JP4189877B2 - 少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ及び少なくとも1種の相容化剤を含有する化粧品組成物 - Google Patents

少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ及び少なくとも1種の相容化剤を含有する化粧品組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
一実施態様では、本発明は、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
化粧品及び/又は皮膚科学的製品は、例えばデオドラント、リップバーム、リップスティック、コンシーラー製品、アイシャドウ、及び成型ファンデーションのような固形組成物には、構造化された(structured)、つまりゲル化及び/又は堅くされた(rigidified)液状脂肪相を含有しうる。この構造化は、ロウ及び/又はフィラーを用いて達成することができる。残念ながら、ロウやフィラーは、ケラチン物質への塗布後に、組成物を不快(例えば突っ張り及び/又は乾燥感)にする、及び/又はマットにする傾向があるが、これは特にリップスティック又はアイシャドウの場合には、必ずしも望ましくはない。
【0003】
更に、ケア、トリートメント及びメークアップ組成物は経時的に長期の付着特性又は良好な残留力を有していることが望ましい。劣る残留力は、一般に皮膚より分泌される皮脂及び/又は汗との相互作用と、唇の場合には唾液との相互作用の後の、色の変化(変色、退色)又はメークアップ効果の経時的に不均一な変化によって特徴付けられる。すなわち、経時的に長期の付着特性又は良好な残留力を持たない組成物は使用者に規則的にメークアップを再塗布することを義務づける。しかし、消費者は今日自分の顔やボディの美しさを、できるだけ時間をかけないで向上させることをしばしば望んでいる。
【0004】
従って、消費者は、良好な残留力及び/又は長期の付着特性、光沢度、付着の心地よさ、例えば乾燥せず、突っ張らないという性質の少なくとも一つを持つスティック形態の製品に興味を持っている。
【0005】
上述の性質は一般に液状脂肪相の性質に関連している。よって、光沢を増加させるために組成物中のロウ及び/又はフィラーの量を低減させる試みがなされている。しかし、大抵の場合、液状脂肪相の移動が増加することになり、つまり、劣った残留力及び/又は劣った長期の付着特性の皮膜になる。更に、光沢度及び/又は製品の付着の心地よさが低減する。換言すれば、室温でしみださない適切な硬さのスティックを調製するのに必要とされるロウ及びフィラーの量がしばしば付着物の少なくとも一つの望ましい性質に対する制限要因になっている。
【0006】
例えば上述の望ましくない特性の少なくとも一つを有する少なくとも一の組成物と組み合わせて、つまりその前、後及び/又は同時に塗布することができる製品を処方する試みがまたなされている。例えば、トップコート組成物、つまり「ベースコート」と通常呼ばれる他の化粧品組成物の上に塗布される組成物として作用する化粧品組成物が処方されている。そのようなトップコート組成物の目的はベースコートのある種の性質を改善することにある。例えば、米国特許第6019962号は、長い間つけている化粧品の性能を改善し、使用者が光沢や感触のようなその主要な利点に妥協しないで長い間つける化粧品の特性を有意に向上させることができるようにする、エマルション及び該エマルションを使用する方法を開示している。しかし、通常、トップコート製品は液体であり、使用するのにそれほど便利なものではなく、及び/又は、スティック状組成物で使用者にもたらされうる非粘着性や非移動性のような少なくとも一の所望の特性を持っていない。
【0007】
従って、例えば、良好な残留力、長期の付着特性、光沢度、安定性、及び付着の心地よさから選択される少なくとも一の性質を有する皮膜を少なくとも1種のケラチン物質上に付着させうるスティック形態の化粧品組成物に対する必要性が存在する。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第5496544号明細書
【特許文献2】
米国特許第5800816号明細書
【特許文献3】
米国特許第6109962号明細書
【特許文献4】
米国特許第6071503号明細書
【特許文献5】
米国特許第6074654号明細書
【特許文献6】
米国特許第6340466号明細書
【特許文献7】
米国特許第6406683号明細書
【特許文献8】
米国特許第6139823号明細書
【特許文献9】
米国特許出願公開第2003/0049216号明細書
【特許文献10】
欧州特許出願公開第0545002号明細書
【特許文献11】
国際公開第00/64401号パンフレット
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者等は、驚いたことに、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる組成物が、ある実施態様では、上述の所望の性質の少なくとも一つを持つ皮膜を付着させるスティックを形成しうることを発見した。ここで使用されるところの、エマルションを含んでなる組成物は、一を越えるエマルションを含んでなる組成物を含む。
【0010】
しかして、一実施態様では、本発明は少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを提供する。一実施態様では、エマルションはスティックの形態に成型され得る。
【0011】
一実施態様では、本発明のエマルションは、二つの非相容性の相、少なくとも1種のジメチコーン及び少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウを含有し、これらは少なくとも1種の相容化剤によってエマルション中に安定化されている。
【0012】
一実施態様では、本発明は少なくとも1種のジメチコーン及び少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウを含有する組成物の構造を改変する方法であって、該組成物をスティックに成型するのに有効な量の少なくとも1種の相容化剤を添加することを含む方法を提供する。
【0013】
一実施態様では、本発明組成物及び/又はエマルションは非水性である。一実施態様では、本発明組成物はスティックの形態に成型可能であり、スティックは安定である。一実施態様では、本発明組成物は少なくとも1種のジメチコーンとは異なる少なくとも1種の低粘度のジメチコーンを更に含有する。一実施態様では、本発明のエマルションはリップ製品である。一実施態様では、リップ製品はリップスティック(口紅)である。他の実施態様では、リップ製品はトップコートである。
【0014】
ここで使用されるある種の用語は以下に定義される:
「少なくとも1種」は一又は複数を意味し、よって個々の成分及び/又は混合物/組み合わせを含む。
【0015】
ここで使用される「非水性」は、水が組成物の全重量に対して5重量%未満、例えば2重量%未満、更には1重量%未満のように少ない組成物を意味する。この発明の目的のための組成物中の水の量は組成物の成分に加えられる水の量を意味する。
【0016】
ここで使用される「エマルション」は、一の物質が他の物質の全体にわたって個別の液滴として懸濁又は分散しており、安定である、2以上の非相容性物質の系を意味する。
【0017】
ここで使用される「非相容性」化合物は、少なくとも1種の相容化剤がない場合に組み合わされると、裸眼で見て均質でないエマルションを生じる化合物を意味する。例えば、化合物を含有するエマルションが、エマルション中の最も高い融点の化合物の融点に等しい温度まで混合されて加熱され、ついでエマルションの温度が混合せずに5分維持された後に、エマルションが裸眼で見ると曇り、及び/又は裸眼で見ると少なくとも2つの分離した相を有している場合、化合物は非相容性である。
【0018】
ここで使用される「光沢」は表面の輝きを意味する。組成物の光沢はグロスメーターによって測定され評価される。グロスメーターは一般にマニキュアの分野で使用されており、対象の表面又は皮膜から反射される光の量を測定する。光沢は例えば反射率%として定量できる。
【0019】
ここで使用される「残留力(staying power)」は、長期の付着性を含み、色(色調と強さを含む)、光沢、及び厚みの少なくとも一つを保持する、ケラチン物質上に付着された組成物の皮膜の能力を意味する。これらの性質は、少なくとも1種のヒトのケラチン物質に組成物の皮膜を塗布し、実施例に記載したような予め決めた時間量の後にこれらの性質を検査することによって、可視的に評価され、比較される。
【0020】
ここで使用される「付着の心地よさ(wear comfort)」は、非乾燥性、非突っ張り性、非乾き性、保湿性、非脂性感及び非粘着感から選択される、少なくとも1種のケラチン物質上に付着された組成物の皮膜が示す少なくとも一つの性質を意味する。これらの性質は、少なくとも1種のヒトのケラチン物質に組成物の皮膜を塗布し、実施例に記載したような予め決めた時間量の後にこれらの性質を検査することによって、可視的に評価され、比較される。
【0021】
ここで使用される「炭化水素基」は、置換直鎖状アルキル基、非置換直鎖状アルキル基、置換分枝状アルキル基、非置換分枝状アルキル基、置換環状アルキル基、非置換環状アルキル基、置換直鎖状アルケニル基、非置換直鎖状アルケニル基、置換分枝状アルケニル基、非置換分枝状アルケニル基、置換環状アルケニル基、非置換環状アルケニル基、置換芳香族基、及び非置換芳香族基を含み、ここで上記非置換基は炭素及び水素原子のみを含む。
【0022】
ここで使用される「置換」は、少なくとも一の置換基を更に含むことを意味する。置換基の非限定的な例には、原子、例えば酸素、窒素、及びハロゲン、並びに官能基、例えばヒドロキシル、エーテル基、オキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基、カルボン酸基、アミン基、及びアミド基が含まれる。
【0023】
ここで使用される「移動(migration)」は、裸眼で見たときに組成物が最初の塗布ラインを越えて流れることを意味する。
【0024】
ここで使用される「ケラチン繊維」は、(睫毛及び眉を含む)毛髪を含む。
【0025】
ここで使用される「ケラチン物質」は、(唇を含む)皮膚、(睫毛及び眉を含む)毛髪、及び爪を含む。
【0026】
ここで使用される「ポリマー」は、限定されるものではないが、例えばブロックポリマー、架橋ポリマー、及びグラフトポリマーを含む、コポリマー及びホモポリマーを含む。
【0027】
ここで使用される「コポリマー」は、少なくとも2種の異なったタイプのモノマーから生成されるポリマーを意味する。
【0028】
ここで使用される「シリコーンポリマー」は、例えばシロキサン、オルガノシラン及びオルガノシロキサンを含み;少なくとも一のケイ素原子と少なくとも一の酸素原子を含む少なくとも一のモノマー単位を含むポリマーを意味し、ここで、ポリマーは、直鎖状ポリマー、分枝状ポリマー、及び環状ポリマーから選択され得;更に、ポリマーは上記少なくとも一の炭化水素基とは異なった少なくとも一の基で置換されていてもよく;更に、ポリマーはポリマー鎖に挿入されたケイ素原子及び酸素原子とは異なった少なくとも一のヘテロ原子を更に含んでいてもよい。
【0029】
ここで使用される「成型され得る」組成物は、加熱したときに注ぐことができるか成形可能であるが、冷却時には硬化又は硬くなる組成物を意味する。例えば、成型され得る組成物は、加熱したときに注ぐことができるか成形可能であるが、ひとたび室温まで冷却されると、組成物はその形状を保持する。組成物がここで定義するところの「成型され得る」かどうかは、37℃又はそれ以上(例えば50℃から75℃の範囲の温度)に加熱した際に組成物が注ぐことができるか成形可能であるかどうか、そして続いて冷却した際に、その形状を保持するかどうかを決定することによって試験される。
【0030】
「安定な」という用語は、所定の条件下で、組成物中に少なくとも一の異常、例えば組成物がスティック形態の場合は折れ又は傾き、相分離、溶融、又はシネレシスを示さない組成物を意味する。
【0031】
安定性は、組成物を制御された環境チャンバー内に特定の温度で特定長さの時間、配することによって試験される。スティック状の組成物はチャンバーに起立させて試験される。ここで使用される「起立させる」とは、真っ直ぐの垂直位置にあることを意味する。例えば、組成物がスティック形態の場合、スティックはチャンバー内に真っすぐ立てて、すなわちスティックが配されるチャンバーの表面に対して垂直な位置に、配される。
【0032】
本発明において、組成物は、裸眼で見て、室温(25℃)で2ヶ月後にエマルション中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。しかし、安定性のより厳格な要件が、組成物の意図する用途に応じて使用されうる。例えば、一実施態様では、組成物は、裸眼で見て、室温(25℃)で6ヶ月後にエマルション中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。他の実施態様では、組成物は、裸眼で見て、室温(25℃)で9ヶ月後に組成物中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。他の実施態様では、裸眼で見て、37℃で4週間後に組成物中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。他の実施態様では、裸眼で見て、50℃で4週間後に組成物中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。
【0033】
これらの安定性試験では、サンプルの物理的状態はチャンバーに配されている状態で検査される。ついで、サンプルは、サンプルがチャンバーに配されてから特定の長さの時間後に、例えば8時間、12時間、24時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間(2ヶ月)、12週間(3ヶ月)、16週間(4ヶ月)、20週間(5ヶ月)、24週間(6ヶ月)、28週間(7ヶ月)、32週間(8ヶ月)、36週間(9ヶ月)、及び/又は56週間(1年)後に検査される。チャンバーの温度は特定の温度、例えば上述のように25℃、37℃、又は50℃に、あるいは更なる例では、4℃で1年間、又は45℃で4週間に設定される。例えば、上で検討したように、本発明では、組成物は、裸眼で見て、室温(25℃)で2ヶ月後にエマルション中に少なくとも一の異常も示さないならば、安定である。よって、組成物の物理的状態は、25℃に設定されたチャンバーに配した状態で検査され、所望されるならば、特定の長さの時間の後に検査され、最終的には2ヶ月後に検査される。
【0034】
他の実施態様では、サンプルを凍結融解状態で少なくとも一の異常があるかについて試験することができ、ここでサンプルは12時間凍結された後、12時間の間、解凍される。一般に、凍結融解状態は1サイクルが上記の12時間の期間として3サイクルを含む。
【0035】
それぞれの検査の際、サンプルはエマルションの少なくとも一の異常、例えばエマルションがスティック形態の場合は曲がり又は傾き、相分離、溶融又はシネレシスについて検査される。ここで使用される場合、「シネレシス(syneresis)」は、裸眼に見えるエマルション表面上の液滴の外観である。
【0036】
当業者であれば、意図される用途に基づく組成物の機能を妨げる少なくとも一の異常、例えば上述のような少なくとも一の異常の状態を即座に認識するであろう。当業者ならばまた組成物の機能を妨げる少なくとも一の異常の観察がその意図される用途だけでなくその組成にも依存することを即座に認識するであろう。
【0037】
上記の一般的な記載と次の詳細な記載は例示と説明のためだけのものであり、請求される発明を限定するものではない。以下、本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する。
【0038】
既に検討されたように、本発明は、一実施態様では、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる組成物を提供する。一実施態様では、本発明のエマルションは水性エマルション及び非水性エマルションから選択される。一実施態様では、本発明組成物は化粧品組成物である。一実施態様では、本発明組成物は少なくとも1種のジメチコーンとは異なる少なくとも1種の低粘度ジメチコーンを更に含有する。
【0039】
本発明の成型可能な組成物は、例えば、所望の形状を有する製品、例えばスティック形態又は容器の形態、例えばコンパクト形態を形成することを可能にしうる。更に、例えば、成型可能な組成物により、組成物を形成する成分のしみ出しを制御することが可能になり、よってそのような組成物の保存と少なくとも1種のケラチン物質への化粧品、皮膚用及び治療組成物の塗布が容易になる。
【0040】
従って、本発明は、少なくとも1種のケラチン物質のためのメークアップ製品、例えばリップ組成物、リップペンシル、スティック、ディシュ、パン又はジャーの形態に鋳込まれうるファンデーションを含むファンデーション、コンシーラー製品、一時的なタトゥー製品、アイライナー、マスカラバーだけでなく、体の衛生用製品、例えばデオドラントスティック、並びにケア製品及び少なくとも1種のケラチン物質を処理する製品、例えばスティック形態でもよいサンスクリーン及び抗日光製品に適用される。しかして、本発明は、マスカラバーを含むマスカラ製品、アイライナー製品、ファンデーション製品、リップスティック製品、頬又は瞼用のブラッシャー、デオドラント製品、ボディ及び/又は毛髪用のメークアップ製品、メークアップ除去製品、アイシャドウ製品、フェイスパウダー製品、コンシーラー製品、トリートメントシャンプー製品、ヘアーコンディショナー製品、サンスクリーン、皮膚又は毛髪用の着色料、又はスキンケア処方物、例えば抗ニキビ又は髭剃り用処方物の形態とできる。
【0041】
一実施態様では、本発明の少なくとも1種の相容化剤により、安定なスティック状製品の処方を可能にするような少なくとも1種のジメチコーン及び少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウのエマルションを得ることが可能になる。また、スティック又はチューブ状の製品を得ることを可能にするのに加えて、本発明エマルションは、特に暑く湿度の高い地域において、固形状エマルションからの脂肪相のしみ出しを制限し;皮膚又は唇のようなケラチン物質への付着後にこの相のシワ及びコジワ内への移動を制限し;及び/又は良好な残留力、長期間の付着特性、光沢度、及び付着の心地よさから選択される少なくとも一つの性質を有する皮膜をケラチン物質上に付着させうる。
【0042】
これらの特性はリップ製品、例えばリップスティック、コンシーラー製品及びアイシャドウのような化粧品組成物において特に追求される。すなわち、液状脂肪層の顕著な移動は、特に着色剤が充填されている場合、唇と目の回りに不快な外観を生じ、つまりシワ及びコジワをより目立ったものにする。この移動はしばしば消費者によって従来のリップ製品、コンシーラー製品及び目のメークアップ品の主要な欠陥であると言われている。
【0043】
従って、一実施態様では、本発明は、上述された欠点の少なくとも一つを解消することを可能にする、顔の唇及び/又は皮膚及び/又は表面体成長物(superficial body growths)、例えばケラチン繊維のためのケア及び/又はメークアップ及び/又はトリートメント組成物を対象とする。
【0044】
本発明組成物は、少なくとも1種の相容化剤の性質、少なくとも1種のジメチコーンの粘度、及び少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウの性質に応じて、変わり得、機械的強度を持つスティック又はチューブの形態の硬い構造が得られるようなものとできる。これらのチューブ又はスティックが着色されたものである場合、塗布後に、例えば唇や目を囲んでいる皮膚のシワ及びコジワの中に例えば移入せず、経時的に、特に色の、良好な残留力及び/又は長期間の付着特性を有する、一様に、つまり均質に着色した光沢のある付着物、例えば層を得ることが可能になる。よって、本発明の組成物は、例えば、皮膚又は唇のための組成物、例えばファンデーション組成物、コンシーラー製品、アイシャドウ又は口紅組成物、例えばスティック形態のものでありうる。
【0045】
他の実施態様では、本発明は、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる、非水性組成物を提供する。他の実施態様では、本発明は、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有する安定なエマルションを製造するための方法を対象とし、ここで少なくとも1種の相容化剤は安定なスティックの形態に成型され得るエマルションを提供するのに有効な量で存在する。
【0046】
他の実施態様では、本発明は、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる組成物を、少なくとも1種のケラチン物質に塗布することを含む、少なくとも1種のケラチン物質をケアし、メークアップし、及び/又はトリートメントする方法を提供する。他の実施態様では、組成物は少なくとも1種のジメチコーンとは異なる少なくとも1種の低粘度のジメチコーンを更に含有する。
【0047】
本発明のエマルションは、単又は複合エマルション、例えば水中油型又は油中水型エマルション又は油中水中油型エマルション、又は水中油中水型エマルション、又は油性連続相を含む硬い又はソフトなゲルであり得る。一実施態様では、本発明エマルションは、スティックとして又はディシュに鋳込まれた形態、例えば油性の硬いゲル、例えば無水ゲル、例えば無水スティックの形態である。更なる実施態様では、エマルションは(顔料の有無に応じて)不透明又は半透明の硬いゲルの形態である。他の実施態様では、本発明のエマルションはそれ自身で立つ。他の実施態様では、本発明のエマルションは非水性エマルションである。
【0048】
一実施態様では、本発明は、残留力、長期の付着特性、光沢度、及び付着の心地よさから選択される少なくとも一の性質をもたらす方法において、少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも1種の相容化剤を含有するエマルションを含んでなる組成物を少なくとも1種のケラチン物質に塗布することを含む方法を対象とする。
【0049】
一実施態様では、本発明組成物はトップコート製品である。例えば、本発明は、残留力、長期の付着特性、光沢度、及び付着の心地よさから選択されるベースコート組成物の少なくとも一の性質を増大させる方法において、少なくとも一のベースコート組成物を少なくとも1種のケラチン物質に塗布し;本発明の組成物をベースコートが施されたケラチン物質に塗布することを含む方法でありうる。
【0050】
本発明に係るジメチコーンの非限定的な例には、ダウコーニング200(350cst)又は例えば100、350、及び500cstのように、100cst以上の粘度のジメチコーンが含まれる。ここで使用される全ての粘度はダウコーニング200に対して350cstを得るものと同じパラメータを用いて測定される。
【0051】
一実施態様では、ジメチコーンは組成物の全重量に対して5重量%から95重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、ジメチコーンは組成物の全重量に対して10重量%から90重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、ジメチコーンは組成物の全重量に対して20重量%から80重量%の範囲の量で組成物中に存在する。
【0052】
本発明に係る少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウは室温で固体であり、約35℃を越え、例えば約55℃を越える融点を有しうる。一実施態様では、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウは高粘度、例えば100、350及び500cstのジメチコーンと非相容性である。少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウの非限定的な例には、ポリエチレンロウ及び直鎖状パラフィンロウが含まれる。本発明において、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウの直鎖状炭化水素は、置換直鎖状アルカン、非置換直鎖状アルカン、置換直鎖状アルケン、及び非置換直鎖状アルケンから選択され得、ここで上述の非置換基は炭素及び水素原子のみを含む。
【0053】
少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウの非限定的な例には、ポリエチレンロウ、例えばニューフェーズテクノロジーズ社から商業的に入手できるポリエチレン400及びポリエチレン500、直鎖状パラフィンロウ、例えばStrahl & Pitschから入手できるパラフィンS&P206、S&P173、及びS&P434、及び長鎖直鎖状アルコールとポリエチレンの混合物を含む製品のような長鎖直鎖状アルコール、例えばニューフェーズテクノロジーズ社から商業的に入手できるパーフォマコール(Performacol)425(C20-C40アルコールとポリエチレン)及びパーフォマコール550(C30-C50アルコールとポリエチレン)が含まれる。
【0054】
一実施態様では、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウはエマルションの全重量に対して2重量%から30重量%の範囲の量で組成物中に存在している。他の実施態様では、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウは、組成物の全重量に対して5重量%から20重量%の範囲の量で組成物中に存在している。
【0055】
本発明に係る少なくとも1種の相容化剤は、少なくとも一の炭化水素基を含むシリコーンポリマーから選択される。一実施態様では、少なくとも一の炭化水素基の少なくとも一は少なくとも18の炭素原子を含む。
【0056】
一実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は式(I)の相容化剤から選択される。式(I)の相容化剤は次の構造を有する:
【化2】
Figure 0004189877
ここで、
Rは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭化水素基から選択され;
Si及びO原子の全分子量は式(I)の少なくとも1種の相容化剤の全重量の少なくとも10%であり、
式(I)の少なくとも1種の相容化剤の融点は35℃から110℃の範囲であり、
但し、少なくとも一のRは少なくとも18の炭素原子を含む。
【0057】
一実施態様では、少なくとも一のRはC30からC45の炭化水素基から選択される。他の実施態様では、少なくとも一のRがC30からC45のアルキル基から選択される。例えば、少なくとも1種の相容化剤は、少なくとも1種のC30-C45アルキルジメチコーンから選択されうる。他の実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は室温で固体である。
【0058】
少なくとも一の炭化水素基を含む好適なシリコーンポリマーの非限定的な例には、直鎖状ポリシロキサン、分枝状ポリシロキサン、環状直鎖状ポリシロキサンが含まれる。少なくとも1種の相容化剤の非限定的な例には、少なくとも一のC30-C45アルキル基を含む直鎖状ポリシロキサン、例えばGEシリコーンズ社から市販のSF1642;C30-C45アルキルメチコーン、例えばダウコーニング社から市販のAMS-C30ロウ;C20-C24アルキルメチコーン、例えばクラリアント社(Clariant)から市販のシルケア(SilCare)41M40;C24-C28アルキルメチコーン、例えばゴールドシュミット社から市販のアビルワックス(Abil Wax)9810及びクラリアント社から市販のシルケア41M50;ヘキシルメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M10;カプリリルメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M15;ラウリルメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M20;ステアリルメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M30;ゴールドシュミット社から市販のセチルジメチコーン;ステアリルジメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M65;C20-C24アルキルジメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M70;C24-C28アルキルジメチコーン、例えばクラリアント社から市販のシルケア41M80;及び出典明示によってその開示がここに取り込まれるEP0545002に開示されたシリコーンポリマー等が含まれる。
【0059】
一実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は、組成物の全重量に対して5重量%から90重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は、組成物の全重量に対して5重量%から80重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は、組成物の全重量に対して5重量%から60重量%の範囲の量で組成物中に存在する。
【0060】
更に、本発明において、本発明組成物は、ある種の実施態様では、少なくとも1種のジメチコーンとは異なる少なくとも1種の低粘性ジメチコーンを更に含有する。よって、一実施態様では、少なくとも1種の低粘性ジメチコーンが本発明組成物の少なくとも1種のジメチコーンより低い粘度を有している。少なくとも1種の低粘性ジメチコーンの非限定的な例には、100cstより低い粘度のジメチコーンが含まれる。例えば、本発明のエマルションは低粘度のジメチコーンに入れた超高粘度のジメチコノールの混合物であるダウコーニング1503フルイド(fluid)を更に含有しうる。
【0061】
一実施態様では、少なくとも1種の低粘性ジメチコーンは、組成物の全重量に対して5重量%から80重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、少なくとも1種の低粘性ジメチコーンは、組成物の全重量に対して10重量%から60重量%の範囲の量で組成物中に存在する。
【0062】
更に、ある実施態様では、本発明組成物は少なくとも1種のフルオロシリコーンを更に含有する。少なくとも1種のフルオロシリコーンの非限定的な例には、FL-05、FL-10、X-22-821、X-22-822、及びFL100(FL100(100cst)、FL100(450cst)、FL100(1000cst)、及びFL100(10000cst)を含む)が含まれ、その全てが信越から商業的に入手できる。
【0063】
一実施態様では、少なくとも1種のフルオロシリコーンは、組成物の全重量に対して0.1重量%から30重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、少なくとも1種のフルオロシリコーンは、組成物の全重量に対して0.5重量%から10重量%の範囲の量で組成物中に存在する。
【0064】
更に、本発明組成物は少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウとは異なる少なくとも1種のロウを更に含有しうる。そのようなロウの非限定的な例には、天然由来のロウ、例えばミツロウ、変性ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ホホバロウ、オーリクリー(ouricury)ロウ、モクロウ、コルク繊維ロウ、サトウキビロウ、非直鎖状パラフィンロウ、亜炭ロウ、マイクロクリスタリンロウ、ラノリンロウ、モンタンロウ及びオゾケライト、硬化油、例えば硬化ホホバ油、ホホバエステル、フィッシャー-トロプシュ合成により得られるロウ、脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、及び少なくとも1種の相容化剤とは異なるシリコーンロウが含まれる。
【0065】
一実施態様では、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウとは異なる少なくとも1種のロウは、組成物の全重量に対して0.01重量%から20重量%の範囲の量で組成物中に存在する。他の実施態様では、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウとは異なる少なくとも1種のロウは、組成物の全重量に対して0.1重量%から15重量%の範囲の量で組成物中に存在する。
【0066】
更に、本発明の組成物は少なくとも1種の着色剤を更に含有しうる。少なくとも1種の着色剤は顔料、染料、例えば脂溶性染料、真珠光沢顔料、及びパール剤から選択されうる。少なくとも1種の着色剤は、例えば良好な被覆性を付与する、つまりそれが塗布される少なくとも1種のケラチン物質の有意な量が透き通って見えないようにするエマルションを得るために選択されうる。少なくとも1種の着色剤はまたエマルションのあらゆる粘着感を低減しうる。
【0067】
本発明において使用されうる代表的な脂溶性染料には、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β-カロチン、大豆油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、アンナット、及びキノリンイエローが含まれる。脂溶性染料は、存在する場合は、一般に組成物の全重量の20重量%まで、例えば0.0001%から6%の範囲の濃度を有している。
【0068】
本発明において使用することができる真珠光沢顔料は、白色の真珠光沢顔料、例えばチタン又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色の真珠光沢顔料、例えば酸化鉄を有するチタンマイカ、フェリックブルー又は酸化クロムを有するチタンマイカ、上述のものから選択される有機顔料を有するチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料から選択されうる。真珠光沢顔料は、存在する場合は、組成物の全重量の50重量%まで、例えば0.1%から20%の範囲の濃度で組成物中に存在しうる。
【0069】
本発明において使用することができる顔料は、白色、有色、無機、有機、ポリマー、非ポリマー、被覆及び非被覆顔料から選択されうる。鉱物性顔料の代表的な例には、表面処理されていてもよい二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化鉄、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びフェリックブルーが含まれる。有機顔料の代表的な例には、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、及びコチニールカルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム及びアルミニウムに基づくレーキ類が含まれる。存在する場合は、顔料は組成物の全重量の40重量%まで、例えば1%から35%、更には2%から25%の範囲の濃度で組成物中に存在しうる。ある種の製品の場合、真珠光沢顔料を含む顔料は、例えば組成物の重量の50%までを占めうる。
【0070】
本発明の一実施態様では、本発明組成物は少なくとも1種の顔料を含有する。他の実施態様では、少なくとも1種の顔料は、カプセル化された顔料から選択される。ここで使用されるところでは、「カプセル化された顔料」は少なくとも1種のポリマー内にカプセル化された顔料を意味する。カプセルは、そのようなカプセル化された顔料を含有するエマルションに圧力がかけられたときに、その内容物の幾らか、つまり封入された顔料及び存在しているならば分散溶媒を放出しうる。例えば、カプセル化された顔料がリップ製品エマルション中に含まれている場合、カプセルは、唇が押圧されたときにその内容物の幾らかを放出しうる。
【0071】
従って、一実施態様では、本発明組成物は少なくとも1種のカプセル化された顔料を含有し、ここでカプセル化された顔料は少なくとも1種の溶媒に分散されている。よって、圧力がエマルションにかけられたとき、カプセルはその内容物の幾らかを放出し得、よって(顔料からの)少なくとも一つの色と(少なくとも1種の溶媒からの)光沢を唇上に維持することができる。一実施態様では、少なくとも1種の溶媒は、エモリエント、例えばシリコーンエモリエント、オクチルドデカノール、及びポリグリセリル-2-トリイソステアレートから選択される。他の実施態様では、少なくとも1種の溶媒は非揮発性シリコーンから選択される。他の実施態様では、少なくとも1種の溶媒はフェニルトリメチコーンである。よって、本発明はまた、一実施態様では、少なくとも1種のカプセル化された顔料を更に含有し、上記少なくとも1種のカプセル化された顔料が少なくとも1種のシリコーン中に分散されている組成物を提供する。
【0072】
一実施態様では、本発明は、少なくとも1種のカプセル化された顔料を含有し、少なくとも1種のカプセル化された顔料がフェニルトリメチコーン中に分散されている組成物を提供する。他の実施態様では、本発明は少なくとも1種のケラチン物質上における、組成物の色と光沢から選択される少なくとも一の性質を維持する方法であって、少なくとも1種のカプセル化された顔料を含有する組成物を塗布することを含み、少なくとも1種のカプセル化された顔料が少なくとも1種のシリコーン中に分散されている方法を提供する。
【0073】
経時的な組成物の光沢の維持は特定長さの時間の後の視覚検査によって測定することができる。例えば、ケラチン物質への組成物の塗布から30分後におけるケラチン物質上の組成物の光沢が、裸眼で見て、塗布時の同組成物の光沢と同じかそれより大ならば、光沢は維持されている。
【0074】
組成物の経時的な色彩の維持は特定長さの時間の後に視覚検査で測定することができる。例えば、ケラチン物質への組成物の塗布から30分後におけるケラチン物質上の組成物の色が、裸眼で見て、塗布時の同組成物の色と同じほど強いかそれより強いならば、色は維持されている。更に、組成物のL値は(例えばミノルタの色彩計CR-300を用いて)測定して、色の強さを決定することができる。化粧品の分野では、国際照明委員会のL、a、b比色表記系で定義されるように、Lは色調の強さを定める。米国特許第6010541号、第1欄、第66行から第2欄、第8行及び第9欄、第15−57行を参照のこと。色調は、Lの値が低くなると比例してより強くなる(0=黒、100=白)。
【0075】
本発明において、本発明組成物は少なくとも1種のフィラーを更に含有しうる。ここで使用される「フィラー」という用語は、エマルションの様々な成分と化学的に反応せず、これら成分を室温を超える温度、特にその軟化点又はその融点まで加熱した場合でさえ、これら成分に不溶性である、単独又は組み合わせて使用される室温と大気圧で固体である任意の粒子を意味する。一実施態様では、少なくとも1種のフィラーは少なくとも170℃を越え、例えば200℃を越える融点を有する。一実施態様では、少なくとも1種のフィラーは、0.01μmから150μm、例えば0.5μmから120μm、例えば1μmから80μmの範囲の見かけ粒径を有しうる。見かけ粒径は一次粒子がその最も短い寸法に沿って(小葉状体の厚み)嵌る円の直径に相当する。更に、少なくとも1種のフィラーは、吸収性であり、つまり、組成物の油及び皮膚から分泌される生物学的物質を特に吸収することができ、表面処理、例えば脂溶性にすることができ、及び/又は皮膚から分泌される汗及び/又は皮脂を吸収するように多孔性とされうる。
【0076】
少なくとも1種のフィラーは、無機及び有機フィラーから選択することができ、例えばラメラ状、球状及び/又は長円状のような任意の形状を持ちうる。少なくとも1種の不活性なフィラーの非限定的な例には、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミドパウダー(例えばナイロン(登録商標)パウダー、例えばアトケム社(Atochem)からオルガソール(Orgasol)(登録商標)として市販の製品)、ポリ-β-アラニンパウダー、ポリエチレンパウダー、アクリルポリマーパウダー(例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)パウダー、例えばワッカー社からコバビード(Covabead)LH-85(粒径10−12μm)として市販の製品及びダウコーニング社からポリトラップ(Polytrap)(登録商標)として市販のアクリル酸コポリマーパウダー)、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))パウダー、ラウロイルリシン、窒化ホウ素、シリカ、カオリン、デンプン、デンプン誘導体、中空ポリマーミクロスフィア(例えばポリ塩化ビニリデンとアクリロニトリルから形成された中空ポリマーミクロスフィア、例えばノーベルインダストリー社からエクスパンセル(登録商標)として市販の製品)、及び重合化シリコーンミクロスフィア(例えば、東芝からトスパール(Tospearl)(登録商標)として市販の重合化シリコーンミクロスフィア)、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空のシリカミクロスフィア(例えばマプレコス社(Maprecos)からシリカビーズ(登録商標)として市販の製品)、ガラスマイクロカプセル、セラミックマイクロカプセル、及びポリエステル粒子が含まれる。
【0077】
例えばスティックのような、意図される用途に応じて、組成物の硬度がまた考慮される。一実施態様では、少なくとも1種の相容化剤は組成物に硬度を更に付与するのに有効な量で存在する。組成物の硬度は、例えばグラム(g)で表されうる。本発明の組成物は、例えば10gから5000g、例えば15gから500g、更には例えば20gから600g、更には例えば30gから150gの範囲の硬度を有しうる。
【0078】
この硬度は次のようにして測定される。硬度の試験は組成物中に探索子を貫通させ、特に高さ35mm、直径4mmのステンレス鋼シリンダーを装備したテクスチャーアナライザー(例えばStable MicrosystemsのTA-XT2i)を使用する方法に従う。硬度の測定は5つの組成物サンプルの中央で20℃にて実施される。シリンダーが2mm/sの速度で貫通し、全体で5mmが押しのけられる。記録される硬度値は観察される最大ピークのものである。測定誤差は±10gである。
【0079】
本発明の組成物の硬度は、組成物がそれ自身で立ち、容易に崩壊してケラチン物質上に満足できる付着物を形成することができるようなものである。また、この硬度は、例えばスティック又はディッシュ形態に成型され又は鋳込まれうる本発明組成物に良好な耐衝撃強度を付与しうる。
【0080】
当業者であれば、考えられる用途と所望される硬度に基づいて上に概説した硬度試験法を使用して、組成物を選択して評価することができる。
【0081】
本発明では、スティック形態の組成物はまた変形可能で可撓性の弾性固体の性質を有し、またケラチン物質への塗布時に顕著な弾性のあるソフトさを有しうる。更に、一実施態様では、本発明組成物は40℃から150℃の範囲の融点を有する。
【0082】
本発明の組成物は、また、当該分野において通常使用される少なくとも1種の適切な添加剤を更に含有することができる。一実施態様では、少なくとも1種の添加剤は、脂肪物質、着色剤、湿潤剤(humectants)、テクスチャー改変剤、消泡剤、保湿剤(moisturizers)、粘度修正剤、抗酸化剤、精油、保存料、香料、中和剤、脂溶性ポリマー、多糖類、フッ素化化合物、及び化粧品用活性剤、及び皮膚用活性剤、例えばエモリエント、ビタミン、植物エキス、必須脂肪酸及びUV遮蔽剤から選択されうる。一実施態様では、本発明の組成物は透明及び/又は清澄であり、例えば顔料を含まない組成物を含む。更に他の実施態様では、本発明の組成物は透明でも清澄でもない。
【0083】
言うまでもなく、当業者であれば、考慮される添加により、安定性又は非移動性のような、本発明の組成物の少なくとも一の有利な特性が、悪影響を受けないか実質的に悪影響を受けないように留意して、任意の更なる添加剤とその量を選択するであろう。
【0084】
実施例におけるものを除き、あるいは特にそうでないことを示さない限り、明細書及び特許請求の範囲において使用した成分の量、反応条件等を表すあらゆる数字は全ての場合に「約」という用語によって変更されるものと理解されなければならない。従って、そうでない旨が示されていない限り、本明細書と特許請求の範囲に記載した数値パラメータは、本発明によって達成しようとしている所望の性質に応じて変化しうる概算値である。最低限でも、特許請求の範囲に均等論を適用することを試みることなく、各数値パラメータは有効数字の数と通常の丸め手法に鑑みて解釈されなければならない。
【0085】
本発明の範囲を規定する数値範囲とパラメータは概算値であるが、特定の実施例に記載した数値はできるだけ正確になるように報告されている。しかし、如何なる数値も、その各々の試験測定値に見出される標準偏差から必然的に生じるある種の誤差を本来的に含んでいる。次の実施例は結果として範囲を限定しないで本発明を例証するためのものである。パーセントは重量基準で与えられている。
【0086】
【実施例】
実施例
次の組成物を調製した。
【表1】
Figure 0004189877
【0087】
調製手順
A相の成分を均一になるまで混合した後、油浴中で加熱した。油浴温度が110℃に達したところで、C30-C45アルキルジメチコーンをA相混合物に添加し、得られた混合物を均一になるまで撹拌した。次に、油浴の温度を110℃に維持しながら、得られた混合物にポリエチレンロウをゆっくりと加え、ロウを完全に溶融、分散させた。混合物の温度を90℃〜95℃まで下げて、大部分を型に注いだ。
本発明組成物1は本発明組成物2よりも硬く、本発明組成物3は本発明組成物2よりも硬かった。
【0088】
結果
リップ製品として
リップ組成物は、リップ製品の塗布と評価について訓練を受けた8名の官能試験審査員の何もつけていない唇に塗布され、それぞれについて4時間と6時間の時点で様々な性質が評価された。審査員は次のプロトコルに従った。
【0089】
審査員は製品の塗布前に標準的な石鹸を使用して自分の唇を洗い、唇を10分間そのままにした。ベースコートがあった場合には、審査員はベースコートを次のようにして唇に塗布した:上唇の中央から始め、左に2回、ついで右に2回塗布し;下唇の左隅から始め;左から右、そして右から左に2回塗布した。審査員は塗布直後に質問表に回答をつけた。1分の時点で審査員は粘着性(tack)と脂性感(grease)を調べた。2分の時点で、審査員は白い紙片にキスをして製品の移り性を試験した。3分の時点で、審査員は粘着性と脂性感を調べた。5分の時点で、審査員は白い紙片にキスをして製品の移り性を試験した。次に、審査員は次のようにしてトップコートを塗布した:上唇の中央から始め、左に2回、ついで右に2回塗布し;下唇の左隅から始め;左から右、そして右から左に2回塗布した。審査員は4時間及び6時間の時点で質問表に回答をつけた。Tukeyのスチューデント化された範囲の検定統計法を解析に使用した。
結果を表2に示す。
【表2】
Figure 0004189877
この結果は、本発明の組成物のそれぞれ、つまり本発明組成物1、本発明組成物2、及び本発明組成物3はリップフィニティトップコート(Lipfinity TopCoat)よりも塗布がし易く、豊かな(rich)感触があり唇上のすべりがよかったことを示している。
【0090】
スティック形態のベースコートの上に塗るトップコートとして
次のスティック形態のベースコート組成物、スティック状ベースコートを調製した。
【表3】
Figure 0004189877
結果
上記のベースコート組成物、スティック状ベースコートは、上述のようにして、リップ製品の塗布と評価について訓練を受けた8名の官能試験審査員の何もつけていない唇に塗布され、それぞれについて様々な性質が評価された。ついで、本発明の組成物の一つ、つまり本発明組成物1又は本発明組成物2の皮膜が、ベースコートが塗布された唇にトップコートとして塗布された。二重に塗布された唇の様々な性質が評価された。本発明の組成物の両方、つまり本発明組成物1と本発明組成物2は、ベースコート組成物だけを塗った唇と比較して、唇上での粘着性を増大させ、より豊かでよりクリーミーで、より厚い(thicker)感触の光沢を唇上に付与し、唇上の突っ張り感(tight)、乾いた感触を低減させた。ベースコートをつけた快適さは、ベースコート上に本発明組成物1又は本発明組成物2を塗布することによって増大した。光沢/輝きと保湿性(moisture)もまた本発明組成物の塗布によって増大した。
【0091】
液状ベースコートの上に塗るトップコートとして
次の液状ベースコート組成物、液状ベースコートを調製した。
【表4】
Figure 0004189877
結果
上記のベースコート組成物、液状ベースコートが、リップ製品の塗布と評価について訓練を受けた8名の官能試験審査員の何もつけていない唇に塗布され、それぞれについて様々な性質が評価された。ついで、本発明組成物3の皮膜が、ベースコートが塗布された唇にトップコートとして塗布された。二重に塗布された唇の様々な性質が評価された。本発明組成物3、1又は2は、ベースコート組成物だけを塗った唇と比較して、唇上での粘着性を増大させ、より豊かでよりクリーミーで、より厚い(thicker)感触を唇上に付与し、唇上の突っ張り感、乾いた感触を低減させた。ベースコートをつけた快適さは、ベースコート上に本発明組成物3、1又は2を塗布することによって増大した。本発明組成物の塗布によって光沢/輝きは増加し乾き感は減少し、性質が改善された。
【0092】
このように、上記の結果は、本発明の組成物、つまり本発明組成物1、本発明組成物2及び本発明組成物3がベースコート組成物を塗った唇に少なくとも一つの所望の性質を付与することを示しており、ここでベースコート組成物はスティック又は液体の形態である。
【0093】
比較例
次の比較組成物を調製した。
【表5】
Figure 0004189877
調製手順
A相の成分を均一になるまで混合した後、油浴中で加熱した。油浴温度が110℃に達したところで、C30-C45アルキルジメチコーン及び/又は存在する場合はC30-C45アルキルメチコーンをA相混合物に添加し、得られた混合物を均一になるまで撹拌した。次に、油浴の温度を110℃に維持しながら、存在する場合にはロウを得られた混合物にゆっくりと加え、ロウを完全に溶融、分散させた。混合物の温度を90℃〜95℃まで下げて、可能な場合には大部分を型に注いだ。
【0094】
結果
比較組成物4:この組成物は、スティックに成型できるけれども、非直鎖状のロウ(オゾケライト)がスティック中で粒状になり、組成物が不安定でエマルションにならないことを示している。このスティックを皮膚に塗布した場合に皮膚に付着した皮膜は粗く、パウダー状の感触を持っていなかった。
比較組成物5:この組成物は、あまりに柔らかく、スティックに成型できなかった。このことは、少なくとも1種のジメチコーンと少なくとも1種の相容化剤だけでは、少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウを用いないと、所望の性質を得るには不十分であることを実証している。
比較組成物6:この組成物は、あまりに柔らかく、スティックに成型できなかった。キャンデリラFC-31は炭化水素ロウであるが、エステル、酸及びある種の分枝状ロウを含んでいる。

Claims (40)

  1. 少なくとも1種のジメチコーン、該少なくとも1種のジメチコーンと非相溶性である少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウ、及び少なくとも一のC30-C45アルキル基を含む直鎖状ポリシロキサン、C30-C45アルキルメチコーン、C20-C24アルキルメチコーン、C24-C28アルキルメチコーン、ヘキシルメチコーン、カプリリルメチコーン、ラウリルメチコーン、ステアリルメチコーン、セチルジメチコーン、ステアリルジメチコーン、C20-C24アルキルジメチコーン、及びC24-C28アルキルジメチコーンから選択される少なくとも1種の相溶化剤を含有する非水性エマルションを含んでなる化粧品用組成物。
  2. スティックの形態に成型可能である、請求項1に記載の組成物。
  3. 上記スティックが安定である、請求項2に記載の組成物。
  4. 上記少なくとも1種のジメチコーンが、100cst以上の粘度のジメチコーンから選択される、請求項1に記載の組成物。
  5. 上記少なくとも1種のジメチコーンが、350cst以上の粘度のジメチコーンから選択される、請求項4に記載の組成物。
  6. 上記少なくとも1種のジメチコーンが、500cst以上の粘度のジメチコーンから選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. 上記少なくとも1種のジメチコーンが、組成物の全重量に対して5重量%から95重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項1に記載の組成物。
  8. 上記少なくとも1種のジメチコーンが、組成物の全重量に対して20重量%から80重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項7に記載の組成物。
  9. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが室温で固体である、請求項1に記載の組成物。
  10. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが35℃を越える融点を有している、請求項9に記載の組成物。
  11. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが55℃を越える融点を有している、請求項10に記載の組成物。
  12. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、100cst以上の粘度の少なくとも1種のジメチコーンと非相溶性である、請求項1に記載の組成物。
  13. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、350cst以上の粘度の少なくとも1種のジメチコーンと非相溶性である、請求項12に記載の組成物。
  14. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、500cst以上の粘度の少なくとも1種のジメチコーンと非相溶性である、請求項13に記載の組成物。
  15. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、ポリエチレンロウ、直鎖状パラフィンロウ、及び長鎖直鎖状アルコールから選択される、請求項1に記載の組成物。
  16. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、置換直鎖状アルカン、非置換直鎖状アルカン、置換直鎖状アルケン、及び非置換直鎖状アルケンから選択される、請求項1に記載の組成物。
  17. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、組成物の全重量に対して2重量%から30重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項1に記載の組成物。
  18. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウが、組成物の全重量に対して5重量%から20重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項17に記載の組成物。
  19. 上記少なくとも1種の相溶化剤が、少なくとも一のC30-C45アルキルジメチコーンから選択される、請求項1に記載の組成物。
  20. 上記少なくとも1種の相溶化剤が、組成物の全重量に対して5重量%から90重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項1に記載の組成物。
  21. 上記少なくとも1種の相溶化剤が、組成物の全重量に対して5重量%から60重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項20に記載の組成物。
  22. 上記少なくとも1種のジメチコーンとは異なる少なくとも1種の低粘性ジメチコーンを更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  23. 上記少なくとも1種の低粘性ジメチコーンが上記少なくとも1種のジメチコーンより低い粘度を有している、請求項22に記載の組成物。
  24. 上記少なくとも1種の低粘性ジメチコーンが、100cstより低い粘度のジメチコーンから選択される、請求項23に記載の組成物。
  25. 上記少なくとも1種の低粘性ジメチコーンが、組成物の全重量に対して5重量%から80重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項24に記載の組成物。
  26. 上記少なくとも1種の低粘性ジメチコーンが、組成物の全重量に対して10重量%から60重量%の範囲の量で組成物中に存在している、請求項1に記載の組成物。
  27. 少なくとも1種のフルオロシリコーンを更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  28. 上記少なくとも1種の直鎖状炭化水素ロウとは異なる少なくとも1種のロウを更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  29. 少なくとも1種の着色剤を更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  30. 上記少なくとも1種の着色剤が、カプセル化された顔料から選択される、請求項29に記載の組成物。
  31. 上記カプセル化された顔料が少なくとも1種の溶媒に分散されている、請求項30に記載の組成物。
  32. 上記少なくとも1種の溶媒がフェニルトリメチコーンである、請求項31に記載の組成物。
  33. 少なくとも1種のフィラーを更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  34. 脂肪物質、着色剤、湿潤剤、テクスチャー改変剤、消泡剤、保湿剤、粘度修正剤、抗酸化剤、精油、保存料、香料、中和剤、脂溶性ポリマー、多糖類、フッ素化化合物、化粧品用活性剤、及び皮膚用活性剤から選択される少なくとも1種の添加剤を更に含有する、請求項1に記載の組成物。
  35. 40℃から150℃の範囲の融点を有する、請求項1に記載の組成物。
  36. 請求項1に記載の化粧品組成物を含んでなる、マスカラ製品、アイライナー製品、ファンデーション製品、リップスティック製品、トップコート組成物、頬又は瞼用のブラッシャー、デオドラント製品、ボディ及び/又は毛髪用のメークアップ製品、メークアップ除去製品、アイシャドウ製品、フェイスパウダー製品、コンシーラー製品、トリートメントシャンプー製品、ヘアーコンディショナー製品、サンスクリーン、皮膚又は毛髪用着色剤、又はスキンケア処方物。
  37. 請求項1に記載の化粧品組成物を含んでなる、顔の唇及び/又は皮膚のための、及び/又は表皮体成長物のための、ケア、メークアップ、及び/又はトリートメント組成物。
  38. 350cst以上の粘度の少なくとも1種のジメチコーン、少なくとも1種の直鎖状ポリエチレンロウ、及び少なくとも1種のC30-C45アルキルジメチコーンを含有する非水性エマルションを含んでなる、非水性スティック状化粧品用組成物。
  39. 残留力、長期の付着特性、光沢度、及び付着の心地よさから選択されるベースコート組成物の少なくとも一の性質を増大させる方法において、
    少なくとも一のベースコート組成物を少なくとも1種のケラチン物質に塗布し;
    請求項1に記載の化粧品組成物を含んでなる組成物を、上記ベースコートが施されたケラチン物質に塗布することを含んでなる方法。
  40. 前記組成物が、唇に適用するためのベースコート組成物の上に適用するトップコート組成物である、請求項1に記載の組成物。
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