JP4194448B2 - 法枠形成用部材 - Google Patents

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本発明は、たとえば山の傾斜面、法面あるいは堤防や道路の法面等の崩壊を防止するべく、前記法面等の表面に沿って設置される間伐材を使用した斜面安定化のための法枠形成部材に関するものである。
近年、山の傾斜面、堤防や道路の法面等傾斜面の崩壊を防止するための土留の重要性が叫ばれている。
ここで、これらの土留の形成には、従来より法面等に沿ってコンクリートを打設したり、コンクリート製ブロックを例えばマトリックス状に設置したりして土留を形成していた。
しかしながら、近年において環境保護の見地から、上記従来のコンクリートを多用する土留はその見直しが計られるものとなり、環境保護に適合した土留形成の提案が要請されているに至った。
そしてこの環境保護の要請に応えるものとして、法枠を法面等に沿って設置するとともに、該法枠内に客土を保持して緑化を図る方法が実用化されている。
特開平11−124848号公報
しかしながら、従来の法枠では、型枠にコンクリートを流し込んで成型したものであるため、施工が大がかりで工事費が高くなるとともに、施行後の景観も見劣りのするものであった。
本発明は、上記従来の法枠が有する問題点に鑑み、森林保全、林業振興のためにその有効利用が要請されている間伐材等の木材を利用して、施工が容易で工事費が安く、施行後の景観も良好な法枠を形成する法枠形成部材を提供することを目的とするものである。
本発明による法枠形成部材は、
取付面となる法面に設置されて枠内部に客土が保持される法枠を形成する法枠形成部材であり、
切断された略円柱状をなす間伐材と、
前記切断された間伐材の長手方向に向かい間伐材の対向する外周対向側面及び上面に各々設けられた取付凹溝条と、
前記取付凹溝条内に嵌め込まれる紐状固定部材と、
前記取付凹溝条内に嵌め込まれた紐状固定部材の両端側で、該紐状固定部材を係止するアンカー部材と、
を有し、
前記アンカー部材は、前記取付面に接地して取り付けられる平板状取付板と、該取付板上に載置され、前記紐状固定部材が巻き付いて係止される係止凹部を外周側面に有する取付円柱体と、該取付円柱体及び取付板を前記取付面に固定するアンカー棒と、
前記アンカー棒の上部に形成され、前記間伐材に設けられた取付凹溝条のうち、上面に設けられた取付凹溝条内に嵌め込まれた紐状固定部材の両端側を係止する取付部固定部と、
を備えたことを特徴とするものである。
本発明の法枠形成部材によれば、短寸に切断した間伐材にその長手方向に沿って取付凹溝条を形成し、該取付凹溝条内に紐状固定部材を嵌め込んで間伐材を法面に固定でき、きわめて簡単な作業で法枠形成が行える。
しかもその法枠形成は格子状のみならず、菱形、台形等いずれの形をも形成することが出来る。
また、前記大量の間伐材をアンカー部材で確実に地面に固定でき、これにより形成した法枠をいかなる傾斜をした法面であっても簡単かつ確実に設置することができる。
以下、本発明による法枠形成部材の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に、本発明の法枠形成部材1の第1実施例を示す。
この法枠形成部材1は、例えば10数センチの短寸に切断された略円柱状をなす間伐材2を使用する。
森林保全、林業振興のためには積極的に間伐を行う必要がある。そしてそれにより大量に発生する間伐材2の積極的利用は環境保全を図る上からも重要な課題となっている。
しかして、前記短寸に切断された間伐材2の長手方向に向かっては間伐材2の対向する外周対向側面及び上面の三カ所に断面略U字状に穿設された取付凹溝条3が設けられている。
この取付凹溝条3内には図3から理解されるように紐状をなす、例えばワイヤーロープなどの固定部材4が嵌め込まれて短寸の間伐材を固定するものとなる。
すなわち、間伐材2の対向する外周対向側面に穿設された取付凹溝条3、3内に前記固定部材4,4が嵌め込まれて間伐材2をしっかりと挟持し、さらに上面の取付凹溝条内にも固定部材4が嵌め込まれて、間伐材2が浮き上がるのを防止するものとしている。
さらに図2から理解されるように、ワイヤーロープ等紐状固定部材4の端部側では、該紐状固定部材4を係止するアンカー部材5が設けられている。
ここで、アンカー部材5は、取付面である地面6に接地して取り付けられている略正方形状の平板状をなす取付板7と、例えば該取付板7上に設けられ、前記ワイヤーロープ等紐状固定部材部材4を巻き付けて係止する係止凹部8を外周側面に有する取付円柱体9と、該取付円柱体9及び取付板7を固定すべく地中に打ち込まれた長尺釘状のアンカー棒10と、該アンカー棒10の上部に例えば切り込みを入れることにより形成する取付部材固定部11とを備えて構成されている。
以上において、図2から理解される様に、まず所定の位置にアンカー部材5を打ち込んで行く。
次いで所定の長さに切断した間伐材2であってその外周面に取付凹溝状3が設けられたものを用意し、該間伐材2を法面に取り付けたアンカー部材5,5間に配置していく。
この配置した間伐材2を前記した取付凹溝状3内に紐状固定部材4を嵌め込むことにより固定していく。
図2では間伐材2を格子状に組んで法枠を形成しているが、この実施例に限定されるものではなく、菱形あるいは台形等あらゆる形の形状に組むことが可能となっている。
また、コンクリートで形成された法枠とは異なり、本発明で形成した法枠であれば、法面の植生状態をきわめて良好にすることができる。
さらに、長期間の経過とともに間伐材2が風化してしまい、この間伐材2がひいては土に還ることとなって異物の残留を極めて少なくするとの効果も期待できる。
しかも施工が容易であり、かつ材料費や工事費が安く、さらに施工後、自然に近い良好な景観を確保することもできる。
また、紐状固定部材4を取付凹溝条3内に嵌め込んで間伐材2を法面に固定することにより、法枠部材を法面に簡単かつ確実に設置することができるものとなっている。
本発明は間伐材の代わりに通常の丸太材を短寸に切断し、それを法枠形成部材として使用することもできる。
本発明の法枠形成部材により法枠を形成した状態の説明図(その1)である。
本発明の法枠形成部材により法枠を形成した状態の説明図(その2)である。
アンカー部材の構成を示す説明図である。
間伐材に紐状固定部材を嵌め込んで固定した状態を説明する説明図である。
取付凹溝条を穿設した間伐材の正面図である。
取付凹溝条を穿設した間伐材の斜視図である。
紐状固定部材部材4を巻き付けて係止した状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 法枠形成部材
2 間伐材
3 取付凹溝条
4 固定部材
5 アンカー部材
6 地面
7 取付板
8 係止凹溝
9 取付円柱体
10 アンカー棒
11 取付部材固定部

Claims (1)

  1. 取付面となる法面に設置されて枠内部に客土が保持される法枠を形成する法枠形成部材であり、
    切断された略円柱状をなす間伐材と、
    前記切断された間伐材の長手方向に向かい間伐材の対向する外周対向側面及び上面に各々設けられた取付凹溝条と、
    前記取付凹溝条内に嵌め込まれる紐状固定部材と、
    前記取付凹溝条内に嵌め込まれた紐状固定部材の両端側で、該紐状固定部材を係止するアンカー部材と、
    を有し、
    前記アンカー部材は、前記取付面に接地して取り付けられる平板状取付板と、該取付板上に載置され、前記紐状固定部材が巻き付いて係止される係止凹部を外周側面に有する取付円柱体と、該取付円柱体及び取付板を前記取付面に固定するアンカー棒と、
    前記アンカー棒の上部に形成され、前記間伐材に設けられた取付凹溝条のうち、上面に設けられた取付凹溝条内に嵌め込まれた紐状固定部材の両端側を係止する取付部固定部と、
    を備えたことを特徴とする法枠形成用部材。
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