JP4192913B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両衝突時に該車両の乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
車両の後突時に、車両用シートに着座している乗員からシートバックに入力する荷重によって、ヘッドレストを前傾させつつ上昇させて着座者の頭部の後方に位置させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−163099号公報 特開2005−13604号公報 特開2000−233713号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、後突に伴う着座者の慣性荷重などによってシートバックがシートクッション(車体)に対し傾斜した場合に、後方に移動する乗員の頭部と後下方に移動するヘッドレストとの上下方向(シートバックの傾斜方向)の位置に差が生じてしまう可能性があり、このような観点から改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、車両衝突時に乗員を効果的に保護することができる乗員保護装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る乗員保護装置は、車両用シートのシートバックの上端から突出して設けられ、該シートバックに対する高さ方向の位置を変化させ得るヘッドレストと、作動して前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の位置を変化させるヘッドレスト駆動装置と、前記車両用シートが搭載された車両と該車両の後方に位置する監視対象物体との相対速度を検出するための衝突速度検出手段と、車両と監視対象物体との衝突が生じた場合又は該衝突が予測された場合に、前記衝突速度検出手段の検出結果に応じて、前記ヘッドレスト駆動装置の作動の有無及び該ヘッドレスト駆動装置による前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の変位を制御する制御装置と、を備え、かつ、前記制御装置は、前記車両の後部と監視対象物体との衝突速度とシートクッションに対するシートバックの傾斜角との関係に基づいて、衝突速度検出手段の検出結果である相対速度が大きいほど前記ヘッドレストが前記シートバックに対し高さ方向に離間するように、前記ヘッドレスト駆動装置を制御する
請求項1記載の乗員保護装置では、制御装置は、車両の後面衝突が生じた場合又は車両の後面衝突が予測された場合に、衝突速度検出手段の検出結果に基づいてヘッドレスト駆動装置の作動を制御する。すなわち、制御装置は、例えば衝突速度検出手段の検出結果である車両後部と監視対象物体との衝突速度が所定の閾値よりも高い場合等の所定の作動条件(単に衝突を検知又は予測したことであっても良い)が成立した場合に、ヘッドレスト駆動装置を作動する。そして、制御装置は、車両と監視対象物体との衝突速度に応じて、ヘッドレスト駆動装置によるヘッドレストの変位量を調節する。これにより、ヘッドレストは、衝突速度に応じた適切な量だけシートバックバックに対し変位した位置で、車両用シートに着座している乗員の頭部を適切に支持(拘束)する。
このように、請求項1記載の乗員保護装置では、車両衝突時に乗員を効果的に保護することができる。なお、例えば、衝突速度検出手段として車両後部と監視対象物体との距離を検出する(距離に応じた信号を出力する)距離センサを用いると、制御装置に、距離センサの出力信号の時間微分によって車両と監視対象物体との相対速度を算出させることができると共に、距離センサの出力すなわち距離(及び相対速度)に基づいて衝突の有無又は確率を検知するようにさせることができる。
また、本乗員保護装置では、例えば、車両と監視対象物体との衝突速度と該衝突によるシートバックの傾斜角(の変化)との関係に基づいて、衝突速度に応じたヘッドレスト駆動装置の作動量すなわちシートバックに対するヘッドレストの高さ方向の位置を制御する。そして、車両後突の際の衝突速度と該衝突によるシートバックの傾斜角との間には、衝突速度が大きいほどシートバック傾斜角が大きくなる関係が成立する。したがって、ヘッドレストは、シートバックのシートクッション(車体)に対する傾斜角が大きくなるほど、シートバックに対し高さ方向に離間するように調節される。
これにより、ヘッドレストは、車両用シートに着座している乗員の頭部を一層適切に支持することができる。すなわち、車両の後突時には、乗員(頭部)は後方に移動しつつシートバックを押圧して傾斜させ、乗員頭部に対するヘッドレストの高さが相対的に低くなってしまうが、これを補うようにシートバックの傾斜角が大きくなるほどヘッドレストが上方に移動するようにヘッドレスト駆動装置が制御されるので、ヘッドレストによって乗員頭部を確実に支持することができる。
上記目的を達成するために請求項記載の発明に係る乗員保護装置は、車両用シートのシートバックの上端から突出して設けられ、該シートバックに対する高さ方向の位置を変化させ得るヘッドレストと、作動して前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の位置を変化させるヘッドレスト駆動装置と、車両の後方を監視する監視手段の出力に基づいて後面衝突を検知した場合に、シートクッションに対するシートバックの傾斜角に応じて、前記ヘッドレスト駆動装置の作動の有無及び該ヘッドレスト駆動装置による前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の変位を制御する制御装置と、を備え、かつ、前記制御装置は、シートバックの傾斜角が大きくなるほどヘッドレストが上方に移動するように前記ヘッドレスト駆動装置を制御する
請求項記載の乗員保護装置では、制御装置は、監視手段の出力に基づいて車両の後面衝突を検知(予測、推定を含む)すると、シートバックのシートクッションに対する傾斜角に基づいて、ヘッドレスト駆動装置の作動を制御する。そして、制御装置は、例えば衝突速度検出手段の検出結果である車両後部と監視対象物体との衝突速度が所定の閾値よりも高い場合等の所定の作動条件(単に衝突を検知又は予測したことであっても良い)が成立した場合に、ヘッドレスト駆動装置を作動する。そして、制御装置は、シートバックのシートクッションに対する傾斜角に基づいてヘッドレスト駆動装置によるヘッドレストの変位量を調節する。
したがって、ヘッドレストは、シートバックのシートクッション(車体)に対する傾斜角に応じて、シートバックに対する高さ方向の位置が調節される。これにより、ヘッドレストは、車両用シートに着座している乗員の頭部を適切に支持することができる。すなわち、車両の後突時には、乗員(頭部)は後方に移動しつつシートバックを押圧して傾斜させ、乗員頭部に対するヘッドレストの高さが相対的に低くなってしまうが、本乗員保護装置では、これを補うようにシートバックの傾斜角が大きくなるほどヘッドレストが上方に移動するようにヘッドレスト駆動装置を制御するので、ヘッドレストによって乗員頭部を確実に支持することができる。
このように、請求項記載の乗員保護装置では、車両衝突時に乗員を効果的に保護することができる。なお、シートバックのシートクッションに対する傾斜角は、角度センサ等によって直接的に検出しても良く、他のパラメータ(例えば、車両の衝突速度や加速度)から推定しても良い。
以上説明したように本発明に係る乗員保護装置は、車両衝突時に乗員を効果的に保護することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る乗員保護装置としてのヘッドレスト高さ調節装置10について、図1乃至図6に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UPは、それぞれヘッドレスト高さ調節装置10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向を示している。
図1には、ヘッドレスト高さ調節装置10が適用された自動車の内部が一部切り欠いた側面図にて示されている。この図に示される如く、自動車には、乗員Pが着座するための車両用シート12が搭載されている。車両用シート12は、シートクッション14の後端部に図示しないリクライニング装置を介してシートバック16の下端が連結されて構成されており、シートクッション14に対するシートバック16の傾斜角を調節可能な構成とされている。すなわち、シートバック16は、シートクッション14(車体)に片持ち支持されている。
車両用シート12のシートバック16の上端16Aには、乗員拘束装置としてのヘッドレスト18が設けられている。この実施形態では、ヘッドレスト18は、アクティブヘッドレストとされており、前ハーフ20と後ハーフ22とがXアーム24を介して接離可能に連結されて構成されている。このヘッドレスト18は、Xアーム24の相対角変位によって、前ハーフ20を後ハーフ22に近接させる初期位置(図1の実線参照)と、前ハーフ20を後ハーフ22から離間させる支持位置(図1の想像線参照)とを取り得るようになっている。また、Xアーム24には図示しない駆動装置が接続されており、駆動装置は、作動することで前ハーフ20を初期位置から支持位置に移動させる構成とされている。なお、駆動装置に代えて、前ハーフ20を支持位置側に付勢する付勢部材と、前ハーフ20を初期位置に保持する保持部材と、作動して保持部材による保持状態を解除する解除装置とを設けるようにしても良い。
このヘッドレスト18は、シートバック16の上端16Aに対する接離可能に該シートバック16に支持されている。具体的には、ヘッドレスト18の後ハーフ22には、ヘッドレストステー26の上部が固定されている。ヘッドレストステー26の下部は、シートバック16に高さ方向のスライドのみ可能に該シートバック16の上端16Aから挿し込まれている。これにより、ヘッドレスト18は、ヘッドレストステー26がシートバック16に対し高さ方向にスライドすることで、シートバック16の上端16Aとの距離、すなわちヘッドレスト18のシートバック16に対する高さ方向の位置(以下、突出量という)を調節可能な構成とされている。
そして、ヘッドレスト高さ調節装置10は、ヘッドレストステー26にシートバック16に対しスライドする移動力を付与するアクチュエータ28を備えている。アクチュエータ28は、シートバック16に内蔵されており、この実施形態では、駆動モータ30と、駆動モータ30の出力軸に固定されたピニオン32と、ヘッドレストステー26に形成されると共にピニオン32に噛み合わされたラック34とで構成されている。これにより、ヘッドレスト高さ調節装置10(アクチュエータ28)は、ピニオン32が矢印A方向に回転すると、ラック34すなわちヘッドレストステー26がシートバック16に対し上方にスライドし、ヘッドレスト18のシートバック16に対する突出量が増すようになっている。
また、ヘッドレスト高さ調節装置10は、制御装置としてのヘッドレストECU36を備えている。ヘッドレストECU36は、ヘッドレスト18(の駆動装置)及びアクチュエータ28(駆動モータ30)にそれぞれ電気的に接続されており、これらを制御するようになっている。また、ヘッドレストECU36は、衝突速度検出手段又は監視手段としてのPCS(プリクラッシュセーフティ)センサ38にも電気的に接続されている。PCSセンサ38は、ミリ波レーダ等の距離センサを含んで構成されており、本自動車の後方に位置する監視対象物体としての後方車両との相対距離に応じた信号を出力するようになっている。
そして、ヘッドレストECU36は、PCSセンサ38の出力信号及び該出力信号の時間変化に基づいて、本自動車と後方車両との衝突の有無又は確率を衝突前に検知(予測、推定)し、かつ衝突が避けられないと判断した場合又は衝突確率が所定の閾値よりも高いと判断した場合には、本自動車の後方車両による後面衝突(追突)の衝突速度を予測するようになっている。また、ヘッドレストECU36は、衝突が避けられないと判断した場合又は衝突確率が所定の閾値よりも高いと判断した場合には、ヘッドレスト18の駆動装置を作動して前ハーフ20を後ハーフ22に対し前方に突出させるようになっている。
さらに、ヘッドレストECU36は、上記のようにPCSセンサ38の出力信号の時間変化として検知又は予測した衝突速度(以下、予測追突速度という)が所定速度よりも大である場合に、アクチュエータ28を作動してヘッドレスト18のシートバック16に対する突出量を増加させる(上方に移動する)ように構成されている。そして、ヘッドレストECU36は、予測追突速度の大きさに応じて、アクチュエータ28の作動量を変化(制御)するようになっている。
具体的には、図2に示される如く、ヘッドレストECU36は、予測追突速度が閾値V1を超えると、アクチュエータ28を作動し、ヘッドレスト18が上側移動限に達するまでの間、ヘッドレスト18の突出量(駆動モータ30の回転量)を予測追突速度に比例させて変化させる構成とされている。すなわち、ヘッドレスト高さ調節装置10は、予測追突速度が大きいほどヘッドレスト18のシートバック16に対する突出量を大きくするように、アクチュエータ28を制御する構成である。
ところで、図3に示される如く、自動車の後面衝突の追突速度が大きいほど、乗員の慣性によるシートバック16の後方への倒れすなわちシートバック16のシートクッション14に対する傾斜角が大きくなることが知られている。したがって、ヘッドレストECU36は、シートバック16のシートクッション14に対する傾斜角が大きくなる予測追突速度が大きいほどヘッドレスト18のシートバック16に対する突出量を大きくするように、アクチュエータ28を制御する構成であると把握することも可能である。
以上により、ヘッドレスト高さ調節装置10では、図4に示される如く、シートバック16のシートクッション14に対する傾斜角が初期位置から角度θ1だけ変化した場合のヘッドレスト18の突出量Y1よりも、傾斜角が初期位置から角度θ2(>θ1)だけ変化した場合のヘッドレスト18の突出量Y2が多くなる設定とされている。また、任意の傾斜角θ(ヘッドレスト18が上側移動限に達する前の予測追突角度)におけるヘッドレスト18の突出量は、該ヘッドレスト18が初期位置の高位(シートクッション14に対する高さ)をほぼ維持するように設定されている。
なお、上記構成において、PCSセンサ38とヘッドレストECU36(の衝突速度演算部)とが本発明における衝突速度検出手段であると把握することも可能である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記の構成のヘッドレスト高さ調節装置10では、PCSセンサ38の出力信号に基づいてヘッドレストECU36が本自動車の後面衝突を予測すると、このヘッドレストECU36は、アクティブヘッドレストであるヘッドレスト18の駆動装置を作動し、図5(A)に示される如く前ハーフ20を後ハーフ22に対し前方に突出した支持位置に移動させる。さらに、ヘッドレストECU36は、予測追突速度が閾値V1(図2参照)よりも大である場合すなわちシートバック16の傾斜角θが所定角度よりも大きくなると予測される場合には、アクチュエータ28を作動し、予測追突速度に応じた量だけヘッドレスト18を上昇させる。すると、図5(B)に示される如く、ヘッドレスト18は、乗員Pの頭部Hを支持して該頭部Hの後方への移動を制限する。これにより、ヘッドレスト高さ調節装置10では、本自動車の後面衝突時に乗員Pを効果的に保護することができる。
以上の効果を図6に示す比較例との比較を参照しつつ詳細に説明する。なお、比較例における本実施形態と基本的に同一の部品・部分には本実施形態と同一の符号を付す。図6(A)及び図6(B)に示す比較例では、車両用シート12にヘッドレスト高さ調節装置10が設けられず、ヘッドレスト18は手動による高さ(突出量)調節のみが可能とされている。
この比較例において自動車の後面衝突が生じると、図6(A)に示される如く、乗員Pは慣性によって車両用シート12に対し後方に移動する(矢印A参照)。この乗員に押圧されて下端支持で上端自由のシートバック16は、矢印Bで示すようにシートクッション14に対する傾斜角を増す方向に倒れ、ヘッドレスト18が頭部Hに対し後下方に移動する。このため、図6(B)に示される如く、乗員Pの後方への移動がシートバック16によって制限されたときに、頭部Hがヘッドレスト18によって支持されず、乗員Pの頚部に鞭打ちを生じ易い。
一方、本実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10を備えた構成では、予測追突速度に基づいて衝突前又は衝突直後にアクチュエータ28を作動することで、図5(A)に示される如く乗員Pが矢印Aにて示す後方移動しているときに、ヘッドレスト18が突出量を増して所定位置(想定される傾斜角θにおいて初期位置の高位をほぼ維持する位置)に移動する。このため、図5(B)に示される如く乗員Pの後方への移動がシートバック16によって制限されたときに、ヘッドレスト18の高位が頭部Hの高位に略対応している。これにより、上記の如く頭部Hがヘッドレスト18によって支持されて後方への移動を制限され、乗員Pの頚部に鞭打ちが生じることが防止又は抑制される。
このように、本実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10では、車両衝突時に乗員を効果的に保護することができる。また、比較例の如き構成では、乗員の鞭打ち対策として後突時のシートバック16のシートクッションに対する傾斜角を抑えるために、シートバック16のシートクッション14に対する取付強度を増す必要があるが、本実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10を設けることで、シートバック16のシートクッション14に対する取付強度を増すことなく、鞭打ち性能を向上することができる。
なお、上記の実施形態では、ヘッドレストECU36がPCSセンサ38の出力に基づいて、シートバック16の傾斜角に対応する予測追突速度を算出し、該予測追突速度に応じてアクチュエータ28の作動量を調節する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、シートバック16のシートクッション14に対する傾斜角を検出する傾斜角センサを備え、傾斜角センサの出力によって検知される衝突前の初期傾斜角を制御パラメータに追加するようにしても良い。また、衝突後にヘッドレスト高さ調節装置10(乗員拘束装置)を作動する構成においては、傾斜角センサの出力に応じてアクチュエータ28の作動量を調節するようにしても良い。
本発明の実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10が適用された車両用シートを模式的に示す一部切り欠いた側面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10による予測追突速度とヘッドレスト突出量との間係を示す線図である。 本発明の実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10による制御のベースとなる追突速度とシートバック傾斜角との関係を示す線図である。 本発明の実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10によるシートバック傾斜角とヘッドレスト突出量との間係を示す模式的な側面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドレスト高さ調節装置10による乗員保護過程を示す図であって、(A)は衝突初期の側面図、(B)はヘッドレストによる頭部支持状態を示す側面図である。 本発明の実施形態との比較例による乗員保護過程を示す図であって、(A)は衝突初期の側面図、(B)はヘッドレストによって頭部を支持することができない場合の側面図である。
符号の説明
10 ヘッドレスト高さ調節装置(乗員保護装置)
12 車両用シート
16 シートバック
18 ヘッドレスト(乗員拘束装置)
28 アクチュエータ(乗員拘束装置、ヘッドレスト駆動装置)
36 ヘッドレストECU(制御装置、衝突速度検出装置)
38 PCSセンサ(衝突速度検出装置、監視手段)

Claims (2)

  1. 車両用シートのシートバックの上端から突出して設けられ、該シートバックに対する高さ方向の位置を変化させ得るヘッドレストと、
    作動して前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の位置を変化させるヘッドレスト駆動装置と、
    前記車両用シートが搭載された車両と該車両の後方に位置する監視対象物体との相対速度を検出するための衝突速度検出手段と、
    車両と監視対象物体との衝突が生じた場合又は該衝突が予測された場合に、前記衝突速度検出手段の検出結果に応じて、前記ヘッドレスト駆動装置の作動の有無及び該ヘッドレスト駆動装置による前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の変位を制御する制御装置と、
    を備え
    かつ、前記制御装置は、前記車両の後部と監視対象物体との衝突速度とシートクッションに対するシートバックの傾斜角との関係に基づいて、衝突速度検出手段の検出結果である相対速度が大きいほど前記ヘッドレストが前記シートバックに対し高さ方向に離間するように、前記ヘッドレスト駆動装置を制御する乗員保護装置。
  2. 車両用シートのシートバックの上端から突出して設けられ、該シートバックに対する高さ方向の位置を変化させ得るヘッドレストと、
    作動して前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の位置を変化させるヘッドレスト駆動装置と、
    車両の後方を監視する監視手段の出力に基づいて後面衝突を検知した場合に、シートクッションに対するシートバックの傾斜角に応じて、前記ヘッドレスト駆動装置の作動の有無及び該ヘッドレスト駆動装置による前記ヘッドレストの前記シートバックに対する高さ方向の変位を制御する制御装置と、
    を備え、
    かつ、前記制御装置は、シートバックの傾斜角が大きくなるほどヘッドレストが上方に移動するように前記ヘッドレスト駆動装置を制御する乗員保護装置。
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