JP4191971B2 - 物干装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の壁面やベランダの手摺壁等に取り付けられ、物干竿を掛け渡して使用する物干装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平7−173694号公報
【特許文献2】
特開平9−327596号公報
従来、建物のベランダ等に固定された物干装置として、建築物に取り付けられたベース部材に、アーム部材を垂直面内で回動可能に取り付け、アーム部材を水平状態あるいは斜め上または下状態で固定して使用し、不使用時には鉛直下方に回動して収納することができる物干装置があった。さらに、例えば物干位置でのアーム部材の角度を調整するものとしては、特許文献1に開示されているような収納式物干受けがある。また、アーム部材の高さを調整することができるものとしては、特許文献2に開示されている物干装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された物干装置は、アーム部材の角度は変更できるがアーム部材の高さの変更ができないものであり、特許文献2に開示された物干装置は、アーム部材の高さは変更可能であるが、角度の変更ができないものである。そして、収納式の物干装置では、アーム部材の高さと角度を両方変えようとすると、アーム基端部での構造が複雑になってしまい、強度が落ちたり装置が重くなってしまうという問題があった。
【0004】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でアーム部材の高さと角度を調整することができ、角度や高さを変更するときの操作性も良好な物干装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る物干装置は、建築物に対して略上下方向に取り付けられるレール部材と、上記レール部材に長手方向に摺動可能に取り付けられたケース部材と、このケース部材に収納可能であり且つ上記ケース部材から長手方向に引き出された状態で垂直面内で回動可能に設けられたアーム部材とを有した物干装置であって、上記アーム部材の基端側端部の両側方に各々突設された回動用の軸部と、上記ケース部材の互いに対向する内壁面に各々形成され且つ上記軸部の先端側が挿入されるガイド溝と、上記ケース部材内に設けられ且つ上記ガイド溝の上端部位に位置する上記軸部の側面に接触可能であるばね部材と、上記アーム部材の上記ケース部材に対する位置を固定する係止手段とを備えている。上記ガイド溝については、上記アーム部材を上記ケース部材に出し入れする際の案内溝であって上記ケース部材の長手方向に沿って形成された直線部と、この直線部の先端に連なり上記建築物側に斜め上方に延びて形成された屈曲部と、上記アーム部材を回動させる際の軸受けであって上記屈曲部の先端に連なり上記建築物側に斜め下方に延びて形成された先端部とを有している。上記ばね部材については、上記軸部が上記直線部の上端部位から上記屈曲部へと案内される過程で当該軸部との接触により弾性変形し、その弾性力により当該軸部を上記先端部に移動させるように、上記ガイド溝を横断し且つ上記建築物側に斜め上方に傾けて配置されている。
【0006】
また、上記係止手段については、上記アーム部材の基端側端部の上記軸部回りに形成された半円状の取付部の周縁部に互いに等間隔に径方向に突出して複数設けられた係合突起と、上記ケース部材内壁の上記ガイド溝の先端部の延長線上に位置する付近に配設され且つ上記軸部が上記ガイド溝の先端部に位置した状態で上記係合突起の一つと係合可能な係合部とを有したものを使用すると良い。さらに、上記軸部側面には、上記ガイド溝の幅よりもわずかに小さい間隔で、対向する面に対して位置する平面形成すると良い。
【0007】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図10は、この発明の一実施形態を示すものである。
物干装置10は、建築物12に対して略上下方向に取り付けられるレール部材14と、レール部材14に長手方向に摺動可能に取り付けられたケース部材18と、ケース部材18に収納可能であり且つケース部材18から長手方向に引き出された状態で垂直面内で回動可能に設けられたアーム部材62とを有した基本構造となっている。特に、アーム部材14の基端側端部の両側方に各々突設された回動用の軸部70と、ケース部材18の互いに対向する内壁面に各々形成され且つ軸部70の先端側が挿入されるガイド溝αと、ケース部材18内に設けられ且つ上記ガイド溝44等の上端部位に位置する軸部70の側面に接触可能なつる巻きばね60(ばね部材)と、アーム部材14のケース部材18に対する位置を固定する係止手段βとを備えている。
ガイド溝αは、アーム部材62をケース部材18に出し入れする際の案内溝であってケース部材18の長手方向に沿って形成されたガイド溝20、44(直線部)と、ガイド溝44の先端に連なり建築物12側に斜め上方に延びて形成された屈曲部44aと、アーム部材62を回動させる際の軸受けであって屈曲部44aの先端に連なり建築物12側に斜め下方に延びて形成された先端部45とを有している。
つる巻きばね60は、軸部70がカイド溝44の上端部位から屈曲部44aへと案内される過程で軸部70との接触により弾性変形し、その弾性力により軸部70を先端部45に移動させるように、ガイド溝αを横断し且つ建築物12側に斜め上方に傾けて配置されている。
係止手段βは、アーム部材14の基端側端部の軸部70回りに形成された半円状の取付部68の周縁部に互いに等間隔に径方向に突出して合計3個設けられた係合突起72、74、76と、ケース部材18内壁のガイド溝αの先端部45の延長線上に位置する付近に配設され且つ軸部70がガイド溝αの先端部45に位置した状態で係合突起72、74、76の一つと係合可能な係合部36とを有している。以下、各部の詳細を説明する。
レール部材14は、アルミニウムまたはその合金等で形成され、垂直方向に位置し、ボルト16で固定されている。
【0008】
レール部材14には、ケース部材18が摺動可能に設けられている。ケース部材18は、アルミニウムまたはその合金で設けられ、上方が開口し内部が中空に形成され、所定間隔はなれて互いに平行な内壁を備えている。ケース部材18の互いに対向する内壁面には、ケース部材18の長手方向に沿ってガイド溝20がそれぞれ形成されている。ケース部材18の中央よりもやや下方には、ガイド溝20にストッパー21がねじ23などで取り付けられている。ケース部材18の下端部18aは合成樹脂製の下キャップ22が取り付けられている。ケース部材18の上端部18bの開口部には、アルミダイキャスト等により形成され、ケース部材の一端部として機能するアーム係止部材24が取り付けられている。
【0009】
アーム係止部材24は、左右対象の一対の部材が互いに合わせられてボルト26で固定されて設けられている。アーム係止部材24は、矩形のブロック状であり、取り付け状態で建築物12に面する側面24aと、建築物12と反対側の側面24b、取り付け状態で下方に向く下面24c、上方を向く上面24dが形成されている。
【0010】
アーム係止部材24の内側面27は内側が中空状に形成され、図3に示すように、側縁部24aの上端に、一対のアーム係止部材24が互いに当接する当接部32が形成されている。当接部32のほぼ中心には、透孔34がアーム係止部材24を貫通して設けられている。側縁部24aの下端には、後述するアーム部材62が係止される係合部36が形成されている。
【0011】
係合部36は、一対のアーム係止部材24が互いに当接した状態で、内側の中空部内にと突出するように形成されている。側縁部24aから離れた側の係合部36の端部には、アーム係止部材24の内側面27に対してほぼ直角に位置する係止面38が設けられている。係止面38は、下面24cに対して交差する方向に位置し、下面24cに近づくにつれて側面24aに近づく方向に形成されている。係合部36のほぼ中央付近には、側面24aと下面24cの角部に向かってくぼむ凹部40が設けられている。凹部40の内周面はアーム係止部材24の内側面27に対してほぼ直角に位置し、内側面27の側面24a側の端部には、係止面42が設けられている。係止面42は、側面24aに対して交差する方向に位置し、側面24aに近づくにつれて下面24cに近づく方向に形成されている。
【0012】
アーム係止部材24の内側面27の中央には、ケース部材18のガイド溝20に連通するガイド溝44が形成されている。ガイド溝44は、下端面24cでガイド溝20と一致する位置に連通し、アーム係止部材24のうち側面の中央を過ぎて上面24dに近づいた位置で曲がり、下面24cと側面24aの角部に向かって延出し係合部36に達する前で止まっている。ガイド溝44の屈曲した先端部45は、アーム係止部材24の内側面27に対する内周面が半円状に形成され、ここは後述するアーム部材62の軸受けとなる。ガイド溝44の側面24a側の周縁部には、ガイド溝44を形成し、当接部32と係合部36よりも低い立上壁46が設けられている。ガイド溝44の側面24b側の周縁部には、ガイド溝44を形成するとともに、立上壁46よりも低い平面部48が幅広に形成されている。平面部48の外側、つまり、側面24bと上面24dと、その間にある傾斜面には、平面部48よりわずかに高い縁部50が形成されている。
【0013】
左右対称の一対のアーム係止部材24のうち、一方のアーム係止部材24の平面部48には、ガイド溝44の屈曲部44aを略コの字形に囲むガイド部材52が入れられている。ガイド部材52のアーム係止部材24の内側面27に接している面には、下面24c側の端部に、後述するつる巻きばね60を入れる逃げ部54が形成されている。逃げ部54は、下面24c側の端部に連通し側面24bに沿って細長く凹部が形成されている。逃げ部54の内側には、逃げ部54の底部からほぼ垂直に突出する円筒状の軸部56が形成されている。また、ガイド部材52の、側面24a側の端部に、後述するつる巻きばね60の先端が摺動自在に差し込まれる溝部58が形成されている。溝部58は、軸部56を中心とした円弧の一部である曲線で形成されている。
【0014】
係止補助手段である、つる巻きばね60の螺旋が形成された一端部はガイド部材52の逃げ部54に取り付けられ、螺旋部分は軸部56に巻き回されている。つる巻きばね60の螺旋部分から延出した他方の先端61は、90°屈曲して溝部58に延出し、溝部58に差し込まれている。つる巻きばね60の先端61は、その弾性力で溝部58の下方の端部58aに付勢されて当接している。
【0015】
アーム係止部材24には、アーム部材62が係止される。アーム部材62は金属製の長い板状体であり、アーム部材62の外側が肉厚の枠部63として形成され、内側には長手方向に沿って薄肉部64が形成され、薄肉部64には長手方向に沿って等間隔に略台形状の透孔である竿受部66が5個形成されている。
【0016】
アーム部材62のアーム係止部材24側の端部は、半円に形成され、その内側が円形の取付部68となっている。取付部68の中心には、両側方へ突出する短い円柱状の軸部70が各々形成されている。軸部70の側面には、アーム部材62の長手方向に対して直交する半径方向に位置する2箇所に、アーム部材62の長手方向に対して平行な平面71が面取りされて形成されている。軸部70の、一対の平面71の間隔は、ケース部材18のガイド溝20及びガイド溝44の幅よりわずかに小さい幅に形成されている。
【0017】
そして取付部68の周縁部には、アーム係止部材24の係合部36に係止される被係合部である係合突起72,74,76が等間隔に側方に突出して設けられている。係合突起72には、一番突出している頂部72aが設けられ、頂部72aの、図1において時計回り方向に連続して係止面72bが設けられている。係止面72bは、取付部68の半径方向に対してほぼ平行に形成された平面である。そして、頂部72aの係止面72bと反対側に連続して滑らかに湾曲した当接面72cが設けられている。当接面72cは、頂部72aから離れるに従い外側に湾曲しながら徐々に突出量が少なくなる曲面である。係合突起74,76にも同様に、各々頂部74a,76a、係止面74b,76b、当接面74c,76cが設けられている。
【0018】
次に、この実施形態の物干装置10の組み立て方法について説明する。まず、一方のアーム係止部材24の平面部48に、ガイド部材52とつる巻きばね60をセットし、一対のアーム係止部材24をケース部材18に取り付ける。アーム部材62は、組み立て前に予め入れられても良く、またアーム係止部材24または下キャップ22を取り付ける前にケース部材18に差し込んでも良い。
【0019】
レール部材14を、建築物12、例えばマンションの壁面やベランダの手摺等にボルト16で取り付けた後、そのレール部材14にケース部材18を摺動可能に取り付ける。また、組み立てたケース部材18、下キャップ22、アーム係止部材24を予めレール部材14に摺動可能に取り付けたあと、レール部材14を建築物12取り付けても良い。
【0020】
次に、この実施形態の物干装置10の、アーム部材62を収容状態から使用状態に変える操作について説明する。図1は、アーム部材62がケース部材18の内側に収容されている収容状態を示す。アーム部材62の取付部68と軸部70は、ケース部材18のガイド溝20に取り付けられたストッパー21に当接し、所定位置に収容されている。アーム部材62の、取付部68と反対側の先端は、アーム係止部材24から竿受部66が1個露出する長さに突出している。従って、露出した竿受部66に物干竿80を差し込んだ状態で収納可能である。
【0021】
次に、アーム部材62を引き出して使用状態にするとき、図4に示すように、アーム部材62を垂直上方へ引き上げ、アーム部材62の取付部68の軸部70をケース部材18のガイド溝20の上方に移動し、図5に示すようにアーム係止部材24のガイド溝44へ移動する。このとき、アーム部材62は、その軸部70の平面71がガイド溝20,44内に摺接し、安定に引き上げられる。さらにアーム部材62を上方に引き上げると、図6に示すようにアーム部材62の取付部68の軸部70がつる巻きばね60に当接し、つる巻きばね60は弾性変形してその先端61が溝部58の下側の端部58aから離れ、アーム部材62の上昇に伴って溝部58の上側の端部58b側に移動する。そして、アーム部材62の取付部68の軸部70は、ガイド溝44の屈曲部44aで移動方向を変え、図7に示すように、溝部44の先端部45へ向かう。このときつる巻きばね60の弾性力が軸部70に作用し、アーム部材62はガイド溝44の先端部45側へ付勢され、容易に先端部45に移動する。
【0022】
この後、アーム部材62をアーム係止部材24に係止する。係止操作は、アーム部材62の角度を斜め上方に向けて保持しながら、アーム部材62の軸部70がガイド溝44の先端部45へ当接したとき、図8に示すように係合突起72がアーム係止部材24の係合部36の凹部40に位置し、係合突起72の係止面72bと係合部36の係止面42が当接する。さらに、係合突起74の係止面74bは係合部36の係止面38に当接する。これにより、アーム部材62は自重により斜め上方に向かって保持されている。アーム62をケース部材18に収容するときは、上記の操作の逆の手順で行う。
【0023】
次にアーム部材62の角度を斜め上方から、水平に変更するときは、図9に示すようにアーム部材62を斜め上方に向かって僅かに引き上げ、軸部70をガイド溝44の先端部45から離れて屈曲部44aに向かって移動させる。これにより、係合突起72,74は、アーム係止部材24の係合部36から離れ、係合が解除される。そしてアーム部材62を、軸部70を中心に回転させ水平にする。この後軸部70をガイド溝44の先端部45へ移動させる。このとき、図10に示すように係合突起74がアーム係止部材24の係合部36の凹部40に位置し、係合突起74の係止面74bと係合部36の係止面42が当接する。そして、係合突起76の係止面76bは、係合部36の係止面38に当接する。これにより、アーム部材62は自重により水平に保持されている。
【0024】
アーム62の角度を水平から斜め上に変えるときは、アーム部材62を上方に上げるように力を加えると、アーム部材62の係合突起74,76の係止面74b,76bは、アーム係止部材24の係合部36の係止面42,38から離れ、係合突起72の当接面72cは、係合部36の上端部36aに、係合突起74の当接面74cは、係合部36の凹部40の縁部36bに当接する。さらに回転させるとアーム部材62の係合突起72,74に押し上げられてアーム部材62が斜め上方に押し上げられ、軸部70がガイド溝44の先端部45から離れ上方へ移動する。さらにアーム部材62を持ち上げていくと、係合突起74,76の頂部72a,74aが係合部36の上端部36aと凹部40の縁部36bを通過して、軸部70がガイド溝44の先端部45に戻る。そして、アーム部材62を持ち上げる力を解除し、係合突起72,74の係止面72b,74bが、アーム係止部材24の係合部36の係止面42,38に下側から当接し、アーム部材62は斜め上を向く方向で保持される。
【0025】
なお、アーム部材62の角度を変える操作は、一対のアーム部材62に物干竿80を掛け渡した状態で、物干竿80を上に引き上げたり、降ろしたりすることで、一対のアーム部材62のアーム係止部材24の係合部36に対する係合や係合解除、位置の変更を同時に行うことができる。
【0026】
また、アーム部材62の高さを変更するときは、ケース部材18をレール部材14に沿って上下に摺動する。
【0027】
この実施形態の物干装置10によれば、簡単な構造で確実に洗濯物を保持することができる。特にアーム部材62をアーム係止部材24に係止する操作において、軸部70がつる巻きばね60によりガイド溝44の先端部45側に付勢されているので、軸部70は自動的にガイド溝44の先端部側に移動する。そして、アーム部材62に竿80や洗濯物の重みで下に向かって力が加えられ、アーム部材62の取付部68の軸部70が、アーム係止部材24のガイド溝44の先端部45に上から当接し、さらにアーム部材62の係合突起72,74,76のうちの2箇所が、アーム係止部材24の係合部36の係止面42,38に下側から当接し、アーム部材62は強固に確実にアーム係止部材24に保持される。
【0028】
また、アーム部材62の角度を変更するときは、アーム部材62をアーム係止部材24から斜め上方に持ち上げるだけの簡単な操作により、アーム部材62とアーム係止部材24との係合を解除し、任意の方向へ手動で回転させて行うことができ、操作性がよい。特に、アーム部材62の角度を上方に変更するときは、アーム部材62を上方に回転させるだけの簡単な操作で行うことができる。そして一対のアーム部材62に物干竿80を渡した状態で、物干竿2を持ち上げたりおろしたりすることにより一対のアーム部材62の係合を同時に解除し角度の変更を行うことができ、洗濯物を干したままで、日光の角度や天候に合わせてアーム部材62の角度を調整することができる。また使用しないときは、アーム部材62をケース部材18に収容することができる。アーム部材62の高さは、ケース部材18をレール部材14に沿って上下に摺動させることで、容易に変更することができる。
【0029】
なお、この発明の物干装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、レール部材の取り付け位置や壁以外に天井部分や支柱等適宜選択可能である。アーム係止部材とアーム部材の形状、または取り付け角度、係合突起の数や形状等は、自由に変更可能である。
【0030】
【発明の効果】
この発明の物干装置は、簡単な構造で確実に竿や洗濯物を保持し、簡単な操作でアーム部材の角度と高さを変えることができるとともに、使用しないときはケース部材に簡単に収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の物干装置の正面図である。
【図2】この実施形態の物干装置の使用状態を示す正面図である。
【図3】この実施形態の物干装置のアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図4】この実施形態の物干装置のアーム部材を上方に引き上げた状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図5】この実施形態の物干装置のアーム部材をアーム係止部材のガイド溝に引き上げた状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図6】この実施形態の物干装置のアーム部材がアーム係止部材のガイド溝の屈曲部に達した状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図7】この実施形態の物干装置のアーム部材をアーム係止部材のガイド溝の屈曲部を通過した状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図8】この実施形態の物干装置のアーム部材を斜め上方に保持した状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図9】この実施形態の物干装置のアーム部材の角度を下方に変更する状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【図10】この実施形態の物干装置のアーム部材を水平に保持した状態でのアーム係止部材の内側面を示す正面図である。
【符号の説明】
10 物干装置
12 建築物
14 レール部材
18 ケース部材
α ガイド溝
20,44 ガイド溝(直線部)
44a 屈曲部
45 先端部
21 ストッパー
24 アーム係止部材
32 当接部
34 透孔
36 係合部
38 係止面
40 凹部
42 係止面
45 先端部
52 ガイド部材
58 溝部
60 つる巻きばね(ばね部材)
62 アーム部材
66 竿受部
68 取付部
70 軸部
71 平面
β 係止手段
72,74,76 係合突起
36 係合部
80 物干竿

Claims (3)

  1. 建築物に対して略上下方向に取り付けられるレール部材と、上記レール部材に長手方向に摺動可能に取り付けられたケース部材と、このケース部材に収納可能であり且つ上記ケース部材から長手方向に引き出された状態で垂直面内で回動可能に設けられたアーム部材とを有した物干装置であって、上記アーム部材の基端側端部の両側方に各々突設された回動用の軸部と、上記ケース部材の互いに対向する内壁面に各々形成され且つ上記軸部の先端側が挿入されるガイド溝と、上記ケース部材内に設けられ且つ上記ガイド溝の上端部位に位置する上記軸部の側面に接触可能であるばね部材と、上記アーム部材の上記ケース部材に対する位置を固定する係止手段とを備え、
    上記ガイド溝は、上記アーム部材を上記ケース部材に出し入れする際の案内溝であって上記ケース部材の長手方向に沿って形成された直線部と、この直線部の先端に連なり上記建築物側に斜め上方に延びて形成された屈曲部と、上記アーム部材を回動させる際の軸受けであって上記屈曲部の先端に連なり上記建築物側に斜め下方に延びて形成された先端部とを有し、
    上記ばね部材は、上記軸部が上記直線部の上端部位から上記屈曲部へと案内される過程で当該軸部との接触により弾性変形し、その弾性力により当該軸部を上記先端部に移動させるように、上記ガイド溝を横断し且つ上記建築物側に斜め上方に傾けて配置されていることを特徴とする物干装置。
  2. 上記係止手段は、上記アーム部材の基端側端部の上記軸部回りに形成された半円状の取付部の周縁部に互いに等間隔に径方向に突出して複数設けられた係合突起と、上記ケース部材内壁の上記ガイド溝の先端部の延長線上に位置する付近に配設され且つ上記軸部が上記ガイド溝の先端部に位置した状態で上記係合突起の一つと係合可能な係合部とを有していることを特徴とする請求項1記載の物干装置。
  3. 上記軸部の側面には、上記ガイド溝の幅よりもわずかに小さい間隔で、対向する面に対して位置する平面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の物干装置。
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