JP4189056B2 - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関するものであり、特に、太陽光発電に用いられる太陽電池モジュールおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、クリーンエネルギの利用がますます叫ばれるようになり、それに伴い太陽電池の利用の促進が図られている。また、太陽電池の量産化に相まって、製造コストの低減化が進みつつある。太陽電池利用の形式としては、かつては、大規模に並べて行なった太陽電池発電所の形態や、人里離れた所での電源確保のための形態が主流であった。しかしながら、近年、市街地で住宅の屋根やビルの外壁に太陽電池モジュールパネルを取付けて電力を発生し、そのエネルギを従来の電力会社の電気と同様に利用することが主流となりつつある。
【0003】
かかる太陽電池モジュールパネルは、表面カバーガラスと裏面カバーフィルムとの間に、複数の光起電力素子が樹脂で封止されたものである。表面カバーガラスとしては、かつては透明ガラスで鏡面をなすものが用いられていたため、光公害の問題が生じていた。この問題を解決するため、たとえばガラスをプレス加工して表面に特有の形状を形成した型板ガラスの利用が検討されている。また、特開平6−45628号公報には、表面カバーガラス上に光散乱層を樹脂にて形成する構造が開示されている。
【0004】
一方、太陽電池モジュールのコストを大幅に低減する構造として、表面カバーガラスと同じサイズの透明絶縁基板に、光の入射側から透明電極層、半導体層、裏面電極層をパターニングしながら順次形成して得られる、基板一体型薄膜系太陽電池モジュールが提案されている。この構造の特徴は、各光起電力素子の配線間、および素子とカバーガラスの間に充填する封止樹脂が必要ないことであり、コスト面の利点のみならず、表面カバーガラスにおける光の吸収によるエネルギ損失、ならびに樹脂の黄変による特性劣化がないことである。
【0005】
図5は、従来の太陽電池モジュールの概略構成を示す断面図である。
図5を参照して、この太陽電池モジュールは、透明絶縁基板1と、透明絶縁基板1の光入射面と異なる面上に形成された透明電極層2と、透明電極層2上に形成された光半導体層3と、光半導体層3上に形成された裏面電極層4とを備えている。透明電極層2、光半導体層3、および裏面電極層4が順次積層されて構成される光半導体素子5は、複数の領域に分離され、各領域は互いに電気的に直列または並列に接続されている。
【0006】
また、この太陽電池モジュールは、光半導体素子5を保護するため、充填樹脂6、および裏面カバーフィルム7により封止、保護されている。さらに、このように封止された太陽電池には、フレーム8が取付けられている。
【0007】
このように構成される従来の太陽電池モジュールの製造工程には、プラズマCVD、スパッタ等の製膜工程の他、レーザ加工工程等が含まれる。そのため、従来の太陽電池モジュールにおいては、これらの工程を安定的に行なうため、一般に透明絶縁基板1の光入射面側の表面は、平坦な面に形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成される従来の基板一体型薄膜系太陽電池モジュールを屋根やビルの外壁に配設した場合、太陽と太陽電池モジュールとの角度によっては、太陽光が反射して隣接する家屋の中を照らしたり、あるいは、道路を走行中の自動車を強烈に照らす恐れがあり、一種の光公害や交通事故の原因となるという問題があった。
【0009】
そこで、このような問題を解決するため、基板の表面を光を散乱する型板ガラスにすることが検討されているが、こうしたガラスを用いた場合、型板ガラスのテクスチャ仕様の細かな検討あるいは特別なレーザ加工条件が必要となり、これに伴うコストの増加が発生するという問題があった。
【0010】
また、特開平6−45628号公報に開示されるように、表面カバーガラス上に有機系樹脂を用いて光散乱層を形成した場合には、樹脂とガラスとの屈折率の相違から入射光が界面で反射されてしまうため、光入射量が減少してしまうという問題があった。さらに、長期間の使用における樹脂の劣化の問題もあった。
【0011】
この発明の目的は、上述の問題点を解決し、光入射側における光の反射による光公害等が有効に防止された基板一体型太陽電池モジュールおよびそれを簡易かつ安価に製造する方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの態様による太陽電池モジュールは、第1および第2の面を有する透明絶縁基板と、透明絶縁基板の第1の面上に形成された第1電極層と、第1電極層上に形成された光半導体層と、光半導体層上に形成された第2電極層と、透明絶縁基板の光が入射される第2の面上においてガラスビーズを含有しかつ常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを硬化させて形成された形成された無機系材料からなる光乱反射層と、を備えている。
【0016】
本発明の他の態様による太陽電池モジュールの製造方法は、透明絶縁基板の第1の面上に、第1電極層、光半導体層、および第2電極層を順次積層する工程と、その後に、透明絶縁基板の光が入射される第2の面上に無機系材料からなる光乱反射層を形成する工程とを備え、光乱反射層を形成する工程は、透明絶縁基板の第2の面上に、ガラスビーズが混入された常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを塗布してから硬化させ、混入されたガラスビーズの分布により、光乱反射層の表面に凹凸形状を形成することを含む。
【0019】
上記太陽電池モジュールの製造方法において、透明絶縁基板の第2の面上に、ガラスビーズが混入された常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを塗布した後の硬化前に、所定パターンを有する型を転写することによっても、光乱反射層の表面に凹凸形状を形成してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による第1実施形態の太陽電池モジュールの概略構成を示す断面図である。
【0021】
図1を参照して、この太陽電池モジュールは、透明絶縁基板1と、透明絶縁基板1の光入射面と異なる面上に形成された透明電極層2と、透明電極層2上に形成された光半導体層3と、光半導体層3上に形成された裏面電極層4とを備えている。透明電極層2、光半導体層3、および裏面電極層4が順次積層されて構成される光半導体素子5は、複数の領域に分離され、各領域は互いに電気的に直列または並列に接続されている。
【0022】
また、この太陽電池モジュールは、光半導体素子5を保護するため、充填樹脂6、および裏面カバーフィルム7により封止、保護されている。さらに、このように封止された太陽電池には、透明絶縁基板1、充填樹脂6および裏面カバーフィルム7等を保持するとともに、屋根等の架台等に取付けるために用いられるフレーム8が取付けられている。
【0023】
さらに、透明絶縁基板1の光入射面側には、本願発明の特徴である、無機系材料からなる光乱反射層10が形成されている。光乱反射層10の表面には、凹凸形状が形成されている。
【0024】
光乱反射層10としては、光入射面側から入射した光を乱反射するものであってもよいし、また、入射した光を一定の方向に反射するものであってもよい。
【0025】
光乱反射層10を構成する無機系材料としては、たとえば、無色透明の液状体や、この液状体にフィラーまたは増量材としてガラスビーズ等が混入されたものを硬化して形成する材料が用いられる。無色透明の液状体としては、十分な耐候性を有し、光の透過性が良く、透明絶縁基板1との屈折率が近似しており、硬化させるプロセスにおいて太陽電池素子を劣化させない温度、具体的には200℃以下、より好ましくは150℃以下で硬化する材料が好ましく用いられる。無機系材料としてより具体的には、たとえば、シリコン系の樹脂であって硬化の際に加水分解によりガラスに変化する、ファイングラス・テクノロジー(株)製の常温液状ガラス「ヒートレスグラス」等が好ましく用いられる。
【0026】
また、無機系材料に混入されるガラスビーズとしては、直径が数μm〜数100μmの大きさのものが用いられるが、コスト的な面とテクスチャを容易に得るために、10μm前後〜200μmの大きさのものがより好ましく用いられる。具体的には、表面改質を目的としたシリコン充填材、たとえば、東芝製シリコーン「トスパル」やバリ取りを目的とした研磨用のビーズ等が好ましく用いられる。また、ビーズの形状としては、球状の他、ファイバの短繊維状のもの等、任意の形状のものを選択することが可能である。
【0027】
このように透明絶縁基板の光入射面側に光乱反射層を形成することにより、太陽電池モジュールに入射した太陽光は、大部分においては発電に寄与することとなり、表面から反射される入射光の2〜4%程度の成分は不特定の方向に反射されるようになる。乱反射して散乱された太陽光は、平行光線ではない。そのため、太陽電池モジュールから反射された光は、全体としてぼやけた状態となり、直接太陽電池を見ても眩しく感じられるようなことがなくなる。
【0028】
なお、この実施の形態による太陽電池モジュールにおいて、透明電極層2としては、ITO、SnO2 、またはこれらの積層体であるITO/SnO2 、あるいはZnO等の光を透過し得る材料が用いられる。
【0029】
また、光半導体層3は、非晶質シリコンa−Si、水素化非晶質シリコンa−Si:H、水素化非晶質シリコンカーバイドa−SiC:H、非晶質シリコンナイトライド等の他、シリコンと炭素、ゲルマニウム、錫等の他の元素との合金からなる非晶質シリコン系半導体の非晶質または微結晶を、pin型、nip型、ni型、pn型、MIS型、ヘテロ接合型、ホモ接合型、ショットキバリア型あるいはこれらを組合せた型などに合成した半導体層が用いられる。この他、光半導体層としては、CdS系、GaAs系、InP系等であってもよく、何ら限定されるものではない。
【0030】
また、裏面電極層4としては、金属または金属および金属酸化物の複合膜等が用いられる。
【0031】
さらに、充填樹脂6としては、シリコン、エチレンビニルアセテート、ポリビニルブチラール等が用いられ、また、裏面カバーフィルム7としては、フッ素系樹脂フィルムやポリエチレンテレフタレートあるいはアルミニウム等の金属フィルムやSiO2 等の薄膜をラミネートした多層構造のフィルム等が用いられる。
【0032】
次に、図1に示す第1実施形態の太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
【0033】
まず、透明絶縁基板1の光入射面と異なる面上に、透明電極層2、光半導体層3および裏面電極層4を順次形成する。これらの各層を、レーザスクライブ等のパターニング手段によって、複数の領域に分離する。たとえば、透明電極層2は、レーザ加工、エッチング、リフトオフ等の方法により、所定のパターン形状に形成する。また、裏面電極層4は、蒸着またはスパッタ法等により製膜した後、同様にレーザ加工、エッチング、リフトオフ等の方法により、所定のパターン形状に形成する。
【0034】
このようにして、透明電極層2、光半導体層3および裏面電極層4からなる光半導体素子5を透明絶縁基板1上に形成した後、これらを保護するため、充填樹脂6で封止固着し、さらに裏面カバーフィルム7を装着する。
【0035】
続いて、透明絶縁基板1の光入射面側に、本願発明の特徴である、光乱反射層10を形成する。
【0036】
図2および図3は、本発明による太陽電池モジュールの製造方法の一例を説明するための断面図であって、光乱反射層10の形成方法の一例を示す図である。
【0037】
まず、図2を参照して、封止された太陽電池モジュールの透明絶縁基板1の光入射面上に、ガラスビーズ30が混入された常温液状ガラスまたはシリカ系のゾル20を塗布する。
【0038】
このとき、ガラスビーズ30のサイズが大きい場合には、図3に示すように、常温液状ガラスまたはシリカ系のゾル20を硬化させる際に、ガラスビーズ30の分布によって、光乱反射層10の表面に凹凸形状が形成される。
【0039】
また、図4は、本発明による太陽電池モジュールの製造方法の他の例を説明するための断面図であって、光乱反射層10の形成方法の他の例を示す図である。
【0040】
図4を参照して、常温液状ガラスまたはシリカ系のゾル20を塗布した後、所定のパターン形状を有するクロスが巻き付けられたローラ9を、矢印Aに示すように回転させながら矢印Bに示すように移動させて所定パターンを転写した後、常温液状ガラスまたはシリカ系のゾル20を硬化させることにより、光乱反射層10の表面に凹凸形状を形成することもできる。
【0041】
なお、光乱反射層10の光入射面に凹凸形状を形成する方法としては、上述したようなビーズを用いる方法、あるいは常温液状ガラスまたはシリカ系のゾルを塗布して型押し等により成形した後硬化させる方法等の他、常温液状ガラスまたはシリカ系のゾルを塗布する際のノズルの形状等の工夫によっても、表面を凹凸形状に成形することができる。
【0042】
【実施例】
(実施例1)
図2および図3に示す方法により、図1に示す構造の太陽電池モジュールを作製した。
【0043】
透明絶縁基板1としては、大きさが120cm×40cm、厚さが5mmのソーダライムガラスを用いた。この透明絶縁基板1の全面上に、熱CVD法にて厚さが約1μmのSnO2 層を形成した。形成したSnO2 層をレーザスクライブ法にてパターニングし、透明電極層2を形成した。次に、透明絶縁基板1および透明電極層2上に、プラズマCVD法により、p型水素化非晶質シリコンカーバイドa−SiC:H層、i型水素化非晶質シリコンa−Si:H層、およびn型水素化非晶質シリコンa−Si:H層を、それぞれ15nm、300nm、および30nmの厚さで形成した後、レーザスクライブ法にてパターニングし、光半導体層3を形成した。さらに、この上に、ZnO層およびAl層をそれぞれ10nmおよび300nmの厚さで製膜し、同じく所定のパターニングを行ない、裏面電極層4を形成した。
【0044】
このようにして、8mm幅の短冊状の光半導体素子5が45個直列に接続された太陽電池素子群を得た。これに、真空ラミネート法を用いて、充填樹脂6としてEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、裏面カバーフィルム7としてテドラ(Tedler)(登録商標)を用いて封止、保護し、太陽電池を得た。
【0045】
次に、透明絶縁基板1の素子形成面と異なる光入射面側に、直径約10μmのガラスビーズ30を混入した常温液状ガラス20を刷毛にて塗布した後、乾燥して硬化させることによって、光乱反射層10を形成した。得られた光乱反射層10は、ガラスビーズ30の面内分布により、約9μmの凹凸テクスチャの梨地状の表面を有していた。
【0046】
なお、この実施例では、常温液状ガラス20としては、ファイングラス・テクノロジー(株)製「ヒートレスグラス GS−600−1−A」を用いた。「ヒートレスグラス」の硬化には、20℃で2時間、または60℃〜185℃で10分〜50分の乾燥が必要となるが、本実施例では、80℃で30分乾燥させた。
【0047】
このようにして得られた光乱反射層を有する太陽電池モジュールは、表面での反射光が拡散され、太陽の映り込みがなくなっていた。
【0048】
(実施例2)
図4に示す方法により、図1に示す構造の太陽電池モジュールを作製した。
【0049】
裏面封止を完了した状態の太陽電池の透明絶縁基板1の素子形成面と異なる光入射面に、ガラスビーズを混入していない常温液状ガラス20を塗布し、僅かに固化した状態で、ローラに所定のパターン形状を有するテフロンコートしたガラスクロスを巻付け、これを表面に押し当ててパターンを転写し、光乱射層10を形成した。
【0050】
なお、常温液状ガラスとしては、実施例1と同様のファイングラス・テクノロジー(株)製「ヒートレスグラス GS−600−1−A」を用いた。また、常温液状ガラスには、たとえば直径約5μmのガラスビーズを混入してもよい。
【0051】
得られた光乱反射層10は、布目状のパターンの表面を有していた。
このようにして得られた光乱反射層を有する太陽電池モジュールは、表面での反射光が拡散され、太陽の映り込みがなくなっていた。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による太陽電池モジュールは、透明絶縁基板の光入射面に無機系材料からなる光乱反射層を備えているため、光の反射による光公害等の問題が有効に防止される。特に、本発明によれば、光乱反射層は、透明絶縁基板と屈折率の近い無機系材料からなっているため、入射光量が減少することもなく、太陽光を有効に利用することができる。さらに、無機系材料は従来の樹脂のような劣化の問題も少ないため、耐候性の点でも優れた太陽電池モジュールが得られる。
【0053】
また、本発明による太陽電池モジュールの製造方法は、透明絶縁基板の表面に素子部分を形成後、光乱反射層を形成するようにしたため、基板として高価な型板ガラス等を用いることなく、太陽電池モジュールの外観を、映り込みや光公害を防止するように改善できる。また、最後に光乱反射層を形成するようにすることにより、従来の基本的な太陽電池モジュールの製造工程を何ら変化させることなく、上記外観の改善を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施形態の太陽電池モジュールの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明による太陽電池モジュールの製造方法の一例を説明するための断面図である。
【図3】本発明による太陽電池モジュールの製造方法の一例を説明するための断面図である。
【図4】本発明による太陽電池モジュールの製造方法の他の例を説明するための断面図である。
【図5】従来の太陽電池モジュールの概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 透明絶縁基板
2 透明電極層
3 光半導体層
4 裏面電極層
5 光半導体素子
6 充填樹脂
7 裏面カバーフィルム
8 フレーム
9 ローラ
10 光乱反射層
20 常温液状ガラスまたはシリカ系のゾル
30 ガラスビーズ
なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 第1および第2の面を有する透明絶縁基板と、
前記透明絶縁基板の前記第1の面上に形成された第1電極層と、
前記第1電極層上に形成された光半導体層と、
前記光半導体層上に形成された第2電極層と、
前記透明絶縁基板の光が入射される前記第2の面上においてガラスビーズを含有しかつ常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを硬化させて形成された無機系材料からなる光乱反射層と、
を備えた、太陽電池モジュール。 - 透明絶縁基板の第1の面上に、第1電極層、光半導体層、および第2電極層を順次積層する工程と、
その後に、前記透明絶縁基板の光が入射される第2の面上に、無機系材料からなる光乱反射層を形成する工程とを備え、
前記光乱反射層を形成する工程は、前記透明絶縁基板の前記第2の面上に、ガラスビーズが混入された常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを塗布してから硬化させ、前記混入されたガラスビーズの分布により、前記光乱反射層の表面に凹凸形状を形成することを含む、
太陽電池モジュールの製造方法。 - 前記透明絶縁基板の前記第2の面上に、前記ガラスビーズが混入された前記常温液状ガラスまたはシリカ系ゾルを塗布した後の前記硬化の前に、所定パターンを有する型を転写することによっても、前記光乱反射層の表面に凹凸形状を形成する、請求項2記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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