JP2007146540A - 法面植生用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】間伐材等の木材を利用して、施工が容易で工事費が安く、生態系への影響を小さくし施行後の景観も良好に保持するとともに、雑草の生育を防止しながら法面に木を植設することができる法面植生用部材を提供すること。
【解決手段】間伐材等の木材1に直径方向の貫通孔2を形成して、該貫通孔2に索条又は線材3を挿通することにより複数の木材1を並列に連結するとともに、並列する木材1の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部4を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、山の傾斜面、堤防や道路の法面(路肩を含み、以下、単に「法面」という。)に沿って設置され、雑草の生育を防止しながら法面に木を植設することができる法面植生用部材に関するものである。
例えば、山間部の道路沿いの斜面に雑草が生えていると、タバコの投げ捨てによる火災が発生したり、見通しが悪くなって車両の運転の妨げとなり、思わぬ事故を招いたりする。
そこで、従来、斜面に防草シートを敷き詰めたり、コンクリートを吹き付けたり、あるいは、除草剤を使用することによって雑草の繁殖を抑える試みがなされている。
しかしながら、上記従来の防草シートによる方法では、防草シートが破損し易く、破損部分から草が生え始めて徐々にその範囲が広まるという問題があり、また、コンクリートの吹き付けによる方法では、自然景観が破壊される上に施工が大がかりとなり費用も嵩むという問題を有し、さらに、除草剤を用いる方法は、除草効果も一時的なものである上、有用な動植物に有害であるなど生態系に影響を与えるという問題を有している。
本発明は、上記従来の防草構造が有する問題点に鑑み、森林保全や林業振興のためにその有効利用が要請されている間伐材等の木材を利用して、施工が容易で工事費が安く、生態系への影響を小さくし施行後の景観も良好に保持するとともに、雑草の生育を防止しながら法面に木を植設することができる法面植生用部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の法面植生用部材は、法面に敷設する法面植生用部材であって、間伐材等の木材に直径方向の貫通孔を形成して、該貫通孔に索条又は線材を挿通することにより複数の木材を並列に連結するとともに、並列する木材の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部を形成したことを特徴とする。
この場合において、貫通部を、並列する木材の一部省略することにより形成することができる。
本発明の法面植生用部材によれば、間伐材等の木材に直径方向の貫通孔を形成して、該貫通孔に索条又は線材を挿通することにより複数の木材を並列に連結するとともに、並列する木材の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部を形成することから、法面植生用部材を法面に敷設して貫通部に土を充填することにより、風雨や崩土に流されることなく木の苗や種子を植えられるとともに、貫通部以外は木材によって日光を遮ることから雑草が繁茂することがなく、貫通部を囲う木材とともに植えた苗や種子が育ち易い環境を維持することができる。
また、並列する木材により雨を分散して浸透させることから、豪雨による浸食をはじめとして表土の流失や崩壊を防止するとともに、貫通部に充填した土で斜面に段を設けることから、保水力を増したり飛来したドングリ等の種子を取り込み易くしたりすることができる。
そして、有効利用が要請されている間伐材等の木材を利用することにより、施工が容易で工事費が安く、生態系への影響を小さくして施行後の景観も良好に保持することができる。
また、貫通部を、並列する木材の一部省略することにより形成することにより、貫通部を簡易に形成することができる。
以下、本発明の法面植生用部材の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の法面植生用部材の一実施例を示す。
この法面植生用部材は、法面Nに敷設することにより、雑草の生育を防止しながら法面Nに木を植設するものであり、間伐材等の木材1に直径方向の貫通孔2を形成して、該貫通孔2に索条又は線材3を挿通することにより複数の木材1を並列に連結するとともに、並列する木材1の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部4を形成するようにしている。
具体的には、所定径の間伐材を切断し、特に限定されるものではないが、例えば、1.5m程度の長い木材1aと、30cm程度の短い木材1bを所要数設け、長い木材1aには2箇所、短い木材1bには1箇所、ワイヤーロープや鋼線等からなる索条又は線材3を通す直径方向の貫通孔2を穿設する。
そして、貫通孔2の位置を合わせながら、長い木材1aと短い木材1bを交互に並列に並べ、貫通孔2に索条又は線材3を挿通することにより一体化し、短い木材1bの間に、すなわち、並列する木材1の一部省略することにより貫通部4を形成する。
その後、索条又は線材3を適当な寸法で切断し、その端部を環状にして、法面Nに適当な固定具5にて固定する。
この場合、長い木材1aと短い木材1b間の数量や長さ、索条又は線材3の長さ等は、必要に応じて適宜に変更することができ、また、切断した間伐材3は、端面を面取りしたり、不燃処理や防腐処理を施すことができる。
なお、本実施例においては、貫通部4を、並列する木材1の一部省略することにより形成することにより、貫通部4を簡易に形成することができるようにしたが、木材1に直接貫通部を形成することもできる。
このように、間伐材をすだれ状に連結した法面植生用部材は、傾斜方向に対して木材1の長さ方向が略直交するように法面N上に載置し、索条又は線材3の上下端部をアースアンカー等の固定具5により固定する。
この場合、索条又は線材3は、上下端部のほか、適宜中間位置にアースアンカー等の固定具5を配設して固定することもでき、これにより、索条又は線材3が切断された場合に、木材1が索条又は線材3から離脱して散乱することを防止できる。
かくして、本実施例の法面植生用部材は、間伐材等の木材1に直径方向の貫通孔2を形成して、該貫通孔2に索条又は線材3を挿通することにより複数の木材1を並列に連結するとともに、並列する木材1の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部4を形成することから、法面植生用部材を法面Nに敷設して貫通部4に土を充填することにより、風雨や崩土に流されることなく木の苗や種子を植えられるとともに、貫通部4以外は木材1によって日光を遮ることから雑草が繁茂することがなく、貫通部4を囲う木材1とともに植えた苗や種子が育ち易い環境を維持することができる。
また、並列する木材1により雨を分散して浸透させることから、豪雨による浸食をはじめとして表土の流失や崩壊を防止するとともに、貫通部4に充填した土で斜面に段を設けることから、保水力を増したり飛来したドングリ等の種子を取り込んだりすることができる。
そして、有効利用が要請されている間伐材等の木材1を利用することにより、施工が容易で工事費が安く、生態系への影響を小さくして施行後の景観も良好に保持することができる。
ところで、図2に示すように、間伐材を利用して、林道や道路の側溝を形成することもできる。
この側溝は、間伐材等の木材1の複数箇所に直径方向の貫通孔(図示省略)を形成して、該貫通孔に索条又は線材3を挿通することにより複数の木材1を並列に連結したもので、掘削した地面の溝に木材1が沿うように配設し、固定具5で固定することにより、側溝を形成している。
この場合、木材1には半裁した丸太を用い、図示のごとく、半裁面を上に向けて設置することが好適である。
また、図3に示すように、間伐材を利用して、蛇篭を形成することもできる。
この蛇篭は、間伐材等の木材1の複数箇所に直径方向の貫通孔(図示省略)を形成して、該貫通孔に索条又は線材3を挿通することにより複数の木材1を並列に連結するとともに、連結した木材1が筒状をなすように索条又は線材3を固定し、筒状にした木材1の内部に石や土(図示省略)を充填している。
この場合、連結した木材1を、端部6が余るように筒状に固定し、この余った端部6上に盛土7を載せることにより、蛇篭を定位置に固定することができる。
以上、本発明の法面植生用部材について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、実施例に記載した構成を適宜組み合わせるなど、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
以上、本発明の法面植生用部材は、森林保全や林業振興のためにその有効利用が要請されている間伐材等の木材を利用して、施工が容易で工事費が安く、生態系への影響を小さくし施行後の景観も良好に保持するとともに、雑草の生育を防止しながら法面に木を植設することができるという特性を有していることから、法面を緑化工法により補強する用途に好適に用いることができる。
本発明の法面植生用部材の一実施例を示し、(a)はその断面図、(b)は貫通部を示す拡大断面図、(c)は正面図である。 間伐材で形成した側溝を示す斜視図である。 間伐材で形成した蛇篭を示す斜視図である。
符号の説明
1 木材
1a 長い木材
1b 短い木材
2 貫通孔
3 索条又は線材
4 貫通部
5 固定具
6 端部
7 盛土
N 法面

Claims (2)

  1. 法面に敷設する法面植生用部材であって、間伐材等の木材に直径方向の貫通孔を形成して、該貫通孔に索条又は線材を挿通することにより複数の木材を並列に連結するとともに、並列する木材の適宜箇所を切り欠いて地面と連通する貫通部を形成したことを特徴とする法面植生用部材。
  2. 貫通部を、並列する木材の一部省略することにより形成したことを特徴とする請求項1記載の法面植生用部材。
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