JP4191321B2 - ロック機構付き電気コネクタ及び金属製スプリング - Google Patents

ロック機構付き電気コネクタ及び金属製スプリング Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相手コネクタへの係合部を押圧式で解除するロック機構を備えた電気コネクタに関し、特にロック機構の作動状態を、抵抗感の変化や摩擦音等のクリック感で確認できるように工夫した技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソケット(相手コネクタ)とのコンタクトを構成する端子の周囲に所定間隔をおいてシールド用のフレームを装着したコネクタ(以下、「シールドコネクタ」という)が知られている(実公平7−16312号)。
【0003】
この従来技術では、一枚の金属板を断面偏平四角形状に成形してシールド用フレームを得ており、このフレームの金属材料が有する弾性によって相手コネクタとの物理的なコンタクト強度を保つように構成されている。
【0004】
しかし、このような従来技術のシールドコネクタでは、ロック機構を有していないものが一般的であり、シールドコネクタのコネクタ本体(プラグ)を把持して反ソケット方向に引っ張るだけで極めて簡単にソケットからコネクタを引き抜くことが可能だった。
【0005】
かかる構造は、一般家庭において頻繁に挿抜が繰り返されるデジタルビデオカメラとパーソナルコンピュータとのケーブル接続等のような民生用途には有効であるが、銀行あるいは店舗の監視用防犯カメラ等の業務用途のケーブル接続では接続信頼性の確保が不十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この点について、シールドコネクタのフレーム側に可動突起を設け、ソケット側にはこれに対応する部位に係合孔を設けて接続時にコネクタとソケットとをロックする機構を設けることは考えられる。しかし、断面偏平四角形状を有するフレーム構造の場合、幅方向の距離があるため、幅方向のいずれか一端側の周面にのみロック機構を設けたのでは、反対側の端部の挿抜方向へのわずかな自由移動によってロックが解除されてしまう可能性があった。
【0007】
これを防止するためには、フレームの幅方向の両端にロック機構を設けることが必要である。しかし、複数箇所にロック機構を設けることは構造が複雑になるばかりでなく、ロック機構同士の微妙な位置ずれ等が原因でがたつきが生じる場合があった。
【0008】
このようながたつきが生じると、フレームとソケット側との電気的接続が不安定になり、フレームを伝幡してきたノイズ成分を基板側のアースに安定的に導くことが困難になってしまう懸念があった。
【0009】
そこで、本出願の発明者等は、こうした問題を解決したシールドコネクタを既に提案した(特願平11−16837号)。
このシールドコネクタは、シールドの幅方向の一側面から突出する係合爪を先端に設けたロッド(可動部材)を備え、プラグ本体の一側面に設けた押圧部を押圧することで、係合爪が突出・突入方向に移動可能(出没可能)に構成したものである。これにより、シールドコネクタのソケットとの接続信頼性を高めるとともに、ソケットとの接続時におけるノイズ成分の除去も効果的に行えるようにした。
【0010】
しかしながら、このシールドコネクタにおいても、さらに解決すべき課題が残されていた。それは、シールドが存在するために、係合爪が突出・突入方向に移動する際のストロークが短いことに基づく問題である。
【0011】
ストロークが短い、いわゆるショートストロークの場合、ロック機構が解除されているか否かを確認しずらい問題が生じるからである。従って、コネクタ接続時におけるロック機構の操作性の点で十分とは言えない。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、相手コネクタへの係合部を押圧式で解除するロック機構の作動状態を、抵抗感の変化や摩擦音等のクリック感で容易に確認できるようにし、これにより操作性及び信頼性に優れたロック機構付き電気コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、相手コネクタへ接続する端子部を有するコネクタ本体に、相手コネクタとの接続状態を保持するロック機構を設けたロック機構付き電気コネクタであって、前記ロック機構は、相手コネクタに係合する係合部を有する可動部材と、押圧により可動部材を変位させることで、係合部の相手コネクタとの係合を解除させる押圧部と、可動部材とコネクタ本体との間に設けられ、可動部材の変位動作に伴って伸縮するスプリングとを含み、そのスプリングは、スプリング自体が伸縮する際に互いに接触してお互いを乗り越えることでクリック感を発生する相互接触部を有し、その相互接触部は、可動部材の変位によりロック機構が解除される位置でクリック感を発生するように設定したものである。
【0014】
この構成により、相手コネクタへの係合を押圧式で解除するロック機構の作動状態を、押圧時の抵抗感が一時的に変化するクリック感の存在によって容易に確認できる。したがって、シールドコネクタなどのように押圧部のストロークが短いロック機構とせざるを得ないようなコネクタであっても、抵抗感の変化によってロック機構の解除を判断できるので、操作性及び信頼性に優れたロック機構付き電気コネクタを得ることができる。
【0015】
本発明の第2の手段は、前記第1の手段におけるスプリングについて、可動部材の押圧操作時にその押圧方向に対して可動部材を逆方向に付勢するように設定したものである。このように、スプリングで可動部材を逆方向に付勢する設定とすることで、スプリング自体にロック解除報知機能と本来のスプリング機能の両方を兼用させることができる。
【0016】
本発明の第3の手段は、第1及び第2の手段における前記スプリングが、金属製板バネを途中で折り返して自由端どうしを対向させた一方のバネ片と他方のバネ片を有し、それら両バネ片の自由端部分に前記相互接触部を形成したものである。このように金属板を折り返した一方のバネ片と他方のバネ片の自由端部分に相互接触部を形成することで、ロック解除報知機能を付加したスプリングの構成を簡単にしかも薄く設計できる。
【0017】
本発明の第4の手段は、前記第3の手段において、相互接触部を、前記一方のバネ片と他方のバネ片の自由端どうしが互いに接近する方向に収縮する途中において、互いに接触して乗り越え合うことで摩擦音を発生する形状としたものである。このように、相互接触部で摩擦音を発生させることで、押圧時の抵抗感が一時的に変化するクリック感による報知機能と、摩擦音による報知機能との両方の機能を持たせることができる。これにより、報知機能をさらに高めて操作性向上を図ることができる。
【0018】
本発明の第5の手段は、対向配置された部材の少なくとも一方の部材が変位する部材間に設けられる金属製スプリングであって、金属製板バネを途中で折り返して自由端どうしを対向させた一方のバネ片と他方のバネ片を有し、それら両バネ片の自由端部分に、スプリング自体の伸縮時に互いに接触して乗り越え合うことで摩擦音を発生させる相互接触部を形成したものである。
【0019】
この手段において、金属製スプリングは板バネを折り返して2のバネ片を形成し、各バネ片の自由端部分に相互接触部を形成しているので、スプリング自体を簡単な構成で薄く形成できる。また、スプリング自体の伸縮時に相互接触部によって摩擦音を発生でき、かつ、摩擦音発生時において摩擦による一時的な抵抗感の変化によるクリック感を与えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
【実施例】
図1は本発明の実施例におけるプラグの右斜上方からの斜視図、図2は同じく左斜上方からの斜視図、図3は同じく断面図、図4はスプリングの平面図、図5はその側面図、図6はその底面図、図7は図6の円Aで囲む部分の拡大図である。図8は本発明の実施例におけるソケットの右斜下方からの斜視図である。図9は図8のV−V線断面図、図10はプラグをソケットに装着した状態を一部断面で示した平面図である。
【0022】
本実施例のコネクタの外観は図1に示すとおりであり、合成樹脂をモールド加工して得られたコネクタ本体(以下プラグ本体と称する)1を有している。プラグ本体1の後端には同軸ケーブル2が取りつけられている。プラグ本体1の先端からはアルミニウム合金等の導電性金属を加工して得られたシールド3が突設されている。
【0023】
シールド3の幅方向の一側面からは係合爪(係合部)5が突出している。この係合爪5は、プラグ本体1の側面に設けられた円孤凸状に形成された押圧部6を押圧することにより、シールド3の内側方向(図1の左側方向)に引き込み動作が可能となっている。
【0024】
次に、この係合爪5の内部機構については図3を用いて説明する。
係合爪5は、金属材料または硬質プラスチック等で構成されたロッド(可動部材)5aの先端に設けられている。このロッド5aはその基端がプラグ本体1内で軸支されている。そして、ロッド5aの途中部分には、後述する機能を付加したスプリング20がプラグ本体1との隙間にセットされており、ロッド5aを外方に付勢している。前記ロッド5aのスプリング20と反対側の面は押圧部6の内側面に当接している。
【0025】
プラグ本体1の側面にはこの押圧部6の先端に切り込み部1aが設けられており、押圧部6を本体内方に押し込むことが可能になっている。すなわち、押圧部6を指腹で押圧することにより、ロッド5aをスプリング20に抗して軸支部5bを中心に内方に回動(変位)させ、その結果、係合爪5をシールド3の側面内部に引き込ませてロックを解除することができるようになっている。
【0026】
このスプリング20は、図4〜図7に示すように、金属製板バネを途中で折り返して自由端どうしを対向させた一方のバネ片21と他方のバネ片22とを有する。両バネ片21,22はU字状の湾曲部23を介して折り返され、全体として伸縮量の小さい薄型のスプリングとして形成されている。
【0027】
両バネ片21,22の自由端部分は互いに対向するように湾曲形成されていて、スプリング20自体が伸縮する際に互いに接触してお互いを乗り越えることでクリック感を発生する相互接触部211,221が形成されている。この相互接触部211,221は、ロッド5aの変位によりロック機構が解除される位置でクリック感を発生するように設定されている。
【0028】
より具体的には、この相互接触部211,221は、図7の部分拡大図で示すように、スプリング20に負荷をかけていない状態で、伸縮方向に適宜な間隔αを有するように設定されている。また、この相互接触部211,221は、スプリング20の伸縮時に接触し合って適宜な摩擦力と摩擦音を発生させるために必要なラップ長βを有するように設定されている。ここでの摩擦力は押圧部6を押圧する際の抵抗力として作用する。
【0029】
相互接触部211,221がお互いを乗り越えることを可能にするために、それぞれについてテーパ面212、222を設けている。これらのテーパ面は、両バネ片21,22のそれぞれの板厚寸法を底辺とし、板厚中間で最大に突出した先端を頂点とする二等辺三角形の斜辺に対応する。したがって、ラップ長βは実質的にはテーパ面212,222の部分によって形成されている。
【0030】
ラップ長βの寸法については、スプリング20の大きさや材質等によっても左右されるが、一例として、板厚(θ×2)を0.2mとした場合、ラップ長β=0.05m前後、間隔α=0.07m前後に設定される。
【0031】
スプリング20を構成する一方のバネ片21の幅方向中間部分には長穴状に切り欠いたスロット24が形成され、他方のバネ片22の幅方向両側には切り欠き25が形成され、全体のバネ力が調整されている。
【0032】
前記シールド3の幅方向の他の側面には、窓部8から板バネ7aの突起部7が露出されている(図2参照)。この板バネ7aの基部は図3に示すようにプラグ本体1内に固定されており、その先端に設けられた突起部7が板バネ7aの弾性により窓部8から外方に付勢された状態で露出されている。
【0033】
なお、プラグ本体1から突設されたシールド3の内方には、所定間隔をおいてハウジング凸部4がシールド3の軸方向と並行にプラグ本体1から突設されている(図1参照)。このハウジング凸部4の先端面には端子孔4aが開設されており、この端子孔4aの内部にはコネクタ電極4bが設けられている。また、ハウジング凸部4の前記シールド3に面した外周は金属等の導電体で形成された端子シェル4dでほぼ覆われている。
【0034】
相手コネクタを構成するソケットは、図8に示すように、合成樹脂をモールドして得られたソケット本体11を有している。このソケット本体11は、正面に挿入口12が設けられており、この挿入口12の内部空間には、前記コネクタの装着時にシールド3とハウジング凸部4との間に入り込んでハウジング凸部4をガイドするガイドスリーブ13が前記挿入口12の内面に沿って突設されている。
【0035】
また、挿入口12の内周面には、凹部12a,12bが設けられている。このうち一方の凹部12aは、シールド3から突出した係合爪5が係合するためのものであり、他方の凹部12bは板バネ7aの突起部7が入り込むようになっている。ガイドスリーブ13の各内面には金属等の導電体で形成されたインナーシェル18が設けられ、ハウジング凸部4が挿入された際にその端子シェル4dと多面で接触するように形成されている。
【0036】
また、このガイドスリーブ13のさらに内部空間には、ソケット側の端子14が突設されており、この端子14が前記プラグ側のハウジング凸部4の端子孔4a内に挿入されることにより、端子14の周面に設けられた内部電極14aと端子孔4aの内周面に設けられたコネクタ電極4bとが接触状態となり、電気的コンタクトが実現する。
【0037】
なお、図8に示すように、前記のインナーシェル18の内面に隆起部18aを、プラグとソケットの嵌合状態で外力が加わった際に支点となる位置に設けることにより、そのような状態時においても端子シェル4d〜インナーシェル18間の接触安定性を確保することができる。
【0038】
ソケット本体11はその幅方向両端に基板装着用ブロック11a,11bを有しており、この基板装着用ブロック11a,11bにはコネクタの嵌合方向と並行にネジ止孔11c,11dが穿設されている。またこの軸方向と異なる垂直方向にもネジ止孔11e,11fが穿設されている。したがって、当該ソケットは、回路基板に対して挿入口12を横設または立設させた状態で取り付けることができる。
【0039】
ソケット本体11の後端側の底面には、前記端子14に設けられた内部電極14aと電気的に導通された外部電極15が設けられている。この外部電極15はリン青銅等の導電金属板にめっきを施してL字状に折曲したものであり、図示しない回路基板上に形成された図示しない電極と半田等で接合するようになっている。
【0040】
挿入口12の最深部には、図9に示すように押し当て部材としてのバネ材16a,16cが取り付けられている。このバネ材16a,16cは、リン青銅等の導電性金属板をZ字状に折曲して得ることができる。このバネ材16a,16cの押し当て面にはコネクタのシールド3の先端面が当接するようになっており、シールド3が押し込まれるとそのバネ性により反発方向(引き抜き方向)にシールド3の先端面を付勢する機能を有している。
【0041】
前記バネ材16a,16cの一端は、前記ソケット本体11の底面よりL字状に折曲して露出され、シールド用電極16b,16dを構成している(図8参照)。このシールド用電極16b,16dは、回路基板のグランド電極(図示せず)と選択的に半田等で導通させることができる。
【0042】
本実施例において、コネクタをソケットに装着する場合には、まずソケットの挿入口12に対してコネクタのシールド3がガイドスリーブ13にガイドされて挿入される。そして、シールド3の先端が一定以上挿入されると、シールド3の先端面がバネ材16a,16cの押し当て面と当接する。
【0043】
このバネ材16a,16cの反発力に抗してさらにシールド3の挿入を継続すると係合爪5がバネ10の弾性力により凹部12aに嵌まり込む。このとき、シールド3の挿入を停止しても、凹部12aに係合された係合爪5はバネ材16a,16cの反発力により凹部12aと強い係合状態(ロック状態)となる。
【0044】
本実施例ではこのように、バネ材16a,16cの反発力が係合爪5と凹部12aの係合をより強くするため、この係合爪5によるロック機構は1箇所だけでも不用意なコネクタの脱落を防止できる。
【0045】
また、バネ材16a,16cの当接面でシールド3の先端面と接触する構造であるため、導通断面を広く確保することができ、シールド3を伝幡してきたノイズ成分の外部への除去に効果的である。
【0046】
次に、ロック状態を解除するには、押圧部6を押すと、その押圧部6によりロッド5aが押されて支点5bを中心に回動(変位)し、係合爪5が没する方向へ、図3において左側へ変位する。これと同時にロッド5aによりスプリング20が押されて圧縮させられる。
【0047】
スプリング20が圧縮させられる過程において、相互接触部211,221が互いに接触し、お互いを乗り越えるときに金属摩擦音を発生し、同時に、押圧部6を押圧する際の抵抗感が急激に変化するクリック感が生じる。このクリック感が生じる直前においては、係合爪5が没してロックが解除された状態となっているので、クリック感が生じたことを確認するだけで、ロック状態が確実に解除されたことを判断することができる。
【0048】
押圧部6を押す操作をやめると、スプリング20は元の状態に復帰する。その過程で、相互接触部211,221が再度接触し合うため、ここでも金属摩擦音が発生する。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、相手コネクタへの係合部を押圧式で解除するロック機構の作動状態を、抵抗感の変化や摩擦音等のクリック感で容易に確認できるようにし、これによりコネクタの操作性及び信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるロック機構付き電気コネクタ(プラグ)の右斜上方からの斜視図
【図2】実施例におけるロック機構付き電気コネクタ(プラグ)の左斜上方からの斜視図
【図3】実施例におけるロック機構付き電気コネクタ(プラグ)の断面図
【図4】実施例におけるスプリングの平面図
【図5】実施例におけるスプリングの側面図
【図6】実施例におけるスプリングの底面図
【図7】図5の円Aで囲む部分の拡大図
【図8】実施例におけるコネクタ(ソケット)の右斜下方からの斜視図
【図9】実施例におけるコネクタ(ソケット)を示す図8のV−V線断面図
【図10】実施例におけるプラグをソケットに装着した状態を一部断面で示した平面図
【符号の説明】
1 プラグ本体(コネクタ本体
2 同軸ケーブル
3 シールド
4 ハウジング凸部
4a 端子孔
4b コネクタ電極
4d 端子シェル
5 係合爪
5a ロッド(可動部材)
6 押圧部
7 突起部
7a 板バネ
8 窓部
11 ソケット本体
11a,11b 基板装着用ブロック
11c,11d ネジ止孔
11e,11f ネジ止孔
12 挿入口
12a,12b 凹部
13 ガイドスリーブ
14 端子
14a 内部電極
15 外部電極
16a,16c バネ材(押し当て部材)
16b、16d シールド用電極
18 インナーシェル
18a 隆起部
20 スプリング
21 一方のバネ片
22 他方のバネ片
23 湾曲部
211、221 相互接触部
212,222 テーパ面
α 間隔
β ラップ長

Claims (5)

  1. 相手コネクタへ接続する端子部を有するコネクタ本体に、相手コネクタとの接続状態を保持するロック機構を設けたロック機構付き電気コネクタであって、
    前記ロック機構は、相手コネクタに係合する係合部を有する可動部材と、押圧により可動部材を変位させることで、係合部の相手コネクタとの係合を解除させる押圧部と、可動部材の変位動作に伴って伸縮するスプリングとを含み、
    前記可動部材は、スプリングと押圧部との間に設けられ、
    前記スプリングは、スプリング自体が伸縮する際に互いに接触してお互いを乗り越えることで摩擦音を発生し、同時に、前記押圧部を押圧する際の抵抗感が急激に変化するクリック感を発生する相互接触部を有し、その相互接触部は、可動部材の変位によりロック機構が解除される位置でクリック感を発生するように設定してあるロック機構付き電気コネクタ。
  2. 前記スプリングは、可動部材の押圧操作時にその押圧方向に対して可動部材を逆方向に付勢するように設定してある、請求項1に記載のロック機構付き電気コネクタ。
  3. 前記スプリングは、金属製板バネを途中で折り返して自由端どうしを対向させた一方のバネ片と他方のバネ片を有し、それら両バネ片の自由端部分に前記相互接触部が形成されている、請求項1又は2に記載のロック機構付き電気コネクタ。
  4. 前記相互接触部は、前記一方のバネ片と他方のバネ片の自由端どうしが互いに接近する方向に収縮する途中において、互いに接触して乗り越え合う過程で摩擦音を発生する形状である、請求項3に記載のロック機構付き電気コネクタ。
  5. 対向配置された部材の少なくとも一方の部材が変位する部材間に設けられる金属製スプリングであって、
    金属製板バネを途中で折り返して自由端どうしを対向させた一方のバネ片と他方のバネ片を有し、それら両バネ片の自由端部分に、スプリング自体の伸縮時に互いに接触して乗
    り越え合うことで摩擦音を発生させる相互接触部が形成されている、金属製スプリング。
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