JP4193570B2 - ワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造 - Google Patents

ワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造 Download PDF

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    • B60S1/0488Wiper arrangement for crash protection or impact absorption

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、衝撃荷重がワイパのピボット軸に入力されたときに、この衝撃荷重をワイパモジュールの部分で吸収するようにしたワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、車体のインストルメントパネルの前側に車幅方向に延びるエアボックスを設け、このエアボックス内にワイパ駆動用のワイパモジュールをエアボックス内に配設したものがある。
【0003】
このワイパモジュールとしては、例えば図13に示したように車幅方向に延びるフレーム1の端部をエアボックス(全体図示せず)の底壁2に取り付けたブラケット3に取り付けることにより、このフレーム1をエアボックスの底壁2に浮かせた状態で取り付けると共に、このフレーム1の両端部近傍の部分にワイパアーム取付用のピボット軸4を回転自在に保持させ、フレーム1の車幅方向の中間部にワイパモータ(図示せず)を固定し、このワイパモータの駆動力をリンク機構(図示せず)によりピボット軸4に伝達させるようにしたものがある。
【0004】
この様なワイパモジュールWmを有する自動車では、ピボット軸4に衝撃荷重が下方向に向けて入力されることがある。
【0005】
このため、ピボット軸4に入力される衝撃荷重を吸収させる目的で、フレーム1の端部1aに上下に貫通する貫通孔1bを設けて、この貫通孔1bを設けた部分を脆弱部1cとした脆弱部破断タイプの衝撃吸収構造も知られている(例えば、特許文献1参照)。この構造では衝撃荷重がピボット軸4に入力されたときに、図13に示した脆弱部1cが破断してワイパモジュールWmが図14に示したように落下して、ピボット軸4に入力される衝撃荷重が吸収される。
【0006】
また、従来の自動車には、上述した脆弱部がピボット軸に入力される衝撃荷重により破断して、ワイパモジュールが車体側に変位したときに、この変位するワイパモジュールにより変形させられる樹脂製の衝撃吸収部材をエアボックスの底壁上に設けたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−356142
【特許文献2】
特開2000−326829
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の脆弱部破断タイプの衝撃吸収構造では、入力される衝撃荷重によりワイパモジュールWmが下方に所定量変位させられて脆弱部1cが破断した後、この破断力によりワイパモジュールWmが下方へ変位してエアボックスの底壁2を直撃するため、ピボット軸に入力される衝撃荷重を十分に吸収できないという問題があった。
【0009】
また、後者の衝撃吸収部材付の衝撃吸収構造では、エアボックスの底壁に衝撃吸収部材を個別に取り付ける必要があるため、組付工数がかかると共にコスト高になるものであった。しかも、この構造では、衝撃吸収部材がエアボックス内の排水の妨げになる虞があった。
【0010】
そこで、この発明は、ピボット軸に入力される衝撃荷重を十分に吸収できると共に、組付工数がかからず、安価に製造でき、衝撃吸収部材が排水の妨げになることのないワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、ワイパのピボット軸を有するワイパモジュールが車体に取り付けられ、前記ピボット軸に下方向の衝撃荷重が入力されたときに破断する脆弱部が前記ワイパモジュールに設けられていると共に、前記衝撃荷重により前記脆弱部が破断して前記ワイパモジュールが下方向に変位させられたときに、前記ワイパモジュールにより変形させられて前記衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部が前記車体に設けられているワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造において、前記衝撃吸収部は前記車体の前記ワイパモジュールの取付部に一体に設けられた板状の衝撃吸収片であるワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造としたことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、ピボット軸に下方向に向けて入力される衝撃荷重により脆弱部が破断して、ワイパモジュールが下方向に変位させられたとき、ワイパモジュールが衝撃吸収片に衝突して切起片が曲げ変形させられ、衝撃荷重が十分に吸収されることになる。
【0013】
しかも、衝撃吸収片を車体に形成した構成としたので、車体とは別体の衝撃吸収部材を用意して車体に取り付ける必要がない。この結果、別途衝撃吸収部材を設けていない分だけ車体部品の組付が容易となり、安価に製造できる。
【0014】
また、請求項2の発明は、前記衝撃吸収片は車体に設けた切起片であり、前記切起片は前記ワイパモジュールの前記変位の向きへ切り起こされていることを特徴とする。この構成によれば、ワイパモジュールが切起片に衝突して切起片が曲げ変形させられる際、切起片は切り起こし方向に更に曲げ変形させられることになるので、衝撃荷重の吸収量が増大することになる。
【0015】
更に、請求項3の発明は、前記ワイパモジュールには筒状のピボット軸受及び該ピボット軸受から突出して前記車体に取り付けられた被取付部が設けられ、前記被取付部に前記脆弱部が設けられていると共に、前記被取付部には前記ピボット軸受と前記脆弱部との間に位置させて補強リブが設けられていることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、被取付部のピボット軸受と脆弱部との間の部分が補強リブで補強されているので、車体からワイパモジュールに衝撃荷重が入力されたときに、この衝撃荷重により被取付部のピボット軸受と脆弱部との間の部分が折れ曲がることなく脆弱部が確実に破断して、ワイパモジュールが車体側に変位させられる。
【0017】
しかも、被取付部のピボット軸受と脆弱部との間の部分が補強リブで補強されているので、ワイパモジュールが車体側に変位させられて、被取付部のピボット軸受と脆弱部との間の部分が衝撃吸収片又は切起片を押圧して曲げ変形させる際に、被取付部のピボット軸受と脆弱部との間の部分は切起片の曲げ変形時の反力を十分且つ確実に受けることができ、衝撃荷重を衝撃吸収片又は切起片により十分に吸収できることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1(a)において、10は自動車の車体、11は車体10の車室、12は車室11の前端部に設けられたインストルメントパネルである。また、図1(b)において、13は車体10のエンジンルームである。このエンジンルーム13は、図1(a)及び図1(c)のフード14で覆われている。
【0019】
上述のインストルメントパネル12の前側には、図1(b)に示したように車幅方向に延びるエアボックス15が車体10の一部として設けられている。このエアボックス15は、カウルトップ16及びダッシュアッパパネル17から中空に形成されている。そして、ダッシュアッパパネル17は底壁17a及び縦壁17bを有する。
【0020】
このエアボックス15内には図2に示したようなワイパモジュール16が配設されている。このワイパモジュール16は、車幅方向に延びるフレーム17と、フレーム17に取り付けられたワイパモータ18と、フレーム17の両端部に装着されるピボット軸19と、ワイパモータ18の駆動力をピボット軸19に伝達させるリンク機構20を有する。
【0021】
また、フレーム17は、車幅方向に延びるパイプフレーム21と、このパイプフレーム21の両端に配設された筒状のピボット軸受22,22を有する。このピボット軸受22は、図1(c)に示したように斜め方向に且つ上下に向けて配設されている。しかも、このピボット軸受22には上述したピボット軸19が軸線回りに回転自在に保持されている。尚、ワイパモータ18は図2に示したようにパイプフレーム21に固定されている。
【0022】
更に、ピボット軸受22の上下方向中間部には、図2,図4〜図9に示したようにパイプフレーム21の端部内に嵌着固定された軸部23が一体に設けられていると共に、底壁17aと略平行な取付板部(被取付部)24が一体に設けられている。
【0023】
この取付板部24の自由端部には図4,図6,図8に示したように取付孔25が形成され、取付板部24の中間部には貫通孔26が形成されている。しかも、この貫通孔26を設けることにより、取付板部24の中間部には脆弱部27が形成されている。また、取付板部24の上面両側部には、ピボット軸受22と脆弱部27との間に位置させた補強リブ28,28が一体に形成されている。この取付板部24の取付孔25にはゴム製の弾性筒体(弾性部材)29が嵌着されている。
【0024】
更に、上述したエアボックス15には、運転席側の端部及び車幅方向の中央部に位置させてブラケット30がそれぞれ配設されている。このブラケット30は、上壁30aと、この上壁30aから下方に延びる側壁30b,30cと、この側壁30b,30cの下端に外方に向けてそれぞれ連設された固定板部30d,30eを有する。
【0025】
このブラケット30は、固定板部30d,30eがエアボックス15の底壁17aに溶接固定されて、車体10の一部を構成している。しかも、ブラケット30の側壁30bには、下方に向けて切り起こされた切起片31が衝撃吸収片(衝撃吸収部)として一体に形成されている。
【0026】
このブラケット30の上壁30a上には弾性筒体29が載置されている。しかも、取付板部24は、弾性筒体29及び上壁30aを貫通するボルト32及びナット33を介して上壁30aに固定されている。これにより、ワイパモジュール16は浮いた状態で底壁17aに取り付けられている。
【0027】
また、この状態では、取付板部24の脆弱部27は切起片31の突出方向の略中央に対向させられている。尚、図1(a),図1(c)において、34はピボット軸19に取り付けられたワイパである。
[作用]
次に、このような構成のワイパモジュール取付部の作用を説明する。
【0028】
このような構成において、車体10に前部側から衝撃荷重が入力されて、車体10が変形させられたときに、この変形力がワイパモジュール16に後斜め下方に向かう衝撃荷重Fとして入力される。
【0029】
そして、このワイパモジュール16に入力される衝撃荷重Fが所定値を超えたときに、図6,図7に示した如くワイパモジュール16の脆弱部27が破断して、ワイパモジュール16がエアボックス15の底壁17a側に変位させられて、取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が切起片31に衝突させられる。
【0030】
ここで、被取付部としての取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が補強リブ28で補強されているので、車体10からワイパモジュール16に衝撃荷重Fが入力されたときに、この衝撃荷重Fにより取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が折れ曲がることなく脆弱部27が確実に破断して、ワイパモジュール16がエアボックス15の底壁17a(車体側)に変位させられる。
【0031】
しかも、取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が補強リブ28で補強されているので、ワイパモジュール16が底壁17a側に変位させられて、取付板部(被取付部)24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が切起片(衝撃吸収片)31を押圧して図8,図9の如く曲げ変形させる際に、取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が切起片31の曲げ変形時の反力を十分且つ確実に受けることができ、衝撃荷重を切起片により十分に吸収できることになる。
【0032】
その上、ワイパモジュール16が切起片31に衝突して、切起片31が曲げ変形させられる際、切起片31は切り起こし方向に更に曲げ変形させられることになるので、衝撃荷重の吸収量が増大することになる。
(変形例)
以上説明した実施例ではワイパモジュール16を取り付けるブラケット30がエアボックス15の底壁17aに溶接固定された例を示したが、運転席側では必ずしもブラケット30を底壁17aに固定する必要はない。
【0033】
この運転席側においては、上述したエアボックス15の車幅方向の端部が図10〜図12に示したような縦壁35で閉成されている。しかも、運転席側においては、ワイパモジュール16の車体10への取付部がエアボックス15の車幅方向の端部(縦壁35の近傍)に位置している。従って、図10〜図12に示したようなブラケット36を縦壁35に溶接固定して、このブラケット36にワイパモジュール16を取り付けるようにしても良い。
【0034】
このブラケット36は、縦壁35に溶接固定された断面コ字状の側壁36aと、側壁36aの上端に連設された断面コ字状の上壁36bと、上壁36bの自由端部に下方に向けて連設された側壁36cと、側壁36cの下端に垂直に連設された衝撃吸収片36dを有する。
【0035】
しかも、ワイパモジュール16の取付板部24が上壁36bに上述したボルト32及びナット(図示せず)により固定されている。この構成でも、ワイパモジュール16の脆弱部27が衝撃吸収片36dの突出方向の略中央に臨ませられている。
【0036】
この構成でも図10の状態からワイパモジュール16に入力される衝撃荷重で脆弱部27が図11に示したように破断させられると、ワイパモジュール16がエアボックス15の底壁17a側に変位させられて、取付板部24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が衝撃吸収片36dに衝突させられる。
【0037】
この後、ワイパモジュール16の取付板部(被取付部)24はピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が衝撃吸収片26dを押圧して図12の如く下方に曲げ変形させることで、ワイパモジュール16に入力された衝撃荷重が吸収される。
【0038】
以上説明した用にこの発明の実施の形態のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造では、ワイパ34のピボット軸19を有するワイパモジュール16が車体(車体10の一部である底壁17a、車体10の一部である縦壁35)に取り付けられ、前記ピボット軸19に下方向の衝撃荷重が入力されたときに破断する脆弱部27が前記ワイパモジュール16に設けられている。また、前記衝撃荷重により前記脆弱部27が破断して前記ワイパモジュール16が下方向(底壁17a)側に変位させられたときに、前記ワイパモジュール16により変形させられて前記衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部が前記車体(車体10の一部であるブラケット30、車体10の一部であるブラケット36)に設けられている。しかも、前記衝撃吸収部は前記車体10の前記ワイパモジュール16の取付部(ブラケット30,36)に一体に設けられた板状の衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)である。
【0039】
この構成によれば、ピボット軸19に下方向に向けて入力される衝撃荷重により脆弱部27が破断して、ワイパモジュール16が下方向(底壁17a)側に変位させられたとき、ワイパモジュール16が衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)に衝突して衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)が曲げ変形させられ、衝撃荷重が十分に吸収されることになる。
【0040】
しかも、衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)を車体(車体10の一部であるブラケット30、車体10の一部であるブラケット36)に形成した構成としたので、車体10とは別体の衝撃吸収部材を用意して車体に取り付ける必要がない。この結果、別途衝撃吸収部材を設けていない分だけ車体部品の組付が容易となり、安価に製造できる。
【0041】
また、この発明の実施の形態のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造では、前記衝撃吸収片は車体(車体10の一部であるブラケット30)に設けた切起片31であり、前記切起片31は前記ワイパモジュール16の前記変位の向きへ切り起こされている。この構成によれば、ワイパモジュール16が切起片31に衝突して切起片31が曲げ変形させられる際、切起片31は切り起こし方向に更に曲げ変形させられることになるので、衝撃荷重の吸収量が増大することになる。
【0042】
更に、この発明の実施の形態のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造では、前記ワイパモジュール16には筒状のピボット軸受22及び該ピボット軸受22から突出して前記車体(車体10の一部であるブラケット30,36)に取り付けられた被取付部(取付板部24)が設けられ、前記被取付部(取付板部24)に前記脆弱部27が設けられていると共に、前記被取付部(取付板部24)には前記ピボット軸受22と前記脆弱部27との間に位置させて補強リブ28が設けられている。
【0043】
この構成によれば、被取付部(取付板部24)のピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が補強リブ28で補強されているので、車体10からワイパモジュール16に衝撃荷重が入力されたときに、この衝撃荷重により被取付部(取付板部24)のピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が折れ曲がることなく脆弱部27が確実に破断して、ワイパモジュール16が車体(車体10の一部である底壁17a)側に変位させられる。
【0044】
しかも、被取付部(取付板部24)のピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が補強リブ28で補強されているので、ワイパモジュール16が車体(底壁17a)側に変位させられて、被取付部(取付板部24)のピボット軸受22と脆弱部27との間の部分が衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)を押圧して曲げ変形させる際に、被取付部(取付板部24)のピボット軸受22と脆弱部27との間の部分は衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)の曲げ変形時の反力を十分且つ確実に受けることができ、衝撃荷重を衝撃吸収片(切起片31、衝撃吸収片36d)により十分に吸収できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明に係るワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造を備える自動車の正面図、(b)は(a)の車体を示す斜視図、(c)は(a)のA1−A1線に沿う断面図である。
【図2】図1(c)のワイパモジュールの概略斜視図である。
【図3】図2のワイパーモータのフレームへの取り付け状態を示す斜視図である。
【図4】図1(c)の底壁に取り付けられたブラケットとワイパモジュールとの関係を示す要部断面図である。
【図5】図4のブラケットとワイパモジュールとの関係を示す要部斜視図である。
【図6】図4に示したワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用の断面図である。
【図7】図5のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用斜視図である。
【図8】図4に示したワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用の断面図である。
【図9】図5のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用斜視図である。
【図10】この発明に係るワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の変形例を示す要部斜視図である。
【図11】図10のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用斜視図である。
【図12】図10のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用斜視図である。
【図13】従来のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の一例を示す断面図である。
【図14】図13のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造の作用説明用斜視図である。
【符号の説明】
10…車体
15…エアボックス
16…ワイパモジュール
17a…底壁(車体の一部)
19…ピボット軸
22…ピボット軸受
24…取付板部(被取付部)
27…脆弱部
28…補強リブ
30…ブラケット(車体の一部)
35…縦壁
36…ブラケット(車体の一部)
31…切起片(衝撃吸収片)
34…ワイパ
36d…衝撃吸収片

Claims (3)

  1. ワイパのピボット軸を有するワイパモジュールが車体に取り付けられ、前記ピボット軸に下方向の衝撃荷重が入力されたときに破断する脆弱部が前記ワイパモジュールに設けられていると共に、前記衝撃荷重により前記脆弱部が破断して前記ワイパモジュールが下方向に変位させられたときに、前記ワイパモジュールにより変形させられて前記衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部が前記車体に設けられているワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造において、
    前記衝撃吸収部は前記車体の前記ワイパモジュールの取付部に一体に設けられた板状の衝撃吸収片であることを特徴とするワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造。
  2. 前記衝撃吸収片は車体に設けた切起片であり、前記切起片は前記ワイパモジュールの前記変位の向きへ切り起こされていることを特徴とする請求項1に記載のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造。
  3. 前記ワイパモジュールには筒状のピボット軸受及び該ピボット軸受から突出して前記車体に取り付けられた被取付部が設けられ、前記被取付部に前記脆弱部が設けられていると共に、前記被取付部には前記ピボット軸受と前記脆弱部との間に位置させて補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイパモジュール取付部の衝撃吸収構造。
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