JP4188814B2 - 3つの送信アンテナを有する無線通信システムのための送信装置および受信装置 - Google Patents

3つの送信アンテナを有する無線通信システムのための送信装置および受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4188814B2
JP4188814B2 JP2003425848A JP2003425848A JP4188814B2 JP 4188814 B2 JP4188814 B2 JP 4188814B2 JP 2003425848 A JP2003425848 A JP 2003425848A JP 2003425848 A JP2003425848 A JP 2003425848A JP 4188814 B2 JP4188814 B2 JP 4188814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbols
symbol
phase
transmitter
antennas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003425848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004215255A (ja
Inventor
讚洙 黄
承勲 南
映秀 金
在學 鄭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004215255A publication Critical patent/JP2004215255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4188814B2 publication Critical patent/JP4188814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • H04L1/0054Maximum-likelihood or sequential decoding, e.g. Viterbi, Fano, ZJ algorithms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • H04L1/0618Space-time coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、フェーディング(Fading)による劣化(Degradation)に対応するために送信アンテナダイバーシティを使用する送受信装置に関する。
無線通信システムにおいて、多重経路フェーディングを緩和するための効果的な技術の1つは、時間及び周波数ダイバーシティ(time and frequency diversity)である。アンテナダイバーシティのための周知の技術のうち、Vahid Tarokhによって提案された空間-時間ブロック符号(Space time block code)は、S.M.Alamoutiによって提案された送信アンテナダイバーシティを、2つ以上のアンテナを使用することができるように拡張する。Tarokhによる提案は、“Space time block coding from orthogonal design,”IEEE Trans. on Info., Theory, Vol.45, pp.1456-1467, July 1999に公開されており、Alamoutiによる提案は、“A simple transmitter diversity scheme for wireless communications,”IEEE Journal on Selected Area in Communications, Vol.16, pp.1451-1458, Oct. 1998に公開されている。
図1は、従来技術による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。これは、Tarokhによって提案された送信器であり、図示されたように、直/並列変換器(Serial to Parallel(S/P) Converter)110及び符号化器(Encoder)120から構成される。この構成において、送信器は3つの送信アンテナ130、132、134を使用する。
図1を参照すると、直/並列変換器110は、入力される4つのシンボルを1つのブロックにグループ化して符号化器120に提供する。符号化器120は、4つのシンボルを利用して8つの組み合わせを構成し、そして、その8つの組み合わせを8つの時間区間の間に3つの送信アンテナ130、132、134に伝達する。前記8つの組み合わせは、式(6)のような8×3の符号化行列で表現することができる。
Figure 0004188814
ここで、gは、3つの送信アンテナを通じて伝送されるシンボルの符号化行列を示し、s、s、s、sは、伝送しようとする4つの入力シンボルを示す。
符号化器120は、4つの入力シンボルに反転(negative)及び共役(conjugate)を適用し、その結果値を8つの時間区間の間に3つのアンテナ130、132、134に出力する。ここで、それぞれのアンテナに出力されるシンボルシーケンス、つまり、列(column)は、相互直交性を有する。
より具体的に説明すると、第1時間区間において、1番目の列の3つのシンボルs、s、sが前記3つのアンテナ130、132、134にそれぞれ伝達される。同様に、最後の時間区間において、最後の列の3つのシンボルs *、s *、s *が前記3つのアンテナ130、132、134にそれぞれ伝達される。つまり、符号化器120は、M番目のアンテナに前記符号化行列のM番目の列のシンボルを順次に伝達する。
図2は、図1の送信器から送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。図示されたように、複数の受信アンテナ140、142、チャネル推定器(Channel Estimator)150、多重チャネルシンボル配列器(Multiply Channel Symbol Arranger)160、及び検出器(Detector)170から構成される。
図2を参照すると、チャネル推定器150は、送信アンテナから受信アンテナへのチャネル利得を示すチャネル係数(channel coefficient)を推定し、多重チャネルシンボル配列器160は、受信アンテナ140、142からの受信シンボルを収集して検出器170に提供する。次に、検出器170は、前記受信シンボルに前記チャネル係数をかけることによって決定された推定(hypotheses)シンボルを利用して可能な全てのシンボルに対する決定統計量(decision statistic)を計算し、臨界値検出(threshold detection)によって送信シンボルを検出する。
Alamoutiによって提案された空間-時間ブロック符号技術は、2つの送信アンテナを通じて複素シンボル(complex symbol)を伝送しても、伝送率(rate)に損失を与えることなく、送信アンテナの個数と同一のダイバーシティ次数(diversity order)、つまり、最大のダイバーシティ次数を得る。この技術を拡張してTarokhによって提案された図1及び図2の装置は、相互直交(orthogonal)の列を有する行列形態の空間-時間ブロック符号を使用して最大ダイバーシティ次数を得る。しかしながら、前記装置は、4つの複素シンボルを8つの時間区間(time interval)の間に伝送するので、1/2だけ伝送率が損失される。さらに、1つのブロック(4つのシンボル)を完全に伝送するためには8つの時間区間が必要であるので、高速フェーディングの場合、ブロック内でチャネル環境の変化によって受信性能が低下する。
前述したように、3つ以上のアンテナを使用して複素シンボルを伝送する場合、N個のシンボルを送信するために2N個の時間区間が必要であるので、伝送率の損失が発生する。さらに、前記伝送率の損失は、遅延時間(latency)を増加させるという問題点がある。
本発明の目的は、3つの送信アンテナを使用する無線通信システムにおいて、伝送率の損失を生じることなく、最大のダイバーシティ次数及び最大の伝送率を得る送受信装置を提供することにある。
さらに、本発明は、3つの送信アンテナを使用する無線通信システムにおいて、伝送率の損失を生じることなく、伝送遅延時間を最小化する送受信装置を提供することにある。
本発明の第1特徴によると、無線通信システムで複素シンボルを伝送する送信器は、3つの送信アンテナと、4つの入力シンボルが各アンテナ及び各時間区間で1回だけ伝送されるように、前記4つのシンボルをそれぞれ3つのシンボルを含む4つの組み合わせに構成し、前記4つの組み合わせを4つの時間区間の間に前記3つの送信アンテナに伝達する符号化器と、を含み、前記4つの入力シンボルのうち選択された2つ以上のシンボルは、それぞれ所定の位相値だけ位相回転される。
本発明の第2特徴によると、無線通信システムで複素シンボルを受信する受信器は、3つの送信アンテナから少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を4つの時間区間の間に受信するシンボル配列器と、前記3つの送信アンテナから前記少なくとも1つの受信アンテナへのチャネル利得を示す3つのチャネル利得を推定するチャネル推定器と、前記チャネル利得及び前記シンボル配列器によって受信された信号を利用して、それぞれ2つのシンボルを含む可能な全てのシンボルサブ組み合わせに対してメトリック値を計算し、最小のメトリック値を有する2つのシンボルをそれぞれ検出する第1及び第2デコーダと、前記第1及び第2デコーダによって検出された2つのシンボルを順次に配列する並/直列変換器と、から構成される。
本発明の第3特徴によると、無線通信システムで複素シンボルを伝送する送信器は、3つの送信アンテナと、3つの入力シンボルが各アンテナ及び各時間区間で1回だけ伝送されるように、前記3つのシンボルをそれぞれ3つのシンボルを含む4つの組み合わせに構成し、前記3つの組み合わせを3つの時間区間の間に前記3つの送信アンテナに伝達する符号化器と、を含み、前記3つの入力シンボルのうち選択された2つ以上のシンボルは、それぞれ所定の位相値だけ位相回転される。
本発明の第4特徴によると、無線通信システムで複素シンボルを受信する受信器は、3つの送信アンテナから少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を3つの時間区間の間に受信するシンボル配列器と、前記3つの送信アンテナから前記少なくとも1つの受信アンテナへのチャネル利得を示す3つのチャネル利得を推定するチャネル推定器と、前記チャネル利得及び前記シンボル配列器によって受信された信号を利用してそれぞれ3つのシンボルを含む可能な全てのシンボル組み合わせに対するメトリック値を計算し、最小のメトリック値を有する3つのシンボルを検出するデコーダと、から構成される。
本発明によれば、複素コンステレーションを使用する場合も、伝送率の損失を生じることなく最大のダイバーシティ次数を得ることができ、送信遅延時間を減少させることによって高速フェーディングに強くなる。特に、本発明の第1実施形態によれば、符号化行列の一部の列が相互直交するようにすることによってデコーディング設計を簡単にすることができ、本発明の第2実施形態によれば、送信遅延時間をさらに減少させることができる。
以下、本発明の好適な一実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
本発明は、最大ダイバーシティ次数及び最大伝送率を得るために、複素伝送信号(complex transmission signal)の一部を位相回転(phase-rotate)させ、デコーディング設計を簡単にするために部分的直交構造を導入する。特に、本発明においては、3つの送信アンテナを使用する場合、使用できる最適のブロック符号に対して3つの実施形態を提案する。第1実施形態は、ダイバーシティ次数及び伝送率を最適化し、第2実施形態は、伝送遅延時間を最小化するためである。以下、本発明の2つの実施形態を区分して詳細に説明する。さらに、以下の説明においては、2つの送信シンボルを位相回転させる構成及び動作に対して説明するが、本発明を達成するためには、2つ以上の送信シンボルを回転させてもよい。
≪第1実施形態≫
本発明の第1実施形態において、4つの入力シンボルを3つのアンテナを通じて4つの時間区間の間に伝送し、式(7)のように符号化行列で表現することができる。
Figure 0004188814
周知のように、ML(Maximum Likelihood)デコーディングを使用する受信器は、送信アンテナから受信アンテナへのチャネル利得を使用して可能な全てのシンボルに対して受信信号とのメトリック値を計算し、前記計算されたメトリック値を最小化するシンボルを検出する方式を採用する。
式(7)のようなシンボルを受信する受信器において、i番目の送信アンテナから1つの受信アンテナへのチャネル利得をhと定義すると、任意で生成されたシンボル組み合わせ(symbol combination)cに対応するメトリック値は、式(8)のように表現される。
Figure 0004188814
ここで、rは、t番目の時間区間で受信された信号を示し、cは、t番目の時間区間で生成された任意のシンボル組み合わせを示す。式(8)に式(7)の符号化行列を適用すると、受信器は、可能な全てのシンボル組み合わせに対して、式(9)を最小化するシンボル組み合わせを決定する。
Figure 0004188814
ここで、r、r、r、rは、受信器で4つの時間区間の間にそれぞれ受信された信号であり、h、h、hは、3つの送信アンテナから受信アンテナへのチャネル係数を示すチャネル利得である。
受信器のML検出設計を簡略化するためには、式(9)からできるだけ多くのクロスオーバー項(crossover term)を除去して、送信アンテナを通じて伝送されるシンボルシーケンス、つまり、列が相互直交するようにすべきである。このために、クロスオーバー項のみを式(10)に並べる。
Figure 0004188814
4×3符号化行列を利用して4つのシンボルを伝送する場合、ML検出時に現れる全てのクロスオーバー項を除去することができないことは、Tarokhによって知られている点である。しかしながら、式(10)から少なくとも2つの項、つまり、C及びCを除去することによって、少なくとも第1アンテナ(h)及び第3アンテナ(h)が相互直交性を有するようにすることはできる。
最大のダイバーシティ次数を得るために、4つの伝送シンボルが各アンテナ及び各時間区間で一回のみ現れるべきであり、このような条件を満足する4×3符号化行列は、式(11)に示すようである。他の符号化行列は、下記の4つの行列の列または行を相互置換することによって構成されることができる。
Figure 0004188814
式(12)は、式(11)の符号化行列に対して式(10)の2つのクロスオーバー項、つまり、C及びCを除去するために、反転及び共役を適用した符号化行列の一例を示す。
Figure 0004188814
式(13)は、最大のダイバーシティ次数を有しながら列が部分的に直交する符号化行列の可能な例を示す。
Figure 0004188814
ここで、x、x、x、xは、s、s、s、sに反転及び共役を適用した後に任意で配列される。具体的に、式(12)は、式(13)の2番目の行列でx=s、x=s、x=−s *、x=−s *に割り当てたものである。
式(13)の符号化行列を使用して少なくとも2つのクロスオーバー項C及びCを除去する場合、受信器のML検出設計をさらに簡略化することができる。例えば、式(12)の符号化行列を適用することによって、式(9)を再び表現すると、式(9)を最小化することは、式(14)及び式(15)を最小化することと同一である。これは、式(14)のメトリック及び式(15)のメトリックが互いに独立的であるので、可能である。
Figure 0004188814
Figure 0004188814
ここで、“Min(a,b)(y(a,b))”は、y(a,b)を最小化する“a,b”を 決定するという意味であり、“Re{ }”は、括弧内の複素数に対する実数成分を計算するという意味である。さらに、C及びCは、前述したように、0になり、C=h *−h *、C=h *−h *=−Cである。また、R=r *+r *+r *、R=r *−r *+r *、R=r *+r *−r *、R=r *−r *−r *である。
式(14)及び式(15)を利用すると、受信器が式(14)によってsとsの対(pair)をデコーディングする部分と、式(15)によってsとsの対をデコーディングする部分を分離(decouple)することによって、受信器の構造をさらに簡略化することができる。
一方、入力シンボルがBPSK(Binary Phase Shift Keying)によって生成された場合、前述したように構成される符号化行列は、常に3のダイバーシティ次数を有する。しかしながら、複素コンステレーション(complex constellation)を利用する3次以上のシンボルマッピング方式、つまり、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK(8ary PSK)、16PSK(16ary PSK)を使用する場合は、伝送シンボルが複素形態になるので、ダイバーシティ次数が2に減少する。従って、本発明は、4つのシンボルのうち、異なるメトリック値を決定する2つのシンボルをそれぞれ所定の位相値だけ位相回転させることによって、最大のダイバーシティ次数3を得る。次に、3つのアンテナを通じて最終的に伝送されるシンボルは、式(16)のように表現される。
Figure 0004188814
式(16)は、式(12)の入力シンボルs、s、s、sのうちs及びsをそれぞれθ及びθだけ位相回転する符号化行列を示す。他の場合、異なるメトリックに関連するシンボル対である(s,s)、(s,s)または(s,s)を回転させることができる。ここで、2つのシンボルをそれぞれ回転させる位相値が互いに異なるか、または、同一であっても、ダイバーシティ次数は常に3に維持される。同様に、式(13)の他の符号化行列に対しても、異なるメトリック値を決定する2つのシンボルを所定の位相値だけ位相回転させると、最終符号化行列を得ることができる。
前述したような符号化行列を利用する送信器及び受信器をそれぞれ図3及び図4に示した。
図3は、本発明の第1実施形態による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。図示されたように、前記送信器は、直/並列変換器(Serial to Parallel Converter)210、位相回転器(Phase Rotators)220、222、符号化器(Encoder)230、及び3つの送信アンテナ240、242、244から構成される。
図3を参照すると、直/並列変換器210は、4つの入力シンボルs、s、s、sを1つのブロックにグループ化して符号化器230に提供する。前記ブロックから選択された2つのシンボルs、sは、符号化器230に入力される前に位相回転器220、222によってそれぞれ所定の位相値θ、θだけ回転される。前記2つのシンボルは、受信器で異なるメトリックに関連するように選択される。符号化器230は、位相回転された2つのシンボルを含む1つのブロックのシンボルを利用して、それぞれ3つのシンボルを含む4つの組み合わせを構成し、前記4つの組み合わせを4つの時間区間の間に3つの送信アンテナ240、242、244に伝達する。
符号化器230は、最大のダイバーシティ次数を得るために、前記4つの入力複素シンボルが各アンテナ及び各時間区間で1回のみ伝送されるように前記組み合わせを構成する。さらに、符号化器230は、それぞれのアンテナに伝達されるシンボルシーケンスが相互直交性を有するように、前記入力シンボルに反転及び共役を適用して前記組み合わせを構成する。前記入力シンボルから選択された2つのシンボルを位相回転させる理由は、前記入力シンボルが複素シンボルである場合であっても最大のダイバーシティ次数を得るためである。
前記3つのアンテナを通じて伝送される4つの組み合わせを4×3行列で表現すると、M番目のアンテナには符号化行列のM番目の列(column)のシンボルが順次に伝達される。つまり、n番目の時間区間で、n番目の行(row)のシンボルが同時に3つのアンテナに伝達される。
例えば、4つの入力シンボルs、s、s、sのうちs、sをそれぞれθ、θだけ位相回転する場合、符号化器230の出力は、式(16)の4×3符号化行列で表現することができる。式(16)の符号化行列が使用される場合、第1時間区間では1番目の列の3つのシンボル
Figure 0004188814
が前記3つのアンテナ240、242、244に伝達され、最後の4番目の時間区間では最後の4番目の列のシンボル
Figure 0004188814
が前記3つのアンテナ240、242、244に伝達される。
以上、式(16)の行列を伝送する送信器の例に関して説明した。しかしながら、本発明の変更された実施形態では、送信器が式(16)の行列にユニタリ行列(unitary matrix)をかけて送信することもできる。
図4は、図3の送信器によって送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。本発明の第1実施形態による受信器は、独立的に動作する2つのML(Maximum Likelihood)デコーダ(Decoder)340、345を含む。
図4を参照すると、チャネル推定器(Channel Estimator)320は、3つの送信アンテナ240、242、244から受信アンテナ310、315へのチャネル係数(channel coefficient)、つまり、チャネル利得h、h、hを推定し、シンボル配列器(Symbol Arranger)330は、受信アンテナ310、315のそれぞれを通して4つの時間区間の間に受信される信号r、r、r、rを収集する。
受信アンテナが1つである場合、シンボル配列器330は、4つの時間区間の間に受信された信号r、r、r、rを収集する。これは、送信器によって1つのブロックのシンボルが4つの時間区間の間に伝送されたからである。2つ以上の受信アンテナが使用される場合、シンボル配列器330は、受信信号を収集するとによって行列を構成する。この場合、1つの行には1つの受信アンテナを通じて受信される信号を配置し、他の行には他の受信アンテナを通じて受信される信号を配置する。ここでは、複数の受信アンテナ310、315を使用する受信器を示すが、以下、本発明の説明の便宜のために、1つの受信アンテナを使用する場合に関して説明する。
送信器から伝送された4つのシンボルs、s、s、sを復元しようとする場合、第1デコーダ340は、前記チャネル利得及び前記受信信号によってs及びsを検出し、第2デコーダ345は、同様の方式で、s及びsを検出する。このようにして、デコーダ340、345によって前記4つのシンボルが同時に検出される。前記検出されたシンボルは、元のシンボルと区別するためにs’によって表記する。
以下、式(16)の符号化行列を利用する場合の第1デコーダ340の動作に関して説明する。第1デコーダ340において、シンボル発生器(Symbol Generator)350は、全ての可能なs及びsのサブ組み合わせ(Sub-combination)を生成し、位相回転器(Phase Rotator)352は、前記発生されたシンボルのうち1つであるsを送信器によって使用された位相値と同一の位相値θだけ回転させ、
Figure 0004188814
を出力する。メトリック計算器(Metric Calculator)370は、前記推定されたチャネル利得h、h、h及び前記受信信号r、r、r、rを利用して前記位相回転された1つのシンボルを含む全てのシンボルサブ組み合わせに対して式(14)を計算することによってメトリック値(Metric value)を決定する。そうすると、最小メトリック検出器380は、前記メトリック値をのうち最小のメトリック値を有するs’及びs’を検出する。
以上のような動作は、第2デコーダ345においても同一に行われる。第1デコーダ340がs’及びs’を検出し、第2デコーダ345がs’及びs’を検出すると、並/直列変換器(Parallel to Serial(P/S) Converter)390は、前記検出されたシンボルを順次に配列し、シンボル組み合わせs’、s’、s’、s’を出力する。
図3及び図4のように構成される送信器及び受信器においてシンボルを位相回転させるために使用される位相値は、誤謬行列(error matrixes)の最小符号化利得(minimum coding gain)によって決定されるべきである。前記“誤謬行列”とは、受信器で検出された誤謬を含むシンボルと、もともと送信されたシンボルとの間の差を配列した行列であり、“最小符号化利得”は、誤謬行列の全ての固有値(eigen values)の積を意味する。
図5は、本発明の第1実施形態においてQPSKを使用する時、2つの位相値に対する最小符号化利得の変化を示すシミュレーション結果である。図5において、x軸及びy軸は、それぞれ2つの位相値を示し、z軸は、誤謬行列の最小符号化利得を示す。位相値が90°の倍数になると、最小符号化利得は0になる。これは、QPSKコンステレーションを90°だけ回転させると、元のコンステレーションになるからである。
図5に示す結果によると、全ての位相値が45°に付近に存在する時、最小符号化利得が平坦(flat)になることが分かる。従って、本発明の第1実施形態において好適な位相値は45°である。図6は、45°だけ位相回転されたQPSKコンステレーションを示す。図示されたように、前記位相回転されたシンボルは、実数軸または虚数軸上に位置する。本発明の第1実施形態による好適な位相回転の範囲は、QPSKが使用される場合、45°を中心にして21°ないし69°であり、8PSKが使用される場合は、21°ないし24°であり、16PSKが使用される場合は、11.25°である。しかしながら、本発明は、このような数値限定によって制限されず、好適な位相回転の範囲は、システムの特性によって設定されるべきである。
図7は、本発明の第1実施形態によるブロック符号化技術と従来技術とを信号対雑音比(Signal to Noise Ratio: SNR)に対するビットエラー率(Bit Error Rate: BER)の観点で比較したグラフである。図7において、曲線410は、Tarokhによって提案された直交の列を有する8×3符号化行列を使用する場合の効率であり、曲線420は、Alamoutiによって提案され、2つのアンテナを使用する場合の効率を示し、曲線430は、本発明の第1実施形態によって最適化された位相値を有する4×3符号化行列を使用する場合の効率であり、曲線440は、最適化されなかった位相値を有する4×3符号化行列を使用する場合の効率を示す。図示されたように、本発明の第1実施形態によって最適化された位相値を有するブロック符号は、同一のSNRの環境でより低いBERを有することが分かる。
≪第2実施形態≫
本発明の第2実施形態において、3つの入力シンボルを3つのアンテナを通じて3つの時間区間の間に伝送する。第2実施形態は、第1実施形態に比べて送信待機時間をさらに減少させる。
前述したように、最大のダイバーシティ次数を得るためには、各シンボルが各アンテナの各時間区間で一回のみ現れるべきであり、このような条件を満足させる唯一の3×3符号化行列を式(17)に示す。
Figure 0004188814
式(17)の符号化行列を使用する空間-時間ブロック符号の誤謬行列は、式(18)のように表現することができる。
Figure 0004188814
ここで、C33は送信符号化行列であり、E33はエラーを含んで決定されたシンボルを示す行列である。式(18)において、D33の符号化利得は、3d−d −d −d である。従って、d=d=dまたはd=0、d=−dであると、前記符号化利得は0になる。この場合、ダイバーシティ次数は、送信アンテナの個数である3より小さいので、性能において大きな損失が発生する。
本発明の第2実施形態において、符号化利得が0になることを防止するために、3つのシンボルから選択された2つのシンボルを所定の位相値だけ回転させる。これを符号化行列で表現すると、式(19)のようである。
Figure 0004188814
ここで、3つの入力シンボルs、s、sのうちs、sをそれぞれ−θ及び−θだけ位相回転させる。そうすると、式(19)の符号化行列を使用する空間-時間ブロック符号の符号化利得は常に3になる。
式(19)に対して3つの送信アンテナから受信アンテナへのチャネル利得h、h、hを利用してメトリック値を計算すると、式(20)のようになる。
Figure 0004188814
そうすると、受信器は、式(20)を最小化するシンボルsないしsを決定する。
図8は、本発明の第2実施形態による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。図示されたように、前記送信器は、直/並列変換器510、2つの位相回転器520、522、符号化器530、3つの送信アンテナ540、542、544から構成される。
図8を参照すると、直/並列変換器510は、3つの入力シンボルs、s、sを1つのブロックにグループ化して符号化器530に提供する。前記ブロックの2つのシンボルs、sは、符号化器530に提供される前に、位相回転器520、522によってそれぞれ所定の位相値−θ及び−θだけ回転される。符号化器530は、入力される1つのブロックのシンボルを利用して、それぞれ3つのシンボルを含む3つの組み合わせを構成し、3つの時間区間の間に3つの送信アンテナ540、542、544に伝達する。
言い換えると、符号化器530は、3つの入力複素シンボルに反転及び共役を適用し、その結果値を3つの時間区間の間に出力する。ここで、符号化器530は、M番目のアンテナに符号化行列のM番目の列のシンボルを順次に伝達する。つまり、n番目の時間区間でn番目の行のシンボルを同時に伝達する。
例えば、3つの入力シンボルs、s、sのうちs及びsをそれぞれθ及び−θだけ位相回転する場合、符号化器530の出力は、前述した式(19)の3×3の符号化行列によって表現することができる。式(19)の符号化行列が使用される場合、一番目の時間区間では、一番目の列の3つのシンボル
Figure 0004188814
が3つのアンテナ540、542、544にそれぞれ伝達され、最後の3番目の時間区間では、最後の3番目の列のシンボル
Figure 0004188814
が2つのアンテナ540、542、544にそれぞれ伝達される。
図9は、図8の送信器によって送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。ここでは、複数の受信アンテナ610、615を使用する構造を示すが、以下、説明の便宜のために、1つの受信アンテナを使用する場合に関して説明する。
図9を参照すると、チャネル推定器620は、3つの送信アンテナ540、542、544から受信アンテナ610、615へのチャネル利得、つまり、チャネル係数を推定し、多重チャネルシンボル配列器630は、受信アンテナ610、615を通じて受信される信号を収集する。受信アンテナが1つであると、シンボル配列器630は、3つの時間区間の間に受信される信号を収集することによって1つのブロックを構成する。2つ以上の受信アンテナが使用される場合、シンボル配列器630は、3つの時間区間の間に受信アンテナを通じて受信される信号を収集することによって行列を構成する。この場合、シンボル配列器630は、1つの行には1つの受信アンテナを通じて受信される信号を配置し、他の行には他の受信アンテナを通じて受信される信号を配置する。
そうすると、MLデコーダ640は、チャネル推定器620からのチャネル利得及びシンボル配列器630からの受信信号を利用して、3つの時間区間ごとに所望する3つのシンボルを復元する。MLデコーダ640は、シンボル発生器650、位相回転器660、665、メトリック計算器670、及び最小メトリック検出器680から構成される。
以下、式(19)の符号化行列を利用する場合のデコーダ640の動作に関して説明する。シンボル発生器650は、可能な全ての組み合わせのシンボルs、s、sを生成して時間区間ごとに1つずつ出力し、位相回転器660、665は、シンボル発生器650から出力されるシンボルから選択された2つのシンボルs及びsを送信器によって使用された位相値と同一の位相値−θ及び−θだけそれぞれ位相回転させて、それぞれ
Figure 0004188814
を出力する。
Figure 0004188814
の組み合わせをシンボル組み合わせと称する。
メトリック計算器670は、前記チャネル利得h、h、hを前記シンボル発生器650によって発生された可能な全てのシンボル組み合わせにそれぞれ所定の方式によって掛け、シンボル配列器650によって配列された受信信号r、r、rを利用することによって、前記可能な全てのシンボル組み合わせに対するメトリック値を決定する。メトリック計算器670の動作は、式(20)によって遂行される。そうすると、最小メトリック検出器680は、前記メトリック値のうち最小のメトリック値を有するシンボル組み合わせs’、s’、s’を検出する。
式(19)に示す符号化行列の符号化利得は、シンボルを位相回転させるのに使用された位相値に依存する。図10は、本発明の第2実施形態においてQPSKを使用する場合の2つの位相値に対する最小符号化利得の変化を示すシミュレーション結果である。図10において、x軸及びy軸は、2つの位相値をそれぞれ示し、z軸は、誤謬行列の最小符号化利得を示す。ここで、最小符号化利得が0になることは、ダイバーシティ利得の損失が発生することを意味する。
図10の結果によると、位相値が30°の倍数である場合、最小符号化利得が0になることが分かる。従って、2つの位相値は、最小符号化利得が最大になるように決定される。2つの位相値間の差が大きくなるほど、その性能が優れる。本発明の第2実施形態による好適な位相値は、30°、60°、90°、120°、150°、180°のように30°の倍数になる。
図11は、本発明の第2実施形態によるブロック符号化技術を従来の技術と信号対雑音比(SNR)に対するビットエラー率(BER)の観点で比較したグラフである。曲線710は、位相回転させなかった符号化行列を使用する場合の効率であり、曲線720は、本発明の第2実施形態によって最適化された位相値(7.48°)を有する3×3符号化行列を使用する場合の効率であり、曲線730は、最適化されなかった位相値(24°及び25°)を有する3×3符号化行列を使用する場合の効率を示す。図示されたように、本発明の第2実施形態によって最適化された位相値を有するブロック符号は、同一のSNR環境においてより低いBERを有する。
前述の如く、本発明を具体的な一実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前述の一実施形態によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
従来技術による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。 図1の送信器から送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。 図3の送信器から送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態においてQPSKを使用する時、2つの位相値に対する最小符号化利得の変化を示すシミュレーション結果を表す図である。 45°だけ位相回転されたQPSKコンステレーションを示す図である。 本発明の第1実施形態によるブロック符号化技術を従来の技術と信号対雑音比(SNR)に対するビットエラー率(BER)の観点で比較した図である。 本発明の第2実施形態による空間-時間ブロック符号を使用する送信器の構成を示すブロック図である。 図8の送信器から送信された信号を受信する受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態においてQPSKを使用する時、2つの位相値に対する最小符号化利得の変化を示すシミュレーション結果を表す図である。 本発明の第2実施形態によるブロック符号化技術を従来の技術と信号対雑音比(SNR)対するビットエラー率(BER)の観点で比較したグラフを表す図である。
符号の説明
210 直/並列変換器
230 符号化器
240,242,244 送信アンテナ

Claims (17)

  1. 無線通信システムで複素シンボルを伝送する送信器において、
    3つの送信アンテナと、
    4個の入力シンボルが各アンテナ及び各時間区間で1回だけ伝送されるように、前記シンボルに反転および共役を適用することにより前記4個のシンボルをそれぞれ3つのシンボルを含む4個の組み合わせに構成し、前記4個の組み合わせを4個の時間区間の間に前記3つの送信アンテナに伝達することにより最大のダイバシティを確保する符号化器と、
    を含み、
    前記4個の入力シンボルのうち選択された2つのシンボルは、それぞれ所定の位相値(θ,θ)だけ位相回転され、且つ、前記選択された2つのシンボルは、受信器で異なるメトリックを用いて検出されることを特徴とする送信器。
  2. QPSKが使用される場合、前記位相値は、45°を中心にして21°ないし69°の範囲である請求項1記載の送信器。
  3. 8PSKが使用される場合、前記位相値は、21°ないし24°の範囲である請求項1記載の送信器。
  4. 16PSKが使用される場合、前記位相値は11.25°である請求項1記載の送信器。
  5. 前記符号化器は、4つの時間区間の間にそれぞれのアンテナに伝達される3つのシンボルシーケンスのうち2つのシンボルシーケンスが相互直交するように、4つのシンボルに反転及び共役を適用することによって4つの組み合わせを構成する請求項1記載の送信器。
  6. 前記4つの組み合わせは、前記4つの入力シンボルから構成され、以下のように4つの列と3つの行を有する行列を形成する請求項5記載の送信器。
    Figure 0004188814
    ここで、x、x、x、xは、位相回転された2つのシンボルを含む4つの入力シンボルである。
  7. 無線通信システムで複素シンボルを伝送する送信器において、
    3つの送信アンテナと、
    3個の入力シンボルが各アンテナ及び各時間区間で1回だけ伝送されるように、前記シンボルに反転および共役を適用することにより前記3個のシンボルをそれぞれ3つのシンボルを含む3個の組み合わせに構成し、前記3個の組み合わせを3個の時間区間の間に前記3つの送信アンテナに伝達することにより最大のダイバシティを確保する符号化器と、
    を含み、
    前記3個の入力シンボルのうち選択された2つのシンボルは、それぞれ所定の位相値(θ,θ)だけ位相回転され、且つ、前記選択された2つのシンボルは、受信器で一つのメトリックを用いて検出されることを特徴とする送信器。
  8. 前記3つの組み合わせは、前記3つの入力シンボルから構成され、下記のように3つの列と3つの行を有する行列を構成する請求項7記載の送信器。
    Figure 0004188814
    ここで、s、s、sは、前記3つの入力シンボルであり、θ、θは、それぞれs、sの位相値である。
  9. 前記位相値は、QPSK変調が使用された場合に30°の倍数であり、前記位相値間の差が最大になるように決定される請求項7記載の送信器。
  10. 前記符号化器は、3つの時間区間の間に各アンテナにそれぞれ伝達される3つのシンボルシーケンスのうちの2つのシンボルシーケンスが相互直交するように、3つのシンボル(s,s,s)に反転および共役を適用することによって3つの組み合わせを構成する請求項7記載の送信器。
  11. 無線通信システムで請求項1ないしの何れか1項記載の送信器から複素シンボルを受信する受信器において、
    3つの送信アンテナから少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を4つの時間区間の間に受信すると共に、前記少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を収集することによりマトリックスを形成し、一つの受信アンテナを通じて受信された信号を一つの行に配置し、他の受信アンテナを通じて受信された信号を他の行に配置するシンボル配列器と、
    前記少なくとも一つの受信アンテナを通じて信号を受信し、前記3つの送信アンテナから前記少なくとも1つの受信アンテナへのチャネル利得を示す3つのチャネル利得を推定するチャネル推定器と、
    前記チャネル推定器から入力される前記チャネル利得及び前記シンボル配列器によって受信された信号を利用して、それぞれ2つのシンボルを含む可能な全てのシンボルサブ組み合わせに対してメトリック値を計算し、最小のメトリック値を有する2つのシンボルをそれぞれ検出する第1及び第2デコーダと、
    前記第1及び第2デコーダによって検出された2つのシンボルを順次に配列する並/直列変換器と、
    から構成される受信器。
  12. それぞれの前記第1及び第2デコーダは、
    それぞれ2つのシンボルを含む可能な全てのシンボルサブ組み合わせを発生するシンボル発生器と、
    前記2つのシンボルのうち選択された1つのシンボルを所定の位相値だけ位相回転させる位相回転器と、
    前記シンボル配列器によって受信された信号及び前記チャネル利得を利用して前記位相回転されたシンボルを含むシンボルサブ組み合わせに対するメトリック値を計算するメトリック計算器と、
    前記計算されたメトリック値を利用して最小のメトリック値を有する2つのシンボルを検出する検出器と、から構成される請求項11記載の受信器。
  13. 前記第1デコーダは、
    Figure 0004188814
    によって計算されるメトリック値を最小化する2つのシンボルを検出することを特徴とする請求項11または12記載の受信器。
    ここで、s、sは、検出しようとする2つのシンボルであり、θは、sの回転位相値であり、R=r *+r *+r *で、R=r *+r *−r *で、C=h *−h *であり、h、h、hは、3つの送信アンテナに対する推定されたチャネル利得であり、r、r、r、rは、4つの時間区間の間に受信された信号である。
  14. 前記第2デコーダは、
    Figure 0004188814
    によって計算されたメトリック値を最小化する2つのシンボルを検出することを特徴とする請求項11または12記載の受信器。
    ここで、s、sは、検出しようとする2つのシンボルであり、θは、sの回転位相値であり、R=r *−r *+r *で、R=r *−r *−r *で、C=h *−h *であり、h、h、hは、3つの送信アンテナに対する推定されたチャネル利得であり、r、r、r、rは、4つの時間区間の間に受信された信号である。
  15. 無線通信システムで請求項7ないし10の何れか1項記載の送信器から複素シンボルを受信する受信器において、
    3つの送信アンテナから少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を3つの時間区間の間に受信すると共に、前記少なくとも1つの受信アンテナを通じて受信された信号を収集することによりマトリックスを形成し、一つの受信アンテナを通じて受信された信号を一つの行に配置し、他の受信アンテナを通じて受信された信号を他の行に配置するシンボル配列器と、
    前記少なくとも一つの受信アンテナを通じて信号を受信し、前記3つの送信アンテナから前記少なくとも1つの受信アンテナへのチャネル利得を示す3つのチャネル利得を推定するチャネル推定器と、
    前記チャネル推定器から入力される前記チャネル利得及び前記シンボル配列器によって受信された信号を利用してそれぞれ3つのシンボルを含む可能な全てのシンボル組み合わせに対するメトリック値を計算し、最小のメトリック値を有する3つのシンボルを検出するデコーダと、
    から構成されることを特徴とする受信器。
  16. 前記デコーダは、
    3つのシンボルを含む可能な全てのシンボル組み合わせを発生するシンボル発生器と、
    前記3つのシンボルのうち選択された2つのシンボルを所定の位相値だけ位相回転させる2つの位相回転器と、
    前記シンボル配列器によって受信された信号及び前記チャネル利得を利用して、前記位相回転されたシンボルを含むシンボル組み合わせに対するメトリック値を計算するメトリック計算器と、
    前記計算されたメトリック値を利用して最小のメトリック値を有する3つのシンボルを検出する検出器と、から構成されることを特徴とする請求項15記載の受信器。
  17. 前記デコーダは、
    Figure 0004188814
    によって計算されるメトリック値を最小化する3つのシンボルを検出することを特徴とする請求項15または16記載の受信器。
    ここで、s、s、sは、シンボル組み合わせを形成する3つのシンボルであり、θ、θは、それぞれs、sの回転位相値であり、h、h、hは、3つの送信アンテナに対するチャネル利得であり、r、r、rは、3つの時間区間の間に受信された信号である。
JP2003425848A 2003-01-02 2003-12-22 3つの送信アンテナを有する無線通信システムのための送信装置および受信装置 Expired - Fee Related JP4188814B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020030000144A KR100640349B1 (ko) 2003-01-02 2003-01-02 3개의 송신 안테나들을 가지는 무선통신 시스템을 위한송수신 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004215255A JP2004215255A (ja) 2004-07-29
JP4188814B2 true JP4188814B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=32501475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003425848A Expired - Fee Related JP4188814B2 (ja) 2003-01-02 2003-12-22 3つの送信アンテナを有する無線通信システムのための送信装置および受信装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7356090B2 (ja)
EP (1) EP1435703B1 (ja)
JP (1) JP4188814B2 (ja)
KR (1) KR100640349B1 (ja)
CN (1) CN1297076C (ja)
DE (1) DE60324518D1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100630108B1 (ko) * 2002-10-10 2006-09-27 삼성전자주식회사 공간-시간 블럭부호를 사용하여 송신 안테나 다이버시티를지원하는 송수신 장치
JP4460412B2 (ja) 2003-11-26 2010-05-12 パナソニック株式会社 受信装置及び部分ビット判定方法
US7583747B1 (en) * 2004-03-31 2009-09-01 University Of Alberta Method of systematic construction of space-time constellations, system and method of transmitting space-time constellations
EP1589687A1 (fr) * 2004-04-23 2005-10-26 France Telecom Procédé d'émission d'un signal dans un système multi-antennes, signal et procédé d'estimation de canal correspondants
US8023589B2 (en) 2004-08-09 2011-09-20 Texas Instruments Incorporated Wireless MIMO transmitter with antenna and tone precoding blocks
KR101075741B1 (ko) * 2004-08-17 2011-10-21 엘지전자 주식회사 단말의 3-안테나를 통한 상향 신호 전송방법
KR100780363B1 (ko) * 2004-08-27 2007-11-29 삼성전자주식회사 2개의 송신안테나를 위한 최대 다이버시티 최대 전송율을갖는 시공간 블록 부호화 장치 및 방법
KR100913873B1 (ko) * 2004-09-13 2009-08-26 삼성전자주식회사 고속 전송률을 가지는 차등 시공간 블록 부호 장치 및 방법
KR100617757B1 (ko) * 2004-10-25 2006-08-28 학교법인 포항공과대학교 어레이 안테나를 사용하는 직교주파수분할다중시스템에서의 송/수신장치 및 방법
KR100921202B1 (ko) * 2004-11-04 2009-10-13 삼성전자주식회사 시공간 주파수 블록 부호화 장치 및 방법
KR100719840B1 (ko) * 2004-11-04 2007-05-18 삼성전자주식회사 시공간 주파수 블록 부호화 장치 및 방법
KR100720872B1 (ko) * 2004-11-04 2007-05-22 삼성전자주식회사 성능 향상위한 시공간 블록 부호화 장치 및 방법을 구현하는 송수신 장치 및 방법
JP4505025B2 (ja) * 2004-11-04 2010-07-14 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 時空間周波数ブロック符号化装置及び方法
CN101167265B (zh) * 2005-04-26 2012-08-22 高智发明第一有限责任公司 用于发射器分集扩展的系统及方法
JP4478119B2 (ja) 2005-05-25 2010-06-09 パナソニック株式会社 受信装置
US8126066B2 (en) * 2005-06-09 2012-02-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Time and frequency channel estimation
JP4613764B2 (ja) 2005-09-12 2011-01-19 ソニー株式会社 通信システム、通信装置、通知方法、記録媒体、および、プログラム
JP4972994B2 (ja) 2006-05-17 2012-07-11 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム
WO2008016024A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Panasonic Corporation Dispositif récepteur à plusieurs antennes
US8644407B2 (en) * 2008-06-23 2014-02-04 Blackberry Limited Apparatus, and associated method of phase-offset modulation, for space-time coded wireless communication systems
EP2139148B9 (en) 2008-06-23 2012-04-25 Research In Motion Limited Apparatus and method for phase-offset modulation in wireless communication systems using space-time coding
US8358611B2 (en) 2008-08-11 2013-01-22 Lg Electronics Inc. Method for transmitting multiple code words in a multiple antenna system
KR20100019948A (ko) 2008-08-11 2010-02-19 엘지전자 주식회사 공간 다중화 기법을 이용한 데이터 전송방법
KR101268687B1 (ko) * 2008-08-18 2013-05-29 한국전자통신연구원 다중-셀 협력 통신을 위한 기지국들 및 단말을 포함하는 통신 시스템
KR101068741B1 (ko) 2009-02-13 2011-09-28 엘지전자 주식회사 다중안테나 시스템에서 데이터 전송방법 및 장치
EP2398157B1 (en) 2009-02-13 2019-04-03 LG Electronics Inc. Data transmission method and apparatus in multiple antenna system
US9294165B2 (en) 2011-04-19 2016-03-22 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Signal generating method and signal generating device
US9450659B2 (en) 2011-11-04 2016-09-20 Alcatel Lucent Method and apparatus to generate virtual sector wide static beams using phase shift transmit diversity
US11159226B2 (en) 2019-08-27 2021-10-26 Kookmin University Industry Academy Cooperation Foundation Method and apparatus for implementing transmission diversity using single transmitter

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2321618C (en) * 1998-03-03 2004-01-27 At&T Corp. Decoding of space-time coded signals for wireless communication
US6317411B1 (en) * 1999-02-22 2001-11-13 Motorola, Inc. Method and system for transmitting and receiving signals transmitted from an antenna array with transmit diversity techniques
US6865237B1 (en) * 2000-02-22 2005-03-08 Nokia Mobile Phones Limited Method and system for digital signal transmission
FI20000851A (fi) * 2000-04-10 2001-10-11 Nokia Networks Oy Tiedonsiirtomenetelmä ja radiojärjestelmä
AU2002224599A1 (en) * 2000-07-31 2002-02-13 Showa Denko K.K. Method of treating combustion gas and treating apparatus
KR100630108B1 (ko) * 2002-10-10 2006-09-27 삼성전자주식회사 공간-시간 블럭부호를 사용하여 송신 안테나 다이버시티를지원하는 송수신 장치
KR100557085B1 (ko) * 2003-01-09 2006-03-03 삼성전자주식회사 적어도 3개의 송신 안테나들을 사용하는 무선통신시스템의 수신 장치
KR100605860B1 (ko) * 2003-01-09 2006-07-31 삼성전자주식회사 4개의 송신 안테나를 사용하는 무선통신 시스템의 송신 장치 및 방법
KR100957344B1 (ko) * 2003-04-25 2010-05-12 삼성전자주식회사 채널의 전력을 이용한 차등 공간-시간 블럭 부호의 송수신방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN1521957A (zh) 2004-08-18
US20040132413A1 (en) 2004-07-08
EP1435703A1 (en) 2004-07-07
KR100640349B1 (ko) 2006-10-30
JP2004215255A (ja) 2004-07-29
US7356090B2 (en) 2008-04-08
DE60324518D1 (de) 2008-12-18
CN1297076C (zh) 2007-01-24
KR20040062335A (ko) 2004-07-07
EP1435703B1 (en) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4188814B2 (ja) 3つの送信アンテナを有する無線通信システムのための送信装置および受信装置
US8229016B2 (en) MIMO receiver and MIMO communication system
US20030112745A1 (en) Method and system of operating a coded OFDM communication system
US20030012315A1 (en) System and method for multistage error correction coding wirelessly transmitted information in a multiple antennae communication system
JP2007166668A (ja) 空間−時間ブロック符号を用いて送信アンテナダイバシティを支援する送受信装置
KR100690873B1 (ko) Mimo시스템의 복호장치 및 방법
US20080075207A1 (en) Data transmission/reception apparatus and method for achieving both multiplexing gain and diversity gain in a mobile communication system using space-time trellis code
US7649966B2 (en) System for soft symbol decoding with MIMO log-map detection
JP4064354B2 (ja) 4個の送信アンテナを使用する無線通信システムの送受信装置
JP2008505558A (ja) 先進mimoインターリービング
JP4157043B2 (ja) 少なくとも3つの送信アンテナを使用する無線通信システムの受信装置
JP4377435B2 (ja) 2個の送信アンテナ使用する最大ダイバーシチと最大送信率の時空間ブロック符号化装置及び方法
US9160436B1 (en) Optimal decoding of transmit diversity code with varying channel characteristics
US20090268854A1 (en) Method and apparatus for multiple antenna communications, and related systems and computer program
KR101266864B1 (ko) 차등 시공간 블록 코드로 데이터를 인코딩하기 위한 방법 및 전송 장치
Khaparde et al. Performance Comparison of STBC & STBC-SM with Various Modulation Techniques
KR101079896B1 (ko) 복소직교 시공간 블록 코딩/디코딩 장치 및 그 방법
KR20130136773A (ko) 협력 통신 시스템에서 데이터 송수신 방법 및 장치
Krishnasamy et al. A Novel Stochastic Model For Grouped Weighted Multilevel Space-Time Trellis Codes For Rayleigh Fading Channels

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080523

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees