JP4190097B2 - クレセント錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クレセント錠に係り、特に、簡単な構成で施錠機能を有する新規なクレセント錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレセント錠は、相互に引き違いとなる引戸の召し合わせ部に装着される一種の掛金装置であって、通常施錠機能を有していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
その為、例えば引戸のクレセント錠付近のガラスを破り、その破れたガラス戸の開口から手を差し入れてクレセント錠を操作すれば引戸を簡単に開けることができ、これを悪意の第三者が行えば防犯上問題であることは言う迄もない。
【0004】
しかしながら、クレセント錠に所謂シリンダ錠を装着してクレセント錠に施錠機能を付与することは可能であるが、この場合構造が複雑になること、及び使い勝手が悪いことが容易に想像される。
【0005】
そこで、この発明は、施錠機構を内蔵しながら構造が簡単でしかも使い勝手が良い新規なクレセント錠を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、引戸の一方の框に装着される台座と、この台座の表面側に回動自在に支承され、外周に形成された円弧状の環堤部を相手方の框の係止片に係合させるようにした錠止盤とを有するものにおいて、台座の裏面側に複数の細長い板ばねの基端を固定し、各板ばねの自由端にドライバーピンを植設して、各ドライバーピンを台座に開口した第1ピン孔を通して台座の表面側に突出できるように案内し、一方、施錠時第1ピン孔群と整合する錠止盤の部位にこれらと同じ展開パターンで第2ピン孔群を開口させ、錠止盤の表面側において第2ピン孔群を覆うように装着されたカップ状のピンカバー内に、第2ピン孔と同軸に、かつ錠止盤の厚さ方向に移動可能に案内されたタンブラーピンの複数を配設し、他方、ピンカバーの頂面に第1及び第2ピン孔群と同じ展開パターンで開口した第3ピン孔群の夫々に、鍵板を介して一体的に結合された鍵ピンを着脱可能に挿通させ、鍵板をピンカバーに装着しないときにはドライバーピンがシアーラインとなる台座と錠止盤との接合面に跨がるように、また、鍵板をピンカバーに装着したときタンブラーピンとドライバーピンとの接合部がシアーラインに合致するように各ピンの長さを設定したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明について説明する。
図1及び図2において符号1は台座を示し、図示の実施例における台座1は一面が開口した浅くて細長い矩形の箱状体で、その開口縁を図示しない引戸の框に向けてねじ止めされている。
【0008】
この台座1の表面側には、フランジ付の支軸2によって、錠止盤3が回動自在に支承されている。図示の実施例では、図2に示すように、この支軸2はバーリングにより台座の中央部に形成された支持筒部4と回動可能に嵌合しており、支軸2の内端部には抜け止めのためEリング5が嵌着されている。
【0009】
この錠止盤3の外周部には、支軸2と同心の円弧状の環堤部6及び操作摘み7が一体に形成されており、この操作摘み7を手指で操作して環堤部6を相手方の引戸の框に装着された図示しない係止片に係合させる。
【0010】
なお、上記したクレセント錠の基本的な構成は周知であり、この発明の要旨でもないので、更に詳細な説明は省略する。
【0011】
上記台座1の裏面側には複数(図示の実施例では3枚)の細長い板ばね8、8の基端が固定され、各板ばね8の自由端は図2に示すように台座の裏面から離間する方向に弾性変形可能に案内されている。
【0012】
図示の実施例では、3枚の板ばね8、8は基端部を一体に連結されて全体として略E字形に成形されている。なお、図3において符号9はこの板ばねを台座1の裏面に固定するねじが挿通されるねじ孔である。
【0013】
上記各板ばね8の自由端の台座1側には、図2及び図3に示すように、ドライバーピン11が例えばかしめによって植設されている。
【0014】
このドライバーピン11は、例えば第6図に示すように、台座1に開口した第1ピン孔12を挿通して、台座1の表面側に突出できるように案内されている。
【0015】
なお、図2に示すように、板ばね8が弾性変形するときにはドライバーピン11が板ばねの長さ方向に傾くから、上記第1ピン孔12は円形孔ではなく、板ばねの長さ方向に少し長くした長円形とするのがよい(図示せず)。
【0016】
一方、施錠時第1ピン孔群と整合する錠止盤3の部位に、これらと同じ展開パターン(図示の実施例では直線状の展開パターン:図3参照)で第2ピン孔群13、13が開口している(図5参照)。
【0017】
これら第2ピン孔群13、13を覆うように、錠止盤3の表面側に断面が細長い矩形のカップ状のピンカバー14が装着されている。
【0018】
図示の実施例では、カップ状のピンカバーの開口を錠止盤3の表面に向け、開口端縁に一体に形成されたフランジ14a、14aを例えばスポット溶接することにより錠止盤に装着している。
【0019】
なお、図示の実施例では台座1及び錠止盤3を板材のプレス加工により製造するものとしたのでピンカバー14を錠止盤3とは別の部材としたが、錠止盤3を鋳造や射出成形により製造するときには、錠止盤3とピンカバー14とを一体に形成することができる。
【0020】
このときには、第2ピン孔群13、13を開口させた部材を錠止盤3の裏面の開口に填め込むものとする(図示せず)。
【0021】
上記ピンカバー14内には、第2ピン孔13と同軸に、かつ錠止盤3の厚さ方向(図5及び図6で上下方向)に移動可能に案内されたタンブラーピン15の複数(図示の実施例では第2ピン孔13と同数の3本)を配設する。
【0022】
図示の実施例では、これらタンブラーピン15、15の支持案内のため、板材を折曲げて構成したピンガイド16をピンカバー14内に収納している。
【0023】
このピンガイド16は、図4に示すように、中央のコ字形部を形成する一対の棚板16a、16aにタンブラーピン15が摺動可能に嵌合可能な3対のピン孔(付番せず)を形成し、このコ字形部の左右の延長部を直角に折曲げた袖板16b、16bの下端を内側に折曲げた取付片16c、16cを錠止盤3の表面にねじ止めする。
【0024】
なお、図5において、符号5は各タンブラーピンがピンガイド16から抜け出ることを防止するためタンブラーピン15に嵌着されたEリングである。
【0025】
他方、ピンカバー14の頂面に第1及び第2ピン孔群と同じ展開パターンで開口した第3ピン孔群17、17(図6参照)の夫々に、図7に示すように鍵板18を介して一体的に結合された鍵ピン19、19を、図5に示すように着脱可能に挿通させる。
【0026】
この場合、鍵板18の取付角度位置を一義的に定めるため、図5に示すように、真ん中を覗く他の鍵ピン19及び第3ピン孔17を他のものより大径にするとよい。
【0027】
図示の実施例では、鍵板18を永久磁石板とすると共に、ピンカバー14を磁性板で構成し、これらの間に作用する磁気吸引力を利用して鍵板18を装着する。
【0028】
なお、鍵板18の装着には必ずしも磁気吸引力を用いる必要はなく、例えば鍵板を薄くしてその側端縁を延長すると共にこれら延長された側端縁によりピンカバー14を弾性的に掴持する、等の装着方法を採ることができる。
【0029】
そして、図5に示すように鍵板18をピンカバー14に装着したとき、ドライバーピン11とタンブラーピン15との接合部が台座1と錠止盤3との接合面、すなわちシアーラインSに揃うように、ドライバーピン11、タンブラーピン15、及び鍵ピン19の長さが設定されている。
【0030】
上記各部材はピンシリンダー錠に均等な錠前を構成し、この場合台座1はピンシリンダ錠の外筒に、板ばね8はタンブラーばねに、錠止盤3及びピンカバー14は内筒に、タンブラーピン15はタンブラーピンに、鍵ピン19は合鍵の鍵溝に夫々対応する。
【0031】
そして、鍵板18の着脱は、ピンシリンダ錠の内筒の鍵孔に対する合鍵の抜き挿しに対応する。
【0032】
なお、図1において符号21はストッパーを示し、このストッパー21の錠止盤3の施錠角度位置を規定するものであるが、この発明の成立に必須の構成ではない。
【0033】
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるクレセント錠は、図5に示すようにピンカバー14に鍵板18を装着した常態ではドライバーピン11とタンブラーピン15の接合部がシアーラインSに揃うので、操作摘み7を手指で操作することにより錠止盤3を自由に回動操作することができる。
【0034】
換言すれば、この発明による施錠機能付のクレセント錠の施錠機構が解除され、通常のクレセント錠と同様に用いることができる。
【0035】
一方、長い間外出する場合、或いは旅行する場合には、錠止盤3を施錠角度位置においた状態で鍵板18をピンカバーから外し、或いは施錠角度位置以外の角度位置において鍵板18をピンカバー14から外した後錠止盤3を図1に示す施錠角度位置に置く。
【0036】
すると、図6に示すように、板ばね8の弾力によって各ドライバーピン11が各タンブラーピン15を押上げ、ドライバーピン11が対応する第1及び第2ピン孔12、13を共通に挿通し、ドライバーピン11がシアーラインSに跨がる。
【0037】
この状態では、錠止盤3を回すことはできず、従ってクレセント錠を操作できる大きさの穴をガラス戸に開け手を差し入れて操作摘みを回そうとしても、引戸を開けることができない。
【0038】
ちなみに、外出や旅行に先立ってピンカバー14から外した鍵板を出先にまで帯行する必要はなく、ガラス戸に開けた穴から手を差し入れても届かない場所に置けばよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、台座の裏面側に複数の細長い板ばねの基端を固定し、各板ばねの自由端にドライバーピンを植設して、各ドライバーピンを台座に開口した第1ピン孔を通して台座の表面側に突出できるように案内し、一方、施錠時第1ピン孔群と整合する錠止盤の部位にこれらと同じ展開パターンで第2ピン孔群を開口させ、錠止盤の表面側において第2ピン孔群を覆うように装着されたカップ状のピンカバー内に、第2ピン孔と同軸に、かつ錠止盤の厚さ方向に移動可能に案内されたタンブラーピンの複数を配設し、他方、ピンカバーの頂面に第1及び第2ピン孔群と同じ展開パターンで開口した第3ピン孔群の夫々に、鍵板を介して一体的に結合された鍵ピンを着脱可能に挿通させ、要するに台座と錠止盤とを夫々外筒及び内筒とするピンタンブラー錠を構成したので、錠止盤を施錠角度位置に置いて鍵板を外せば錠止盤はロックされ、従ってクレセント錠の防犯性が格段に向上する、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるクレセント錠の一部断面正面図。
【図2】その一部断面側面図。
【図3】板ばねの平面図。
【図4】ピンガイドの外観斜視図。
【図5】図1のV−V線による横断面図で、鍵板が装着されて解錠された状態を示す。
【図6】図1のVI−VI線による横断面図で、鍵板が外されてクレセント錠が施錠された状態を示す。
【図7】鍵板の外観斜視図。
【符号の説明】
1 台座
2 支軸
3 錠止盤
6 環堤部
8 板ばね
11 ドライバーピン
12 第1ピン孔
13 第2ピン孔
14 ピンカバー
15 タンブラーピン
16 ピンガイド
17 第3ピン孔
18 鍵板
19 鍵ピン

Claims (1)

  1. 引戸の一方の框に装着される台座と、この台座の表面側に回動自在に支承され、外周に形成された円弧状の環堤部を相手方の框の係止片に係合させるようにした錠止盤とを有するものにおいて、台座の裏面側に複数の細長い板ばねの基端を固定し、各板ばねの自由端にドライバーピンを植設して、各ドライバーピンを台座に開口した第1ピン孔を通して台座の表面側に突出できるように案内し、一方、施錠時第1ピン孔群と整合する錠止盤の部位にこれらと同じ展開パターンで第2ピン孔群を開口させ、錠止盤の表面側において第2ピン孔群を覆うように装着されたカップ状のピンカバー内に、第2ピン孔と同軸に、かつ錠止盤の厚さ方向に移動可能に案内されたタンブラーピンの複数を配設し、他方、ピンカバーの頂面に第1及び第2ピン孔群と同じ展開パターンで開口した第3ピン孔群の夫々に、鍵板を介して一体的に結合された鍵ピンを着脱可能に挿通させ、鍵板をピンカバーに装着しないときにはドライバーピンがシアーラインとなる台座と錠止盤との接合面に跨がるように、また、鍵板をピンカバーに装着したときタンブラーピンとドライバーピンとの接合部がシアーラインに合致するように各ピンの長さを設定したことを特徴とするクレセント錠。
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