JP2007245817A - 乗員保護装置 - Google Patents

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JP2007245817A JP2006069192A JP2006069192A JP2007245817A JP 2007245817 A JP2007245817 A JP 2007245817A JP 2006069192 A JP2006069192 A JP 2006069192A JP 2006069192 A JP2006069192 A JP 2006069192A JP 2007245817 A JP2007245817 A JP 2007245817A
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行男 蛭田
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Abstract

【課題】衝突状況に応じたより好適な乗員保護を実現できる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】ミリ波レーダー11とカメラ12を用いて予測される衝突の大きさを判定し、予測される衝突の大きさに応じてニーボルスター4のアクチュエータ6の駆動量を制御する。予測される衝突が大きい場合には、乗員の下肢3方向にニーボルスター4のパッド5を大きく迫り出させ、予測される衝突が小さい場合にはパッド5の迫り出し量を小さくする。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両の衝突時にシートに着座した乗員を保護する乗員保護装置に関するものである。
乗員の保護装置として、衝突を予測してアクチュエータ作動するニーボルスターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このニーボルスターは、前席シートの前方の壁にパッドが設けられ、レーダーによる前方検知信号を受けるコントローラが衝突の可能性が高いことを予測すると、コントローラがアクチュエータを前進作動させ、乗員の膝部を中心とする下肢の前面側にパッドを近接させるようになっている。
特開2004−352099号公報
しかし、この従来の乗員保護装置においては、下肢拘束手段であるニーボルスターのパッドの迫り出し量が一定に設定されているため、衝突状況に応じて迫り出し量を可変にするきめ細かな制御の研究余地が残されている。
そこでこの発明は、衝突状況に応じたより好適な乗員保護を実現できる乗員保護装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、車両の衝突の大きさを予測する衝突レベル予測手段(例えば、後述の実施形態における衝突レベル判定部14)と、シート(例えば、後述の実施形態における前席シート1)に着座している乗員の下肢(例えば、後述の実施形態における下肢3)を拘束する下肢拘束手段(例えば、後述の実施形態におけるニーボルスター4)と、前記衝突レベル予測手段からの予測信号を受けて前記下肢拘束手段の駆動を制御する駆動制御手段(例えば、後述の実施形態におけるコントローラ10)と、を備え、前記駆動制御手段が、前記衝突レベル予測手段によって予測される衝突の大きさに応じて、前記下肢拘束手段の駆動量を制御するようにした。
これにより、衝突レベル予測手段がレーダやカメラ等による検知信号を基に衝突の大きさを予測すると、駆動制御手段がその予測に応じて下肢拘束手段の駆動量を制御し、その結果、下肢拘束手段が衝突に備えた最適位置に移動することとなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗員保護装置において、シートに着座している乗員の状態を検出する乗員状態検出手段(例えば、後述の実施形態におけるシートスライド位置センサ15、ウェイトセンサ16、乗員状態判定部19)を備え、前記駆動制御手段は、該乗員状態検出手段の検出信号を加味して前記下肢拘束手段の駆動量を制御するようにした。
これにより、車両の衝突の可能性が高まると、衝突レベル予測手段によって衝突の大きさが予測されるとともに、乗員状態検出手段によって乗員の着座位置や着座姿勢、体格等の乗員状態が検出され、駆動制御手段が、これらの予測値と検出結果に基づいて下肢拘束手段の駆動量を制御するようになる。
請求項1に記載の発明によれば、衝突レベル予測手段によって予測される衝突の大きさに応じて下肢拘束手段の駆動量が制御されるため、衝突状況に応じた最適位置でもって下肢拘束手段で乗員の下肢を拘束することができる。
請求項2に記載の発明によれば、衝突レベル予測手段による衝突の大きさの予測値と、乗員状態検出手段によって検出される乗員の状態に応じて下肢拘束手段の駆動量が制御されるため、衝突状況により則した最適位置でもって下肢拘束手段で乗員の下肢を拘束することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明に係る乗員保護装置の概略構成を示すものであり、同図中1は、車両の前席シートであり、1aは、乗員Pの着座するシートクッション、1bは、着座した乗員Pの背部を支持するシートバック、2は、前席シート1の前方に配置されたインストルメントパネルである。インストルメントパネル2の乗員側膨出部の下方位置には、乗員Pの膝3aを中心とする下肢3を保護するためのニーボルスター4のパッド5が配置されている。
ニーボルスター4は、この発明に係る乗員保護装置の下肢拘束手段を構成するもので、表皮が軟質材料から成るパッド5が電動モータや油圧シリンダ等のアクチュエータ6によって乗員Pの下肢3方向に向けて進退作動し得るようになっている。アクチュエータ6は、インストルメントパネル2の内側において、ブラケット7を介して車体骨格部材8に支持固定され、その進退作動可能なロッド9がパッド5の背部に連結されている。そして、アクチュエータ6の駆動部はコントローラ10によって制御されるようになっている。
図2に示すように、車両C1の前端部と運転席の上部にはミリ波レーダー11とカメラ12が夫々設置され、これらの出力信号がコントローラ10に入力されるようになっている。なお、図2中C2は、車両C1の前方から走行してくる被検出対象である前方車両(対向車両)である。ミリ波レーダー11とカメラ12は、前方の物体(例えば、前方車両C2)の大きさや挙動、自車C1とのオーバーラップ量等を検出するためのものであり、カメラ12で車両前方を撮影した画像データは、図3に示すようにコントローラ10内の画像処理部13に送られる。コントローラ10には、ミリ波レーダ11の検出信号と、画像処理部13から送られたデータ信号を基にして、衝突の可能性の有無と、予測される衝突の大きさ(レベル)を判定する衝突レベル判定部14(衝突レベル予測手段)が設けられている。
この衝突レベル判定部14による判定は、例えば、衝突の可能性のある前方車両C2の大きさや、前方車両C2と自車C1とのラップ量Lが大きいほど、さらに、前方車両C2との衝突速度が大きいほど判定評価が高くなるようになっている。
また、コントローラ10には、前席シート1のスライド位置を検出するシートスライド位置センサ15と、シートクッション1aにかかる荷重とその分布を検出するウェイトセンサ16と、シートベルト17の装着の有無を検出するシートベルトセンサ18が接続されている。これらセンサ15,16,18の検出信号はコントローラ10の乗員状態判定部19に送られ、そこで乗員の着座状態や体格が判定される。さらにまた、コントローラ10には、実際の衝突衝撃を感知して信号を出力する加速度センサ20が接続されている。
さらに、コントローラ10には、衝突レベル判定部14と乗員状態判定部19から衝突レベルの判定信号と乗員状態信号を夫々受けてアクチュエータ6の駆動量(パッド5の迫り出し量)を演算する演算部21と、演算部21で演算した結果に応じてアクチュエータ6に作動信号を出力するアクチュエータ制御部22とが設けられている。演算部21においては、衝突レベル判定部14の判定評価が大きいほどアクチュエータ6の駆動量が大きくなり、さらに、乗員Pの着座位置が正規位置から外れている場合や、前席シート1のスライド位置が後方にある場合、乗員Pの体格が大きい場合等にアクチュエータ6の駆動量が大きくなるように演算が行われる。
なお、アクチュエータ制御部22からアクチュエータ6に前進駆動信号が出力された後に設定時間が経過すると、アクチュエータ制御部22からアクチュエータ6には初期位置復帰の信号が出力されるようになっている。ただし、この初期位置復帰の信号が出力される前に加速度センサ20の信号がコントローラ10に入力された場合には、初期位置復帰の信号出力がキャンセルされる。
次に、コントローラ10によるニーボルスター4の制御を図4のフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説明中の衝突は、前方車両C2との衝突を例にしている。
まず、ステップS101において、ミリ波レーダー11とカメラ12の信号を読み込み、次のステップS102において、前ステップで読み込んだ信号に基づいて前方車両C2との予測される衝突ラップ量Lを求める。S103においては、衝突ラップ量Lが有るかどうか、つまり、前方車両C2と衝突する可能性があるかどうかを判定し、衝突ラップ量Lがある場合にはステップS104に進み、衝突ラップ量Lが無い場合には処理を抜ける。
ステップS104においては、予測される衝突の大きさの判定を行い、つづくステップS105では、シートベルトセンサ18の信号を読み込む。ステップS106においては、シートベルト17が非装着であるかどうかを判定し、非装着の場合には、ステップS107に進み、装着している場合には処理を抜ける。したがって、この実施形態の場合、前席シート1に着座している乗員Pがシートベルト17を装着しているときにはニーボルスター4のアクチュエータ6の制御を行わない。ただし、シートベルト17の装着の有無に拘わらずニーボルスター4のアクチュエータ6の制御を行うようにしても良い。
ステップS107においては、シートスライド位置センサ15とウェイトセンサ16の信号を読み込み、つづくステップS108において、ステップS104の衝突レベルの判定結果と前ステップのセンサ15,16の検出信号を基にしてアクチュエータ6の駆動量を演算し、ステップS109において、その演算結果に応じた量だけアクチュエータ6を前進作動させる。
つづいて、この状態から設定時間の経過を待ち、設定時間が経過するまでの間に加速度センサ20からの信号入力があった場合(衝突が起こった場合)には、ステップS111に進んでアクチュエータ6の作動を保持し、設定時間が経過しても加速度センサ20から信号入力がない場合(衝突が起こらなかった場合)には、ステップS112に進んでアクチュエータ6を後退作動させ、ニーボルスター4のパッド5を初期位置へと戻す。
以上のように、この乗員保護装置の場合、コントローラ10がミリ波レーダー11とカメラ12の信号を基にして予測される衝突の大きさを判断し、衝突の大きさに応じてニーボルスター4のアクチュエータ6の駆動量を制御するため、予測される衝突が大きい場合には、パッド5を乗員Pの下肢3に充分に近接する位置まで迫り出させて乗員Pを強固に保持することができ、他方、予測される衝突が小さい場合には、パッド5の迫り出し量を抑制して乗員Pの違和感を少なくしつつ、乗員の確実な保持を行なうことができる。
また、この実施形態の乗員保護装置の場合、シートスライド位置センサ15やウェイトセンサ16の検出信号に基づいてコントローラ10がニーボルスター4のアクチュエータ駆動量を補正するため、乗員Pのシート位置や、座り方、体格差等に相違があってもパッド5の迫り出し位置を好適に修正し、パッド5によって乗員Pの下肢3を良好に保持することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、乗員の状態を検出するためのセンサ(乗員状態検出手段)として、シートスライド位置センサ15とウェイトセンサ16を用いたが、この他にシートクッション1aの座面高さを検出する高さセンサや、シートバック1bのリクライニング角度を検出する角度センサ等を用いることも可能である。
また、上記の実施形態においては、ミリ波レーダー11とカメラ12を用いて衝突レベル予測手段を構成したが、ミリ波レーダー11とカメラ12に代えて合成開口レーダー等を用いることも可能である。
この発明の一実施形態を示す車両前席の模式的な部分断面側面図。 同実施形態を示す自車と衝突予測車両の模式的な平面図。 同実施形態を示すブロック図。 同実施形態の制御の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1…前席シート
3…下肢
4…ニーボルスター(下肢拘束手段)
10…コントローラ(駆動制御手段)
11…ミリ波レーダー(衝突レベル予測手段)
12…カメラ(衝突レベル予測手段)
14…衝突レベル判定部(衝突レベル予測手段)
15…シートスライド位置センサ(乗員状態検出手段)
16…ウェイトセンサ(乗員状態検出手段)
19…乗員状態判定部(乗員状態検出手段)

Claims (2)

  1. 車両の衝突の大きさを予測する衝突レベル予測手段と、
    シートに着座している乗員の下肢を拘束する下肢拘束手段と、
    前記衝突レベル予測手段からの予測信号を受けて前記下肢拘束手段の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動制御手段が、前記衝突レベル予測手段によって予測される衝突の大きさに応じて、前記下肢拘束手段の駆動量を制御することを特徴とする乗員保護装置。
  2. 請求項1に記載の乗員保護装置において、
    シートに着座している乗員の状態を検出する乗員状態検出手段を備え、
    前記駆動制御手段は、該乗員状態検出手段の検出信号を加味して前記下肢拘束手段の駆動量を制御することを特徴とする乗員保護装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015116942A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 三菱自動車工業株式会社 車両用の乗員保護装置

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