状態」に対して「開」又は「閉」であり、「ピッキング状態」に対して「正常」又は「異常」である。
【0022】
電力線通信方式対応機器501は、予め電力線通信方式に対応したインターフェースを備えた上記の如き機器である。
【0023】
インターフェースユニット12は、電力線通信網(図1では電力線14)と機器13との間に配置され、接続された機器13を電力線通信方式に対応させる装置である。その詳細な構成及び動作については後述する。
【0024】
ゲートウェイ装置11は、各電力線通信方式対応機器501やそれぞれ対応する各インターフェースユニット12を介して各機器13を監視及び制御する装置11である。パネル10は、各電力線通信方式対応機器501や各機器13における稼動状態や操作指示の表示及びこれら各電力線通信方式対応機器501や各機器13への操作指示の入力を行う装置である。パネル10は、例えば、液晶表示器のタッチパネル等であり、稼動状態は、例えば、機器が照明器具である場合には「点灯中」や「消灯中」等であり、機器が空調装置である場合には「暖房運転中」や「冷房運転中」や「停止中」等であり、そして、操作指示は、機器が照明器具である場合には「全点灯」や「70%点灯」等の明るさの指示等であり、機器が空調装置である場合には「強風」や「弱風」等の風量指示や「25℃」や「23℃」等の温度指示等である。なお、パネル10は、液晶表示器等の表示を行う表示部と、スイッチ等の操作を入力する入力部とを分けた器具でもよい。
【0025】
そして、ゲートウェイ装置11、各インターフェースユニット12及び電力線通信方式対応機器501は、電力線14に接続され、電力線14を伝送媒体として電力線通信方式で相互に通信可能になっている。電力線通信方式は、例えば、SCP(Simple Control Protocol)方式、エコーネット(ECHONET)の電灯線A方式や電灯線B方式等複数の方式がある。
【0026】
図2において、インターフェースユニット12は、電力線通信処理部21、プロパティ情報記憶部22、中央処理部23、管理テーブル記憶部24及び機器通信処理部25を備えて構成される。
【0027】
電力線通信処理部21は、プロパティ情報記憶部22に予め格納されるインターフェースユニット12の基本情報及び後述の仮想プロパティ情報に基づいて、中央処理部23からのデータを電力線通信方式のプロトコルに従った通信信号を生成すると共に電力線14からの通信信号を中央処理部23が処理可能な形式のデータに変換する。
【0028】
プロパティ情報記憶部22は、例えばROM等の不揮発性のメモリから構成され、インターフェースユニットのプロパティを記憶する。インターフェースユニットのプロパティは、図3に示すように、インターフェースユニットの基本情報51を格納するプロパティ部分(基本プロパティ)、及び、後述の仮想プロパティ情報52を格納するプロパティ部分(仮想プロパティ)を備えて構成される。インターフェースユニットの基本情報51は、インターフェースユニット12が電力線通信方式の通信を行う上で必須なプロパティ情報である。インターフェースユニットの基本プロパティは、例えば、プロパティ名が「機器名」、「製造メーカ名」及び「製造番号」等である各プロパティを備えて構成され、これら各プロパティのプロパティ情報として、「インターフェースユニット」、「インターフェースユニットの製造メーカ名(例えば、△△電工)」及び「インターフェースユニットの製造番号(例えば、00000011)」がそれぞれ格納される。
【0029】
ここで、電力線通信方式によって機器を監視制御するためには、機器の機能に関する情報と当該機能の状態を表す状態値とが必要である。そのため、機器の機能に関する情報を登録する機能プロパティ及び当該機能プロパティで特定される機能の状態値に関する情報を登録する状態プロパティが設定されている必要がある。そして、従来では、機能プロパティには機器の機能に応じて具体的な機能名が予め登録されている必要があり、また、状態プロパティに登録される状態値が機能の状態変化に応じて変更される必要があった。例えば、機器が照明器具である場合には、機能プロパティ1として「電源」が、機能プロパティ2として「点灯出力」が具体的に予め設定される。そして、機能プロパティ1の状態値を登録する領域として状態プロパティ1が設定され、「電源」が取り得る状態値例えば「オフ」が登録され、機能プロパティ2の状態値を登録する領域として状態プロパティ2が設定され、「点灯出力」が取り得る状態値例えば「全点灯」が登録される。あるいは、例えば、機器が電子錠装置である場合には、機器プロパティ1として「開閉状態」が、機器プロパティ2として「ピッキング状態」が具体的に予め設定される。そして、状態プロパティ1には「開閉状態」が取り得る状態値例えば「開」が登録され、状態プロパティ2には「ピッキング状態」が取り得る状態値例えば「正常」が登録される。
【0030】
本発明においては、インターフェースユニット12に汎用性を持たせつつ電力線通信方式によって機器の監視制御を実現するために、仮想プロパティに仮想プロパティ情報52を設定している。この仮想プロパティ情報52は、電力線14に接続されたゲートウェイ装置11や他のインターフェースユニット12等から電力線通信方式によって当該インターフェースユニット12にアクセスした場合に機能プロパティのプロパティ情報及び状態プロパティのプロパティ情報として扱われるデータであり、この機能プロパティに設定されるプロパティ情報を表す名称である仮想機能名52−2自体には及び状態プロパティに設定されるプロパティ情報を表す名称である仮想状態名52−1自体には実態的な意味が伴っていない。
【0031】
本実施形態では、図3に示すように、プロパティは、10組用意される。機能プロパティ1乃至機能プロパティ10には、実態的な意味が伴っていない単なる文字列(機能プロパティに設定されたプロパティ情報が具体的な機能を表示していない仮想的な機能名)「prop1description」乃至「prop10description」が仮想機能名52−2としてそれぞれ設定され、状態プロパティ1乃至状態プロパティ10には、それぞれ実態的な意味が伴っていない単なる文字列(状態プロパティに設定されたプロパティ情報が具体的な状態を表示していない仮想的な状態名)「prop1」乃至「prop10」が仮想状態名52−1として登録される。なお、もちろん仮想状態名52−1及び仮想機能名52−2の文字列は、これら文字列に限定されず任意の文字列でよいが、混同をさけるため、「開」、「閉」等の現実に存在する状態を表示する文字列及び「電源」、「開閉状態」等の現実に存在する機能を表示する文字列を避けることが好ましい。
【0032】
なお、本実施形態では、仮想プロパティ情報52が設定されるプロパティは、10組用意されているが、任意の組数でよい。組数の決定は、例えば、組数が多いほど汎用性が増す一方その分仮想プロパティ情報52のための記憶容量も増すのでコスト増となるから、高汎用化の要請と低コスト化の要請とのバランスを考慮して行われる。
【0033】
管理テーブル記憶部24は、例えばEEPROM等の書き換え可能な不揮発性のメモリから構成され、プロパティ情報管理テーブル及び機器情報管理テーブルが記憶される。
【0034】
プロパティ情報管理テーブルは、図4(A)、(B)に示すように、仮想状態名と、仮想機能名と、仮想機能名が現実の機能名に置き換えられた場合に当該機能名が表す機能の状態値との対応関係を示すテーブルである。プロパティ情報管理テーブルは、図4(A)に示すように、プロパティ情報記憶部22に記憶されている仮想状態名52−1に合わせて仮想状態名に「prop1」、「prop2」、・・・、「prop10」が登録され、インターフェースユニット12に機器13が接続されてない初期状態においてはプロパティ情報記憶部22に記憶されている仮想機能名52−2に合わせて仮想機能名に「prop1description」、「prop2description」、・・・、「prop10description」が登録され、状態値にはデータが登録されていないことを示す文字列、例えば「−」が登録されている。
【0035】
機器情報管理テーブルは、インターフェースユニット12に接続された機器13の基本情報(接続機器の基本情報)を登録するテーブルである。接続機器の基本情報は、例えば、接続機器名、機器製造メーカ名及び機器製造番号等であり、機器情報管理テーブルには、例えば、図4(C)に示すように、各情報が後述のように登録される。
【0036】
機器通信処理部25は、中央処理部23からのデータを所定の方式に従った通信信号を生成すると共に機器13からの通信信号を中央処理部23が処理可能な形式のデータに変換する。所定の方式は、例えば、RS485の規格に従った方式、RS232の規格に従った方式、USB(Universal Serial Bus)の規格に従った方式、IEEE1394の規格に従った方式等である。
【0037】
中央処理部23は、例えばマイクロプロセッサ等を備えて構成され、電力線通信処理部21からのデータ及び機器通信処理部25からのデータをプロパティ情報記憶部21及び管理テーブル記憶部24に記憶されている記憶内容に従って処理する。なお、この中央処理部23が各請求項の制御部に相当する。
【0038】
次に、本実施形態の動作について説明する。
(第1の実施形態の動作)
まず、本発明に係る汎用のインターフェースユニット12が接続された機器13の種類に応じて機器13に固有なインターフェースユニット12に成る起動時の動作について説明する。
【0039】
図5は、第1の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。図5において、まずユーザは、機器13をインターフェースユニット12に接続する。そして、インターフェースユニット12の中央処理部23は、機器13が接続されているか否かを確認するための通信信号(機器検知確認信号)を機器通信処理部25を介して機器13に送信する(S11)。機器検知確認信号の発信は、インターフェースユニット12に機器13が接続されたことを検知する検知手段を備えて検知結果に応じて行っても、所定の時間間隔で周期的に行っても、また、ゲートウェイ装置11や他のインターフェースユニット12等から機器13の稼動状態又は制御を要求された場合にインターフェースユニット12が機器13と通信を開始する前に行うようにしてもよい。機器13は、この機器検知確認信号に応答して接続を通知するための通信信号(機器検知結果信号)を返信する(S12)。この機器検知結果信号には、機器13の機器名、製造メーカ名及び製造番号等の接続機器の基本情報が含まれる。
【0040】
次に、インターフェースユニット12の中央処理部23は、この機器検知結果信号を機器通信処理部25を介して受信すると機器13が接続されたことを確認する(S13)。中央処理部23は、機器検知結果信号から機器名、製造メーカ名及び製造番号等の情報を取り出し、図4(C)に示すように、それぞれ接続機器名、機器製造メーカ名及び機器製造番号等として機器情報管理テーブルに格納する(S14)。例えば、中央処理部23は、機器検知結果信号から機器名、製造メーカ名及び製造番号の情報としてそれぞれ「電子錠装置TYP001」、「○○電工」及び「00110022」を取り出し、接続機器名に「電子錠装置TYP001」を、機器製造メーカ名に「○○電工」を、及び、機器製造番号に「00110022」をそれぞれ登録する。インターフェースユニット12にアクセスするゲートウェイ装置11や他のインターフェースユニット12等は、この接続情報テーブルを参照することによって、インターフェースユニット12に接続する機器13の種別を判断することができる。
【0041】
そして、インターフェースユニット12の中央処理部23は、機器13の機器情報に関する情報を要求するための通信信号(機器情報要求信号)を機器通信処理部25を介して機器13に送信する(S15)。機器13は、この機器情報要求信号に応答して機器情報取得結果信号を返信する(S16)。この機器情報取得結果信号には、機器13が実際に実現している機能の名称を表す機能名及び当該機能名によって特定される機能の実際の状態を示す状態値等の情報が含まれる。
【0042】
次に、インターフェースユニット12の中央処理部23は、この機器情報取得結果信号を機器通信処理部25を介して受信すると、この機器情報取得結果信号から機能名及び状態値等の情報を取り出し、プロパティ情報管理テーブルに登録する。即ち、中央処理部23は、機能名をprop1のレコードから順に仮想機能名のフィールドに登録し、そして、機器名に対応する状態値を状態値のフィールドに登録する(S17)。例えば、機器13が電子錠装置であり、機器情報取得結果信号に機能名として「開閉状態」及び「ピッキング状態」とそれぞれ対応する状態値として「閉」及び「正常」とが含まれている場合には、図4(B)に示すように、中央処理部23は、prop1のレコードにおける仮想機能名のフィールドに「開閉状態」を、そして、状態値のフィールドに「閉」を登録し、prop2のレコードにおける仮想機能名のフィールドに「ピッキング状態」を、そして、状態値のフィールドに「正常」を登録する。
【0043】
このようにインターフェースユニット12の中央処理部23が動作することによって、管理テーブル記憶部24にはインターフェースユニット12に接続された機器13のプロパティに関する情報と仮想プロパティ情報とを対応付ける情報が格納されると共に、接続機器の基本情報が格納される。その結果、インターフェースユニット12は、接続された機器13に応じた固有な電力線通信方式のインターフェースとなる。
【0044】
そして、インターフェースユニット12は、電力線通信方式による通信が開始可能となり、電力線通信方式による通信に供用される(S18)。
【0045】
なお、本実施形態では、インターフェースユニット12の中央処理部23は、機器13が接続されているか否かを確認してから、機器情報を取得するように構成したが、このような確認処理を省略して機器13の機器情報に関する情報を取得するように構成してもよい。
【0046】
次に、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の稼動状態を取得する場合の動作について説明する。
【0047】
図6は、第1の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線14を介して機器13の稼動状態を取得する場合における動作手順を示す図である。図6において、所望の機能名で示される機能の状態値、例えばprop1の状態値を取得する指示をユーザがパネル10に入力すると、当該指示がゲートウェイ装置11に伝達され、prop1に対応する機能の状態値を取得すべくゲートウェイ装置11は、対象機器13が接続するインターフェースユニット12のアドレスと、prop1に対応する機能の状態値を要求する旨の情報とを含む通信信号(プロパティ値取得要求信号)を電力線14にユニキャストする(S21)。
【0048】
なお、ゲートウェイ装置11等の電力線14に接続されている装置が、インターフェースユニット12と電力線通信方式により通信を行う場合には、前述したように、当該装置からはプロパティ情報記憶部22に格納されているインターフェースユニット12のプロパティ情報、即ち、インターフェースユニットの基本情報51及び仮想プロパティ情報52しかアクセスすることができない。そのため、ゲートウェイ装置11等の電力線14に接続されている装置は、インターフェースユニット12のプロパティ情報記憶部22におけるprop1に格納されている情報がprop1の状態値を指していると判断している。
【0049】
各インターフェースユニット12及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得要求信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したインターフェースユニット12の中央処理部23は、受信したプロパティ値取得要求信号に含まれる情報を参照することによってprop1の状態値が要求されていると判断する。中央処理部23は、管理テーブル記憶部24のプロパティ情報管理テーブルを参照することによって、prop1に対応する機器13の機能名が「開閉状態」であると判断する。そして、中央処理部23は、「開閉状態」の状態値を取得すべく、機器13に「開閉状態」の状態値を要求するための通信信号(機器状態値取得要求信号)を機器通信処理部25を介して機器13に送信する(S22)。
【0050】
機器13は、この機器状態値取得要求信号に応答して「開閉状態」の状態値の情報、例えば「閉」を含む通信信号(機器状態値取得結果信号)を返信する(S23)。
【0051】
インターフェースユニット12の中央処理部23は、返信された状態値でプロパティ情報管理テーブルを更新する(S24)。そして、中央処理部23は、prop1の状態値として「開閉状態」の状態値「閉」と、ゲートウェイ装置11のアドレスとを含む通信信号(プロパティ値取得結果信号)を電力線通信処理部21を介して電力線14にユニキャストする(S25)。
【0052】
各インターフェースユニット12及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得結果信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したゲートウェイ装置11は、受信したプロパティ値取得結果信号からprop1の状態値を取り出し、パネル10に表示すべくprop1の状態値をパネル10に出力する。
【0053】
このように動作することによって、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の稼動状態を取得することができる。なお、上述では、ゲートウェイ装置11が機器13の状態を取得する場合について説明したが、電力線14に接続される或る機器13が他の機器13の稼動状態を取得する場合も同様に動作することによって、他の機器13の稼動状態を取得することができる。
【0054】
ここで、ユーザがprop1の状態値がどのような機能の状態値であるか否かを知りたい場合には、別途、現実の機能名を取得する必要がある。この場合において、prop1に対応するprop1descriptionの機能名を取得する指示をユーザがパネル10に入力すると、当該指示がゲートウェイ装置11に伝達され、prop1descriptionの機能名を取得すべくゲートウェイ装置11は、対象機器13が接続するインターフェースユニットのアドレスと、prop1descriptionの機能名を要求する旨の情報とを含む通信信号(機能名取得要求信号)を電力線14にユニキャストする。自己宛てであると判断したインターフェースユニット12の中央処理部23は、受信した機能名取得要求信号に含まれる情報を参照することによってprop1descriptionの機能名が要求されていると判断する。中央処理部23は、管理テーブル記憶部24のプロパティ情報管理テーブルを参照することによって、prop1descriptionに対応する機器13の機能名が「開閉状態」であると判断する。そして、中央処理部23は、prop1descriptionに対応する機器13の機能名「開閉状態」と、ゲートウェイ装置11のアドレスとを含む通信信号(プロパティ値取得結果信号)を電力線通信処理部21を介して電力線14にユニキャストする。自己宛てであると判断したゲートウェイ装置11は、受信した機能名取得結果信号からprop1descriptionに対応する機器13の機能名「開閉状態」を取り出し、パネル10に表示すべく「開閉状態」をパネル10に出力する。
【0055】
次に、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を制御する場合の動作について説明する。
【0056】
図7は、第1の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の状態を制御する場合における動作手順を示す図である。図7において、パネル10に表示されている状態、例えばprop1の状態を所望の値(制御値)に変更する指示をユーザがパネル10に入力すると、当該指示がゲートウェイ装置11に伝達され、prop1の状態値を制御値に変更すべくゲートウェイ装置11は、対象機器13が接続するインターフェースユニットのアドレスと、制御対象の機能に関するprop1を示す情報と、制御値を示す情報と、制御対象の機能を制御値に変更する旨の情報とを含む通信信号(プロパティ値変更要求信号)を電力線14にユニキャストする(S31)。
【0057】
各インターフェースユニット12及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値変更要求信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したインターフェースユニット12の中央処理部23は、受信したプロパティ値変更要求信号に含まれる情報を参照することによってprop1に対応する機能を制御値に変更するように要求されていると判断する。中央処理部23は、管理テーブル記憶部24のプロパティ情報管理テーブルを参照することによって、prop1に対応する機器13の機能が「開閉状態」であると判断する。そして、中央処理部23は、「開閉状態」の状態を制御値、例えば「開」に変更すべく、機器13に「開閉状態」の状態を制御値に変更するように要求する旨の情報を含む通信信号(機器状態値変更要求信号)を機器通信処理部25を介して機器13に送信する(S32)。
【0058】
機器13は、この機器状態値変更要求信号に応答して「開閉状態」の状態を制御値になるように制御する。即ち、上述の例では、機能部のうちの施錠機構を「開」に制御する。そして、機器13は、制御結果として「開閉状態」の状態値を含む通信信号(機器状態値変更結果信号)を返信する(S33)。
【0059】
インターフェースユニット12の中央処理部23は、返信された制御結果でprop1の状態値を変更することによってプロパティ情報管理テーブルを更新する(S34)。そして、中央処理部23は、prop1の制御結果として返信された制御結果と、ゲートウェイ装置11のアドレスとを含む通信信号(プロパティ値変更結果信号)を電力線通信処理部21を介して電力線14にユニキャストする(S35)。
【0060】
各インターフェースユニット12及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得結果信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したゲートウェイ装置11は、受信したプロパティ値変更結果信号からprop1の状態値を取り出し、パネル10に表示すべくprop1の状態値をパネル10に出力する。
【0061】
このように動作することによって、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を制御値に制御することができ、制御結果をパネル10に表示させることができる。
【0062】
次に、機器13がインターフェースユニット12から離脱された場合におけるインターフェースユニット12の動作について説明する。ここで、離脱とは、接続を取り止め現実に機器13がインターフェースユニット12から切り離された場合の他、物理的には接続されているが機器13のメンテナンス等のためにインターフェースユニット12との通信を遮断しているオフライン状態も含む。
【0063】
インターフェースユニット12は、機器13が接続されると図5に示すS11乃至S18のように動作するので、電力線通信方式利用遠隔監視制御システム100におけるゲートウェイ装置11、他のインターフェースユニット12及び電力線通信方式対応機器501は、インターフェースユニット12から機器13が離脱されているとしても未だ機器13が存在しているように見える。そのため、以下の離脱確認の処理がインターフェースユニット12に必要となる。
【0064】
インターフェースユニット12の中央処理部23は、機器13が接続されているか否かを確認するために機器検知確認信号を機器通信処理部25を介して機器13に送信する。機器検知確認信号の発信は、上述したように、所定の時間間隔で周期的に行っても、また、ゲートウェイ装置11や他のインターフェースユニット12等から機器13の状態又は制御を要求された場合にインターフェースユニット12が機器13と通信を開始する前に行うようにしてもよい。
【0065】
インターフェースユニット12の中央処理部23は、一定時間内に機器検知結果信号を機器通信処理部25を介して受信しない場合には、機器13が離脱されたと判断し、電力線通信を終了する。そして、インターフェースユニット12の中央処理部23は、電力線通信処理部21を介して通信を停止する旨の情報を含む通信信号を電力線14にブロードキャストする。そして、以後、電力線14から自己宛ての通信信号が受信されたとしても応答しない。なお、このような離脱機能は、後述の第2及び第3の実施形態におけるインターフェースユニットにも備えることができる。
【0066】
次に、別の実施形態について説明する。第1の実施形態のインターフェースユニットは、プロパティ情報記憶部22に仮想プロパティ情報を登録したインターフェースユニットのプロパティを予め用意すると共に管理テーブル記憶部24にプロパティ情報管理テーブル及び機器情報管理テーブルを備えることによって汎用性と電力線通信方式の対応とを実現したが、第2の実施形態のインターフェースユニットは、接続した機器から当該機器のプロパティ情報で直接プロパティ情報記憶部22のプロパティを書き替えることによって汎用性と電力線通信方式への対応とを実現する。
【0067】
(第2の実施形態の構成)
図8は、第2の実施形態におけるインターフェースユニットの構成を示す図である。図9は、第2の実施形態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容及び管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。図9(A)は、初期状態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容を示す図であり、図9(B)は、起動後におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容を示す図であり、図9(C)は、管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。なお、図8における括弧付きの符号は、後述する第3の実施形態におけるインターフェースユニット16’における各構成の符号である。
【0068】
第2の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムは、第1の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システム100のインターフェースユニット12の代わりにインターフェースユニット16が用いられる。第2の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムは、第1の実施形態と同様に、パネル10と、ゲートウェイ装置11と、インターフェースユニット16(16−A、16−B、・・・)と、機器13(13−A、13−B、・・・)と、電力線通信方式対応機器501(501−C、・・・)と、電力線14とを備えて構成される。
【0069】
第2の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムのパネル10、ゲートウェイ11、機器13、電力線通信方式対応機器501及び電力線14は、機器13の記憶部が機器13に関するプロパティ情報(本実施形態では機器13の基本情報及び機器13に固有なプロパティ情報)を記憶することを除き、第1の実施形態と同様なのでその説明を省略する。
【0070】
図8において、第2の実施形態におけるインターフェースユニット16は、電力線通信処理部31、プロパティ情報記憶部32、中央処理部33、管理テーブル記憶部34及び機器通信処理部35を備えて構成される。
【0071】
電力線通信処理部31は、プロパティ情報記憶部32に格納されたプロパティのプロパティ情報に基づいて、中央処理部33からのデータを電力線通信方式のプロトコルに従った通信信号を生成すると共に電力線14からの通信信号を中央処理部33が処理可能な形式のデータに変換する。
【0072】
プロパティ情報記憶部32は、例えば書き換え可能な不揮発性のメモリから構成され、初期状態では図9(A)に示すようにインターフェースユニットのプロパティ情報を記憶する。インターフェースユニットのプロパティは、インターフェースユニットの基本情報51を格納するプロパティ部分(基本プロパティ)、及び、仮想プロパティ情報52を格納するプロパティ部分(仮想プロパティ)を備えて構成される。第2の実施形態では仮想プロパティは、プロパティ名「prop1」〜「prop10」の10個のプロパティを備えて構成され、プロパティ名「prop1」〜「prop10」は、第1の実施形態と同様に、それぞれ実態的な意味が伴っていない単なる文字列(仮想プロパティに設定されたプロパティ情報が具体的なものを表示していない仮想的な名称)である。なお、第1の実施形態と同様に、仮想プロパティのプロパティの個数は、10個に限定されず任意の個数でよい。
【0073】
管理テーブル記憶部34は、例えば書き換え可能な不揮発性のメモリから構成され、接続機器状態情報管理テーブルが記憶される。接続機器状態情報管理テーブルは、インターフェースユニット16に接続された機器13の各機能の状態値を登録するためのテーブルであり、フィールドが機能名及び状態値から構成され、レコードが機能名毎に作成される。
【0074】
機器通信処理部35は、中央処理部33からのデータを所定の方式に従った通信信号を生成すると共に機器13からの通信信号を中央処理部33が処理可能な形式のデータに変換する。
【0075】
中央処理部33は、例えばマイクロプロセッサ等を備えて構成され、電力線通信処理部31からのデータ及び機器通信処理部35からのデータをプロパティ情報記憶部32及び管理テーブル記憶部34に記憶されている内容に従って処理する。なお、この中央処理部33が後述の中央処理部33’と共に請求項の制御部に相当する。
【0076】
次に、本実施形態の動作について説明する。
【0077】
(第2の実施形態の動作)
まず、本発明に係る汎用のインターフェースユニット16が接続された機器13の種類に応じて機器13に固有なインターフェースユニット16に成る起動時の動作について説明する。
【0078】
図10は、第2の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。図9及び図10において、まずユーザは、機器13をインターフェースユニット16に接続する。そして、インターフェースユニット16の中央処理部33は、機器検知確認信号を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S41)。機器13は、この機器検知確認信号に応答して機器検知結果信号を返信する(S42)。この機器検知結果信号には、機器13の機器名が含まれる。
【0079】
次に、インターフェースユニット16の中央処理部33は、この機器検知結果信号を機器通信処理部35を介して受信すると機器13が接続されたことを確認する(S43)。
【0080】
次に、インターフェースユニット16の中央処理部33は、接続された機器13に関するプロパティ情報を得るべく、機器13のプロパティ情報を要求するための通信信号(プロパティ要求信号)を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S44)。機器13は、このプロパティ要求信号に応答してプロパティ取得結果信号を返信する(S45)。プロパティ取得結果信号には、機器13の記憶部に記憶されていたプロパティ情報、即ち、機器13の基本情報及び機器13に固有なプロパティ情報が含まれる。例えば、機器13が、電子錠装置である場合には、プロパティ情報は、プロパティ名が「機器名」のプロパティに設定されるプロパティ情報「電子錠装置TYP001」、プロパティ名が「メーカ名」のプロパティに設定されるプロパティ情報「○○電工」、及び、プロパティ名が「製造番号」のプロパティに設定されるプロパティ情報「00220011」等の接続機器の基本情報53と、プロパティ名が「固有プロパティ1」のプロパティに設定されるプロパティ情報「開閉状態」、及び、プロパティ名が「固有プロパティ2」のプロパティに設定されるプロパティ情報「ピッキング状態」等の接続機器に固有なプロパティ情報54とが含まれる。
【0081】
次に、インターフェースユニット16の中央処理部33は、受信したプロパティ取得結果信号から接続機器13のプロパティ情報を取り出し、プロパティ情報記憶部32のインターフェースユニットのプロパティを書き換えて更新する(S46)。例えば、上述の場合では、図9(A)に示す初期状態におけるインターフェースユニットのプロパティは、図9(B)に示す起動後におけるインターフェースユニットのプロパティ(A’)のように更新される。即ち、取り出した接続機器13のプロパティ情報を用いて、プロパティ名「機器名」に登録されていたプロパティ情報「インターフェースユニット」を「電子錠装置TYP001」に書き替え、プロパティ名「メーカ名」に登録されていたプロパティ情報「△△電工」を「○○電工」に書き替え、プロパティ名「製造番号」に登録されていたプロパティ情報「00000011」を「00220011」に書き替え、・・・、プロパティ名「仮想プロパティ1」に登録されていたプロパティ情報「prop1」を「開閉状態」に書き替え、そして、プロパティ名「仮想プロパティ2」に登録されていたプロパティ情報「prop2」を「ピッキング状態」に書き替る。
【0082】
このようにインターフェースユニット16の中央処理部33が動作することによって、図9(B)に示すようにプロパティ情報記憶部32にはインターフェースユニット16に接続された機器13に固有なプロパティが記憶されることになる。その結果、インターフェースユニット16は、接続された機器13に応じた固有な電力線通信方式のインターフェースとなる。
【0083】
そして、インターフェースユニット16は、各プロパティに対応する状態値を取得すべく、機器状態値取得要求信号を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S47)。機器13は、この機器状態値取得要求信号に応答して機能名及び状態値を返信する(S48)。
【0084】
この返信を受信すると、インターフェースユニット16は、機能名と当該機能名で表される機能の状態値とを対応付けた接続機器状態情報管理テーブルを作成し、受信した状態値で接続機器状態情報管理テーブルを更新する(S49)。例えば、図9(C)に示すように、機能名が「開閉状態」のレコードにおける状態値のフィールド欄に「閉」が登録され、機能名が「ピッキング状態」のレコードにおける状態値のフィールド欄に「正常」が登録される。そして、インターフェースユニット16は、電力線通信方式による通信が可能となり、電力線通信方式による通信に供用される(S50)。
【0085】
次に、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を取得する場合の動作について説明する。
【0086】
図11は、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を取得する場合における動作手順を示す図である。図11において、パネル10に表示されている所望の状態値、例えば「開閉状態」の状態値を取得する指示をユーザがパネル10に入力すると、当該指示がゲートウェイ装置11に伝達され、「開閉状態」の状態値を取得すべくゲートウェイ装置11は、対象機器13が接続するインターフェースユニット16のアドレスと、「開閉状態」の状態値を要求する旨の情報とを含むプロパティ値取得要求信号を電力線14にユニキャストする(S51)。
【0087】
各インターフェースユニット16及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得要求信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したインターフェースユニット16の中央処理部33は、受信したプロパティ値取得要求信号に含まれる情報を参照することによって「開閉状態」の状態値が要求されていると判断する。中央処理部33は、「開閉状態」の状態値を取得すべく、機器13に「開閉状態」の状態値を要求する旨の情報を含む機器状態値取得要求信号を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S52)。
【0088】
機器13は、この機器状態値取得要求信号に応答して「開閉状態」の状態値を含む通信信号(機器状態値取得結果信号)を返信する(S53)。
【0089】
インターフェースユニット16の中央処理部33は、返信された状態値で接続機器状態情報管理テーブルを更新する(S54)。そして、中央処理部33は、「開閉状態」の状態値として返信された状態値と、ゲートウェイ装置11のアドレスとを含む通信信号(プロパティ値取得結果信号)を電力線通信処理部31を介して電力線14にユニキャストする(S55)。
【0090】
各インターフェースユニット16及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得結果信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したゲートウェイ装置11は、受信したプロパティ値取得結果信号から「開閉状態」の状態値を取り出し、パネル10に表示すべく「開閉状態」の状態値をパネル10に出力する。
【0091】
このように動作することによって、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を取得することができる。
【0092】
次に、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を制御する場合の動作について説明する。
【0093】
図12は、第2の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の状態を制御する場合における動作手順を示す図である。図12において、パネル10に表示されている状態、例えば「開閉状態」の状態を所望の値(制御値)に変更する指示をユーザがパネル10に入力すると、当該指示がゲートウェイ装置11に伝達され、「開閉状態」の状態値を制御値に変更すべくゲートウェイ装置11は、対象機器13が接続するインターフェースユニットのアドレスと、制御対象である「開閉状態」を示す情報と、制御値を示す情報と、制御対象の「開閉状態」を制御値に変更する旨の情報とを含む通信信号(プロパティ値変更要求信号)を電力線14にユニキャストする(S61)。
【0094】
各インターフェースユニット16及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値変更要求信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したインターフェースユニット16の中央処理部33は、受信したプロパティ値変更要求信号に含まれる情報を参照することによって「開閉状態」を制御値に変更するように要求されていると判断する。中央処理部33は、「開閉状態」の状態を制御値に変更すべく、機器13に「開閉状態」の状態を制御値、例えば「開」に変更するように要求する旨の情報を含む通信信号(機器状態値変更要求信号)を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S62)。
【0095】
機器13は、この機器状態値変更要求信号に応答して「開閉状態」の状態を制御値になるように制御する。即ち、上述の例では、機能部のうちの施錠機構を「開」に制御する。そして、機器13は、制御結果として「開閉状態」の状態値を含む通信信号(機器状態値変更結果信号)を返信する(S63)。
【0096】
インターフェースユニット16の中央処理部33は、返信された状態値で接続機器状態情報管理テーブルを更新する(S64)。そして、中央処理部33は、「開閉状態」の制御結果として返信された状態値と、ゲートウェイ装置11のアドレスとを含む通信信号(プロパティ値変更結果信号)を電力線通信処理部31を介して電力線14にユニキャストする(S65)。
【0097】
各インターフェースユニット16及び各電力線通信方式対応機器501は、プロパティ値取得結果信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断したゲートウェイ装置11は、受信したプロパティ値変更結果信号から「開閉状態」のプロパティ値を取り出し、パネル10に表示すべく「開閉状態」の状態値をパネル10に出力する。
【0098】
このように動作することによって、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を制御値に制御することができ、制御結果をパネル10に表示させることができる。
【0099】
次に、別の実施形態について説明する。第2の実施形態のインターフェースユニットは、接続した機器からの当該機器のプロパティ情報でプロパティ情報記憶部32のプロパティ全体を書き換えることによって汎用性と電力線通信方式への対応とを実現する実施形態であるが、第3の実施形態のインターフェースユニットは、接続した機器からの当該機器のプロパティ情報でプロパティ情報記憶部32のプロパティの一部分である仮想プロパティを書き換えることによって汎用性と電力線通信方式への対応とを実現する実施形態である。
【0100】
(第3の実施形態の構成)
図13は、第3の実施形態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容及び管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。図13(A)は、初期状態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容を示す図であり、図13(B)は、起動後におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容を示す図であり、図13(C)は、管理テーブル記憶部における機器情報管理テーブルを示す図であり、図13(D)は、管理テーブル記憶部における接続機器状態情報管理テーブルを示す図である。
【0101】
第3の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システム及びインターフェースユニット16’(図8参照)は、プロパティ情報記憶部32’に格納されるインターフェースユニットのプロパティのうちの仮想プロパティが書き替えられると共に管理テーブル記憶部34’に機器情報管理テーブルも格納されるだけで第2の実施形態と同様なので、その構成の説明を省略する。
【0102】
プロパティ情報記憶部32’は、例えば書き換え可能な不揮発性のメモリから構成され、初期状態では図13(A)に示すようにインターフェースユニットのプロパティ情報を記憶する。インターフェースユニットのプロパティは、インターフェースユニットの基本情報51を格納するプロパティ部分(基本プロパティ)、及び、仮想プロパティ情報52を格納するプロパティ部分(仮想プロパティ)を備えて構成される。そして、第3の実施形態では第2の実施形態と同様に、仮想プロパティは、プロパティ名「prop1」〜「prop10」の10個のプロパティを備えて構成される。
【0103】
管理テーブル記憶部34は、例えば書き換え可能な不揮発性のメモリから構成され、第1の実施形態の機器情報管理テーブルと同様な機器情報管理テーブル及び接続機器状態情報管理テーブルが記憶される。
【0104】
次に、本実施形態の動作について説明する。
【0105】
(第3の実施形態の動作)
まず、本発明に係る汎用のインターフェースユニット16’が接続された機器13の種類に応じて機器13に固有なインターフェースユニット16’に成る起動時の動作について説明する。
【0106】
図14は、第3の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。図8、図13及び図14において、まずユーザは、機器13をインターフェースユニット16’に接続する。そして、インターフェースユニット16’の中央処理部33’は、機器検知確認信号を機器通信処理部35を介して機器13’に送信する(S70)。機器13は、この機器検知確認信号に応答して機器検知結果信号を返信する(S71)。この機器検知結果信号には、機器13の機器名、製造メーカ名及び製造番号等の接続機器の基本情報が含まれる。
【0107】
次に、インターフェースユニット12の中央処理部33’は、この機器検知結果信号を機器通信処理部35を介して受信すると機器13が接続されたことを確認する(S72)。中央処理部33’は、機器検知結果信号から機器名、製造メーカ名及び製造番号等の情報を取り出し、図13(C)に示すように、それぞれ接続機器名、機器製造メーカ名及び機器製造番号等として機器情報管理テーブルに登録する(S73)。
【0108】
次に、インターフェースユニット16’の中央処理部33’は、接続された機器13に固有なプロパティ情報を得るべく、接続機器13に固有なプロパティ情報を要求するための通信信号(固有プロパティ要求信号)を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S74)。機器13は、この固有プロパティ要求信号に応答して固有プロパティ取得結果信号を返信する(S75)。固有プロパティ取得結果信号には、機器13の記憶部に記憶されていた機器13に固有なプロパティ情報が含まれる。例えば、機器13が、電子錠装置である場合には、プロパティ名が「固有プロパティ1」のプロパティに本来設定されるべきプロパティ情報「開閉状態」、及び、プロパティ名が「固有プロパティ2」のプロパティに本来設定されるべきプロパティ情報「ピッキング状態」等の接続機器13に固有なプロパティ情報54が含まれる。
【0109】
次に、インターフェースユニット16’の中央処理部33’は、受信した固有プロパティ取得結果信号から接続機器13に固有なプロパティ情報を取り出し、プロパティ情報記憶部32’のインターフェースユニットの仮想プロパティを書き換えて更新する(S76)。例えば、上述の場合では、図13(A)に示す初期状態におけるインターフェースユニットのプロパティ(B)は、図13(B)に示す起動後におけるインターフェースユニットのプロパティ(B’)のように更新される。即ち、取り出した接続機器13に固有なプロパティ情報54を用いて、プロパティ名「仮想プロパティ1」に登録されていたプロパティ情報「prop1」を「開閉状態」に書き替え、そして、プロパティ名「仮想プロパティ2」に登録されていたプロパティ情報「prop2」を「ピッキング状態」に書き替る。
【0110】
このようにインターフェースユニット16の中央処理部33’が動作することによって、図13(B)に示すようにプロパティ情報記憶部32’にはインターフェースユニット16’の基本情報を残しつつ、インターフェースユニット16’に接続された機器13に固有なプロパティ情報が記憶されることになる。その結果、インターフェースユニット16’は、接続された機器13に応じた固有な電力線通信方式のインターフェースとなる。
【0111】
そして、インターフェースユニット16’は、各プロパティに対応する状態値を取得すべく、機器状態値取得要求信号を機器通信処理部35を介して機器13に送信する(S77)。機器13は、この機器状態値取得要求信号に応答して機能名及び状態値を返信する(S78)。
【0112】
この返信を受信すると、インターフェースユニット16’は、機能名と当該機能名で表される機能の状態値とを対応付けた接続機器状態情報管理テーブルを作成し、受信した状態値で接続機器状態情報管理テーブルに格納する(S79)。例えば、図13(D)に示すように、機能名が「開閉状態」のレコードにおける状態値のフィールド欄に「閉」が登録され、機能名が「ピッキング状態」のレコードにおける状態値のフィールド欄に「正常」が登録される。そして、インターフェースユニット16’は、電力線通信方式による通信が可能となり、電力線通信方式による通信に供用される(S80)。
【0113】
次に、ゲートウェイ装置11が電力線14を介して機器13の状態を取得する場合の動作及び機器13の状態を制御する場合の動作については、プロパティ情報記憶部32’のインターフェースユニットのプロパティにおける基本プロパティに格納されている情報が第2の実施形態では接続機器13の基本情報であるが第3の実施形態ではインターフェースユニット16’の基本情報である点を除き、図11に示すS51乃至S55及び図12に示すS61乃至S65と同様なので、その説明を省略する。
【0114】
次に、別の実施形態について説明する。第2及び3の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムでは、インターフェースユニット16、16’は、機器13からプロパティ情報記憶部の記憶内容を書き替えるための情報を取得して、プロパティ情報記憶部を書き替えるように構成したが、第4の実施形態では、プロパティ情報記憶部の記憶内容を書き替えるための情報を登録した機器プロパティ情報データベース(機器プロパティ情報DB)41を含む管理サーバ17をさらに備え、インターフェースユニット18は、この機器プロパティ情報DB41から機器13の機器情報を取得する実施形態である。
【0115】
(第4の実施形態の構成)
図15は、第4の実施形態の構成を示す図である。図15(A)は、管理サーバを電力線通信方式利用遠隔監視制御システム内に備える場合の構成を示し、図15(B)は、管理サーバ17’を電力線通信方式利用遠隔監視制御システム外に備える場合の構成を示す。図16は、機器プロパティ情報データベースを示す図である。図16(A)は、機器プロパティ情報データベースの構成を示す図であり、図16(B)は、機器プロパティ情報ファイルの第1例を示す図であり、図16(C)は、機器プロパティ情報ファイルの第2例を示す図である。
【0116】
まず、管理サーバ17が電力線通信方式利用遠隔監視制御システム内にある場合について説明する。図15(A)において、管理サーバ17は、電力線14に接続され、インターフェースユニット18と電力線通信方式により通信可能となっている。管理サーバ17に備えられる機器プロパティ情報DB41は、インターフェースユニットのプロパティのプロパティ情報となる機器に関するプロパティ情報が個々の機器13毎に登録されたデータベースであり、例えば、図16(A)に示すようにフィールドが番号と機器名と機器プロパティ情報ファイル名とから構成され、レコードが機器名毎に作成され、そして、各レコードに順に番号が割り振られる。
【0117】
機器プロパティ情報ファイル名は、機器に関するプロパティ情報を記述したファイルの名称である。機器プロパティ情報ファイルは、第2の実施形態のようにプロパティ情報記憶部32に格納されるプロパティ全体を書き替える場合には、機器のプロパティ情報全体、即ち、プロパティ名が「機器名」のプロパティに設定されるプロパティ情報、プロパティ名が「メーカ名」のプロパティに設定されるプロパティ情報、及び、プロパティ名が「製造番号」のプロパティに設定されるプロパティ情報等の接続機器の基本情報53と、プロパティ名が「固有プロパティ1」のプロパティに設定されるプロパティ情報、及び、プロパティ名が「固有プロパティ2」のプロパティに設定されるプロパティ情報等の接続機器に固有なプロパティ情報54とが収容される。例えば、図16(B)に示すように、電子錠装置TYP001_Propfileの場合は、「電子錠装置TYP001;○○電工;00110022;・・・;開閉状態;ピッキング状態」が記述され、照明器具TYP0003_Propfileの場合は、「照明器具TYP0003;××電工;00120034;・・・;電源;照明状態」が記述される。
【0118】
また、機器プロパティ情報ファイルは、第3の実施形態のようにプロパティ情報記憶部32’に格納されるプロパティのうちの機器プロパティの部分を書き替える場合には、接続機器に固有なプロパティ情報54、即ち、プロパティ名が「固有プロパティ」のプロパティに設定されるプロパティ情報が収容される。例えば、図16(C)に示すように、電子錠装置TYP001_Propfileの場合は、「開閉状態;ピッキング状態」が記述され、照明器具TYP0003_Propfileの場合は、「電源;照明状態」が記述される。
【0119】
インターフェースユニット18は、プロパティ情報記憶部32、32’のインターフェースユニットのプロパティにおけるプロパティ情報を管理サーバ17からダウンロードすることを除き、第2及び第3の実施形態におけるインターフェースユニット16、16’と同様なので、その構成の説明を省略する。
【0120】
次に、第4の実施形態の動作について説明する。
【0121】
(第4の実施形態の動作)
図17は、第4の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。図17において、まずユーザは、機器13をインターフェースユニット18に接続する。そして、インターフェースユニット18の中央処理部は、機器検知確認信号を機器通信処理部を介して機器13に送信する(S81)。機器13は、この機器検知確認信号に応答して機器検知結果信号を返信する(S82)。この機器検知結果信号には、機器13の機器名、製造メーカ名及び製造番号等の接続機器の基本情報が含まれる。
【0122】
ここで、第3の実施形態の場合に対応する第4の実施形態の場合では、図14に示すS73に相当する機器情報管理テーブルを更新する処理が行われる。
【0123】
次に、インターフェースユニット18の中央処理部は、この機器検知結果信号を機器通信処理部を介して受信すると機器13が接続されたことを確認する(S83)。
【0124】
次に、インターフェースユニット18の中央処理部は、機器検知結果信号から機器名の情報を取り出し、そして、宛先に管理サーバ17のアドレスと、接続機器名の情報と、接続機器のプロパティに関する情報を要求する旨の情報とを含む通信信号(プロパティ情報要求信号)を電力線通信処理部を介して電力線14にユニキャストする(S84)。
【0125】
各インターフェースユニット18、各電力線通信方式対応機器及び管理サーバ17は、プロパティ情報要求信号が自己宛てであるか否かを判断する。自己宛てであると判断した管理サーバ17は、受信したプロパティ情報要求信号に含まれる情報を参照することによって接続機器名のプロパティ情報が要求されていると判断する。管理サーバ17は、接続機器名に基づいて機器名のフィールドより機器プロパティ情報DB41を検索し、接続機器名に対応する機器プロパティ情報ファイル名を取得する。そして、管理サーバ17は、機器プロパティ情報ファイル名の機器プロパティ情報ファイルからプロパティ情報を取り出し、この取り出した機器情報を含む通信信号(プロパティ情報取得結果信号)をインターフェースユニット18に返信する(S85)。
【0126】
インターフェースユニット18の中央処理部は、プロパティ情報記憶部に記憶されるインターフェースユニットのプロパティを、第2の実施形態又は第3の実施形態の各ケースに応じて、返信された機器のプロパティ情報で更新する(S86)。このようにインターフェースユニット18の中央処理部が動作することによって、プロパティ情報記憶部にはインターフェースユニット18に接続された機器13に固有なプロパティが記憶されることになる。その結果、インターフェースユニット18は、接続された機器13に応じた固有な電力線通信方式のインターフェースとなる。
【0127】
そして、インターフェースユニット18の中央処理部は、接続された機器13の状態値を取得すべく、機器状態値取得要求信号を機器通信処理部を介して機器13に送信する(S87)。
【0128】
機器13は、この機器状態値取得要求信号に応答して各機能の状態値を含む通信信号(機器状態値取得結果信号)を返信する(S88)。
【0129】
インターフェースユニット18の中央処理部は、返信された状態値で接続機器状態情報管理テーブルを更新する(S89)。そして、このように動作することによって、インターフェースユニット18は、機器13の状態を取得することができる。
【0130】
そして、インターフェースユニット18は、電力線通信方式による通信が開始可能となり、電力線通信方式による通信に供用される(S90)。
【0131】
上述の図15(A)に示す構成の実施形態では、プロパティ情報を電力線14に接続された管理サーバ17から取得するように構成したが、図15(B)に示すように通信網19に接続される管理サーバ17’から取得するように構成してもよい。
【0132】
管理サーバ17’は、電力線通信方式利用遠隔監視システムのゲートウェイ装置11と通信網19を介して接続され、上述と同様に、機器プロパティ情報DB41及び機器プロファイル情報ファイル42を備えて構成される。通信網19は、例えば、電話回線、専用回線、携帯電話回線等により構成されたインターネットである。ここで、機器13が接続されたインターフェースユニット18’が機器13の機器情報を管理サーバ17’から取得する動作は、図17に示す動作と同様であるのでその説明を省略する。
【0133】
なお、上述の第4の実施形態では、インターフェースユニット18、18’が接続された機器13から機器名を取得して管理サーバ17、17’よりプロパティ情報を取得するように構成したが、機器13がインターフェースユニット18、18’を介して管理サーバ17、17’に直接アクセスして機器情報を取得し、そして、機器13がインターフェースユニット18、18’のプロパティ情報記憶部におけるプロパティを取得したプロパティ情報で書き替えるように中央処理部33、33’を操作するように構成してもよい。この場合の起動時におけるインターフェースユニット18、18’は、機器13の通信信号を電力線通信方式に変換するゲートウェイの役割を果たす。中央処理部33、33’の操作は、例えば、機器13が取得した機器情報とこの機器情報でプロパティ情報記憶部のプロパティを書き換える指示とを含む制御信号をインターフェースユニット18、18’へ送信することによって行う。
【0134】
なお、上述の実施形態では、プロパティ情報のデータ量が大きい場合や機器情報に変更があった場合に容易に対応することができる観点から、プロパティ情報を機器プロパティ情報ファイルに記述したが、管理サーバ17、17’の処理を軽減する観点から、機器プロパティ情報DB41に直接プロパティ情報を登録するように構成してもよい。
【0135】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、プロパティのプロパティ情報に仮想的な符号を予め設定しているので、電力線通信方式の通信に対応することができる。さらに、プロパティのプロパティ情報が仮想的な符号であるためプロパティ情報が特定の意味を持っていないから、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。そして、管理テーブルを持っているので、仮想的な符号を電力線通信方式用インターフェース装置に接続された機器に合わせて後付けで意味付けを行うことができ、電力線通信方式用インターフェース装置を接続された機器に固有な電力線通信方式用インターフェース装置とすることができる。
【0136】
そして、請求項2に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、請求項の効果に加えて、機器の機能に関する情報と該機能の状態に関する情報とを取り扱うことができるので、機器を遠隔で監視制御する遠隔監視制御システムに利用することができる。
【0137】
また、請求項3に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、制御部が接続された機器のプロパティに関する情報でプロパティを直接書き替えるので、電力線通信方式の通信に対応しつつ、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。このため、電力線通信方式用インターフェース装置を接続された機器に固有な電力線通信方式用インターフェース装置とすることができる。
【0138】
そして、請求項4に係るに係る電力線通信方式用インターフェース装置では、請求項3の効果に加えて、制御部が接続された機器のプロパティに関する情報で仮想プロパティを直接書き替えるので、インターフェース装置の個性を残しつつ、電力線通信方式用インターフェース装置にどのような種別の機器が接続されたとしても対応することができ、汎用性を実現することができる。
【0139】
さらに、請求項5に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、請求項3及び請求項4の効果に加えて、接続された機器に応じた固有なインターフェースとすることができる。
【0140】
また、請求項に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、請求項3又は請求項4の効果に加えて、プロパティに登録すべき接続された機器のプロパティに関する情報をデータベースに蓄積するので、機器のプロパティに関する情報を一括集中管理することができる。
【0141】
さらに、請求項に係る電力線通信方式用インターフェース装置では、請求項1乃至請求項の効果に加えて、通信を停止するので、電力線通信方式用インターフェース装置から機器が離脱された場合に電力線に接続される他の装置から通信信号を受信したとしても返信することがない。このため、他の装置は、確実に機器の離脱を認識することができる。
【0142】
そして、本発明に係る電力線通信方式用インターフェース装置は、汎用性を有するので、或る種別の機器を接続した後に、別の種別の機器を接続したとしても当該別の種別の機器に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態における電力線通信方式利用遠隔監視制御システムの構成を示す図である。
【図2】 第1の実施形態におけるインターフェースユニットの構成を示す図である。
【図3】 第1の実施形態におけるインターフェースユニットのプロパティを示す図である。
【図4】 第1の実施形態における管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。
【図5】 第1の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。
【図6】 第1の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の稼動状態を取得する場合における動作手順を示す図である。
【図7】 第1の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の状態を制御する場合における動作手順を示す図である。
【図8】 第2の実施形態のおけるインターフェースユニットの構成を示す図である。
【図9】 第2の実施形態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容及び管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。
【図10】 第2の実施形態のおけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。
【図11】 第2の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の状態を取得する場合における動作手順を示す図である。
【図12】 第2の実施形態におけるゲートウェイ装置が電力線を介して機器の状態を制御する場合における動作手順を示す図である。
【図13】 第3の実施形態におけるプロパティ情報記憶部の記憶内容及び管理テーブル記憶部の記憶内容を示す図である。
【図14】 第3の実施形態のおけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。
【図15】 第4の実施形態の構成を示す図である。
【図16】 機器プロパティ情報データベースを示す図である。
【図17】 第4の実施形態におけるインターフェースユニットを起動した際の起動手順を示す図である。
【図18】 従来の電力線通信方式を利用した遠隔監視制御システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 パネル、11 ゲートウェイ装置、12、16、16’、18、18’ インターフェースユニット、13 機器、14 電力線、17、17’ 管理サーバ、21、31 電力線通信処理部、22、32、32’ プロパティ情報記憶部、23、33、33’ 中央処理部、24、34、34’ 管理テーブル記憶部、25、35 機器通信処理部、51 インターフェースユニットの基本情報、52 仮想プロパティ情報、52−1 仮想状態名、52−2 仮想機能名、53 接続機器の基本情報、54 接続機器に固有なプロパティ情報

Claims (7)

  1. 機器との間で通信信号を送受信する機器通信処理部と、
    電力線との間で通信信号を送受信する電力線通信処理部と、
    プロパティ情報に仮想的な符号が予め設定された電力線通信方式のためのプロパティを記憶するプロパティ情報記憶部と、
    前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関する情報を前記仮想的な符号と対応付けた管理テーブルを作成する制御部と、
    前記作成した管理テーブルを記憶する管理テーブル記憶部とを備えること
    を特徴とする電力線通信方式用インターフェース装置。
  2. 前記接続された機器に関する情報は、該機器の機能に関する情報と該機能の状態に関する情報であること
    を特徴とする請求項1に記載の電力線通信方式用インターフェース装置。
  3. 機器との間で通信信号を送受信する機器通信処理部と、
    電力線との間で通信信号を送受信する電力線通信処理部と、
    初期状態ではプロパティ情報に仮想的な符号が予め設定され、電力線通信方式のためのプロパティを記憶するプロパティ情報記憶部と、
    前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替える制御部とを備えること
    を特徴とする電力線通信方式用インターフェース装置。
  4. 前記プロパティは、該電力線通信方式用インターフェース装置の基本情報を格納する基本プロパティ及び前記仮想的な符号のプロパティ情報を格納する仮想プロパティとを備え
    前記制御部は、前記機器通信処理部に機器が接続された場合に、該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想プロパティの前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替えること
    を特徴とする請求項3に記載の電力線通信方式用インターフェース装置。
  5. 前記接続された機器に関するプロパティ情報での前記プロパティへの書き替えは、前記制御部が、前記接続された機器から送信された該機器に関するプロパティ情報を含む通信信号を、前記機器通信処理部を用いて受信し、該受信した通信信号から該機器に関するプロパティ情報を取り出して、該取り出した該接続された機器に関するプロパティ情報で前記仮想的な符号のプロパティ情報を書き替えること
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電力線通信方式用インターフェース装置。
  6. 前記接続された機器に関するプロパティ情報は、機器に関するプロパティ情報を登録したデータベースを備える管理サーバから取得すること
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電力線通信方式用インターフェース装置。
  7. 前記制御部は、前記機器通信処理部を介して機器の接続を確認するための通信信号を送信した後に、一定時間内に該通信信号に対する応答がなかった場合には、前記電力線通信処理部を介しての通信を停止すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の電力線通信方式用インターフェース装置。
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