JP4190938B2 - パネル型スピーカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動モード(DM)方式のパネル型スピーカに関するものであり、特に、液晶表示装置やプラズマ表示装置などの薄型の表示装置に適したパネル型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、すでに、振動モード(DM)型のパネル型スピーカについて、いくつかの特許出願をしてきた(特許文献1,2,3)。この振動モード型のスピーカは、周辺部を柔らかな弾性体を介して固定した平板(パネル)の裏面にエキサイタのボイスコイルを保持するボビンの先端面を取付け、このエキサイタの磁気回路を同じく柔らかめの弾性体を介してケースなどに固定した構造を有する。
【0003】
ボビンの往復動により、このボビンの先端面に固定されているパネルに撓み振動が励振される。この種の発音方式はパネルの前後の往復動よりも、その撓み振動を発音の主体とすることから、分布モード(Distributed Mode:DM )方式、あるいは振動モード方式と称される。この振動モード方式のパネル型スピーカの利点は、高音質と薄型の構造とを実現できる点などにある。
【0004】
さらに、本出願人は、液晶パネルやプラズマ・パネルのなどの薄型表示装置との組合せに適したパネル型スピーカについても、すでに特許出願済みである(特許文献4)。このパネル型スピーカは、薄型表示装置の前面に配置される保護カバーや偏光フィルタなどの透光性の平板(パネル)を振動モード(DM)方式のパネル型スピーカの振動板と兼用するように構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10─243491号公報(図1─図3)
【特許文献2】
特開平11─331966号公報(図1─図2)
【特許文献3】
特開平11─331969号公報(図1─図3)
【特許文献4】
特開2001−189978号公報(図1−図5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献4に開示した振動モード方式のパネル型スピーカでは、薄型表示装置の透光性の平板の周辺部分の裏面に固定されるエキサイタなどを隠すためにこの周辺部分に着色が施されている。このため、この周辺部分の内面に塵埃が付着していてもこの部分に施された着色に隠されてしまい、その存在が見落とされてしまう。そのようなはじめは周辺部分に付着していた塵埃が、振動板の撓み振動によって次第に透明の中心部分に移動して目につくようになり、表示画面の質を低下させるという問題が発生した。
【0007】
振動板の中央部分の裏面に移動した塵埃を拭き取るには、この振動板を薄型表示装置の本体部からいったん取り外す必要がある。しかし、この振動板が、薄型表示装置の本体部に接着などによって固定されたエキサイタのボビンの先端面に、同じく接着などによって固定されているため、この振動板を本体部から取り外すことができない。
【0008】
また、組み立てと出荷との間に、振動板を兼ねる透光性の平板に傷がついたりもともと付いていた傷が発見された場合でも、この振動板が表示パネルの本体に固定されているため、不良品の振動板だけを交換することができないという問題も生じた。従って、本発明の一つの目的は振動板の内面に付着した塵埃を拭き取ったり、傷がついたりした不良品の振動板だけを交換したりするために、薄型表示装置の液晶パネルやプラズマパネルなどの表示パネルから振動板を容易に取り外すことができるパネル型スピーカを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決する本第1の発明のパネル型スピーカは、表示パネル、この表示パネルの前方に配置される透光性の平板および表示パネルと透光性の平板とを着脱自在に結合させる結合手段を備えた薄型表示装置と組合せて使用される。このパネル型スピーカは、磁気回路、ボイスコイルおよびこのボイスコイルを保持するボビンを有し薄型表示装置に隣接して配置される可動線輪型のエキサイタ並びにこのエキサイタにより励振されて撓み振動を発生させる振動板であって薄型表示装置の透光性の平板を兼ねるものを備えた振動モード方式のものである。そして、このパネル型スピーカを構成する上記エキサイタは、薄型表示装置の表示パネルの周辺部に固定されると共に、他方の振動板はこの表示パネルに固定されたエキサイタに対して着脱機構を兼ねた振動伝達体を介在させながら着脱自在に結合されることにより、振動板を薄型表示装置の表示パネルから容易に取り外しできるように構成されている。
【0010】
本第2の発明のパネル型スピーカは、これと組合せて使用される薄型表示装置のフレームに固定され、このフレームが薄型表示装置の表示パネルに着脱自在に結合されることにより、振動板をフレームと共に薄型表示装置の表示パネルから容易に取り外すことが可能なように構成されている。
【0011】
上記第2の発明のパネル型スピーカは、更に、前記エキサイタと前記振動板の前方に配置される前記フレームには、放音孔が形成されることにより、高音域の音響特性の改善が図られている。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記第2の発明の好適な実施の形態によれば、エキサイタの後方に配置される保護カバーにも放音孔が形成されることにより、周波数に依存した音声レベルの変動が軽減されて更に良質な音声が発生されるように構成されている。
【0013】
上記第1,第2の発明の好適な実施の形態によれば、前記表示パネルの周辺部と前記透光性の平板との間に形成される空隙を塞ぐ弾性体の防塵壁が形成されることにより、防塵効果がさらに高められるように構成されている。
【0014】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例のパネル型スピーカの構成を薄型表示装置と共に示す部分正面図(A)と部分断面図(B1 ,B2 ,C1 ,C2 )である。この薄型表示装置は、液晶パネルなどから成る表示パネルLと、この表示パネルLを囲むシャーシSと、表示パネルLの前方に配置される保護用の透光性の平板Pと、この平板Pを表示パネルLに着脱自在に結合する結合部材Q1 ,Q2 とを備えている。
【0015】
図1の部分断面図(B1 ,B2 )を参照すると、薄型表示装置の表示パネルLの左右の側部とシャーシSとの間に、このパネル型スピーカを形成する可動線輪型のエキサイタEが、取付け金具Gとクッションcとを介在させながら固定されている。このエキサイタEは、上述した特許文献1乃至4のそれぞれに開示されたように、一方の端面が閉じた円筒形状の外部ヨークと、この外部ヨークの底面上に接着剤層を介して積層された円盤形状の永久磁石と内部ヨークとから成り、この内部ヨークの外周面と外部ヨークの上端部の内周面との間に円環形状の磁気ギャップを形成する磁気回路を備えている。そして、この磁気回路の磁気ギャップ中をボビンbに保持されたボイスコイルが振動するという構造の可動線輪型のエキサイタが形成される。この磁気回路の外部ヨークの外周面は、クッションcを介在させながら表示パネルLに固定された取付け金具Gに保持されている。
【0016】
可動線輪型のエキサイタEを構成するボビンbの先端部分は、再び図1の部分断面図(B1 )と(B2 )とを参照すると、振動伝達体t1 ,t2 と、これら振動伝達体t1 ,t2 を結合させるネジsとによってパネル型スピーカの振動板を兼ねる透光性の平板Pに着脱自在に結合されている。部分断面図(B1 )は、パネル型スピーカの振動板を兼ねる透光性の平板Pを、ネジsによってエキサイタEに固定した状態を示している。これに対して、部分断面図(B2 )は、ネジsを取り外すことにより、透光性の平板PをエキサイタタEとの結合状態から解除した状態を示している。
【0017】
透光性の平板Pと薄型表示装置の表示パネルLとの着脱自在の結合は、図1の部分断面図(C1 )、(C2 )を参照すると、矩形状の表示パネルLの四隅において、結合部材Q1 ,Q2 を用いておこなわれる。結合部材Q1 は、円盤形状の基板とその中央部分に形成された円柱形状の突起とから構成されており、取付け金具gによって薄型表示装置の表示パネルLに固定されている。
【0018】
この結合部材Q1 に着脱自在に結合される結合部材Q2 は、円環形状を呈しており、その中央部に形成された円形の開口内に、結合部材Q1 の中央に形成された円柱形状の突起が挿入される。結合部材Q2 の周辺部分には柔らかめのクッションqを介在させながら振動板を兼ねる透光性の平板Pが結合されている。部分断面図(C1 )は平板Pが本体部Lに取付けられた状態を示しており、部分断面図(C2 )は平板Pが本体部Lから取りはずされた状態を示している。
【0019】
このように、図1の部分断面図(B1 )、(B2 )、(C1 )、(C2 )を参照すると、パネル型スピーカの振動板を兼ねる透光性の平板Pは、表示パネルLと、この表示パネルLに取付け金具Gによって固定されたエキサイタEとに着脱自在に取付けられる。従って、透光性の平板Pの中央部分に塵埃や傷が発見された場合には、この平板Pを表示パネルLから取り外して塵埃を除去したり、良品の平板と交換したりすることを容易に行うことができる。
【0020】
エキサイタEのボイスコイルに音声信号が印加されると、これを保持するボビンbが磁気回路内の磁気ギャップ中を振動し、このパネル型スピーカの振動板を兼ねる平板Pに振動が伝達される。この伝達された振動によって平板Pに撓み振動が励振され、平板Pは前後の振動よりも撓み振動が優勢な発音体として機能する。
【0021】
図2は、本第2の発明のパネル型スピーカの一実施例の構成を示す部分正面図(A)と部分断面図(B,C)である。このパネル型スピーカは、液晶パネルなどから成る表示パネルLと、この表示パネルLの周辺部を囲みこの表示パネルLに着脱自在に取付けられるフレームFと、表示パネルLの前方に配置される保護用の透光性の平板Pとを備えている。矩形状の平板Pは、その四隅において、柔らかめの弾性を有するクッションqを介在させながらフレームFに接着材によって固定されている。
【0022】
フレームFの左右の端の表示パネルLに対向する面上には、それぞれ2本の円筒形状のポストh1 が植設されている。2本のポストh1 のそれぞれの先端部には、各ポストh1 の内周面に形成されたネジ溝に螺合せしめられるネジjによって取付け板h2 が固定されている。この取付け板h2 の中央部分には円形の開口が形成され、この開口の周縁部には、柔らかめの弾性を有する円環形状のクッションcを介在させながら、可動線輪型のエキサイタEの外部ヨークが接着によって固定されている。このエキサイタEのボイスコイルを保持するボビンbの先端部分が透光性の平板Pに接着固定されている。
【0023】
このように、図2の(A)、(B)、(C)を参照すると、パネル型スピーカの振動板を兼ねる透光性の平板Pは、表示パネルLに着脱自在取付けられるフレームFに固定されることにより、フレームごと表示パネルLに着脱自在に取付けられる。従って、透光性の平板Pの中央部分に塵埃や傷が発見された場合には、フレームごと表示パネルLから取り外して塵埃を除去したり、フレームへの固定を解除することによって良品の平板と交換したりすることを容易に行うことができる。
【0024】
エキサイタEのボイスコイルに音声信号が印加されると、これを保持するボビンbが磁気回路内の磁気ギャップ中を振動し、このパネル型スピーカの振動板を兼ねる平板Pに振動が伝達される。この伝達された振動によって平板Pに撓み振動が励振され、平板Pは前後の振動よりも撓み振動が優勢な発音体として機能する。
【0025】
この実施例では、エキサイタEと振動板を兼ねる透光性の平板Pとから成るパネル型スピーカは、フレームFの裏側に固定される。このため、振動板Pが発生する音が前方のフレームFによって遮られてしまう。この問題点を解決するため、パネル型スピーカの前方に位置するフレームFには複数の矩形状の放音孔rが形成される。
【0026】
図3は、図2のパネル型スピーカの放音特性を示す実験データである。この実験データは、パネル型スピーカのエキサイタの前方における音圧レベルの周波数特性であり、周波数(Hz)を横軸に、音圧レベル(dB)を縦軸にしてプロットしたものである。実線のデータは、図2に示すように放音孔rを形成した場合の音圧レベルの周波数特性、点線のデータは、比較のためにそのような放音孔を形成しない場合の音圧レベルの周波数特性である。放音孔rを形成することにより、9kHz 以上の高域の音が前方のフレームによって遮断されることなく薄型表示装置の前方に放出されていることが判る。
【0027】
図4は、本第2の発明のパネル型スピーカの他の実施例の構成を薄型表示装置と共に示す部分正面図(A)と部分断面図(B,C)および背面図(D)である。図4中、図2と同一の参照符号を付した構成要素は、図2に関して既に説明したものと同一の構成要素であり、これらの構成要素については重複する説明を省略する。この実施例のパネル型スピーカと、図2に示した実施例のパネル型スピーカとの差異は、エキサイタEの後方に表示パネルLやパネル型スピーカを外力や塵埃から保護するための保護カバーUが形成されるとともに、この保護カバーUにも放音孔rが形成されている点である。エキサイタEの前方のフレームFと後方の保護カバーUに形成される放音孔rは、この実施例のように同一形状、同一寸法を有していてもよいし、あるいは、互いに異なる形状、寸法を有していてもよい。
【0028】
図5は、図4のパネル型スピーカの放音特性を示す実験データである。この実験データは、パネル型スピーカのエキサイタの前方における音圧レベルの周波数特性であり、周波数(Hz)を横軸に、音圧レベル(dB)を縦軸にしてプロットしたものである。実線のデータは、図4に示すように、エキサイタEの後方に配置される保護カバーUに放音孔rを形成した場合の音圧レベルの周波数特性である。これに対して、比較のために示す点線のデータは、そのような放音孔rを保護カバーUに形成しない場合の音圧レベルの周波数特性である。放音孔rを後方の保護カバーUにも形成することにより、1kHz 以下の音域における音圧レベルの周波数に依存した変動量が軽減されていることが判る。
【0029】
これは、エキサイタEの後方から放射された音が保護カバーUで反射されて前方に伝播し、エキサイタEから直接前方に放射された音と干渉する現象が生じており、この後方の保護カバーUによる反射波のレベルが放音孔の形成によって低減されたことによるものと推定される。
【0030】
図6は、塵埃の移動の防止をさらに徹底させるために、図1の実施例に関して説明した構造に対して防塵壁を追加した構成を示している。図6の(B1 )、(B2 )は、それぞれ図1の(B1 )、(B2 )に対応している。すなわち、図6の(B1 )は振動板PをエキサイタEに結合した状態を示しており、(B2 )はこの両者の結合を解除した状態を示している。この防塵壁wは、柔らかな弾性体を素材としており、振動板Pの内面と表示パネルLとの間にそれぞれの間に形成される空間の一部を塞ぐように形成される。この防塵壁wは、振動板Pの内面に接着剤で固定され、振動板Pの内面に付着した塵埃が振動板Pの周辺部からその中央部に移動するのを阻止する。
【0031】
図7は、塵埃の移動の防止をさらに徹底させるために、図2の実施例に関して説明した構造に防塵壁を追加した構成を示している。図7の(C1 )、(C2 )はそれぞれ図2の(C1 )、(C2 )に対応している。すなわち、図7の(C1 )は振動板PをエキサイタEに結合した状態を示しており、(C2 )はこの両者の結合を解除した状態を示している。この防塵壁wは、柔らかな弾性体を素材としており、振動板Pの内面と表示パネルLとの間に形成される。この防塵壁wは、振動板Pの内面に接着剤で固定され、振動板Pの内面に付着した塵埃が振動板Pの周辺部からその中央部に移動するのを阻止する。
【0032】
以上、エキサイタを薄型表示装置の左右に1個ずつ配置する場合を例示した。しかしながら、モノラルの場合などにおいて必要に応じてどちらかに1個、あるいは上下に1個ずつ配置する場合などにも本発明を適用できる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本第1の発明のパネル型スピーカは、その振動板が薄型表示装置の表示パネルに固定されたエキサイタに対して着脱自在に結合される構成であるから、振動板を表示パネルから取り外してその内面の塵埃を拭き取ったり、傷がついたりした不良品の振動板を交換が可能になるという効果が奏される。
【0034】
本第2の発明のパネル型スピーカは、エキサイタと振動板とがともに薄型表示装置のフレームに固定され、このフレームが薄型表示装置の表示パネルに着脱自在に結合される構成であるから、振動板をフレームと一緒に薄型表示装置の表示パネルから容易に取り外してその内面の塵埃を拭き取ったり、傷がついたりした不良品の振動板を交換することが可能にかつ容易になるという効果が奏される。また、組み立てのための労力と時間も大幅に短縮され、コストダウンが実現できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の発明のパネル型スピーカの一実施例の構成を薄型表示装置と共に示す部分正面図(A)と部分断面図(B1 ,B2 ,C1 ,C2 )である。
【図2】本第2の発明のパネル型スピーカの一実施例の構成を薄型表示装置と共に示す部分正面図(A)と部分断面図(B,C)である。
【図3】図2のパネル型スピーカにおいて、エキサイタの前方の薄型表示装置のフレームに放音孔を形成したことに伴う音圧レベルの周波数特性に関する効果を示す実験データである。
【図4】本第2の発明のパネル型スピーカの他の実施例の構成を薄型表示装置と共に示す部分正面図(A)と部分断面図(B,C)および背面図(D)である。
【図5】図4のパネル型スピーカにおいて、エキサイタの後方のカバーUにも放音孔を形成したことに伴う音圧レベルの周波数特性に関する効果を示す実験データである。
【図6】塵埃の移動をさらに徹底して阻止するための防塵壁を図1の構成に追加した他の実施例の構成を示す部分断面図である。
【図7】塵埃の移動をさらに徹底して阻止するための防塵壁を図2の構成に追加した他の実施例の構成を示す部分断面図である。
【符号の説明】
L 薄型表示装置の表示パネル
S 表示パネルを囲むシャーシ
F 表示パネルに着脱自在に取付けられるフレーム
E パネル型スピーカのエキサイタ
P 薄型表示装置の透光性の平板を兼ねるパネル型スピーカの振動板
b ボイスコイルを保持するボビン
t1, t2 振動伝達体
Q1, Q2 結合部材
c ,q クッション
G,g 取付け金具
h1 ポスト
h2 取付け板
s,j ネジ
w 防塵壁
U 保護カバー
r 放音孔
Claims (4)
- 表示パネル、この表示パネルの前方に配置される透光性の平板および前記表示パネルと前記透光性の平板とを着脱自在に結合させる結合手段を備えた薄型表示装置と組合せられると共に、磁気回路、ボイスコイルおよびこのボイスコイルを保持するボビンを有し前記薄型表示装置の表示パネルに隣接して配置される可動線輪型のエキサイタ並びにこのエキサイタにより励振されて撓み振動を発生させる振動板であって前記薄型表示装置の透光性の平板を兼ねるものを備えた振動モード方式のパネル型スピーカにおいて、
前記エキサイタは、前記薄型表示装置の表示パネルの周辺部に固定されると共に、
前記振動板は、この表示パネルに固定されたエキサイタに対して、着脱機構を兼ねた振動伝達体を介在させながら着脱自在に結合されたことを特徴とするパネル型スピーカ。 - 表示パネル、この表示パネルの前方に配置される透光性の平板および前記表示パネルに結合されるフレームを備えた薄型表示装置と組合せられると共に、磁気回路、ボイスコイルおよびこのボイスコイルを保持するボビンを有し前記薄型表示装置の表示パネルに隣接して配置される可動線輪型のエキサイタ並びに前記エキサイタにより励振されて撓み振動を発生させる振動板であって前記薄型表示装置の透光性の平板を兼ねるものを備えた振動モード方式のパネル型スピーカにおいて、
前記エキサイタと前記振動板は前記薄型表示装置のフレームに固定され、このフレームは前記表示パネルに着脱自在に結合されたことと、
前記エキサイタと前記振動板の前方に配置される前記フレームには、放音孔が形成されたことと、
を特徴とするパネル型スピーカ。 - 請求項2において、
前記エキサイタの後方に配置される保護カバーにも放音孔が形成されたことを特徴とするパネル型スピーカ。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記表示パネルの周辺部と前記透光性の平板との間に形成される空隙を塞ぐ弾性体の防塵壁が形成されたことを特徴とするパネル型スピーカ。
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