JP4192965B2 - 車両の充電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両の充電制御装置、特に充電効率の向上に関する。
近年、エンジンを駆動させる燃料の節約と、エンジンの回転による騒音の低減、さらには燃料の燃焼により発生する排気ガスの低減を目的として、異なる種類の動力源、具体的にはエンジンとモータジェネレータを搭載した車両が提案されている。
例えば、特開平9−209790号公報には、変速機の入力軸にエンジンが接続されるとともにモータジェネレータが接続され、車速やアクセル開度、あるいはバッテリの充電量に基づいてエンジン及びモータジェネレータを制御する技術が開示されている。具体的には、エンジンのトルクをモータジェネレータに入力してモータジェネレータをジェネレータとして機能させてバッテリを充電する、また車両減速時には車輪から変速機を介してモータジェネレータに入力されるトルクを用いて回生制動を行う、あるいはモータジェネレータをモータとして機能させ、そのトルクを変速機に入力してトルクアシストを行う等である。
特開平9−209790号公報 特開平10−23605号公報
このように、ハイブリッド車においては例えば車載バッテリのSOC(充電状態)が低下した場合にはエンジンのトルクをモータジェネレータに供給し、モータジェネレータをジェネレータとして機能させて発電させることで車載バッテリを充電するが、単にエンジンを起動させて発電するのでは、例えばエンジンのトルクがトルクコンバータを介してモータジェネレータに供給される構成の場合、トルクコンバータによってエンジンのトルクの一部が消費され、効率よく車載バッテリを充電することができない、あるいはトルクコンバータのロックアップクラッチが係合していてもエンジンの出力によっては発電効率が低下する問題がある。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、車載バッテリの充電が必要となった場合でもエンジン、トルクコンバータ、モータジェネレータを制御して高効率で車載バッテリを充電することが可能な制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンの出力軸がモータジェネレータに接続され、前記モータジェネレータの出力軸がロックアップクラッチを有するトルクコンバータを介して変速機に接続された車両の充電制御装置であって、前記モータジェネレータをモータとして動作させたときの出力で走行し、前記エンジンのトルクの少なくとも一部を前記トルクコンバータを介して前記モータジェネレータに供給して発電する際に、前記モータジェネレータによる発電量を車両の走行状態に応じて変化させ、車両が停止している場合には前記ロックアップクラッチをオフに設定し、車両が走行している場合には車速が増大するほど充電量を増大させ、かつ、車両の変速段が前進ポジションあるいは後進ポジションのいずれでもない場合には前進ポジションあるいは後進ポジションである場合よりも充電量を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、車両においてバッテリの充電が必要となった場合でも、効率的にバッテリを充電することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1には、本実施形態におけるハイブリッド車の構成ブロック図が示されている。エンジン1の出力軸はロックアップクラッチを有するトルクコンバータT/C2に接続され、トルクコンバータT/C2の出力軸はモータジェネレータM/G3に接続されている。そして、モータジェネレータM/G3の出力軸は自動変速機A/T4に接続されている。モータジェネレータM/G3にはインバータ40を介してバッテリ41が接続されており、バッテリ41からの直流電力をインバータ40で交流電力に変換してモータジェネレータM/G3に供給するとともに、回生制動時にはモータジェネレータM/G3からの回生電力をバッテリ41に供給する。インバータ40の動作は、コントローラ42からの制御指令で制御される。また、コントローラ42は、インバータ40を制御するだけでなく、インバータ40の動作状態やバッテリ41のSOC(充電状態)を検出してECU100に供給する。ECU100は、具体的にはマイクロコンピュータで構成され、車速信号やアクセル開度信号、SOC信号等に基づいてトルクコンバータT/C2のスリップ率(ロックアップのオン、オフを含む)や自動変速機A/T4の変速比を制御する。
本実施形態におけるエンジン1とモータジェネレータM/G3の基本動作は従来と同様であり、車両発進時や低速走行時にはモータジェネレータM/G3をモータとして機能させてモータジェネレータM/G3の出力で走行し、通常走行時にはエンジン1を始動させてエンジン出力により走行し、高負荷時にはエンジン1に加えモータジェネレータM/G3をモータとして機能させて両動力源により走行する。また、車両減速時や制動時には、モータジェネレータM/G3をジェネレータとして機能させ、電力を回生する。さらに、バッテリ41のSOCが低下した場合には、ECU100はエンジン1の出力を増大させ、その一部をモータジェネレータM/G3で電力に変換してバッテリ41に充電する。
図2には、本実施形態におけるトルクコンバータT/C2、モータジェネレータM/G3及び自動変速機A/T4の接続関係を示すスケルトン図が示されている。トルクコンバータT/C2及び自動変速機A/T4の内部には、作動油としてオートマチック・トランスミッション・フルード(制御油)が封入されている。トルクコンバータT/C2は、駆動部材のトルクを流体により従動部材に伝達させるもので、ポンプインペラ7に一体化させたフロントカバー8と、タービンライナ9を一体に取り付けたハブ10と、ロックアップクラッチ11を有しており、ポンプインペラ7の回転が流体エネルギに変換されてタービンライナ9に伝達される。また、ロックアップクラッチ11は、フロントカバー8とハブ10とを選択的に係合、開放するためのもので、ロックアップクラッチ11の係合には、ロックアップクラッチ11が完全に係合された状態(ロックアップオン)と、ロックアップクラッチ11がスリップした状態とが含まれる。
フロントカバー8はエンジン1のクランクシャフト12に連結されており、ポンプインペラ7及びタービンランナ9の内周側にはステータ13が設けられている。このステータ13は、ポンプインペラ7からタービンランナ9に伝達されるトルクを増大させるためである。また、ハブ10には入力軸14が接続されている。従って、エンジン1のクランクシャフト12からトルクが出力されると、このトルクはトルクコンバータ2又はロックアップクラッチ11を介して入力軸14に伝達される。モータジェネレータM/G3も、この入力軸14に接続される。
一方、自動変速機(A/T)4は、副変速部15及び主変速部16から構成されている。副変速部15は、オーバドライブ用の遊星歯車機構17を備えており、遊星歯車機構17のキャリア18に対して入力軸14が連結されている。この遊星歯車機構17を構成するキャリア18とサンギア19との間には多板クラッチC0と一方向クラッチF0とが設けられている。この一方向クラッチF0は、サンギア19がキャリア18に対して相対的に正回転、つまり入力軸14の回転方向に回転した場合に係合するようになっている。そして、副変速部15の出力要素であるリングギア20が、主変速部16の入力要素である中間軸21に接続されている。また、サンギア19の回転を選択的に止める多板ブレーキB0が設けられている。
従って、副変速部15は、多板クラッチC0もしくは一方向クラッチF0が係合した状態で遊星歯車機構17の全体が一体となって回転する。このため、中間軸21が入力軸14と同速度で回転し、低速段となる。また、ブレーキB0を係合させてサンギア19の回転を止めた状態では、リングギア20が入力軸14に対して増速されて正回転し、高速段となる。
他方、主変速部16は、3組の遊星歯車機構22、23、24を備えており、これら3組の遊星歯車機構22、23、24を構成する回転要素が、以下のように連結されている。すなわち、第1遊星歯車機構22のサンギア25と、第2遊星歯車機構23のサンギア26とが互いに一体的に連結されており、第1遊星歯車機構22のリングギア27と、第2遊星歯車機構23のキャリア29と、第3遊星歯車機構24のキャリア31とが連結されている。また、キャリア31に出力軸32が連結されており、この出力軸32はトルク伝達装置(図示せず)を介して車輪に接続されている。更に、第2遊星歯車機構23のリングギア33が、第3遊星歯車機構24のサンギア34に連結されている。
主変速部16の歯車列においては、後進側の1つの変速段と、前進側の4つの変速段とを設定することができる。このような変速段を設定するための摩擦係合装置、つまりクラッチ及びブレーキが、以下のように設けられている。すなわち、クラッチに関しては、リングギア33及びサンギア34と、中間軸21との間に第1クラッチC1が設けられており、互いに連結されたサンギア25及びサンギア26と中間軸21との間に第2クラッチC2が設けられている。第1クラッチC1は前進時に係合し、第2クラッチC2は後進時に係合する。
また、ブレーキに関しては、第1ブレーキB1はバンドブレーキであって第1遊星歯車機構22のサンギア25及び第2遊星歯車機構23のサンギア26の回転を止めるように配置されている。また、これらのサンギア25、26とケーシング35との間には第1一方向クラッチF1と、多板ブレーキである第2ブレーキB2とが直列に配列されている。第1一方向クラッチF1はサンギア25、26が逆回転、つまり入力軸14の回転方向とは反対方向に回転しようとする際に係合するようになっている。
第1遊星歯車機構22のキャリア37とケーシング35との間に多板ブレーキである第3ブレーキB3が設けられている。そして、第3遊星歯車機構24はリングギア38を備えており、リングギア38の回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブレーキB4と第2一方向クラッチF2とが設けられている。第4ブレーキB4及び第2一方向クラッチF2は、ケーシング35とリングギア38との間に相互に並列配置されている。なお、この第2一方向クラッチF2はリングギア38が逆回転しようとする際に係合するように構成されている。更に、自動変速機A/T4の入力回転数を検出する入力回転数センサ4Aと自動変速機A/T4の出力軸32の回転数を検出する出力回転数センサ4Bとが設けられている。このような構成において、例えば前進段の第2速から第3速にシフトアップする場合には、第3ブレーキB3が開放されるとともに、第2ブレーキB2が係合される。また、逆に第3速から第2速にシフトダウンする場合には、第2ブレーキB2が開放されるとともに第3ブレーキB3が係合される。
このような構成において、バッテリ41のSOCが低下した場合には上述したようにECU100はエンジン1の出力を増大させ、エンジンのトルクをトルクコンバータT/C2を介してモータジェネレータM/G3に供給して車載バッテリ41を充電するが、例えば充電時にトルクコンバータT/C2がロックアップオフしている場合には、エンジン1からのトルクを効率よくモータジェネレータM/G3に供給できず、発電効率が低下する。また、たとえトルクコンバータT/C2がロックアップオンしていても、エンジン1の回転数やトルク、モータジェネレータM/G3の発電トルクや回転数が最適化されていないと、エンジン1のトルクを効率的に用いて発電することができない。
そこで、本実施形態においては、バッテリ41の充電が必要となった場合に、ECU100は、エンジン1、トルクコンバータT/C2、及びモータジェネレータM/G3の作動状態を最適化して最大効率で発電できるように制御している。
図3には、本実施形態におけるバッテリ41充電時のECU100の処理フローチャートが示されている。まず、ECU100は各種センサ(例えばシフトレバー位置センサや車速センサ、アクセル開度センサなど)からの入力信号を処理し(S101)、バッテリ41のSOCが所定量L%より低下したか否かを判定する(S102)。この判定は、コントローラ42からのバッテリ41検出信号に基づき判定することができる。そして、バッテリ41のSOCが所定量L%より低下して充電が必要である場合には、次にシフトレバーが前進ポジションあるいは後進ポジションにあるか否かを判定する(S103)。シフトレバーが前進ポジションあるいは後進ポジションにある場合には、さらに車速が0あるいは実質的に0(極低車速)であるか否か、すなわち停止中か否かを判定する(S104)。
S104にてYES、すなわち車両が停止中である場合には、充電を開始することになるが、これに先立ってECU100はブレーキがオンされているか否かを判定する(S105)。この判定は、車両運転者が制動の意思を有していることを確認するためのものであり、ブレーキがオンされている場合には自動変速機A/T4内のクラッチを開放制御し、自動変速機A/T4を実質的にニュートラルポジションに設定する。具体的には、シフトレバーが前進ポジションにある場合には図2におけるC1クラッチを開放し、シフトレバーが後進ポジションにある場合にはC2クラッチを開放制御する。これにより、シフトレバーが前進ポジションあるいは後進ポジションにあっても、自動変速機A/T4は実質的にニュートラル状態となり、モータジェネレータM/G3の発電時トルクが自動変速機A/T4を介して車輪に伝達されるのを防止できる。
自動変速機A/T4のクラッチを開放制御したのち、ECU100は所定のヒルホールド制御を行う(S107)。ヒルホールド制御とは、例えば車両が登坂路に停止している場合に後退しないようにABSのアクチュエータを作動させて車輪を強制的にロックするものである。本実施形態ではS106にてシフトレバーが駆動ポジションにあっても自動変速機A/T4のクラッチを開放するため、勾配路において車両が移動してしまうおそれがあるため、このようなヒルホールド制御が必要となる。なお、S105にて車両運転者がブレーキ操作をしていることは確認しているため、ヒルホールド制御がなくても車両の移動を防止することは可能であるが、車両運転者はシフトレバーが駆動ポジションにあることを前提にブレーキを操作していることも想定されるため、このようなヒルホールド制御により勾配路においても車両を停止させることが好適である。
自動変速機A/T4のクラッチを開放し、更に車両を確実に停止させる処理を行った後、ECU100は最高効率で発電するために必要なエンジン1、トルクコンバータT/C2、モータジェネレータM/G3の運転点を演算する(S108)。なお、この最高効率運転点演算に関しては後に詳述する。
一方、S104にてNO、すなわち車両が走行している場合には、クラッチ開放制御やヒルホールド制御を行うことなく、この状態における最高効率運転点を演算する(S109)。この最高効率運転点演算に関しても、後に詳述する。
S108、あるいはS109にて最高効率が得られる運転点を演算した後、ECU100は、この運転点でトルクコンバータT/C2のロックアップ制御(スリップ率制御)を行い(S110)、エンジン1の回転数、トルクを制御する(S111)。そして、モータジェネレータM/G3をジェネレータとして機能させて回転数及びトルクを制御し充電する(S112)。
図4には、S108における最高効率運転点演算Iの詳細フローチャートが示されている。まず、ECU100は、センサからの入力信号を処理し(S201)、モータジェネレータM/G3のモータトルクTMをモータ回転数NMとモータ効率ηMの2次元マップパラメータとして記憶する(S202)。
図5には、横軸にモータ回転数NM、縦軸にモータトルクTMをとった場合のモータ効率ηMが示されている。回転数NM及びトルクTMが増大する程モータ効率ηMは増大し、回転数NM及びトルクTMがある範囲で極大となる。
次に、ECU100は、エンジントルクTEをエンジン回転数NEとエンジン効率ηEの2次元マップパラメータとして記憶する(S203)。
図6には、横軸にエンジン回転数NE、縦軸にエンジントルクTEをとった場合のエンジン効率ηEが示されている。回転数NE及びトルクTEが増大する程効率ηEは増大し、ある範囲で極大となり、それ以上に回転数NEとトルクTEが増大すると効率ηEは低下する。
モータトルクTMとエンジントルクTEの2次元マップを記憶した後、記憶した2次元マップに基づいて最高効率点を決定する(S204)。具体的には、トルクコンバータT/C2はロックアップオン状態が発電効率最高となるのでロックアップオンを前提とし、ηE×ηMの最高点を探索する。ただし、ロックアップをオンするため、
TM+ΔTE=TE ・・・(1)
NM=NE ・・・(2)
の関係にあるから、この条件下でηE×ηMが最高となるエンジン回転数NE、エンジントルクTE及びモータ回転数NM、モータトルクTMを2次元マップから求める。なお、ΔTEはエンジン1自身がアイドリングで回るために必要なトルクである。(1)、(2)式を満たす必要があるため、得られる最高運転点(モータトルク、モータ回転数、エンジントルク、エンジン回転数)はモータ効率の2次元マップにおいて最高効率が得られるモータトルクTM’、モータ回転数NM’エンジン効率の2次元マップにおいて最高効率が得られるエンジントルクTE’、エンジン回転数NE’とは異なる点に注意されたい。
一方、図7にはS109における最高効率運転点演算IIの詳細フローチャートが示されている。S108における最高効率運転点演算Iと異なる点は、モータジェネレータM/G3が変速機A/T4を介して車輪に連結されて走行中であるため(シフトレバーが前後進ポジションにあり、車速が0でない)、モータジェネレータM/G3の回転数を自由に制御することができない点である。
図において、ECU100はセンサからの入力信号を処理し(S301)、次にトルクコンバータT/C2のロックアップオフを強制できるか否か、言い換えればドライバビリティを低下させないためロックアップをオフしなければならない走行状況か否か(例えば変速時に変速ショックを緩和するためにロックアップをオフする等)の判定を行う(S302)。ロックアップオフが強制されない場合には、次に走行負荷TLOADを車速やスロットル開度に基づき演算し(S303)、モータトルクTMをモータ回転数NMとモータ効率ηMの2次元マップパラメータとして記憶する(S304)。この処理は、上述したS202と同様であるが、モータジェネレータM/G3は自動変速機A/T4を介して車輪に接続されているため、NM=No×i(Noは自動変速機の出力回転数、iはギア比)の関係にある。
次に、トルクコンバータT/C2のトルク比tcを速度比eとコンバータ効率ηtのマップで記憶する(S305)。図8には、横軸に速度比e、縦軸にコンバータ効率ηtをとった場合のトルク比tcが示されている。なお、速度比e=NM/NEである。ここでは、速度比eを変化させたときの効率ηtの変化も記憶しておく。
そして、ECU100は、さらにエンジントルクTEをエンジン回転数NEとエンジン効率ηEの2次元マップパラメータとして記憶する(S306)。この処理は、上述したS203の処理と同様である。
モータトルクTM、コンバータのトルク比tc、エンジントルクTEを記憶した後、ECU100はこれらを用いて最高効率点を決定する(S307)。具体的には、
効率η=(走行エネルギ+充電エネルギ)/エンジン出力 ・・・(3)
が最も大きい時であるから、
効率η=(TLOAD×No+TM×NM×ηM)/(TE×NE/ηE)
=(TLOAD×No+TM×NM×ηM)×ηE/(TE×NE)
=(TLOAD×No+TM×NM×ηM)×ηE×t×e/(TLOAD/i+TM)×No×i=(TLOAD×No+TM×NM×ηM)×ηE×ηc/(TLOAD/i+TM)×No×i(但し、ηc=t×e) ・・・(4)
が最大となるようなTM、ηc(ロックアップスリップ率)を決定すればよい。なお、上式でTLOAD、No、NM、iは選択できる量ではなく、車両走行条件から決定される量である。また、トルク関係式
TE×t=(TLOAD/i+TM) ・・・(5)
より、TMが決まればTEも決定され、結局、最大効率で発電するために必要なTM、ηc、TEが決定されることになる。
一方、S302でYES、すなわちロックアップオフが強制される場合には、以下のようにして最高効率点を決定する。すなわち、まず車速やスロットル開度より走行負荷TLOADを演算し(S308)、モータトルクTMをモータ回転数NMとモータ効率ηMの2次元マップパラメータとして記憶する(S309)。そして、トルクコンバータT/C2のトルク比tcを速度比eとコンバータ効率ηtの2次元マップパラメータとして記憶する(S310)。ここで、速度比e=NM/NEである。さらに、S306と同様に、エンジントルクTEをエンジン回転数NEとエンジン効率ηEの2次元マップパラメータとして記憶する(S311)。
そして、これらに基づいて最高効率点を決定するが、トルクコンバータT/C2のロックアップクラッチはオフにしか制御できないため、ロックアップスリップ率一定の条件の下で効率が最大となるようなTMを決定し、さらに(5)式を用いてその時のTEを決定する(S312)。
このように、本実施形態では、最高効率で発電するための条件を算出してエンジン1、トルクコンバータT/C2、モータジェネレータM/G3を制御するので、バッテリ41を効率的に、すなわち短時間で充電することが可能となる。さらに、充電時には、変速機のクラッチを開放して実質的なニュートラル状態に制御するため、効率的な充電が可能となる。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、シフトレバーが駆動ポジションにあっても自動変速機A/T4のクラッチ(C1及びC2クラッチ)を開放制御することで発電効率、すなわち充電効率を向上させているが、シフトレバーがニュートラル位置にある場合にはこのような制御は不要である。しかしながら、停車充電中に運転者がシフトレバーを駆動ポジションに設定した場合には、変速機内のクラッチが係合するためエンジン1のトルクが変速機A/T4を介して車輪に伝達されるため、運転者の意思に応じたクラッチ制御が必要となる。すなわち、停止充電中に直ちに変速機のクラッチを係合させた場合、発電トルクが変速機を介して車輪に伝達されてしまうので、運転者は軽いショックを感じることになり好ましくない。本実施形態では、このように停車充電中に運転者がシフトレバーを駆動ポジションに設定した場合の処理について説明する。
図9には、本実施形態の処理フローチャートが示されている。まず、ECU100はセンサからの入力信号を処理し(S401)、バッテリ41を充電中であるか否かを判定する(S402)。バッテリ41を充電中である場合には、次に車速が実質的にゼロであるか否かを判定する(S403)。そして、停止中の充電であると判定された場合、次にシフトポジションがニュートラルNから駆動ポジションD、Rに変更されたか否かを判定する(S404)。停止充電中にシフトレバーが駆動ポジションに設定された場合には、さらに運転者がアクセルをオンしたか否かを判定する(S405)。車両運転者がアクセルをオンした場合には、運転者が車両を走行させる意思を有していることになるから(交差点で赤信号のため停止中に充電し、信号が青に変化した場合等が相当する)、ECU100は充電制御を直ちに中止し(S406)、自動変速機A/T4のクラッチC1(あるいはC2)を係合させる(S407)。そして、ヒルホールド制御を行っている場合にはその制御も解除し(S408)、走行を可能とする。
一方、S405にてNO、すなわちシフトレバーを駆動ポジションに設定したにもかかわらずアクセルを操作していない場合には、変速機A/T4のクラッチC1(あるいはC2)を係合させることなく充電制御を続行し(S409)、クラッチC1(あるいはC2)を開放状態に維持する(S410)。また、ヒルホールド制御を行っている場合には、クラッチC1(あるいはC2)を開放状態に維持しているため、この制御も引き続いて続行し車両の移動を防止する(S411)。
このように、本実施形態では運転者が停止充電中にシフトレバーを駆動ポジションに設定しても、アクセル操作を行って車両走行の意思表示をしない限り、自動変速機A/T4のクラッチを開放状態に維持して充電状態を継続するため、バッテリ41の効率的な充電が可能であるとともに、不要なショックを防止することもできる。
<第3実施形態>
図10には、本実施形態におけるハイブリッド車の構成ブロック図が示されている。図1に示された構成ブロック図と異なる点は、トルクコンバータT/C2とモータジェネレータM/G3の配置位置が逆、すなわちエンジン1の出力軸はモータジェネレータM/G3に接続され、モータジェネレータM/G3の出力軸はトルクコンバータT/C2を介して自動変速機A/T4に接続される点である。
このような構成において、バッテリ41のSOCが低下してバッテリ41の充電が停止中に必要となった場合、トルクコンバータT/C2がロックアップしたままの状態だと発電トルクの一部が車輪に伝達されてしまうため発電効率が低下してしまう。そこで、本実施形態では、図10に示された構成のハイブリッド車でも、効率的にモータジェネレータM/G3を発電させてバッテリ41を充電する制御について説明する。
図11には、本実施形態における処理フローチャートが示されている。まず、ECU100はセンサからの信号を入力して処理し(S501)、バッテリ41のSOCが所定量Low%より低下して充電が必要であるか否かを判定する(S502)。バッテリ41の充電が必要と判定されると、次にシフトレバーが前進ポジションあるいは後進ポジションにあるかを確認する(S503)。そして、シフトレバーが前後進ポジションにある場合には、さらに車速Vが下限値Vmin以下であるか否かを判定する(S504)。この判定は、車両が実質的に停止中であるか否かを確認するための処理で、実質的に停止中である場合には、不必要にエンジン1を回転させて騒音等を発生させないように最低の充電量を設定する(S505)。最低の充電量とは、バッテリ41のSOCを現状以下に低下させず、かつ、走行に支障がない量を意味する。そして、トルクコンバータT/C2のロックアップクラッチをオフとして充電に備える(S506)。
一方、S504にてNO、すなわち車両が停止中ではなく走行している場合には、車速に応じた制限充電量を設定する(S507)。また、S503にてNO、すなわちシフトレバーが前後進ポジションにない場合には、必要充電量の最大値に設定する(S508)。この場合、第1実施形態のように最大効率が得られるトルクと回転数を算出することが好ましい。
以上のようにして走行状態に応じてバッテリ41の充電量を設定した後、モータジェネレータM/G3をジェネレータとして機能させて充電を行う(S509)。
図12には、シフトレバーが前後進ポジションにある場合の設定充電量が示されている。図において、横軸は車速、縦軸は充電量である。車両が停止状態、あるいは極低車速で実質的に停止状態とみなせる場合には、充電量は最低必要な充電量に抑制される。そして、車速が増大するに従って車速に応じた充電量、具体的には図に示すように車速に対してリニアに充電量を増大させ、車速がある一定値以上では充電要求量に等しい充電量とする。車速がある一定値以上の場合の処理は、S508における処理、すなわち必要充電量の最大値で充電する処理と同一である。
このように、本実施形態では、停止中に充電が必要となった場合にはトルクコンバータT/C2のロックアップをオフとするので、充電効率を上げることができ、また、車両走行中であれば走行状態(具体的には車速)に応じて充電量を変化させているので、ドライバビリティを低下させることなく効率的にバッテリ41を充電することができる。
本発明の実施形態の構成ブロック図である。 本発明の実施形態のトルクコンバータ及び自動変速機のスケルトン図である。 本発明の第1実施形態の処理フローチャートである。 図3における最高効率運転点演算Iの処理フローチャートである。 モータ回転数とモータトルク及び効率との関係を示すグラフ図である。 エンジン回転数とエンジントルク及び効率との関係を示すグラフ図である。 図3における最高効率運転点演算IIの処理フローチャートである。 本発明における速度比と効率との関係を示すグラフ図である。 本発明の第2実施形態の処理フローチャートである。 本発明の第3実施形態の構成ブロック図である。 本発明の第3実施形態の処理フローチャートである。 本発明の第3実施形態における車速と充電量との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 エンジン、2 トルクコンバータT/C、3 モータジェネレータM/G、4 自動変速機A/T、40 インバータ、41 バッテリ、42 コントローラ、100 ECU(電子制御装置)。

Claims (2)

  1. エンジンの出力軸がモータジェネレータに接続され、前記モータジェネレータの出力軸がロックアップクラッチを有するトルクコンバータを介して変速機に接続された車両の充電制御装置であって、
    前記モータジェネレータをモータとして動作させたときの出力で走行し、
    前記エンジンのトルクの少なくとも一部を前記トルクコンバータを介して前記モータジェネレータに供給して発電する際に、前記モータジェネレータによる発電量を車両の走行状態に応じて変化させ、車両が停止している場合には前記ロックアップクラッチをオフに設定し、車両が走行している場合には車速が増大するほど充電量を増大させ、かつ、車両の変速段が前進ポジションあるいは後進ポジションのいずれでもない場合には前進ポジションあるいは後進ポジションである場合よりも充電量を大きくすることを特徴とする車両の充電制御装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    車両の変速段が前進ポジションあるいは後進ポジションにあり、かつ、車両が停止している場合には前記モータジェネレータによる発電量を車載バッテリのSOCを現状以下に低下させず、かつ走行に支障のない最低量とすることを特徴とする車両の充電制御装置。
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