JP4191425B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラに関する。さらに詳しくは、不正に分解して再利用することを防止しすると共に、内部部品は再組立が容易な、リサイクル性に優れたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラの内部部材の組み付けや、前パネルと後パネルの締結などには、ネジが一般的に使用されていた。このような従来のカメラは内部構造を簡単に分解することができ、また誰でも組み立てることができるように、それぞれのユニット部材に位置決め構造と締結構造とを有していた。
【0003】
また、従来、使い捨てカメラ、低価格カメラは詰め替え業者などにより外装のみを変えられ売られることがあった。なお、カメラの前後パネルの締結構造がネジ止めの場合、一般工具で分解、組み立てが可能であるから、ユーザが故意に分解し、破壊、事故を起こしたときにも分解されたかどうかを判定することができなかった。
【0004】
ところで、ケーシングや蓋などの締結構造としては、金属製の缶等では、カーリング加工による締結や、はぜ折りなどの巻き締め加工による締結構造がある。例えば、実開平6−49335号公報には、缶口の上端縁部が外側にカーリング加工された鋼板製の缶本体と、下端縁部が内側にカーリング加工されたカールドキャップとの締結構造が図示されている。カールドキャップは、天壁の周辺部から下方に折り曲げ形成された複数の掛止片を有しており、各掛止片の下部が内側にカーリング加工されて下端縁部を形成している。この構造では、各掛止片が上端縁部に締め付けて固定される。従来このようなカーリング構造は、蓋を止めるための構造として利用されていた。
【0005】
また、缶詰の缶等では、胴板と蓋(鏡板)とは巻き締め加工により互いに係合させて締結するようになっている。缶の巻き締め加工の一例を図3に示した。胴板60の底面を図示しないリフタで支持し、図3(a)に示すように、胴板60の端部に蓋70をかぶせる。蓋70の周縁部には巻き締め部71が形成されている。この巻き締め部71を図3(b)に示すように内側に巻き込んで胴板60側に巻き込む。次いで、巻き込んだ部分を、図3(c)に示すように、押しつぶして巻き締めを行う。必要に応じてパッキング材を板面に塗布しておき、気密性を付与する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、カメラの前パネルと後パネルとの締結には、ネジが一般的に使用されており、一般工具で分解、組み立てが可能であった。また、従来の使い捨てカメラ、低価格カメラは詰め替え業者などにより外装のみを変えられ売られると言う問題があった。
【0007】
本発明は、カメラの内部部品の結合構造及び前後パネルの締結構造に改善を施し、上記問題点を解決すると共にリサイクル性に優れたカメラを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その技術手段は、レンズユニット、基板、及び操作部材をそれぞれ別体の部材とし、該別体の部材を順次落とし込んで収納する前パネル及び前パネルの尾端に施蓋する後パネルを備え、前記別体の部材及び前後パネルはそれぞれ組立位置精度を規制する組立治具に合致するピンとピン孔とを備え、前記前パネルと後パネルとの締結は巻き締め結合構造とし、不正に分解して再利用することを防止すると共に、内部部品は再組立が容易な、リサイクル性に優れたことを特徴とするカメラである。このようなカメラにおいて、前記前パネルと後パネルとの締結は巻き締め結合構造とすれば組立が容易で不正な分解が困難となり好適である。
【0009】
本発明は、内部部品を別体の部材に分離してアセンブリし、これらのアセンブリ相互の組立てには専用治具を使用して位置精度を規制するようにした。そして、そしてこれらの内部部品の保持を前パネルと後パネルとの結合力のみによって行うようにした。また、前パネルと後パネルの締結構造を、カメラを不用意に分解できないような構造にした。
【0010】
本発明ではネジの削減による部品点数の削減、組み立て工数の減少を図り、また、カメラを分解したときに内部部材がばらばらになり、レンズ等の調整がずれて、専用治具なしでは再使用不能になるようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の実施例のカメラの組立前の分解縦断面図で、(a)前パネル10、(b)レンズユニット20、(c)基板30、(d)操作部材40、(e)後パネル50をそれぞれ模式的に示している。前パネル10は、内部に突出ピン12を突出しており、この突出ピン12はレンズユニット20のピン孔22に挿入される。前パネル10の尾端側周縁部11には、予め巻き締め加工部が形成されている。レンズユニット20、基板30、操作部材40等は、それぞれ必要な部品をアセンブリして構成されており、順次前パネル10内に落とし込み収納される。
【0013】
レンズユニット20は、ピン21、ピン孔22等を前面及び裏面に備え、基板30、操作部材40は、図示しない組立治具に合致するピン孔32、42を備えている。これらの別体の部品を前パネル10中に落とし込み収納するとき、組立治具を用いて、組立位置精度を規制する。
【0014】
レンズユニット20、基板30、及び操作部材40を前パネル10内に落とし込んで収納した後、後パネル50を前パネル10の尾端に施蓋する。前パネル10の尾端部周縁部11及び後パネル50の周縁部51はそれぞれ巻き締め部を形成するための加工が施してあり、前パネル10の尾端部周縁部11及び後パネル50の周縁部51を係合させ、後パネル50の周縁部を巻き込み、次いで巻き締めを行う。
【0015】
図2に巻き締め後の巻き締め部の一例の断面を示した。この巻き締め部は、図3で説明した缶の巻き締め部と同様の構造のものを示しているが、この形状に限られるわけではない。前パネル10と後パネル50とをこのような巻き締め締結構造としたので、カメラの内部部品を正確に位置決めしたものをそのまま緊密に一体化することができる。従って、ネジ等の部品を減少し、組み立て工程が簡単になり、締結構造を容易に取り外すことが不可能になり、また、取り外したことが容易に判定できるようになった。
【0016】
なお、本発明の構造では締結を解除すると内部部品がバラバラになり、レンズ等をそのまま転用することができないこととなった。巻き締め部を被覆する化粧材等により、意匠的な美感を確保することは自由である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、カメラの内部部品は各ユニット部材を別体とし、全て前パネルに落とし込み、専用治具によって位置精度を出して組み付け、各ユニット部材の固定は最後に前パネルと後パネルとの締結力のみで行うようにしたので、部品や組立工数が削減され、コストダウンとなる。また、カメラを分解した時はその事実を容易に判定することができ、不用意に分解するとカメラとしての機能が損なわれる。しかし、機能が破壊するわけではないので専用治具による組立てによって内部部品は再度使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカメラの組立前の分解断面図である。
【図2】実施例野間器締め構造の例を示す断面図である。
【図3】缶の巻き締め工程の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 前パネル
11 尾端周縁部
12 突出ピン
20 レンズユニット
21 突出ピン
22 ピン孔
30 基板
32 ピン孔
40 操作部材
42 ピン孔
50 後パネル
51 周縁部
52 突出ピン
60 胴板
70 蓋
71 巻き締め部
Claims (1)
- レンズユニット、基板、及び操作部材をそれぞれ別体の部材とし、該別体の部材を順次落とし込んで収納する前パネル及び前パネルの尾端に施蓋する後パネルを備え、前記別体の部材及び前後パネルはそれぞれ組立位置精度を規制する組立治具に合致するピンとピン孔とを備え、前記組立治具によって所定の位置に配置された前記別体の部材が前記前パネルと前記後パネルとの巻き締めにより、固定されてなることを特徴とするカメラ。
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JP2002107388A JP4191425B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | カメラ |
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ID=29391416
Family Applications (1)
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JP2002107388A Expired - Fee Related JP4191425B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4191425B2 (ja) |
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2002
- 2002-04-10 JP JP2002107388A patent/JP4191425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003302683A (ja) | 2003-10-24 |
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